JPH0625692Y2 - 連接ファスナー - Google Patents

連接ファスナー

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JPH0625692Y2
JPH0625692Y2 JP14057788U JP14057788U JPH0625692Y2 JP H0625692 Y2 JPH0625692 Y2 JP H0625692Y2 JP 14057788 U JP14057788 U JP 14057788U JP 14057788 U JP14057788 U JP 14057788U JP H0625692 Y2 JPH0625692 Y2 JP H0625692Y2
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fasteners
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JP14057788U
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JPH0260709U (ja
Inventor
達也 田村
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橋本フォーミング工業株式会社
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長手方向の開口部よりも広い幅の溝を有す
る長尺の成形品を取付けるための連接ファスナーに関す
るものである。
〔従来の技術〕
長手方向の開口部よりも広い幅の溝を有する長尺の成形
品、例えば車両用のモールディングでは、これらを車体
パネル等に取付けるためにクリップやボルト、あるいは
グロメットやナット等のファスナーが成形品の溝内に固
着される。これらのクリップ等のファスナーは、モール
ディングの横断面形状が全長にわたって一定の場合は、
同一形状のファスナーを、端末側から1個ずつスライド
挿入させて、所定の位置に固定するのが通例であるが、
第13図のバンパーモールディングのように、ファスナー
の数を多く必要とするものではこれらの作業に多大な工
数を要する。
第13図は車両のバンパーの斜視図であり、1はバンパ
ー、2はモールディング(バンパーモールディング)、
3は個別ファスナーである。このようなバンパー1にモ
ールディング2を取付ける個別ファスナー3は、長手方
向に所定の間隔を保って多数個使用されるため、1個ず
つ挿入して所定位置に取付けるのは手間がかかるととも
に、つけ忘れが生じやすい。また長尺材に個別ファスナ
ー3を所定間隔で取付けたものをモールディング2に挿
入して取付ける場合には、個別ファスナー3の取付位置
または被取付部側の取付穴等の位置のバラツキにより、
取付不能になる場合が生じやすい。
第16図はこのような問題点を解決するものとして、実開
昭63-54560号に開示された従来の個別ファスナーの斜視
図である。モールディング2は、長手方向のフランジ部
4間に形成される開口部5よりも広い幅の溝6を有する
長尺材からなる。個別ファスナー3は、溝6に挿入され
る平板状の装着部7から開口部5を通して突出する取付
クリップからなる固着部8を有し、長尺の保持部材9の
挟持部10に、取付位置の微調整ができるように挟持され
ている。
上記の個別ファスナー3は、保持部材9を一端部から個
別ファスナー3の装着部7とともに引張ってモールディ
ング2の溝6に挿入する。このとき個別ファスナー3の
固着部8はモールディング2の開口部5から突出した状
態で移動し、保持部材9が所定位置まで挿入されると、
個別ファスナー3の固着部8はほぼバンパー1の取付穴
に対応する位置に位置決めされ、個別ファスナー3はモ
ールディング2に取付けられる。この状態で個別ファス
ナー3の頭部を挟持部10内で移動させて、取付位置を調
整しながら、固着部8を被取付部であるバンパー1の取
付穴に挿入して固着し、モールディング2を被取付部で
あるバンパー1に取付ける。
しかしながら、このような従来の個別ファスナーにおい
ては、個別ファスナー3を保持部材9に固着するのに比
較的多くの手間がかかるとともに、保持部材9に装着さ
れた個別ファスナー3の一部が外れることがあり、正確
な姿勢を保てなくなりやすいなどの問題点があった。
また第14図およびそのA−A断面図である第15図に示す
ように、最近において、長尺のモールディング2におい
て、その幅W、d1、d2、高さh1、h2などが長手方向に沿
って一定でなく変化するものが多く提案されつつある。
このようなモールディングを車体に取付けるには、所定
の位置にそれぞれ異なる形状の個別ファスナーを所定の
距離を保って取付ける必要がある。しかしながら、それ
ぞれの個別ファスナーが類似の形状をしているため、手
作業で取付けるときには間違った位置に取付けたり、多
数の個別ファスナーが必要なときは欠落したり、また視
覚センサー付ロボットを使用するときには各々を識別さ
せるのが困難であるなどの問題点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案の目的は、上記のような問題点を解決するた
め、多数の個別ファスナーをモールディング等の成形品
に装着する際の、装置、位置決め調整および被取付部へ
の取付が容易で、取付位置の間違いや欠落を防止するこ
とが可能な連接ファスナーを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は次の連接ファスナーである。
(1)弾性を有する合成樹脂から成形されかつそれぞれが
離れて位置する複数の個別ファスナーと、この複数の個
別ファスナーを連結するように一体に成形されたリンク
部とからなり、前記リンク部はフリー状態では折れ曲り
状であり、かつ個別ファスナー間を離間する方向の力が
加わったときには直線状に変位して、個別ファスナー間
の距離を定めるように関節部を有する連接ファスナー。
(2)複数の個別ファスナーがそれぞれ同一または異なる
形状を有する上記(1)記載の連接ファスナー。
(3)リンク部が複数個設けられ、それぞれ同一または異
なる伸張長さを有する上記(1)または(2)記載の連接ファ
スナー。
(4)関節部が隣接するリンク部または個別ファスナーと
の間に係合する係止部を有する上記(1)ないし(3)のいず
れかに記載の連接ファスナー。
個別ファスナーとしては、取付クリップ、ビス、タッピ
ングスクリュー、ボルト、グロメット、ナット、ボスな
ど、従来より成形品の取付けに使用されていた固着手段
があげられる。
〔作用〕
本考案の連接ファスナーは、複数の個別ファスナーとリ
ンク部とを、弾性を有する合成樹脂から射出成形等によ
り一体成形して形成される。
こうして形成された連接ファスナーは、リンク部が折れ
曲り状に縮んだ状態で、運搬、保管される。そして成形
品へ装着する際、端末側の個別ファスナーから順次、成
形品の溝に挿入していいくと、リンク部は引張られ、関
節部が変位してほぼ直線状に伸び、各個別ファスナーは
ほぼ所定位置に位置決めされる。
この状態で個別ファスナーを被取付部に固着するが、リ
ンク部は弾性を有するため若干の伸縮が可能であり、取
付穴等のバラツキを吸収するように微調整して取付ける
ことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面の実施例により説明する。
第1図はこの考案の一実施例による連接ファスナーの平
面図、第2図はその一部の正面図、第3図はそのB−B
断面図、第4図は第1図のC部拡大図、第5図はD部拡
大図、第6図は伸張状態の平面図、第7図はE部拡大
図、第8図はF部拡大図、第9図は装着中の状態を示す
正面図、第10図はそのG−G断面図であり、第13図ない
し第16図と同一符号は同一または相当部分を示す。
図において、11は連接ファスナーで、複数の個別ファス
ナー3、およびこれらを連結するリンク部13が、PA樹
脂、POM樹脂等の弾性を有する合成樹脂により一体成
形されて形成されている。個別ファスナー3は、モール
ディング2の溝6に挿入される平板状の装着部7から、
開口部5を通して突出するボス状の固着部8を有し、そ
れぞれ離間して位置している。装着部7の側部には、溝
7の内壁に当接する弾発係止部12を有している。
リンク部13は第3図に示すような横断面形状を有し、フ
リー状態では、第1図、第4図および第5図に示すよう
に折れ曲り状であり、伸張状態では第6図、第7図およ
び第8図に示すように、直接状態となるように、隣接す
るリンク部13間、およびリンク部13と個別ファスナー3
間に複数の関節部14を有している。関節部14は薄肉ヒン
ジ部15によって屈曲可能とされ、かつ係合凸部16および
係合凹部17によって係合する係止部18によって係止され
るようになっている。19は個別ファスナー3における係
止部18の係合を容易にする溝である。
個別ファスナー3の間隔はリンク部13が折れ曲り状では
l1、l1であり、伸張状態ではl3、l4となっている。
上記の連接ファスナー11は、複数の個別ファスナー3と
リンク部13とを、弾性を有する合成樹脂から射出成形等
により一体成形して形成される。
こうして形成された連接ファスナー11は、リンク部13が
関節部14の折れ曲って縮んだ状態で、運搬、保管され
る。そしてモールディング2へ装着する際、端末側の個
別ファスナー3から順次、装着部7をモールディング2
の溝6に挿入していくと、リンク部13は引張られ、関節
部14のヒンジ部15が変位してほぼ直線状に伸び、関節部
14の係合凸部16が係合凹部17に係合して係止され、各個
別ファスナー3はほぼ所定位置に位置決めされる。この
とき装着部7の弾発係止部12が溝6の内壁に密着し、ガ
タツキを防止する。
この状態でバンパー1の裏側からビス(図示せず)を挿
入し、固着部8にねじつけて個別ファスナー3を被取付
部に固着するが、リンク部13は弾性を有するため若干の
伸縮が可能であり、取付穴等のバラツキを吸収するよう
に微調整して取付けることができる。このとき場合によ
っては、両端の個別ファスナー3を固着し、途中の個別
ファスナー3の固着を省略することもできる。
第11図は他の実施例の正面図、第12図はそのH−H断面
図である。この実施例では固着部8として、第16図と同
様の取付クリップが用いられている点が相違しており、
他は前記実施例と同様の構成となっている。
このほか固着部8としてはタッピングスクリュー、ボル
ト、ナット、グロメットなどでもよい。上記実施例では
複数の個別ファスナー3として、同形状で同じ大きさの
ものを用いたが、形状、大きさ等はそれぞれ異なってい
てもよい、特に第14図および第15図に示すように成形品
であるモールディング2の形状が長手方向に変化する場
合には、個別ファスナー3の装着部7の形状、大きさは
それに合わせて変える必要がある。
同様にリンク部13の長さも、同じでも異なっていてもよ
く、第14図および第15図のように取付位置の間隔が異な
る場合には、それに合わせて第6図のようにl3、l4の長
さを変える必要がある。リンク部13の数は1組でもよい
が、複数組が好ましい。
連接ファスナー11のモールディング2への装着方法とし
ては、伸した状態で挿入してもよく、またモールディン
グ2の端部側からスライド挿入する方法に限らず、開口
部5側から個別ファスナー3を食い込ませるようにはめ
込んで装着するものでもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、複数の個別ファスナーを折り曲げ可能
な関節部を有するリンク部により連結したので、多数の
個別ファスナーを成形品に装着する際の装着、位置決め
調整および被取付部への取付が容易であり、取付位置の
間違いや欠落を防止することができる。またフリー状態
における個別ファスナー間の距離を小さくできるので、
成形のための射出成形型を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による連接ファスナーの平
面図、第2図はその一部の正面図、第3図はそのB−B
断面図、第4図は第1図のC部拡大図、第5図はD部拡
大図、第6図は伸張状態の平面図、第7図はE部拡大
図、第8図はF部拡大図、第9図は装着中の状態を示す
正面図、第10図はそのG−G断面図、第11図は他の実施
例の正面図、第12図はそのH−H断面図、第13図はバン
パーの斜視図、第14図はモールディングの正面図、第15
図はそのA−A断面図、第16図は従来の個別ファスナー
の斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、2はモ
ールディング、3は個別ファスナー、5は開口部、6は
溝、7は装着部、8は固着部、11は連接ファスナー、12
は弾発係止部、13はリンク部、14は関節部、18係止部で
ある。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する合成樹脂から成形されかつそ
    れぞれが離れて位置する複数の個別ファスナーと、この
    複数の個別ファスナーを連結するように一体に成形され
    たリンク部とからなり、前記リンク部はフリー状態では
    折れ曲り状であり、かつ個別ファスナー間を離間する方
    向の力が加わったときには直線状に変位して、個別ファ
    スナー間の距離を定めるように関節部を有することを特
    徴とする連接ファスナー。
  2. 【請求項2】複数の個別ファスナーがそれぞれ同一また
    は異なる形状を有する請求項(1)記載の連接ファスナ
    ー。
  3. 【請求項3】リンク部が複数個設けられ、それぞれ同一
    または異なる伸張長さを有する請求項(1)または(2)記載
    の連接ファスナー。
  4. 【請求項4】関節部が隣接するリンク部または個別ファ
    スナーとの間に係合する係止部を有する請求項(1)ない
    し(3)のいずれかに記載の連接ファスナー。
JP14057788U 1988-10-28 1988-10-28 連接ファスナー Expired - Lifetime JPH0625692Y2 (ja)

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JP14057788U JPH0625692Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 連接ファスナー

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JP14057788U JPH0625692Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 連接ファスナー

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JPH0260709U JPH0260709U (ja) 1990-05-07
JPH0625692Y2 true JPH0625692Y2 (ja) 1994-07-06

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