JPS62210925A - 葉茎菜類の立枯れ防止法 - Google Patents

葉茎菜類の立枯れ防止法

Info

Publication number
JPS62210925A
JPS62210925A JP5576886A JP5576886A JPS62210925A JP S62210925 A JPS62210925 A JP S62210925A JP 5576886 A JP5576886 A JP 5576886A JP 5576886 A JP5576886 A JP 5576886A JP S62210925 A JPS62210925 A JP S62210925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
spinach
soil
synthetic resin
vegetables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5576886A
Other languages
English (en)
Inventor
児玉 不二雄
手塚 義郎
須田 耕士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Vinyl Co filed Critical Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Priority to JP5576886A priority Critical patent/JPS62210925A/ja
Publication of JPS62210925A publication Critical patent/JPS62210925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、消毒の付されていない土壌で栽培するホウレ
ン草、小松菜等の立枯れを防止する方法に係る。
「従来の技術」 一般にホウレン草の栽培は、春から晩秋までの広い栽培
期間をもち、最近では需要に対応するためにビニルハウ
ス栽培を使用したりして栽培の周年化が強くなってきて
いる。特に、緑色野菜の不足する盛夏期の需要が高くな
ってきており、農業用ビニルフィルムの遮光のもとにホ
ウレン草の夏期栽培が行われるようになってきた。しか
し、夏期栽培においては幼時期に立枯れ症状が発生し易
く、平地での栽培は困難とされ、高冷地と言えども栽培
の周年化及びその年の天候により立枯れ症状の発生で栽
培はかなりむずかしい状態である。
また、立枯れ症状は、土壌病害である7ザリエウム薗、
オキシスボリム薗、アビナシア菌と呼ばれるカビ類によ
る萎凋病による。したがって、病害菌を殺菌・除去する
ために栽培に先立ち、薬剤による土壌消毒あるいは土壌
へビニルフィルムを被覆して太陽光による殺菌消f&ま
たは土量が少ない場合は、例えば鉄板等の上に土を置き
下がら加熱殺菌する等の消毒が行われる。しかし、消毒
が完全に行われていないとたちまち立枯れ症状が多発し
、収穫量にも影響を及ぼす結果となっている。
「発明が解決するための問題点」 本発明者は、ホウレン草等の夏期栽培における立枯れ症
状を防止して生育を良好にし、ホウレン草等の周年栽培
を可能にすべく鋭意検討した結果、特殊な光線透過曲線
を有する合成樹脂91フイルムの被覆下に栽培すること
により、たとえ土壌に7ザリユウム菌等の病害菌が存在
してもホウレン草等の幼時期における立枯れ症状がなく
、その後も良好に生育し、かつ収量も多くなることを見
い出し本発明を完成するに到った。
本発明の目的は、殺菌消毒の付されていない土壌での葉
茎菜類の栽培における立枯れを防止する方法を提供する
にある。
「問題点を解決するための手段」 すなわち、本発明の要旨とするところは、消毒の付され
ていないまたは充分な消毒の付されていない土壌で葉茎
菜類を栽培するに際し、少なくとも370n−以下の波
長の光線を実質的に遮蔽し、可視部領域の波長の光線透
過率70%以上で、かつ補助主波長が一530no+よ
り一570nmの範囲になるような合成樹脂製フィルム
の被覆下に行うことを特徴とする葉茎菜類の立枯れ防止
法に存する。
本発明の詳細な説明する。
消毒の付されていないま赳は充分な消毒の付されていな
い土壌とは、通常7ザリユウム菌、オキシスボリム薗、
スピナシア菌と呼ばれる萎凋病の原因となる菌を含んで
いるにれらの菌は、連作すると増加し、栽培と始める前
、すなわち種子を蒔く前に薬品や加熱によって殺菌され
る6本発明方法に用いる土壌は、このような殺菌は、通
常必要とせず、また殺菌という機作を採用しても完全に
殺菌する必要がない。
本発明方法に用いる合成樹脂製フィルムは、通常硬質ま
たは軟質塩化ビニル樹脂フィルム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体フィルム、ポリエチレンフィルム等の熱可塑
性合成樹脂フィルムが挙げられる。これら合成樹脂9フ
イルムは、少なくとも紫外光i370nm370nまし
くは380nm以下の光線を実質的に遮蔽し、370n
+*好ましくは380nmから約420nmまでの間で
光線透過率が急激に増加し、可視部領域の光線透過率が
70%以上あることが必要で、さらに補助主波長が−5
30より一570nmの範囲になるように紫色系統に着
色されたものである。上述の実質的に遮蔽とは、光線透
過率が10%以下、望ましくは5%以下をいう。
合成樹脂製フィルムの紫外線を実質的に遮蔽するには、
例えばベンゾフェノン系またはベンシト+77ゾール系
の紫外線吸収剤が用いられ、また、補助主波長を−53
0〜−570nmの間の範囲にするためには、例えばジ
オキサン系紫色顔料あるいはンアニン系青色顔料と7ゾ
系赤色顔料との混合顔料が使用される。
本発明方法に用いる合成樹脂製フィルムを製造するには
、例えば、 ■ 熱可塑性樹脂に紫外線吸収剤及び顔料を混線後、押
出またはカレンダー加工によってフィルム化する。
■ 熱可塑性樹脂に紫外線吸収剤を練り込んだ後フィル
ム化、さらにフィルム面に顔料溶液又は分散液を塗布す
る。
■ 熱可塑性樹脂に顔料を練り込んだ後フィルム化し、
紫外線吸収剤を含有したアクリルj!%樹脂溶液を、フ
ィルム面に塗布する。
■ 熱可塑性樹脂をフィルム化し、その後フィルム面に
顔料溶液又は分散液と紫外線吸収剤を含有したアクリル
系樹脂溶液を、片方ずつ又は両者を一緒に塗布する。
等の各種方法が採用される。この内でも特に■の方法で
製造されたフィルムを用いるのが、フィルム製造上また
フィルムの物性上好ましい態様である。
本発明方法は、ホウレン卆、小松菜、7キ、ニラ、セル
9、レタス等葉茎菜類の栽培を前記合成樹脂製フィルム
の被覆下に行うにある。合成樹脂s!フィルムは、少な
くとも播種後発芽するまでに被覆するのが好ましく、本
菜4枚葉が出揃うごろまでは被覆しておく、勿論、収穫
期まで被覆下に栽培するのが望ましい。合成樹脂!lフ
ィルム、また気温、天候等により寒冷紗を併用してもよ
い。
「発明の効果」 本発明方法によれば、夏期において7ザリ工ウムM等萎
凋病の原因となる病害菌が土壌に存在しても、特殊な光
線透過率を有する合成樹脂製フィルムの被覆下で、ホウ
レン基、小松菜等を栽培しても要211Imによる立枯
れ症状は発生せず、たとえ発生しても極めて少なく、ま
た草丈も高く総収量が極めて大きい。したがって、本発
明方法によれば、土壌の消毒等を行わずとも、あるいは
充分に行われな(でも収穫への影響は極めて小さく、平
地においては勿論のこと高冷地においても、ホウレン基
等の周年栽培が可能になり、その利用価値は極めて大で
ある。
「実施例」 次に本発明方法を実施例にて詳述するが、本発明は、そ
の要請を逸脱しない限り、以下の実施例に限定されるも
のではない。
実施例 ポリ塩化ビニル(重合度1300)100重量部ジー2
−エチルへキシル7タレート (DOP)            55重量部エポキ
シ系可塑剤         3重量部Ba−Zn系複
合安定剤、      2重量部2(2’−ヒドロキシ
−5”−メチルフェニル)ベンゾ) +7アゾール  
     1重量部pvバイオレy)BL      
0.15重量部上記の配合組成物を常法により混練し、
カレンダーロール加工によって肉厚75μの合成樹脂製
フィルム(Aりを!!遺した。
このフィルムは380n論以下の波長の透過を実質的に
阻止し主波長380n−〜480nmの間であり、補助
主波長−530nmより一570nmの範囲で、可視光
線領域における透過率は70%以上であった。該フィル
ム(A)の分光透過曲線1を図面のグラフに示した。横
軸は波長、縦軸は透過率を示す。
比較のため実施例1において2(2゛−ヒドロキシ−5
°−メチルフェニル)ベンゾ)+77ゾール及びP■バ
イオレッ)BLを添加しないほかは、実施例1と同様に
して合成樹111H!lフイルム(B)を製造し、その
分光透過的4!2を図面に併記した。
これらのフィルムを使用し、次のようにしてホウレン基
の栽培を試みた。
試験場所 北海道深用市圃場 ホウレン草品種 ハーモニー2号 播種口 7月18日 収穫日 8月18日 被覆材 試験No 1  農業用フィルム(A)試験N
o 2  農業用フィルム(A)と白寒冷紗併用 試験No 3  農業用フィルム(B)試験No 4 
 農業用フィルム(B)と白寒冷紗併泪 播種時 土壌の7ザリユウム菌数4.0X10’個/論
l 栽培後の結果を第1表に示した。
病株率:収穫の可否を問わず立枯れ症状の現われた株の
全体に対する割合 総数ffi:10アール当りのkg数で示す。
規格別収量:規格をサイズ毎、すなわち2L、L、M、
S、規格外に分けて10 アール当りのkg数で示す。
ホウレン基の保菌率:収穫時外観上健全なホウレン基の
根冠部(地際部の赤い所)を とり、表層をはいで7ザリユウム菌 の有無を調べた。
収穫後土壌の7ザリユウム菌数二個/ml本発明方法に
よりホウレン基を栽培すれば土壌に7ザリユウム菌等の
病害菌が存在しても、立枯れ症状が極めて少なく、総収
量は勿論、特に商品化率が著しく高いことが判る。単に
紫外線カツト能力のない農業用フィルム(B)を用いた
試験N。
3.4ではホツレン草の病体率は着しく高く、たとえ健
全株であっても保菌率100%であり、試験Nol、2
の5〜10%であるのに比較して高率である。要するに
、本発明方法に用いる農業用フィルム(A)は、7ザリ
ユウム菌のホウレン基への保菌を低下させていることが
判る。しかしながら上表の結果が、合成樹脂製フィルム
(A)及び合成樹脂製フィルム(B)共に土壌の7ザリ
ユツム菌の増加を示していることから、フィルム(A)
は、7ザリユウム菌の増加に対する抑制作用はないと思
料される。
また、フィルム(A)の被覆下に栽培したホウレン基の
健全株は、草丈が大きく、一方フイルム(B)の被覆下
に栽培したものは健全株であっても草丈が小さかった。
参考例 各種合成樹脂製フィルムの被覆下に、次の条件でホウレ
ン基の栽培を試みた。
試験場所 三重県−志郡 試験農場圃場ホウレン草品種
 大粒東海 播種口 7月26日 収穫臼 8月22日 被覆材 試験No 5  合成樹脂製フィルム(A)試
験No 6  合成樹脂製フィルム(B)試験No ?
  紫外線カツトフィルム(実施例1において、P■パ
イオレッ )BLを添加しないほかは、実施例1 の通り製造。分光透過曲線を図面の3 に示す、、) 試験No 8  遮光フィルム(市販品、遮光率45%
) 試験No 9  ブルー着色フィルム 土壌 完全tW毒 栽培結果なfjS2表に示す。
第  2  表 完全消毒を施した土壌において、本発明方法に用いた以
外のフィルムでは、ホウレン基の病体率が大幅に低下す
るが、夏期の高温であるためか、病体が発生し、総収量
及び商品化率も、本発明方法に比して低下することが判
る。一方、本発明方法によれば病体の発生は認められな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明方法に用いる合成樹脂製フィルムの分光
透過曲線のグラフである。横軸は波長を、縦紬は透過率
を示す。 図中、1は本発明方法に用いる合成樹脂製フィルムA 2は紫外線のカットされない合成樹脂製フィルムB 3は紫外線のカットされた合成樹脂y1フィルムC をそれぞれ示す。 特許出願人 三菱化成ビニル株式会社 (ほか1名) 代 理 人 弁理士 長径用 − (ほか1名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)消毒の付されていないまたは充分な消毒の付され
    ていない土壌で葉茎菜類を栽培するに際し、少なくとも
    370nm以下の波長の光線を実質的に遮蔽し、可視部
    領域の波長の光線透過率70%以上で、かつ補助主波長
    が−530nmより−570nmの範囲になるような合
    成樹脂製フィルムの被覆下に行うことを特徴とする葉茎
    菜類の立枯れ防止法。
  2. (2)葉茎菜類がホウレン草または小松菜である特許請
    求の範囲第1項記載の葉茎菜類の立枯れ防止法。
JP5576886A 1986-03-13 1986-03-13 葉茎菜類の立枯れ防止法 Pending JPS62210925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5576886A JPS62210925A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 葉茎菜類の立枯れ防止法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5576886A JPS62210925A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 葉茎菜類の立枯れ防止法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62210925A true JPS62210925A (ja) 1987-09-17

Family

ID=13008043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5576886A Pending JPS62210925A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 葉茎菜類の立枯れ防止法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62210925A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995022244A1 (fr) * 1994-02-21 1995-08-24 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Materiau de couverture a usage agricole
JP2012000061A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 植物病害防除用照明装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243637A (en) * 1975-09-25 1977-04-05 Eiji Arie Synthetic resin film for cultivation of leaf and stem vegetable

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243637A (en) * 1975-09-25 1977-04-05 Eiji Arie Synthetic resin film for cultivation of leaf and stem vegetable

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995022244A1 (fr) * 1994-02-21 1995-08-24 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Materiau de couverture a usage agricole
JP2012000061A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 植物病害防除用照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dik et al. Epidemiology of Botrytis cinerea diseases in greenhouses
CN103766110B (zh) 草莓种苗培育方法
JP2009153398A (ja) 農業用シート、そのシートを使用した農作物の栽培・管理方法及び栽培した農作物
WO1995022244A1 (fr) Materiau de couverture a usage agricole
Li et al. Far-red light absorbing photoselective plastic films affect growth and flowering of chrysanthemum cultivars
KR101018145B1 (ko) 느타리버섯 재배용 배지 제조 방법 및 이를 이용한 느타리버섯 재배용 배지
JPS62210925A (ja) 葉茎菜類の立枯れ防止法
JPS6058931B2 (ja) トウモロコシの栽倍方法
CN109548559B (zh) 一种仅产子实体的灵芝栽培方法
Chawla Response of African marigold to irrigation and mulching
Shinde et al. Effect of different mulches on flowering and flower characters in marigold under Konkan Agroclimatic conditions
JPH01132648A (ja) 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
JP3449648B2 (ja) 耐久性に優れた農業用被覆材
JPS5944012B2 (ja) 農業用被覆材及びそれを用いる栽培方法
JPS5876031A (ja) 農業用被覆材及びそれを使用するユリの切花用栽培方法
Jordan The life‐history and epidemiology of American gooseberry mildew on black currants
KR20190052181A (ko) 인삼 공정육묘 재배방법 및 우량 인삼 공정육묘 재배용 하우스
ULLAH et al. Relevance of mulching In strawberry cultivation
JPS6125634Y2 (ja)
JPS6411251B2 (ja)
JP3794787B2 (ja) 植物の成長制御方法
JPS60149322A (ja) 果菜類植物の栽培方法
CN106718424A (zh) 表面带有绒毛的地膜
JPH0458933B2 (ja)
Raleigh Infection studies of Diplodia zeae and control of seedling blights of corn