JPH0339947A - 赤外線センサーの検出性を改良したx線用ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

赤外線センサーの検出性を改良したx線用ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0339947A
JPH0339947A JP178590A JP178590A JPH0339947A JP H0339947 A JPH0339947 A JP H0339947A JP 178590 A JP178590 A JP 178590A JP 178590 A JP178590 A JP 178590A JP H0339947 A JPH0339947 A JP H0339947A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルムの自動処理機などに用いられる赤外
線センサーに対して、検出性の優れたハロゲン化銀写真
感光材料に関するものである。
〔発明の背景〕
近時、ハロゲン化銀写真感光材料の処理時間は、フィル
ム消費量の増加に伴いユーザーニーズに応じて、より迅
速化の方向にあって特に医療用フィルム分野では、その
進展が目覚ましい。
迅速処理システムの機器装置であるところの自動現像機
やデーライト機器には、フィルム検出用として赤外線セ
ンサーが用いられている場合が多い。これは赤外線が感
光材料に適合していて、かつ効率良い検出が得られる理
由からである。
一方、感光材料特に直接撮影用X線フィルムにおいては
、低銀量で高感度、高鮮鋭性が常に望まれていることか
ら、最近では平行双晶面を含むハロゲン化銀粒子(以下
「平板状粒子」と言う)を用いた感光材料が増加してき
ている。
該粒子の写真的特徴としては、 l)比表面積が大きく、多量の分光増感色素を表面に吸
着させることができるため、固有感度に対して分光感度
が相対的に優れる。
2)その結果、X線フィルムにおいては、ハロゲン化銀
(AgX)間接遷移の吸光係数より色素の吸光係数の方
が大きいため、クロスオーバー光を顕著に減少させるこ
とができて画質の劣化を防止できる。
3)光の散乱が少なく、鮮鋭性の良い画像が得られる、
などか挙げられる。
平板状粒子に関しては、ダフイン(Duffin)著「
7オトクラフイク・エマルション・ケミストリー(Ph
otographic emulsion Chemi
stry)Jフォーカルプレス(Focal Pres
s)ニューヨーク、1966、p66〜72、A、P、
H,トリベリ(Tr ive 11 i)、W、Fスミ
ス(Smith)7オトグラフイク ジャーナル(Ph
otograph 1cJounal) 80.194
0.p285などに記載されており、又特開昭58−1
13926〜113928号、米国特許4.439号公
報などに詳しく述べられている。
上記のように多くの利点を有する平板状ノ\ロゲン化銀
写真乳剤は、最近、高感度感光材料に多く用いられてき
ている。
しかしながら、該平板状粒子は、上記の利点と裏腹にフ
ィルム取り扱いの面で、予想し得ない障害を有すること
が判った。
即ち、アスペクト比(平板状ハロゲン化銀粒子の厚さに
対する直径の比率)が大きい平板状粒子を用いた感光材
料では、上述しI;迅速処理機のフィルム検出用赤外線
センサーに作用しなくなることである。
従ってフィルムが有っても無いという判定をしてしまい
、その結果機器が作動しなかったり又は誤動作を起こす
などの重大なトラブルがしばしば発生していた。
近年、X線用フィルムは作業の迅速化、安全性及び省力
化などの目的から、明室でフィルムの詰め替えや現像が
可能ないわゆるデーライト機の普及が増加している。こ
のデーライト機には、フィルムの有無や多重搬送を識別
するために、700nm〜960nmの波長域に感度を
有する赤外線センサーが用いられているのが一般的であ
る。
一方、感光材料サイドとしては、迅速処理性の向上と併
せてコストの低減の目的から銀量節減の方向にある。
本発明者等が検討の結果、上述した赤外線センサーと感
光材料中のハロゲン化銀要素とは二律背反の関係があっ
て、例えば銀量が4.0g/m2未満の低銀量感光材料
で特に平板状ハロゲン化銀粒子である場合には、赤外線
透過率が急激に増大しその結果、フィルム検出を不可能
にすることが判った。
〔発明の目的〕
従って本発明の第一の目的は、塗布銀量が少なくても赤
外線センサーによる検出性の優れたノ10ゲン化銀写真
感光材料を提供することである。
本発明の第二の目的は、クロスオーバー光による画質の
劣化を防止し、かつ赤外線センサー検出性の優れたX線
用フィルムを提供することである。
他の目的は、以下の明細から明らかとなる。
〔発明の構成〕
本発明者等は、鋭意検討の結果、これらの目的が下記に
より達成されることを見いだし、本発明を成すに至った
即ち、支持体上の少なくとも一面に、粒子径が粒子厚み
の3倍以上の平板状ノ\ロゲン化銀粒子を含む乳剤層を
少なくとも一層有する7%ロゲン化銀写真感光材料にお
いて、該感光材料構成層中の少なくとも一層中に、赤外
線吸収染料を含有するノ・ロゲン化銀写真感光材料によ
って達成された。
以下、本発明をより具体的に説明する。
本発明に係る平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.
2〜3.0μmが好ましく、特に好ましくは0.5〜2
.0μmである。
本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は、粒子直径/厚さ(
アスペクト比と呼ぶ)の平均値(平均アスペクト比と呼
ぶ)が3以上であり、好ましくは6〜60、より好まし
くは7〜50、特に好ましくは8〜20である。
本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤の平均厚さは0.3μ
m以下が好ましく、より好ましくは0.10μm以下、
特に好ましくは0.01−0.08μmである。
本発明において、ハロゲン化銀粒子の直径は、ハロゲン
化銀粒子の電子顕微鏡写真の観察から粒子の投影面積に
等しい面積を有する円の直径として定義される。
本発明において、ハロゲン化銀粒子の厚さは、平板状ハ
ロゲン化銀粒子を構成する二つの平行な面の距離のうち
最少のものと定義される。
平板状ハロゲン化銀粒子の厚さは、ハロゲン化銀粒子の
影の付いた電子顕微鏡写真又はハロゲン化銀乳剤を支持
体に塗布し乾燥しl;サンプル断層の電子顕微鏡写真か
ら求めることができる。
平均アスペクト比を求めるためには、最低100サンプ
ルの測定を行う。
本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤において、アスペクト
比が3以上であるハロゲン化銀粒子が全ハロゲン化銀粒
子に占める割合は50%以上であり、好ましくは60%
以上、特に好ましくは70%以上である。
本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は単分散性であるもの
が好ましく用いられ、平均粒径dを中心に±20%の粒
径範囲に含まれるハロゲン化銀粒子が50重量%以上の
ものが特に好ましく用いられる。
本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は、塩化銀、臭化銀、
沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀等りロゲン組成は任意であ
るが、高感度という点から沃臭化銀が好ましく、法度含
量が20モル%以下が好ましく、更に15モル%以下が
好ましく、特に10モル%以下が好ましい。
本発明の効果を損なわない範囲で塩化銀を含有してもよ
い。
又、本発明の平板状ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン組成
が粒子内で均一であってもよく、沃化銀が局在したもの
であってもよいが、中心部に局在したものが好ましく用
いられる。
平板状ハロゲン化銀乳剤の製造方法は、特開昭58−1
13926号、同58−113927号、同58−11
3934号、同62−1855号、ヨーロッパ特許21
9.849号、同219゜850号等を参考にすること
もできる。
又、単分散性の平板状ハロゲン化銀乳剤の製造方法とし
て、特開昭61−6643号を参考にすることができる
高アスペクト比を持つ平板状の沃臭化銀乳剤の製造方法
としては、pBrが2以下に保たれたゼラチン水溶液に
硝酸銀水溶液又は硝酸銀水溶液とハロゲン化物水溶液を
同時に添加して種晶を発生させ、次にダブルジェット法
により成長させることによって得ることができる。
平板状ハロゲン化銀粒子の大きさは、粒子形成時の温度
、銀塩及びハロゲン化物水溶液の添加速度によってコン
トロールできる。
平板状ハロゲン化銀乳剤の平均沃化銀含有率は、添加す
るハロゲン化物水溶液の組成すなわち臭化物と沃化物の
比を変えることによりコントロールすることができる。
又、平板状ハロゲン化銀粒子の製造時に、必要に応じて
アンモニア、チオエーテル、チオ尿素等のハロゲン化銀
溶剤を用いることができる。
次に本発明に用いられる赤外線吸収染料とは700−9
60nmの波長域で、好ましくは750〜920nmの
範囲の光を吸収する染料が好ましく用いられる。
本発明の実施態様にて、より好ましく用いられる染料と
しては、親水性基を有したトリカルボシアニン類、イン
ドアニリン類などの水溶性染料が挙げられる。
又、金属錯塩型染料も本発明に好ましく用いられ、例え
ば鉄キレート型、ジチオラートニッケル型染料が挙げら
れる。
上記染料は、公知の化合物で、例えば特開昭62−12
3454号、EP−251,282号、同288,07
6号、DP−1,152,609号、特開昭50−10
0166号、同62−3250号、同62−18138
1号、同61−70503号、同61−32003号、
同61−11704号、同61−80106号、特開平
1−74272号、同1−75568号、同1−267
534号、同1−267535号などの公報記載の方法
又はそれに準じて合皮することができる。
これら染料の使用に際しては、本発明のハロゲン化銀写
真感光材料構成層中であれば、いづれの層に添加しても
よく、例えばハロゲン化銀乳剤層もしくは保護層、中間
層などのハロゲン化銀乳剤層に隣接した親水性コロイド
層或はバッキング層及び同保護層などいづれの層でもよ
い。
より好ましくは非乳剤層であり、光源に対し乳剤層より
遠い層がより好ましい。
添加量は、染料の種類、使用する乳剤条件によって一様
ではないが、感光材料1 ml当りlO〜1000mg
/ m 2で、より好ましくは30−600mg/m”
である。
添加方法としては、水又は親水性有機溶媒(例えばメタ
ノール、エタノールなど)に溶解したものをハロゲン化
銀乳剤の場合には、化学熟成後から塗布工程前の時期に
添加するのが好ましい。
以下、本発明に用いられる赤外吸収染料の具体的化合物
例を示すが、本発明はこれのみに限定されるものではな
い。
■  −2 −3 −4 −5 ! −6 −7 ■ −9 −II  −12 I −13 1−16 −17 −18 −19 ■−20 ■ 2 ■−23 !−24 1−2 −3 NaO,5(CH,)4A(CH,)4So、Nan−
5 ゜□、八(CHz)ssOJ H,C,八(CH,)、5OJ I[1−1 IV−1 1V−2 IV−4 IV−5 IV−6 IV−7 ■ ■−13 ■−14 IV−15 IV−16 IV−17 IV−18 ■ 19 ■−24 ■−25 ■−26 ■−27 ■−29 ■−30 V−31 ■−34 ■ 5 ■−36 ■−39 ■−40 V−41 ■−42 ■−43 ■−44 ■−45 ■−47 ■−49 ■−50 V−51 本発明に係る乳剤は、物理熟成または化学熟成前後の工
程において、各種の写真用添加剤を用いることができる
。公知の添加剤としては、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャーNo−17643(1978午12月)および
同No−18716(1979手11月)に記載された
化合物が挙げられる。
これら二つのリサーチ・ディスクロージャーに示されて
いる化合物種類と記載箇所を大喪に掲載添加剤 化学増感剤 増感色素 現像促進剤 カブリ防止剤 安定剤 色汚染防止剤 画像安定剤 紫外線吸収剤 フィルター染料 増白剤 硬化剤 塗布助剤 界面活性剤 可塑剤 スベリ剤 スタチック 防止剤 マツl−剤 バインダー RD−17643 頁 分類 23   llI 23  1V 29   XXI 24   Vl 〃 25  ■ 25  ■ 25〜26■ 〃 4  V 6  X 26〜271N 26〜27XI 27  Ill 1 7 ■ 28  XVI 6 ■ Rd−18716 頁 分類 648−右上 648右−649左 648−右上 649−右下 // 650左−右 649右〜650左 651左 650右 650右 // 650右 651左 本発明に係る感光材料は、前述のRD−17643の2
9頁xx項またはRD−18716の651頁左欄に記
載された通常の方法によって現像処理することができる
本発明に係る感光材料に用いることのできる支持体とし
ては、例えば前述のRD−17643の28頁およびR
D−18716の647頁左欄に記載されているものが
挙げられる。適当な支持体としては、プラスチックフィ
ルム、紙などでこれら支持体の表面は一般に、塗布層の
接着をよくするために、下塗層を設けたり、コロナ放電
、紫外線照射などを施してもよい。そして、このように
処理された支持体上の片面あるいは両面に本発明に係る
乳剤を塗布することができる。
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料のすべてに適用可
能であるが、特に高感度の黒白用感光材料に適している
医療用X線ラジオグラフィーに本発明を適用する場合、
例えば透過性放射線曝射によって近紫外光ないし可視光
を発生ずる蛍光体を主成分とする蛍光増感紙が用いられ
る。これを本発明の乳剤を両面塗布してなる感光材料両
面に密着し露光することが望ましい。
ここで言う透過性放射線とは、高エネルギーの電磁波で
あって、X線及びガンマ−線を意味する。
また蛍光増感紙とは、例えばタングステン酸カルシウム
を主とした蛍光成分とする増感紙、或はテルビウムで活
性化された稀土類化合物を主成分とする蛍光増感紙など
をいう。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。但し当然のこと
ではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定され
るものではない。
実施例1 平均粒径0.2μmの沃化銀2.0モル%含有する沃臭
化銀の単分散粒子を核とし、沃化銀30モル%を含有す
る沃臭化銀をpH9,1,pA g7.7で成長させ、
ソ(1) IJk pH8,0,pA g9.1で臭化
カリウムと硝酸銀を等モル添加し、平均沃化銀含有率が
2.1モルの沃臭化銀粒子どなるような正14面体の平
均粒径i、02μm、0.51μm、 0.38μmの
単分散乳剤粒子を調製した。
乳剤は、通常の凝集法で過剰塩類の脱塩を行った。即ち
40°Cに保ち、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホ
ルマリン縮合物と硫酸マグネシウムの水溶液を加え、凝
集させた。上澄液を除去後、更に40°Cまでの純水を
加え、再び硫酸マグネシウム水溶液を加え、凝集させ、
上澄液を除去した。これらの粒子をそれぞれチオシアン
酸アンモニウム塩を銀1モル当たりl。9X 10−”
モル、及び適当な量の塩化金酸とハイポ及び後記分光増
感色素AとBを200:1の重量比で合計の量をノ\ロ
ゲン化銀1モル当たり800mgとして添加して化学熟
成を行い、終了15分前に沃化カリウドを銀1モル当た
り200og添加し、その後、4−ヒドロキシ−6−メ
チル−■。
3.3a、7−テトラザインデン3 X 10−”モル
で安定化し3種類の乳剤粒子を大きい順に15%、60
%、25%の比で混合し、後掲の添加剤と石灰処理ゼラ
チンを加え乳剤塗布液■とした。
さらに表1に種類及び添加量を示すように赤外吸収染料
を、塗布前に上記乳剤塗布液のに添加したものと未添加
のものを調製した。
又、次のような乳剤塗布液■を調製した。
即ち、水iff中にゼラチン30g1臭化カリウム10
.5g、チオエーテル(HO(CHz:hS(CHs)
zs(CJ)zs(CHI)!0FI) 0.5vt%
水溶液lOr!IQを加えて溶解し、63°Cに保った
溶液中(pA g −9,1,pH−6,5)に、攪拌
しながら0.88モルの硝酸銀溶液30+a12と0.
88モルの沃化カリウムと臭化カリウムの混合溶液(モ
ル比97 : 3 ) 30mQを15秒間で同時に添
加した後、1モルの硝酸銀溶液600m12とモル比9
6.5 : 3.5の臭化カリウムと沃化カリウムとか
らなる1モルの混合溶液600mff1とを70分かけ
て同時添加して、平板状沃臭化銀乳剤を調製した。
得られた平板状ハロゲン化銀粒子は、平均粒径1.15
.u mで、厚み0.10μmで、沃化銀含有率が3.
0モル%であった。この乳剤を沈澱法により脱塩した後
、金・硫黄増感を併用して化学増感した後、オルソ分光
増感色素として、後記に示す(A)及び(B)を200
:lの重量比で混合したものを300mg/ハロゲン化
銀1モルを加え、さらに前記と同様に4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデンを加
えた。
前記と同様の方法で最適に化学増感を施し、同一の安定
剤、添加剤及び石灰処理ゼラチンを添加して、乳剤塗布
液■とした。
さらに表1に種類及び添加量を示すように赤外線吸収染
料を塗布前に上記乳剤塗布液■に添加したものを調整し
た。
なお塗布液には後記添加剤のほか、下記化合物(1)(
2)を、ハロゲン化銀1モル当たり下記の量になるよう
に添加した。
(2)トリクレジルホスフェート     0.6g即
ち化合物(1)を特開昭61−285445号の実施例
1の(3)に記載の方法に準じて、化合物(2)から成
るオイル中に溶解して親水性コロイド溶液中に分散した
ものを、上記添加量となる量添加した。
保護層液は後記の組成で作成した。
なお乳剤面は銀換算値で15. l−7,2,0g/ 
l”、親水性コロイド量はすべて2.0g/ m’とな
るように、保護層はゼラチン付量として1.0g/ m
”となるように、2台のスライドホッパー型コーターで
毎分60mのスピードで、グリシジルメタクリレート5
Qvt%、メチルアクリレ−119wt%、ブチルメタ
クリレ−) 40wt%の3種の七ノマーからなる共重
合体を、その濃度が1Qvt%になるように希釈して得
た共重合体水性分散液を下引き液として塗設した175
μ鴫のポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に
両面同時塗布し、2分15秒で乾燥し、試料を得た。
増感色素(A) 増感色素(B) 乳剤液に用いた添加剤は次のとおりである。
又、 なお、 した。
石灰処理オセインゼラチン t−ブチルカテコール 添加量はハロゲン化銀1モル当りの量で示ポリビニルピ
ロリドン(分子量10000)トリメチロールプロパン スチレン−無水マレイン酸共重合体 ジエチレングリコール ニトロフェニル−トリフェニル 7オスフオニウムクロライド 1.3−ジヒドロキシベンゼン −4−スルホン酸アンモニウム 2−メルカプトベンツイミダゾール 0g 00mg 1.0g 0g 2.5g 5g 0mg −5−スルホン酸す 1− リウム 5mg 1.1−ジメチロール−1−ブロム −1−二トロメタン            70重g
又、保護層液には、下記の化合物を加えた。
添加量は塗布液IQ当りの量で示す。
石灰処理イナートゼラチン      68g酸処理ゼ
ラチン            2go 3Na CsF l I  O(CHzCf(20) l 0C
H2CH20H3mg C,F、So、に 22+g 平均粒径5μmのポリメチル メタクリレート(マット剤)        1.1g
コロイダルシリカ(平均粒径0.013μm)  30
g1.3.5−1−リアジンナトリウム塩の水溶液2%
  (硬膜剤)        10mQホルマリン3
5%(硬膜剤)        ’1mQグリオキサー
ル水溶液40%(硬膜剤) 1.5m4なお、赤外線吸
収染料は次のように溶解した。
例示の■−11及び■−16は水に溶解し、乳剤調整液
■に添加した。
111−9は同染料を10g秤量取し、トリへキシルフ
ォスフェートlOa+(lと酢酸エチル65mQからな
る溶媒に溶解した液をアニオン性界面活性剤のドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムを500mgを含む8%
ゼラチン水溶液100cc中に乳化分散することにより
、染料乳化物を調整し乳剤調整液■に表1に示すような
量を添加した。
このようにして得られた15種のフィルム試料について
、別紙第一図に示した赤外線透過率測定装置により赤外
線の透過度を測定した。
第一図は、赤外線透過率測定装置の搬要を示したもので
ある。
図の中で、lは赤外発光ダイオードG L −504(
シャープ〔株〕製)を示し、2はホトトランジスタP 
T −510(シャープ〔株〕製)を表す。
3は測定するフィルム試料である。
A/Dはアナログ・デジタル変換器を示しcpuは電圧
表示のための演算機器を表す。
表中の赤外線透過率(%)は、値が少いほど赤外線の透
過を抑えていることを示し、本発明の目的効果を奏して
いることを表す。
又、各試料について赤外発光ダイオードGL−504に
対してのカブリ耐性を調べた。透過率の測定と同様に同
ダイオードに16Vの電圧をかけダイオードから5m+
nの位置に5分間さらした時のカブリ上昇度を調べた。
得られた結果を次の表1に示す。
表1 表1に示す通り、平板状ハロゲン化銀を用いた試料No
、4.5.6は赤外線の透過度が高いことが分かる。
又平板状ハロゲン化銀を用いた場合、塗布銀量が4.0
(g/m”)以下のNo、4.5は大巾に赤外線の透過
率が高くなり赤外線センサーでのフィルム有無検出が困
難になることを示唆しており、4.0(g/m”)以上
を必要とすることが判る。
No、7以降の本発明に係る試料の平板状ハロゲン化銀
写真感光材料では、塗布銀量が少なくても赤外線の透過
率を低くおさえることができる。
なお、本発明に係る試料は、クロスオバーカットが優れ
、比較試料に比して銀画像の鮮鋭性が優れていた。
実施例2 平均粒径0.14μmの沃化銀2.0モル%含有する沃
臭化銀の単分散粒子を核とし、沃化銀40モル%を含有
する沃臭化銀をpH9,4,pA g7.7で成長させ
、その後pH8,0,pA g9.1で臭化カリウムと
硫酸銀を等モル添加し、平均沃化銀含有率が2.4モル
の沃臭化銀粒子となるような正14面体の平均粒径0.
70μ■、0.42μ閣、 0.33μmの単分散乳剤
粒子を調製した。
乳剤は、通常の凝集法で過剰塩類の脱塩を行った。即ち
40℃に保ち、ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホル
マリン縮合物と硫酸マグネシウムの水溶液を加え、凝集
させた。上澄液を除去後、更に40℃までの純水を加え
、再び硫酸マグネシウム水溶液を加え、凝集させ、上澄
液を除去した。
これらの粒子をそれぞれチオシアン酸アンモニウム塩を
銀1モル当たり2.6X 10−’モル、及び適当な量
の塩化金酸とハイポ及び後記分光増感色素AとBを20
0:lの重量比で合計の量をハロゲン化銀1モル当たり
400mgとして添加して化学熟成を行い、終了15分
前に沃化カリウムを銀1モル当たり250■g添加し、
その後、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、
7−テトラザインデン3 X 10−”モルで安定化し
、3種類の乳剤粒子を大きい順に15%、60%、25
%の比で混合し、実施例と同一の添加剤と石灰処理ゼラ
チンを加え乳剤塗布液■とした。
また、次のような乳剤塗布液■を調製した。
即ち、水lo中にゼラチン30g1臭化カリウム12−
0g5チオエーテル(lo(CHz)xs(CHi)a
s(CHx)as(cut)zoo) 0.5wt%水
溶液5+mffを加えて溶解し、60°Cに保った溶液
中(pA g−9,3,pH−6,5)に、攪拌しなが
ら0.88モルの硝酸銀溶液3Q*ffと0.88モル
の沃化カリウムと臭化カリウムの混合溶液(モル比97
 : 3 ) 30mmを12秒間で同時に添加した後
、1モルの硝酸銀溶液600mQとモル比96.5 :
 3.5の臭化カリウムと沃化カリウムとからなる1モ
ルの混合溶液600m2とを70分かけて同時添加して
、平板状沃臭化銀乳剤を調製した。得られた平板状ハロ
ゲン化銀粒子は、平均粒径0.95μ臘で、厚み0゜1
2μmで、沃化銀含有率が2.6モル%であった。
以下、前記実施例−1の乳剤塗布液■とまったく同様の
方法で処理し乳剤塗布液■を調製した。
又、バッキング層を設けるための塗布液は、以下のよう
に準備した。
くバッキング層〉 (バッキング下層液) 塗布液14 当たり 石灰処理イナートゼラチン 0g 酸処理ゼラチン g 面積平均粒径3.5μmのポリ メチル メ タ ク リレート粒子 1.1g ト リ メチロールグロバン 1.5g バッキング染料A バッキング染料B (バッキング上層液) 塗布液lQ当たり 石灰処理ゼラチン 酸処理ゼラチン トリメチロールプロパン バッキング染料A バッキング染料B KNO。
Ct@I□C0NH(CtlrCHsO) sH0g g 1.5g 1.0g 1.0g 0.5g 1.5g F l*C,0(CHzCHzO) l。ctizcn
zon2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ− 1,3,5−トリアジンナトリウム塩の水溶液2%(硬
膜剤) ホルマリン35%(硬膜剤) グリオキサール水溶液40%(硬膜剤)更にバッキング
下層液に表2に示すよ 0.1g 0mff 0.6m12 1.5m12 うな量の 赤外線吸収染料を添加した液を調整し、乳剤調整液■及
び■と組合せて塗布した。
赤外線吸収染料の溶解、添加法は実施例1と同様の方法
で行い、実施例1と同一の支持体上に写真乳剤層は銀換
算値で支持体の片面当たり2.8g。
3.2g及び3.6g/+a2、ゼラチン量として2.
2g/m2となるように塗布した。又後記する保護層液
を用い、該乳剤層上に保護層を形成したが、この保護層
は、ゼラチン付量として1 、1g/−となるように塗
布した。又、乳剤層を有する側と逆の面にはバッキング
層を設けるが、これはバッキング下層とバッキング上層
とからなり、バッキング下層は、ゼラチン付量として3
.0g/m”、バッキング上層は1.2g/m”となる
ように2台のスライドホッパーコーターで80口/分の
スピードで両面同時塗布し、2分20秒で乾燥し、表2
に示す試料No、16〜30を得た。
試料16〜30をコニカイメージングカメラG(コニカ
(株)製)に装填し、搬送の可否を確認した。
尚コニカイメージングカメラGは、サプライマガジンの
出口に赤外センサーがあり、フィルムの有無及び2枚搬
送検出を行っている。フィルムの赤外線の透過率が高い
とフィルムがあっても、フィルムが無いと判断し、サグ
ライマガジンからフィルムを運び出さない現象が起こる
又、実施例1と同様にして赤外線発光ダイオードに対す
るカブリ耐性を調べた。なお、発光ダイオード側はバッ
キング層が向くようにして5分間照射後のカブリ上昇度
を調べた。
表 表2に明らかなように、平板状ハロゲン化銀を用いた試
料No、19.20.21は赤外線透過率が高いため、
コニカイメージングカメラGは、フィルムがないと判断
し、フィルムの搬送を行わなかった。
バッキング層に赤外線吸収染料を添加した本発明に係る
No、22〜36は問題なく搬送できた。
〔発明の効果〕
本発明により、低銀量でも赤外線センサーによるフィル
ム検出が可能となり迅速処理機での搬送性が優れたハロ
ゲン化銀写真感光材料を得られた。
更に、このような本発明の効果は、X線用ハロゲン化銀
写真感光材料として鮮鋭性の向上に有効であった。又、
本発明により平板状粒子の赤外線センサーユニットによ
るカブリを効果的に解消していることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第一図は、本発明の実施例に用いた赤外線センサーの構
成図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上の少なくとも一面に、粒子径が粒子厚みの3倍
    以上の平板状ハロゲン化銀粒子を含む乳剤層を少なくと
    も一層有するハロゲン化銀写真感光材料において、該感
    光材料構成層中の少なくとも一層中に、赤外線吸収染料
    を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5783377A (en) * 1996-09-04 1998-07-21 Eastman Kodak Company Infrared absorber dyes
JP2005232158A (ja) * 2004-01-06 2005-09-02 Mitsubishi Chemicals Corp ジチオレート系金属錯体の製造方法

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