JPH0624309Y2 - ルーフ構造 - Google Patents

ルーフ構造

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JPH0624309Y2
JPH0624309Y2 JP1988093929U JP9392988U JPH0624309Y2 JP H0624309 Y2 JPH0624309 Y2 JP H0624309Y2 JP 1988093929 U JP1988093929 U JP 1988093929U JP 9392988 U JP9392988 U JP 9392988U JP H0624309 Y2 JPH0624309 Y2 JP H0624309Y2
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JP
Japan
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roof
roof panel
panel
pedestal
rack
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JP1988093929U
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JPH0215578U (ja
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晴美 岡崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車等に採用されるもので、樹脂又はガ
ラスにより形成されたルーフパネルを用いたルーフ構造
に関するものである。
[従来の技術] この種のルーフ構造としては、樹脂又はガラスからなる
自動車のルーフパネルが透明な部材からなり且つルーフ
サイドレールの側部まで回り込んでいるものが従来から
ある。この種のルーフは、第10図に示すようなTバー
ルーフタイプのものや、ルーフパネル全体を一枚の樹脂
パネル等で形成したものが知られている(USP447
5765号参照)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のルーフ構造にあっては、例えばル
ーフラックを使用する場合、ルーフラックの脚部をルー
フパネルに圧着してルーフラックを装着するために、ル
ーフパネルと脚部との接触部分にはルーフラックの荷重
或いは走行時の振動等が直接伝わり最悪の場合ルーフパ
ネルが破損するおそれがあるという問題点があった。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、ルーフラックからの荷重或いは
走行時の振動等が車体から直接樹脂又はガラス製のルー
フパネルに伝達するのを阻止することができるルーフ構
造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するために、ルーフパネルを
プラスチック製或はガラス製の材質で形成し、車室から
ルーフパネルを透して車体の上方等を見えるようにした
ルーフ構造において、 前記ルーフパネルのルーフサイドレールを覆う部位に開
口部を設け、この開口部から臨む前記ルーフサイドレー
ルにルーフパネル上にルーフラックを搭載する台座部材
を固着し、さらにこの台座部材の周縁部に車体振動を吸
収可能な薄肉の継ぎ部を設けて前記ルーフパネルの開口
部を閉鎖したことを特徴とする。
[作用] 上記のような構成としたルーフ構造においてルーフラッ
クを装着した場合、ルーフラックの脚部を受ける台座に
はルーフラックからの荷重或いは走行時の車体からの振
動等を減少させる継ぎ部が設けられており、台座に伝わ
った荷重或いは振動等は継ぎ部を介することによりルー
フパネルへの伝達が阻止されることになる。よって、ル
ーフパネルの破損等を極力避けることが可能となるもの
である。
[実施例] 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第9図は、この考案におけるルーフ構造の一実
施例を示したものである。
第1図に示す自動車1は、ルーフサイドレール4の側部
2aまで回り込んでいるルーフパネル3と、他方のルー
フサイドレール4の側部2a′まで回り込んでいるルー
フパネル3′とによるルーフ構造を有している。なお、
ルーフパネル3と3′とは、中央ルーフパネル2bの中
央部分を境にした対称形を呈しており同様の構成を有す
るものであることから、ルーフパネル3についてのみ述
べることとしルーフパネル3′については省略する。
ルーフパネル3の側部は、図に示すように、サイドルー
フレール4のアウター側4aに沿った曲面を呈する、樹
脂又はガラス製の透明のルーフパネル3により形成され
ている。この曲面は一方が車両中央位置へ他方がドア5
へと連続しており、ルーフパネル3は曲面部3aから滑
らかに平面部3bに連続し、側端3cは、サイドルーフ
レール4に取り付けられたモール6にシール材7を介し
て係止されている。サイドルーフレール4の下部4bに
はリテーナ8を介してウェザーストリップ9が取り付け
られており、ドア5を閉じた場合のドアガラス5aはウ
ェザーストリップ9に当接している。
ルーフパネル3は透明なガラス或いは樹脂等からなる略
矩形の板状体を呈している。曲面部3aには、側端3c
に沿った二箇所に穴部10が設けられると共に黒色プリ
ント11が施されている。穴部10には樹脂が充填さ
れ、ルーフパネル3と一体に成形されて樹脂成形部12
を形成している。この円形状を呈する樹脂成形部12は
ルーフパネル3よりも肉厚となっており、周辺部分12
aはルーフパネル3を上下から挟み込み、裏面12bは
サイドルーフレール4のアウター側4a上面に接触して
いる。そして、樹脂成形部12とルーフパネル3との境
である継ぎ部13は薄肉化されている。
なお、ルーフパネル3を上下から挟み込んでいる樹脂成
形部12の周辺部分12aの上側部分をルーフパネル3
と面一に形成することにより樹脂成形部12とルーフパ
ネル3との継ぎ部13の段差を少なくすることができ
る。
次に、上記の構成によるルーフ構造の使用方法の一例を
説明する。
例えば、ルーフ2にルーフラック14を装着する場合、
ルーフパネル3に形成された樹脂成形部12はルーフラ
ック用台座15としてハーフパネル3に載せられたルー
フラック14の脚部14aを受けとめる。ルーフラック
14はフック16をルーフパネル3の側部の下方に位置
するモール6若しくはウェザーストリップ9のリテーナ
8に引っ掛けて固定され、脚部14aはルーフパネル3
に形成された台座15に圧着している。
このため、ルーフラック14からの荷重等はルーフラッ
ク14の脚部14aを通じてルーフパネル3に形成され
た樹脂成形部12である台座15に伝わる。また、車体
構造体であるサイドルーフレール4に取り付けられてい
る台座15には走行時の車体の振動等が直接伝わる。従
って、脚部14aと台座15との接触部分は衝撃や歪み
により最悪の場合破損することも起こり得る。しかし、
台座15とルーフパネル3との継ぎ部13を薄肉化した
ことにより、台座15とルーフパネル3に互いに加わっ
た荷重或いは歪による相対移動は、継ぎ部13が変形す
ることで吸収することができる。よって、継ぎ部13を
薄肉化するという緩衝手段Aを介して台座15とルーフ
パネル3を接続したことにより、ルーフパネル3への荷
重或いは歪の伝達を阻止することが可能となることから
ルーフパネル3の破損等を回避することができる。更
に、サイドルーフレール4とルーフパネル3との上下方
向の精度のバラツキも吸収することができる。
なお、モール6若しくはリテーナ8は車体構造体である
サイドルーフレール4に取り付けられているため、フッ
ク16からの引っ張り荷重が直接ルーフパネル3にかか
ることがない。
ところで、ルーフラック用台座15としての樹脂成形部
12は、第5図に示すように、ルーフパネル3に穴部1
0ではなく側端3c側に開口を有するU字状を呈した切
欠き部17を設けて形成してもよい。この場合、樹脂成
形部12は、内奥部分が台座15として厚肉に形成さ
れ、側端3c側部分はルーフパネル3と略同じ厚さでル
ーフパネル3の側部下方のモール6まで延在して形成さ
れている。
樹脂成形部12を形成するルーフパネル3及び3′につ
いては、一枚でルーフサイドレール4の両端2a,2a
にかかるもの、或いはルーフパネルの一部のみならず
全部を一枚のルーフパネルとしたルーフ構造のもの等に
ついても同様の構成とすることができる。ルーフパネル
3と一体成形する樹脂成形部12についても樹脂のみに
限るものではなく、ゴム等の他の材質でもよい。また、
全てを樹脂にすることなく、薄肉化されている継ぎ部1
3のみを樹脂により形成し他の部分を樹脂以外の部材に
より形成してもよい。例えば、ルーフパネル3をガラス
により形成し、このガラスを用いて継ぎ部13以外を形
成してもよい。この場合、継ぎ部13以外の部分をゴム
シート等の緩衝部材を介してサイドルーフレール4に取
り付けることによりルーフラック14からの荷重を吸収
することができる。
台座15となる樹脂成形部12の裏面12bはサイドル
ーフレール4のアウター側4の上面に接触しているが、
第6図、第7図に示すボルト・ナット18やクリップ1
9等によりサイドルーフレール4に固定することも考え
られる。
ルーフラック14のルーフパネル3,3′への取り付け
はフック16によるものの他、第8図に示すように、ル
ーフラック14用の台座15に雌ネジ部20を設け、第
9図のルーフラック本体14aを直接ボルト21により
止めてもよい。
なお、ルーフパネル3の曲面部分3a一帯は、サイドル
ーフレール4が外部から見えることがないように黒色プ
リント11を施しており、樹脂を一体成形させたルーフ
パネル3であっても樹脂成形部12を黒色にすることに
より見映えが悪くなることはない。
また、樹脂成形部12は、ルーフラック用台座の他、ル
ーフに載せるものの台座として使用でき、その数も2箇
所に限らず必要に応じて増減可能である。
[効果] 以上説明してきたように、ルーフパネルのルーフサイド
レールを覆う部位に開口部を設け、この開口部から臨む
ルーフサイドレールにルーフパネル上にルーフラックを
搭載する台座部材を固着し、さらにこの台座部材の周縁
部に車体振動を吸収可能な薄肉の継ぎ部を設けてルーフ
パネルの開口部を閉鎖したので、ルーフラックからの荷
重或いは走行時の振動等が車体から直接ルーフに伝達す
るのを阻止することが可能となることからルーフパネル
の破損等を極力回避できるものである。さらに、サイド
レールとルーフパネルとの上下方向の精度のバラツキも
吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるルーフ構造にルーフラックを取
り付けた状態の第10図におけるII−II線による断面
図、第2図は第1図に示したルーフパネルの斜視図、第
3図は第1図のA部拡大断面図、第4図は他のルーフパ
ネルの斜視図、第5図は第4図に示すルーフパネルの断
面図、第6図、第7図はルーフパネルの取り付け方法を
示す断面図、第8図は他のルーフラック取り付け方法を
示す断面図、第9図は第8図の取り付け方法に用いられ
るルーフラック本体を示す斜視図、第10図は自動車の
概略図である。 2a……側部 3……ルーフパネル 4……サイドルーフレール 10……穴部 14……ルーフラック 14a……脚部 15……台座 17……切欠き部 A……緩衝手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフパネルをプラスチック製或はガラス
    製の材質で形成し、車室からルーフパネルを透して車体
    の上方等を見えるようにしたルーフ構造において、 前記ルーフパネルのルーフサイドレールを覆う部位に開
    口部を設け、この開口部から臨む前記ルーフサイドレー
    ルにルーフパネル上にルーフラックを搭載する台座部材
    を固着し、さらにこの台座部材の周縁部に車体振動を吸
    収可能な薄肉の継ぎ部を設けて前記ルーフパネルの開口
    部を閉鎖したことを特徴とするルーフ構造。
JP1988093929U 1988-07-15 1988-07-15 ルーフ構造 Expired - Lifetime JPH0624309Y2 (ja)

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JPH0215578U JPH0215578U (ja) 1990-01-31
JPH0624309Y2 true JPH0624309Y2 (ja) 1994-06-29

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