JP3455361B2 - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

作業車の走行変速構造

Info

Publication number
JP3455361B2
JP3455361B2 JP11447896A JP11447896A JP3455361B2 JP 3455361 B2 JP3455361 B2 JP 3455361B2 JP 11447896 A JP11447896 A JP 11447896A JP 11447896 A JP11447896 A JP 11447896A JP 3455361 B2 JP3455361 B2 JP 3455361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed change
reverse
operation tool
tool
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11447896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09303553A (ja
Inventor
浩明 江間
繁樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11447896A priority Critical patent/JP3455361B2/ja
Publication of JPH09303553A publication Critical patent/JPH09303553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3455361B2 publication Critical patent/JP3455361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用の無段変速
装置の変速部に対して機械的に連動連結されて人為的に
正逆に操作される変速操作具を設けるとともに、前記変
速操作具の増速方向及び減速方向の操作に対してアシス
ト力を与えるアシスト手段を設け、前記変速操作具が人
為的に操作されていることと、その操作方向とを検出す
る操作状態検出手段を設け、その検出情報に基づいて、
前記変速操作具の操作方向にアシスト力が与えられるよ
うに前記アシスト手段を作動させる制御手段を設けてあ
る作業車の走行変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記作業車の走行変速構造におい
ては、操作状態検出手段の故障等に起因して、変速操作
具の操作方向が増速方向と減速方向とのいずれの方向で
もあることが操作状態検出手段により検出されると、そ
の検出情報に基づいて、制御手段の制御によりアシスト
手段をすぐに作動停止させるよう構成してあった。尚、
アシスト手段の作動停止状態においては、操縦者が自ら
の力のみで変速操作具を操作して、変速を行うことにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、変速操作具の操作方向が増速方向と減速方向とのい
ずれの方向でもあることが前記操作状態検出手段により
検出されると、アシスト手段の作動を単に停止するよう
になっていたために、変速操作具の操作方向が減速方向
であった場合、つまり、操縦者が減速を要望している場
合において、その減速をアシスト力を用いて行えない不
都合があった。つまり、増速側への操作は、操作状態の
故障等の異常時には、その操作性が損なわれることは仕
方が無いにしても、減速側への操作は、上記異常時に
も、アシスト力を用いて行えることが、変速操作の機能
上好都合となる。
【0004】本発明の目的は、変速操作具の操作方向が
増速方向と減速方向とのいずれの方向でもあることが前
記操作状態検出手段により検出された場合であっても、
減速側への操作をアシスト力を用いて行える作業車の走
行変速構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1又は2の特徴によると、制御手段は、変
速操作具の操作方向が増速方向と減速方向とのいずれの
方向でもあることが操作状態検出手段により検出される
と、その検出情報に基づいて、アシスト手段を作動させ
て、変速操作具に減速方向のアシスト力を与える。
【0006】〔II〕請求項3の特徴によると、請求項
1又は2の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を
備えており、これに加えて以下のような「作用」を備え
ている。前記操作状態検出手段として、減速操作検出用
の感圧スイッチと増速操作検出用の感圧スイッチとを、
変速操作具と無段変速装置の変速部との機械式連係機構
中に、前記変速操作具の操作により加圧される状態で配
設してあるから、操作状態検出手段の構造を簡素化でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図4は作業車の一例であるコンバ
インの伝動系を示しており、エンジン1からの動力がテ
ンションクラッチを備えたベルト伝動機構2を介して、
ベルト式の無段変速装置3の入力プーリー4に伝達され
る。無段変速装置3からの動力がミッションケース5の
油圧クラッチ式の前後進切換装置(図示せず)、及び走
行用のギヤ変速装置(図示せず)を介して、左右のクロ
ーラ走行装置6に伝達される。ギヤ変速装置の直前から
分離した動力が、ミッションケース5からベルト伝動機
構7を介して、機体の前部の刈取部8に伝達される。
【0008】次に、ベルト式の無段変速装置3及びその
変速操作構造について説明する。図2に示すように、入
力プーリー4が固定された入力軸9に第1割プーリー1
1、出力軸10に第2割プーリー12を備えて、第1及
び第2割プーリー11,12に亘り伝動ベルト13を巻
回している。第1及び第2割プーリー11,12は、入
力軸9及び出力軸10にスプライン構造で固定されるプ
ーリー部分14、及び軸芯方向に移動自在なプーリー部
分15から構成されており、第2割プーリー12の移動
側のプーリー部分15はバネ16で固定側のプーリー部
分14側に付勢され、出力軸10側の負荷が大きくなる
のに比例して移動側のプーリー部分15を固定側のプー
リー部分14に押すカム機構17が設けられている。
【0009】第1割プーリー11の移動側のプーリー部
分15にベアリングを介してリング部材18が外嵌さ
れ、リング部材18に固定された一対のピン18aが無
段変速装置3のケース側の凹部19に入り込んで、リン
グ部材18が回り止めされている。図3及び図2に示す
ように、円筒状のカム部材20(変速部に相当)がベア
リングを介して入力軸9に外嵌されて、直線状の底部2
0aと左右対象な一対の傾斜面20bとで構成された凹
部がカム部材20に一対形成されており、リング部材1
8のピン18aのローラー18bが、カム部材20の一
対の凹部に入り込んでいる。
【0010】図2及び図3に示す状態は、第1割プーリ
ー11の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー
部分14から紙面左方に最も離れ、第2割プーリー12
の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー部分1
4に最も接近した最低速位置の状態である。この状態か
らカム部材20を右及び左に回転させると、傾斜面20
bを介してリング部材18及び第1割プーリー11の移
動側のプーリー部分15が、固定側のプーリー部分14
側に押し操作されて接近し、第1割プーリー11での伝
動ベルト13の巻回半径が大きくなっていく。これに伴
って第2割プーリー12の移動側のプーリー部分15
が、固定側のプーリー部分14から紙面右方に離れてい
くのであり、無段変速装置3が高速側に変速操作されて
いく。
【0011】次に、ベルト式の無段変速装置3及び前後
進切換装置の操作構造について説明する。図2及び図1
に示すように、無段変速装置3の外側においてカム部材
20の端部にボス部材21が固定され、ボス部材21に
扇型ギヤ22が固定されている。機体の固定部に電動モ
ータ23(アシスト手段に相当)が固定され、平ギヤに
よる減速機構24が電動モータ23に備えられており、
減速機構24のピニオンギヤ24aが扇型ギヤ22に咬
合している。ボス部材21にリング部材25が外嵌され
ており、リング部材25に変速レバー26(変速操作具
に相当)が支持されている。つまり、変速部としてのカ
ム部材20は、変速レバー26に機械的に連動連結され
ている。
【0012】リング部材25のアーム25aのピン25
bが、扇型ギヤ22の開孔22aに入り込んでおり、ゴ
ム状の一対の感圧センサー27,28(操作状態検出手
段としての感圧スイッチに相当)が、アーム25aのピ
ン25bを挟み込むように扇型ギヤ22に固定されてい
る。前後進切換装置を前進位置、後進位置及び中立停止
位置に切換操作する切換弁(図示せず)が備えられてお
り、扇型ギヤ22と切換弁とがプッシュプルワイヤ29
及び融通機構30を介して連係されている。
【0013】無段変速装置3側の固定壁43にポテンシ
ョメータ41を取り付けると共に、このポテンショメー
タ41から延びる揺動レバー42の先端側の横向きピン
42aを、前記扇型ギヤ22に形成した長孔22bに挿
通させて、無段変速装置3の変速状態を検出可能に構成
してある。
【0014】図5に示すように、電動モータ23を操作
する制御装置31(制御手段に相当)、制御装置31か
らの信号により前進側の駆動状態に切換操作される(即
ち、変速レバー26が、図1において反時計周りである
正転側に揺動するように切換操作される)第1電磁リレ
ー32、後進側の駆動状態に切換操作される(即ち、変
速レバー26が、図1において時計周りである逆転側に
揺動するように切換操作される)第2電磁リレー33、
電動モータ23に後述するパルス信号P1,P2,P3
を供給する入り状態と電動モータ23の端子23a,2
3bを接地(短絡)させる切り状態とに切換操作される
第3電磁リレー34が備えられている。第1,2,3電
磁リレー32,33,34の励磁駆動用のトランジスタ
35,37,38、パルス信号P1,P2,P3用のト
ランジスタ39、電動モータ23に供給する保持電流A
2の値を検出する為の基準抵抗器40が備えられてい
る。
【0015】次に、変速レバー26によるベルト式の無
段変速装置3及び前後進切換装置の操作について、図6
に基づいて説明する。
【0016】変速レバー26を中立停止位置Nから前進
側の範囲に操作していると、プッシュプルワイヤ29及
び切換弁により、前後進切換装置が前進位置に操作され
ており、変速レバー26を中立停止位置Nから後進側の
範囲に操作していると、プッシュプルワイヤ29及び切
換弁により、前後進切換装置が後進位置に操作されてい
る。
【0017】変速レバー26を正転側に操作し始める
と、ピン25bが正転側の感圧センサー27に押圧され
て(ステップS1)、正転側の感圧センサー27から信
号が制御装置31に入力される。そして、ピン25bが
逆転側の感圧センサー28に押圧されていない(逆転側
の感圧センサー28から信号が制御装置31に入力され
ていない)と、制御装置31から図8に示すような正転
側のパルス信号P1が出力されて、パルス信号P1に応
じた正転側の操作電流A1が電動モータ23に出力され
(ステップS3,S5)、電動モータ23から変速レバ
ー26に正転側に沿ったアシスト力が与えられる。
【0018】例えば、ピン25bが正転側の感圧センサ
ー27に押圧されて(ステップS1)、正転側の感圧セ
ンサー27から信号が制御装置31に入力され、かつ、
逆転側の感圧センサー28の故障等により、逆転側の感
圧センサー28からも信号が制御装置31に入力された
とする(ステップS1,S3)。この場合、変速レバー
26が、中立停止位置Nから前進側の範囲である前進領
域F(又は中立停止位置Nから後進側の範囲である後進
領域R)にあるとの信号がポテンショメータ41から制
御装置31に入力されると、制御装置31から図8に示
すような逆転側(又は正転側)のパルス信号P1が出力
されて、前記操作電流A1が電動モータ23に出力され
(ステップS6,S5)、電動モータ23から変速レバ
ー26に逆転側(又は正転側)に沿った減速方向のアシ
スト力が与えられる。
【0019】ピン25bが正転側の感圧センサー27に
押圧された状態になく(正転側の感圧センサー27から
信号が制御装置31に入力されていない)、ピン25b
が逆転側の感圧センサー28に押圧されて(ステップS
2)、逆転側の感圧センサー28から信号が制御装置3
1に入力されると、制御装置31から逆転側のパルス信
号P1が出力されて、パルス信号P1に応じた逆転側の
操作電流A1が電動モータ23に出力され(ステップS
6)、電動モータ23から変速レバー26に逆転側に沿
ったアシスト力が与えられる。
【0020】上記のように、正転側・逆転側の感圧セン
サー27,28の故障等がない通常の状態においては、
前進領域Fにおいて変速レバー26を正転側に操作する
と、電動モータ23から正転側にアシスト力が与えられ
て、無段変速装置3が増速側に変速操作されるのであ
り、変速レバー26を逆転側に操作すると、電動モータ
23から逆転側にアシスト力が与えられて、無段変速装
置3が減速側に変速操作され、逆に後進領域Rにおい
て、変速レバー26を逆転側に操作すると、電動モータ
23から逆転側にアシスト力が与えられて、無段変速装
置3が増速側に変速操作されるのであり、変速レバー2
6を正転側に操作すると、電動モータ23から正転側に
アシスト力が与えられて、無段変速装置3が減速側に変
速操作される。この場合、図8に示すように一つの周期
Tにおいて、パルス信号P1の出力時間T’と停止時間
T’’との比(T’/T’’)が1.0に設定されてい
るので、パルス信号P1が連続的に出力される状態とな
っている。
【0021】次に変速レバー26の操作を止めると、正
転側・逆転側の感圧センサー27,28の信号が停止す
る(ステップS1,S2)。
【0022】前進領域F(又は後進領域R)において、
変速レバー26の操作を止めると(ステップS7)、ポ
テンショメータ41から、変速レバー26が前進領域F
(又は後進領域R)にあるとの信号が制御装置31に入
力され、制御装置31から図8に示すような正転側(又
は逆転側)のパルス信号P2が出力される。このパルス
信号P2において、一つの周期Tでの出力時間T’と停
止時間T’’との比(T’/T’’)が充分に小さい値
(例えば0.1〜0.2)に設定されているので、正転
側(又は逆転側)の所定値Bの保持電流A2(前述の操
作電流A1よりも充分に小さい)が、電動モータ23に
出力される(ステップS8,S10)。
【0023】変速レバー26が中立停止位置Nに操作さ
れた場合には、電動モータ23への操作電流A1(保持
電流A2)の供給系が短絡された状態に設定される(ス
テップS7,S9)。これは図5に示す第3電磁リレー
34を切り状態として、電動モータ23の端子23a,
23bを接地させて、短絡された状態とする。
【0024】図2に示すベルト式の無段変速装置3は、
伝動ベルト13の張力により中立停止位置N側に戻ろう
としているので、ステップS8,S10での電動モータ
23の正転側(又は後進側)の小さなアシスト力と、無
段変速装置3の前述の中立停止位置N側への復帰付勢力
とが釣り合って、変速レバー26及び無段変速装置3が
その操作位置(変速位置)に保持される。
【0025】この場合に、どれだけの値の正転側(又は
逆転側)の保持電流A2を電動モータ23に供給する
と、変速レバー26及び無段変速装置3が保持されるの
かが実験等により事前に把握されており、その保持電流
A2の値が所定値Bである。
【0026】電動モータ23に供給される正転側(又は
逆転側)の保持電流A2において、図8に示すように所
定値Bを含む小範囲C内の保持電流A2のみの値が(小
範囲Cから外れた保持電流A2の値は無視される)、フ
ィードバックされて検出されており、正転側(又は逆転
側)の保持電流A2が所定値Bに維持されるように、パ
ルス信号P2における出力時間T’と停止時間T’’と
の比(T’/T’’)が、制御装置31によって自動的
に変更操作される。
【0027】ところで本コンバインには排ワラ詰まり検
出センサーや2番物回収部詰まり検出センサーの検出情
報に基づいてエンジンを停止させる装置(以下、AES
装置と略称する)を設けるとともに、AES装置STが
作動したか否かを検出する検出手段を設け、また、走行
ブレーキが操作されたことを検出するセフティスイッチ
SWを設けて、制御系をさらに以下のように構成してあ
る。
【0028】つまり、図7に示すように、AES装置S
Tが作動してエンジンが停止する(ステップS11)
と、AES装置STが作動して設定時間(例えば3秒)
経過し(ステップS12)、変速レバー26が前進領域
F(又は後進領域R)に位置していた場合、ポテンショ
メータ41から、変速レバー26が前進領域F(又は後
進領域R)にあるとの信号が制御装置31に入力され、
制御装置31から図8に示すような逆転側(又は正転
側)のパルス信号P3が出力され、パルス信号P3に応
じた逆転側(又は正転側)の操作電流A3(前述の操作
電流A1よりも小さい)が電動モータ23に出力し(ス
テップS14,S15)、電動モータ23から変速レバ
ー26に逆転側(正転側)に沿った減速方向のアシスト
力が与えられる。前記操作電流A3は前記操作電流A1
よりも弱く、変速レバー26はゆっくりと減速方向に移
動する。従って、減速方向に移動する変速レバー26が
操縦者等に急に衝突することがない。変速レバー26に
減速方向のアシスト力を与えるタイミングを、前記設定
時間(3秒)経過した後にしたのは、操縦者が変速レバ
ー26を前記設定時間内に減速方向に操作することを考
慮したためである。
【0029】つまり上記構成によれば、操縦者が変速レ
バー26を前記設定時間内に減速方向に操作するのを忘
れても、変速レバー26が前記設定時間内に減速方向に
自動的に移動するので、エンジン再始動時に急発進する
ことがなくなるという利点がある。
【0030】AES装置が作動していない場合におい
て、走行ブレーキが操作されてセイフティスイッチWが
ONになり(ステップS16)、変速レバー26が前進
領域F(又は後進領域R)に位置していた場合も、制御
装置31から逆転側(又は正転側)の前記パルス信号P
3が出力されて、前記操作電流A3が電動モータ23に
出力し(ステップS14,S15)、電動モータ23か
ら変速レバー26に逆転側(正転側)に沿った減速方向
のアシスト力が与えられる。 〔別実施形態〕上記実施形態では、無段変速装置として
ベルト式の無段変速装置を示したが、これに限定される
ものではなく、変速操作具の人為操作に基づいて正逆に
作動され、駆動操作手段にて作動が補助される構成であ
ればよく、例えば静油圧式無段変速装置の変速操作部
等、その他の無段変速装置であっても本発明は適用でき
る。
【0031】前記出力時間T’,停止時間T’’は上記
値に限定されるものではなく、各種の状況に応じて変更
可能である。
【0032】前記アシスト手段として油圧モータやエン
ジンの駆動力を用いた駆動機構等を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1又は2の構成によると、変速操
作具の操作方向が増速方向と減速方向とのいずれの方向
でもあることが前記操作状態検出手段により検出された
場合であっても、減速を適切に行える作業車の走行変速
構造を提供することができた。
【0034】請求項3の構成によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備え
ている。そして、請求項2の構成では、操作状態検出手
段の構造を簡素化できるから、製作コストの低廉化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速装置、変速レバー及び電動モータ付近
の側面図
【図2】無段変速装置の縦断背面図
【図3】無段変速装置における変速操作用のカム部材の
平面図
【図4】コンバインの伝動系を示す概略図
【図5】電動モータの制御系を示す図
【図6】変速レバーによる変速操作時の制御の前半の流
れを示す図
【図7】変速レバーによる変速操作時の制御の後半の流
れを示す図
【図8】パルス信号、電動モータに供給される操作電流
及び保持電流の状態を示す図
【符号の説明】
3 走行用の無段変速装置、ベルト式の無段変
速装置 20 変速部 23 アシスト手段 26 変速操作具 27,28 操作状態検出手段 31 制御手段 F 前進領域 N 中立位置 R 後進領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−201039(JP,A) 特開 平5−306766(JP,A) 特開 平2−190662(JP,A) 特開 平7−243487(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/36 F16H 63/00 - 63/48 F16H 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の無段変速装置の変速部に機械的
    に連動連結されて人為的に正逆に操作される変速操作具
    を設けるとともに、前記変速操作具の増速方向及び減速
    方向の操作に対してアシスト力を与えるアシスト手段を
    設け、前記変速操作具が人為的に操作されていること
    と、その操作方向とを検出する操作状態検出手段を設
    け、その検出情報に基づいて、前記変速操作具の操作方
    向にアシスト力が与えられるように前記アシスト手段を
    作動させる制御手段を設けてある作業車の走行変速構造
    であって、 前記制御手段は、前記操作状態検出手段により前記変速
    操作具の操作方向が増速方向と減速方向とのいずれの方
    向でもあることが検出されると、前記変速操作具に減速
    方向のアシスト力を与えるべく前記アシスト手段を作動
    させるよう構成してある作業車の走行変速構造。
  2. 【請求項2】 前記変速操作具の操作領域を、中立位置
    の両側に前進領域と後進領域とを各別に設けて構成する
    とともに、前記変速操作具が前進領域内又は後進領域内
    において、前記中立位置から遠ざかるほど増速前進側又
    は増速後進側に設定されるよう構成し、走行状態を前進
    状態と後進状態とに切換える前後進切換え機構を、前記
    変速操作具により前記中立位置で切換え操作自在に構成
    し、前記制御手段は、前記変速操作具が前記前進領域と
    後進領域とのいずれの領域に位置していた場合であって
    も、前記操作状態検出手段により前記変速操作具の操作
    方向が増速方向と減速方向とのいずれの方向でもあるこ
    とが検出されると、前記変速操作具に減速方向のアシス
    ト力を与えるべく前記アシスト手段を作動させるよう構
    成してある請求項1記載の作業車の走行変速構造。
  3. 【請求項3】 前記操作状態検出手段として、減速操作
    検出用の感圧スイッチと増速操作検出用の感圧スイッチ
    とを、前記変速操作具と無段変速装置の変速部との機械
    式連係機構中に、前記変速操作具の操作により加圧され
    る状態で配設してある請求項1又2記載の作業車の走行
    変速構造。
  4. 【請求項4】 前記走行用の無段変速装置が、ベルト式
    の無段変速装置である請求項1,2又は3に記載の作業
    車の走行変速構造。
JP11447896A 1996-05-09 1996-05-09 作業車の走行変速構造 Expired - Fee Related JP3455361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447896A JP3455361B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 作業車の走行変速構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447896A JP3455361B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 作業車の走行変速構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09303553A JPH09303553A (ja) 1997-11-25
JP3455361B2 true JP3455361B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=14638752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11447896A Expired - Fee Related JP3455361B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 作業車の走行変速構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3455361B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09303553A (ja) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455361B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3647511B2 (ja) 作業用走行車両における車速制御装置
JP3069275B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3464870B2 (ja) 変速操作装置
JP3455367B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3069274B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3158049B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3340914B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3441599B2 (ja) 走行変速装置
JP3295280B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JPH0968274A (ja) 作業車の走行変速構造
JP3220381B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3340913B2 (ja) 作業車の車速制御装置
JP3386658B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP3418068B2 (ja) 作業車両の操作制御装置
JP3501901B2 (ja) 作業車の車速制御装置
JP3443245B2 (ja) 操作アシスト装置
JPS6032453Y2 (ja) 移動農機における無段変速装置
JP3386662B2 (ja) 操作アシスト装置
JP3455377B2 (ja) 作業車の変速操作構造
JPS6247491B2 (ja)
JP3519876B2 (ja) 操作アシスト装置
JP3455376B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JPS631613Y2 (ja)
JPH02169869A (ja) 車輌のエンジン始動装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees