JP2505611Y2 - 自動車用樹脂バンパ - Google Patents

自動車用樹脂バンパ

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JP2505611Y2
JP2505611Y2 JP1990109983U JP10998390U JP2505611Y2 JP 2505611 Y2 JP2505611 Y2 JP 2505611Y2 JP 1990109983 U JP1990109983 U JP 1990109983U JP 10998390 U JP10998390 U JP 10998390U JP 2505611 Y2 JP2505611 Y2 JP 2505611Y2
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JP
Japan
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mounting piece
bumper
wall
curved wall
mounting
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良賢 斉内
健生 橋本
木村  亨
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体前後に取付ける樹脂バンパに関
する。
(従来技術) 一般にこの種の樹脂バンパは、例えば実開昭63-98853
号公報に示され、また第5図に示すごとく、縦壁(A)
の上下両端部に前後方向に延びる上壁(B)と取付片
(C)とを備えた断面コ字形に形成され、前記上蓋
(B)及び取付片(C)の各遊端部を、ボディ(D)に
固定のブラケット(E)(F)にボルト止めするように
している。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上の構造の樹脂バンパにあっては、該バン
パの成形時の歪み等により、第5図において2点鎖線で
示すごとく、前記取付片(C)が前記上壁(B)側に変
位することがあり、従って該バンパを前記上下ブラケッ
ト(E)(F)に取付けるに際して、前記取付片(C)
の遊端部を第5図矢印X方向に強制的に弾性変形させな
がら、該取付片(C)をブラケット(F)の下面に当て
がって、該取付片(C)を前記ブラケット(F)にボル
ト止めしなければならず、そのため該バンパの取付が非
常に行いにくいし、斯くのごとく前記取付片(C)を無
理に変形させてボルト止めすると、バンパの表面に歪み
が発生して、見栄えが悪くなる。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、
目的とするところは、バンパの表面に歪を生じさせるこ
となく、バンパのボディへの組付が簡単に行え、しかも
衝撃荷重の吸収性能をも同時に高めることの出来る樹脂
バンパを提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、上端部に上壁を備えた縦壁の下端
部に、該縦壁に対して湾曲する湾曲壁を設けると共に、
該湾曲壁の遊端にほぼ水平方向に延びる取付片を突設し
て、該取付片を車体に止め具を介して固定するようにし
た断面略コ字状の樹脂バンパにおいて、前記取付片にお
ける前記湾曲壁との境界部位に、前記取付片の前記湾曲
壁に対する変位を許容する透孔を形成したことを特徴と
するものである。
(作用) 本考案によれば、前記透孔が、前記取付片における前
記湾曲壁との境界部位に形成されているので、取付片が
剛性の高い前記湾曲壁に対して上下方向に容易に変位さ
せることが出来るのは勿論のこと、該取付片を上下方向
に変位さえた時の歪が、該透孔で確実に吸収されて剛性
の高い前記湾曲壁まで伝わることがないのであり、従っ
てたとえばバンパの成形歪みにより、該取付片がボディ
側の取付位置からずれていても、バンパの表面に歪を生
じさせることなく、該取付片をボディ側の取付位置に簡
単に重合させることが出来るし、また前記バンパに作用
する衝撃荷重も前記透孔で吸収することが出来る。
(実施例) 以下、本考案にかかる樹脂バンパの一実施例を図面に
従って説明する。
実施例は、リヤゲートにバックドア(BD)を開閉自由
に設けた2ボックス車のリヤバンパに本考案を提供した
ものであって、図において(1)は車両のリヤフロアを
構成するフロアパネル、(2)は該フロアパネル(1)
の後端縁に沿って車幅方向に配設したロアバックを示
す。
前記ロアバック(2)はアウタパネル(21)とインナ
パネル(22)とから断面閉鎖状に形成され、該アウタパ
ネル(21)に上下一対のマウントブラケット(3a)(3
b)を固着し、これら上下マウントブラケット(3a)(3
b)に本考案にかかる樹脂製のリヤバンパ(4)を取付
けるようにしている。
前記リヤバンパ(4)は、縦壁(41)と、該縦壁(4
1)の上端から前方に向かってほぼ水平方向に延びる上
壁(42)と、縦壁(41)の下端から前方に向かって湾曲
する湾曲壁(43)とからなる断面略コ字形を呈し、該湾
曲壁(43)の前端で且つ車幅方向両側部には、前方に向
かってほぼ水平方向に延びる一対の取付片(44)を一体
成形して、該取付片(44)の遊端部には、前記下部マウ
ントブラケット(3b)に形成したボルト挿通孔(図示せ
ず)に連通可能なボルト挿通孔(45)を形成している。
しかして以上の構成において第1図から第3図に示す
実施例では、前記取付片(44)における前記湾曲壁(4
3)との境界部位に、該取付片(44)の前記湾曲壁(4
3)に対する上下方向への変位を許容し且つ車両の衝突
時の衝撃荷重を吸収可能とする平面視円形とした一対の
透孔(5)を形成している。
また図に示す実施例では、前記バンパ(4)の成形歪
みを考慮して、成形後におけるバンパ(4)の前記取付
片(44)が、第1図において2点鎖線で示すごとく、前
記下部マウントブラケット(3b)に対する取付位置より
もやや下方に変位した位置に来るように成形している。
以上のバンパ(4)をボディに取付けるには、まず該
バンパ(4)の上壁(42)遊端部に形成した係合溝(4
6)に前記上部マウントブラケット(3a)の遊端部を嵌
合して、該上壁(42)の遊端部を前記アウタパネル(2
1)に固定した別のブラケット(図示せず)にボルト止
めすると共に、前記取付片(44)を前記下部ブラケット
(3b)の遊端部下方に沿わせるのである。
しかして、前記取付片(44)はその成形時、前記のご
とく前記下部マウントブラケット(3b)よりもやや下方
に位置するようにしているので、前記上壁(42)と取付
片(44)を前記上下マウントブラケット(3a)(3b)に
沿わせるに際して、従来のように該取付片(44)を下方
に無理矢理変形させるような必要がない。
以上のごとく前記取付片(44)を下部マウントブラケ
ット(3b)の下方に沿わせたならば、該取付片(44)を
前記湾曲壁(43)に対して上方に変位させて前記下部マ
ウントブラケット(3b)の遊端部下面に重合させると共
に、該取付片(44)のボルト挿通孔(45)を前記下部マ
ウントブラケット(3b)のボルト挿通孔(図示せず)に
連通させ、続いてこれら挿通孔(45)にボルト(6)を
挿通して、その挿通端部を前記下部マウントブラケット
(3b)の遊端部に固着したナット(61)に螺締すること
で、前記取付片(44)を前記下部マウントブラケット
(3b)に固定するのである。
しかして前記取付片(44)における前記湾曲壁(43)
との境界部位に、前記透孔(5)を形成しているので、
前述した取付片(44)の上方への変位が、剛性の高い前
記湾曲壁(43)の手前で簡単且つ容易に行え、該取付片
(44)を上下方向に変位させた時の歪が、該透孔(5)
で確実に吸収されて剛性の高い前記湾曲壁(43)まで伝
わることがなく、従ってバンパ(4)の表面に歪みが表
れる虞もない。
一方、以上のごとく取付けたバンパ(4)に衝撃荷重
が作用した場合には、前記透孔(5)で該衝撃荷重を一
部吸収して、ボディ側に伝わる衝撃を低減するのであ
り、また該取付片(44)上に泥などが載っても、前記透
孔(5)を介して下方に流れ落ちるので、該取付片(4
4)上に泥等が溜ることもない。
以上の実施例では、前記取付片(44)の基部に円形の
一対の透孔(5)を形成したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば第4図に示すごとく、前記取付片(4
4)における前記湾曲壁(43)との境界部位に、多数の
透孔(5)を網目状に形成して、前記取付片(44)を前
記湾曲壁(43)に対し上下方向のみならず車幅方向にも
容易に変位可能としてもよく、斯くすることで、前記バ
ンパのボディへの取付時、該取付片(44)の前記下部マ
ウントブラケット(3b)に対する車幅方向のばらつきも
簡単に修正することが出来る。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、上端部に上壁を備えた縦壁の
下端部に、該縦壁に対して湾曲する湾曲壁を設けると共
に、該湾曲壁の遊端にほぼ水平方向に延びる取付片を突
設して、該取付片を車体に止め具を介して固定するよう
にした断面略コ字状の樹脂バンパにおいて、前記取付片
における前記湾曲壁との境界部位に、前記取付片の前記
湾曲壁に対する変位を許容する透孔を形成したことによ
り、取付片が剛性の高い前記湾曲壁に対して上下方向に
容易に変位させることが出来るのは勿論のこと、該取付
片を上下方向に変位させた時の歪が、該透孔で確実に吸
収されて剛性の高い前記湾曲壁まで伝わることがなく、
従ってたとえばバンパの成形歪みにより、該取付片がボ
ディ側の取付位置からずれていても、バンパの表面に歪
を生じさせることなく、該取付片をボディ側の取付位置
に簡単に重合させることが出来るのである。
また本考案によれば、前記バンパに作用する衝撃荷重
を前記透孔で吸収することが出来て、衝撃荷重の吸収性
能をも同時に高めることが出来るし、また前記取付片上
に付着しようとする泥なども前記透孔を介して下方に流
れ落ちるので、該取付片上に泥等が溜る虞もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる樹脂バンパの一実施例をボディ
に取付けた状態を示す断面図、第2図は同樹脂バンパの
概略斜視図、第3図は同じく樹脂バンパの要部の拡大斜
視図、第4図は別の実施例を示すバンパの要部の拡大斜
視図、第5図は従来のバンパの一例をボディに取付けた
状態を示す断面図である。 (2)……ロアバック(車体) (41)……縦壁 (42)……上壁 (43)……湾曲壁 (44)……取付片 (6)……ボルト(止め具) (5)……透孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部に上壁を備えた縦壁の下端部に、該
    縦壁に対して湾曲する湾曲壁を設けると共に、該湾曲壁
    の遊端にほぼ水平方向に延びる取付片を突設して、該取
    付片を車体に止め具を介して固定するようにした断面略
    コ字状の樹脂バンパにおいて、前記取付片における前記
    湾曲壁との境界部位に、前記取付片の前記湾曲壁に対す
    る変位を許容する透孔を形成したことを特徴とする自動
    車用樹脂バンパ。
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