JPH03283713A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JPH03283713A
JPH03283713A JP2081342A JP8134290A JPH03283713A JP H03283713 A JPH03283713 A JP H03283713A JP 2081342 A JP2081342 A JP 2081342A JP 8134290 A JP8134290 A JP 8134290A JP H03283713 A JPH03283713 A JP H03283713A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はCMOS−LSI (相補MOS型高集積化
半導体集積回路)におけるデータ出力回路に係り、特に
実装ボード上のLSI相互間で信号伝達を高速に行う必
要があるLSIに使用される出力回路に関する。
(従来の技術) 従来、CMOSプロセスで作られるLSIの出力はCM
OSドライバで駆動されるため、通常はOvの接地電圧
Vssと数V程度の電源電圧Vccとの間の振幅を持つ
。一方、バイポーラトランジスタを搭載したLSIは、
内部回路をTTL (トランジスタートランジスタ論理
)ゲートで構成するか、ECL (エミッタ結合論理)
ゲートで構成するかにより、それぞれTTLレベル、E
CLレベルの信号を出力する。又、最近、CMOSデバ
イスを高速に駆動する必要性から、CMOSデバイスで
ECLレベルの出力信号を得る回路が工夫されており、
例えば、r E、5eerelnck、 J、Djkk
en、 H,J、Schnmacher。
@CMO85ubnanosecond true−E
CL 1evel outputbuyer  VLS
I SYMPO8IUM 1989 [1,13J、r
 P、Metz  A CMOS to 100K E
CL Interf’iceC1rcuit”  Is
!3CC1989pp、226J 、 r S、R,N
e1er etal”  A  2−ul  CNO8
Dlgltal  AdaptiVe Equaliz
erChlp for QAN Digltal Ra
dlo Mode” IEEEJournal  or
 5olld−8tate C1rcu1ts vol
、23  No、51988J等で発表されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、CMOSデバイスはその低消費電力性という
特徴から、今後もLSIの主流であり続けると思われる
。しかし、CMOSレベル(Vss%Vcc間の振幅)
の出力は振幅が大きく、高速にスイッチングさせると、
冥装ボード上のインダクタンス成分の影響により大きな
ノイズが発生するため、今後、CMOSデバイスは高速
なシステムを設計には不向きとなる。
一方、TTLレベル、ECLレベルの出力であれば、振
幅が小さい分、高速でスイッチングさせてもノイズの発
生が少なく、設計は容易である。
実際、キャブシュ・メモリ等、高速性が要求されている
分野では、現在、既にECLレベルのインターフェース
を持っている。ところが、バイポーラトランジスタによ
るECLゲートは消費電流が多いという欠点があり、チ
ップの温度上昇を抑えるために放熱板付きの特別なパッ
ケージを必要とする等の不利な面がある。また、TTL
ゲートはECLゲート程消費電流は大きくならないが、
CMOSデバイスと比べてはるかに大きな電流を消費す
る。
また、CMO8回路でECLレベルを出力する方式も種
々提案されているが、いずれも動作速度、消費電流の点
で満足のいくものではなかった。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
あり、その目的は、CMO8構成であるにもかかわらず
にTTLレベルやECLレベル等の小振幅の出力を得る
ことができる出力回路を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段とその作用)この発明の出
力回路は、高電位側の電源電圧と出力端子との間に挿入
されたillのMOSトランジスタと、低電位側の電源
電圧と上記出力端子との間に挿入された一第2のMOS
トランジスタと、高電位側の第1の基準電圧と上記出力
端子の電圧の大小を比較する第1の差動増幅回路と、低
電位側の第2の基準電圧と上記出力端子の電圧の大小を
比較する第2の差動増幅回路と、上記1i!1の差動増
幅回路の出力及び入力電圧が供給され、その出力で上記
第1のMOSトランジスタの導通制御が行われる第1の
論理ゲートと、上記第2の差動増幅回路の出力及び入力
電圧が供給され、その出力で上記第2のMOSトランジ
スタの導通制御が行われる第2の論理ゲートとを具備し
たことを特徴とする。
上記構成でなる出力回路では、高電位側のjlillの
基準電圧及び低電位側の第2の基準電圧としてTTLレ
ベルやECLレベル等の高論理レベル及び低論理レベル
を供給することにより、MOSレベルの入力信号がTT
LレベルやECLレベルの振幅を持つ信号にレベル変換
される。
また、この発明の出力回路は、高電位側の電源電圧と出
力端子との間に挿入されたMOSトランジスタと、基準
電圧と上記出力端子の電圧の大小を比較する差動増幅回
路と、上記差動増幅回路の出力及び入力電圧が供給され
、その出力で上記MOSトランジスタの導通制御が行わ
れる論理ゲートとを具備したことを特徴とする。
上記構成でなる出力回路では、基準電圧としてTTLレ
ベルやECLレベル等の高論理レベルを供給することに
より、MOSレベルの高論理レベル入力信号がTTLレ
ベルやECLレベルの高論理レベル信号にレベル変換さ
れる。
さらにこの発明の出力回路は、高電位側の電源電圧と出
力端子との間に挿入された第1のMOSトランジスタと
、基準電圧と上記出力端子の電圧の大小を比較する差動
増幅回路と、上記差動増幅回路の出力及び入力電圧が供
給され、その出力で上記第1のMOSトランジスタの導
通制御が行われる論理ゲートと、低電位側の電源電圧と
上記出力端子との間に挿入され、上記入力電圧が直接も
しくは反転回路を介してゲートに供給されるm2のMO
Sトランジスタとを具備したことを特徴とする。
上記構成でなる出力回路では、基準電圧としてTTLレ
ベルやECLレベル等の高論理レベルを供給することに
より、MOSレベルの高論理レベル入力信号がTTLレ
ベルやECLレベルの高論理レベル信号にレベル変換さ
れる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明を実施例により説明する
第1図はこの発明の出力回路の第1の実施例による構成
を示す回路図である。この実施例回路は、CMOS−L
SIに内蔵され、MOSレベルの信号をTTLレベルも
しくはECLレベルの信号に変換して出力するものであ
る。
MOSトランジスタを用いて構成された差動増幅回路1
の非反転入力端子(+端子)には第1の基準電圧として
TTLレベルもしくはECLレベルの高論理レベルに対
応した電圧VOH(例えば、TTLlzベルノ場合は2
.4V、ECLlzベルの場合は4.2V)が供給され
、反転入力端子(一端子)には出力端子Outの電圧V
outが供給される。同様に、MOSトランジスタを用
いて構成された差動増幅回路2の非反転入力端子(子端
子)には第2の基準電圧としてTTLレベルもしくはE
CLレベルの低論理レベルに対応した電圧VOL(例え
ば、TTLレベルの場合はQ、4V、ECLレベルの場
合は3.3V)が供給され、反転入力端子(一端子)に
は上記出力電圧Voutが供給される。上記差動増幅回
路1の出力信号N1及びCMOSレベルの入力信号Vi
n(VssとVccとの間の振幅を持つ)はMOSトラ
ンジスタを用いて構成されたNANDゲート3に供給さ
れ、上記差動増幅回路2の出力信号N2及び上記入力信
号VinはMOSトランジスタを用いて構成されたNO
Rゲート4に供給される。
一方、高電位側の電源電圧Vccと出力端子Outとの
間にはPチャネルのMOSトランジスタ5が、低電位側
の電源電圧Vssと出力端子Outとの間にはNチャネ
ルのMOSトランジスタロがそれぞれ挿入されており、
トランジスタ5のゲートには上記NANDゲート3の出
力信号N3が、トランジスタ6のゲートには上記NOR
ゲート4の出力信号N4がそれぞれ供給される。
また、上記出力端子Outには高抵抗素子RL及びキャ
パシタ素子CLからなる外部回路が接続されている。
次に上記構成でなる回路の動作を説明する。
いま、MOSレベルの入力信号VinがVssレベルの
とき、NANDゲート3の出力信号N3は′H″レベル
、すなわちVccレベルとなるため、PチャネルのMO
Sトランジスタ5はカットオフ状態になる。そして、い
ま出力端子Voutの電圧VoutがVOLレベルより
も高くなっていると仮定すると、差動増幅回路2の出力
信号N2はVssレベルとなり、NORゲート4の出力
信号N4はVccレベルとなる。従って、この場合はN
チャネルのMOSトランジスタロがオンし、出力電圧V
outがより低いレベルとなるように引き落とされる。
そして、VoutのレベルがVOtレベルよりも下がる
と、差動増幅回路2の出力信号N2がVccレベルとな
り、さらにNORゲート4の出力信号N4がVssレベ
ルとなり、これによりNチャネルのMOSトランジスタ
ロがカットオフして、Voutのレベル低下が止る。
このようにして、入力信号VinがVssレベルのとき
は、VoutのレベルがTTLレベルもしくはECLレ
ベルの低論理レベルに対応した電圧VOtに落ち着く。
また、VinがVssレベルのとき、VoutがVOL
よりも低いレベルにあると仮定すると、出力端子Out
を駆動する2個のトランジスタ5゜6はいずれもカット
オフしており、出力は高インピーダンス状態となるが、
通常、出力端子Outは、VOLとV。Hとの間のある
電位vTTに高抵抗素子R4を介して接続されているの
で、いずれはVOLよりも高いレベルに持ち上げられる
。その結果、NチャネルのMOSトランジスタロの作用
により、VOtレベルまで引き戻される。すなわち、V
inがVssレベルである限り、最終的にVoutはV
OLレベルと一致する。
逆に、入力信号VinがVccレベルのとき、NORゲ
ート4の出力信号N4は“Lルベル、すなわちVsss
レベルとなるため、NチャネルのMOSトランジスタ5
はカットオフ状態になる。
そして、いま出力電圧VOutがVORレベルよりも低
いと仮定すると、差動増幅回路1の出力信号N14tV
ccレベルとti リ、NANDゲート3の出力信号N
3はVssレベルとなる。従って、この場合はPチャネ
ルのMOSトランジスタ5がオンし、出力電圧Vout
がより高いレベルとなるように引き上げられる。そして
、VoutのレベルがV。Hレベルよりも上がると、差
動増幅回路1の出力信号N1がVssレベルとなり、さ
らにNANDゲート3の出力信号N3がVccレベルと
なる。これによりPチャネルのMOSトランジスタ5が
カットオフして、Voutのレベル上昇が止る。このよ
うにして、入力信号VinがVccレベルのときは、V
outのレベルがTTLレベルもしくはECLレベルの
高論理レベルに対応した電圧VORに落ち着く。
このように、入力信号VinがVssとVccの間を遷
移するのに伴い、出力電圧VoutがVOLとVOHの
間を遷移する二とになる。これにより、CMOSレベル
の信号は、より振幅の小さいTTLレベルもしくはEC
Lレベルの信号に変換されて出力される。
第2図は上記実施例回路の詳細な構成を示すものである
。上記差動増幅回路1.2はそれぞれ、2個のPチャネ
ルのMOSトランジスタからなるカレントミラー負荷回
路11と、2個のNチャネルのMOSトランジスタから
なる差動対12と、ゲートに電源電圧Vccが供給され
た電流源用のNチャネルのMOSトランジスタ13とか
ら構成されたCMOSカレントミラー型のものであり、
上記NANDゲート3及びNORゲート4は通常のCM
O8回路構成のものである。
第3図は二の発明の出力回路の第2の実施例による詳細
な構成を示す回路図である。なお、第2図と対応する箇
所には同一符号を付してその説明は省略する。
この実施例による出力回路では、前記2個の差動増幅回
路1.2内の電流源用のNチャネルのMOSトランジス
タ13のゲートに電源電圧Vccを供給する代わりに、
“差動増幅回路1内のMOSトランジスタ13のゲート
に前記入力信号Vinを直接に、差動増幅回路2内のM
OSトランジスタ13のゲートに前記入力信号Vinを
CMOSインバータ7を介してそれぞれ供給し、MOS
トランジスタ13をそれぞれ貫通電流防止用スイッチと
して使用するようにしたものである。
上記第2図に示すように、各MOSトランジスタ13の
ゲートに電源電圧Vccを供給すると、2個の差動増幅
回路1.2では入力信号Vinのレベルに拘らずに所定
の電流が消費される。これに対しこの実施例回路では、
同時に動作させる必要がない2個の差動増幅回路1.2
のいずれか一方を非動作状態とすることにより、消費電
流の削減を図るようにしたものである。
すなわち、vinがVccレベルのときは、差動増幅回
路1内のMOSトランジスタ13がオン状態、差動増幅
回路2内のMOSトランジスタ13がオフ状態となり、
差動増幅回路1が動作状態、差動増幅回路2が非動作状
態となり、差動増幅回路2では電流が流れなくなる。
逆に、VinがVssレベルのときは、差動増幅回路1
内のMOSトランジスタ13がオフ状態、差動増幅回路
2内のMOSトランジスタ13がオン状態となり、差動
増幅回路1が非動作状態、差動増幅回路2が動作状態と
なり、差動増幅回路・1では電流が流れなくなる。この
結果、第2図の回路に比べて消費電流をほぼ半分に削減
することが可能になる。
N4図はこの発明の出力回路のN3の実施例による構成
を示す回路図である。この実施例回路は特にCMOSレ
ベルからECLレベルにレベル変換する場合に適してお
り、ワイヤードOR出力を可能にするオープンエミッタ
方式ECL出力に対応する回路である。この場合、高電
位側の電源電圧はOvの接地電圧、低電位側の電源電圧
は例えば−5,2v程度の負極性の電圧であり、さらに
ECLレベルの高論理レベルに対応した電圧voHは一
〇、SV、低論理レベルに対応した電圧V。Lは−1,
7vである。そして、複数の出力回路の出力端子Out
は共通配線で接続され、さらにこの共通配線は前記高抵
抗素子R5を介して一2V程度の電圧Vttに接続され
ている。また、この実施例では、出力端子Outを“L
”レベル側に引き落とすドライバは不要である。つまり
、この実施例回路は前記第1図の実施例回路における2
個の差動増幅回路のうちV(IL側のものを省略したも
のであり、その詳細な構成も前記第2図、第3図回路か
らVOL側の回路を省略したものに対応する。
第5図はこの発明の出力回路の第4の実施例による構成
を示す回路図である。この実施例回路は、出力電圧Vo
utの“H°レベルはTTLレベルもしくはECLレベ
ルの高論理レベルに対応した電圧■。Hと一致させ、V
outのII L IIレベルはCMOSレベルの′L
”レベルすなわちVssレベルと共通にする場合である
この実施例では前記差動増幅回路2及びNORゲート4
を設ける代わりにインバータ8を設け、このインバータ
8に入力信号Vinを供給し、その出力信号N8を前記
NチャネルのMOSトランジスタロのゲートに供給した
ものである。
第6図は上記第5図の実施例回路の詳細な構成を示すも
のである。上記差動増幅回路1は、2個のPチャネルの
MOSトランジスタからなるCMOSカレントミラー負
荷回路11と、2個のNチャネルのMOSトランジスタ
からなる差動対12と、ゲートに入力信号Vinが供給
され、この信号Vinに応じてオン、オフ制御されるN
チャネルのMOSトランジスタ13とから構成されてい
る。
また、上記NANDゲート3及びインバータ8はそれぞ
れ通常のCMO5回路構成のものである。
なお、消費電流の増加を考慮する必要がないときは、前
記第2図の場合と同様に差動増幅回路1内のMOSトラ
ンジスタ13のゲートに電源電圧Vccを供給して、こ
の差動増幅回路1を常時、動作状態にさせておくことも
可能である。
第7図は上記Mlの実施例回路の変形例の構成を示すも
のである。この変形例回路では、NANDゲート3とP
チャネルのMOSトランジスタ5のゲートとの間に、直
列接続された2個のインバータからなるバッファ回路9
を挿入すると共に、NORゲート4とNチャネルのMO
Sトランジスタロのゲートとの間に、直列接続された2
個のインバータからなるバッファ回路10を挿入したも
のである。このようにバッファ回路9.10の増幅作用
を利用することにより、MOSトランジスタ5,6のチ
ャネル幅がいかに大きくとも、差動増幅回路1,2にお
ける消費電流は大幅に絞ることができる。そして、この
ような変形を、前記第4図、185図の実施例回路に施
すことも可能である。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く種々の変形が可能であることはいうまでもない。例え
ば、上記各実施例では、出力電圧VoutをVOH側に
引き上げるためにPチャネルのMOSトランジスタを使
用する場合にっいて説明したが、これは、Nチャネルの
MOSトランジスタの閾値電圧をV THNとしたとき
、V OH< V c c −V rHNの関係を満足
するようにVTHNの値が設定されていれば、Pチャネ
ルの代わりにNチャネルのMOSトランジスタを使用し
てVoutをVOR側に引き上げることが可能である。
同様に、出力電圧VoutをVOL側に引き落とすため
にNチャネルのMOSトランジスタを使用する場合につ
いて説明したが、これは、PチャネルのMOSトランジ
スタの閾値電圧をV THPとしたとき、VOL>V 
c c + l VTHP  lの関係を満足するよう
にV THPの値が設定されていれば、Nチャネルの代
わりにPチャネルのMOSトランジスタを使用してVo
utをV。、側に引き落とすことが可能である。
また、第2図、第3図及び第6図の各詳細回路では、差
動増幅回路内のカレントミラー負荷回路が2個のPチャ
ネルのMOSトランジスタで構成される場合について説
明したが、これはNチャネルのMOSトランジスタを用
いて構成することも可能である。しかし、v ot< 
v THN。
V□H>V c c −I VTHP l ノ場合、v
oHが供給される側の差動増幅回路ではPチャネルのM
OSトランジスタによるカレントミラー負荷回路を、V
OLが供給される側の差動増幅回路ではNチャネルのM
OSトランジスタによるカレントミラー負荷回路をそれ
ぞれ使用することはできない。
さらに、上記各実施例回路で使用される基準電圧voH
1vOLは種々の回路で発生させることができるが、電
源電圧依存性、温度依存性が補償されている例として、
バイポーラトランジスタを利用したバンドギャップ基準
電圧発生回路が最も実用的であると考えられる。上記両
基準電圧はMOSトランジスタのゲートを駆動するだけ
なので、電流駆動能力は小さくてもよく、さらに直流レ
ベルを出力し続ければよいので高速スイッチング性も要
求されない。従って、CMOSプロセスで作成可能なバ
イポーラトランジスタを使用しても充分満足のいく特性
を得ることができ、特別にCMOSプロセスを変更する
必要もない。
〔発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、CMOSレベル
から小振幅レベルへのレベル変換を、CMO8−LSI
の出力回路に用いることにより、バイポーラプロセスを
使用せず、小振幅のTTL又はECLの出力振幅を得る
ことができ、高速スイッチングCMO8−LSIの出力
ノイズ低減に寄与することが可能になる。また、消費電
流に関しても、バイポーラトランジスタを使用した出力
回路に比べて非常に少ない、高速スイッチング回路が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の出力回路の第1の実施例による構成
を示す回路図、第2図は上記実施例回路の詳細な構成を
示す回路図、第3図はこの発明の出力回路の112の実
施例による詳細な構成を示す回路図、第4図はこの発明
の出力回路の第3の実施例による構成を示す回路図、第
5図はこの発明の出力回路の114の実施例による構成
を示す回路図、第6図は上記第5図の実施例回路の詳細
な構成を示す回路図、第7図は上記第1の実施例回路の
変形例の構成を示す回路図である。 1.2・・・差動増幅回路、3・・・NANDゲート、
4・・・NORゲート、5・・・PチャネルのMOSト
ランジスタ、6・・・NチャネルのMOSトランジスタ
、7・・・CMOSインバータ、8・・・インバータ、
9、lO・・・バッファ回路、11・・・カレントミラ
ー負荷回路、12・・・差動対、13・・・Nチャネル
のMOSトランジスタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高電位側の電源電圧と出力端子との間に挿入され
    た第1のMOSトランジスタと、低電位側の電源電圧と
    上記出力端子との間に挿入された第2のMOSトランジ
    スタと、 高電位側の第1の基準電圧と上記出力端子の電圧の大小
    を比較する第1の差動増幅回路と、低電位側の第2の基
    準電圧と上記出力端子の電圧の大小を比較する第2の差
    動増幅回路と、上記第1の差動増幅回路の出力及び入力
    電圧が供給され、その出力で上記第1のMOSトランジ
    スタの導通制御が行われる第1の論理ゲートと、上記第
    2の差動増幅回路の出力及び入力電圧が供給され、その
    出力で上記第2のMOSトランジスタの導通制御が行わ
    れる第2の論理ゲートとを具備したことを特徴とする出
    力回路。
  2. (2)前記第1の差動増幅回路の非反転入力端子には前
    記第1の基準電圧が、反転入力端子には前記出力端子の
    電圧がそれぞれ供給され、前記第2の差動増幅回路の反
    転入力端子には前記第2の基準電圧が、非反転入力端子
    には前記出力端子の電圧がそれぞれ供給され、 前記第1の論理ゲートが2入力NANDゲートであり、 前記第2の論理ゲートが2入力NORゲートであり、 前記第1のMOSトランジスタがPチャネルMOSトラ
    ンジスタであり、 前記第2のMOSトランジスタがNチャネルMOSトラ
    ンジスタである請求項1記載の出力回路。
  3. (3)前記第1及び第2の差動増幅回路のそれぞれがC
    MOSカレントミラー回路で構成されている請求項1記
    載の出力回路。
  4. (4)前記第1及び第2の差動増幅回路のそれぞれには
    、貫通電流防止用スイッチが設けられており、前記入力
    電圧に応じていずれか一方の貫通電流防止用スイッチが
    オン状態となるとなるように制御される請求項1、2、
    3のいずれか1つに記載の出力回路。
  5. (5)高電位側の電源電圧と出力端子との間に挿入され
    たMOSトランジスタと、 基準電圧と上記出力端子の電圧の大小を比較する差動増
    幅回路と、 上記差動増幅回路の出力及び入力電圧が供給され、その
    出力で上記MOSトランジスタの導通制御が行われる論
    理ゲートと を具備したことを特徴とする出力回路。
  6. (6)前記差動増幅回路の非反転入力端子には前記基準
    電圧が、反転入力端子には前記出力端子の電圧がそれぞ
    れ供給され、 前記論理ゲートが2入力NANDゲートであり、前記M
    OSトランジスタがPチャネルMOSトランジスタであ
    る請求項5記載の出力回路。
  7. (7)前記差動増幅回路がCMOSカレントミラー回路
    で構成されている請求項5または6記載の出力回路。
  8. (8)前記差動増幅回路には貫通電流防止用スイッチが
    設けられており、前記入力電圧に応じてこの貫通電流防
    止用スイッチがオン状態となるとなるように制御される
    請求項5、6、7のいずれか1つに記載の出力回路。
  9. (9)高電位側の電源電圧と出力端子との間に挿入され
    た第1のMOSトランジスタと、高電位鋼の基準電圧と
    上記出力端子の電圧の大小を比較する差動増幅回路と、 上記差動増幅回路の出力及び入力電圧が供給され、その
    出力で上記第1のMOSトランジスタの導通制御が行わ
    れる論理ゲートと、 低電位側の電源電圧と上記出力端子との間に挿入され、
    上記入力電圧が直接もしくは反転回路を介してゲートに
    供給される第2のMOSトランジスタと を具備したことを特徴とする出力回路。
  10. (10)前記差動増幅回路の非反転入力端子には前記基
    準電圧が、反転入力端子には前記出力端子の電圧がそれ
    ぞれ供給され、 前記論理ゲートが2入力NANDゲートであり、前記第
    1のMOSトランジスタがPチャネルMOSトランジス
    タであり、 前記第2のMOSトランジスタがNチャネルMOSトラ
    ンジスタである請求項9記載の出力回路。
  11. (11)前記差動増幅回路がCMOSカレントミラー回
    路で構成されている請求項9または10記載の出力回路
  12. (12)前記差動増幅回路には貫通電流防止用スイッチ
    が設けられており、前記出力端子の電圧が低レベルのと
    きにこの貫通電流防止用スイッチがオフ状態となるとな
    るように制御される請求項9、10、11のいずれか1
    つに記載の出力回路。
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