JP3449648B2 - 耐久性に優れた農業用被覆材 - Google Patents

耐久性に優れた農業用被覆材

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JP3449648B2
JP3449648B2 JP20029894A JP20029894A JP3449648B2 JP 3449648 B2 JP3449648 B2 JP 3449648B2 JP 20029894 A JP20029894 A JP 20029894A JP 20029894 A JP20029894 A JP 20029894A JP 3449648 B2 JP3449648 B2 JP 3449648B2
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勇 原沢
泰明 大西
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旭硝子グリーンテック株式会社
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定波長域光を一部遮
し、長期間展張可能な耐久性に優れた農業用被覆材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トンネル及びパイプハウス用
の被覆材としては、ポリエチレンフィルム、エチレン−
酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリエステルフィルム、
塩化ビニル樹脂フィルム等が使用されているが、塩化ビ
ニル樹脂フィルムが施工性、価格、保温性等の面から大
半を占めている。しかし、これら樹脂は、屋外における
耐久性が劣るため、その被覆期間は1〜2年であり、農
家はその都度、被覆材の張り替を行っている。
【0003】一方、近年ハウス管理の省力化、栽培面積
の拡大、栽培作物の高級品化、ハウス寿命の長期化等の
目的で本格的な大型ハウスも採用されている。この大型
ハウスには、5年程度の展張用被覆材として、ポリエス
テル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、硬質塩化ビニル
樹脂板、アクリル樹脂板、繊維強化プラスチック板等の
被覆材が使用されているが、これら被覆材は厚が厚い
ためにそれぞれ大型の専用の基材を使用し展張しなけ
ればならず、施工性が非常に複雑であり、かつ比較的高
価であるという欠点がある。また、ポリエステル樹脂
板、ポリカーボネート樹脂板、硬質塩化ビニル樹脂板、
アクリル樹脂板等は雹等により亀裂が発生しやすく、ま
た発生した亀裂が伝播しやすいなどの欠点もある。
【0004】また、10年以上使用可能な耐久被覆材と
して、板ガラスがあるが、これは高価で破損しやすい。
また、一旦破損すると、微細なガラス破片を除去するた
めにハウス内の土壌を入れ替えなければならないという
問題がある。
【0005】これらの問題点を解決するために、例え
ば、特開昭64−43535号公報にはフッ素樹脂フィ
ルムからなる農業用被覆材が提案されている。
来の農業用被覆材には、耐候性向上を目的として少量の
紫外線吸収剤が配合されており、従来の農業用被覆材は
一般に太陽光線中の紫外線をる程度遮断する性質を有
。一方、フッ素樹脂フィルムは本来耐候性に優れ、
紫外線吸収剤などの耐候性向上剤の配合は特に必要とし
ないため、フッ素樹脂フィルムからなる農業用被覆材は
太陽光線中の紫外線も透過する。そのため、従来の
程度紫外線を遮断する農業用被覆材を展張したハウスで
の栽培に適合するように品種改良されたハウス栽培用作
物を、かかるフッ素樹脂フィルムが展張されているハウ
スで同じようにして栽培すると、従来の農業用被覆材の
場合にはみられなかった種々の問題、例えば、生育又は
収穫時期の遅れ、茎葉や果実の硬化等による収穫物の品
質の低下、花弁類の花色の濃化又は変色等の問題が新た
に生じてきた。
【0006】フッ素樹脂フィルムは、機械的強度、透明
性、耐候性等に優れており、長期間、例えば10年以上
にわたって展張可能な農業用被覆材の基材として最適
ので、本発明者らは、フッ素樹脂フィルムからなる農業
用被覆材がもつ上記のような問題を解決すべく鋭意研究
を行なった。上記問題を解決するための1つの手段とし
て、フッ素樹脂フィルムに、従来の農業用被覆材におけ
ると同様に紫外線吸収剤を配合することが考えられる
が、フッ素樹脂は溶融加工温度が高く、従来の農業用被
覆材に使用されているような有機系の紫外線吸収剤を配
合することは実際上不可能である。
【0007】本発明者らは、フッ素樹脂の溶融加工温度
に耐える無機質微粉末、特に酸化セリウム(CeO2
を配合することにより、従来のハウス栽培用作物に対し
ても上記のような問題を生ずることなく使用できるフッ
素樹脂フィルムを鋭意研究開発を行った結果、本発明
に到った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の農業用被覆材が有していた前述の問題点を解決し、耐
久性優れた農業用被覆材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化セリウム
微粉末を含有し、300〜330nmの波長域の紫外線
の透過を30%以上阻止し、かつ400〜800nmの
波長域の可視光を70%以上透過するフッ素樹脂フィル
ムからなることを特徴とする耐久性に優れた農業用被覆
材を提供する。また、少なくともその一面に、300〜
330nmの波長域の紫外線の透過を阻止する能力をも
つ酸化セリウム微粉末を含有する樹脂バインダー(フッ
素樹脂を除く。)からなるコーティング層を有するフッ
素樹脂フィルムからなり、300〜330nmの波長域
の紫外線の透過を30%以上阻止し、かつ400〜80
0nmの波長域の可視光の透過率が70%以上であるこ
とを特徴とする耐久性に優れた農業用被覆材を提供す
る。本発明の農業用被覆材として使用されるフッ素樹脂
フィルムは、太陽光線中の紫外線のうち、300〜33
0nmの波長域の紫外線の透過を30%以上、好ましく
は50%以上、さらに好ましくは70%以上、最も好ま
しくは85%以上阻止する。330nmより長波長側の
紫外線の透過を阻止する必要はないが、約350nm以
下の波長域の紫外線の透過もまた、40%以上、好まし
くは50%以上阻止することが望ましい。
【0010】一方、作物の生育に必要な400〜800
nmの波長域の可視光は、できるだけ多く透過すること
が望ましく、その透過率は70%以上、好ましくは80
%以上、さらに好ましくは85%以上、最も好ましくは
88%以上である。ここで400〜800nmの波長
域の可視光の透過率は該波長域の可視光の平均透過率
である。
【0011】上記の光線透過特性を有するフッ素樹脂フ
ィルムは、例えば、フッ素樹脂フィルムに少なくとも3
00〜330nmの波長域の紫外線の透過を阻止する能
力をもつ酸化セリウム微粉末を練り込むことにより、又
は、フッ素樹脂フィルムの少なくとも一面に、上記酸化
セリウム微粉末を含有する樹脂バインダー(フッ素樹脂
を除く。)からなるコーティング層を設けることによ
り、作製できる。
【0012】上記フィルムの作製において基材として使
用されるフッ素樹脂は、フッ素含有単量体から得られる
(共)重合体である。具体的には、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体(EPE)、テトラフルオロエチレ
ン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエ
チレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリ
デンフルオド(PVDF)、ポリビニルフルオ
(PVF)、及びこれらの2種以上からなる混合物が挙
げられる。中でもETFE、PCTFE、ECTFE、
PVDF及びPVFが好ましく、さらにETFE、PV
DF及びPVFが好ましく、特にETFEが好ましい
【0013】ETFEは、エチレン及びテトラフルオロ
エチレンを主体としエチレン/テトラフルオロエチレ
ンのモル比は一般に40/60〜60/40にあ、そ
して必要により、これに少量(通常10モル%以下)の
第3の含フッ素コモノマー成分を共重合させたものであ
る。本発明ではに、エチレン/テトラフルオロエチレ
ンの含有モル比40/60〜60/40、好ましくは
45/55〜55/45の範囲内である。
【0014】また、第3成分としては、例えば式CH2
=CH−Cn2n+1(ここで、nは2〜10の整数であ
る)で示されるパーフルオロアルキル)エチレン単位
(例えば、CH2=CH−C4 9またはCH2=CH−C
6 13から誘導される単位)さらに、CH2=C(C
3)CH3 CF2=C(CF3)CH3 CH2=CFC
510Hのようなフルオロオレフイン等を使用でき、前
者が好適に使用される。この第3成分の含有量が0.1
〜10モル%、好ましくは0.3〜5モル%の範囲内に
あるエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体が好
適に使用される。このエチレン−テトラフルオロエチレ
ン系共重合体はそれ自体既知のものであり、例えば特公
昭59−50163号公報に記載の方法で製造でき、市
販品として旭硝子(株)「アフロンCOP」商品
を使用することもできる。
【0015】一方、上記フッ素樹脂に練り込むことので
きる酸化セリウムとして酸化数が3と4の2種類いず
れも使用できるが、後者のCeO2が好適に使用され
る。
【0016】化セリウム微粉末の粒径は、フッ素樹脂
フィルムに上記光学特性を付与できる限り特に制限さ
いが、一般には、平均粒径が1,000nm以下、好
ましくは500nm以下、さらに好ましくは100nm
以下、特に好ましくは50nm以下である。
【0017】フッ素樹脂フィルムが酸化セリウム微粉末
を0.01〜10重量%含有することが好ましく、0
1〜5重量%がより好ましく、0.5〜2重量%がさら
に好ましい
【0018】酸化セリウム微粉末を配合したフッ素樹
脂からのフィルムの成形はそれ自体既知の方法、例えば
押出成形法、インフレーション成形法等により行なうこ
とができる。得られるフィルムの厚さは一般に10〜1
000μm、好ましくは30〜200μm、特に好まし
くは50〜100μmである。
【0019】上記のように、前述の光線透過特性を有す
るフッ素樹脂フィルムは、予め成形された上記のような
厚さのフッ素樹脂フィルムの表面に、前述の酸化セリウ
ム微粉末と樹脂バインダー(フッ素樹脂を除く。)とか
らなる塗布液をコーティングすることによっても作製で
きる。
【0020】その際、フッ素樹脂フィルムの表面への塗
布液の均一な塗布、コーティング層の密着性の向上等を
目的として、フッ素樹脂フィルムの表面に表面活性化処
理を施すことが望ましい。
【0021】面活性処理の方法としては、コロナ放電
処理、スパッタエッチング処理、ナトリウム処理、サン
ドブラスト処理等の方法がげられる。
【0022】コロナ放電処理針状電極又はナイフ
エッジ電極と対極間で放電を行わせ、その間に試料
を入れて処理を行い、フィルム表面上にアルデヒド、
酸、アルコールパーオキド、ケトン、エーテルなど
の酸素を含む官能基を生成させる処理である。
【0023】ナトリウム処理は、金属ナトリウムの
なアルカリ金属の液体アンモニア溶液にフィルムを浸
漬させる処理で、表面上からCF2結合を消滅させ、C
H、C−O結合を生成させる処理である。
【0024】スパッタエッチング処理は、低気圧グロ
ー放電を行っている電極間に試料を入れ、グロー放電
によって生じた正イオンの衝撃により、フィルム上に多
数の微細な突起を形成するものである。サンドブラスト
処理は、フィルム面に微細な砂を吹き付けて、表面上
に多数の微細な凹凸を形成するものである。
【0025】これら表面活性処理の中では、コーティン
との密着性、作業性、安全性、コストなどの点から
みて、コロナ放電処理が好適である。
【0026】塗布液に使用できる樹脂バインダーとして
は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、これらの混合物
等が挙げられ、場合により、親水性重合体、例えば、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどのほか
に、=SO、−SOH、−COOH、−CN、−
(OCHCH)−等の一般に親水性の官能基を有す
る重合体を併用できる。
【0027】また塗布液には、必要に応じて、
ば、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エ
ステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸二塩基酸エステル、ソル
ビトール脂肪酸二塩基酸エステルジグリセリン脂肪酸
二塩基酸エステル、グリセリン脂肪酸二塩基酸エステル
及びこれらとエチレンオキド、プロピレンオキドな
どのアルキレンオキドを付加した化合物なの界面活
性剤を配合してもよい。
【0028】上述の各成分を、えばアルコール
系、ケトン系、エステル系はエーテル系溶媒中に溶解
又は分散せしめて塗布液を調し、フィルム表面にコー
ティングする。コーティング方法としては、えば
ケ塗り、浸漬塗り、グラビアコーティング、スプレーコ
ーティングなど通常知られている方法を採用できる。
【0029】塗布液における酸化セリウム微粉末の濃度
は、塗布膜厚、使用する樹脂バインダーの種類等によっ
て異なるが、一般には、形成されるコーティング層にお
ける酸化セリウム微粉末の含有量が0.5〜95重量
%、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは3〜
30重量%の範囲内が望ましい。
【0030】また、コーティング層の厚さは、得られる
フィルムが前述光線透過特性を示す限り厳密に制限さ
れるものではないが、一般には1〜100μm、好まし
くは2〜50μm、さらに好ましくは5〜20μm、で
る。
【0031】上記のようにして作製される前述光線透
過特性を有するフッ素樹脂フィルムは、農業用被覆材と
して、10年以上もの長期間にわたって屋外に展張して
も、該フィルムがもつ特性はほとんど変化することなく
維持される。また、ハウス栽培用に改良された各種作物
に対して前述問題を生ずることなく適用でき、ガラス
に代るグリーンハウス用被覆材として広く使用できる。
【0032】発明の農業用被覆材で被覆されたグリー
ンハウス内で有用作物を栽培することは好ましい
【0033】ここで、「有用作物」は、人類の生活にお
いて役立つ農園芸上及び林業上の作物を包含し、具体的
には以下のものが例示される。 (1)農園芸作物 食用作物 ネ、コムギ、トウモロコシ、ダイズ、サツマイモ、バ
レイショ
【0034】園芸作物リンゴ、ナシ、カキ、モモ、ウメ、ブドウ、ビ
ワ、イチジク、ブルーベリー、ザクロ、レモン、ミカン
類等 果菜キュウリ、スイカ、トマト、イチゴ、カボチャ、
メロン、ナス、エンドウ、オクラ、ピーマン 根菜ニンジン、ゴボウ、サトイモ、ショウガ、レンコ
ン、ワサビ、クワイ、ラッキョ 葉菜ハクサイ、ネギ、ニンニク、タマネギ、カンラ
ン、セリ、ホウレンソウ、シソ、フキ、セルリー、ニ
ラ、パセリー、ミツバ、アスパラガス、ウド 花類一・二年草):アサガオ、コスモス、アイスラン
ドポピー、アスター、イエローサルタン、キンギョソ
ウ、キンセンカ、ストック、パンジー、ヒマワリ、ベニ
ジュウム、ディモルフォセカ、ベニバナ、ホワイトレー
スフラワー、ヤグルマソウ、トルコギキョウ、ローダン
セ 宿根草シバ類、東洋ラン、カスミソウ、カーネーショ
ン、ガーベラ、キキョウ、キク、カキツバタ、スターチ
ス、シャクヤク、マーガレット 球根草ユリ類、グラジオラス、アイリス、アネモネ、
カラー、スイセン、フリージア、ラナンキュラス、ヒオ
ウギ 花木類アカシア、ツツジ、バラ、ニューサイラン、サ
ツキ、サルスベリ、ジンチョウゲ、センリョウ、ソテ
ツ、ツバキ、サザンカ、ユーカリ 温室植物洋ラン、シクラメン
【0035】工芸作物 料作物ナタネ、ゴマ 糖料作物サトウキビ、テンサイ 繊維作物ワタ、アサ デンプン作物コンニャク 薬料作物ハッ 嗜好作物チヤ、タバコ、ホップ 紙原料作物コウゾ、ミツマタ 染料作物アイ 香料作物ゼラニウム 樹液作物ウルシ
【0036】飼料作物 料作物オーチャードグラス、アカクローバー、シロ
クローバー 飼肥料木パンノキ、ネムノキ 緑肥作物レンゲ、ウマゴヤシ
【0037】(2)林業樹木 葉樹スギ、ヒノキ、マツ 常緑広葉樹アオキ、ヤツデ 落葉広葉樹ナラ、ブナ
【0038】これら作物のうち、本発明の農業用被覆材
が特に有利に適用できる作物は園芸作物でり、中で
も、上記分類における果菜類、根菜類、葉菜類、花類、
宿根草類、花木類及び温室植物が好ましく、さらに果菜
類、花類、宿根草類及び花木類が好ましく、果菜類及び
花木類が最も好適である。
【0039】ここで、好適に使用される果菜類として
は、キュウリ、スイカ、トマト、イチゴ、メロン及びピ
ーマンが挙げられ、特にキュウリ、メロン、トマトは好
ましく、根類菜としては、ニンジン及びショウガが好ま
しく、葉菜類として、ハクサイ、ネギ、セルリー及びミ
ツバが好適である。
【0040】また、好適に使用される花類としては、ス
トック及びトルコギキョウが挙げられ、宿根草類として
は、東洋ラン、カスミソウ、カーネーション、ガーベ
ラ、キク及びスターチスが挙げられ、特にカーネーショ
ン、ガーベラ及びキクが好ましく、球根草類としては、
ユリ類及びアイリスが好ましく、花木類としてはバラが
好適である。
【0041】これら有用作物を本発明の農業用被覆材で
被覆したグリーンハウス内で栽培することにより、後記
実施例に示すとおり、従来の農業用被覆材では得られな
かった種々の栽培効果を得ることができる。それを要約
して示せば次のとおりである。
【0042】従来の農業用被覆材を用いた場合に比べ
て栽培管理が極めて容易になるので、農家は栽培に失敗
することなく、安定した収穫を得ることができる。従
来の農業用被覆材を用いた場合に比べて高品質の収穫物
を多量に収穫できるようになるので、高収益を得ること
できる。
【0043】
【実施例】フィルムの製造例 製造例A(比較例) 内容積10リットルのオートクレーにトリクロロモノ
フルオロメタン3.46kg、トリクロロトリフルオロ
エタン6.52kg、及びtert−ブチルパーオキシ
イソブチレート2.38gを仕込み、次いでテトラフル
オロエチレン1226g、エチレン82g、及びパー
フルオロブチルエチレン(CH2=CH−C49)2
6gを仕込む。この混合物を充分攪拌しながら、反応温
度を65℃に保持して共重合反応を行なわせる。
【0044】共重合反応進行中は系内にテトラフルオロ
エチレン/エチレン/パーフルオロブチルエチレン
のモル比53/46.3/0.7の混合ガスを導入し、
重合圧力を15.0kg/cm2に保持する。5時間後
に460gの白色共重合体を得た。該共重合体は、C2
4/C24CH 2 CH49の含有モル比が、5
3/46.3/0.7であり、流動開始温度267℃、
熱分解開始温度360℃であった。
【0045】上記で得たエチレン−テトラフルオロエチ
レン系共重合体を320℃の樹脂温度で押出し、厚さ6
0μのフィルムNo.1を製造した。
【0046】製造例B(比較例) ポリ塩化ビニル(重合度:1300)67重量部、ジオ
クチルフタレート(可塑剤)25重量部、トリクレジル
スフェート(可塑剤)5重量部、エポキシ化大豆油
(可塑剤)3重量部、リシノール酸バリウム(安定剤)
0.8重量部、ステアリン酸亜鉛(安定剤)0.5重量
部、ジブチル錫マレート(安定剤)0.3重量部、ソル
ビタンモノパルミテート(界面活性剤)0.6重量部、
および2−ヒドロキシ−4’−メトキシベンゾフェノン
(紫外線吸収剤)5重量部を混合し、その混合物をエク
ストルーダーにより200℃で溶融押出し、60μ
厚さのフィルムNo.4を得た。
【0047】製造例C(実施例) 製造例Aでられた共重合体に平均粒径15nmの酸化
セリウム(CeO2)を1.5重量%添加したこと以
外、製造例Aと同様にして厚さ60μのフィルムN
o.2を得た。
【0048】製造例D(実施例) 製造例Aで作製したフィルムNo.1の一面を、放電電
流10A、放電電圧120V、ラインスピード13m/
minの条件でコロナ放電処理を行った。処理面にシ
リカゾル(シリカ固形分8%)にポリビニルアルコール
重量%及び平均粒径30nmのCeO2重量%を添
加したものにエタノールにて100倍希釈して、15
g/m2となるように塗布して、フィルムNo.3を得
た。
【0049】フィルムの特性評価 1.透明性 従来より使用されている農業用被覆材として、軟質塩化
ビニル樹脂フィルム商品名:ノービエース、三菱化成
ビニル(株)製、100μm、ポリエステルフィルム
商品名:シックスライト、大洋興業(株)製、175
μm、ポリカーボネート樹脂板商品名:ユーピロ
ン、三菱ガス化学(株)製、1,000μm、及びア
クリル樹脂板商品名:アクリルパネル、三菱レイヨン
(株)製、1,700μmをそれぞれ準備し、さらに
フィルムの製造例で得たフィルムNo.1〜4を富山県
魚津市にある南面に面した、45°の斜度を有する屋外
曝露台に設置した。曝露4年後に、上記農業用被覆材を
回収して、400〜800nmの波長域の可視光線の全
光線平均透過率を分光光度計で測定し、その結果を表1
に示した。
【0050】
【表1】
【0051】表1から明らかなとおり、従来から使用さ
れている軟質塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエステルフ
ィルム、ポリカーボネート樹脂板、アクリル樹脂板及び
紫外線吸収剤を多量に配合されているフィルムNo.4
は、いずれも4年間の曝露で光線透過率が50%以下と
なり、農業用被覆材としては使用できないものとなって
いた。これに対して、フッ素樹脂からなるフィルムN
o.1〜3は、曝露後でも透明性はほとんど低下せず、
曝露前とほとんど変わらない透明性を保持した
【0052】2.耐衝撃性 評価方法は、台風で木片が飛来し衝突したことを想定し
て、300gの小石を高さ50cmの位置からフィルム
No.2〜3及び板ガラス旭硝子(株)製、3mm)
上にそれぞれ落下させ破損するか否かを調べた
【0053】その結果、板ガラスは微細に破損したのに
対し、フィルムNo.2〜3は破断することなく、全く
無傷であった。この結果から、板ガラスは、雹及び台風
による飛来物等によって容易に破損することが想定さ
れ、板ガラスを展張したハウス内の有用作物は、壊滅的
な被害を受けるものと思われる。以上の試験から、従来
使用されている農業用被覆材には、透明性及び耐衝撃性
満足するものは、フッ素樹脂フィルム以外存在しな
ことが判明した。
【0054】有用作物の栽培例 (1)トマトの栽培例 フィルムの製造例で得られたフィルムNo.1〜4をそ
れぞれハウス(間口10m、奥行20m)に展張した。
【0055】栽培−1 8月31日にトマトの種子(品種:桃太郎)を播種し、
育苗した。第1花房が2〜3花、開花した、10月5日
に生育が均一に揃った若苗をそれぞれのハウス内に株間
が50cmとなるように定植した。施肥量は、表2に示
すとおりとし、灌水は、定植後10日間位、若苗がし
れない程度に控え目にしてあまり生長させないように管
理した。栽培温度は、午前中は28℃、午後は25℃、
夜温は5℃となるように管理した。このため、低温期に
は、暖房機により温風暖房した。
【0056】
【表2】
【0057】収穫は、12月12日から翌年5月30日
まで行った。その収量調査結果を表3に示した。
【0058】ここで、調査項目と評価方法を以下に示
す。 収穫量:フィルムNo.4を展張したハウスにおける収
穫物の総重量を100とした指数である。以下他の栽培
例でも同様に算出した。
【0059】
【表3】
【0060】フィルムNo.1の下では、トマトの生育
が遅れ気味で、茎葉部及び果実は硬く、株全体は小型化
した。その結果、収穫時期は他のフィルムを展張したハ
ウスより遅れた。さらにトマト果実の外皮の色合と果実
内のゼリー部の色合のバランスが崩れており、果実内は
未だ緑色(未熟)であるが、外皮は既に熟したかのよう
な色合を示した
【0061】フィルムNo.4の下では、ハウス内が多
湿気味となり、トマトの株は生育が旺盛となり過ぎ、結
果的には、収量が上がらなかった。また株は全体的に軟
化して茎葉及び果実の色合は淡色気味とな、それによ
って病害の発生頻度が多くなったものと思われる。
【0062】栽培−2 栽培−1の結果に基づいて、次年の栽培管理を次のとお
り変更して栽培した。フィルムNo.2〜3を展張した
ハウスは、栽培−1と同じ管理条件とした。フィルムN
o.1を展張したハウスでは、施肥を1割増加し、灌
水量は合計すると10〜15%増加し、夜温を1℃高く
保持管理し、太陽からの直射日光が強くなったらその都
度、50%遮光性のある黒色寒冷紗をハウスの天井に被
覆した。
【0063】フィルムNo.4を展張したハウスでは、
施肥を15%減少し、灌水は約2割控え目とし、夜温
を1℃低く設定して、栽培し、株に太陽光線をできるだ
け当てるように常に摘葉に努めた。
【0064】このように、フィルムNo.1及び4を展
張したハウスでは、農家の管理作業に費やす時間が、フ
ィルムNo.2〜3に比較すると約1.5〜2倍にもな
り、特にフィルムNo.1のハウスでは、常に太陽光線
の強さをチェックする必要があり、他の農作業に支障を
来たした。その栽培結果を表4に示した。
【0065】
【表4】
【0066】表4で明らかなように、フィルムNo.1
及び4を展張したハウスでは、前年度より収穫量が増加
し、フィルムNo.2とほぼ同等となったが、フィルム
No.3までには至らず、品質は、フィルムNo.2〜
3には及ばなかった。
【0067】以上2年間の栽培結果からフィルムN
o.2〜3を展張することにより、トマトの栽培管理
は、従来から使用されているフィルムNo.1及び4に
比較して、栽培管理が極めて容易となり、栽培に失敗す
ることなく、安定した収穫を得ることができた。さら
に、収穫したトマトの品質も優れその収益性は極めて
高いものとなった。
【0068】(2)バラの栽培例 12月15日にフィルムNo.1を展張したハウス(間
口20m,奥行50m)内にバラ苗(品種:カールレッ
ド)を株間40cmとなるように定植し、ハウス内温度
を16℃以上に保持しつつ栽培を行ない、バラの収穫を
5月25日から11月30日まで実施した。その結果を
表5に示した。
【0069】
【表5】
【0070】ここで、収穫量は、フィルムNo.4を展
張したハウスにおけるバラの総収穫本数を100とし
指数である。表5からでも明らかなとおり、フィルムN
o.1を展張したハウス内のバラの花弁には、縞状の黒
いシミが多数発生し、これらは商品として販売できなか
った。
【0071】この対策として、光線を50%遮蔽する黒
色寒冷紗を太陽光線が強くなるたびに、ハウスの天井に
被覆して、バラに強光が直接照射されないように日照管
理したところ、黒色のシミの発生量は、約1/3程度ま
でになった。
【0072】またフィルムNo.4を展張したハウス
内のバラの花色は、淡し、商品として問題があっ
た。また、ハウス内が多湿気味になることも、淡化し
た原因と考えられる。このように多湿になると、樹は、
軟弱傾向になり、耐病性低下したものと思われる。こ
の防除のため農薬散布したが、この農薬痕により、商
がさらに低下した。
【0073】これに対して、フィルムNo.2〜3を展
張したハウス内のバラの生育促進され、採花時期がN
o.1に比較して3〜4日早まり、その花色は極めて鮮
やかな紅色となり、特にフィルムNo.3のフィルム下
のバラの商品性は高いものとなった。
【0074】以上のとおり、フィルムNo.2〜3を展
張したハウスでは、フィルムNo.1及び4展張した
ハウスに比較して、栽培管理が極めて容易になり、農家
はバラの栽培に失敗することなく、安定した収穫を得る
ことができ。さらに、高品質のバラを多量に収穫で
ので、高収益を得ることができた。
【0075】(3)トルコギキョウ、ガーベラの栽培例 トルコギキョウの種子(品種:ドミノパステル)を7月
15日に播種し、9月27日に若苗をそれぞれのハウス
に定植し、栽培を続けて1月10日から3月5日まで収
穫を行なった。この栽培結果を表6に示した。
【0076】
【表6】
【0077】ここで、収穫量は、フィルムNo.4を展
張したハウスにおけるトルコギキョウの総収穫本数を1
00とした指数である。表6から明らかなように、フィ
ルムNo.1を展張したハウス内のトルコギキョウの花
弁には、黒色のシミが多数発生し、商品として販売でき
った。
【0078】この対策として栽培比較例7で使用した寒
冷紗を栽培比較例7と同じ方法で使用したところ、バラ
の花色と同じように、寒冷紗を多用すると黒色のシミは
軽減されたが、花色が淡紅色化して品質が低下した
【0079】また、フィルムNo.4を展張したハウス
では、花色が淡し、商品性に問題が生じた。これに
対し、フィルムNo.2〜3を展張したハウスでは、鮮
明な花色のトルコギキョウが多数本収穫された。また、
ガーベラ(品種:スモークワールド)においても、トル
コギキョウと同様な栽培結果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムNo.1〜4の波長に対する全光線
透過率を示す図である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−90627(JP,A) 特開 平6−148402(JP,A) 特開 平6−191895(JP,A) 特開 平6−192598(JP,A) 特開 平8−11268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/14 A01G 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化セリウム微粉末を含有し、300〜3
    30nmの波長域の紫外線の透過を30%以上阻止し、
    かつ400〜800nmの波長域の可視光の透過率が7
    0%以上であるフッ素樹脂フィルムからなることを特徴
    とする耐久性に優れた農業用被覆材。
  2. 【請求項2】該フッ素樹脂フィルムが0.01〜10重
    量%の酸化セリウム微粉末を含有する請求項1記載の農
    業用被覆材。
  3. 【請求項3】少なくともその一面に、300〜330n
    mの波長域の紫外線の透過を阻止する能力をもつ酸化セ
    リウム微粉末を含有する樹脂バインダー(フッ素樹脂を
    除く。)からなるコーティング層を有するフッ素樹脂フ
    ィルムからなり、300〜330nmの波長域の紫外線
    の透過を30%以上阻止し、かつ400〜800nmの
    波長域の可視光の透過率が70%以上であることを特徴
    とする耐久性に優れた農業用被覆材。
  4. 【請求項4】該フッ素樹脂フィルムが、モル比が40/
    60〜60/40の範囲内のエチレンとテトラフルオロ
    エチレン、及び必要によりさらに10モル%以下の式C
    =CH−C2n+1(ここで、nは2〜10の
    整数である)で示される(パーフルオロアルキル)エチ
    レンを共重合させることにより得られるエチレン/テト
    ラフルオロエチレン系共重合体である請求項1、2又は
    3記載の農業用被覆材。
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