JPH0324427Y2 - - Google Patents

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JPH0324427Y2
JPH0324427Y2 JP1982109135U JP10913582U JPH0324427Y2 JP H0324427 Y2 JPH0324427 Y2 JP H0324427Y2 JP 1982109135 U JP1982109135 U JP 1982109135U JP 10913582 U JP10913582 U JP 10913582U JP H0324427 Y2 JPH0324427 Y2 JP H0324427Y2
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transmission
braking operation
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state
switch
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JP1982109135U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、走行伝動系に変速装置を介在してあ
るコンバインや農用トラクタ等の作業車に関す
る。
この種の作業車では、作業途中で機体を一時的
に停止したのち、再び機体を元の速度で走行させ
乍ら作業を再開する場合があるがこの時の操作を
見てみると、機体停止前においては、機体の制動
操作と変速操作系の減速操作とを行なう要があ
り、また、再発進時においては、制動解除操作と
変速操作系の増速操作とを行なう要があるため、
全体として操作手数が多く煩雑、面倒であつた。
本考案は、作業途中での機体の一時停車に纒る
操作の簡便化を図らんとする点に目的を有するも
のであつて、その目的達成のためになされた本考
案の作業車による特徴構成は、最高速伝動状態と
最低速伝動状態、及びそれらの変速伝動状態の中
間速での伝動状態との夫々に切換変速操作自在な
変速装置を走行伝動系に介装するとともに、制動
操作が為されたこと及び制動操作が解除されたこ
とを検出する制動操作検出手段と、制動操作前の
前記変速装置の設定変速状態を記憶する手段と、
前記制動操作検出手段による制動操作が行われた
ことの検出に伴い、前記変速装置を自動的に減速
状態に切換えるとともに、前記制動操作検出手段
による制動解除の検出に伴い、前記記憶手段によ
る記憶内容に従つて前記変速装置を制動操作前の
設定変速状態に自動的に増速復帰させる制御手段
とを備えてある点にある。
上記特徴構成による作用・効果は次の通りであ
る。
つまり、作業途中で一時的に機体を停止させる
際、機体の制動操作が為されると、前記制動操作
検出手段によりそのことが検出され、それに伴つ
て制御手段によつて変速装置が自動的に減速状態
に切換えられるとともに、記憶手段によつて減速
前の変速状態が記憶される。
そして、制動操作が解除されると、そのことを
制動操作検出手段が検出し、前記記憶された内容
に従つて制御手段によつて変速装置が自動的に元
の状態に増速復帰するのである。
従つて、機体の一時停止の際に、運転者は、制
動操作のみで対応できて煩しい変速操作が不要と
なつた。
又、制動操作前は記憶手段によつて記憶する構
成であるから、中間速が複数段もしくは無段階に
存在する場合であつても、任意変速位置から自動
減速並びに自動増速復帰が可能となる。しかも、
このように制動及び制動解除操作に基づいて変速
装置を増減速作動させるべく構成したことによ
り、例えば、エンジンのアクセル装置を増減速作
動させるべく構成した場合のように、制動操作に
伴なつて作業装置系の出力も低下させてしまうと
いつた不都合がなく、制動操作状態においても所
期の作業を確実、良好に行ない得るに至つた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
作業車の一例であるコンバインを構成するに、
第1図で示す如く、クローラ走行装置1を有する
機体フレーム2上に、脱穀装置3及び操縦部4を
配備するとともに、前記機体フレーム2の前部に
は、引起し装置5、バリカン型刈取装置6ならび
に刈取穀稈を脱穀装置3に搬送供給する装置7を
備えた刈取部Aを駆動昇降自在に連設している。
また、第2図、第3図で示すように、エンジン
8から走行クラツチ機能を有するベルト式無段変
速装置10を介して走行ミツシヨンケース11に
伝動するとともに、前記走行ミツシヨンケース1
1から刈取部Aの入力軸12にベルトテンシヨン
式刈取クラツチ13を介して伝動し、更に、前記
エンジン8から脱穀装置3の入力軸14にベルト
テンシヨン式脱穀クラツチ15を介して伝動して
いる。
前記変速装置10の操作関係は次の如く構成さ
れている。
即ち、第3図乃至第6図で示すように、前記操
縦部4に設けた支軸16に、変速装置10の割り
プーリー操作用アーム17にロツド18を介して
連係された部材19と変速レバー20とを回動自
在に外嵌し、そのうち、前記変速レバー20を、
これのボス部に接触する摩擦板21及びボス部を
摩擦板21側に付勢するバネ22を介して任意の
変速操作位置で位置保持可能に構成している。前
記変速レバー20、摩擦板21及びバネ22によ
り記憶手段を構成する。
前記部材19から突設した一対の取付け片19
a,19aに、前記変速レバー20を増速側及び
減速側に操作したとき、該変速レバー20と接当
して追従揺動する可動片23,23を枢着し、こ
の可動片23,23に、変速レバー20が増速側
及び減速側に操作されたことを該レバー20との
接当によつて検出する常閉のスイツチSW1,SW2
を設けるとともに、前記部材19と正逆転切換え
可能な電気モータ24の作動アーム24aとをロ
ツド25を介して連係している。
前記可動片23,23は、変速レバー20側に
弾性的に近接付勢されており、かつ、その弾性付
勢力で取付け片19a,19aに接当した状態に
おいては、それら両者間に変速レバー20の直径
よりも少し大なる間隙が形成されるように構成さ
れている。つまり、前記両スイツチSW1,SW2
共に閉となるだけの間隙が形成されている。
そして、第8図で示すように、前記変速レバー
20を増速側に操作すると、スイツチSW1が開と
なり、スイツチ回路26が働いて増速リレー27
がオンとなり、スイツチSW1が閉となるまで、つ
まり、変速レバー20の指定した変速状態となる
まで電気モータ24を介して変速装置10が増速
作動される。また、変速レバー20を減速側に操
作すると、スイツチSW2が開となり、スイツチ回
路28が働いて減速リレー29がオンとなり、ス
イツチSW2が閉となるまで、つまり、変速レバー
20の指定した変速状態となるまで電気モータ2
4を介して変速装置10が減速作動されるのであ
る。
而して、第7図、第8図でも示す如く、前記走
行ミツシヨンケース11に内蔵のブレーキ30に
対する制動操作、つまり、ブレーキペダル31の
踏込み操作に基づいて変速装置10を自動的に減
速作動させ、かつ、制動解除操作、つまりブレー
キペダル31の踏込み解除操作に基づいて変速装
置10を前記の制動操作時点の速度にまで自動的
に復帰作動させる機構32を設けている。
前記機構32を構成するに、別のスイツチ回路
33を介して減速リレー29のオン作動を許容す
るとともに増速リレー27をオフに維持する第1
操作位置P1と前記スイツチSW2による減速レリ
ー29のオン・オフ作動を許容するとともに増速
リレー27のオン作動を許容する第2操作位置
P2とに切換え自在で、かつ、前記の第2操作位
置P2に弾性付勢された制動操作検出手段として
のスイツチSW4を、前記ブレーキペダル31が踏
込み操作されたときに前記の弾性付勢力に抗して
第1操作位置P1に切換え作動させる状態で設け
るとともに、前記変速装置10が最大減速状態に
まで作動されたことを前記部材19との接当によ
つて検出したとき、前記スイツチSW4による電気
モータ24の減速側への駆動を自動的に停止させ
る常開のスイツチSW3を設けている。
そして、作業途中で一時停止するためにブレー
キペダル31を踏込むと、スイツチSW4が第2操
作位置P2から第1操作位置P1に切換えられ、ス
イツチ回路33が働いて減速リレー29がオンと
なり、電気モータ24が減速方向に駆動される。
この時、変速レバー20は制動操作時点の変速操
作位置に維持されているため、電気モータ24の
減速方向への駆動に伴なつてスイツチSW1が開と
なるが、回路がスイツチSW4を介してアースされ
ているため、増速リレー27はオフに維持されて
いる。
また、再発進のためにブレーキペダル31を踏
込み解除すると、スイツチSW4が弾性付勢力で第
1操作位置P1から第2操作位置P2に切換えられ
る。この時、スイツチSW1が開となつているか
ら、スイツチ回路26が働いて増速リレー27が
オンとなり、前記スイツチSW1が変速レバー20
から離れて閉となるまで、つまり、制動操作時点
の速度に復帰するまで電気モータ24が増速方向
に駆動されるのである。前記各スイツチSW1
SW2、各可動片23,23、各スイツチ回路2
6,28,33、各リレー27,29及び電気モ
ータ24により制御手段を構成する。
また、上述実施例では走行クラツチ機能を有す
るベルト式無段変速装置10を用いたが、ベルト
式無段変速装置10と専用の走行クラツチとを設
けて実施しても良く、また、ベルト式無段変速装
置の代わりに油圧式無段変速装置を使用して実施
しても良い。
更に、上述実施例では、制動操作時点の変速レ
バー20の変速操作位置を機械的に記憶させた
が、この変速レバー20の変速操作位置をマイク
ロコンピユータなどを用いて電気的に記憶させる
べく構成して実施しても良い。
本考案は、コンバインのみならず耕耘機、運搬
車、田植機等の他の作業車にも適用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの全体側面図、第2図は要
部の伝動系統図、第3図は変速操作系統図、第4
図、第5図は変速レバー部の正面図とその側面
図、第6図は要部の横断平面図、第7図はブレー
キ操作系統図、第8図は変速操作用電気回路図で
ある。 10…変速装置、31…ブレーキペダル、SW
4…制動操作検出手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 最高速伝動状態と最低速伝動状態、及びそれ
    らの変速伝動状態の中間速での伝動状態との
    夫々に切換変速操作自在な変速装置10を走行
    伝動系に介装するとともに、制動操作が為され
    たこと及び制動操作が解除されたことを検出す
    る制動操作検出手段SW4と、制動操作前の前
    記変速装置10の設定変速状態を記憶する手段
    と、前記制動操作検出手段SW4による制動操
    作が行われたことの検出に伴い、前記変速装置
    を自動的に減速状態に切換えるとともに、前記
    制動操作検出手段SW4による制動解除の検出
    に伴い、前記記憶手段による記憶内容に従つて
    前記変速装置10を制動操作前の設定変速状態
    に自動的に増速復帰させる制御手段とを備えて
    ある作業車。 2 前記制動操作がブレーキペダル31の踏み込
    み操作である実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の作業車。 3 前記変速装置10がベルト式無段変速装置で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    の何れかに記載の作業車。 4 前記変速装置10が油圧式無段変速装置であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項の
    何れかに記載の作業車。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5748134B2 (ja) * 1972-08-17 1982-10-14

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556778U (ja) * 1978-10-14 1980-04-17
JPS5748134U (ja) * 1980-09-03 1982-03-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5748134B2 (ja) * 1972-08-17 1982-10-14

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