JPH0687024U - 自動車用ドアライニング - Google Patents
自動車用ドアライニングInfo
- Publication number
- JPH0687024U JPH0687024U JP3915393U JP3915393U JPH0687024U JP H0687024 U JPH0687024 U JP H0687024U JP 3915393 U JP3915393 U JP 3915393U JP 3915393 U JP3915393 U JP 3915393U JP H0687024 U JPH0687024 U JP H0687024U
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- JP
- Japan
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- clip
- mounting seat
- clip mounting
- lining
- door lining
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用ドアライニングのクリップ取付座に
着眼し、側突時の衝撃緩和対策を図る。 【構成】 側壁部23の立上り基部寄りを切欠部24で
狭幅な脆弱部とし、クリップ取付座2の剛性を低減す
る。
着眼し、側突時の衝撃緩和対策を図る。 【構成】 側壁部23の立上り基部寄りを切欠部24で
狭幅な脆弱部とし、クリップ取付座2の剛性を低減す
る。
Description
【0001】
本考案は、側突時の衝撃緩和対策を図る自動車用ドアライニングに関するもの である。
【0002】 一般に、自動車用ドアライニングにおいてはクリップをドアパネルと相対する 内面側に複数個備え、その各クリップをドアインナーパネルの止め穴に圧入嵌着 させてドアパネルに対接固定することが行われている。このクリップは、図4で 示すようにドアライニング本体1のフランジ部近くでライニング基板1aと一体 に樹脂成形し、或いは別体のものを取り付けることにより備えられたクリップ取 付座2に立付け固定するようにされている。
【0003】 従来、そのクリップ取付座2としては図5で示す如くクリップ3を開放口20 より嵌め込む鍵穴状のクリップ取付穴21が平面に設けられたクリップ着座部2 2と、ライニング基板1aの板面から垂直方向に立ち上がってクリップ着座部2 2と一体に形成された側壁部23とからなるものが備えられている。また、この クリップ取付座2はクリップ着座部22の開放口20が設けられた前縁部22a と略同一面を立上り縁部23a,23bとする側壁部23で形成されている。
【0004】 そのクリップ取付座2を備えた自動車用ドアライニングを側突時の衝撃緩和対 策から考察すると、クリップ取付座2の側壁部23がライニング基板1aの側面 より立ち上がって広い幅を有するため、乗員の荷重に対抗可能な剛性を有する構 造体として形成されているところから好ましくない。
【0005】
本考案は、クリップ取付座に着眼し、側突時の衝撃緩和対策を図るべく改良し た自動車用ドアライニングを提供することを目的とする。
【0006】
本考案に係る自動車用ドアライニングにおいては、側壁部の立上り基部寄りを 狭幅な脆弱部とする切欠部を設けたクリップ取付座を備えることにより構成され ている。
【0007】
この自動車用ドアライニングでは、側壁部の立上り基部寄りを切欠部で狭幅な 脆弱部としたクリップ取付座を備えることから、側突に伴って乗員の荷重が加わ ると、クリップ取付座が狭幅な立上り基部寄りで横倒れしまたは破断することに より衝撃を緩和することができる。
【0008】
以下、図1〜3を参照して説明すると、図1,2はクリップ取付座2が備えら れた自動車用ドアライニング1の一部を含めて示し、図3はクリップ取付座2を 図2のA−A線断面で示す。このクリップ取付座2としては、図2で示すように 自動車用ドアライニングのライニング基板1aと一体に形成したものが備えられ ている。
【0009】 ライニング基板1aは、ABS樹脂またはポリプロピレン樹脂等をインジェク ション成形することにより2〜2.5mm程度の厚みに形成されている。また、表 皮材1bとしてはポリ塩化ビニルとポリプロピレンフォーム(PPF)との積層 材や熱可塑性エラストマー(TPE)とPPFとの積層材或いはTPE,オレフ ィン系樹脂やABS樹脂等の樹脂シートまたは布地等を用いることができる。そ の表皮材1bは、ライニング基板1aに真空成形等で被着することにより自動車 用ドアライニングの表装材として積層形成されている。
【0010】 クリップ取付座2は、開放口20より鍵穴状に連続するクリップ取付穴21が 設けられたクリップ着座部22と、ライニング基板1aの板面から垂直方向に立 ち上がってクリップ着座部22と一体に成形された側壁部23とで形成されてい る。また、このクリップ取付座2においてはクリップ着座部22の開放口20が 設けられた縁部22aよりクリップ取付穴21の奥寄り相当位置から側壁部23 を切り欠くことにより、側壁部23の立上り基部寄りを狭幅な脆弱部とする切欠 部24が設けられている。
【0011】 その切欠部24は、側壁部23の立上り縁部23a,23bを段付き斜めに切 り欠いて立上り基部寄りを狭幅にするよう形成することができる。このクリップ 取付座2には、クリップ3を基部側より受止め支持する立上り板部25がクリッ プ取付穴21の開放口20から中央奥側に向って位置するようライニング基板1 aより立設されている。また、このクリップ取付座2は図2で示すようにライニ ング本体1のフランジ部と橋絡状に連続するリブ26で補強することができる。
【0012】 そのクリップ取付座2に対しては、クリップ3の基部側に設けられた上下の止 め鍔3a,3bでクリップ取付穴21の奥側孔縁を挟持するようクリップ取付穴 21に嵌め込んでクリップ3をクリップ着座部22に立付け固定する。このクリ ップ3を用いては、ドアインナーパネルに設けられた止め穴に圧入嵌着すること により、自動車用ドアライニングを内装部材としてドアパネルに対接固定するこ とができる。
【0013】 その自動車のドアパネルが側突に伴って車内側に迫り出しまたは乗員が横揺れ することで、ドアライニングに対して乗員の荷重が加わると、クリップ取付座2 が側壁部23の立上り基部寄りで横倒れしまたは破断する。これに伴って、ドア ライニング1が取付部位から陥没することにより衝撃を緩和するよう作用するこ とができる。
【0014】
以上の如く、本考案に係る自動車用ドアライニングに依れば、側壁部の立上り 基部寄りを切欠部で狭幅な脆弱部とするクリップ取付座を備えることによりドア ライニング自体の剛性を低減でき、側突時の衝撃を緩和するよう対応することが できる。
【図1】本考案に係る自動車用ドアライニングのクリッ
プ取付座を示す部分斜視図である。
プ取付座を示す部分斜視図である。
【図2】同クリップ取付座を示す側断面図である。
【図3】同クリップ取付座を図2のA−A線で示す断面
図である。
図である。
【図4】一般例に係る自動車用ドアライニングにおける
クリップ取付座の装備個所を示す部分斜視図である。
クリップ取付座の装備個所を示す部分斜視図である。
【図5】従来例に係る自動車用ドアライニングのクリッ
プ取付座を示す部分斜視図である。
プ取付座を示す部分斜視図である。
1a ライニング基板 2 クリップ取付座 20 開放口 21 クリップ取付穴 22 クリップ着座部 23 側壁部 24 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉田 直彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 菅間 高之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 西田 雄亮 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 クリップを開放口より嵌め込む鍵穴状の
クリップ取付穴が平面に設けられたクリップ着座部と、
ライニング基板の板面から垂直方向に立ち上がってクリ
ップ着座部と一体に成形された側壁部とよりなるクリッ
プ取付座を備え、そのクリップ取付座に立付け固定され
るクリップをドアパネルの止め穴に圧入嵌着させてドア
パネルに対接固定される自動車用ドアライニングにおい
て、上記側壁部の立上り基部寄りを狭幅な脆弱部とする
切欠部を設けたクリップ取付座を備えてなることを特徴
とする自動車用ドアライニング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039153U JP2605806Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車用ドアライニング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039153U JP2605806Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車用ドアライニング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687024U true JPH0687024U (ja) | 1994-12-20 |
JP2605806Y2 JP2605806Y2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=12545169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993039153U Expired - Lifetime JP2605806Y2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車用ドアライニング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605806Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000085355A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-28 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用ドアトリムの取付構造 |
JP2009173197A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Toyota Boshoku Corp | クリップ座の取付構造及びドアトリムの取付構造 |
JP2011126489A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Toyota Motor Corp | ドアトリム取付構造及びドアトリム |
JP2019026187A (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-21 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用内装材 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP1993039153U patent/JP2605806Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000085355A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-28 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用ドアトリムの取付構造 |
JP2009173197A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Toyota Boshoku Corp | クリップ座の取付構造及びドアトリムの取付構造 |
JP2011126489A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Toyota Motor Corp | ドアトリム取付構造及びドアトリム |
JP2019026187A (ja) * | 2017-08-03 | 2019-02-21 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用内装材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605806Y2 (ja) | 2000-08-21 |
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Legal Events
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