JPH0968274A - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

作業車の走行変速構造

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JPH0968274A
JPH0968274A JP7221494A JP22149495A JPH0968274A JP H0968274 A JPH0968274 A JP H0968274A JP 7221494 A JP7221494 A JP 7221494A JP 22149495 A JP22149495 A JP 22149495A JP H0968274 A JPH0968274 A JP H0968274A
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JP
Japan
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speed
assist
operation tool
speed change
operating
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JP7221494A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ema
浩明 江間
Suezo Ueda
末蔵 上田
Minoru Hiraoka
実 平岡
Mineyoshi Motomura
峰義 本村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0968274A publication Critical patent/JPH0968274A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/04Ratio selector apparatus
    • F16H59/06Ratio selector apparatus the ratio being infinitely variable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/24Providing feel, e.g. to enable selection

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速操作具と走行用の無段変速装置とを機械
的に連動連結して、変速操作具に対し増速及び減速方向
のアシスト力を与えるアシスト手段を備えた作業車の走
行変速構造において、変速操作具の操作感覚を良いもの
にする。 【解決手段】 アシスト手段23から変速操作具26に
増速方向のアシスト力を与えるときにおいて、増速方向
のアシスト力を与えるアシスト手段23の作動速度が、
変速操作具26の高速側の操作位置ほど遅くなるように
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人為的に正逆に操
作される変速操作具と走行用の無段変速装置の変速部と
を機械的に連動連結して、変速操作具により無段変速装
置を変速操作するように構成した作業車の走行変速構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の走行変速構造の一
例が、特開平6‐201007号公報に開示されてい
る。この構造では、人為的に操作される変速レバー(前
記公報の図1及び図4中の16)(変速操作具に相当)
と、走行用の無段変速装置とを機械的に連動連結して、
電動モータ(前記公報の図1及び図4中の13)(アシ
スト手段に相当)の動力を、変速レバーの操作方向に沿
って増速及び減速方向のアシスト力として与えるように
構成している。
【0003】変速レバーが人為的に操作される際の操作
方向を検出するスイッチ(前記公報の図1及び図4中の
17,18)(操作状態検出手段に相当)を備えて、作
業者が変速レバーを人為的に増速及び減速方向に操作し
ていると、変速レバーの操作方向に沿って増速及び減速
方向のアシスト力が与えられるように、電動モータに操
作電流を供給して、変速レバーによる変速操作が軽く行
えるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では変速操
作具を増速方向に操作する場合において、変速操作具の
低速側の操作位置で変速操作具を増速方向に操作する場
合、変速操作具の高速側の操作位置で変速操作具を増速
方向に操作する場合のように、どの操作位置から変速操
作具を増速方向に操作しても、アシスト手段が同じ作動
速度で作動するように設定されている。これにより、作
業者が変速操作具を人為的に増速方向に操作する際に、
変速操作具のどの操作位置でも同じような操作感覚で変
速操作具による無段変速装置の変速操作が行えてしまう
ので、変速操作具の操作感覚の面で改善の余地がある。
本発明は作業車の走行変速において、変速操作具による
無段変速装置の変速操作の操作感覚の改善を図ることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると、変速操作具を増速方向
に操作する場合において、低速側の操作位置にある変速
操作具を増速方向に操作する場合よりも、高速側の操作
位置にあるで変速操作具を増速方向に操作する場合の方
が、増速方向のアシスト力を与えるアシスト手段の作動
速度は遅いものとなる。
【0006】低速側の操作位置にある変速操作具を増速
方向に操作する場合では、機体の走行速度自身が低速で
あるのに対し、高速側の操作位置にある変速操作具を増
速方向に操作する場合では、機体の走行速度自身が既に
高速になっているので、変速操作具を操作する作業者に
対して、無段変速装置が増速方向に変速操作されている
ことを認識させる必要が高いものとなる。これにより、
高速側の操作位置にある変速操作具を増速方向に操作す
る場合、変速操作具を操作する作業者に対して、無段変
速装置が増速方向に変速操作されていることを充分に認
識させることができる。
【0007】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴によると変速操作具の全操作範囲に
おいて、増速方向のアシスト力を与える際のアシスト手
段の作動速度に比べて、減速方向のアシスト力を与える
際のアシスト手段の作動速度の方が高速に設定されてい
る。これにより、変速操作具の全操作範囲において、変
速操作具の減速方向の操作が素早く行えるようになるの
で、非常時等での無段変速装置の減速方向への変速操作
が素早く行える。
【0008】
【発明の実施の形態】図4は作業車の一例であるコンバ
インの伝動系を示しており、エンジン1からの動力がテ
ンションクラッチを備えたベルト伝動機構2を介して、
ベルト式の無段変速装置3の入力プーリー4に伝達され
る。無段変速装置3からの動力がミッションケース5の
油圧クラッチ式の前後進切換装置(図示せず)、及び走
行用のギヤ変速装置(図示せず)を介して、左右のクロ
ーラ走行装置6に伝達される。ギヤ変速装置の直前から
分離した動力が、ミッションケース5からベルト伝動機
構7を介して、機体の前部の刈取部8に伝達される。
【0009】次に、ベルト式の無段変速装置3及びその
変速操作構造について説明する。図2に示すように、入
力プーリー4が固定された入力軸9に第1割プーリー1
1、出力軸10に第2割プーリー12を備えて、第1及
び第2割プーリー11,12に亘り伝動ベルト13を巻
回している。第1及び第2割プーリー11,12は、入
力軸9及び出力軸10にスプライン構造で固定されるプ
ーリー部分14、及び軸芯方向に移動自在なプーリー部
分15から構成されており、第2割プーリー12の移動
側のプーリー部分15はバネ16で固定側のプーリー部
分14側に付勢され、出力軸10側の負荷が大きくなる
のに比例して移動側のプーリー部分15を固定側のプー
リー部分14に押すカム機構17が設けられている。
【0010】第1割プーリー11の移動側のプーリー部
分15にベアリングを介してリング部材18が外嵌さ
れ、リング部材18に固定された一対のピン18aが無
段変速装置3のケース側の凹部19に入り込んで、リン
グ部材18が回り止めされている。図2及び図3に示す
ように、円筒状のカム部材20(変速部に相当)がベア
リングを介して入力軸9に外嵌されて、直線状の底部2
0aと左右対象な一対の傾斜面20bとで構成された凹
部がカム部材20に一対形成されており、リング部材1
8のピン18aのローラー18bが、カム部材20の一
対の凹部に入り込んでいる。
【0011】図2及び図3に示す状態は、第1割プーリ
ー11の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー
部分14から紙面左方に最も離れ、第2割プーリー12
の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー部分1
4に最も接近した最低速位置の状態である。この状態か
らカム部材20を右及び左に回転させると、傾斜面20
bを介してリング部材18及び第1割プーリー11の移
動側のプーリー部分15が、固定側のプーリー部分14
側に押し操作されて接近し、第1割プーリー11での伝
動ベルト13の巻回半径が大きくなっていく。これに伴
って第2割プーリー12の移動側のプーリー部分15
が、固定側のプーリー部分14から紙面右方に離れてい
くのであり、無段変速装置3が増速方向に変速操作され
ていく。
【0012】次に、ベルト式の無段変速装置3及び前後
進切換装置の操作構造について説明する。図1及び図2
に示すように、無段変速装置3の外側においてカム部材
20の端部にボス部材21が固定され、ボス部材21に
扇型ギヤ22が固定されている。機体の固定部に電動モ
ータ23(アシスト手段に相当)が固定され、平ギヤに
よる減速機構24が電動モータ23に備えられており、
減速機構24のピニオンギヤ24aが扇型ギヤ22に咬
合している。ボス部材21にリング部材25が外嵌され
ており、リング部材25に変速レバー26(変速操作具
に相当)が支持されている。
【0013】リング部材25のアーム25aのピン25
bが、扇型ギヤ22の開孔22aに入り込んでおり、ゴ
ム状の一対の感圧センサー27,28(操作状態検出手
段に相当)が、アーム25aのピン25bを挟み込むよ
うに扇型ギヤ22に固定されている。前後進切換装置を
前進位置、後進位置及び中立停止位置に切換操作する切
換弁(図示せず)が備えられており、扇型ギヤ22と切
換弁とがプッシュプルワイヤ29及び融通機構30を介
して連係されている。
【0014】図5に示すように、電動モータ23を操作
する制御装置31(制御手段に相当)が備えられてお
り、電動モータ23に後述する操作電流A1及び保持電
流A2を供給するモータドライバ32、コントローラ3
3が制御装置31に備えられている。図8に示すような
パルス信号P1,P2を出力するパルス信号出力手段3
4、及び保持電流A2の値をフィードバックして検出す
る検出手段35が、コントローラ33に備えられてい
る。変速レバー26の操作位置を検出する操作位置セン
サー36が備えられており、操作位置センサー36の信
号がコントローラ33に入力されている。
【0015】次に、変速レバー26によるベルト式の無
段変速装置3及び前後進切換装置の操作について、図7
及び図8に基づいて説明する。図1に示す変速レバー2
6を中立停止位置Nから前進側の範囲に操作している
と、プッシュプルワイヤ29及び切換弁により前後進切
換装置が前進位置に操作されており、変速レバー26を
中立停止位置Nから後進側の範囲に操作していると、プ
ッシュプルワイヤ29及び切換弁により前後進切換装置
が後進位置に操作されている。変速レバー26を中立停
止位置Nに操作していると、プッシュプルワイヤ29及
び切換弁により前後進切換装置が中立停止位置に操作さ
れて、機体は停止している。
【0016】変速レバー26を中立停止位置Nから前進
側の範囲に操作している状態(機体の前進状態)におい
て(ステップS1)、変速レバー26を前進側(増速方
向)に操作し始めると、図1に示すピン25bが前進側
の感圧センサー27に押圧されて(ステップS2)、前
進側の感圧センサー27から信号がコントローラ33に
入力される。これによって、コントローラ33から図8
に示すような前進側のパルス信号P1がモータドライバ
32に出力されて、モータドライバ32からパルス信号
P1に応じた前進側の操作電流A1が電動モータ23に
出力され(ステップS4)、電動モータ23から変速レ
バー26に対して前進側(増速方向)のアシスト力が与
えらて、変速レバー26により無段変速装置3が前進の
増速方向に変速操作される。
【0017】前進側のパルス信号P1において、一つの
周期Tでの出力時間T1と停止時間T2との比(T1/
T2)が、コントローラ33で自由に変更できるように
構成されており、出力時間T1と停止時間T2との比
(T1/T2)が大きくなるほど、操作電流A1の値も
大きくなる。これにより、図6の実線に示すように変速
レバー26を中立停止位置N(低速側に対応)に操作し
ているほど、出力時間T1と停止時間T2との比(T1
/T2)(操作電流A1の値)が大きくなり、電動モー
タ23の前進側(増速方向)の作動速度が速くなる。逆
に変速レバー26を前進側の最高速位置F(高速側に対
応)に操作しているほど、出力時間T1と停止時間T2
との比(T1/T2)(操作電流A1の値)が小さくな
り、電動モータ23の前進側(増速方向)の作動速度が
遅くなる。
【0018】この場合、図6の二点鎖線に示すように変
速レバー26の操作位置と、機体の走行速度(ベルト式
の無段変速装置3の変速位置)とは、下に凸の二次関数
的な関係となっているので、図6の実線に示す前述の変
速レバー26の操作位置と操作電流A1の値との関係
を、上に凸の二次関数的な関係に設定している。
【0019】次に、変速レバー26を中立停止位置Nか
ら前進側の範囲に操作している状態(機体の前進状態)
において(ステップS1)、変速レバー26の前進側へ
の操作を止めたとする。この場合には、前進側及び後進
側の感圧センサー27,28の信号が停止するので(ス
テップS2,S3)、コントローラ33から図8に示す
ような前進側のパルス信号P2がモータドライバ32に
出力される。前進側のパルス信号P2において、一つの
周期Tでの出力時間T1と停止時間T2との比(T1/
T2)が充分に小さい値(例えば0.1〜0.2)に設
定されているので、小さな前進側の保持電流A2がモー
タドライバ32から電動モータ23に出力される(ステ
ップS5)。
【0020】図2に示すベルト式の無段変速装置3は、
伝動ベルト13の張力により中立停止位置N側に戻ろう
としているので、電動モータ23の前進側(増速方向)
の小さなアシスト力と、無段変速装置3の前述の中立停
止位置N側への復帰付勢力とが釣り合って、変速レバー
26及び無段変速装置3がその操作位置(変速位置)に
保持される。
【0021】この場合、どれだけの値の前進側の保持電
流A2を電動モータ23に供給すると、変速レバー26
及び無段変速装置3が保持されるのかが、実験等により
事前に把握されている。これにより、モータドライバ3
2から電動モータ23に供給される前進側の保持電流A
2がフィードバックされて、コントローラ33の検出手
段35により検出されており、前進側の保持電流A2が
所定値に維持されるように、パルス信号P2における出
力時間T1と停止時間T2との比(T1/T2)が、コ
ントローラ33によって自動的に変更操作される。
【0022】次に変速レバー26を中立停止位置Nから
前進側の範囲に操作している状態(機体の前進状態)に
おいて(ステップS1)、変速レバー26を中立停止位
置N側(減速方向)に操作し始めると、図1に示すピン
25bが後進側の感圧センサー28に押圧されて(ステ
ップS3)、後進側の感圧センサー28から信号がコン
トローラ33に入力される。これによって、コントロー
ラ33から図8に示すような後進側のパルス信号P3が
モータドライバ32に出力されて、モータドライバ32
からパルス信号P3に応じた後進側の最大操作電流A3
が電動モータ23に出力され(ステップS6)、電動モ
ータ23から変速レバー26に対して中立停止位置N側
(減速方向)のアシスト力が与えらて、変速レバー26
により無段変速装置3が前進の減速方向に変速操作され
る。
【0023】図8に示すように一つの周期Tにおいて、
パルス信号P3の出力時間T1と停止時間T2との比
(T1/T2)が1.0に設定されているので、パルス
信号P3が連続的に出力される状態となっており、この
パルス信号P3に対応するのが最大操作電流A3とな
る。この場合、図6の一点鎖線に示す最大操作電流A3
に対して、変速レバー26を前進側(増速方向)に操作
した場合の操作電流A1(図6の実線参照)の方が小さ
くなるように設定されている。
【0024】従って、変速レバー26を中立停止位置N
から前進側の範囲に操作している状態(機体の前進状
態)において、変速レバー26を中立停止位置N側(減
速方向)に操作した際の電動モータ23の作動速度より
も、変速レバー26を前進側(増速方向)に操作した際
の電動モータ23の作動速度が小さくなる。これによっ
て、変速レバー26を中立停止位置Nから前進側の範囲
のどの操作位置に操作していても、変速レバー26を中
立停止位置N側(減速方向)に操作すれば、後進側の最
大操作電流A3による最高の作動速度で電動モータ23
が中立停止位置N側(減速方向)に作動する。
【0025】次に、変速レバー26を中立停止位置Nか
ら後進側の範囲に操作している状態(機体の後進状態)
について説明する。この状態において(ステップS
1)、変速レバー26を後進側(増速方向)に操作し始
めると、図1に示すピン25bが後進側の感圧センサー
28に押圧されて(ステップS8)、後進側の感圧セン
サー28から信号がコントローラ33に入力される。こ
れによって、コントローラ33から図8に示すような後
進側のパルス信号P1がモータドライバ32に出力され
て、モータドライバ32からパルス信号P1に応じた後
進側の操作電流A1が電動モータ23に出力され(ステ
ップS9)、電動モータ23から変速レバー26に対し
て後進側(増速方向)のアシスト力が与えらて、変速レ
バー26により無段変速装置3が後進の増速方向に変速
操作される。
【0026】この場合、前述と同様に図6の実線に示す
ように変速レバー26を中立停止位置N(低速側に対
応)に操作しているほど、出力時間T1と停止時間T2
との比(T1/T2)(操作電流A1の値)が大きくな
り、電動モータ23の後進側(増速方向)の作動速度が
速くなる。逆に変速レバー26を後進側の最高速位置R
(高速側に対応)に操作しているほど、出力時間T1と
停止時間T2との比(T1/T2)(操作電流A1の
値)が小さくなり、電動モータ23の後進側(増速方
向)の作動速度が遅くなる。
【0027】次に、変速レバー26を中立停止位置Nか
ら後進側の範囲に操作している状態(機体の後進状態)
において(ステップS1)、変速レバー26の後進側へ
の操作を止めたとする。この場合には、前進側及び後進
側の感圧センサー27,28の信号が停止するので(ス
テップS7,S8)、前述と同様にコントローラ33か
ら図8に示すような後進側のパルス信号P2がモータド
ライバ32に出力される。これにより、小さな後進側の
保持電流A2がモータドライバ32から電動モータ23
に出力されて(ステップS10)、変速レバー26及び
無段変速装置3がその操作位置(変速位置)に保持され
る。
【0028】次に変速レバー26を中立停止位置Nから
後進側の範囲に操作している状態(機体の後進状態)に
おいて(ステップS1)、変速レバー26を中立停止位
置N側(減速方向)に操作し始めると、図1に示すピン
25bが前進側の感圧センサー27に押圧されて(ステ
ップS7)、前進側の感圧センサー27から信号がコン
トローラ33に入力される。これにより、前述と同様に
コントローラ33から図8に示すような前進側のパルス
信号P3がモータドライバ32に出力されて、モータド
ライバ32からパルス信号P3に応じた前進側の最大操
作電流A3(図6の一点鎖線参照)が電動モータ23に
出力され(ステップS11)、前進側の最大操作電流A
3による最高の作動速度で電動モータ23が中立停止位
置N側(減速方向)に作動して、変速レバー26により
無段変速装置3が後進の減速方向に変速操作される。
【0029】次に変速レバー26を前進側及び後進側か
ら中立停止位置Nに操作すると(ステップS1)、電動
モータ23に前述のような操作電流A1は供給されず、
電動モータ23の一方の端子と他方の端子とが接続され
た状態(短絡状態)に設定される(ステップS12)。
これにより、電動モータ23が見掛け上、発電機になる
ので、変速レバー26によって電動モータ23を駆動し
ようとした場合、電動モータ23に電磁気的な抵抗が発
生することになり、この電磁気的な抵抗により変速レバ
ー26及び無段変速装置3が中立停止位置Nに保持され
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、アシスト手段
により変速操作具に増速及び減速方向のアシスト力を与
えるように構成した作業車の走行変速構造において、無
段変速装置が増速方向に変速操作されていることを認識
させる必要が高い高速側の操作位置で、変速操作具を操
作する作業者に対し無段変速装置が増速方向に変速操作
されていることを充分に認識させることができるように
なるので、実情に即した状態が得られて、変速操作具に
よる無段変速装置の変速操作の操作感覚を向上させるこ
とができた。
【0031】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、非常時等での無段変速装
置の減速方向への変速操作が素早く行えるようになるの
で、増速及び減速方向の両方の実情に即した状態が得ら
れるようになって、変速操作具による無段変速装置の変
速操作の操作感覚をさらに向上させることができた。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速装置、変速レバー及び電動モータ付近
の側面図
【図2】無段変速装置の縦断背面図
【図3】無段変速装置における変速操作用のカム部材の
平面図
【図4】コンバインの伝動系を示す概略図
【図5】電動モータの制御系を示す図
【図6】変速レバーの操作位置と操作電流との関係を示
す図
【図7】変速レバーによる変速操作時の制御の流れを示
す図
【図8】モータドライバに出力されるパルス信号、電動
モータに供給される操作電流及び保持電流の状態を示す
【符号の説明】
3 無段変速装置、ベルト式の無段変速装置 20 無段変速装置の変速部 23 アシスト手段 26 変速操作具 27,28 操作状態検出手段 31 制御手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 63/06 F16H 63/06 (72)発明者 本村 峰義 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の無段変速装置(3)の変速部
    (20)に対して機械的に連動連結されて人為的に正逆
    に操作される変速操作具(26)と、前記変速操作具
    (26)の増速方向及び減速方向の操作に対してアシス
    ト力を与えるアシスト手段(23)と、前記変速操作具
    (26)が人為的に操作される際の操作方向を検出する
    操作状態検出手段(27),(28)とを備えると共
    に、 前記操作状態検出手段(27),(28)の検出に基づ
    いて前記変速操作具(26)が人為的に増速方向に操作
    されていると、前記変速操作具(26)に増速方向のア
    シスト力が与えられるように前記アシスト手段(23)
    を作動させ、前記変速操作具(26)が人為的に減速方
    向に操作されていると、前記変速操作具(26)に減速
    方向のアシスト力が与えられるように前記アシスト手段
    (23)を作動させる制御手段(31)を備えて、 前記アシスト手段(23)から前記変速操作具(26)
    に増速方向のアシスト力を与えるときにおいて、増速方
    向のアシスト力を与える前記アシスト手段(23)の作
    動速度が、前記変速操作具(26)の高速側の操作位置
    ほど遅くなるように、前記アシスト手段(23)を作動
    させるように前記制御手段(31)を構成してある作業
    車の走行変速構造。
  2. 【請求項2】 前記アシスト手段(23)から前記変速
    操作具(26)に減速方向のアシスト力を与えるときに
    おいて、減速方向のアシスト力を与える前記アシスト手
    段(23)の作動速度が、増速方向のアシスト力を与え
    る前記アシスト手段(23)の作動速度よりも、前記変
    速操作具(26)の全操作範囲で高速となるように、前
    記アシスト手段(23)を作動させるように前記制御手
    段(31)を構成してある請求項1記載の作業車の走行
    変速構造。
  3. 【請求項3】 前記走行用の無段変速装置(3)が、ベ
    ルト式の無段変速装置(3)である請求項1又は2記載
    の作業車の走行変速構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007063773A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Calsonic Kansei Corporation 自動変速機のセレクトアシスト装置

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WO2007063773A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Calsonic Kansei Corporation 自動変速機のセレクトアシスト装置

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