JPH0310138B2 - - Google Patents

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JPH0310138B2
JPH0310138B2 JP58179624A JP17962483A JPH0310138B2 JP H0310138 B2 JPH0310138 B2 JP H0310138B2 JP 58179624 A JP58179624 A JP 58179624A JP 17962483 A JP17962483 A JP 17962483A JP H0310138 B2 JPH0310138 B2 JP H0310138B2
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Makoto Suwada
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/80Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
    • G06F15/8053Vector processors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1サイクル中に同一ベクトルに属す
るn個(nは1より大なる整数)のベクトルエレ
メントを読出し得るとともに1サイクル中に同一
ベクトルに属するn個のベクトルエレメントを書
込み得るようにしたベクトルレジスタを有するベ
クトル処理装置において、ベクトルエレメントの
拡張変換を効率的に行ない得るようにしたベクト
ル処理装置に関するものである。
ベクトルの拡張変換とは以下に説明するような
処理をいう。第1図は、このベクトルの拡張変換
を説明するための図である。
k個のマスクエレメントを格納できるマスクデ
ータレジスタMSKと、各マスクエレメントに対
応して同一ベクトルのk個までのエレメントを格
納できるオペランドベクトルレジスタOPRと同
じく各マスクエレメントに対応して同一ベクトル
のk個のエレメントを格納できるリザルトベクト
ルレジスタRSLとがあり、このマスクレジスタ
MSKとオペランドベクトルレジスタOPRには第
1図に示すようなエレメントがそれぞれ格納され
ているとする。
拡張変換とは、このような状態から、マスクデ
ータレジスタMSKに“1”が格納されているの
に対応するリザルトベクトルレジスタRSLの格
納位置に、オペランドベクトルレジスタOPRに
格納されているベクトルの各エレメントをその順
序を乱さずに順番に格納してゆくことである。
従つて、マスクデータレジスタMSKに“0”
が格納されているのに対応するリザルトベクトル
レジスタRSLの格納位置には、前からこのレジ
スタRSLに格納されているベクトルエレメント
がそのまま残されることになる。
この拡張変換に対する逆変換として圧縮変換が
あるが、これは、マスクデータレジスタMSKに
“1”が格納されているのに対応するオペラント
ベクトルレジスタOPRの格納位置に格納されて
いるベクトルの各エレメントだけを取り出すこと
によりベクトルを圧縮し、このベクトルエレメン
トをその順序を乱さないようにして順番にリザル
トベクトルレジスタRSLに格納することである。
例えば、0のエレメントを多く含むようなベク
トルはこの圧縮変換によつて0のエレメントを除
いて圧縮し、この圧縮変換に使用したマスクデー
タレジスタMSKのマスクエレメントと共に、こ
の圧縮した形でメモリに格納することによつて、
その格納すべきメモリ領域を大幅に節減すること
ができる。
これを必要に応じてもとのベクトルに復元する
場合には、まず、メモリに格納されているマスク
エレメントを読出しマスクデータレジスタMSK
に格納し、それとともに圧縮されたベクトルエレ
メントをそのままオペランドベクトルレジスタ
OPRに順番に読出し格納し、またリザルトベク
トルレジスタRSLはすべて0に初期設定して、
しかる後に上述の拡張変換を行なうことにより、
リザルトベクトルレジスタRSLに復元されたベ
クトルを得ることができる。
しかしながら、従来のベクトル処理装置におい
ては、オペランドベクトルレジスタOPRからベ
クトルエレメントを読出して処理する場合に、一
般に、各エレメントがシリアルに1個ずつ読出さ
れ、また、リザルトベクトルレジスタRSLに書
込む場合にも各エレメントがシリアルに1個ずつ
書込まれている。このような形式のベクトル処理
装置においては、ベクトルの拡張変換を行なうこ
とは比較的簡単である。しかし、高速処理を行な
う場合には複数個のベクトルエレメントを同時に
パラレルに処理することが望ましいが、そうする
と制御が複雑になるという欠点が生ずる。
本発明の目的は、比較的簡単な制御回路を用い
てベクトルの拡張変換を並列に高速に処理するベ
クトル処理装置に提供することにある。
本発明の装置は、1サイクル中に同一ベクトル
に属するn個(nは2の累乗値)のベクトルエレ
メントを読出し得るようにしたオペランドベクト
ルレジスタ手段と、1サイクル中に同一ベクトル
に属するn個のベクトルエレメントを書込み得る
ようにしたリザルトベクトルレジスタ手段と、前
記各レジスタ手段の各要素に対応して設けられ1
サイクル中にn個のマスクエレメントを読出し得
ようにしたマスクデータレジスタ手段と、前記オ
ペランドベクトルレジスタ手段から読出されたn
個のベクトルエレメントに対応して設けられたn
個の読出しデータバス手段と、前記リザルトベク
トルレジスタ手段に書込まれるn個のベクトルエ
レメントに対応して設けられたn個の書込みデー
タバス手段と、前記n個の読出しデータバス手段
のそれぞれを前記n個の書込みデータバス手段に
選択的に接続するアライン回路手段と、(n−1)
を初期値とし、前記読出されたマスクエレメント
の“1”の数との累計値を保持する前記累乗数と
同ビツト数のレジスタ手段と、 それぞれが前記累乗数と同ビツトのn個の加算
器から成り、第番目の加算器は、前記読出され
たマスクエレメントのうちの第番目までの
“1”の数と前記累計値とを半加算し、その値を
第番目の前記選択に使用するよう前記アライン
回路手段に供給する加算手段と、 前記読出されたマスクエレメントの“1”の数
の累計値と読出されたn個のマスクエレメントと
により前記オペランドベクトルレジスタ手段に対
する読出しアドレス歩進制御信号を生成するエン
コーダ手段とを含み、これによりベクトルの拡張
変換を行なう。
次に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。
本実施例は並列ベクトルレジスタ部1、アライ
ン回路2、拡張変換制御回路3、読出しデータバ
ス1000、書込みデータバス2000およびマ
スクデータ読出しバス1300を有している。
並列ベクトルレジスタ部1は、第3図に示すよ
うに、本実施例においてはn=4として、4個
(一般にはn個、但しnは1より大なる整数)の
同一構成のベクトルレジスタ部VE−0〜VE−3
をもち、例えばベクトルレジスタ部VE−0は、
マスクデータレジスタMSK−0、オペランドベ
クトルレジスタOPR−0およびリザルトベクト
ルレジスタRSL−0を有している。
各オペランドベクトルレジスタOPR−0〜
OPR−3からの並列に読出された4個(n個)
のベクトルエレメントは、4個(n個)のベクト
ルエレメントを並列に転送する読出しデータバス
1000を介してアライン回路2に供給され、ま
た、アライン回路2から4個(n個)のベクトル
エレメントを並列に転送する書込みデータバス2
000を介して供給されたベクトルエレメント
は、各リザルトベクトルレジスタRSL−0〜
RSL〜3に並列に書込むことができる。また、
各マスクデータレジスタMSK−0〜MSK−3か
ら並列に読出された4個(n個)のマスクエレメ
ントはマスクデータ読出しバス1300を介して
並列に拡張変換制御回路3に供給される。
また、アライン回路2は、第4図に示すよう
に、前述の読出しデータバス1000に接続され
る4個(n個)の入力ポート20−0〜20−
3、前述の書込みデータバス2000に接続され
る4個(n個)の出力ポート21−0〜21−3
およびこれらの各入出力ポートを接続する接続線
22を含む。
さらに、アライン回路2には拡張変換制御回路
3からアライン回路接続制御信号3200が供給
される。これはn=4に対応して存在する4個の
入力ポート20−0〜20−3を区別して指定す
るのに必要な各2ビツトの情報W0〜W3を各出力
ポート21−0〜21−3に供給し、これによつ
て各入出力ポート間の接続の仕方を制御する。
例えば、後述するような、W0=W1=0(“0,
0”)、W2=1(“0,1”)、W3=2(“1,0”)
の情報をもつ制御信号3200が供給された場合
の各入出力ポートの接続の仕方は以下のようにな
る。
出力ポート21−0(W0が供給されるポート)
および出力ポート21−1(W1が供給されるポ
ート)は、W0=W1=0に対応してともに入力ポ
ート20−0に接続され、出力ポート21−2
(W2が供給されるポート)はW2=1に対応して
入力ポート20−1に接続され、出力ポート21
−3(W3が供給されるポート)はW3=2に対応
して入力ポート20−2に接続される。
次に、拡張変換制御回路3は第5図に示すよう
に、前記マスクデータ読出しバス1300に接続
される4ビツト(nビツト)のマスクレジスタ3
1、加算器321とレジスタ322とを含む積算
回路32、エンコーダ33、および4個(n個)
の加算器34−0〜34−3とレジスタ341と
を含む加算回路34を有している。
このマスクレジスタ31の出力は、書込可否信
号3000として並列ベクトルレジスタ部1に供
給され、各リザルトベクトルレジスタRSL−0
〜RSL−3に対するデータの書込可否を決定す
る。
また、エンコーダ33はマスクレジスタ31の
出力と、積算回路32の積算値Xとを入力して読
出しアドレス歩進制御信号3100を生成し、こ
れを並列ベクトルレジスタ部に供給して、オペラ
ンドベクトルレジスタOPR−0〜OPR−3の各
読出しアドレスの歩進を制御する。
さらに、積算回路34の4個(n個)の加算器
34−0〜34−3の出力は、前記アライン回路
接続制御信号3200の各2ビツトの情報W0
W3としてアライン回路2に供給される。
さて、本実施例の動作は下記の通りである。
最初に並列ベクトルレジスタ部1の各レジスタ
は次のように初期設定されるものとする。
すなわち、各マスクデータレジスタMSK−0
〜MSK−3には特定のマスクデータの値が設定
されるが、この順番は例えばマスクデータの値が
第1図に示すように10110100……の場合には、マ
スクデータレジスタMSK−0の最初のアドレス
にマスクデータの最初の“1”が設定され、次の
マスクデータの“0”はマスクデータレジスタ
MSK−1の最初のアドレスに設定され、以下同
様にして、マスクデータレジスタMSK−3の最
初のアドレスには4番目のマスクデータの“1”
が設定され、かくしてレジスタ部1の各マスクデ
ータレジスタMSK−0〜MSK−3の最初のアド
レスには、第3図に示すように、1011のマスクデ
ータが設定され、同様にして、次のアドレスには
0100が設定され、以下同様にしてマスクデータが
各マスクデータレジスタMSK−0〜MSK−3に
設定される。
次に、オペランドベクトルの各エレメントを第
1図に示すようにA0,A1,A2……とすると、こ
れらのベクトルエレメントは、第3図に示すよう
に、オペランドベクトルレジスタOPR−0の最
初のアドレスにA0が設定され、次のベクトルエ
レメントA1はオペランドベクトルレジスタOPR
−1の最初のアドレスに設定され、以下同様にし
て、オペランドベクトルレジスタOPR−3の最
初のアドレスにはベクトルエレメントA3が設定
され、かくしてレジスタ部1の各オペランドベク
トルレジスタOPR−0〜OPR−3の最初のアド
レスにはベクトルエレメントA0,A1,A2,A3
それぞれ設定される。同様にしてオペランドベク
トルレジスタOPR−0〜OPR−3の次のアドレ
スにはベクトルエレメントA4,A5,A6,A7がそ
れぞれ設定され、以下同様にしてすべてのオペラ
ンドベクトルのベクトルエレメントが各オペラン
ドベクトルレジスタOPR−0〜OPR−3に順番
に設定される(拡張変換の場合には一般にオペラ
ンドベクトルのベクトルエレメントの数はすべて
のオペランドベクトルレジスタOPR−0〜OPR
−3の数よりも少ない。従つて必らずしもすべて
のアドレスのオペランドベクトルレジスタOPR
−0〜OPR−3が初期設定される必要はない)。
次に、リザルトベクトルレジスタRSL−0〜
RSL−3に設定される初期値をB0,B1,B2……
Bkとすると、これらはオペランドベクトルの各
エレメントA0,A1,A2……がオペランドベクト
ルレジスタOPR−0〜OPR−3に設定されたの
と同様な順序で各リザルトベクトルレジスタ
RSL−0〜RSL−3に設定される(第3図のリ
ザルトベクトルレジスタRSL−0〜RSL−3に
は以上に述べた初期値ではなく、後述の拡張変換
後の各ベクトルエレメント示されている)。
前述したように、0エレメントを除いて圧縮変
換したベクトルを、拡張変換により復元する場合
には、これらの初期値B0,B1,B2,……Bkはす
べて0エレメントを設定する。
さて、以上の初期設定状態より拡張変換が開始
されるが、この拡張変換の第0サイクルにおいて
並列ベクトルレジスタ部1のマスクデータレジス
タMSK−0〜MSK−3の最初のアドレスに格納
されているマスクデータ1011が並列に読出さ
れたマスクデータ読出しバス1300を介して拡
張変換制御回路3のマスクレジスタ31に格納さ
れ、また各オペランドベクトルレジスタOPR−
0〜OPR−3の最初のアドレスに格納されてい
るオペランドベクトルの各エレメントA0,A1
A2,A3は読出され、読出しデータバス1000
を介してアライン回路2の各入力ポート20−0
〜20−3に出力される。
さて、マスクレジスタ31に格納されたマスク
データにより、積算回路34はアライン回路接続
制御信号3200を生成し、これをアライン回路
2に供給してアライン回路2の各入力ポート20
−0〜20−3と各出力ポート21−0〜21−
3との間の接続を制御するが、これは以下のよう
に行なわれる。
積算回路34は、第5図に示すような4個(n
個)の加算器34−0〜34−3と、レジスタ3
41から構成されているが、これらの各加算器お
よびレジスタは本実施例においてはn=4に対応
してすべて2ビツトのデータを取扱うように構成
され、加算でオーバフローした部分は無視され
る。また、レジスタ341は初期値として“11”
が設定されている。
この結果、マスクレジスタ31に前述のような
マスクデータ1011が格納されると、加算器3
4−0の出力W0は“11”+“1”=0で0になり、
加算器34−1の出力W1は“11”+“1”+“0”=
0で0になり、加算器34−2の出力W2は“11”
+“1”+“0”+“1”=1で1になり、加算器34
−3の出力W3は“11”+“1”+“0”+“1”+“1

=2になつて、結局アライン回路接続制御信号3
200は、その制御情報W0〜W3として、0,
0,1,2をアライン回路2に供給することにな
る。
この結果、アライン回路2の各入力ポート20
−0〜20−3と各出力ポート21−0〜21−
3とは、前述したように接続され、結局出力ポー
ト21−0〜21−3に接続された書込みデータ
バス2000には、ベクトルエレメントA0,A0
A1,A2のデータが出力される。
さて、並列ベクトルレジスタ部1にはマスクレ
ジスタ31の各出力が書込可否信号3000とし
て供給され、並列ベクトルレジスタ部1にあるリ
ザルトベクトルレジスタRSL−0〜RSL−3に
対する書込みを制御している。すなわち、マスク
データ“1”は書込みを許可し、マスクデータ
“0”は書込みを禁止する。
並列ベクトルレジスタ部1の各リザルトベクト
ルレジスタRSL−0〜RSL−3の最初のアドレ
スにおいては、書込可否信号3000としては
1011が供給される結果、リザルトベクトルレジス
タRSL−0,RSL−2,RSL−3が書込みを許
可され、RSL−1が書込みを禁止され、結局各
リザルトベクトルレジスタRSL−0〜RSL−3
の最初のアドレスには第3図に示すようにA0
B1,A1,A2が格納されることになる。
さて、これがすむと拡張変換制御回路3の中に
含まれるエンコーダ33の出力である読出しアド
レス歩進制御信号3100が並列ベクトルレジス
タ部1に供給され、各オペランドベクトルレジス
タOPR−0〜OPR−3の読出しアドレスの歩進
の制御が行なわれる。
すなわち、各オペランドベクトルレジスタ
OPR−0〜OPR−3の読出しアドレスに対して
読出しアドレス歩進制御信号3100が“1”ま
たは“0”として供給される。“1”を供給され
たオペランドベクトルレジスタOPRの読出しア
ドレスは1つだけ歩進され、次の読出しサイクル
では次のアドレスの内容が読み出されることにな
るが、“0”を供給されたオペランドベクトルレ
ジスタOPRは読出しアドレスの歩進が行なわれ
ず、次の読出しサイクルでは前と同じアドレスの
内容が読み出されることになる。
さて、この読出しアドレス歩進制御信号310
0は、積算回路32とエンコーダ33とにより、
マスクレジスタ31に格納されたマスクデータよ
り以下のようにして生成される。
第6図にエンコーダ33の一回路例を示す。こ
の回路のシフタには、加算器321とレジスタ3
22で構成される積算回路32によりマスクレジ
スタ31に格納されたマスクデータの“1”の数
が積算された積算値Xが供給され、その値だけ廻
転シフトされる。この結果、このマスクデータの
値m0,m1,m2,m3とエンコーダ出力の読出し
アドレス歩進制御信号3100の各成分a0,a1
a2,a3と積算値Xとの関係は第7図のようにな
る。
すなわち、まず、マスクデータm0〜m3の中に
ある“1”の数に等しいだけの数の“1”がa0
a3の下位の桁から設定され、Xが0でない場合に
は、こうして設定された値がXの数だけ右回転シ
フト(ライトローテート)されて出力の読出しア
ドレス歩進制御信号3100の各成分a0〜a3を生
成する。
積算値Xを格納するレジスタ322は初期値と
して0が格納されるため、最初のマスクデータ1
011に対する読出しアドレス歩進制御信号31
00の各成分a0〜a3は1110となり、この結果、並
列ベクトルレジスタ部1のオペランドベクトルレ
ジスタOPR−0,OPR−1,OPR−2のアドレ
スは歩進されて次のアドレスに進むが、オペラン
ドベクトルレジスタOPR−3についてはアドレ
スの歩進が行なわれず、次の読出しサイクルでは
同じアドレスから読出されることになる。
以上の歩進により、第0サイクルにおいてリザ
ルトベクトルレジスタRSL−0〜RSL−3の最
初のアドレスに拡張変換により有効に移送された
ベクトルエレメントを格納しているオペランドベ
クトルレジスタOPRの読出しアドレスだけが歩
進され、次の順番のエレメントの読出し準備がで
きたことになる。
さて、次の第1サイクルの動作は以下のように
なる。
並列ベクトルレジスタ部1の各マスクデータレ
ジスタMSK−0〜MSK−3のアドレスは1だけ
歩進されて、次のアドレスからマスクデータ01
00が読み出され拡張変換制御回路3のマスクレ
ジスタ31に格納される。
また、オペランドベクトルレジスタOPR−0,
OPR−3は新らしく歩進されたアドレスから読
み出されたオペランドベクトルの各エレメントが
アライン回路2の入力ポート20−0〜20−3
に出力されるが、前述の読出しアドレスの歩進に
より、これらのエレメントはA4,A5,A6,A3
ある。
次に、アライン回路接続制御信号3200の各
成分W0〜W3は、レジスタ341の前回の積算値
が2で、かつマスクデータの値が0100であるため
その出力W0〜W3は2333となり、結局アライン回
路2の出力ポート21−0〜21−3にはそれぞ
れA6,A3,A3,A3が出力する。
一方、マスクレジスタ31の出力による書込可
否信号3000の出力0100により、リザルトベク
トルレジスタRSL−0〜RSL−3の次の書込ア
ドレスにおいては、リザルトベクトルレジスタ
RSL−1だけが書込みを許可され、従つて、B4
A3,B6,B7が供給されることになる。
また、このときの読出しアドレス歩進制御信号
3100は、m0〜m3が0100で、積算値Xが3に
なる結果、第7図より0001となり、拡張変換によ
り実際に移送されたA3を格納していたオペラン
ドベクトルレジスタOPR−3だけが次のアドレ
スに正しく歩進されることになる。
以上のサイクルを次次に繰り返すことにより、
第1図に示すような拡張変換が正しく行なわれる
ことは明らかである。
なお、本実施例においては同時に並列に処理す
るデータの数nは4個としたが、これは一例にす
ぎず、本発明はれに限定されるものではない。
また、拡張変換制御回路3は第8図に示すよう
に構成することもできる。
図において、この拡張変換制御回路3はマスク
レジスタ31と積算回路36とエンコーダ37と
を有し、積算回路36は、さらにn=4に対応す
る4個の加算器36−0〜36−3と、レジスタ
361とを有し、この各加算器36−0〜36−
3の出力W0〜W3が前述のアライン回路接続制御
信号3200として使用され、またレジスタ36
1の出力X′は前述の積算値Xのかわりにエンコ
ーダ37の回転シフトを制御するのにも使用され
る。このレジスタ361の初期値は、前述のレジ
スタ341と同様に“11”に設定され、これによ
りこの積分回路36の出力は前述のアライン回路
接続制御信号3200と全く同じになる。
また、積算値X′の値は、前述の積算値Xの値
より常に1だけ小さい(初期値“11”は初期値
“00”より1だけ小さいと考えてよい)。従つて、
エンコーダ37は第6図のエンコーダ33の出力
a0,a1,a2,a3を一回だけ右回転シフトして、
a3,a0,a1,a2とならべ替えたものをオペランド
ベクトルレジスタOPR−0〜OPR−3の読出し
アドレス歩進制御信号とすれば前述の場合と全く
同様に動作することは明かである。
なお、以上に述べた実施例においては書込可否
信号3000として拡張変換制御回路3のマスク
レジスタ31を介したものを用いているがこのか
わりに、並列ベクトルレジスタ部1の中でマスク
データレジスタMSK0〜MSK−3のリザルトベ
クトルレジスタRSL−0〜RSL−3の書込アド
レスに対応したそれぞれのマスクデータを読出し
て直接用いるようにすることもできる。
以上のように本発明を用いると、ベクトルデー
タの拡張変換を効率的に行なうためのアライン回
路および並列ベクトルレジスタ部に供給する制御
信号を比較的簡単なハードウエアで生成する拡張
変換制御回路をもつベクトル処理装置を提供でき
る。
これにより複数の0エレメントを含むスパース
ベクトルの圧縮変化によるメモリ格納後の元スパ
ースベクトルへの復元等の拡張変換動作を効率よ
く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はベクトルの拡張変換を説明するための
図、第2図は本発明の一実施例を示すブロツク
図、第3図は本実施例の並列ベクトルレジスタ部
の詳細を示すブロツク図、第4図は本実施例のア
ライン回路の詳細を示すブロツク図、第5図は本
実施例の拡張変換制御回路の詳細を示すブロツク
図、第6図は本実施例のエンコーダの回路例を示
す図、第7図はエンコーダの出力を説明するため
の図、および第8図は拡張変換制御回路の別の実
施例を示す図である。 図において、1……並列ベクトルレジスタ部、
2……アライン回路、3……拡張変換制御回路、
20−0〜20−3……入力ポート、21−0〜
21−3……出力ポート、22……接続線、31
……マスクレジスタ、32,34,36……積算
回路、33,37……エンコーダ、34−0〜3
4−3,36−0〜36−3,321……加算
器、322,341,361……レジスタ、VE
−0〜VE−3……ベクトルレジスタ部、MSK−
0〜MSK−3……マスクデータレジスタ、OPR
−0〜OPR−3……オペランドベクトルレジス
タ、RSL−0〜RSL−3……リザルトベクトル
レジスタ、1000……読出しデータバス、13
00……マスクデータ読出しバス、2000……
書込データバス、3000……書込可否信号、3
100……読出しアドレス歩進制御信号、320
0……アライン回路接続制御信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1サイクル中に同一ベクトルに属するn個
    (nは2の累乗値)のベクトルエレメントを読出
    し得るようにしたオペラントベクトルレジスタ手
    段と、 1サイクル中に同一ベクトルに属するn個のベ
    クトルエレメントを書込み得るようにしたリザル
    トベクトルレジスタ手段と、 前記各レジスタ手段の各要素に対応して設けら
    れ1サイクル中にn個のマスクエレメントを読出
    し得るようにしたマスクデータレジスタ手段と、 前記オペランドベクトルレジスタ手段から読出
    されたn個のベクトルエレメントに対応して設け
    られたn個の読出しデータバス手段と、 前記リザルトベクトルレジスタ手段に書込まれ
    るn個のベクトルエレメントに対応して設けられ
    たn個の書込みデータバス手段と、 前記n個の読出しデータバス手段のそれぞれを
    前記n個の書込みデータバス手段に選択的に接続
    するアライン回路手段と、 (n−1)を初期値とし、前記読出されたマス
    クエレメントの“1”の数との累計値を保持する
    前記累乗数と同ビツト数のレジスタ手段と、 それぞれが前記累乗数と同ビツト数のn個の加
    算器から成り、第番目の加算器は、前記読出さ
    れたマスクエレメントのうち第番目までの
    “1”の数と前記累計数とを半加算し、その値を
    第番目の前記選択に使用するよう前記アライン
    回路手段に供給する加算手段と、 前記読出されたマスクエレメントの“1”の数
    の累計値と読出されたn個のマスクエレメントと
    により前記オペランドベクトルレジスタ手段に対
    する読出しアドレス歩進制御信号を生成するエン
    コーダ手段とを含み ベクトルの拡張変換を行なうようにしたことを
    特徴とするベクトル処理装置。
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