JPH03103585A - 建物用窓システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建物用の窓システムに関するものである。

従来技術 建物の窓の締り状態を点検するのは、特に、事務所の建
物等、窓の多い建物の場合には、通常、きわめて時間が
かかる。外から窓の締シ状態が分かる場合も、ただ寄せ
かけてあるだけなのか掛止金具がかかつているかは、分
からない。

したがって、従来の窓システムでは、各窓を個別に手で
閉じ、掛止金具をかけねばならない。

ＤＥ−Ａ−３２２３８０８により、手動可能の、引倒し
回転窓の掛止金具であって、その駆動バー装置が、水平
軸を中心とする引倒し旋回時の窓開位置では、窓の取手
内に組込筐れた電動モータを介して、換気目的のために
細めに窓を開けることのできる形式のものが公知である
。電動モータは、抗トルク手段を介しロックされる取手
とは無関係に、駆動バー装置を駆動する。窓のケースメ
・ントの周方向に通常の形式で可動の駆動バー装置は、
一方では、窓枠に窓を掛止し、他方では、窓枠と駆動バ
ー装置との間で作用するくさび伝動装置を介して、ケー
スメントを、僅かに開く換気位置へ引倒すのである。電
動モータには制御装置が配属され、この制御装置が、室
内空気パラメータ、たとえば室内空気の気体状の汚れ、
又は可視的な汚れに対し、センサを介して応動し、監視
パラメータが所定値を超えれば、自動的に窓を開き、所
定値を下回れば再び窓を閉じるようにされている。この
ようにすることにより、暖房や冷房のエネルギー需要が
最低に抑えられる。

発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、操作及び（又は）監視・点検の便利性
を高めた窓システムを提供し、しかも、窓システムの設
置・組付け費用を低減することにある。

課題を解決するための手段 この課題は、特許請求の範囲第１項に記載の特徴を有す
る手段により解決された。本発明は、特に次のような窓
に適している。すなわち、そのケースメントに手動操作
も可能な引倒し回転掛止金具が備えられ、この掛止金具
を、垂直軸を中心とした回転旋回運動のさい、又は水平
軸を中心とした引倒し旋回運動のさいに、選択的に外す
ことができるような窓である。この掛止金具は、手動操
作可能であるが、手動操作とは無関係にモータ装置によ
っても掛け外しが可能である。モータ装置は、ケースメ
ントの開閉運動にも役立ち、水平軸を中心とする引倒し
運動に役立てるようにするのが有利である。

これらのモータ装置は、マイクロプロセッサにより制御
され、これらのマイクロプロセッサにより、センサ装置
を介して掛止金具の掛止状態及び（又は）ケースメント
の閉じ状態が把握される。窓のそれぞれには、この場合
、固有のマイクロプロセッサが配属されているが、この
マイクロプロセッサは、また、モータ装置を制御したり
、窓グループそれぞれのセンサ装置の信号を把握したシ
することもできる。

個々のマイクロプロセッサは、配線費用を節減するため
に、配属される窓に隣接する個所に配置され、窓制御装
置を介して、配属の窓から離れた場所で遠隔操作可能で
ある。この遠隔操作装置により、窓の操作は、たとえば
、建物の１室の視界範囲内から、たとえば、窓に手が届
かない座位置から行なうことができる。

これらのマイクロプロセッサは、加えて、データバス、
たとえば環状回路を介して、離れた場所に配置された共
通の監視中実装置と接続して釦くと有利である。この中
実装置では、センサ装置を介して把握された窓の旋回位
置及び（又は）掛止位置が、視覚的表示装置に個別に、
又はグループ毎に表示される。マイクロプロセッサのデ
ータ処理能力は、したがって、モータ駆動装置の遠隔操
作のためのみでなく、監視目的のデータ伝送にも利用で
きる。マイクロプロセッサのプログラム制御により、モ
ータ装置の動作経過が、特に次の場合に同期化される。

すなわち、掛止金具の掛け外し駆動とケースメントの旋
回駆動とが別々のモータで行なわれる場合である。遠隔
制御装置を介しては、したがって、短いレリーズ信号の
みを伝送せねばならない。このことは、有利にはオフラ
インで動作する発信器を有する無線式遠隔制御装置の場
合に、電流需要が低減される利点を生ぜしめる。監視中
実装置へのデータ伝送も、マイクロプロセッサを用いて
時間的に限定することができる。これにより、監視中実
装置と接続可能のマイクロプロセッサ及び窓の数を著し
く多くすることができる。このことは、特に次の場合に
利点となる。すなわち、監視中実装置が中央操作装置を
備え、この操作装置を介して、マイクロプロセッサに配
属された窓が、個別に選択的に、もしくはグループ毎に
、あるいは又すべで一緒に制御できるような場合である
。

有利な１構成の場合、モータ駆動装置は、掛止金具を駆
動せしめる掛け外しモータと、これとは別の、旋回運動
を生ぜしめるケースメント旋回モータとを有している。

これらのモータを分離することの利点は、従来式の引倒
し回転用掛止金具も、問題なく、場合によっては後から
モータ駆動装置を装備できることにある。マイクロプロ
セッサは、モータを時間的に前後してスイッチオンする
。すなわち、開運動の場合は、まず掛け外しモータを掛
止金具外し方向に、次いでケースメント旋回モータを開
方向に操作し、閉運動の場合は、まずケースメント旋回
モータを閉じ方向に、次いで掛け外しモータを掛止の方
向に操作する。掛け外しモータ、ケースメント旋回モー
タいずれにもリミットスイッチを配属し、これにマイク
ロプロセッサが応動するようにするのが有利である。双
方のモータのスイッチオン時間が重なるのを確実に防止
するために、有利な１構成によれば、マイクロプロセッ
サが、配属のリミットスイッチの操作時に、モータをそ
のつど能動的に電気制動する。すなわち、電動モータの
給電線を短絡させる。

有利な１実施形式の場合、マイクロプロセッサによう、
モータ装置の電動モータの電流が監視される。モータ装
置が、偶然もしくはサボタージュ行為によりブロックさ
れると、モータ電流ハ、マイクロプロセッサにより監視
される閾値を超えて上昇する。マイクロプロセッサは、
これに対し、モータ装置のブロックを表わす監視信号を
発し、この信号が、監視中実装置に、窓又は窓グループ
に選択的に配属されて表示され、場合によっては警報の
発令に利用される。

モータ装置の一時的なブロックと本当のブロックとを区
別するため、監視信号は、所定時間の間ブロックが続い
た場合にのみ発せられるようにするのがよい。その場合
、所定時間が経過したのち、モータ装置は、過負荷によ
る障害を防止するため、スイッチオフされる。

マイクロプロセッサに窓制御装置が接続される場合は、
ケーブル式遠隔制御装置を用いる。

この場合は、窓から離れて配置された制御盤その他類似
の装置を、接続ケーブルを介してマイクロプロセッサと
接続しておく。しかし、窓制御装置は無線式に動作し、
無線式の発信器、特に、マイクロプロセッサと接続され
た受信器を介して、マイクロプロセッサを制御する赤外
線発信器を有するようにするのが有利である。

また、本発明による有利な構成では、監視中実装置に配
属された中央操作装置は、窓の選択的又は集合的な制御
のみでな〈、モータ装置の選択的又は集合的なブロック
も可能である。このブロックは、特に、マイクロプロセ
ッサに配属された窓制御装置による制御に対し、マイク
ロプロセッサをブロックすることで行なわれる。

このようにすることによう、窓の締りの確実性を高める
ため、選択的又は集合的に窓に対し制御操作が行なわれ
ないように、窓がブロックされる。この電気的なブロッ
クは、掛止金具の手動操作には影響を与えないので、窓
は、非常のさいには手で開けることができる。窓には、
付加的に警報接点を装備しておくことができる。

これらの接点は、マイクロプロセッサのブロックにも拘
らず、窓が手で開けられた場合、監視中実装置を介して
警報装置を起動させる。しかし塘た、代シに、もしくは
付加的に、掛止金具の駆動バー装置を機械式にプロツク
するブロック装置を設けておくこともできる。この装置
によう、駆動バー装置は、その掛止位置では、掛止金具
の手動操作もできないようにブロックされる。その場合
、サボタージュを防止するためには、有利には次のよう
にしておく。すなわち、ブロック装置が、ばね力により
ブロック位置へ押付けられるラッチを有するようにし、
このラッチが、駆動バー装置の掛止金具外し運動時の、
電動モータの励起により外されねばならないようにする
のである。電動モータの励起は、マイクロプロセッサに
より制御されるので、この励起を再び中央でプロツクす
ることができる。中央でブロックされない装置の場合、
窓を手で開けられるようにするには、掛止金具の取手の
ところに、電磁石制御のための開閉接点を設けておくこ
とができる。

既述の、窓の締シ状態を遠隔制御する装置は、ｌた、特
に室内空気の状態パラメータとは無関係に窓を制御する
のにも利用できる。しかも、中央の窓締シ状態表示又は
窓の中央操作のための監視中実装置が備えられていない
場合にも、利用できる。このかぎシにおいて、請求項１
０に記載の観点は、独立的な意味を有している。

本発明のこの観点によれば、手動操作可能の、有利には
引倒し回転掛止金具として構威された掛止金具を有する
少なくとも１つの窓が備えられている。モータ装置は、
掛止金具、窓のケースメントのいずれをも駆動する。１
た、少なくとも１つのセンサを介して、特に、建物内の
室内空気の状態パラメータに応動する制御装置により制
御される。その場合、この制御装置は、第１及び第２の
制御部を有しており、第１制御部は、導体接続を介して
センサと接続され、かつ塘た無線式発信器と接続されて
しる。１た、第２制御部は、導線接続を介してモータ装
置と、発信器に配属された受信器とに接続されている。

第２制御部は、窓に隣接する場所に配置しておくのが便
利であるが、第１制御部は、状態パラメータを把握する
のに適した位置に配置しておくことができ、しかも組付
け時に第２制御部へのケーブルその他を敷設する必要が
ない。発信器は、この場合も、有利には赤外線発信器、
しかもバッテリーにより動作する形式のものを用い、第
２制御部は、筐た、マイクロプロセッサとして構成する
のが有利である。そうすることにより、システムには、
既述のように監視中実装置と中央操作装置を補うだけで
よいからである。

制御装置のセンサは、有利な構成に釦いては、室内空気
の相対湿度を把握する。建物内の部屋部屋は、相対湿度
に応じて換気することができ、これにより、特に湿気の
多い部屋では、かびの発生を防止できる。湿度センサの
代シに、もし〈は湿度センサに加えて、温度又は炭酸ガ
ス含量に応動するセンサを設けておき、室内の空気をそ
れに応じて制御することもできる。この制御は、次のよ
うに行なうのが便利である。すなわち、センサにより把
握される室内空気パラメータのレベルが、第一の閾値を
超えると、窓が開かれ、かつまた、このレベルが、第１
の閾値よりも低い値の第２の閾値を下回ると、窓が閉じ
られるようにするのである。その場合に生じ　＼るヒス
テリシスにより、応動感度の調節ができ、ハンティング
が防止される。

前述のセンサの代りに、もしくは、それらに付加して、
ノイズ●レベル●センサを備えておくこともできる。こ
れらのセンサにより、建物外のノイズ・レベルが所定値
を超えると、そのレベルに応動して、窓が閉じられる。

このノイズ・レベルに応じた窓の閉じ運動制御は、窓制
御装置なしでも実現できる。ノイズセンサは、窓の区域
に配置してかくのが便利だからである。

同じく、窓制御装置なしで実現できる別の変化形は、窓
の少なくとも１つを、室内空気の流速、特に窓区域の流
速に応動するセンサによって制御する形式ものである。

こうすることによう、室内に隙間風が入る場合、窓の少
なくとも１つを自動的に閉じることができる。

本発明の別の観点は、請求項１４に記載の観点で、同じ
く独立的な意味をもつものである。

これは、複数の窓の締勺状態を、窓がモータにより掛止
可能かつ（又は）旋回可能であるかどうかとは無関係に
、監視する形式のものである。

但し、掛け外し運動や旋回運動をモータによ９行なうの
は、この場合も有利な形式である。

この窓システムは、１た、有利には引倒し回転掛止金具
として構成された手動式掛止金具を備えた複数の窓から
成っている。この掛止金具は、駆動バー装置を有してお
υ、この装置は、窓のケースメントの周面みぞの、少な
くとも部分区域に被覆されて敷設され、ケー，スメント
の周方向に可動である。監視中実装置は、本発明のこの
観点によれば、視覚的表示器に、窓又は窓グループの位
置センサ装置の信号を表示するようにされている。これ
らの位置センサ装置は、掛止金具の駆動バー装置の現在
位置に応動する。

また、位置センサ装置は、２部分から構成され、駆動バ
ー装置と内定的に駆動接続されている第１センサ部分と
、窓のケースメント又は窓枠と固定結合された第２セン
サ部分とから成っている。この構戒の利点は、駆動バー
装置に沿って比較的多くの組付けスペースが利用でき、
かつまた、駆動バーの行程が比較的大きくできるので、
余や敏感でないセンサも確実にレリーズできる点にある
。

本発明のこの観点によっても、監視中実装置が、個々の
窓又は窓グループの締シ状態を表示する筏党的な表示器
を有していることは、言う１でもない。本発明の先述の
変化形の場合同様、視覚的表示装置は、個々の窓又は窓
ブループに配属した発光ダイオードを用いることができ
る。

発光ダイオードは、その信号状態により窓の旋回状態を
発信する。たとえば、カラーの異なる発光ダイオードを
用いて、赤の場合は窓の開状態を、緑の場合は閉状態を
示すようにすることができる。特に、監視中実装置が同
じくコンピュータ、たとえば・ξ−ソナル・コンピュー
タとして構威されている実施形式の場合には、視覚的表
示装置は文字ディスプレーとして構成し、文字数字記号
により窓の場所と閉状態を表示するようにすることがで
きる。あるいは又、たとえばスクリーン形式のグラフィ
ック●ディスプレーを有する表示装置も好適である。こ
の場合、スクリーンには、建物の平面図が示され、窓の
状態が表示される。

監視中実装置は、複数の窓を区別できなければならない
。この区別は、たとえば次のようにして行なうことがで
きる。すなわち、この場合も１た有利にはマイクロプロ
セッサとして構成された、窓又は窓グループの個々の制
御装置が、時分割多重方式により、周期的に窓ないしそ
のマイクロプロセッサを呼出すことにより窓の状態を質
問するようにするのである。このようにする代シに、マ
イクロプロセッサにコード・アドレスを配属しておき、
これらのアドレスを、窓状態を表わす信号と一緒にマイ
クロプロセッサが監視中実装置に、有利には周期的に発
信するようにすることもできる。

位置センサ装置の、構造的に特に簡単な変化形では、第
１のセンサ部分が磁石として構成され、この磁石が駆動
バー装置に因定されて、この装置と一緒にケースメント
周方向に移動可能であるのに対し、第２のセンサ部分は
磁界センサ、特にホール・スイッチとして構成されてい
る。磁石は、駆動バーから窓枠のほうへ突出しているラ
ッチ・ビンのところに保持して訃くことができ、他方、
磁界センサは、ラッチ・ビンに配属された、窓枠の閉鎖
板に配置してかく。

この構成の利点は、窓が閉じられ、掛止された状態の場
合にのみ応動し、かつ渣た比較的僅かの構成費用で製作
できる点である。磁石は、特に被覆されてラッチ・ビン
のところに設けられているので、窓が開いても、それが
位置センサ装置の構成要素であることは分からない。

操作の確実性を高めた１変化形は、次のような形式のも
のである。すなわち、この変化形の場合、複数の位置セ
ンサ装置が備えられており、そのうちの第１の装置がケ
ースメントの閉位置に、第２の装置が駆動バーの掛止位
置に、第３の装置が、ケースメントの旋回運動を可能に
する駆動バー解離位置に、それぞれ応動するようになっ
ている。第２及び第３の位置センサ装置には、駆動バー
に配置された１つの共通の磁石が配属されるようにする
ことができる。この場合、磁界センサは被覆しておき、
それによって、窓が開いた時にもケースメント内に、そ
れが見えないようにしてフ・＜。位置センサ装置の前述
の２つの変化形の場合、磁石と磁界センサとは、引倒し
回転掛止金具のコーナー支承部と対角方向で反対側の駆
動バーのコーナー変向区域に配置しておくのが有利であ
る。駆動バーのコーナー変向部は、標準構造部材として
，窓の寸法とは関係なく用意でき、窓の引倒し、回転い
ずれの運動時にも、窓枠から出されるので、位置センサ
装置は、２つの種類の旋回運動のさいに一様に応動する
。

位置センサ装置の別の変化形の場合、位置センサ装置が
プランジャ接点として構成されている。このプランジャ
接点部材は、斜面伝動装置を介して駆動バー装置によう
制御される。プランジャ接点部材は、窓の掛止位置では
、駆動バーを隠している被覆条片の穴を通して突出し、
窓の掛け金が外され、旋回運動が行なわれるさいには、
被覆条片の背後のケースメント内へ引込められる。駆動
バーは、被覆条片の穴を、掛止金具の掛止位置でのみ開
放し、掛止金具の解離位置でＦｉ遮蔽するように構成さ
れている。したがって、窓が開かれている場合は、プラ
ンジャ接点部材は覆われておシ、これにより、位置セン
サ装置の操作確実性が高められる。

このプランジャ接点部材は、有利な１構戒の場合、リン
ク式に被覆条片のところに保持された、カム面を備えた
レバー部材として構成されており、このレバー部材が、
駆動バーと固定結合されたカム部材と協働するようにな
っている。

このレバー部材は、有利には２腕レバーとして構成され
、そのレバー腕は、鈍角をなして互いに傾斜するカム面
区域を形成する結果、カム部材によりレバー部材の双方
の運動方向が制御される。

駆動バー装置が手動制御のみでなく、モータ装置を介し
ても制御される変化形の場合、モータ装置に備えられた
リミット・スイッチは、位置センサとして利用すること
ができる。

既述のように、監視中実装置は、窓の状態を個別に、又
はグループ単位で表示するよう構成されている。個々の
窓の制御装置ないしマイクロプロセッサと監視中実装置
との間のデータ連絡が、できるだけ短時間で可能なよう
に、グループ単位の状態表示のさい、位置センサ配置の
複数信号が、すでに窓側で互いに結合される。

コノ結合ハ、マイクロプロセッサが備えられている場合
は、そこで行なうことができる。しかし、簡単化するた
め、個々の位置センサ装置は、それが開閉接点である場
合、論理ＡＮＤ回路内で互いに結合される。

既述のように、別個のモータにより、一方では窓の掛止
運動が、他方では窓の旋回運動が制御されるようにする
のが有利である。ＤＥ−Ａ−３２２３８０８により公知
の駆動装置は、手動操作も可能な掛止金共用のものだが
、この駆動装置の場合、電動モータは、回転式取手のシ
ャフト部に、取手と同軸的に組込筐れ、引倒し回転掛止
金具の駆動バー伝動装置と噛合っている従動軸部を、歯
車伝動装置を介して駆動する。公知モータ装置のこの回
転式取手は、このため比較的大きい。

回転式取手は、駆動バー伝動装置に通じる従動軸部とモ
ータを接続する伝動装置が、スピンドル装置を有するよ
うにすることにより、著しく小さく構成できる。そのさ
い、このスピンドル装置の、モータにより駆動されるね
じスピンドルは、その軸線が、レバー・グリップの回転
軸線と直角に、そのレバー方向に配置されており、かつ
また、そのスピンドルナットは、レバーグリップ内にね
じスピンドルに沿って移動可能に案内されているラック
と接続されている。

このラックは従動軸部に座着しているピニオンと噛合っ
ている。この構成の場合、モータも、レバーグリップ内
にねじスピンドルと同軸的に配置するのが有利である。

このレバーグリップが、これにより、従来の回転式取手
のレバーグリップと区別される点は、主として直径がい
く分大きくなる点だけである。掛止金具、特に引倒し回
転掛止金具用の前述の駆動装置は、前述のシステムとは
異なる窓システムにも用いることができる。請求項３０
は、したがって、独立的な意味を有している。

公知の掛止金具駆動装置の場合、回転取手が、ケースメ
ントと結合された取手ベース部分のところを軸方向に可
動に案内されている。１た抗トルク手段は、取手が軸方
向に持上げられると、取手ベース部分から引離されるビ
ンとして構成されている。この構成の場合、取手の旋回
支承部は、比較的安定的に構成しないと、持続的な負荷
には耐えられず、１たそのように構戒するには費用もか
かる。取手の構成費用を低く抑えるには、取手をケース
メントに保持する取手ベース部分が、ほぼレバーグリッ
プの全長にわたって延びるようにし、かつまた抗トルク
連結部のラッチをレバーグリップの端部に配置するよう
にすればよい。同時に、レバーグリップの自由端部には
、レバーグリップと取手ベース部分との間にプランジャ
接点が設けられ、これらの接点を介して、レバーグリッ
プ内に配置されたモータが、場合によってはそのリミッ
トスイッチも、モータ制御装置と接続することができる
。

プランジャ接点が、レバーグリップ回転軸に対し半径方
向に延びる複数列の形式で配置されるさいは、各列の接
点は半径方向に互いにずらされて配置されるので、レバ
ーグリップを手で回転させる場合には、他方のプランジ
ャ接点の対応接点と重なることがない。

本発明の別の観点は、掛止金具駆動装置とは別個の旋回
駆動装置に関するものである。この旋回駆動装置は、前
述の掛止金具駆動装置同様、後から、掛止金具、特に引
倒し回転式金具を備えた窓に付加取付け可能である。こ
の旋回駆動装置は、保持部材を介して窓枠に配置された
電動モータを有している。この電動モータは、窓枠平面
とほぼ平行な軸を中心として、電動モータ保持部材のと
ころに旋回可能に支承されたはさみ状レ・ζ一を駆動す
る。ケースメントを、旋回駆動装置とは無関係に、手動
で開けるため、軸から遠いほうのはさみ状レバー端部が
、離脱可能の距離補償連結部を介して、ケースメントの
駆動バー装置の駆動バーと連結されている。

この距離補償連結部は、長く延びたレール形状の第１連
結部と、このレール状部材に沿って移動可能にこのレー
ル状部材のところを案内される滑シ片の形式の第２連結
部とを有している。

第１連結部は、駆動バーと固定結合されており、窓枠の
周方向に延びるはさみ状レバー閉じ位置でぱ、掛止金具
が掛けられている場合は、はさみ状レバーのところに設
けられた第２連結部との係合が外れた状態となる。この
連結関係は，次のように選ばれている。すなわち、連結
部が、はさみ状レバーの閉じ位置では、モータによる旋
回作動のために定められた駆動バー位置、たとえば引倒
し位置でのみ、係合するようにされている。駆動バーの
引倒し位置と掛止位置との間で、駆動バーは、窓が回転
旋回のために解離される位置を通過する。窓は、回転位
置では手で開けることができる。駆動バーの引倒し位置
では、距離補償連結部の双方の連結部は互いに係合し、
窓は、モータによって引倒され、閉じることができる。

前述の掛け外し駆動装置を用いる場合は、駆動バー装置
は、モータによっても、手によっても調節できるので、
連結部の寸法づけを適切にすれば、窓は、少なくとも閉
じ位置では、非常の場合には、手でも開けることができ
る。この連結部は、はさみ状レバーに設けられたきのこ
状のボルトと、駆動バーに沿つて延びるほぼＣ字形横断
面の案内レールとから成っている。これらの案内レール
は、引倒し回転掛止金具の従来形式のものの場合、距離
補償連結部としても利用できる。

旋回駆動装置の特に細い実施形式は、モータをはさみ状
レバーと連結する伝動装置が、スピンドル装置として構
成されている。この装置は、窓枠の周方向に延びる、電
動モータにより駆動されるねじスピンドルと、はさみ状
レバーの旋回軸と間隔をふ・いてこのレバーとリンク結
合されているスピンドルナットとを有している。スピン
ドルナットは、電動モータとスピンドル装置とを取囲む
ケーシングの、互いに向き合った壁部のところを案内さ
れている。その場合、はさみ状レバーの軸は、スピンド
ルナットの穴、たとえば短ざく穴を貫通し、スピンドル
ナットの両側でケーシングのところに保持されている。

軸が両側で支承されることにより、機械的に安定した構
造が得られる。

請求項３６に記載の、前述の旋回駆動装置は、既述のシ
ステム以外の窓システムにも用いることができ、したが
って独立的な意味を有している。

実施例 次に添付図面につき、本発明を説明する。

第１図に示した建物の窓は、垂直平面内に配置された窓
枠１と、横の垂直軸線３を中心として回転可能な、もし
くは下方水平軸線５を中心として引倒し可能なケースメ
ント７とを有している。ケースメント７は、この目的の
ために、詳細には図示されていないコーナー支承部９に
下方のコーナー側面部が支承されており、かつまた、ケ
ースメント７の周面みぞ内に少なくとも部分的に被覆さ
れて敷設された駆動バー装置１１により、一方では、窓
枠１のところに掛止され、他方では、引倒し運動と回転
運動とが切換えられる。駆動バー装置１１は、ケースメ
ント７の平面に対し直角の旋回軸線１５を中心として回
転可能にケースメントに支承されている回転式取手１３
により、詳細には図示されていない駆動バー伝動装置を
介して周方向に動かされる。駆動バー装置１１は、リン
グ状にケースメント７のほぼ全周を取囲んで＄−シ、周
方向に分配された複数のラツチビンを有している。こ記 れらのラツチビンのうちの２つが信号１４．１５で示し
てある。ラツチビン１４．１５は、窓が閉じられ、掛止
された状態では、閉鎖片１　７．１９内に係合する。閉
鎖片１７．１９は、窓枠１のみそ内面に、はめ込１れて
いる。窓が閉じられ、掛止状態の場合、回転式取手１３
は、第１図に示した位置Ａを取る。この位置から、取手
工３は、回転開き位置Ｂを経て、引倒し開き位置Ｃへ回
転させることができる。回転開き位置Ｂでは、駆動バー
装置１１のところに設けられたラツチビン２１は、回転
リンク２３を介して窓枠１に取付けられている振出し腕
２５をロックする。そのさい、ラツチピン２１は振出し
腕２５の対応片２７に係合する。これによう、コーナー
支承部と回転リンク２３とにより固定されたケースメン
ト７は、回転垂直軸線３を中心として回転可能となる。

引倒し開き位置Ｃに釦いては、ラッチピン２１が、振出
し腕２５の対応片２７から外され、駆動バー装置１１は
、回転リンク２３と対角方向で反対側のコーナーにある
引倒し支承部２９をロックする。振出し腕２５のところ
を案内されるケースメント７は、これにより引倒し水平
軸線５を中心として引倒すことができる。

以上述べたかぎシでは、この窓は、従来形式の構成でる
る。しかし、この窓には、回転式取手１３内に掛け外し
駆動装置３１が付加的に組込１れている。この駆動装置
３１については、第６図から第８図のところで詳述する
が、この駆動装置３ｌにより、取手の手動回転調節とは
無関係に、駆動バー装置１１は、掛止位置Ａに配属され
た駆動バー位置と引倒し開き位置Ｃに配属された駆動バ
ー位置との間を駆動される。

更に、窓枠ｌの上部の横枠部分には、引倒し駆動装置３
３が配置されている。この装置３３は、旋回可能に駆動
されるはさみ状レバー３５を介して、ケースメント７の
駆動バー装置１１と連結可能であり、駆動バー装置１１
の引倒し開き位置では、ケースメント７を回転式取手１
３とは無関係に引倒し方向へ駆動する。この駆動装置３
３の詳細は、第９図から第１１図のところで説明する。

更に、窓は、位置センサ装置を有している。この位置は
、２つの相互に配属されたセンサ部分から成シ、これら
センサ部分が、駆動バー装置１１の掛止位置及び（又は
）ケースメント７の閉じ位置ないし引倒し開き位置を把
握する。この位置センサ装置の詳細は、第３図から第５
図のところで説明する。

第１図に示した窓４１の掛止状態及び締り状態の監視用
、並びに掛け外し駆動装置及び引倒し駆動装置の制御用
に、窓４１の近くにはマイクロプロセッサ４３が配置さ
れている。そのそれぞれが、個々の窓４１、又は場所的
に近い、たとえば同じ部屋の窓４１のグループを制御す
る。マイクロプロセッサ４３は、接続導体４５を介して
、マイクロプロセッサ４３に配属されている窓４１の位
置センサ装置、掛け外し駆動装置、引倒し駆動装置と接
続されている。１た、マイクロプロセッサ４３は、デー
タ環状回路４７を介して、離れた場所の監視中実装置４
９と接続されている。この中実装置４９には、個々の窓
の掛止及び閉鎖の状態が表示されるので、中央から建物
内のすべての窓の掛止及び閉鎖の状態が監視できる。デ
ータ環状回路４７は、建物の給電網であり、これには、
マイクロプロセッサ４３も、監視中実装置同様、データ
結合ステップを介して結合されている。しかし、データ
環状回路４７は、付加的に建物内に設けた配線網によっ
ても形成することができる。窓４１の掛止及び閉じ状態
を視覚的に表示するため、ダイオード区画５１を設けて
おくことができる。

この区画５１に、発光ダイオード５３によって、各窓又
は窓グループの掛止及び閉じ状態が表示される。発光ダ
イオードは、一方では、窓の掛止及び閉じ状態を、他方
では、掛止金具の解離ないし窓の開放の状態を表示する
ため、たとえば緑と赤等の異なるカラーを用いることが
できる。マイクロプロセッサ４３は、掛止及び閉じ状態
の情報を中実装置４９の制御装置５５により制御されつ
つ時間的に前後して中実装置４９ヘ送ル。マイクロプロ
セッサ４３の質問は、周期的な時分割多重方式により行
なわれる。しかし、１た、状態情報と一緒に、マイクロ
プロセッサ４３とマイクロプロセッサ４３に配属された
窓４１とを同定するアドレスコードを伝送することも可
能である。監視する窓の数が多い場合は特に、制御装置
５５をコンピュータとして構成するのが有利である。こ
のコンピュータには、付加的な制御・監視措置を引受け
させることもできる。たとえば、窓４１の中実装置、又
はモニタ５７を介した窓の掛止及び閉じ状態の図形表示
などである。このモニタ５７は、窓の状態情報を、文字
形式及び（又は）図形形式で建物の平面図と関連づけて
視覚的に表示する。

コンピュータとして構成された制御装置５５は、適当な
インターフェース５９を介して、データ遠隔伝送にも利
用することができる。

窓４１の掛止及び閉じ状態は、近辺から遠隔制御でき、
窓の開閉のために窓に近づく必要がない。このために、
マイクロプロセッサ４３には、遠隔制御受信器６１が接
続され、この受信器６１が無線式遠隔制御発信器６３に
応動するようになっている。有利には赤外線発信器であ
る遠隔制御発信器６３は、マイクロプロセッサ４３と接
続された窓４１の状態制御用の制御キーを有している。

窓の１つを開放する制御命令を発すると、マイクロプロ
セッサ４３が、まず窓の掛け外し駆動装置を、掛止金具
外し方向にスイッチオンし、掛止金具が外れると、次に
弓倒し駆動装置を開方向に制御する。閉じ命令に対して
は、まず、引倒し駆動装置が閉じ方向に制御され、次に
掛け外し駆動装置が掛止方向にスイッチオンされる。掛
け外し、引倒し、いずれの駆動装置もリミットスイッチ
を有しており、マイクロプロセッサ４３が、これに応動
し、双方の駆動装置の同時的なスイッチオンが防止され
る。これらの駆動装置は、事情によっては、後動作時間
が比較的長いので、マイクロプロセッサ４３が、適当な
出力回路を介して、駆動装置のリミットスイッチの応動
時に、駆動装置の電動モータを短絡させ、能動的な電気
式制動を行なうのが好１しい。

マイクロプロセッサは、付加的に電動モータの駆動電流
の値を監視する。正常動作時に生じる各電動モータの定
格電流は、モータがブロックされると著しく上昇する。

マイクロプロセッサは、電流レベルを所定電流閾値と比
較し、この間値を超えると、電動モータのブロックを示
す監視信号を発する。マイクロプロセッサ４３によ９制
御されて、監視中実装置は、監視信号の発信をダイオー
ド区画５１又はモニタ５７に視覚的に表示し、場合によ
っては警報装置を起動させる。電動モータの電流監視に
よって、望ましくない窓のブロック、たとえば窓枠１と
ケースメ／ト７との間に何かが挾１つたためなどによる
ブロックのみならず、窓の閉鎖を意図的に阻止しようと
するサボタージュ行為をも把握することができる。作動
時に、個々の場合に、モータ電流が一時的にのみ阻止さ
れるようなとき、たとえばケースメントが動きにくいよ
うなトキには、マイクロプロセッサ４３は、過電流が発
生する持続時間を監視するようにするのが好１しい。こ
のブロック状態を表わす監視信号は、所定の時間間隔の
間連続的に発せられた場合に、はじめて監視中実装置４
９に伝えられる。

誤警報が、このようにして防止される。マイクロプロセ
ッサ４３は、加えて、所定時間の間過電流で動作するモ
ータを切シ、モータの過負荷を防止する。

窓４１ぱ、近辺から遠隔操作可能なだけでなく、監視中
実装置の中央操作装置６５を介して遠隔操作可能である
。操作装置６５ぱ、次のように構成さーれている。すな
わち、個々の窓を、配属のマイクロプロセッサ４３を選
ぶことによって特定して制御できるようにすると同時に
、窓をグループとして集合的に、たとえば１つの階又は
部屋の窓、更には、特別に設けたキーを用いて、建物全
体の窓をも制御できるようにするのである。マイクロプ
ロセッサ４３のアドレス指定は、制御装置５５の周期的
な呼出形式に従って行なわれるか、もしくは、マイクロ
プロセッサないし窓にそれぞれ個々に配属されたアドレ
スコードを介して行なわれる。

有利には運搬可能な遠隔制御発信器６３による局所的な
制御の代９に、もしくはそれに加えて、別の定置的な遠
隔制御発信器６７、特に赤外線発信器を備えて訃くこと
もできる。この発信器は、室内空気の状態パラメータに
応動するセンサ６９と接続しておき、配属のマイクロプ
ロセッサ４３と接続された窓の開放状態を、室内空気パ
ラメータの把握値に応じて制御する。

センサ６９は、たとえば、相対湿度を把握するセンサで
あり、このセンサにより、空気湿度が所定閾値を超える
と、窓が開かれるようにしておく。湿度が高くなシがち
な部屋では、このようにすることにより、かびその他の
発生が防止？れる。湿度が閾値を下回れば、窓は再び閉
じられる。閉じ運動を制御する閾値ぱ、制御のヒステリ
シス特性を導入するため、有利には、窓開放時の閾値よ
りいくぶん小さい値にする。

このセンサ６９の代りに、もしくはそれに加えて、別の
センサを備えてか〈こともできる。

これらのセンサは、たとえば、室温又は室内空気のＣＯ
■含量に応動し、パラメータの所定値を超過すると、自
動的に窓を開閉する。窓システムの操作性を高める別の
措置として、更に、センサ６９が建物外部のノイズ・レ
ベルに応動し、道路や航空機の騒音が高くなれば、自動
的に窓を閉じるようにすることもできる。更に別の措置
として、窓区域の空気の流速に応動するセンサ７１を、
マイクロプロセッサもしくは場合により遠隔制御発信器
６７と接続し、窓を隙間風に応じて制御することもでき
る。

第３図から第５図までには、位置センサ装置の変化形が
示されている。これらの位置センサ装置は、第２図の設
備に用いられた第１図の窓の掛止及び閉じ状態を監視す
るために用いることができる。第３図は、駆動バー装置
のコーナー変向部と山形被覆条片７３とを示したもので
、被覆条片７３は、端部に被覆条片７７の延長部用の接
続片７５を有している。山形被覆条片７３の脚には、ケ
ースメント７の周方向に可動の駆動バー８１用の接続片
７９が配置され、これらのバー８１が、被覆条片７３の
コーナー区域で、フレキシブルなスチール●ベルトヲ介
シて互いに連結されている。接続片７９は、第１図の窓
枠ｌの閉鎖片１７．１９に係合するラツチビン１４．１
５を有している。駆動バー８１とラツチビン１４．１５
は、第１図の回転式取手１３の位置Ａ，Ｂ，Ｃに従って
、掛止位置Ａ、回転開き位置Ｂ、引倒し開き位置Ｃの間
を可動である。この操作は、しかも、取手１３を回転さ
せることによっても、掛け外し駆動装置３１を介しても
可能である。位置の把握には、上部周面みぞ内に位置す
るラツチピン１５内に隠されて、つまシ見えないように
永久磁石８５が備見られている。この永久磁石８５は、
窓が閉じられ、掛止位置Ａになると、磁界感受センサ、
たとえばホール・スイッチ８７と重なり合う。

このホール●スイッチ８７は、したがって、窓が閉じ、
掛止された場合のみ応動し、双方の条件が充たされなけ
れば応動しない。ホール・スイッチ８７の信号は、監視
中実装置にょシ表示される状態情報であり、この信号は
、更に、マイクロプロセッサ４３による掛け外し駆動装
置３１と引倒し駆動装置３３の制御に利用される。

第生図は、位置センサ装置の１変化形で、この装置が、
第３図の装置と異なる点は、センサの数と配置形式のみ
である。等しい作用の構成要素は、第３図と等しい番号
を付し、摸別するため番号に記号ａを付加してある。説
明は、第３図の説明を参照して行なう。第３図の実施例
と異なり、この位置センサ装置は、ケースメント７のと
ころに複数の磁界センサが設けられている。これらのセ
ンサを介して，互いに別個に、駆動バー８１８のロック
位置Ａと引倒し開き位置Ｃが、更に１たケースメント７
の閉じ位置が把握される。山形条片７３の内側の隠れた
位置で、第１の永久磁石８９が、駆動バー接続片７９と
結合されている。永久磁石８９の位置は、２つのホール
・スイッチ９１ないし９３により、一方では掛止位置で
、他方では引倒し開き位置で把握される。回転開き位置
Ｂは、ホール・スイッチ９１．９３の出力信号の論理組
合せにより監視される。第２の永久磁石９５は、窓枠ｌ
に配置され、窓の閉じ位置で、磁気感受センサ、特にホ
ール・スイッチ９７により把握される。

ホール・スイッチ９１．９３．９７の信号は、配属され
たマイクロプロセッサ４３内で分析評価され、監視中実
装置４９（第２図）へ伝送される。個々の駆動バー位置
とケースメントの閉じ位置とを別個に分析評価すること
により、高い操作の確実性が達せられる。

第５図は、更に別の位置センサ装置を示したものである
。この装置は、比較的操作確実性をもち、第１図のセン
サ部材３７と同じようにケ一スメント７に配置されたプ
ランジャ接点１０１の形式を有している。このプランジ
ャ接点１０１には、窓枠１の周面みぞ内に対応接点部材
１０３が、第１図のセンサ部材３９と似た第２のセンナ
部材が配属されている。プランジャ接点１０１は、ケー
スメント７の周面みぞ内に被覆条片１０５により覆われ
て配置され、条片１０５の穴１０７から突出している。

プランジャ接点１０１は、レバー部材１０９に保持され
、レバー部材１０９は、被覆条片１０５と固定結合され
た軸受台１１１のところに、ケースメント７の平面にほ
ぼ直角に延びる軸１１３を中心として旋回可能に支承さ
れている。レバー部材１０９が、第５図に破線で示した
位置へ旋回することにより、プランジャ接点１０ｌを、
完全に被覆条片１０５の背後へ引込めることができる。

レバー部材１０９の旋回運動は、躯動バー装置１１の駆
動バー１１５と固定結合されたカム部材１１７により制
御される。カム部材１１７は、駆動バー１１５の制御運
動と一緒にレバー部材１０９に沿って運動する。レバー
部材１０９を両旋回方向に摩擦接続により制御するため
、レバー部材１０９は複式腕のレバーとして構成してお
く。そして、一方の腕１１９にはプランジャ接点１０１
が保持され、軸１１３の、腕１１９とは反対側には第２
の腕１２１が形成されているようにする。腕１１９．１
２１は、鈍角をなし、互いに傾斜したカム輪郭線を形威
している。この輪郭線にカム部材１１７が密接し、滑動
する。第５図は、駆動バー１１５の掛止位置を示したも
ので、この位置では、カム部材は、腕１１９に密着し、
プランジャ接点を、駆動バー１１５の穴１２３と被覆条
片１０５の穴１０７とを通して、対応接点１０３に押付
けている。

駆動バー１１５が引倒し開き位置に来ると、カム部材１
１７は、腕１２１の上に載るため、腕１１９は、ケース
メント７の凹所１２５内へ引込められる。カム部材１１
７を腕１２１の上へ連行した駆動バー１１５の移動運動
により、同時に、運動方向で後方に位置するバー１１５
の穴の後緑部が、被覆条片１０５の穴１０７にかぶさる
ため、駆動バー１１５の回転開き位置、引倒し開き位置
いずれの場合も、開口１０７が駆動バー１１５により覆
われることになる。これにより、駆動バー１１５が窓を
開放する位置にある場合に、プランジャ接点１０１が操
作サれる危険が防止される。プランジャ接点１０１には
、ばね特性を与えることができるが、その場合は、プラ
スチック製のレバー部材１０９のばね特性を利用するの
が有利である。腕１１９は、このために、プランジャ接
点１０１と軸１１３との間の横断面を小さくする切欠き
１２９を有している。

第６図から第８図に示したのは、第１図の回転式取手１
３の細部構造である。取手１３は、通常の形式でケース
メント７に付加ねじ付け可能のベース部材１３１を有し
ている。このベース部材１３１には、プッシュ１３３を
介して、レバーグリップ１３５が軸線１５を中心とじて
回転可能に支承されている。レバーグリップ１３５は、
電動モータ１３７、ウオーム伝動装置１３９、ラック伝
動装置１４１から戒る掛け外し駆動装置３１０ケーシン
グを形成している。

ウオーム伝動装置１３９は、レバーグリップ１３５の縦
方向に延びるねじスピンドルを有しており、このスピン
ドルが、同軸配置された電動モータ１３７により駆動さ
れる。ねじスピンドル１４３は、軸線１５と交差し、向
い合ったケーシング壁土４５のところを、回転不能に、
しかし移動可能に案内されるスピンドル・ナット１４７
を保持している。スピンドル・ナット１４７には、ねじ
スピンドル１４３と平行に歯付条片１４９が、たとえば
付加ねじ付けにより固定されている。スピンドル●ナッ
ト１４７と一緒に動く歯付条片は、ピニオン１５１と噛
合い、ピニオン１５１は、回転軸線１５と同軸の↓角軸
部１５３の取手側端部に回動不能に座着している。４角
軸部１５３は、詳細には図示されていない形式で、駆動
バー装置１１を移動させる駆動バー伝動装置に回動不能
に係止されている。

レバーグリップ１３５の回転軸線から遠いほうの端部に
は、レバーグリップの縦方向に移動可能に案内されるフ
ィンガー・キー１５５が設けられている。このフィンガ
ー●キー１５５は、圧縮ばね１５７により初押圧力を与
えられ、そのラッチ突起部１５９をベース部材１３１の
切欠き１６１内へ突入させている。フィンガー・キー１
５５は、軸部１５３のモータ駆動のさい、電動モータ１
３７からレバーグリップ１３５に及ぼされる反動トルク
に対する抗トルク部を形成している。スピンドル伝動装
置１３９は自縛特性を有しているので、フィンガー・キ
ー１５５を押し、ラッチ突起を外すと、レバーグリップ
１３５は、軸部１５３を連行しながら手動回転すること
ができる。窓は、それにより、独立的に、スピンドル伝
動装置のあらゆる位置に手動で掛け外しできる。これは
、特に非常の時に重要となる。

スピンドル伝動装置１３９には、スピンドル？ット１４
７の、向い合った両端位置に、電動モータ１３７の制御
用の２つのリミットスイッチ１６３が配属されている。

り■ットスイツチ１６３は、第２図のシステムの場合、
マイクロプロセッサ４３と接続されている。マイクロプ
ロセッサは、リミットスイッチ１６３を、電動モータ１
３７の制御、特に電動モータの能動的な電気制動に利用
するのみでなく、駆動バー装置の位置監視用の位置セン
サ装置としても利用できる。駆動バー装置のモータ駆動
の場合、レバーグリップ１３５は、その休止位置ではベ
ース部材１３１と係止され、したがって、所定位置を占
めるからである。リミットスイッチ１６３と電動モータ
１３７への接続導体は、ばね作用の与えられたプランジ
ャ接点１６５を介して、回転軸線から遠いほうのレバー
グリップ自由端部区域で、レバーグリップ１３５からベ
ース部材１３１へ案内されている。第７図に示されてい
るように、プランジャ接点１６５は、レバーグリップ１
３５のほぼ縦方向に２列に配置され、列中で互いにずら
されて配置されているので、レバーグリップ１３５の回
転運動のさい、接点１６５は、互いに偶然に接触するこ
とのない別の円形軌道を運動する。

上述の回転式取手１３は、電動モータとウオーム伝動装
置との同軸配置のため、レバーグリップの縦方向の寸法
が比較的短い。第９図から第１１図に示した引倒し駆動
装置３３も、類似の、僅かな寸法である。引倒し駆動装
置３３は、横断面が長方形の、２部分から成るケーシン
グ１６７を有している。ケーシング１６７は、窓枠１の
凹所内に、端側とみそ内面が整列するようにはめ込１れ
ている。窓枠１の周方向に長く延びるケーシング１６７
には、縦方向に同軸的に電動モータ１６９と、とのモー
タにより駆動されるスピンドル伝動装置１７１とが配置
されている。ス♂／ドル装置１７１ぱ、モータ１６９に
より駆動されるねじスピンドル１７３を有しており、こ
のスピンドル１７３には、ケーシング１６７の向い合っ
た壁面１７５の間を、回転不能かつ軸方向に移動可能に
案内されるスピンドル・ナットｌ７７がはめ込１れてい
る。スピンドル・ナット１７７の縦スリット１７９を通
ってナツ｝１７７０両側でケーシンブ１６７内に保持さ
れている軸ビン１８１のところには、ケーシング１６７
の外側に、はさみ状レノＳ−３５が旋回可能に支承され
ている。軸ピン１８１は、この場合、組付け位置で、窓
枠上の上部横粋の縦方向に直角に、かつ窓枠１の平面に
平行ニ延ヒている。スピンドルナット１７７には、更に
別の軸ビン１８３が保持されており、この軸ピン１８３
は、止め輪１８５を貫通して、はさみ状レバー３５とケ
ーシング１６７との間で軸方向に固定され（第１１図）
、スピンドノレナット１７７の移動方向に延びる短冊穴
１８７（第９図）を貫通して、ケーシング１６７から出
て、はさみ状レバー３５の叙方向に延びる短冊穴１８９
にはめ込筐れている。はさみ状レ・ζ一３５の自由端部
は、きのこ状ボルト１９１を保持し、このボルト１９１
は、ケースメントが引倒された場合、ケースメントの上
辺に沿って延びる案内レール１９３に係合する。案内レ
ール１９３は、駆動バー１９５に固定され、ボルト１９
１と一緒に距離補償連結部を形成している。

この連結部を介して、モータ１６９が駆動するはさみ状
レバー３５の旋回運動が、ケースメントの引倒し運動に
変換される。案内レールｌ９３は、ほぼＣ字形の横断面
を有し、その案内みぞのアンダーカット部にボルト１９
１のヘッドの突出部分が係合する。

駆動バー１９５に対する案内レール１９３の長さと位置
は、ボルト１９１が、駆動バー１９５の掛止位置でも回
転開き位置でも、次の場合にはレール１９３の外に来る
ようにする。すなわち、第１０図に示されているように
、はさみ状レバー３５が、閉じられた窓に相応して、駆
動バー１９５と平行に延びる位置に来るような場合であ
る。引倒し駆動装＃３３のはさみ状レバー３５のこの位
置では、駆動バー１９５は、取手（第１図）の手動操作
により、たとえば弓倒し駆動装置が故障した場合や非常
の場合には、回転開き位置へ動かすことができる。窓を
モータにより引倒すときは、駆動バー１９５を、掛け外
し駆動装置３１を介して引倒し開き位置へ動かし、この
位置で案内レール１９３がボルト１９１を掴むことにな
る。

スピンドル伝動装置１７１には、筐た、スピンドルナッ
ト１７７によう操作される２つのリミットスイッチ１９
７が配属されている。これらのリミットスイッチ１９７
は、詳細には図示されていない形式で、接続導体を介し
て配属マイクロプロセッサ４３（第２図）と接続されて
イル。マイクロプロセッサ４３は、リミットスイッチ１
９７の動作に応じて電動モータ１６９の動作を制御し、
特にリミットスイッチ１９７に応じて、モータを電気式
に能動制動するよう制御する。加えて、この場合も、両
リミットスイッチを、ケースメントの引倒し位置の位置
センサとして利用することもできる。

引倒し駆動装置３３のケーシング１６７は、窓枠１の凹
所内に、ケーシング１６７の中央に付加成形された固定
７ランジ１９９を介して取付けられる。固定フランジ１
９９は、軸ビン１８１　．１８３の軸線方向に対称的に
配置されてかリ、軸ビンは、ケーシング１６７のところ
に差換え可能に配置されている。引倒し駆動装置３３は
、したがって、戸当シが左右どちらにある窓にも利用で
きる。

少なからぬ使用例の場合に、窓は、少なくとも、近辺に
配属された遠隔制御装置を介しては開くことができない
ようにブロック可能にしてかくべきである。第２図のシ
ステムの場合、個々の窓４１ないし窓グループが配属さ
れているマイクロプロセッサ４３は、監視中実装置４９
の操作装置６５を介して個々に又はグループ単位で集合
的に、ないしは全部をひっくるめてブロック可能なので
、マイクロプロセッサ４３は、遠隔制御受信器６１その
他の制御装置から届く制御命令を実施不能Ｋすることが
できる。ブロック命令は、有利には閉じ命令及び掛止命
令と連結されているので、窓の閉じ状態及び掛止状態で
ブロックが行なわれる。電気的な窓操作を紙電気式にブ
ロックすることの利点は、非常のさいに、窓が相変らず
手動で開けられる点である。

第１２図は、前述の電気的ブロックに加えて、もしくは
、場合によってはその代シに、駆動バー装置１１（第１
図）の機械式ブロックが可能な変化形である。第１２図
のブロック装置は、詳細には図示されていない形式で、
駆動バー装置の被覆条片２０３と結合された保持部材２
０５を有している。この保持部材２０５には、山形ラン
チ２０７が、ケースメント７の平面に対し直角に延びる
軸２０９を中心として旋回可能に支承されている。山形
ラッチ２０７は、ラッチ腕２１１を有しており、このラ
ッチ腕２１１は、駆動バー装置の駆動バー２１３とほぼ
平行に、駆動バー２１３の開き運動方向（矢印２１５）
と反対の方向に軸２０９から突出している。

駆動バー２１３には、駆動バー２１３の掛止位置でラッ
チ腕２１１と合致する個所に穴２１７が設けられて釦シ
、この穴内へ、ラッチ腕２１１が、保持部材２０５のと
ころに保持された圧縮ばね２１９によジ初押圧力を与え
られて突入する。その場合の状態は、第１２図では破線
で示してある。ラッチ腕２１１は、それにより、駆動バ
ー２ｌ５を自動的に掛止位置でブロックする。これを外
し、掛止金具を回転開き位置ないし引倒し開き位置へ切
換える場合には、ブロック位置から能動的に、ラツチ腕
２１１を引出さねばならない。ブロック装置を外すため
、保持部材２０５のところに電磁石２２１が備えられて
いる。この電磁石の接極子プランジャ２２３は、駆動バ
ー２１５と平行に移動可能に支承されており、ラツチ腕
２１１と直角に延びる操作腕２２５を介して山形ラツチ
２０７を、ばね２１９の力に抗して旋回させる。電磁石
２２１は、マイクロプロセッサ４３（第２図）を介して
、掛け外し駆動装置と一緒に励起される。マイクロプロ
セッサ４３が操作装置を介して電気的にブロックされて
、当該場所の命令を実施できない場合は、電磁石２２１
の励磁が中止され、窓の駆動バー装置は、手動による外
し操作に対してもブロックされる。しかし、ブロックさ
れていないマイクロプロセッサの場合、窓を手で開けら
れるようにするためには、たとえば、回転式取手１３の
ところに開閉接点を設けておき、これらの接点が、掛け
金の手動操作時に、電磁石２２１の励磁電流回路を閉じ
るようにしてかくことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、引倒し回転掛止金具を備えた窓が引倒し開き
位置にあるところを示した斜視図、第２図は、第１図の
窓を用いて構成された建物用窓システムのブロック図、 第３図及び第４図は、第１図の窓の掛止・閉じ状態を把
握する磁力式位置センサ装置の斜視図、 第５図は、第１図の窓に用いられるプランジャ接点一位
置センサ装置の断面図、 第６図は、第１図の窓の回転式取手に組込まれた掛け外
し駆動装置の縦断面図、 第７図は、第６図の取手を部分的に断面して示した平面
図、 第８図は、第７図の■一■線に沿った取手の横断面図、 第９図は、第１図の窓の引倒し駆動装置をケースメント
が引倒された状態で示した部分断面図、 第１０図は、第９図の引倒し駆動装置を、ケースメント
が閉じられた状態で示した縦断面図、第１１図は、第９
図のＸＩ−ＸＩ線に沿った横断面図、 第１２図は、第１図の窓の電磁式ブロック装置の断面図
である。 １・・・窓枠、３・・・垂直軸線、５・・・水平軸線、
７・・・ケースメント、９・・・コーナー支承部、１１
・・・駆動バー装置、１３・・・回転式取手、１４．１
５・・・ラツチビン、１７．１９・・・閉鎖片、２１・
・・ラツチピン、２３・・・回転リンク、２５・・・振
出し腕、２９・・・引倒し支承部、３１・・・掛け外し
駆動装置、３３・・・引倒し駆動装置、３５・・・はさ
み状レバー４１・・・窓，！３・・・マイクロプロセッ
サ、４７・・・データ環状回路、４９・・・監視中実装
置、５１・・・ダイオード区画、５３・・・発光ダイオ
ード、５５・・・監視中実装置の制御装置、５７・・・
モニタ、５９・・・インターフェース回路、６１・・・
遠隔制御受信器、６３・・・遠隔制御発信器、６７・・
・遠隔制受発信器、６９・・・ノイズ・センサ、７１・
・・隙間風センサ、７　３−・・山形被覆条片、７５・
・・接続片、７７・・・重ね条片、７９・・・接続片、
８ｌ・・・駆動バ８３・・・スチール・ベルト、８５・
・・永久磁石、８７・・・ホール・スイッチ、８９・・
・永久磁石、９１．９３・・・ホールスイッチ、９５・
・・永久磁石、９７・・・ホール・スイッチ、１０１・
・・プランジャ接点、１０３・・・対応接点、１０５・
・・被覆条片、１０７・・・開口、１０９・・・レバー
部材、１　１　１　−・・軸受台、１１３・・・軸、１
１５・・・駆動バー　１１７・・・カム部材、１１９．
１２１・・・腕、１２３・・・開口、１２５・・・ケー
スメントの凹所、１２７・・・端部、１２９・・・凹所
、１３１・・・ベース部材、１３３・・・プッシュ　１
３５・・・レバーグリッフ、１３７・・・電動モータ、
１３９・・・スピンドル伝動装置、１４１・・・ラック
伝動装置、１４３・・・ねじスピンドル、１４５・・・
ケーシング壁，１４７・・・スピンドルナット、１４９
・・・歯付き条片、１５１・・・ピニオン、１５３・・
・↓角軸部、１５５・・・フィンガーキー　１５９・・
・ラッチ突起、１６３・・・リミットスイッチ、１６５
・・・プランジャ接点、１６７・・・ケーシング、１６
９・・・モータ，１７１・・・スピンドル伝動装置、１
７３・・・ねじスピンドル、１７５・・・壁面、１７７
・・・スピンドルナット、１７９・・・スリット、１８
ｌ・・・軸ビン、１８５・・・止め輪、１８７・・・短
冊穴、１８９・・・短冊穴、１９１・・・きのこ状ボル
ト、１９３・・・案内レール、１９５・・・駆動バー　
１９７・・・リミットスイッチ、１９９・・・固定フラ
ンジ、２０５・・・保持部材、２０７・・・山形ラッチ
、２０９・・・軸、２１１・・・ラッチ腕、２１３・・
・駆動バー　２１５・・・矢印、２１７・・・穴、２１
９・・・圧縮ばね、２２１・・・電磁石、２２３・・・
接極子プランジャ、２２５・・・操作腕。 ＦＩＧ．１ ｉ〜３ ＦＩＧ．　２ ＦＩＧ．１２ ＦＩＧ．７ ＦＩＧ．５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、建物用窓システムであつて、それぞれ１つの窓枠（
   １）とこの窓枠（１）のところに旋回可能に支承された
   ケースメント（７）とを有する複数の窓（４１）と、モ
   ータ駆動装置（３１、３３）用制御装置（４３、４９）
   とを備えており、窓（４１）のそれぞれが、手操作可能
   の掛止金具（１１、２５）、特に、ケースメント（７）
   を、選択的に、垂直軸（３）を中心として回転旋回運動
   させるか、又は水平軸（５）を中心として引倒し旋回運
   動させるさいにケースメント（７）を解離する引倒し回
   転掛止金具と、この掛止金具を駆動するのみでなく、ケ
   ースメント（７）の旋回運動時、特にその引倒し運動時
   にケースメント（７）をも駆動するモータ装置（３１、
   ３３）とを有している形式のものにおいて、 各窓（４１）に、ケースメント（７）の旋回位置と（又
   は）掛止金具（１１、２５）の掛止位置とを把握するセ
   ンサ装置（３７、３９；８５、８７；８９−９７；１０
   １、１０３；１６３；１９７）が備えられており、 各窓（４１）、又は、互いに隣接位置にある窓の各グル
   ープには、マイクロプロセッサ（４３）が隣接位置に配
   属されており、このマイクロプロセッサ（４３）が、配
   属された窓（４１）それぞれのセンサ装置（３７、３９
   ；８５、８７；８９−９７；１０１、１０３；１６３；
   １９７）及びモータ装置（３１、３３）に接続されてお
   り、 前記マイクロプロセッサ（４３）が、窓制御装置（６１
   、６３、６７）と接続され、この制御装置（６１、６３
   、６７）を介して、モータ駆動装置（３１、３３）が、
   マイクロプロセッサ（４３）に配属された窓のそれぞれ
   を、窓から離れた場所から制御可能であり、マイクロプ
   ロセッサ（４３）のいくつかが、特に制御導体、特に環
   状回路（４７）を介して、場所的に離れて配置された共
   通の監視中実装置（４９）に接続されており、この中央
   装置（４９）において、センサ装置（３７、３９；８５
   、８７；８９−９７；１０１、１０３；１６３；１９７
   ）が把握した窓（４１）の旋回位置及び（又は）掛止位
   置が、視覚的な表示装置（５１、５７）を介して個別に
   、又はグループ毎に表示可能であることを特徴とする建
   物用窓システム。 ２、モータ装置（３１、３３）が、掛止金具（１１、２
   ５）を駆動する掛け外しモータ（３１）と、これとは別
   個の、ケースメント（７）の旋回運動、特に傾倒し旋回
   運動を生ぜしめるケースメント旋回モータ（３３）とを
   有しており、かつまた、マイクロプロセッサ（４３）が
   、モータ装置（３１、３３）のモータ（３１、３３）を
   時間的に前後してスイッチオンし、開運動のさいには、
   まず掛け外しモータ（３１）を外し方向に、次いでケー
   スメント旋回モータ（３３）を開方向にスイッチオンし
   、また閉運動のさいには、まずケースメント旋回モータ
   （３３）を閉じ方向に、次いで掛け外しモータ（３１）
   を掛止方向にスイッチオンすることを特徴とする請求項
   １記載の建物用窓システム。 ３、掛け外しモータ（３１）とケースメント旋回モータ
   （３３）のいずれにもリミットスイッチ（１６３、１９
   ７）が配属されており、これらのリミットスイッチが、
   ケースメント（７）の掛止位置、ないしケースメント（
   ７）の旋回運動の可能な外し位置と、ケースメント（７
   ）の閉位置ないし開位置とのいずれをも把握し、かつま
   た、マイクロプロセッサ（４３）がリミットスイッチ（
   １６３、１９７）に応動し、配属されたリミットスイッ
   チ（１６３、１９７）の動作時に、そのつど個個のモー
   タ（３１、３３）を能動的に電気式に制動することを特
   徴とする請求項２記載の建物用窓システム。 ４、窓制御装置（６１、６３、６７）が無線式に作業す
   る発信器（６３、６７）、特に赤外線発信器と、マイク
   ロプロセッサ（４３）と接続された受信器（６１）、特
   に赤外線受信器を有していることを特徴とする請求項１
   から３までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 ５、監視中央装置（４９）が中央操作装置（６５）を有
   しており、マイクロプロセッサ（４３）に配属された窓
   （４１）又は窓グループのモータ装置（３１、３３）が
   、前記操作装置（６５）を介して選択的に制御可能であ
   り、特に、掛止位置では、マイクロプロセッサ（４３）
   に配属された窓制御装置（６１、６３、６７）による制
   御に抗して選択的にブロック可能であることを特徴とす
   る請求項１から４までのいずれか１項記載の建物用窓シ
   ステム。 ６、掛止金具（１１、２５）が、ケースメント（７）の
   周囲みぞ内に敷設された可動の駆動バー装置（１１）を
   有しており、ケースメント（７）のところには、この駆
   動バー装置（１１）をその掛止位置にブロックするブロ
   ック装置（２０７、２２１）が備えられており、しかも
   、このブロック装置がラッチ（２０７）を有し、このラ
   ッチ（２０７）が、ばね（２１９）により初押圧力を与
   えられてブロック位置へ押しつけられ、かつまた電磁石
   （２２１）により、ばね力に抗して駆動バー装置（１１
   ）を解放し、前記電磁石（２２１）がマイクロプロセッ
   サ（４３）を介して励磁可能であることを特徴とする請
   求項１から５までのいずれか１項記載の建物用窓システ
   ム。 ７、監視中央装置（４９）が、中央操作装置（６５）を
   有しており、窓（４１）又は窓グループの電磁石（２２
   １）を励磁させるマイクロプロセッサ（４３）を、前記
   中央操作装置（６５）を介して、選択的にブロック可能
   であることを特徴とする請求項６記載の建物用窓システ
   ム。 ８、ラッチが、電磁石（２２１）を保持する、ブロック
   装置（２０７、２２１）の保持部材（２０５）のところ
   に支承された山形ラッチ（２０７）として構成されてお
   り、このラッチが、駆動バー装置（１１）の掛止位置で
   は、その一方の腕（２１１）の自由端部が、駆動バー（
   ２１５）の穴（２１７）に掛止され、他方の、駆動バー
   （２１５）に対し直角に延びる腕（２２５）は、電磁石
   （２２１）により負荷されることを特徴とする請求項６
   又は７記載の建物用窓システム。 ９、中央操作装置（６５）が中央監視装置（４９）に接
   続され、操作装置（６５）が、窓制御装置（５９）、特
   に無線式遠隔制御装置、データ遠隔伝送装置、音声制御
   装置のいずれかを介して制御可能であることを特徴とす
   る請求項１から８までのいずれか１項記載の建物用窓シ
   ステム。 １０、それぞれ１つの窓枠（１）と、窓枠（１）に旋回
   可能に支承されたケースメント（７）とを有する少なく
   とも１つの窓（４１）が備えられており、この窓が、手
   動可能の掛止金具（１１、２５）、特に、ケースメント
   （７）を、選択的に、垂直軸（３）を中心として回転旋
   回運動させるか、又は水平軸（５）を中心として傾倒旋
   回運動させるさいにケースメント（７）を解離する引倒
   し回転掛止金具と、この掛止金具を駆動するのみでなく
   、ケースメント（７）の旋回運動時にケースメント（７
   ）をも駆動するモータ装置（３１、３）とを有しており
   、更にまた、少なくとも１つのセンサ（６９）を介して
   状態パラメータ、特に建物内の空気に応動して、ケース
   メント（７）の旋回運動を制御する制御装置（６３、６
   １、６７）が備えられており、更に、制御装置（４３、
   ６１、６７）が、第１の制御段と第２の制御段とを有し
   、この第１の制御段が、導体を介してセンサ（６９）に
   接続され、無線式に動作する発信器（６７）を有してお
   り、前記第２の制御段が、同じく導体を介してモータ装
   置（３１、３３）及び、発信器（６７）に配属された受
   信器（６１）、特に赤外線受信器と接続され、特にマイ
   クロプロセッサとして構成されていることを特徴とする
   請求項１から９までのいずれか１項記載の建物用窓シス
   テム。 １１、センサ（６９）が、室内空気の相対湿度、温度、
   炭酸ガス含量のいずれかに応動し、センサ（６９）が把
   握した室内空気パラメータのレベルが第１の閾値を超え
   ていれば、制御装置（４３、６１、６７）が窓（４１）
   を開き、前記パラメータのレベルが第２の閾値以下であ
   る場合には、窓（４１）を閉じ、しかも、この第２の閾
   値が第１の閾値と等しいか、有利には、より低い値であ
   ることを特徴とする請求項１０記載の建物用窓システム
   。 １２、制御段の少なくとも１つに、特に、第２制御段（
   ４３）の少なくとも１つに、建物の外部のノイズ・レベ
   ルに応動するセンサ（７１）が接続されており、ノイズ
   ・レベルが所定レベルを超えると、制御装置（６１、６
   ７、４３）が、それに配属されている窓（４１）を閉じ
   ることを特徴とする請求項１０又は１１記載の建物用窓
   システム。 １３、制御段の少なくとも１つに、特に第２の制御段（
   ４３）の少なくとも１つに、室内空気の流速に応動する
   センサ（７１）が接続されており、このセンサ（７１）
   が、この制御段（４３）に配属された窓（４１）の少な
   くとも１つを、室内空気流速が所定値を超えると、閉じ
   ることを特徴とする請求項１０から１２までのいずれか
   １項記載の建物用窓システム。 １４、それぞれ１つの窓枠（１）と、旋回可能に窓枠（
   １）に支承されたケースメント（７）とを有する複数の
   窓（４１）を備え、これらの窓（４１）のそれぞれが、
   手動可能の掛止金具（１１、２５）、特に、ケースメン
   ト（７）を交互に、垂直軸（３）を中心として回転旋回
   運動させるか、水平軸（５）を中心として引倒し旋回運
   動させるさいにケースメント（７）を解離する引倒し回
   転式掛止金具を備えており、この掛止金具が駆動バー装
   置（１１）を有し、この装置（１１）が、ケースメント
   の周面みぞ内に、少なくとも部分区域が被覆されて敷設
   され、ケースメント（７）の周方向に可動であり、更に
   また、各窓の駆動バー装置（１１）が、２部分の位置セ
   ンサ装置の第１センサ部分（３７；８５；８９、９７；
   １０１；１４７；１７７）と駆動結合され、その第２の
   センサ部分（３９；８７；９１、９３、９５；１０３；
   １６３；１９７）がケースメント（７）又は窓枠（１）
   と固定結合されており、前記位置センサ装置が、センサ
   部分の整列時に第１の信号を発し、非整列時に第２の信
   号を発するようにされており、窓（４１）の複数位置セ
   ンサ装置が、１つの共通の監視中央装置（４９）と接続
   され、この中央装置には、各個の窓（４１）又は窓グル
   ープについて、視覚的な表示装置（５１、５７）を介し
   て、位置センサの第１又は第２の信号が、窓の少なくと
   も１つに存在するか否かが表示されることを特徴とする
   請求項１から１３までのいずれか１項記載の建物用窓シ
   ステム。 １５、監視中央装置（４９）が、特にコンピュータとし
   て構成された制御装置（５５）を有しており、この制御
   装置（５５）が、窓（４１）又は窓グループの位置セン
   サ装置（３７、３９；８５、８７；８９−９７；１０１
   、１０３；１４７、１６３；１７７、１９７）に対し、
   その信号表示のために、周期的に質問することを特徴と
   する請求項１４記載の建物用窓システム。 １６、各窓（４１）又は各窓グループには、それらに隣
   接する場所にマイクロプロセッサ（４３）が配属され、
   マイクロプロセッサ（４３）には、配属された窓（４１
   ）の位置センサ装置（３７、３９；８５、８７；８９−
   ９７；１０１、１０３；１４７、１６３；１７７、１９
   ７）が接続されており、かつまた、監視中央装置（４９
   ）の制御装置（５５）が、マイクロプロセッサ（４３）
   に周期的に質問することを特徴とする請求項１４又は１
   ５記載の建物用窓システム。 １７、１つの窓グループに属する位置センサ装置（３７
   、３９；８５、８７；８９−９７；１０１；１０３；１
   ４７、１６３；１７７、１９７）が、論理ＡＮＤ回路で
   互いに接続されていることを特徴とする請求項１４から
   １６までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 １８、視覚的表示装置が、個々の窓（４１）又は個々の
   窓グループに配属された発光ダイオード（５３）を有し
   、かつまた（もしくは）文字ディスプレー（５７）とし
   て構成され、かつまた（もしくは）特に建物平面図を示
   すグラフィック・ディスプレー（５７）を有することを
   特徴とする請求項１４から１７までのいずれか１項記載
   の建物用窓システム。 １９、第１のセンサ部分が、磁石（８５；８９）として
   構成され、この磁石が駆動バー装置（１１）のところに
   固定され、この装置と一緒にケースメント（７）の周方
   向に移動可能であり、かつまた、第２のセンサが、磁界
   センサ（８７；９１、９３）として、特にホール・スイ
   ッチとして構成されていることを特徴とする請求項１４
   から１８までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 ２０、磁石（８５）が、駆動バー装置（１１）から窓枠
   （１）に向つて突出するラッチピン（１５）のところに
   保持されており、かつまた磁界センサ（８７）が、ラッ
   チピン（１５）に配属された窓枠閉鎖板（１９）のとこ
   ろに配置され、窓が掛止されるさい閉鎖板（１９）に係
   合する磁石（８５）に応動することを特徴とする請求項
   １９記載の建物用窓システム。 ２１、各窓（４１）に複数の位置センサ装置が設けられ
   ており、それらのうちの第１のセンサ装置（９５、９７
   ）がケースメント（７）の閉位置に応動し、第２の装置
   （８９、９１）が駆動バー装置（１１）の掛止位置に応
   動し、第３の装置（８９、９３）がケースメント（７）
   の旋回運動を可能にする駆動バー装置解離位置に応動す
   ることを特徴とする請求項１９記載の建物用窓システム
   。 ２２、第２の位置センサ装置（８９、９１）と第３の装
   置（８９、９３）とが、磁界センサ（９１、９３）を有
   しており、これらのセンサ（９１、９３）は、駆動バー
   装置（１１）に配置された共通の磁石（８９）に応動し
   、ケースメント（７）内に配置されていることを特徴と
   する請求項２１記載の建物用窓システム。 ２３、掛止金具（１１、２５）が、引倒し回転掛止金具
   として構成されており、引倒し回転運動時にケースメン
   ト（７）を案内するコーナー支承部（９）と対角方向で
   反対側の、ケースメント上方コーナー区域に、駆動バー
   のコーナー変向部（７９、８３）を有しており、位置セ
   ンサ装置（８５、８７；８９−９７）が、コーナー支承
   部（９）と対角方向で反対側の、駆動バーのコーナー変
   向部（７９、８３）区域に配置されていることを特徴と
   する請求項１９から２２までのいずれか１項記載の建物
   用窓システム。 ２４、位置センサ装置が、プランジャ接点装置（１０１
   、１０３）として構成され、この装置（１０１、１０３
   ）がケースメント（７）の周面と直角方向に可動にケー
   スメントのところに保持されているプランジャ接点部材
   （１０１）と、窓枠（１）に配置された対応接点部材（
   １０３）とを有しており、前記プランジャ接点部材（１
   ０１）が、斜面伝動装置（１１７、１２１）を介して、
   駆動バー装置（１１）の駆動バー（１１５）と連結され
   、駆動バー装置（１１）の掛止位置では駆動バー（１１
   ５）に重なるケースメントの、被覆条片（１０５）の開
   口（１０７）と、駆動バー（１１５）の掛止位置では被
   覆条片（１０５）の開口（１０７）と重なる駆動バー開
   口（１０７）とから、対応接点部材（１０３）へ向つて
   突出し、ケースメント（７）の旋回運動を可能にする駆
   動バー装置解離位置では、駆動バー（１１５）の運動路
   から引出されるようにされ、かつまた、駆動バー（１１
   ５）の開口が、解離位置では、被覆条片（１０５）の開
   口（１０７）と重なり合うように寸法づけられているこ
   とを特徴とする請求項１４から１８までのいずれか１項
   記載の建物用窓システム。 ２５、プランジャ接点部材（１０１）がレバー部材（１
   ０９）のところに配置され、この部材（１０９）が、被
   覆条片（１０５）に沿つて延び、被覆条片（１０５）と
   ほぼ平行の軸（１１３）を有するリンクを介して、被覆
   条片（１０５）と連結されており、かつまた、斜面伝動
   装置（１１７、１２１）が、レバー部材（１０９）のカ
   ム面と、駆動バー（１１５）と固定結合されたカム部材
   （１１７）のカム対応面とにより構成されていることを
   特徴とする請求項２４記載の建物用窓システム。 ２６、レバー部材（１０９）が、２腕レバーとして構成
   され、カム部材（１１７）と協働するカム面が、双方の
   レバー部材（１１７、１１９）にわたつて延びており、
   かつまた双方のレバー腕（１１７、１１９）のカム面が
   互いに鈍角を形成していることを特徴とする請求項２５
   記載の建物用窓システム。 ２７、レバー部材（１０９）が、プランジャ接点部材（
   １０１）とリンクとの間の少なくとも部分区間において
   は、弾性的に弾発する特性を有することを特徴とする請
   求項２５又は２６記載の建物用窓システム。 ２８、窓（４１）がモータ装置（３１、３３）を有して
   おり、このモータ装置が、掛止金具（１１、２５）を駆
   動するのみでなく、ケースメント（７）を、その旋回運
   動時、特にその引倒し旋回運動時に駆動し、中央監視装
   置（４９）の遠隔制御装置及び（又は）操作装置（６５
   ）を介して制御可能であり、更に、このモータ装置（３
   １、３３）はリミットスイッチ（１６３、１９７）を有
   しており、その一方のスイッチが、駆動バー装置（１１
   、２５）の掛止位置で応動し、かつまた、少なくともこ
   の一方のスイッチ（１６３、１９７）が、位置センサ装
   置の構成要素であることを特徴とする請求項１４から１
   ８までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 ２９、各窓（４１）又は各窓グループに、位置センサ装
   置に応動するコーダが配属されており、このコーダが、
   位置センサ装置の信号に応じて、窓（４１）又は窓グル
   ープに配属された特有のコード信号を監視中央装置（４
   ９）に送り、かつまた、中央監視装置（４９）が、視覚
   的な表示装置（５１、５７）を制御するために、特有の
   コード信号に応動することを特徴とする請求項１４から
   ２８までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 ３０、窓枠（１）と窓枠（１）に旋回可能に支承された
   ケースメント（７）とを有する窓が備えられており、こ
   の窓が、手動操作式の掛止金具（１１、２５）、特に引
   倒し回転式掛止金具を有し、この金具は、ケースメント
   （７）が垂直軸（３）を中心として回転旋回運動するさ
   い、また水平軸（５）を中心として傾倒旋回運動するさ
   い、選択的にケースメント（７）を解離するようにされ
   ており、加えて、この掛止金具（１１、２５）は、ケー
   スメント（７）の周方向に可動な、ケースメント（７）
   の周面みぞ内に配置された駆動バー装置（１１）と、駆
   動バー伝動装置を介して駆動バー装置と駆動接続されて
   いる回転式取手（１３）とを有し、この取手（１３）が
   ケースメント（７）に固定された取手ベース部材（１３
   １）のところに回転可能に支承されており、また、取手
   （１３）とユニットをなすように結合された電動モータ
   （１３７）が備えられており、このモータ（１３７）が
   、従動側からの回転時には自縛する伝動装置（１３９、
   １４１）を介して、取手（１３）の回転軸と同軸的な、
   駆動バー伝動装置と連結された従動転部（１５３）を、
   取手（１３）に対し回転駆動し、更に、回転式取手（１
   ３）と取手ベース部材（１３１）との間に、手動解離可
   能の抗トルク連結部（１５９、１６１）が備えられてお
   り、更にまた回軸式取手が、レバーグリップ（１３５）
   として構成されており、かつまた、自縛伝動装置がウォ
   ーム装置（１３９）を有し、このウォーム装置の、モー
   タにより駆動されるねじスピンドル（１４３）は、その
   軸線が、レバーグリップ（１３５）の回転軸線と直角に
   、レバーグリップの縦方向に配置されており、かつまた
   、このウォーム装置（１３９）のスピンドルナット（１
   ４７）は、レバーグリップ（１３５）内をねじスピンド
   ル（１４３）に沿つて移動可能に案内されているラック
   （１４９）と接続されており、このラック（１４９）が
   、従動軸部（１５３）に配置されたピニオン（１５１）
   と噛合つていることを特徴とする請求項１から２９まで
   のいずれか１項記載の建物用窓システム。 ３１、電動モータ（１３７）が、レバーグリップ（１３
   ５）内にねじスピンドル（１４３）と軸平行に配置され
   ていることを特徴とする請求項３０記載の建物用窓シス
   テム。 ３２、複数のプランジャ形接点（１６５）が、取手ベー
   ス部材（１３１）とレバーグリップ（１３５）との間、
   それも特に回転軸線から遠いレバーグリップ端部区域に
   設けられており、これらの接点（１６５）が、抗トルク
   連結部（１５９、１６１）の閉状態の場合、レバーグリ
   ップ（１３５）と取手ベース部材（１３１）との間に電
   気接続を生ぜしめることを特徴とする請求項３０又は３
   １記載の建物用窓システム。 ３３、プランジャ形接点（１６５）が、回転軸線に対し
   ほぼ半径方向に延びる少なくとも２つの列に配置され、
   各列の接触子が互いにずらされて配置されていることを
   特徴とする請求項３２記載の建物用窓システム。 ３４、抗トルク連結部がバー（１５９）として構成され
   、このバー（１５９）が、フィンガー・キー（１５５）
   と結合されており、レバーグリップ（１３５）のところ
   に可動に案内され、特にレバーグリップ（１３５）の、
   回転軸線から遠い端部のところに配置されていることを
   特徴とする請求項３０から３３までのいずれか１項記載
   の建物用窓システム。 ３５、レバーグリップ（１３５）のところに、それも、
   ねじスピンドル（１４３）の、軸方向に向い合つた側に
   、スピンドルナット（１４７）又はラック（１４９）に
   より操作可能な各１つのリミット・スイッチ（１６３）
   が、電動モータ（１３７）の制御用に配置されているこ
   とを特徴とする請求項３０から３４までのいずれか１項
   記載の建物用窓システム。 ３６、窓枠（１）と窓枠（１）に旋回可能に支承された
   ケースメント（７）とを有する少なくとも１つの窓が備
   えられており、この窓が、手動調節可能かつ（又は）モ
   ータ装置（３１、３３）を介して調節可能な掛止金具（
   １１、２５）、特に引倒し回転式掛止金具を有しており
   、この金具が、垂直軸線（３）を中心とするケースメン
   ト（７）の回転旋回や水平軸線（５）を中心とする引倒
   し旋回のさい、選択的にケースメント（７）を解離し、
   加えて、掛止金具（１１、２５）が、ケースメント（７
   ）の周面みぞ内に敷設された、ケースメント（７）の周
   方向に可動の駆動バー装置（１１）を有しており、更に
   窓枠（１）に固定配置され、電動モータ（１６９）を有
   しているケースメント（７）用旋回駆動装置（３３）が
   備えられており、更にまた電動モータ（１６９）を保持
   する旋回駆動装置保持部（１６７）のところに、窓枠（
   １）の平面とほぼ平行な軸（１８１）を中心として旋回
   可能なはさみ状レバー（３５）が備えられ、このはさみ
   状レバー（３５）は、軸（１８１）から遠いほうの端部
   が、離脱可能の距離補償連結部（１９１、１９３）を介
   して駆動バー装置（１１）の駆動バー（１９５）と連結
   され、伝動装置（１７１）を介して、電動モータ（１６
   ９）により窓閉位置と窓開位置との間を駆動され、その
   さい、前記窓閉位置では、はさみ状レバー（３５）は、
   窓枠（１）のほぼ周方向に延び、窓開位置では周方向に
   対し斜めに延び、更に、前記距離補償連結部（１９１、
   １９３）が、長く延びるレール状部材の形式の第１連結
   部材（１９３）と、レール状部材に沿つてスライド可能
   の滑り片の形状の第２連結部材（１９１）とを有してお
   り、更にまた連結部（１９１、１９３）の一方が、駆動
   バー（１９５）と固定結合され、掛止金具（１１、２５
   ）が掛止状態ではさみ状レバー（３５）が閉位置にある
   場合には、はさみ状レバー（３５）に保持された他方の
   連結部材（１９１）との係合が外され、モータによる旋
   回運動のために定められた駆動バー位置にある場合にの
   み、他方の連結部材（１９１）と係合することを特徴と
   する請求項１から３５までのいずれか１項記載の建物用
   窓システム。 ３７、掛止金具が引倒し回転式掛止金具として構成され
   、その駆動バー装置（１１）が、掛止位置と、引倒し旋
   回運動を生ぜしめる位置との間で回転旋回運動を生じさ
   せ、連結部材（１９１、１９３）が、はさみ状レバー（
   ３５）の閉位置の場合、引倒し旋回運動を生じさせる位
   置でのみ互いに係合することを特徴とする請求項３６記
   載の建物用窓システム。 ３８、第１の連結部材が、駆動バー（１９５）に沿つて
   延びる、ほぼＣ字形横断面の案内レール（１９３）とし
   て構成され、この案内レールが、はさみ状レバー（３５
   ）のところに保持されているきのこ状ヘッドを有するボ
   ルト（１９１）用の案内路を備えていることを特徴とす
   る請求項３６又は３７記載の建物用窓システム。 ３９、伝動装置がスピンドル伝動装置（１７１）として
   構成され、この装置（１７１）が、窓枠（１）の周方向
   に延びる、電動モータ（１６９）により駆動されるねじ
   スピンドル（１７３）と、はさみ状レバー（３５）の旋
   回軸から間隔をおいて、はさみ状レバー（３５）とリン
   ク結合されたスピンドルナット（１７７）とを有してい
   ることを特徴とする請求項３６から３８までのいずれか
   １項記載の建物用窓システム。 ４０、保持部材が、電動モータ（１６９）とスピンドル
   伝動装置（１７１）とを取囲むケーシング（１６７）と
   して構成されており、スピンドルナット（１７７）が、
   ケーシング（１６７）の向い合つた壁部に回動不能に、
   しかし移動可能に案内されており、はさみ状レバー（３
   ５）の軸（１８１）が、スピンドルナットの穴（１７９
   ）を貫通しており、スピンドルナット（１７７）の両側
   でケーシングのところに保持され、かつまた電動モータ
   （１６９）の軸が、ねじスピンドル（１７３）と軸平行
   に保持フレーム（１６７）のところに保持されているこ
   とを特徴とする請求項３９記載の建物用窓システム。 ４１、保持部材（１６７）には、ねじスピンドル（１７
   ３）の、軸方向に向い合つたそれぞれの例に、スピンド
   ルナット（１７７）により操作される各１つのリミット
   スイッチ（１９７）が、電動モータ（１６９）の制御用
   に配置されていることを特徴とする請求項４０記載の建
   物用窓システム。 ４２、各モータ装置（３１、３３）には、過電流監視回
   路（４３）が配属されており、この回路（４３）が、モ
   ータ電流が所定値を超えると、モータ装置（３１、３３
   ）を遮断する監視信号を発し、かつまた監視中央装置が
   、監視信号の発生を窓（４１）又は窓グループに選択的
   に関連づけて表示することを特徴とする請求項１から４
   １までのいずれか１項記載の建物用窓システム。 ４３、特にマイクロプロセッサ（４３）として構成され
   た過電流監視回路（４３）が、この回路（４３）により
   監視される所定時間間隔の間、モータ電流所定値が超過
   し続け、モータ装置（３１、３３）が、所定時間間隔を
   過ぎたのちにスイッチオフされると、監視信号を発する
   ことを特徴とする請求項４２記載の建物用窓システム。