JPS61115778A - ル−フボ−の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のルーフパネルを補強するルーフボーの
取付構造に関する。

従来の技術 自動車のルーフパネルは周知のように比較的大きな面積
の一枚パネル構造であるため、そのままでは面剛性（張
シ剛性）が弱く、車体に要求される強度が得られないば
かシか、ペコッキを生じて品質感を著しく低下させてし
まう。このようなことから、一般にはルーフパネルの下
側に車幅方向に複数本のルーフボーを配設してルーフパ
ネルを補強するようにしている。第５，６図はこの一般
的なルーフボーの配役構造を示すもので、／はルーフパ
ネルを示し、このルーフパネル／はその両側縁をルーフ
サイドレールλのレールアウタ３に接合したドリップチ
ャンネル５に、例えばスポット溶接等により接合しであ
る。乙は両端部をルーフサイドレールコのンールインナ
ダに接合して、ルーフパネル／下側に車幅方向に配設さ
れた断面路コ字形のルーフボーで、該ルーフボーｔはル
ーフパネル／の車幅方向の曲率と略同じ曲率で湾曲成形
されている。このルーフボー４はルーフパネル７面と直
接接触させると、走行時の車体の微妙な捩れ変形によシ
ル−７ボーぶとルーフパネル／とが相対移動して発錆の
原因となる塗膜損傷や、振動異音が生じてしまう。そこ
で、このよう々ことから一般には図示するようにルーフ
ボー乙をルーフパネル／面よシ若干離間して配設し、そ
して、７ボー６とルーフパネル／との相対移動を許容し
得るトロように常温でペースト状を呈する適宜の樹脂材
料が用いられている。尚ルーフボーの取付構造としては
、昭和６６年１１月日産自動車（株）発行サービス周報
第４２９号Ｎ工５８ＡＮローレル０８１型系車の紹介１
７６頁に示されているものがある。

発明が解決しようとする問題点 ルーフボーｔは前述のようにルーフパネル／と略同−の
曲率で湾曲成形されていて、全体的にルーフパネル／面
よシ離間配置してあシ、また、７ランジ部７とルーフパ
ネル／面間に充填材♂を介装してあっても、該充填材♂
は常温でペースト状となっているものであるからルーフ
ボーｔとルーフパネル／との固定的な結合関係が得られ
ない。

このため、ルーフボーｔｔ−配設してあっても車体の捩
９剛性は高められるものの、ルーフパネル／自本の面剛
性向上に大きく寄与せず、依然としてルーフパネル／の
ペコッキ感が残ってしまう不具合があった。

そこで、本発明は走行時の車体の微妙な捩れ変形に対す
るルーフパネルとルーフボーとの相対移動を許容するこ
とができ、かつ、ルーフパネルの面剛性を大偏に向上す
ることができるルーフボーの取付構造を提供するもので
ある。

問題点を解決するための手段 本発明にあっては、ルーフボーをルーフパネルの車幅゛
方向の曲率よりも大きな曲率で湾曲成形して、該ルーフ
ボーの中間部分を弾性体を介してルーフパネル面に圧接
配置しである。

実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来の構成と同
一部分に同一符号を付して詳述する。

第１〜４図において、ｊＡは開口部両側縁に７ランジ部
７Ａを曲折成形した断面コ字形のルーフボーで、このル
ーフボー６Ａはその両端部をルーフサイドレールＪＡの
レールアウタ３Ａに接合した場合に、形状基準線が第１
図鎖線で示すようにルーフパネル／よりも若干突出する
ように、該ルーフパネル／の車幅方向の曲率よりも大き
な曲率で湾曲成形しである。ルーフボーＪＡはルーフパ
ネル／の組付は後ルー７サイドレールλＡのレールアウ
タ３Ａ、レールインナ弘Ａの接合７ランジ部Ｊａ上にス
ポット溶接される。このルーフボー４Ａの溶接時には、
該ルーフボー、４Ａの曲率がルーフパネル／の曲率より
も大きいため、ルーフボーアＡｔ−下方に撓ませてルー
フボー４Ａの中間部分をルーフパネル／に圧接した状態
でルーフボー４Ａ両端部を前記７ランジ部Ｊａ上に溶接
し、ルーフボーＡＡの反力をルーフパネル／に作用させ
て該ルーフパネル／に張シを持たせている。ルーフボー
Ａｋの端部下面には７ランジ部コ＆縁に係合するストッ
パー／Ｑを切起し成形してあう、該ストッパー１０とフ
ランジ部Ｊａ縁との保合によシ、ルーフボー４Ａの糾反
力による車幅方向へのずれ動きを規制している。また、
ルーフボーＪＡ端部、具体的には両側縁フランジ７Ａと
、ルーフサイドレールＪＡの７う／ジ部Ｊａとのスポッ
ト溶接作業空間を確保するため、ルーフサイドレールＪ
Ａの高さ寸法を小さく設定しである。ルーフサイドレー
ル、２Ａの高さ寸法を小さく設定するのに伴って、本実
施例ではレールインナ４Ａの下端７ランジにドリップチ
ャンネルｊＡを接合し、このドリップチャンネルｊＡ上
にレールアウタ３Ａの下端７ランジを接合しである。

一方、前記ルーフボー６Ａとルーフパネル／との直接接
触を避けるため、ルーフボー４Ａの中間部分の両側縁７
ランジ７Ａとルーフパネル／との間ぺ弾性体１７を介装
しである。この弾性体／／としては弾性力に富むことは
勿論、車体塗装時に吸湿することのない撥水性に富む部
材が用いられ、例えば本実施例では弾性体基材／２とし
て、常温で半固形状態を保って適度の弾力を有するブチ
ルゴムが用いられている。このブチルゴム／２はルーフ
ボーＡＡの両側縁７ランジ７Ａ上に配され、ルーフパネ
ル７面に対する滑動性を確保するために、その表面をビ
ニールフィルム／３等で被覆しである。

以上の実施例構造によれば、ルーフパネル／にはルーフ
ボー４Ａの撓み反力が作用して、該ルーフパネル／に張
シを持たせであるため、該ルーフパネル／の面剛性が著
しく高められ、従って、車外側からの押圧力によって柔
軟に撓み変形する所謂ペコッキを生じることはない。

マタ、ブチルゴム／コの存在によシル−７パネル／面に
歪を生じることがなく、かつ、走行時の振動異音の発生
ｆ擦れによる塗膜損傷を回避することができる。更に、
このブチルゴム／２の表面はビニールフィルム１３等、
滑動性に優れるフィルム材で被覆しである丸め、ルーフ
ボー４Ａの組付は時に該ルーフボー６Ａの中間部分が撓
み反力によってルーフパネル／面にスティックしてしま
うことがないことは勿論、走行時の車体の微妙な捩シ変
形に伴うルーフパネル／とルーフボー６Ａとの相対移動
を許容することができる。

なお、弾性体ｌ／としてはブチルゴム基材／コとビニー
ルフィルム／３との組合せの他、適度の弾性と、溌水性
並に滑動性を有するものを選択的に使用することができ
る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ルーフボーをルーフパネ
ルの車幅方向の曲率よりも大きな曲率で湾曲成形して、
該ルーフボーの中間部分を弾性体を介してルーフパネル
面に圧接させ、該ルーフボーの佛み反力をルーフパネル
に作用させてルーフパネルに張シを持九せであるため、
該ルーフパネルの面剛性を大幅に増大させることができ
てベコツギ感を払拭でき、しかも１弾性体の存在下によ
シ、ルーフボーとルーフパネルとの金属接触によるルー
フパネル面の歪発生や、撮動異音発生、塗膜損傷を回避
できると共に、走行時の車体の微妙な捩れ変形に伴うル
ーフパネルとルーフボーとの相対移動を許容することが
できるという実用上多大な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２崗はルー
フボーの断面図、第３図はルーフボーとルー７サイドレ
ールとの結合部の斜視図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ
ＭＫ沿う断面図、第５図は従来の構造を示す断面図、第
６図は第５図の■−■線に沿う断面図である。 ／・・・ルーフパネル、ＪＡ・・傘ルーフサイドレール
、６Ａ・・・ルーフボー、／／・・・弾性体。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）両端部をルーフサイドレールに結合してルーフパ
   ネルの下側に車幅方向に配設されるルーフボーにおいて
   、該ルーフボーをルーフパネルの車幅方向の曲率よりも
   大きな曲率で湾曲成形して、該ルーフボーの中間部分を
   弾性体を介してルーフパネル面に圧接したことを特徴と
   するルーフボーの取付構造。