JPH033119Y2 - - Google Patents

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JPH033119Y2
JPH033119Y2 JP17324684U JP17324684U JPH033119Y2 JP H033119 Y2 JPH033119 Y2 JP H033119Y2 JP 17324684 U JP17324684 U JP 17324684U JP 17324684 U JP17324684 U JP 17324684U JP H033119 Y2 JPH033119 Y2 JP H033119Y2
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JP
Japan
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engine
body frame
down tube
vehicle body
tube
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JP17324684U
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JPS6187189U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ダウンチユーブを分割式にしたダ
ブルクレドール型フレームを有する自動二輪車の
エンジンの取り付け構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、車体フレームの一部、例えばダウン
チユーブを分割できる構造にし、ダウンチユーブ
を取り外した状態でエンジンを車体フレーム内に
挿入して該フレームにエンジンの後部を取り付
け、次にダウンチユーブの前後端部をそれぞれ車
体フレームに横向きに止着して、エンジンの前方
下部をダウンチユーブにボルト止めしたブラケツ
トに取り付けるようにした構造のものが提案され
ている(実開昭58−43579号参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の取付構造の場合、ダウンチユーブの
前後端部をそれぞれ車体フレームに対し横向きに
止着するようにしているので、エンジンの前方下
部はブラケツトを介し両側から締付けられて固定
される。このため、エンジンの左右方向の締付け
力が充分になる反面、前後方向への締付け力が不
充分になり易い。また、同様の理由によりエンジ
ンの前後方向における取付許容誤差が極めて少な
く、この誤差はわづかな範囲でダウンチユーブに
対するブラケツトの取付位置を調整して行われて
いた。
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、ダ
ウンチユーブを分割式にすることによりエンジン
の取付が容易に行えるという利点を生かし、しか
もエンジンの前後方向への締付けも充分で、従来
の同種取付方法に比べてエンジンの取付が一層容
易なエンジンの取り付け構造を提供しようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) そのため本考案の要旨は、一対のダウンチユー
ブを有するダブルクレードル型車体フレーム内に
エンジンが取り付けられる自動二輪車において、
前記各ダウンチユーブの該エンジンの底部に対応
する後半部分を分割可能に構成するとともに、こ
の分割可能に構成された各分割ダウンチユーブの
前部にエンジン取付用ブラケツトを一体に装着す
ると共に、フレーム本体に対し分割ダウンチユー
ブ前端部を縦向きに且つ該チユーブ後端部を横向
きに止着するようにしたことを特徴とする自動二
輪車のエンジン取付構造にある。
(作用) ダウンチユーブを取り外した状態でエンジンを
車体フレーム内に挿入して該フレームにエンジン
の後部を取り付け、次に両側ダウンチユーブの前
部ブラケツトをエンジンの前端下部に取り付け、
各ダウンチユーブの後端部を車体フレームにそれ
ぞれボルト止めし、この状態で両側ダウンチユー
ブ前端部をそれぞれ車体フレームにボルトで結合
して締付け、エンジンを車体フレームに取り付け
るものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はエンジンが取り付けられた状態の二輪
自動車の一部側面図、第2図はエンジンの取付態
様を示す車体フレームの分解斜視図である。これ
らの図面において、1は車体フレームで、ステア
リングヘツド2から車体フレーム1の中央下部に
至るダブルクレドール型の一対のダウンチユーブ
3と、ステアリングヘツド2から車体フレーム1
の中央下部に至る一対のアツパーフレーム2aと
を具備する。前記各ダウンチユーブ3は、エンジ
ンAの底部に対応する後半部分3aが分割可能な
構造になつており、各分割(後半側)チユーブ3
aの前端部上面には横向きに挿通孔4aを有する
ブラケツト4が一体に設けられている。また、分
割チユーブ3aの後端部には二つのねじ孔5aを
穿設した連結片5が横向きに形成され、分割チユ
ーブ3aの前端部には二つのねじ孔6aを穿設し
た連結片6が前後方向、即ち縦向きに形成されて
いる。
7はエンジンA前端下部を前記ブラケツト4に
取り付けるための止具で、ボルト7a、キヤツプ
7b、ブラケツト挿通孔4a内に嵌挿されるダン
パー7c、ダンパーリング7dおよびナツト7e
からなる。8および9はエンジンAの後部を車体
フレーム1の中央下部に取り付けるための止具
で、一方の止具8は車体フレーム1および該フレ
ーム1に固設した取付片1aに穿設したボルト孔
1bに一連に挿通されるボルト8aとナツト8b
からなり、また他方の止具9は車体フレーム1に
固設した取付片1cに穿設したボルト孔1dに一
連に挿通されるボルト9a、カラー9bとナツト
9cからなる。
次に上記構成からなる実施例についてエンジン
の取付態様を説明する。
前記両側の分割ダウンチユーブ3aを車体フレ
ーム1から取り外した状態で、エンジンAを車体
フレーム1内に挿入して該フレーム1の中央下部
の上下ボルト孔1b,1dおよびエンジン5の後
部に穿設したボルト孔に前記ボルト8a,9aを
一連に挿通して直接或いはカラー9bを介してナ
ツト8b,9cにより固定して取り付ける。
次に両側ダウンチユーブの前部ブラケツト4
を、その挿通孔4aに嵌挿したダンパー7cとダ
ンパーリング7dでエンジンAの両側前端下部を
それぞれ挟持し、挿通孔4aおよびエンジンAの
両側前端下部に穿設したボルト孔にボルト7aを
キヤツプ7bを介して挿通し、ナツト7eで固定
して取り付ける。
ここで、各ダウンチユーブ3aの後端連結部5
をボルト10により車体フレーム1の対応部にそ
れぞれ緩くねじ止めし、この状態で両側ダウンチ
ユーブ3aの前端連結部6をそれぞれチユーブ3
前半部下端前面の対応位置に、ボルト11で結合
して締付けると共に、前記ボルト10もしつかり
と締付ける。
このようにして、エンジンAが車体フレーム1
に取り付けられる。
なお、前記エンジンの取付順序は特に限定する
ものではなく、例えば最初に分割ダウンチユーブ
3aをエンジンAに取り付けておいてもよい。
(効果) 以上説明したように、この考案のエンジン取付
構造によれば、車体フレームに対し着脱自在に分
割した分割ダウンチユーブを、その後端部で横向
きにねじ止めすると共に、その前端部で縦向きに
ねじ止めするようにしたから、従来の分割式フレ
ームと同様にエンジンの取付が容易であり、しか
も、エンジンの取付位置の調整が左右方向だけで
なく前後方向にも可能なので、取付誤差に対する
許容範囲が従来のものより可成り大きいため、エ
ンジン取付用ブラケツトを分割ダウンチユーブに
一体的に設けることができ、構造が簡素化し得
る。加えて、エンジンの後部を車体フレームに取
り付けた状態で、エンジン前端下部をブラケツト
を介して左右方向及び前後方向に締付けて固定で
きるため、エンジンの取り付けを確実且つ強固に
行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す自動二輪車の
エンジン取付部位の側面図、第2図は車体フレー
ムの分解状態の斜視図である。 1……車体フレーム、3……ダウンチユーブ、
3a……分割ダウンチユーブ、4……エンジン取
付用ブラケツト、5,6……連結部、7,8,9
……止具、10,11……ボルト、A……エンジ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のダウンチユーブを有するダブルクレード
    ル型車体フレーム内にエンジンが取り付けられる
    自動二輪車において、前記各ダウンチユーブの該
    エンジンの底部に対応する後半部分を分割可能に
    構成するとともに、この分割可能に構成された各
    分割ダウンチユーブの前部にエンジン取付用ブラ
    ケツトを一体に装着すると共に、フレーム本体に
    対し分割ダウンチユーブ前端部を縦向きに且つ該
    チユーブ後端部を横向きに止着するようにしたこ
    とを特徴とする自動二輪車のエンジン取付構造。
JP17324684U 1984-11-14 1984-11-14 Expired JPH033119Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17324684U JPH033119Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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JP17324684U JPH033119Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6187189U JPS6187189U (ja) 1986-06-07
JPH033119Y2 true JPH033119Y2 (ja) 1991-01-28

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ID=30730904

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JP17324684U Expired JPH033119Y2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348887A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd レジャービィークル用エンジン

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2520070Y2 (ja) * 1987-09-02 1996-12-11 スズキ株式会社 オ−トバイの前部フレ−ム構造
JP6120313B2 (ja) * 2013-02-27 2017-04-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のエンジン支持構造
JP2018158658A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両

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JPS6187189U (ja) 1986-06-07

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