JPH0687022U - 自動車用ドアライニング - Google Patents

自動車用ドアライニング

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JPH0687022U
JPH0687022U JP3915893U JP3915893U JPH0687022U JP H0687022 U JPH0687022 U JP H0687022U JP 3915893 U JP3915893 U JP 3915893U JP 3915893 U JP3915893 U JP 3915893U JP H0687022 U JPH0687022 U JP H0687022U
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lining
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孝 岩崎
直彦 斉田
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TS Tech Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別体に形成されたアッパー部とロアー部とか
らなる自動車用ドアライニングにおいて、側突時の衝撃
を緩和できるよう構成する。 【構成】 アッパー部1とロアー部2とを軸線が各板面
間に斜めに介在する支軸3で一体に組み立て、支軸3を
側突に伴う乗員の荷重で横倒れし易くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗員保護の観点から側突時の衝撃緩和対策を図る自動車用ドアライ ニングの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用のドアライニングには、図4で示す如くインナーハンドルケ ース用の穴10やドアロックノブ用の穴11等が設けられるアッパー部1と、プ ルポケットやサイドポケット等を形成する膨出部20,21並びにスピーカーや ライト等を装備する開口22,23等が設けられるロアー部2とを別体に成形し 、これをフランジ部相互で組み合わせることにより両者を一体に組立て固定する ものがある。
【0003】 そのアッパー部1とロアー部2とを一体に組み立てるには、図5で示すように アッパー部1の本体部からねじ止め用のボス部3を立設すると共にフランジ部1 aと連続するリブ4で補強し、このボス部3の突端側をロアー部2のフランジ部 2aに設けられた止め穴5に嵌め合せ、ボス部3に螺着されるタッピングスクリ ュー6でロアー部2のフランジ部2aを締付け固定することが行われている。
【0004】 そのボス部3は、図6で示すように軸線がロアー部2のフランジ部2aに対し て直交するようアッパー部1の本体部より突設されてアッパー部1とロアー部2 の板面間に垂直に介在することから、タッピングスクリュー6で締付け固定され るロアー部2をアッパー部1に安定よく固定できるところから好ましい。
【0005】 唯、自動車用ドアライニングにおいては側突時の乗員保護の観点から側突に伴 う衝撃を緩和できる構造体に構成されていることが望ましい。その観点で鑑みる と、ドアアームレストやサイドポケット等を形成する膨出部20,21がリブ的 な機能を果し、また、ロアー部2をアッパー部1に組付け固定するボス部3が各 板面間に垂直に介在することにより乗員の荷重に対抗可能な剛性を持つ構造体と して構成されているところから好ましくない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、別体に形成されたアッパー部とロアー部とを一体に組み立ててなる 構造体において、側突時の衝撃を緩和できるよう改良した自動車用ドアライニン グを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る自動車用ドアライニングにおいては、別体に形成され たアッパー部,ロアー部をフランジ部相互で組み合せ、その片方より立設された 支軸を他方のフランジ部に突端側で当接固定させて両者を一体に組み立てるもの で、該支軸が軸線をアッパー部とロアー部の各板面間に斜めに傾けて介在するこ とにより構成されている。
【0008】 本考案の請求項2に係る自動車用ドアライニングにおいては、支軸の立設され た基部周辺がライニング基板の他の一般面よりも薄肉部に形成されている。
【0009】
【作用】
本考案の請求項1に係る自動車用ドアライニングにおいては、支軸が軸線をア ッパー部とロアー部の各板面間に斜めに傾けて介在されているから、側突に伴っ て乗員の荷重が加わると、支軸がアッパー部とロアー部との板面間で横倒れし或 いは立設基部で折れ倒れ、ドアライニング自体をドアパネル側に変位させること により衝撃を緩和するよう機能することができる。
【0010】 本考案の請求項2に係る自動車用ドアライニングでは、支軸の立設された基部 周辺がライニング基板の他の一般面よりも薄肉部に形成されていることから、側 突に伴って乗員の荷重が加わると支軸が横倒れ或いは立設基部で折れ倒れ易くな る。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜3を参照して説明すると、図1の自動車用ドアライニングはアッ パー部1とロアー部2とをフランジ部1a,2a相互で相対させて組み合せ、ア ッパー部1から支軸として立設されたボス部3をロアー部2のフランジ部2aに 当接し、このロアー部2のフランジ部2aをボス部3に螺着されるタッピングス クリュー6でアッパー部1に締付け固定することにより組み立てられている。そ のロアー部2のフランジ部2aにはボス部3の突端側を挿通する止め穴5が設け られ、また、ボス部3を補強するリブ4がボス部3と一体に設けられている。
【0012】 このアッパー部1並びにロアー部2は、いずれもライニング基板1b,2bと 表皮材1c,2cとを一体に真空形成等で積層することにより形成されている。 ライニング基板1b,2bに、ABS樹脂やポリプロピレン樹脂(PP)等のイ ンジェクション成形品を用いることができる。表皮材1c,2cとしては、ポリ 塩化ビニル(PVC)とポリプロピレンフォーム(PPF)との積層材や熱可塑 性エラストマー(TPE)とPPFとの積層材或いはTPE,オレフィン系樹脂 やABS樹脂等の樹脂シートまたは布地等を用いるようにできる。
【0013】 そのアッパー部1のライニング基板1bを形成する際には、図2でも示すよう にボス部3をフランジ部1aから立ち上げて一体成形するようにされている。こ のボス部3は、軸線がアッパー部1とロアー部2の各板面に斜めに位置させて介 在するもので、アッパー部1のフランジ部1aから内方に傾けて立設されている 。そのボス部3を有するアッパー部1に対し、ボス部3の突端側をロアー部2の フランジ部2aに形成された止め穴5を嵌め合せてロアー部2を組み合せ、タッ ピングスクリュー6をボス部3の突端側よりねじ込んでロアー部2のフランジ部 2aを締付け固定することによりロアー部2が一体に組立て固定されている。こ のねじ止めの関係から、図1で示すようにロアー部2のフランジ部2aはボス部 3の軸線と直交するよう斜め外方に張り出させて形成するとよい。
【0014】 この自動車用ドアライニングはアンカークリップ等の止め具をドアパネルと相 対する内面側に備え、その止め具をドアインナーパネルに設けられる嵌込み穴に 圧入嵌着することによりドアパネルの内装部材として取付け固定するようにでき る。その自動車のドアパネルが側突に伴って車内側に迫り出しまたは乗員が横揺 れすることで乗員がドアライニング自体に衝接することがあっても、軸線を斜め に傾けて介在するボス部3が横倒れしまたは立設基部で折れ倒れることによりア ッパー部1,ロアー部2が相互に近接するよう変位する。それに伴って、乗員に 対する衝撃を緩和できることから、側突時の乗員保護対策として有用な構造体に 構成されている。
【0015】 このボス部3を横倒れしまたは立設基部で折れ倒れ易くするため、図3で示す ようにアッパー部1のボス部3を立設する基部周辺においてライニング基板1b の肉厚を一般面よりも薄肉部7に形成するとよい。この薄肉部7を付形する成形 型においてはボス部3の斜めに傾く軸線に沿って型外しできることにより、薄肉 部7がアンダーカット部とならないことから型外しを容易に行うことができる。
【0016】 なお、上述した実施例はタッピングスクリューでねじ止め固定するボス部3を 支軸として説明したが、このねじ止めを適用するボス部3に代えて、突端側をロ アー部2の止め穴に嵌着させて接着剤等で固定することによる支軸としてもよい 。また、その支軸はロアー部のフランジ部から立設し、この支軸の突端側を嵌め 込む軸受け部をアッパー部に設けて互いを接着固定する如く構成することもでき る。
【0017】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係る自動車用ドアライニングに依れば、アッパー部とロ アー部が軸線を各板面間に斜めに介在する支軸で互いに組合せ固定されているか ら、その支軸が側突に伴う乗員の荷重で横倒れし或いは立設基部で折れ倒れるこ とにより衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用ドアライニングをフラン
ジ部寄りで示す部分断面図である。
【図2】同自動車用ドアライニングのアッパー部をフラ
ンジ部寄りで示す部分斜視図である。
【図3】同アッパー部の変形例をフランジ部寄りで示す
部分断面図である。
【図4】一般例に係る自動車用ドアライニングを車内側
から示す外観斜視図である。
【図5】従来例に係る自動車用ドアライニングをフラン
ジ部寄りで示す展開斜視図である。
【図6】図5の自動車用ドアライニングをフランジ部寄
りで示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 アッパー部 1a アッパー部のフランジ部 1b ライニング基板 2 ロアー部 2a ロアー部のフランジ部 3 支軸 7 薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉田 直彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 菅間 高之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 西田 雄亮 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別体に形成されたアッパー部,ロアー部
    をフランジ部相互で組み合せ、その片方のライニング基
    板より立設された支軸を他方のフランジ部に突端側で当
    接固定させて両者を一体に組み立てる自動車用ドアライ
    ニングにおいて、上記支軸が軸線をアッパー部とロアー
    部の各板面間に斜めに傾けて介在されていることを特徴
    とする自動車用ドアライニング。
  2. 【請求項2】 上記支軸の立設された基部周辺がライニ
    ング基板の他の一般面よりも薄肉部に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1の自動車用ドアライニング。
JP3915893U 1993-06-01 1993-06-01 自動車用ドアライニング Expired - Fee Related JP2584305Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234028A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 テイ・エス テック株式会社 内装部材の取付構造
JP2016016705A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 株式会社タチエス 取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シート

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