JPH0285847A - 湾曲が小さくかつ迅速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

湾曲が小さくかつ迅速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0285847A
JPH0285847A JP23822688A JP23822688A JPH0285847A JP H0285847 A JPH0285847 A JP H0285847A JP 23822688 A JP23822688 A JP 23822688A JP 23822688 A JP23822688 A JP 23822688A JP H0285847 A JPH0285847 A JP H0285847A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、特に、支持
体の一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を
有し、他方の側にバッキング層を有するハロゲン化銀写
真感光材料に関する。
本明細書中、「バッキング層」とは、ハロゲン化銀乳剤
層を有する側と逆の側に形成される非感光性親水性コロ
イド層のことを言う。
[従来の技術〕 支持体の一方の側にハロゲン化銀乳剤層を有し、他方の
側にバッキング層を有する感光材料(以下適宜「片面感
光材料」と称することもある)は、各面の組成が同一で
ないため、感光材料に湾曲が生じ易い。湾曲に伴う不都
合はいくつかあるが、例えば重要なこととして、自動搬
送装置で搬送する場合に、搬送トラブルを起こし易いと
いうことがある。
また、湾曲の度合い(以下適宜「カール度」と称するこ
ともある)が、条件により変動することがある。例えば
温度や湿度が変化すると、片面感光材料は両面の各層構
成が異なるため、様々な湾曲を示し、よってカール度が
変動する。カール度の変動は、湾曲に対する対策を更に
困難にする。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料は迅速処理が可能であ
ることが望まれる。ところが片面感光材料は、一方の面
にのみ感光性の乳剤層が形成されるので、両面にハロゲ
ン化銀乳剤層を形成する場合に比して片面の銀量を多く
しなければならない場合も多い。かかる場合乳剤層中の
親水性コロイドの量も多くしなければならないことにな
って、処理時の感光材料の乾燥性が悪くなり、迅速処理
する上で不利になる。
乾燥性向上のためには、ハロゲン化銀乳剤層についてそ
の親水性コロイドの量を少なくし、かつ硬膜度を高めて
乳剤層の吸水性を小さくすることが好ましい。しかしか
かる手段だけでは、写真特性の劣化を招き、例えばカブ
リが高(なったり、粒状性が低下したり、スリキズ耐性
が悪くなったりする。
また前述の如く温度や湿度の変化に対する感光材料のカ
ール度の変動が小さいことが望まれるが、このためには
バッキング層と乳剤層との膜厚のバランスが重要であり
、−aにバッキング層の膜厚を大きくしてバランスをと
ることが考えられるが、バッキング層も厚くなると吸水
量が増加し、乾燥不良の原因となる。よって迅速処理の
要請には反することになる。
上記のように片面感光材料について湾曲(及びカール度
の変動)防止及び迅速処理の要請がされているわけであ
るが、双方を両立することは困難なのである。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点を解決して、湾曲が小
さく、かつ湾曲が生じた場合でも温度や湿度の変化に対
してそのカール度の変動が小さく、しかも迅速処理適性
が良好で、迅速処理した場合にも感度等の写真特性にす
ぐれる片面感光材料を提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体の一方の側に少なくとも1
層のハロゲン化銀乳剤層を有し、他方の側にバッキング
層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、上記ハ
ロゲン化銀乳剤層を有する側の全乾燥膜厚TEと、上記
バッキング層を有する側の全乾燥膜厚T8との比T。/
 T mが0.8以上1.5以下であり、かつ上記ハロ
ゲン化銀乳剤層を有する側の面の吸水量が8.5(g/
m)以下であり、該ハロゲン化銀乳剤層を有する側の面
の吸水量よりバッキング層を有する側の面の吸水量の方
が小さいことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料に
よって、達成された。
上記構成とすることにより、湾曲やその変動が小さく、
かつ迅速処理に適した片面感光材料が得られたのである
本発明の感光材料は迅速処理される場合に好ましく用い
られるが、好ましい一態様として、下記式に相当する条
件で処理されるものであることを挙げることができる。
1’−”×T=50〜124 0.7くβ<3.1 但しlはハロゲン化銀写真感光材料が処理される際の処
理長さ(単位:m)であり、Tは該感光材料が上記lを
通過するのに要する時間(単位:秒)である。
また、下記式に相当する条件でローラー搬送式自動現像
機により処理されるものである態様を挙げることができ
る。
eo・”XT=50〜124 0.7<1<3.1 徂しlはローラー搬送式自動現像機の挿入口の第1ロー
ラーの芯から、乾燥出口の最終ローラーの芯までの長さ
(単位:m)であり、Tは該感光材料が上記lを通過す
るのに要する時間(単位二秒)である。
以下本発明について更に詳述する。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支持体の一方の
側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を存し、他方
の側にバッキング層を有する、いわゆる片面感光材料で
ある。
本発明の感光材料は、上記ハロゲン化銀乳剤層を有する
側の全乾燥膜厚Tえと、上記バフキング層を有する側の
全乾燥膜厚TBとの比T e / T mが、0.8以
上1.5以下である。
本発明でいう膜厚とは、各側についての写真構成層の乾
燥膜厚のことであり、マント剤等の局部的な凸部の厚み
でなく、平均的な厚みである。
即ち理論的には、写真構成層1cII!当りに含有され
る個々の添加物の重量X+  (g/cm”)・・・X
n(g/cm”)をその物質の密度(D + (g /
cm’ )・・・D n (g /cm3) )で割っ
た商で、その添加物が占める膜厚が算出できる。従って
、全膜厚は、下記式により求められる。
実測する場合には、顕微鏡による断層観察や、マイクロ
メーターでの測定などにより知ることができる。
本発明の感光材料はかかる双方の膜厚T E 、 T 
sが、上記の条件を満たすものである。
好ましくは、上記T E / T mが1.1以上1.
3以下である場合がよい。
また本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、ハロゲン化
銀乳剤層を有する側の面の吸水量が8.5(g/m)以
下である。更に該ハロゲン化銀乳剤層を有する側の面の
吸水量より、バッキング層を有する側の面の吸水量の方
が小さい。
好ましくは、乳剤層を有する側の面の吸水量は、5.8
〜8.2 (g/m)であることがよい。またバッキン
グ層を有する側の面の吸水量は、4.0〜7゜5g/n
(であることが好ましい。
本発明において、感光材料全体としての吸水量は15(
g/ff以下であることが好ましい。更に好ましくは、
13.5(g/%3以下であることがよい。
本発明において、吸水量とは、吸水した条件での重量と
乾燥重量との差を意味する。これは下記の条件で求めら
れる値である。
即ち、温度20℃〜26℃、相対湿度50〜70%の範
囲内で、 自動現像機 5RX−501(コニカ(株)製)45秒
処理モード 現像液   XD−3R(コニカ(株)製)35℃ 定着液   XF−3R(コニカ(株)製)33℃ 水洗水   水道水         18°Cを用い
て感光材料を現像処理する。但し乾燥部への水分持込量
(吸水量)を測定するため、乾燥部を取りはずし、ドラ
イヤーは作動させず、スクイズ部から出てきた直後(1
0秒以内)にウェット重量を測定する。更にこの感光材
料を温度23°C1相対湿度55%の下で5時間乾燥し
、乾燥重量を測定する。このウェット重量と乾燥重量の
差が、吸水量である。具体的には次の方法で求めたもの
である。
MG−3Rフイルム(コニカ(株) !!!り回期フィ
ルムを明室で7秒間に1枚の割合で(フィルムの短辺を
処理進行方向とする)100枚連続して処理し、同様に
、測定する試料も同一サイズ、同一?f4度とし、同一
間隔で処理し、スクイズランクから出てきた直後にウェ
ット重量を測定した。同試料を上記のように乾燥し乾燥
重量とウェット重量の差を求め単位を1d当たりの吸水
量として表したものが、本発明に係る吸水量である。
また、乳剤層を有する側の面(以下適宜「乳剤面」と称
する)及びバフキング層を有する側の面(以下適宜「パ
ンク面」と称する)の各々の吸水量は、次のような式で
求められる。
即ち、各々の試料について、乳剤面のみ、バック面のみ
、及び両面共にタンパク質分解酵素液で溶解除去した3
種の試料を作成し、各々の吸水量を測定する。
ここで 乳剤面及びハック面の有る試料の吸水量を乳剤面のみ残
した試料の吸水量を バック面のみ残した試料の吸水量を 支持体のみ残した試料の吸水量を 支持体の重量を とすると、 乳剤面の吸水量は Hw −Hs  1 /2 (BW  BO”)バック
面の吸水量は Hw −−HE   1/2  (BW  BO)で求
められる。
各面の吸水量を本発明の範囲とするのには、各種の技術
的手段を用いることができるが、例えば各面側の層の硬
膜度を調整することで所望の吸水量にすることができる
。また、例えば、バ・7り面の硬膜度を乳剤面の硬膜度
より大きくすることで、ハック面の吸水量を乳剤面より
小さくすることができる。
本発明の感光材料は、銀量が3.5 (girt?)以
下であることが好ましい。迅速処理適性を更に高めるこ
とができるからである。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤は、感度の
点で分光増感されていることが好ましい。
例えば、オルソ増感、パンクロ増感、更には赤外分光増
悪を行うことができる。
また、特開昭59−192242号公報Gこ号公報一般
式(I)及び/または(II)で示される赤外分光増感
色素、特開昭63−56652号公報の325頁、32
6頁に記載の分光増感色素を用い、レーザープリンター
用の感光材料として本発明を適用することも好ましい例
である。
用いるハロゲン化銀の組成は任意であり、ハロゲン化銀
として臭化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、及び塩化銀等の通
常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意のものを適宜用
いることができる。好ましくは、沃臭化銀を用いる。
ハロゲン化銀粒子の晶癖や粒径も限定はなく、任意であ
る。
好ましい一つの態様にあっては、平均粒径0.1〜1.
0μmの沃臭化銀を用いる。
ここで言う平均粒径(F)とは、球状のハロゲン化銀粒
子の場合はその直径、それ以外の形状の粒子の場合はそ
の投影像を同面積の円像に換算した時の直径の平均値で
あって、個々の粒子の粒径がriであり、その数がni
である時、下記の式によって、7が定義されたものであ
る。
Σni  ri Σni 本発明の感光材料におけるバッキング層には、水溶性の
バッキング染料を含有させることが好ましい。場合によ
って色調を整えるために、特開昭62−276539号
公報に記載されているような水不溶性の染料を添加して
もよい。また性能上必要なければ、染料は用いなくても
よい。
本発明の感光材料において、ハロゲン化銀乳剤層とバッ
キング層とは、各々支持体の別々の側に形成されるが、
本発明において使用する支持体としては、写真感光材料
に通常用いられる可撓性支持体を用いることが好ましい
。可撓性支持体として有用なものは、硝酸セルロース、
酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート等の半合成または合成高分子から成るフィル
ム、バライタ紙またはα−オレフィンポリマー(例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重
合体)等を塗布またはラミネートした紙等である。支持
体は染料や顔料を用いて着色されてもよい。遮光の目的
で黒色にしてもよい。
これらの支持体の表面は一般に行われるように、写真乳
剤層等との接着をよくするために下塗処理されてもよい
。支持体表面は下塗処理の前または後に、コロナ放電、
紫外線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明の実施に際しては、感光性ハロゲン化銀などは、
適当なバインダー中に分散して写真構成層中に存在せし
めることができる。バインダーとしては各種の親木性コ
ロイドが用いられるが、代表的にはゼラチンが好ましく
使用される。ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか
、酸処理ゼラチンや酵素処理ゼラチン、また、ゼラチン
の加水分解物や酸素分解物その他のゼラチンから誘導さ
れるものも用いることができる。ポリビニルアルコール
等の合成高分子から成るものも用いることができる。
バッキング層に用いる親水性コロイドについても同様で
ある。
親木性コロイドをバインダーとする塗付膜の物性を改良
する目的で、必要に応じて各種の膜物性、改良剤、例え
ば硬膜剤を用いることは好ましいことである。硬膜剤を
用いる場合、この添加量の制御により、吸水量を所望の
値にできることは、前記したとおりである。
本発明の感光材料には、その他任意の添加剤が含有され
ていてよく、これらはリサーチ・ディスクロージャー1
76巻、阻17643 (1978年12月)及び同1
87巻、隘18716 (1976年11月)に記載さ
れており、その該当箇所を次の表にまとめた。
本発明に係る感光材料の乳剤の調製に当たり使用できる
公知の写真用添加剤も上記2つのリサーチ・テ゛イスク
ロージヤーに記載されており、次の表に記載箇所を示し
た。
次に、本発明の感光材料が処理される好ましい態様につ
いて述べる。
本発明の感光材料を処理する際の処理長であるlは、0
.7を越え、3.1未満(単位:m)の範囲であること
が好ましい。lが0.7以下の場合、各処理工程が小さ
くなり、感度が低下したりすることがあり、またローラ
ー式で感光材料を1m送する装置に適用すると、使用す
るローラー本数も小さくなって、搬送性が悪くなること
がある。逆にpが3.1以上の場合は、搬送スピードが
大きくなりすぎ、フィルムにスリ傷が出やすくなること
がある。
また7!0・”、!:Tとの積は50以上124以下で
あることが好ましい。この値が50未満である場合は、
感光材料の感度が低下することがあり、あるいは色残り
が問題となることがある。より好ましくはpo・75と
Tとの積が76以上であることである。
一方60%75とTとの積が124を超えると、感度は
ほとんど上昇しないのに写真画像の粒状性が劣化したり
、カプリも高くなりだすことがある。
上記処理条件によると、高感度でありながら粒状性が良
く、しかも定着不良、水洗不良、乾燥不良を起こしにく
い好結果を得ることができる。
自動現像機を用いて処理する場合、ローラー搬送式自動
現像機を用いることが好ましく、その場合全搬送ローラ
ーの本数は、処理部であるlをローラー本数で割った値
が0.01〜0.04の範囲になるものであることが好
ましい。また各処理部位の時間は次のような範囲が好ま
しい。
挿入子現像+渡り   25〜40% 定着+渡り   12〜25% 水洗+渡り   10〜25% スクイズ+乾燥   25〜45% 洗、乾燥の部位ではベークライト系(ガラス粉、金属粉
、プラスチック粉を含んでもよい)のものや、ゴム系(
ネオプレン、イソプレン、シリコンゴム等)のものを使
用することができる。渡り部やスクイズ部には、(θ水
性で弾力性のあるシリコンゴム等や、吸水性の大きい合
成皮革の商品名「タラリー)」 (クラレ■製)を用い
ることが好ましい。
尚処理の際に用いる現像液、定着液等の処理液は、感光
材料に応じて、適宜のものを用いることができる。
使用されるローラーは、搬送部の直径が12n〜60*
s、長さが30c+n 〜110c+++の間が好まし
く、材質は様々なものが使用でき、例えば現像、定着、
水〔実施例〕 以下、本発明を実施例により説明する。当然のことなが
ら、本発明は、実施例により限定されるものではない。
実施例1 特開昭58−113927号公報の乳剤3(実施例)に
示されている方法で、平均粒子直径1.71μmでアス
ペクト比が約16:1の平板状沃臭化銀粒子を含有する
乳剤を調製した。この粒子は沃臭化銀粒子全投影面積の
80%以上を占めている。但し、この粒子には、脱塩前
に、後記分光増感色素AとBを200  : 1の重量
比で合計量としてハロゲン化銀1モル当たり1000■
添加した。
分光増感色素を加える時はpH7,60とし、15分後
にフェニルカルバミル化ゼラチンを加え、酢酸でpHを
低下させ、凝集させて上澄液を除去した。
このようにして得られた粒子をハロゲン化銀粒子1モル
当たりの体積が500−となるよう純水を加え、52°
Cに加熱し、そして分光増感色素人とBとを200:1
の重量比で合計の量がハロゲン化銀1モル当たり 10
0mgになるように添加し、10分後にスチレンと無水
マレイン酸の共重合体0.6gを添加し、さらに2分後
チオシアン酸アンモニウム塩を銀1モル当たり2.6X
10−’モル、及び適当な量の塩化金酸とハイポを添加
し、化学熟成を開始した。
この時、pH6,02、銀電位は49mVの条件で行っ
た。
化学熟成終了15分前(化学μ)成を開始してから80
分後)に沃化カリウムを銀1モル当たり300■添加し
、5分後に10%(ivt/Vol)の酢酸を添加し、
pH値を5.6まで低下させ、5分間そのpH値を保ち
、その後水酸化カリウム0.5%(ht/Vol)液を
添加し、puを6.15とし、その後4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデンを4
×10−gモル及び石灰処理オセインゼラチンを後記付
量になるように添加し、化学熟成を終了し、そして写真
乳剤塗布液を用意した。
尚、写真乳剤塗布液調製後のpHは6.30、銀電位は
85憚り(35℃)であった。
このようにして調製した写真乳剤塗布液を、支特休の一
方の面上に塗布して、写真乳剤層とした。
ここでは支持体として、175μm厚のポリエチI/ン
テレフタレートフィルムを用いた。
尚、写真乳剤層は銀換算値で支持体の片側当たり3.2
g/r+(、ゼラチン量として2.2g/rrfとなる
ように塗布した。また後記する保護層液を用い、該乳剤
層上に保護層を形成したが、この保護層は、ゼラチン付
量として1.1g/rdとなるように塗布した。また乳
剤層を有する側と逆の面にはバッキング層を設けるが、
これはバッキング下層とバッキング上層とから形成する
。即ち下記に記載するバッキング層は、バッキング下層
は、ゼラチン付量として3.0g/rrf、バッキング
上層は1.2g/rrfとなるように2台のスライドホ
ッパーコーターで80m/分のスピードでポリエチレン
テレフタレートベースに両面同時塗布し、2分20秒で
乾燥し、試料を得た。
得られた試料を蛍光増感紙KO−250(コニカ(株)
販売)の間に挟み、管電圧130KVP、 2抛Aで、
0.05秒間X線を照射して、ペネトロメーターB型(
アルミ階段、コニカメディカル(株)販売)を介して露
光した後、後記のようにコニカ自動現像機5RX−50
1により後記する処理剤(現像液及び定着液)を用い、
45秒で処理するものとした。
試料1〜9はすべて乳剤層を有する側の膜厚T7が3.
458m5バツキング層を有する側の膜厚T8は3.2
μmであり、両者の比T E / T Rは1.078
であった。
試料調製に用いた分光増感色素は次のとおりである。
分光増感色素A 分光増感色素B また乳剤液(ハロゲン化銀写真乳剤塗布液)に用いた添
加剤は次の通りである。添加量はハロゲン化銀1モル当
たりの量で示す。
1.1−ジメチロール−1−ブロム− 1−二トロメタン           70■t−ブ
チル−カテコール ポリビニルピロリドン(分子110,000)スチレン
−無水マレイン酸共重合体 トリメチロールプロパン ジエチレングリコール ニトロフェニル−トリフェニル ホスホニウムクロリド ■、3−ヒドロキシベンゼンー4 スルホン酸アンモニウム 2−メルカプトベンツイミダゾール− 5−スルホン酸ナトリウム 400■ 1.0g 2.5g 0g g 0mg g 1.5g Ul′I また、保護層液に用いた添加物は次の通りである。添加
量は塗布液IIl当たりの量で示す。
石灰処理イナートゼラチン       68g酸処理
ゼラチン            2gポリメチルメタ
クリレート (面積平均粒径3.5μmのマット剤)二酸化ケイ素粒
子 (面積平均粒径1.2μmのマット剤)ルドックスAM (デュポン社のコロイドシリカ) 1.1g 0.5g 0g 5O3Na PI9C90−(CHzCHzOトnCHzCHz  
0HC4F’vSOsK 自。Hz+C0NHCCHtCHtO)hH3■ 2■ 3g 乳剤塗布液には前記添加剤のほか、下記化合物(1)(
2)を、ハロゲン化銀1モル当たり下記の量になるよう
に添加した。
(2)トリクレジルホスフェート    0.6g即ち
、化合物(1)を特開昭61−285445号公報にお
ける実施例1の(3)に記載の方法に準じて、化合物(
2)から成るオイル中に溶解して親水性コロイド溶液中
に分散したものを、上記添加量となる量添加した。
バッキング層を設けるための塗布液は、以下のように準
備した。
くバッキング層〉 (バッキング下層液) (バッキング上層液) バッキング染料A バッキング染料B 更に乳剤面側に塗布する保護層液と、バッキング層面側
に塗布するバッキング上層液に、下記硬膜剤液を、それ
ぞれの側の層の吸水量を第1表に示す量に調整するよう
な量で添加し、第1表のように吸水量の異なる試料1〜
9を作成した。
第1表に示す各面の側の吸水量は、前記「発明の詳細な
説明」の項で定義した方法で測定したものである。
(硬膜剤液) 2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ− 1,3,5−)リアジンナトリウム塩の水溶液2%(硬
膜剤)         10dホルマリン35%(硬
膜剤)        0.6dグリオキサ一ル水溶液
40%(硬膜剤)   1.5d水を加えて     
         50d各試料について、感度を測定
するとともに、乾燥性を調べた。
感度は、表1の試料11kLlのカブリ+1.0の黒化
濃度を与えるX線量の逆数を100とした相対感度に換
算して示した。乾燥性は後記する基準に従った。
本実施例における処理の条件は、次のとおりである。即
ち、試料である感光材料は、その処理長さl =1.9
5(m)で、処理時間T=45(秒)とした。
(1°・” x T =74.26)。
本実施例においては、試料をコニカ(株)自動現像機5
RX−501を用いて処理を行った。自動現像機の設置
場所の温度は25℃、相対湿度は62%であった。
但し、乾燥性の評価に当たっては、実技的な乾燥性を確
認するため、処理機、処理剤は上記した感度測定と同様
の条件で行ったが、自動現像機設置場所の雰囲気は、温
度25℃、相対湿度80%として、各試料の乾燥性を確
認した。
試料の処理の仕方、サイズ、露光濃度は前述の吸水量測
定の場合と同一とした。
乾燥性の評価は次の基準に従い、5段階評価した。
乾1j」月1L2iL皇 1、完全に乾いており、試料は、温かい  A2、完全
に乾いており、試料は、冷たい  B3、若干湿ってい
る(1)3以下)      C4、湿っている  (
2/3以下)      D5、 湿っている   (
2/3を越える)    8以上の評価結果を第1表に
示した。乾燥性の評価は、各試料側の乾燥の度合いを見
る必要上、前記吸水量測定と同じ条件としたが、この評
価結果は通常の条件で自動現像機処理する場合と相関す
るものである。
現像液及び定着液は次のものを使用した。
〈現像液>XD−3R35°C (SRX−501、現像タンク内にはXD−3R−3を
20dll相当添加) 〈定着液)XF−3R33°C 63cc/四切1枚で補充 〈水洗水〉水道水    18°C (3,017分供給) 第1表から理解されるように、本発明に係る試料は、高
怒度が得られ、しかも乾燥性が良好であった。例えば、
試料3 (本発明)と試料9(比較)とを比べることに
より、乳剤面の吸水量が本発明の範囲にあると、すぐれ
た結果が得られることがわかる。
また各試料について、相対湿度を23°Cで20%〜8
0%に連続変化し、カール度を確認したが、本発明に係
る試料はカールが小さい上に変化も少なく、良好であっ
た。
試料1〜9まですべて、水に対する融点は94°C以上
であった。
尚粒状性の傾向として、乳剤面の吸水量が8.5より大
きい試料N[L4.7.8.9では、吸水量が小さくな
るに従って、粒状性が良くなる傾向があり、一方8.5
以下の試料Nα3,2,6,1.5では、粒状性が良好
な状態でほぼ一定する傾向があった。
実施例2 実施例1と同様の乳剤液、保護層液及びバッキング層液
を用い、塗布時に乳剤液とバッキング層下層の液材量と
硬膜剤量を変化させ、乳剤面側とバッキング面側の乾燥
塗布膜厚を調整するとともに、実施例1の硬膜剤液量を
調整して、硬膜度を変えて吸水量の異なる試料10〜2
2を実施例1と同様に作成し、同様の評価を行った。そ
の結果を第2表に記す。カール度の変動の評価は、次の
ようにして行った。
互二土皮■貞定 温度23℃の下で、相対湿度を20%から80%に変化
させ、この間のカール度の変化の度合を観察した。
A はとんど変化ない B 変化の度合は少ない C変化の度合が大きい ブーン 第2表が示すように、本発明に係る試料は高感度で乾燥
性が良好で、カール度の変動も少な(、良好であった。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明によれば、乾燥性が良好で迅速処理に
適し、かつ湾曲が小さいとともにそのカール度の変動も
小さく、かつ迅速処理した場合でも高感度であるという
効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体の一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀
    乳剤層を有し、他方の側にバッキング層を有するハロゲ
    ン化銀写真感光材料において、上記ハロゲン化銀乳剤層
    を有する側の全乾燥膜厚T_Eと、上記バッキング層を
    有する側の全乾燥膜厚T_Bとの比T_W/T_Bが0
    .8以上1.5以下であり、 かつ上記ハロゲン化銀乳剤層を有する側の面の吸水量が
    8.5〔g/m^2〕以下であり、該ハロゲン化銀乳剤
    層を有する側の面の吸水量よりバッキング層を有する側
    の面の吸水量の方が小さいことを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料。 2、下記式に相当する条件で処理されるものであること
    を特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料。 l^0^.^7^5×T=50〜124 0.7<l<3.1 層しlはハロゲン化銀写真感光材料が処理される際の処
    理長さ(単位:m)であり、Tは該感光材料が上記lを
    通過するのに要する時間(単位:秒)である。 3、下記式に相当する条件でローラー搬送式自動現像機
    により処理されるものであることを特徴とする請求項1
    に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 l^0^.^7^5×T=50〜124 0.7<l<3.1 但しlはローラー搬送式自動現像機の挿入口の第1ロー
    ラーの芯から、乾燥出口の最終ローラーの芯までの長さ
    (単位:m)であり、Tは該感光材料が上記lを通過す
    るのに要する時間(単位:秒)である。
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