JPS6058931B2 - トウモロコシの栽倍方法 - Google Patents

トウモロコシの栽倍方法

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JPS6058931B2
JPS6058931B2 JP52052571A JP5257177A JPS6058931B2 JP S6058931 B2 JPS6058931 B2 JP S6058931B2 JP 52052571 A JP52052571 A JP 52052571A JP 5257177 A JP5257177 A JP 5257177A JP S6058931 B2 JPS6058931 B2 JP S6058931B2
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corn
hydroxy
light
film
transmission
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勇喜雄 針木
勇 原沢
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトウモロコシの栽培方法に関し、さらに詳し
くは、トウモロコシを特定の農業用被覆材の被覆下に栽
培して、トウモロコシの欠株を防止し、併せて良好な初
期生育を図ることから成るトウモロコシの新規な栽培方
法及び該方法に使用するための農業用被覆材に関する。
トウモロコシは穀類の一つとして、食用、飼料用及び
工業原料用として大きい需要があり、近年食用としての
需要は益々増加しており、特にその促成栽培も盛んに行
なわれるようになつた。ところが、トウモロコシの促成
栽培、特にトンネル栽培やハウス栽培の直播方式におい
ては、欠株が多く発生し、栽培を行う農家に共通の大き
な悩みであつた。トウモロコシの直播方式は、従来畦の
長さ方向に間隔約30C7FZの深さ約2cmの穴をあ
け、一つの穴に種子を二個以上播種して行なわれる。発
芽後本葉が4〜5枚になつた頃、最も生育のよい苗を一
つの穴につき1本残して他の苗を間引くことにより1本
立が行なわれる。然し乍ら、発芽率にバラツキがある上
に、発芽後本葉が2〜3枚に生育する迄に葉枯れを起し
たり、甚しい場合は枯死する苗が可成りあるため、結果
としては当初1本立を予定した穴に本葉2〜3枚の健康
な苗が1本も生育しない所謂’’切株’’現象が多く見
られた。従来、欠株を防止する方法としては、播種後1
本立迄の期間、特に水分、温度、湿度を適当な水準に保
つよう管理に十二分の注意が払われたがなお欠株を避け
得なかつた。このため、あらかじめ予備苗を準備して置
き、欠株が生じた位置に予備苗を移植する方法が従来採
られて来たが、移植した苗の生育は直播式の苗の生育に
較べて可成り悪いので、早期収穫が困難となり、更に収
穫量も少なく且つ粒の充実度等の品質の点でも問題が多
かつた。本発明者らはトウモロコシの促成栽培、特にト
ンネル及びハウスの直播方式における上記の如き問題の
解決方法について検討を重ねた結果、トウモロコシを少
なくとも380nm以下の波長の光の透過を実質的に阻
止する能力を持つ農業用被覆材の被覆下に播種及び育苗
を行なうと、トウモロコシの欠株が殆んど防止できるこ
とを見出し、更に発芽後の苗の初期生育も従来法に較べ
極めて良好であることを見出した。
かくして、本発明によればトウモロコシを少なくとも3
80r1m以下の波長の光の透過を実質的に阻止する農
業用被覆材による被覆下に栽培をすることにより、トウ
モロコシの欠株防止を行ない、併せて良好な初期生育を
図ることが可能となり、ひいては品質の優れたトウモロ
コシの早期収穫が容易に実現できることとなつた。
本発明の特徴は、後述する特定の紫外線遮蔽特性を有す
る農業用被覆材の使用により、少なくとも380r1m
以下の波長の光の透過が実質的に阻止された(或いは遮
蔽された)条件下にトウモロコシを播種栽培する点にあ
る。
かかる条件下にトウモロコシを播種栽培することにより
、トウモロコシの欠株が防止され、併せて良好な初期生
育が可能となる。
農業用被覆材で被覆する態様としては、所謂マルチング
のみでも本発明の効果は可成り実現するが、好ましくは
トンネル及びハウス栽培の方法が採用される。トンネル
栽培の方法においては、二重トンネルも勿論採用できる
が、この場合には、本発明フィルム2枚の併用でもよい
し、又本発明フィルムと他のフィルムとの併用でもよい
。又トンネル及びハウス栽培では、必要に応じ畦を適宜
なフィルムでマルテングしてもよい。この場合マルチン
グに用いられるフィルムは特に制限されるものではなく
、必要に応じ適宜選択すればよいが、例えば一般市販の
マルチング用ポリエチレンフィルムや塩化ビニールフィ
ルム等を用いてもよい。これらフィルムは無色のものの
外、緑色、黒色、黄色、青色、紫色、黒色等種々の色調
のものが用いられ、又一方透明度は、透明及び半透明か
ら不透明まで適宜に利用できる。又必要に応じ紫外部又
は/及び赤外部の全波長又は特定波長の透過を阻止乃至
制限するフィルムもマルチングに使用できる。本発明の
方法によりトウモロコシを播種栽培すると、トウモロコ
シの欠株が殆んど無くなるのみならず、初期の生育が良
好となるので、少くとも草丈が(9)d以上に達した頃
、農業用被覆材を除去して栽培を続けた場合、その後の
トウモロコシは良好な生育を持続するため収穫期が従来
法より早くなり、且つ収量も増大し、更に粒が先端部迄
充実しており、各粒の黄皮の色及び艷も良好で美味であ
ると言う優れた効果を併せ有している。
本発明における農業用被覆材によつて被覆を行なう時期
は、播種時より草丈30CT11に達する迄でもよいが
、被覆を開始する時期は好ましくは播種2日前、特に好
ましくは播種5日前がよい。被覆を撤去する時期は好ま
しくは草丈60cm1特に好ましくは草丈(社)d以後
がよい。本明細書における1欠株ョとは、畦の長さ方向
に間隔約30C!Fll深さ約2cff1等の様に穴を
あけ、一つの穴に複数個の種子を播き、発芽育苗を行な
う場合、苗が平均的に本葉2〜3枚に生育した時点で一
つの穴当り健康で1本立できる苗(葉枯れしたり枯死し
たりしていない苗)が1本も生育していない現象を、そ
の穴について1欠株ョしたと称するものである。
又本明細書における1初期生育ョの1初期ョとは、発芽
してより草丈が少くとも30cmに達する迄の時期を称
する。本発明の栽培法が適用されるトウモロコシとして
は、馬歯種(DentcOm)、硬粒種(Flintc
Om)、爆裂種(POpcOm)、甘味種(Sweet
cOm)、軟粒種(SOftcOm)、蝋質種(Wax
ycOm)、軟甘種(StarchsweetcOm)
、有秤種(POdcOrn)(r有用植物ョ第6頁、保
育社、標準原色図鑑全集第1罎、昭和51年1月10日
発行)等があり、特定の品種に限定されるものではなく
、栽培の目的、土壌、気候条件等により適宜の品種が選
択される。
具体的な品種としては、例えばハニーバンタム、クロス
77、早生クロス、ハニー、ハニー3臥 ミルキイコー
ン、ゴールデンラツシユ等かある。本明細書において、
RXrlm以下の波長の光の透過を実質的に阻止するョ
なる語は、Xrlm以下の波長の光の透過を100%完
全に遮蔽する場合のみならず、Xnm及びそれ以下の波
長の光の透過を少なくとも70%、好ましくは80%以
上、さらに好ましくは90%以上遮蔽する場合をも包含
する意味で用いるものである。
また、Rynm以上の波長の光を実質的に透過するョな
る語は、Ynm以上の波長の光を100%完全に透過す
る場合のみならず、Ynm及びそれ以上の波長の光を少
なくとも65%、好ましくは80%以上、さらに好まし
くは85%以上透過する場合をも包含する意味で用いる
ものである。なお、本発明の方法の実施に当つて、トウ
モロコシは常に前記波長域の光の遮蔽下におかれている
必要はなく、トウモロコシのトンネル及びハウス栽培に
おいて通常行なわれているように、例えば、トンネル及
びハウス内の温湿調節或いは換気等のために行なう天窓
換気、肩換気、裾上げ等によソー時的に該波長域の光が
トウモロコシに照射されることは許容される。かくして
、本発明の方法は、少なくとも380nm以下の波長の
光の透過を実質的に阻止する農業用被覆材、好ましくは
特に380r1m以下の波長の光の透過を実質的に阻止
し且つ420nm以上の波長の光を実質的に透過し得る
無機質又は有機質のフィルム又は板から成る農業用被覆
材による被覆下に、トウモロコシを栽培することにより
達成される。
かかる農業用被覆材は、充分な効果を達成するためには
、少なくとも播種時期から草丈30cmに生育する迄、
好ましくは播種時から草丈1m1こ生育する迄の期間被
覆するのが有利である。本発明の実施に使用される農業
用被覆材としては、少なくとも380r1m以下の光の
透過を実質的に阻止し、好ましくは380nm以下の波
長の光の透過を実質的に阻止し且つ少なくとも420r
1m以上の光を実質的に透過する能力を有するものてあ
れば、どのようなタイプの農業用被覆材でも使用するこ
とがてきる。
そして、かかる農業用被覆材は通常無機質又は有機質の
フィルム又は板から成ることがてきる。しかして、例え
ば無機質フィルム又は板としては、曲型的には、染料ま
たは顔料(例:エメラルドグリーン)を配合したガラス
板、下記に示す紫外線吸収剤を含有する合成樹脂膜を塗
布又は積層したガラス板等が挙げられ、また、有機質フ
ィルム又は板としては、特に、紫外線吸収剤を塗布又は
含有せしめた合成樹脂フィルム又は板が好適である。本
発明においては、特に後者の紫外線吸収剤含有合成樹脂
フィルム又は板が適しており、以下この合成樹脂フィル
ム又は板についてさらに詳細に説明する。本発明の方法
に使用し得る透明フィルム又は板は、例えば通常のフィ
ルム形成性熱可塑性樹脂に適当な紫外線吸収剤を配合し
フィルム又は板に成形することにより製造することがで
きる。
使用し得るフィルム形成性熱可塑性合成樹脂としては、
例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、又はこれら重合体を主体とする
共重合体もしくはブレンド物等が含まれ、特に耐光性、
光線透過性、強度等の理由から、ポリ塩化ビニル、ポリ
メチルメタクリレート及びポリエチレンが好適であり、
就中ポリ塩化ビニルである。
これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤としては、該
紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相
容性等を考慮して広範囲の種類の中から適宜選択使用す
ることがてきる。
使用可能な紫外線吸収剤としては例えば下記の如きもの
が挙げられる。ハイドロキノン系−ハイドロキノン、ハ
イドロキノンジサリチレートサリチル酸系−フエニルサ
リチレート、パラオクチルフエニルサリチレートベンゾ
フエノン系−2−ヒドロキシー4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシー4−n−オクトキシベンゾフエ
ノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー2″一カルボキ
シベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシペンゾフェノ
ン、2,2″ージヒドロキシー4,4″−ジメトキシペ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−ベンゾイルオキシ
ベンゾフェノン、2,2″−ヒドロキシー4−メトキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー5ー
スルホンベンゾフェノン、2,2′,4,4″ーテトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2″−ヒドロキシー4
,4′ージメトキシー5−ナトリウムスルホベンゾフェ
ノン、4−ドテシルオキシー2−ヒドロキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシー5ークロルベンゾフェノンベン
ゾトリアゾール系−2−(2″−ヒドロキシー5″−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2一(2″−ヒド
ロキシー5゛−メチルフェニル)−5ーブトキシカルボ
ニルベンゾトリアゾール、2一(2″−ヒドロキシー5
′−メチルフェニル)−5,6−ジクロルペンゾトリア
ゾール、2−(2″−ヒドロキシー55−メチルフェニ
ル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−(
7−ヒドロキシー5′一第3ブチルフェニル)−5−ク
ロルベンゾトリアゾール、2−(7−ヒドロキシー5″
一第3フチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2一(2
−ヒドロキシー5″−アミルフエニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシー3″,5″ージメチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2一(2″−ヒドロキ
シー3″,5″−ジメチルフェニル)−5−メトキシベ
ンゾトリアゾール、2−ー(2−メチルー4″−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ステ
アリルオキシー3″,5″−ジメチルフェニル)−5−
メチルベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー
5−エトキシカルボニルフェニル)ベンゾトリアゾール
、2−(2″ヒドロキシー3″−メチルー5″一第3ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロ
キシー3″,5−ジ第3ブチルフェニル)−5−クロル
ーベンゾトリアゾール、2−(′2I−ヒドロキシー5
′−メトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2一(2
″−ヒドロキシー5−フェニルフェニル)−5−クロル
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシー5−シ
クロヘキシルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
″−ヒドロキシー4″,5″−ジメチルフェニル)−5
−ブトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2−(2″
−ヒドロキシー3″,5″ージクロルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2一(2″−ヒドロキシー4″,5″ー
ジクロルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−
ヒドロキシー35,5″−ジメチルフェニル)−5−エ
チルスルホンベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロ
キシー5′−フェニルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2″−ヒドロキシー4″−オクトキシフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−
メトキシフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、
2−(2″−ヒドロキシー5″−メチルフェニル)−5
−エトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2−(2″
−アセトキシー5″−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフェノン系
及びベンゾトリアゾール系のものが好適であり、就中ベ
ンゾフェノン系では、2,2″ージヒドロキシー4,4
″−ジメトキシペンゾフェノン、2,7ージヒドロキシ
ー4−メトキシベンゾフェノン及び2,2″,4,4″
ーテトラヒドロキシベンゾフェノン、ベンゾトリアゾー
ル系では2一(2″−ヒドロキシー5″−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5
″−メチルフェニル)−5,6−ジクロルペンゾトリア
ゾール、2−(2−ヒドロキシー5―第3ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3
″−メチルー5―第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2″−ヒドロキシー3″,55−ジ第3ブ
チルフェニル)−5−クロルーベンゾトリアゾール及び
2−(7−ヒドロキシー5″一フェニルフェニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシ
ー5″−オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾール、等
が有効である。
特に好適な紫外線吸収剤は、式式中、R1及びR2は同
一もしくは相異なり、それぞれ低級アルキル基又はアリ
ール基(特にフェニル基)を表わし、殊にR1は好まし
くは分岐鎖状の低級アルキル基又はフェニル基であり、
R3はC6以上、特にC8〜ClOのアルキル基を表わ
し、Xは水素原子又はハロゲン原子、特に塩業原子であ
る。
で表わされるベンゾトリアゾール誘導体である。
上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸収剤の種
類、使用する合成樹脂の種類、フィルムの厚さ等に依存
して広範に変えることができるが、本発明の方法が目的
としている380r1m以下の紫外線の透過を実質的に
完全に阻止するためには、紫外線吸収剤の配合量と得ら
れるフィルムの厚さとの間に下記式15≦仙≦600 好適には 20≦部≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(PHR)を表わし、
Bは板又はフィルムの厚さ(μ)である。
で示される関係が満たされていることが特に好ましいこ
とが見出された。
ここにPHRとは合成樹脂10鍾量部当りの重量部数を
意味する。また紫外線吸収剤の配合量(A)は、合成樹
脂及び紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に0.
003〜5PHR1特にフィルムの場合0.1〜5.0
PHRの範囲が好適である。
本発明の方法に使用する合成樹脂フィルム又は板には、
紫外線吸収剤に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添
加物、例えば可塑性、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯
電防止剤、防潤剤、熱安定剤、染料、顔料、等を少量含
ませることもできる。
上記のフィルム又は板はそれ自体公知の種々の方法、例
えばカレンダー法、インフレーシヨン法等の溶融押出後
、ブレス法、,溶液流延法等を用いて製造することがで
きる。
かくの如くして形成されたフィルム又は板は、その用途
等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つて変えることが
できるが、一般に本発明の目的に対しては、10〜50
00μ、特に15〜500μの範囲が好適である。
該フィルム又は板は、必要に応じて、補強等の目的で、
他の合成樹脂のフィルムやシート、ガラス等に積層して
使用することもできる。参考例 (本発明のフィルムの調整例) ポリ塩化ビニル10唾量部、ジオクチルフタレート(可
塑剤)45重量部、ジブチル錫マレート(熱安定剤)1
.5重量部、ステアリン酸亜鉛(熱安定剤)1.0重量
部、ステアリン酸(滑剤)0.1重量部、ソルビタンモ
ノラウレート(無滴剤)1.0重量部及び2−(2″−
ヒドロキシー3″,5″−ジダーシヤリブチルフエニル
)−5−クロロベンゾトリアソール(紫外線吸収剤)2
.踵量部を相互に充分に混合し、その混合物をエクスト
ルーダーにより200℃で溶融押出し、厚さ50μの透
明なフィルムを得た。
このフィルムを以後フィルムNO.lとした。同フィル
ムの吸収波長特性を第1図に示した。実施例1 (本発明の栽培方法の例) 1月20日に表−1に示した堆肥、苦土石灰及びBM溶
りんを全面に施肥し、畑地と充分混合した。
2月27田こ崗化成及びMMB化成を全面に施肥し、次
いで畦(巾75cm1高さ15d)を作り、その上にマ
ルチングフイルム(商品名1油化マルチョ巾95礪、厚
さ20μ、三菱油化製)を被覆した。
3月4日マルチングフイルムの間隔約30cmの12C
@の播種穴(径約3CT!i)に選別したトウモロコシ
(品種:ハニーバンタム)の種子を3個づつ指で押し込
むようにして深さ約2C7nに播種し、細かい土て軽く
覆土した。
植付密度は10アール当り4,20吋であつた。播種後
フィルムNO.lでトンネル(高さ約50cm)被覆し
た。3月13日には発芽はほぼ出揃い、4月5日には本
葉がほぼ5枚、草丈がほぼ30cmに生育したので、1
株(1つの播種穴)当り1本の健康な苗を残し、他を間
引いて1本立とした。
3月25日からトンネル内が高温になつたため、以後は
必要に応じてトンネルの裾を5〜30crf1上げて換
気を行い、トンネル内温度が40℃を超えないように管
理した。
4月6日分けつ枝を除去し、トウモロコシの草丈が50
C1n以上に生育し、トンネルの天井フィルムに接した
時(4月15日〜25日頃)、接した部分の被覆フィル
ムをカッターで切りひらき、トウモロコシの50cm未
満の部分はトンネル内、50礪以上の部分は屋外で生育
させる。
4月25E11こトンネルフィルムを除去し、燐硝安加
里を施肥した。
5月10日にマルチングフイルムの中央部を除去し、雨
水を与え土壌水分が適量になる様にした。
5月25田燐硝安加里の第2回目の追肥を行い、最先端
の雌穂を残し他は全て除去し、6月25日収穫した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも380nm以下の波長の光の透過を実質
    的に阻止する農業用被覆材による被覆下に、トウモロコ
    シを栽培することにより、トウモロコシの欠株を防止し
    、併せて良好な初期生育を図ることを特徴とするトウモ
    ロコシの栽培方法。 2 該農業用被覆材が380nm以下の波長の光の透過
    を実質的に阻止し、且つ420nm以上の波長の光を実
    質的に透過し得る無機質又は有機質のフィルム又は板か
    らなる、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 トウモロコシを、少なくとも380nm以下の波長
    の光の透過を実質的に阻止する農業用被覆材で被覆した
    トンネル内で栽培する特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 4 トウモロコシを少なくとも380nm以下の光の透
    過を実質的に阻止する農業用被覆材で被覆したハウス内
    で栽培する特許請求の範囲第1項記載の方法。
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