JPH026487B2 - - Google Patents

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JPH026487B2
JPH026487B2 JP56174551A JP17455181A JPH026487B2 JP H026487 B2 JPH026487 B2 JP H026487B2 JP 56174551 A JP56174551 A JP 56174551A JP 17455181 A JP17455181 A JP 17455181A JP H026487 B2 JPH026487 B2 JP H026487B2
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hydroxy
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benzotriazole
film
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Tamotsu Uejima
Hideo Umezawa
Micha Seto
Hitoo Aoyanagi
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はユリの切花用栽培方法に関するもので
ある。 近年植物の光質に対する生理作用の研究が進み
光質をコントロールして農作物に照射し収穫時期
の繰り上げ、増収または品質の向上等を計ること
が種々提案されている。 例えば、公開特許公報昭53−107938(チユーリ
ツプの栽培方法及びそれに使用する被覆材)、公
開特許公報昭53−117546(葉茎菜類植物の栽培)、
公開特許公報昭53−122541(ユリ科の葉茎類植物
の立生栽培)、公開特許公報昭53−138843(菊の栽
培)等で提案している如く380nm以下の波長の
光の透過を実質的に阻止し且つ420nm以上の波
長の光を実質的に透過し得る農業用被覆材の被覆
下での各種植物の促成栽培が知られている。 しかしこれらの公知の方法は植物生育に必要と
しない380nm以下の波長の光の透過を抑制し、
且つ植物の栄養生長や生殖生長に有効である
420nm以上の波長の光を極力多く植物に与える
ものであり、農作物全般についてはかなり有効で
あるが個々の農作物では効果の点で不充分な点も
ある。 ユリを切花用に栽培し出荷するに当り、ユリの
草丈が長く茎径が太く、葉及び花付きが良く、所
謂切花として調和がとれた状態で且つ切花重量が
大きいことがユリの切花の品質を判定する上での
重要な基準となつている。中でも草丈が長く、葉
及び花付き状態の良い切り花が審美的の面から極
めて重要であり、出荷の際の主要な選別基準とな
つている。 ところでユリの促成切花用栽培はすでに公知の
被覆材を使用し、沖縄、九州、四国、中国、近
畿、中部、関東地区等で、その産地も形成されて
いる。なかでも沖縄県では従来、球根生産が主で
あり、切花用栽培農家への原材料の提供を専らと
していたが、球根生産の安定を計るとともにその
経済性を高めるために切花用栽培への展開が行わ
れているも、ユリの切花としての草丈が充分なも
のでなく、高品位のものが得られない状態であ
る。 本発明者はユリの草丈伸長に光の強さ、紫外線
量が大きく関係しているのではないかと着目しユ
リの切花用ハウス栽培の実験の過程において少な
くとも460nm以下の波長の光を実質的に遮蔽し
且つ520nm以上の波長の光を実質的に透過し得
る透明合成樹脂フイルムで被覆して栽培すると、
ユリの草丈が伸長し、他の光質透過の異なる数種
の被覆材より1〜4割も草丈が伸び、葉、花との
調和が極めて良く、ユリの切花用栽培として最適
なる効果が得られることを見出したのである。 すなわち、本発明のユリの切花用栽培方法は、
少なくとも萌芽時期から収穫にいたるまでの間、
460nm以下の波長の光を実質的に遮蔽し、且つ
520nm以上の波長の光を実質的に透過し得る農
業用被覆材の被覆下にユリを栽培することを特徴
とする。 本発明において「460nm以下の波長の光を実
質的に遮蔽する」とは該波長の光を100%完全に
遮蔽する場合のみならず該波長の光の平均光線透
過率30%までの透過を許容することを包含する意
味である。 また「520nm以上の波長の光を実質的に透過
する」とは該波長の光を100%透過することはも
ちろん、該波長の光を少なくとも60%好ましくは
70%以上透過することを包含する意味である。 本発明において用いる農業用被覆材は460nm
以下の波長の光を実質的に遮蔽し、且つ520nm
以上の波長の光を実質的に透過し好ましくは該波
長の光を70%以上透過し得る無機又は有機質の透
明フイルム又は板である農業用被覆材の光線波長
(横軸)対光線透過率(縦軸)曲線を描いた場合、
曲線が光線波長460nmから520nmの間でできる
だけ垂直に立ち上がるような光線透過率特性を示
すような農業用被覆材が特に好ましい。 該被覆材を構成する無機又は有機フイルム又は
板としては前述してきた光の遮蔽及び透過特性を
有するものである限り不織布や編織物の如き形状
のものでもよく特に制約はない。また、どのよう
な材質のものでも使用でき例えば無機質フイルム
又は板としては黄色の染料、又は顔料を1〜2種
以上選択し配合したガラス板、或る種の紫外線吸
収剤を含有する合成樹脂膜を塗布又は積層したガ
ラス板等が挙げられる。また上記有機質フイルム
又は板としては特に紫外線吸収剤を含有する合成
樹脂フイルム又は板が好ましい。 以下に合成樹脂フイルム又は板についてさらに
詳細に説明する。 合成樹脂フイルム又は板の製造にさいし一般に
黄色を呈する染料又は顔料を1種又は2種以上を
本発明の目的に合致する様な添加量で樹脂に添加
混合し、必要に応じて他の通常の樹脂添加物、例
えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電
防止剤、防潤剤、熱安定剤等を適量配合させるこ
とができる。また、光線透過率を調整するために
或る種の紫外線吸収剤を併用してもよい。 本発明のフイルム又は板はそれ自体公知の種々
の方法例えば溶融押出法、溶液流延法、カレンダ
ー法等を用いて容易に製造することができ、肉厚
30〜5000μのものが望ましい。あるいは一旦テー
プ状として延伸した後編織することにより編織物
とすることもできるし、不織布に成形することも
できる。 使用し得るフイルム又は板状形成性熱可塑性合
成樹脂としてはポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポリア
クリレート、ポリ酢酸ビニル又はこれら重合体を
主体とする共重合体もしくはブレンド物等が含ま
れる。 本発明に使用可能な紫外線吸収剤としては例え
ば下記の如きものが挙げられる。 ハイドロキノン系−ハイドロキノン、ハイドロ
キノンジサリチレート サリチル酸系−フエニルサリチレート、バラオ
クチルフエニルサリチレート ベンゾフエノン系−2−ハイドロキシ−4−メ
トキシベンゾフエノン、2−ハイドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフエノン、2−ハイドロキ
シ−4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフエノ
ン、2,4−ジハイドロキシベンゾフエノン、
2,2′−ジハイドロキシ−4,4′−ジメトキシベ
ンゾフエノン、2−ハイドロキシ−4−ベンゾイ
ルオキシベンゾフエノン、2,2′−ハイドロキシ
−4−メトキシベンゾフエノン、2−ハイドロキ
シ−4−メトキシ−5−スルホンベンゾフエノ
ン、2,2′,4,4′−テトラハイドロキシベンゾ
フエノン、2,2′−ハイドロキシ−4,4′−ジメ
トキシ−5−ナトリウムスルホベンゾフエノン、
4−ドデシルオキシ−2−ハイドロキシベンゾフ
エノン、2−ハイドロキシ−5−クロルベンゾフ
エノン ベンゾトリアゾール系−2−(2′−ハイドロキ
シ−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)−
5−カルボン酸ブチルエステルベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニ
ル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)−5
−エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−第3ブチルフエニル)−
5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイ
ドロキシ−5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−アミル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイ
ドロキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−ジ
メチルフエニル)−5−メトキシベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−メチル−4′−ヒドロキシフエニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ステアリル
オキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)−5−メチ
ルベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ
−5′−カルボン酸フエニル)ベンゾトリアゾール
エチルエステル、2−(2′−ハイドロキシ−3′−
メチル−5′−第3ブチルフエニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−ジ第3
ブチルフエニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メトキシフ
エニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイド
ロキシ−5′−フエニルフエニル)−5−クロルベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−
5′−シクロヘキシルフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ハイドロキシ−5′−シクロヘキシ
ルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハ
イドロキシ−5−シクロヘキシルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−4′,
5′−ジメチルフエニル)−5−カルボン酸ベンゾ
トリアゾールブチルエステル、2−(2′−ハイド
ロキシ−3′,5′−ジクロルフエニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ハイドロキシ−4′,5′−ジク
ロル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロ
キシ−3′,5′−ジメチルフエニル)−5−エチル
スルホンベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイド
ロキシ−5′−フエニルフエニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−メトキシフ
エニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)−5−
カルボン酸エステルベンゾトリアゾール、2−
(2′−アセトキシ−5′−メチルフエニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,5′−
ジタ−シヤリブチルフエニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール。 これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフエノン
系及びベンゾトリアゾール系のものが好適であ
り、就中ベンゾフエノン系では、2,3′−ジハイ
ドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフエノン、
2,2′−ジハイドロキシ−4−メトキシベンゾフ
エノン及び2,2′,4,4′−テトラハイドロキシ
ベンゾフエノン;ベンゾトリアゾール系では2−
(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−5′−
メチルフエニル)−5,6−ジクロルベンゾトリ
アゾール)、2−(2′−ハイドロキシ−5′−第3ブ
チルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ハイドロキシ−3′−メチル−5′−第3ブチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロ
キシ−3′,5′−ジ第3ブチルフエニル)−5−ク
ロルベンゾトリアゾール及び2−(2′−ハイドロ
キシ−5′−フエニルフエニル)−5−クロルベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシ−3′,
5′−ジタ−シヤリブチルフエニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾールが有効である。 特に好適な紫外線吸収剤は式 のベンゾトリアゾール誘導体である: (式中、R1は炭素数3〜5個の分枝鎖状アルキ
ル基を表わしR2は炭素原子1〜8個の直鎖状又
は分枝鎖状のアルキル基を表わす)。その具体的
化合物は上記のとおりである。 また一般に黄色を呈する染料、顔料の例として
は、 ΓPV Fast yellow HR(ヘキスト製) ΓLithol Fast yellow GG(BASF製) ΓLithol Fast yellow NCR(BASF製) ΓSumiplast yellow FC(住友化学製) ΓMitsui PS yellow GG(三井東圧化学製) 等がある。 本発明ではユリを前述した特定の無機又は有機
質フイルム又は板からなる農業用被覆材による被
覆下において少なくとも直射光線中の460nm以
下の波長の光を実質的に遮蔽し且つ520nm以上
の波長の光を実質的に透過しながらユリの切花用
栽培をする。ユリの栽培は一般に促成栽培法、半
促成栽培法又は露地栽培法により多く栽培されて
いる。 その栽培方法はユリの品種及び球根用、切花用
栽培等の目的により異なるが、テツポウユリを用
い、切花用促成栽培する場合を具体的に説明すれ
ば次の通りである。 すなわち、供試品種に「ひのもと」を用い、球
根を温湯処理(45℃で1時間浸漬)した后、8℃
で8週間低温処理をし、根、芽ともに約10cmに伸
びた状態の球根をあらかじめ調整された土壤に植
付け、フイルムを被覆しハウス内の最低温度8
℃、最高温度30℃に保つ。ハウスの側面で裾上げ
を適宜行ない、ハウス内が該温度以外にならない
様に栽培する。 草丈は植付后1ケ月で約30cm、2ケ月后の発蕾
時には約50cm、3ケ月后には約80cmに伸長し、3
ケ月半后に花が咲き始める。4ケ月后には花盛り
となるから切花収穫時には100cm位のものが市場
に出荷出来る。上記栽培方法は前述した特定の無
機又は有機質のフイルム又は板からなる農業用被
覆材を使用する以外従来の栽培方法と実質的に同
じ方法で栽培することが出来る。 また該被覆材による完全密閉状態で栽培する必
要はなく、栽培地域、気候の変動等に応じ、適宜
遮光することができる。少なくとも460nm以下
の波長の光を実質的に遮蔽するようにすれば充分
である。 本発明に従うユリの切花用栽培は前述の如き農
業用被覆材による被覆下で行なうことができる。
即ち該農業用被覆材で被覆された温室、ハウス、
トンネル内において栽培が行なわれる。この場合
調整のために天窓を開けたり、肩換気を行なつた
り或いは裾上げを行なうことが普通であるその
際、天窓や肩部や裾から一時的に遮蔽されない光
が差し込むことがあるが、この程度の一時的、部
分的光の入射は本発明においては許容しうるもの
である。 かくして本発明のユリの切花用栽培方法により
ユリの切花用栽培を行うと、高品質の切花が得ら
れる。 以下本発明の有効性を実施例により説明する。 実施例 1 ポリ塩化ビニル(平均重合度:1300三井東圧化
学製)100重量部、可塑剤(DOP)50重量部、エ
ポキシ可塑剤3.0重量部、Zn−St安定剤0.5重量
部、Ba−St安定剤0.5重量部、水滴防止剤1.5重量
部、紫外線吸収剤(チバガイギ製、チヌビンP)
0.5重量部、着色剤(住友化学製スミプラスト
イエローエフ.シイーSumiplast yellow FC)
1.0重量部より成るコンパウンドをヘンシエルミ
キサーで混合し、混練ロールで混練后、常法によ
りカレンダーで0.10m/m厚のフイルムに成型し
た、得られたフイルムの光線透過率を分光光度計
(島津製作所製UV−200型)により測定した、測
定結果は第1図aに示した通りである。 実施例 2 実施例1において紫外線吸収剤(チバガイギ製
チヌビンP)の添加量を0.05重量部、着色剤(住
友化学製スミプラスト イエローエフ.シイー)
の添加量を2.4重量部に変え、実施例1と同様な
方法で0.10m/m厚のフイルムを成型した。得ら
れたフイルムの光線透過率を第1図bに示した。 実施例 3 実施例1において着色剤(住友化学製スミプラ
スト イエローエフ.シイ)の添加量を0.2重量
部に変え、実施例1と同様な方法で0.10m/m厚
のフイルムを成型した。得られたフイルムの光線
透過率を第1図cに示した。 比較例 1 市販の農業用透明塩化ビニールフイルム(厚さ
0.10m/m)を用いる。本フイルムの光線透過率
を第1図dに示した。 比較例 2 ポリ塩化ビニル(平均重合度=1300)100重量
部、可塑剤(DOP)50重量部、エポキシ可塑剤
3.0重量部、Zn−St安定剤0.5重量部、Ba−St安
定剤0.5重量部、水滴防止剤1.5重量部、紫外線吸
収剤(チバガイギ製、チヌビン326)1.5重量部よ
り成るコンパウンドを実施例1と同様な方法によ
り0.10m/m厚のフイルムに成型した。得られた
フイルムの光線透過率を第1図eに示した。 比較例 3 農業用塩化ビニルフイルム(三菱モンサント製
ムラサキエース、厚さ0.10m/m)を用いる。本
フイルムの光線透過率を第1図fに示した。 比較例 4 東洋ポリロン製農業用酢酸ビニルフイルム(農
酢ビ、厚さ0.05m/m)を用いる。本フイルムの
光線透過率を第1図gに示した。 比較例 5 市販の温室用透明ガラス板(厚さ3.0m/m)
を用いる。本品の光線透過率を第1図hに示し
た。 栽培実施例 球根の大きさが1球当り約60〜70gの大球(品
種:ひのもと)を45℃の温湯に1時間浸漬して、
9月25日から適当に湿らせたオガクズの中に球根
を並べ8℃で8週間低温処理した。11月25日に
根、芽とも約10cmに伸びた状態の球根をあらかじ
め調整した土壤に、1区(約33m2)当り約70球植
付け、同様に合計16区に植付けを行つた。 この16区について実施例1〜3、比較例1〜5
で得られた8種類の被覆材を用い各被覆材で2区
づつ合計16区被覆し、切花収穫期の3月10日まで
被覆して発育状態を調査した。この間ハウス内温
度を最低8℃、最高30℃に保つため、ハウス側面
で裾上げを適宜行つた。更に地表が乾かない程度
に潅水を行つた。第1表に切花最適時のユリ(品
種:ひのもと)の切花栽培結果を示した。 尚、参考例として露地栽培の場合も併記した。
【表】 第1表において実施例と比較例でのユリの切花
栽培結果を対照することにより本発明の方法では
ユリの草丈伸長をはかり、生育過程において異常
も認められず、葉、花付き等、バランスのとれた
切花が得られ、ユリの切花用栽培方法としてきわ
めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は被覆材フイルムの光線透過率のグラフ
である。第1図a〜cは本発明による被覆材フイ
ルムの光線透過率を、第1図d〜hは既知の被覆
材フイルム及びガラス板の光線透過率を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも萌芽時期から収穫にいたるまでの
    間、460nm以下の波長の光を実質的に遮蔽し且
    つ520nm以上の波長の光を実質的に透過しうる
    農業用被覆材であつて該被覆材の光線波長(横
    軸)対光線透過率(縦軸)曲線を描いた場合曲線
    が光線波長460nmから520nmの間で垂直に近い
    形で立ち上るような光線透過率特性を示す農業用
    被覆材の被覆下にユリを栽培することを特徴とす
    るユリの切花用栽培方法。
JP56174551A 1981-11-02 1981-11-02 農業用被覆材及びそれを使用するユリの切花用栽培方法 Granted JPS5876031A (ja)

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