JP2596333Y2 - ドアライニングのクリップ取付座 - Google Patents

ドアライニングのクリップ取付座

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JP2596333Y2
JP2596333Y2 JP1993057122U JP5712293U JP2596333Y2 JP 2596333 Y2 JP2596333 Y2 JP 2596333Y2 JP 1993057122 U JP1993057122 U JP 1993057122U JP 5712293 U JP5712293 U JP 5712293U JP 2596333 Y2 JP2596333 Y2 JP 2596333Y2
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clip
mounting seat
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裕司 中野
敦 照井
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Honda Motor Co Ltd
TS Tech Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
TS Tech Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアパネルに対接固定
されるドアライニングのパネル面に、クリップを装備す
るのに用いられるクリップ取付座の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6で示すようなドアライニン
グRにおいては、クリップをドアパネルに対接固定され
る内面側に複数個備え、各クリップをドアインナーパネ
ルの止め穴に圧入嵌着することによりドアパネルにあて
がい固定することが行なわれている。
【0003】そのクリップをドアライニングRに装備す
るには、図7で示すようなクリップ取付座1が設けられ
ている。このクリップ取付座1はドアライニングのパネ
ル面から立ち上がる立壁部1aとクリップ着座部1bと
からなり、ドアライニングのライニング基板と一体に樹
脂成形し或いは別体ものを取り付けることにより備え付
けられている。そのクリップ取付座1は、クリップ着座
部1bから先端側を突出させて金属クリップまたは樹脂
クリップを立付け装備するよう用いられる。
【0004】従来、そのクリップ取付座1として、図8
で示すような樹脂クリップ2を装備するものを例示する
と、クリップ着座部1bには上下の止め鍔2a,2bの
間に位置する軸線部を嵌め込む鍵穴状の取付穴1cを設
け、このクリップ着座部1bとドアライニングRのパネ
ル面との間にはクリップ2の基部側を収容する空間を隔
てるよう立壁部1aを垂直状に立ち上げて一体に形成す
るものがある。
【0005】そのクリップ取付座1は、立壁部1aが垂
直状に立ち上がるところからリブ的な補強機能を発揮
し、クリップ2を立付け装備するのに十分な剛性を有す
る。然しながら、このクリップ取付座1を側突時の衝撃
緩和対策からすると、立壁部1aが剛性を発揮すること
により衝撃力をそのまま乗員に及ぼすおそれがあること
から乗員を保護する観点よりすると好ましくない。
【0006】そのクリップ取付座1においては、側突時
の衝撃を緩和するべく、所定値以上の衝撃力で破断する
V溝状の薄肉部や切欠窓状の肉抜き部等を剛性脆弱部と
して立壁部の側面に設けたものが知られている。
【0007】このクリップ取付座では所定値以上の衝撃
が加わると、立壁部が剛性脆弱部で破断することにより
衝撃を緩和することはできる。然し、ドアライニングを
製品として運搬する際或いはクリップを圧入嵌着する際
等に加わる外力て立壁部が剛性脆弱部で破断してしまう
虞れがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、通常の機械
的強度を保てると共に、側突時の衝撃を緩和できるよう
改良したドアライニングのクリップ取付座を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に係る
ドアライニングのクリップ取付座においては、立壁部
と、この立壁部の両側で相対向する側壁部を含む三辺の
壁部をドアライニングのパネル面と一体に同一方向の斜
めに傾斜させて立上げ形成し、その立壁部と両側壁部と
の上部間に亘る天板部をクリップ着座部として全体を一
体に形成することにより構成されている。
【0010】本考案の請求項2に係るドアライニングの
クリップ取付座においては、天板部を壁部の傾斜方向前
方に突出させて形成することにより構成されている。
【0011】本考案の請求項3に係るドアライニングの
クリップ取付座においては、立壁部と、この立壁部の両
側で相対向する側壁部を含む三辺の壁部を横断面コの字
状に形成することにより構成されている。
【0012】
【作用】本考案の請求項1に係るドアライニングのクリ
ップ取付座では、立壁部と、この立壁部の両側で相対向
する側壁部を含む三辺により壁部を形成することから、
通常の機械的強度を保てる。また、その壁部全体がドア
ライニングのパネル面より同一方向の斜めに傾斜し立ち
上がるため、立壁部と両側壁部との上部間に亘る天板部
をクリップ着座部としてクリップでドアパネルに固定す
ることにより、所定値以上の衝撃が加わっても、壁部が
立上り基部側からドアライニングのパネル面方向に倒れ
込むよう撓み変形し、更には立上り基部から破断される
ことから側突時の衝撃を緩和できる。
【0013】本考案の請求項2に係るドアライニングの
クリップ取付座では、天板部を壁部の傾斜方向前方に突
出させて形成することにより、衝撃が加わる個所を壁部
の傾斜方向前方に位置できるから、通常の機械的強度を
保ちながらも、側突時の衝撃に応じてより速やかに撓み
変形乃至は破断できる。
【0014】本考案の請求項3に係るドアライニングの
クリップ取付座は、壁部全体を横断面コの字状に形成す
ることから、クリップを安定よく立付け装備でき、ま
た、構造的に通常の機械的強度を保て、壁部全体が斜め
に傾斜させて立ち上げられているため、側突時の衝撃に
応じて撓み変形乃至は破断できて衝撃を緩和するよう機
能できる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜5を参照して説明すれば、図示
実施例は車装用ドアライニングのクリップ取付座を示
す。そのクリップ取付座は、ポリプロピレン樹脂等から
インジェクション成形されるドアライニングRのライニ
ング基板と一体に樹脂成形されている。
【0016】図1〜3で示すクリップ取付座は、ドアラ
イニングRのライニング基板から立ち上がる立壁部10
と、その立壁部10の両側で補強用リブとして相対向す
る側壁部11a,11bとの三辺からなる壁部により形
成されている。また、この立壁部10並びに両側壁部1
1a,11bの上部に亘る天板部12が一体に形成され
ている。
【0017】立壁部10と両側壁部11a,11bと
は、図2で明らかなように同一方向に30°程度の傾斜
角θで斜めに傾斜させて立上げ形成されている。天板部
12は後述する如くクリップ着座部となり、立壁部10
の傾斜方向前方に突出するよう形成されている。このた
め、後述するクリップ取付穴を各壁部10、11a,1
1bの立上り基部よりも前方方向に位置できる。
【0018】そのクリップ取付座には、図1で示すよう
なアンカー状の樹脂クリップCを立付け装備することが
できる。この天板部12には、クリップ取付穴13が樹
脂クリップCの立付け用として突端側を開放した鍵穴状
に設けられている。このクリップ取付座に対し、クリッ
プCは基部寄りの止め鍔間に位置する軸線部分をクリッ
プ取付穴13に嵌め込み、天板部11の穴縁を止め鍔で
挟持することにより取付け固定することができる。
【0019】その樹脂クリップCの他、図3で示すよう
に金属クリップC’を装備することもできる。この金属
クリップC’を装備するには止め台座13’を天板部1
2に設け、金属板材から山形に折曲成形された金属クリ
ップC’を止め台座13’に嵌着固定すればよい。
【0020】そのクリップC,C’は、ドアインナーパ
ネルの止め穴に差込み嵌着することにより、ドアライニ
ングRをドアパネルの内側に対接固定するのに用いられ
る。このクリップCによる取付状態でも、クリップ取付
座は各壁部10、11a,11b並びに天板部12が一
体に形成されているため、通常の機械的強度を十分に保
てる。
【0021】そのクリップによるドアライニングRが対
接固定された車体の外部から衝撃が加わり、乗員の荷重
がドアライニングRに加わったとしても、上述したクリ
ップ取付座では立壁部10並びに両側壁部11a,11
bがドアライニングRのライニング基板面より斜めに立
ち上がるから、全体がドアライニングRのパネル面に倒
れ込むよう撓み変形し乃至は壁部全体の基部側から破断
されるようになる。そのため、このクリップ取付座では
乗員に対する衝撃を緩和または吸収するよう機能でき
る。
【0022】図4,5で示すクリップ取付座は立壁部2
0と、その両側で相対向する両側壁部21a,21bと
から横断面コの字状に形成され、この壁部全体をドアラ
イニングRのライニング基板から同一方向の斜めに傾斜
させるよう立上げ形成されている。この傾斜角θは上述
した実施例の立壁部10と同様の30°程度でよく、各
辺の上部側には天板部22を一体成形することにより全
体が傾き形成されている。
【0023】このクリップ取付座においても、鍵穴状の
クリップ取付穴23を天板部22に設けて樹脂クリップ
を装備し、或いは図3で示すと同様な金属クリップを装
備することができる。そのクリップ取付座では全体が横
断面コの字状に形成されているから十分な機械的強度を
保つ。また、側突時の衝撃が加わるのに伴っては壁部全
体が横倒れ変形し乃至は基部から破断されることにより
乗員に対する衝撃を緩和することができる。
【0024】このクリップ取付座は、乗員の着座姿勢で
側部に相当するドアライニングRのパネル面に設けると
よい。また、そのクリップ取付座の剛性はドアライニン
グRの基板を形成する材質等から必要に応じて設定で
き、立壁部10,20の肉厚,傾斜角θを変えることに
より適宜調整することができる。
【0025】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係るドアライニン
グのクリップ取付座に依れば、立壁部並びに両側壁部か
ら壁部全体が形成されているため、通常の機械的強度を
保てると共に、その壁部全体を斜めに傾斜させて立上げ
形成するから、衝撃が加わるのに伴って壁部が倒れ込む
よう撓み変形し乃至は基部から破断されることにより衝
撃を確実に緩和乃至は吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係るドアライニングの
クリップ取付座を示す斜視図である。
【図2】図1のクリップ取付座を示す側断面図である。
【図3】図1と同形態のクリップ取付座で図1と別のク
リップを装備するクリップ取付座を示す斜視図である。
【図4】本考案の別の実施の形態に係るドアライニング
のクリップ取付座を示す斜視図である。
【図5】図4のクリップ取付座を示す側断面図である。
【図6】一般例に係るドアライニングを示す斜視図であ
る。
【図7】同ドアライニングを内面側から部分的に示す斜
視図である。
【図8】従来の一例に係るドアライニングのクリップ取
付座を示す斜視図である。
【符号の説明】
R ドアライニング C,C’ クリップ 10,20 立壁部 11a,11b、21a,21b 側壁部 12,22 天板部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−80007(JP,U) 実開 平5−5528(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02 F16B 5/06 F16B 19/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルに対接固定されるドアライニ
    ングのパネル面に、クリップを装備するのに用いられる
    ドアライニングのクリップ取付座であって、立壁部と、
    この立壁部の両側で相対向する側壁部を含む三辺の壁部
    をドアライニングのパネル面と一体に同一方向の斜めに
    傾斜させて立上げ形成し、その立壁部と両側壁部との上
    部間に亘る天板部をクリップ着座部として全体を一体に
    形成したことを特徴とするドアライニングのクリップ取
    付座。
  2. 【請求項2】 天板部を壁部の傾斜方向前方に突出させ
    て形成したことを特徴とする請求項1に記載のドアライ
    ニングのクリップ取付座。
  3. 【請求項3】 立壁部と、この立壁部の両側で相対向す
    る側壁部を含む三辺の壁部を横断面コの字状に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のドアライニングのク
    リップ取付座。
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