JPS6045889B2 - 菊の栽培方法 - Google Patents
菊の栽培方法Info
- Publication number
- JPS6045889B2 JPS6045889B2 JP52052595A JP5259577A JPS6045889B2 JP S6045889 B2 JPS6045889 B2 JP S6045889B2 JP 52052595 A JP52052595 A JP 52052595A JP 5259577 A JP5259577 A JP 5259577A JP S6045889 B2 JPS6045889 B2 JP S6045889B2
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- JP
- Japan
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- chrysanthemums
- hydroxy
- film
- light
- chrysanthemum
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- Expired
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は菊の栽培方法に関し、さらに詳しくは、菊植物
を特定の光質条件下に栽培することにより、側枝数、側
枝の葉数及ひ着花数を増加させてポリニウムのある菊を
収穫するための菊の栽培方法に関する。
を特定の光質条件下に栽培することにより、側枝数、側
枝の葉数及ひ着花数を増加させてポリニウムのある菊を
収穫するための菊の栽培方法に関する。
菊を切り花用に栽培し出荷する場合、菊の側枝か多く且
つ側枝の葉数も多く、その側枝の葉長、葉幅、葉の厚み
等が大きく、しかも花もしくは蕾の数も多い事が、菊の
切り花としてポリ、ニウム感・■l冑L 背it−壮+
1ヘロ ゛宙it■L本7L “IE■、、−一目一準
となつている。
つ側枝の葉数も多く、その側枝の葉長、葉幅、葉の厚み
等が大きく、しかも花もしくは蕾の数も多い事が、菊の
切り花としてポリ、ニウム感・■l冑L 背it−壮+
1ヘロ ゛宙it■L本7L “IE■、、−一目一準
となつている。
中でも側枝の葉数及び花もしくは蕾の数の多い切り花が
審美性の面から極めて重要であり、切り花してからの開
花期間も長くなり、ポリニウム感もあり、菊の出荷の際
の主要な選別基準となつている。
審美性の面から極めて重要であり、切り花してからの開
花期間も長くなり、ポリニウム感もあり、菊の出荷の際
の主要な選別基準となつている。
ところが露地栽培又は従来の施設裁培による菊の側枝は
主枝に比較して葉数が少なく、葉長、葉幅、葉の厚み等
も不足しており、また菊の切花全体としての花又は蕾の
数も少なく、審美性及びポリニウム感に乏しく、市場に
出荷した時の商品価値が低い。
主枝に比較して葉数が少なく、葉長、葉幅、葉の厚み等
も不足しており、また菊の切花全体としての花又は蕾の
数も少なく、審美性及びポリニウム感に乏しく、市場に
出荷した時の商品価値が低い。
そこて菊栽培者は従来から側枝数、側枝の健全なる葉数
及ひ着花数を増加させる対策として、例えば施肥を調整
して栽培しているが、徒長気味になる傾向があり、主枝
と側枝とのつり合いのとれたポリニウムのある菊を生産
することが困難であるというのが実情である。そのため
、従来から側枝数、側枝の葉数ひ着花数が多く、切り花
にした時の日持ちも良く、しかも花も相対的にJ大きく
花色に優れた菊の栽培方法の出現が強く望まれている。
本発明者らは、菊の栽培実験の過程において、少なくと
も380nm以下の波長の光の透過を実質的に阻止し得
るフィルムをかけて菊植物を栽培するiと、露地栽培及
び従来の施設栽培による菊と比較して、菊植物の側枝数
及び側枝の葉数が約5割も増加し、特に上部の側枝が増
加すること、また側枝の葉の葉長、葉幅、葉の厚みが厚
くなること、しかも花又は蕾の数も約5割増加すること
、そしてこれと相俟つて切り花の一本当りの重量も増し
、且つ蕾のうちから既に花色の色付きの良いいわゆるボ
リウム感のある切り花を収穫できること、さらに切り花
の日持も約3割長持ちし、菊の切り花として最適なる効
果が得られることを見い出したのである。
及ひ着花数を増加させる対策として、例えば施肥を調整
して栽培しているが、徒長気味になる傾向があり、主枝
と側枝とのつり合いのとれたポリニウムのある菊を生産
することが困難であるというのが実情である。そのため
、従来から側枝数、側枝の葉数ひ着花数が多く、切り花
にした時の日持ちも良く、しかも花も相対的にJ大きく
花色に優れた菊の栽培方法の出現が強く望まれている。
本発明者らは、菊の栽培実験の過程において、少なくと
も380nm以下の波長の光の透過を実質的に阻止し得
るフィルムをかけて菊植物を栽培するiと、露地栽培及
び従来の施設栽培による菊と比較して、菊植物の側枝数
及び側枝の葉数が約5割も増加し、特に上部の側枝が増
加すること、また側枝の葉の葉長、葉幅、葉の厚みが厚
くなること、しかも花又は蕾の数も約5割増加すること
、そしてこれと相俟つて切り花の一本当りの重量も増し
、且つ蕾のうちから既に花色の色付きの良いいわゆるボ
リウム感のある切り花を収穫できること、さらに切り花
の日持も約3割長持ちし、菊の切り花として最適なる効
果が得られることを見い出したのである。
かくして、本発明によれば、少なくとも380r1m以
下の波長の光の透過を実質的に阻止し得る無機又は有機
質のフィルム又は板から成る農業用被覆材による被覆下
に菊植物を栽培することにより、該菊植物の側枝数、側
枝の葉数及び着花数を増加させることを特徴とする、ポ
リユウムのある菊の収穫方法が提供される。
下の波長の光の透過を実質的に阻止し得る無機又は有機
質のフィルム又は板から成る農業用被覆材による被覆下
に菊植物を栽培することにより、該菊植物の側枝数、側
枝の葉数及び着花数を増加させることを特徴とする、ポ
リユウムのある菊の収穫方法が提供される。
本発明の第一の特徴は、菊植物を後述する特定の無機又
は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材により被
覆下に栽培することである。
は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材により被
覆下に栽培することである。
菊は、多年性の草本植物で、一般に露地栽培のみならす
、フィルム被覆下ての春の早出し栽培や秋の電照栽培の
如き施設栽培により多く栽培されている。菊の栽培方法
は、その品種、用途等により異なるが、その代表的な施
設栽培法をさきがけの菊植物を用い促成栽培(春早どり
、4月ころ出荷用)する場合を例にとつて具体的に述べ
れば次の通りてある。9月中旬元肥として牛フン推肥を
約600k9/aほどこし株間約20cm位になるよう
に定植し、7月,中句にフィルムて被覆する。
、フィルム被覆下ての春の早出し栽培や秋の電照栽培の
如き施設栽培により多く栽培されている。菊の栽培方法
は、その品種、用途等により異なるが、その代表的な施
設栽培法をさきがけの菊植物を用い促成栽培(春早どり
、4月ころ出荷用)する場合を例にとつて具体的に述べ
れば次の通りてある。9月中旬元肥として牛フン推肥を
約600k9/aほどこし株間約20cm位になるよう
に定植し、7月,中句にフィルムて被覆する。
トンネル栽培の場合は3月下旬ごろに菊の草丈がトンネ
ル上部に達したら、フィルムをはずす。一般に蕾は3月
下旬頃につき、4月上旬開花し始める。ハウス栽培の場
合は収穫に至るまでハウス内で栽培を続ける。菊は被子
植物、双子葉類、キク科の多年草植物で、別名かわらよ
もぎ、おきなぐさ、こがねぐさ、ももよぐさ、かたみぐ
さ、よりいぐさ、ちぎりぐさ、くさのあるじ、ほしみぐ
さ、ながつきぐさ、隠君子、重陽花、佳友陰成、延年、
日精、寿・客、延齢客、等とも称され、その花形から大
菊、中菊、小菊、等に大別され、本発明は特に側枝及び
花数が多く重量惑がある方が望される品種の菊に対して
有利に適用することが出来、殊に、江戸菊、肥後菊、伊
勢菊、嵯峨菊、等の中菊並びに一重咲きのほか、針のよ
うな細弁よりなる薊咲、平弁の内側に巻いたものが重な
り球状になつた魚子咲き、平弁が抱えぎみで小貝を配例
したように重なる貝菊等の小菊に対して好適である。ま
た、出荷時期別から言えば、本発明は、トンネル栽培に
よる春の早出し品種(3〜5月出荷品)、例えばさきが
け、初朝、いすず、初星、岩城、初あらし等;ハウス栽
培に於ける春早出し品種例えば香フ雪、金力、浜松の輝
き、雪月、遠州灘、新勢興、日本一、富士、花嫁桜等;
12月〜1月出荷用の品種例えば天竜の朝、彌栄、伊和
富の光、勢明の花、乙女桜、透芳の力、竹馬、初光等に
対して有利に使用される。これらのうち特に春早出し品
種7の例えば、さきがけ、初朝等が好適である。本発明
においては、菊植物の施設栽培において、後述する特定
の無機又は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材
を使用する以外、従来の施設栽培の場合と実質的に同じ
方法て菊植物を栽l培することができる。その際、該無
機又は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材は、
少なくとも菊植物の定植時期から着蕾期に至るまでの期
間被覆することが望ましいが、必要に応じて、全栽培期
間の間被覆するようにすることもでき、それらは栽培地
域、気侯の変動等に応じ適宣調整することができる。
ル上部に達したら、フィルムをはずす。一般に蕾は3月
下旬頃につき、4月上旬開花し始める。ハウス栽培の場
合は収穫に至るまでハウス内で栽培を続ける。菊は被子
植物、双子葉類、キク科の多年草植物で、別名かわらよ
もぎ、おきなぐさ、こがねぐさ、ももよぐさ、かたみぐ
さ、よりいぐさ、ちぎりぐさ、くさのあるじ、ほしみぐ
さ、ながつきぐさ、隠君子、重陽花、佳友陰成、延年、
日精、寿・客、延齢客、等とも称され、その花形から大
菊、中菊、小菊、等に大別され、本発明は特に側枝及び
花数が多く重量惑がある方が望される品種の菊に対して
有利に適用することが出来、殊に、江戸菊、肥後菊、伊
勢菊、嵯峨菊、等の中菊並びに一重咲きのほか、針のよ
うな細弁よりなる薊咲、平弁の内側に巻いたものが重な
り球状になつた魚子咲き、平弁が抱えぎみで小貝を配例
したように重なる貝菊等の小菊に対して好適である。ま
た、出荷時期別から言えば、本発明は、トンネル栽培に
よる春の早出し品種(3〜5月出荷品)、例えばさきが
け、初朝、いすず、初星、岩城、初あらし等;ハウス栽
培に於ける春早出し品種例えば香フ雪、金力、浜松の輝
き、雪月、遠州灘、新勢興、日本一、富士、花嫁桜等;
12月〜1月出荷用の品種例えば天竜の朝、彌栄、伊和
富の光、勢明の花、乙女桜、透芳の力、竹馬、初光等に
対して有利に使用される。これらのうち特に春早出し品
種7の例えば、さきがけ、初朝等が好適である。本発明
においては、菊植物の施設栽培において、後述する特定
の無機又は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材
を使用する以外、従来の施設栽培の場合と実質的に同じ
方法て菊植物を栽l培することができる。その際、該無
機又は有機質フィルム又は板から成る農業用被覆材は、
少なくとも菊植物の定植時期から着蕾期に至るまでの期
間被覆することが望ましいが、必要に応じて、全栽培期
間の間被覆するようにすることもでき、それらは栽培地
域、気侯の変動等に応じ適宣調整することができる。
また、本発明によれば、菊植物は上記無機又は有機質フ
ィルム又は板から成る農業用被覆材による完全密閉状態
で栽培する必要はなく、菊植物に照射される光のうちの
少なくとも直射光線中の370r1m以下の波長の光が
実質的に遮蔽できるようにすれば充分である。しかし必
要に応じて、間接的に照射される光線中の該波長の光も
できるだけ遮蔽するようにすることができる。本発明に
おいては、菊植物を少なくとも37011m以下の波長
の光の透過が実質的に阻止される条件下で栽培すること
により、前述した栽培効果を達成し得るが、好適には、
少なくとも380r1m以下の波長の光の透過が阻止さ
れ且つ少なくとも420r1m以上、さらに好ましくは
40011m以上の光が実質的に透過される条件下に栽
培することにより、一層顕著な栽培効果を達成すること
ができる。
ィルム又は板から成る農業用被覆材による完全密閉状態
で栽培する必要はなく、菊植物に照射される光のうちの
少なくとも直射光線中の370r1m以下の波長の光が
実質的に遮蔽できるようにすれば充分である。しかし必
要に応じて、間接的に照射される光線中の該波長の光も
できるだけ遮蔽するようにすることができる。本発明に
おいては、菊植物を少なくとも37011m以下の波長
の光の透過が実質的に阻止される条件下で栽培すること
により、前述した栽培効果を達成し得るが、好適には、
少なくとも380r1m以下の波長の光の透過が阻止さ
れ且つ少なくとも420r1m以上、さらに好ましくは
40011m以上の光が実質的に透過される条件下に栽
培することにより、一層顕著な栽培効果を達成すること
ができる。
本明細書において、Rxnm以下の波長の光の透過を実
質的に阻止するョある語は、Xnm以下の波長の光の透
過を100%完全に遮蔽する場合のみならず、Xnm及
びそれ以下の波長の光の透過を少なくとも70%、好ま
しくは80%以上、さらに好ましくは90%以上遮蔽す
る場合をも包含する意味て用いるものであり、従つて穴
あき率30%以下の穴あ.きフィルムもまた含まれる。
質的に阻止するョある語は、Xnm以下の波長の光の透
過を100%完全に遮蔽する場合のみならず、Xnm及
びそれ以下の波長の光の透過を少なくとも70%、好ま
しくは80%以上、さらに好ましくは90%以上遮蔽す
る場合をも包含する意味て用いるものであり、従つて穴
あき率30%以下の穴あ.きフィルムもまた含まれる。
また、Rynm以上の波長の光を実質的に透過するョな
る語は、Ynnl以上の波長の光を100%完全に透過
する場合のみならず、Ynm及びそれ以上の波長の光を
少なくとも65%、好ましくは80%以上、さらに好ま
しくは85・%以上豆過する場合も包含する意味で用い
るものである。なお、本発明の方法の実施に当つて、菊
植物は常に前記波長域の光の遮蔽下におかれている必要
はなく、菊植物の施設栽培において通常行なわれ−てい
るように、例えば、トンネル又はハウス内の温湿調節或
いは換気等のために行なう天窓換気、肩換気、裾上げ等
によソー時的に該波長域の光が菊植物に照射されること
は許容される。
る語は、Ynnl以上の波長の光を100%完全に透過
する場合のみならず、Ynm及びそれ以上の波長の光を
少なくとも65%、好ましくは80%以上、さらに好ま
しくは85・%以上豆過する場合も包含する意味で用い
るものである。なお、本発明の方法の実施に当つて、菊
植物は常に前記波長域の光の遮蔽下におかれている必要
はなく、菊植物の施設栽培において通常行なわれ−てい
るように、例えば、トンネル又はハウス内の温湿調節或
いは換気等のために行なう天窓換気、肩換気、裾上げ等
によソー時的に該波長域の光が菊植物に照射されること
は許容される。
本発明の実施に使用される農業用被覆材として,は、少
なくとも380r1m以下の光の透過を実質的に阻止し
、好ましくは380r1m以下の波長の光の透過を実質
的に阻止し且つ少なくとも420r1m以上、さらに好
ましくは400nm以上の光を実質的に透過する能力を
有するものであれば、どのようなタイプの農業用被覆材
ても使用することが出来る。そして、か)る農業用被覆
材は通常無機又は有機質のフィルム又は板から成ること
ができる。しかして、例えば無機質フィルム又は板とし
ては、典型的には、染料または顔料(例えばエメラルド
グリーン)を配合したガラス板、下記に示す紫外線吸収
剤を含有する合成樹脂膜を塗布又は積層したガラス板、
等が挙げられ、また、有機質フィルム又は板としては、
特に、紫外線吸収剤を塗布又は含有せしめた合成樹脂フ
ィルム又は板が好適である。本発明においては、特に後
者の紫外線吸収剤含有合成樹脂フィルム又は板が適して
おり、以下この合成樹脂フィルム又は板についてさらに
詳細に説明する。本発明の方法に使用し得る透明フィル
ム又は板は、例えば通常のフィルム形成性熱可塑性樹脂
に適当な紫外線吸収剤を配合しフィルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。
なくとも380r1m以下の光の透過を実質的に阻止し
、好ましくは380r1m以下の波長の光の透過を実質
的に阻止し且つ少なくとも420r1m以上、さらに好
ましくは400nm以上の光を実質的に透過する能力を
有するものであれば、どのようなタイプの農業用被覆材
ても使用することが出来る。そして、か)る農業用被覆
材は通常無機又は有機質のフィルム又は板から成ること
ができる。しかして、例えば無機質フィルム又は板とし
ては、典型的には、染料または顔料(例えばエメラルド
グリーン)を配合したガラス板、下記に示す紫外線吸収
剤を含有する合成樹脂膜を塗布又は積層したガラス板、
等が挙げられ、また、有機質フィルム又は板としては、
特に、紫外線吸収剤を塗布又は含有せしめた合成樹脂フ
ィルム又は板が好適である。本発明においては、特に後
者の紫外線吸収剤含有合成樹脂フィルム又は板が適して
おり、以下この合成樹脂フィルム又は板についてさらに
詳細に説明する。本発明の方法に使用し得る透明フィル
ム又は板は、例えば通常のフィルム形成性熱可塑性樹脂
に適当な紫外線吸収剤を配合しフィルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。
使用し得るフィルム形成性熱可塑性合成樹脂としては、
例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、又はこれら重合体を主体とする
共重合体もしくはブレンド物、等が含まれ、特に耐光性
、光線透過性、強度等の理由から、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタクリレート及びポリエチレンが好適であり
、就中ポリ塩化ビニルである。
例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、又はこれら重合体を主体とする
共重合体もしくはブレンド物、等が含まれ、特に耐光性
、光線透過性、強度等の理由から、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタクリレート及びポリエチレンが好適であり
、就中ポリ塩化ビニルである。
これら合成樹脂に配合し得る紫外線吸収剤としては、該
紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相
容性等を考慮して広範囲の種類の中から適宣選択使用す
ることができる。
紫外線吸収剤の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相
容性等を考慮して広範囲の種類の中から適宣選択使用す
ることができる。
使用可能な紫外線吸収剤としては例えば下記の如きもの
が挙げられる。ハイドロキノン系 −ハイドロキノン、
ハイドロキノンジサリチレートサリチル酸系 −フエニ
ルサリチレート、パラオクチルフエニルサリチレートベ
ンゾフエノン系 −2−ヒドロキシー4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシー4−nーオクトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー2″一カ
ルボキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシペンゾ
フェノン、2,2″ージヒドロキシー4,4″−ジメト
キシペンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−ベンゾイル
オキシベンゾフェノン、2,7−ヒドロキシー4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー
5−スルホンベンゾフェノン、2,2′,4,゛4″ー
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2″ージヒドロ
キシー4,4″ージメトキシー5−ナトリウムスルホベ
ンゾフェノン、4−ドデシルオキシー2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシー5−クロルベンゾフェ
ノンベンゾトリアゾール系 −2−(2″−ヒドロキシ
ー5″−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(
2″−ヒドロキシー5″−メチルフェニル)一5−ブト
キシカルボニルベンゾトリアゾール、2−(7−ヒドロ
キシー5″−メチルフェニル)−)5,6−ジクロルペ
ンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−メ
チルフェニル)−5ーエチルスルホンベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシー5″一第3ブチルフェニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒ
ドロキシ一5′一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2″−ヒドロキシー5″−アミルフエニル
)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″
−5″−ジメチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジメチルフェニル)
−5−メトキシベンゾトリアゾ゛−ル、2−(2″−メ
チルー4″−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
、2−(2″−ステアリルオキシー3″,5″−ジメチ
ルフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−(
2″−ヒドロキシー5−エトキシカルボニルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″−
メチルー5″一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2″一ヒドロキシー3″,5″−ジ第3ブチ
ルフェニル)一5−クロルーベンゾトリアゾール、2−
(2″−ヒドロキシー5″−メトキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール2−(2′−ヒドロキシー55−フェニル
フェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2
″−ヒドロキシー5−シクロヘキシルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2″−ヒドロキシ4″,5″−ジ
メチルフェニル)−5−ブトキシカルボニルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシー3″,5″ージク
ロルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒド
ロキシー4″,5″ージクロルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジメチ
ルフェニル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾール
、2−(2′−ヒドロキシー5″−フェニルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー4″−
オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシー5″−メトキシフェニル)−5−メチル
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−
メチルフェニル)−5−エトキシカルボニルベンゾトリ
アゾール、2−(2″−アセトキシー5″−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー
3″一第3−ブチルー5″−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール。
が挙げられる。ハイドロキノン系 −ハイドロキノン、
ハイドロキノンジサリチレートサリチル酸系 −フエニ
ルサリチレート、パラオクチルフエニルサリチレートベ
ンゾフエノン系 −2−ヒドロキシー4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシー4−nーオクトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー2″一カ
ルボキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシペンゾ
フェノン、2,2″ージヒドロキシー4,4″−ジメト
キシペンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−ベンゾイル
オキシベンゾフェノン、2,7−ヒドロキシー4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシー4−メトキシー
5−スルホンベンゾフェノン、2,2′,4,゛4″ー
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2″ージヒドロ
キシー4,4″ージメトキシー5−ナトリウムスルホベ
ンゾフェノン、4−ドデシルオキシー2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシー5−クロルベンゾフェ
ノンベンゾトリアゾール系 −2−(2″−ヒドロキシ
ー5″−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(
2″−ヒドロキシー5″−メチルフェニル)一5−ブト
キシカルボニルベンゾトリアゾール、2−(7−ヒドロ
キシー5″−メチルフェニル)−)5,6−ジクロルペ
ンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−メ
チルフェニル)−5ーエチルスルホンベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシー5″一第3ブチルフェニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒ
ドロキシ一5′一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2″−ヒドロキシー5″−アミルフエニル
)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″
−5″−ジメチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジメチルフェニル)
−5−メトキシベンゾトリアゾ゛−ル、2−(2″−メ
チルー4″−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
、2−(2″−ステアリルオキシー3″,5″−ジメチ
ルフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−(
2″−ヒドロキシー5−エトキシカルボニルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″−
メチルー5″一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2″一ヒドロキシー3″,5″−ジ第3ブチ
ルフェニル)一5−クロルーベンゾトリアゾール、2−
(2″−ヒドロキシー5″−メトキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール2−(2′−ヒドロキシー55−フェニル
フェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2
″−ヒドロキシー5−シクロヘキシルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2″−ヒドロキシ4″,5″−ジ
メチルフェニル)−5−ブトキシカルボニルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシー3″,5″ージク
ロルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒド
ロキシー4″,5″ージクロルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジメチ
ルフェニル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾール
、2−(2′−ヒドロキシー5″−フェニルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー4″−
オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシー5″−メトキシフェニル)−5−メチル
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−
メチルフェニル)−5−エトキシカルボニルベンゾトリ
アゾール、2−(2″−アセトキシー5″−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー
3″一第3−ブチルー5″−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール。
これらの紫外線吸収剤のすち、ベンゾフェノン系及びベ
ンゾトリアゾール系のものが好適であノリ、就中ベンゾ
フェノン系では2,2″ージヒドロキシ4,4″−ジメ
トキシペンゾフェノン、2,2!ージヒドロキシー4−
メトキシベンゾフェノン及び2,2″,4,4″ーテト
ラヒドロキシベンゾフェノン;ベンゾトリアゾール系で
は2−(2″−ヒドロキシー5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−メチ
ルフェニル)−5,6−ジクロルペンゾトリアゾール、
2一(2′−ヒドロキシー5″一第3ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3′−
メチルー5″一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジ第3ブチ
ルフェニル)−5−クロルーベンゾトリアゾール及び2
−(2″−ヒドロキシー5″−フェニルフェニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2−(7−ヒドロキシー
5″−オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシー3″一第3−ブチルー5″−メチ
ルフェニル)−5ークロロベンゾトリアゾール等が有効
である。
ンゾトリアゾール系のものが好適であノリ、就中ベンゾ
フェノン系では2,2″ージヒドロキシ4,4″−ジメ
トキシペンゾフェノン、2,2!ージヒドロキシー4−
メトキシベンゾフェノン及び2,2″,4,4″ーテト
ラヒドロキシベンゾフェノン;ベンゾトリアゾール系で
は2−(2″−ヒドロキシー5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー5″−メチ
ルフェニル)−5,6−ジクロルペンゾトリアゾール、
2一(2′−ヒドロキシー5″一第3ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロキシー3′−
メチルー5″一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2″−ヒドロキシー3″,5″−ジ第3ブチ
ルフェニル)−5−クロルーベンゾトリアゾール及び2
−(2″−ヒドロキシー5″−フェニルフェニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2−(7−ヒドロキシー
5″−オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシー3″一第3−ブチルー5″−メチ
ルフェニル)−5ークロロベンゾトリアゾール等が有効
である。
特に好適な紫外線吸収剤は、式式中、R1及びR2は同
一もしくは相異なり、それぞれ低級アルキル基又はアリ
ール基(特にフェニル基)を表わし、殊にR1は好まし
くは分岐鎖状の低級アルキル基又はフェニル基であり、
R3はC6以上、特にC8〜ClOのアルキル基を表わ
し、Xは水素原子又はノ和ゲン原子、特に塩素原子であ
る、で表わされるベンゾトリアゾール誘導体である。
一もしくは相異なり、それぞれ低級アルキル基又はアリ
ール基(特にフェニル基)を表わし、殊にR1は好まし
くは分岐鎖状の低級アルキル基又はフェニル基であり、
R3はC6以上、特にC8〜ClOのアルキル基を表わ
し、Xは水素原子又はノ和ゲン原子、特に塩素原子であ
る、で表わされるベンゾトリアゾール誘導体である。
上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸収剤の種
類、使用する合成樹脂の種類、フィルムの厚さ等に依存
して広範に変えることができるが、本発明の方法が目的
としている370r1m以下、特に380nm以下の紫
外線の透過を実質的に完全に阻止するためには、紫外線
吸収剤の配合量と得られるフィルムの厚さとの間に下記
式 15≦鳩≦600 好適には 20≦油≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量 (PHR)を表わし、Bは板又はフィルムの 厚さ(
μ)である、で示される関係が満たせれていることが特
に好ましいことが見出された。
類、使用する合成樹脂の種類、フィルムの厚さ等に依存
して広範に変えることができるが、本発明の方法が目的
としている370r1m以下、特に380nm以下の紫
外線の透過を実質的に完全に阻止するためには、紫外線
吸収剤の配合量と得られるフィルムの厚さとの間に下記
式 15≦鳩≦600 好適には 20≦油≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量 (PHR)を表わし、Bは板又はフィルムの 厚さ(
μ)である、で示される関係が満たせれていることが特
に好ましいことが見出された。
こ)にPHRとは合成樹脂1(1)重量部当りの重量部
数を意味する。また紫外線吸収剤の配合量(4)は、合
成樹脂及び紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
−0.003〜5PHR1特にフィルムの場合0.1〜
5.0PHRの範囲が好適である。本発明の方法に使用
する合成樹脂フィルム又は板には、紫外線吸収剤に加え
て、必要に応じて他の通常の樹脂添加物、例えば可塑剤
、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、防潤剤、
熱安定剤、染料、顔料、等を少量含ませることもできる
。
数を意味する。また紫外線吸収剤の配合量(4)は、合
成樹脂及び紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
−0.003〜5PHR1特にフィルムの場合0.1〜
5.0PHRの範囲が好適である。本発明の方法に使用
する合成樹脂フィルム又は板には、紫外線吸収剤に加え
て、必要に応じて他の通常の樹脂添加物、例えば可塑剤
、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、防潤剤、
熱安定剤、染料、顔料、等を少量含ませることもできる
。
上記のフィルム又は板はそれ自体公知の種々の方法、例
えばカレンダー法、インフレーシヨン法,等の溶融押出
法、ブレス法、溶液流延法等を用いて製造することがで
きる。
えばカレンダー法、インフレーシヨン法,等の溶融押出
法、ブレス法、溶液流延法等を用いて製造することがで
きる。
かくの如くして形成されたフィルム又は板は、その用途
等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つて変えることが
できるが、一般に本発明の目的に一対しては、15〜5
000μ、特に20〜500μの範囲が好適である。
等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つて変えることが
できるが、一般に本発明の目的に一対しては、15〜5
000μ、特に20〜500μの範囲が好適である。
該フィルム又は板は、必要に応じて、補強等の目的で、
他の合成樹脂のフィルムやシート、ガラス等に積層して
使用することもできる。以上述べた本発明に従えば、露
地栽培及び従来の施設栽培ものに比べて、側枝数、側枝
の葉数及び着花数(花又は蕾の数)が増加し、審美感及
びポリユウム感に富む商品価値の高い菊を収穫すること
ができる。
他の合成樹脂のフィルムやシート、ガラス等に積層して
使用することもできる。以上述べた本発明に従えば、露
地栽培及び従来の施設栽培ものに比べて、側枝数、側枝
の葉数及び着花数(花又は蕾の数)が増加し、審美感及
びポリユウム感に富む商品価値の高い菊を収穫すること
ができる。
しかも、本発明によれば、側枝の葉の長さ(葉長)、幅
(葉幅)及び厚みが大きく、且つ切り花一本当りの重量
も相対的に多く、従つて重量感にあふれ、さらに花の大
きさも大きく且つ花色も濃い菊が得られ、しかも切花後
の日持ちの従来の施設栽培ものに比べて長い、等種々の
利点を達成することができる。
(葉幅)及び厚みが大きく、且つ切り花一本当りの重量
も相対的に多く、従つて重量感にあふれ、さらに花の大
きさも大きく且つ花色も濃い菊が得られ、しかも切花後
の日持ちの従来の施設栽培ものに比べて長い、等種々の
利点を達成することができる。
次に実施例により本発明をさらに説明する。
参考例A(農業用フィルムの調製)1 ポリ塩化ビニル
10踵量部、ジオクチルフタレート(可塑剤)45重量
部、ジブチル錫マレート(熱安定剤)1.5重量部、ス
テアリン酸亜鉛(熱安定剤)1.鍾量部、ステアリン酸
(滑剤)0.1重量部、ソルビタンモノラウレート(無
滴剤)1.呼量部及び2−(2″−ヒドロキシー3″,
5″−ジターシヤリーブチルフエニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール(紫外線吸収剤)1.5重量部を相互
に充分に混合し、その混合物をエクストルーターにより
200、Cて溶融押出し、厚さ100μの透明なフィル
ムを得た。
10踵量部、ジオクチルフタレート(可塑剤)45重量
部、ジブチル錫マレート(熱安定剤)1.5重量部、ス
テアリン酸亜鉛(熱安定剤)1.鍾量部、ステアリン酸
(滑剤)0.1重量部、ソルビタンモノラウレート(無
滴剤)1.呼量部及び2−(2″−ヒドロキシー3″,
5″−ジターシヤリーブチルフエニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール(紫外線吸収剤)1.5重量部を相互
に充分に混合し、その混合物をエクストルーターにより
200、Cて溶融押出し、厚さ100μの透明なフィル
ムを得た。
このフィルムを以後フィルムNO.lと呼び、後記実施
例で被覆用に使用する。2 一方比較のため、一般農業
用被覆材として市販されているポリ塩化ビニルフィルム
(厚さ100μ;三菱モンサルト化成(株)製′4ノー
ビエーズ゛)を用意した。このフィルムを以後フィルム
NO.2と呼ぶ。上記フィルムNO.l及びNO.2の
波長別光線透過曲線を添図面の第1図に示す。
例で被覆用に使用する。2 一方比較のため、一般農業
用被覆材として市販されているポリ塩化ビニルフィルム
(厚さ100μ;三菱モンサルト化成(株)製′4ノー
ビエーズ゛)を用意した。このフィルムを以後フィルム
NO.2と呼ぶ。上記フィルムNO.l及びNO.2の
波長別光線透過曲線を添図面の第1図に示す。
実施例1比較例1及び2
9月21日に第2図に示すような試験畦を作り、夏菊(
品種:“さきがげ)のかき芽苗を株間が20cmとなる
ように12条ちどり植えョにより定植した。
品種:“さきがげ)のかき芽苗を株間が20cmとなる
ように12条ちどり植えョにより定植した。
翌年1月20日、実施例Aて調製したフィルムNO.l
及びNO.2を用いて各試験畦にトンネル被覆を行い、
他の1畦は露地植えのま)として、フィルム被覆せず栽
培を続けた。
及びNO.2を用いて各試験畦にトンネル被覆を行い、
他の1畦は露地植えのま)として、フィルム被覆せず栽
培を続けた。
3月30日草丈がトンネル上部に達し始めたので、フィ
ルムをはずした。
ルムをはずした。
蕾は3月下旬ごつき始め、4月上旬より開花し始めた。
施肥は、元肥として定植前に牛フン推肥600k9/a
1追肥として定植の約1ケ月後にIBSl号(N:P2
O5:K2O=10:10:10)40/K9/a施し
た。
施肥は、元肥として定植前に牛フン推肥600k9/a
1追肥として定植の約1ケ月後にIBSl号(N:P2
O5:K2O=10:10:10)40/K9/a施し
た。
4月16日第2図に示すように各試験畦において、畦の
端より27n,まで除いて、無差別に選んだ2ケ所に位
置する、60cm巾の部分の菊を刈り取・り、得られた
切花についての商品性(日持ち日数、等級、花数、葉数
、側枝数、草丈を調査した。
端より27n,まで除いて、無差別に選んだ2ケ所に位
置する、60cm巾の部分の菊を刈り取・り、得られた
切花についての商品性(日持ち日数、等級、花数、葉数
、側枝数、草丈を調査した。
この結果を下記表−1に示す。a 日持ち日数
各調査対象区の菊切花より無差別に
本について、室内の水鉢に生け、葉又
れ始めるまでの平均日数を算出した。
b花数
各調査対象区の菊切花より無差別に選んだ本について
、1分咲きに達してない蕾の数の均値及び1分咲き以上
の開花数の平均値を算した。
、1分咲きに達してない蕾の数の均値及び1分咲き以上
の開花数の平均値を算した。
c葉数
各調査対象の菊切花より無差別に選んだ3Cについて
、主枝部における平均葉数(既に枯落ちた葉も含む)及
び側枝部の平均数数を算する。
、主枝部における平均葉数(既に枯落ちた葉も含む)及
び側枝部の平均数数を算する。
θd側枝数
各調査対象区の菊切花より、無差別に選ん30本につ
いて、長さが3C1n以上の側枝の数を定し、その平均
値を算出した。
いて、長さが3C1n以上の側枝の数を定し、その平均
値を算出した。
e草丈
5 各調査対象区の菊切花より無差別に選んだ本につ
いて、切花の草丈(全長)を測定し、の平均値を算出し
た。
いて、切花の草丈(全長)を測定し、の平均値を算出し
た。
f総収量(生体重)
各調査対象区の菊切花の全生体重量。
9g等級別収量
各調査対象区の全切花を下記の判定基準につて分類し
、各分類に相当する切花数を調査た判定基準 5 優良品:草丈65cm以上で草姿にボリウムが
り、切花としての審美性に優れる の。
、各分類に相当する切花数を調査た判定基準 5 優良品:草丈65cm以上で草姿にボリウムが
り、切花としての審美性に優れる の。
良 品:草丈55cm以上のもの。
普通品:草丈45cm以上のもの。
格外品:その他のもの。
第1図は参考例Aで調製したフィルムNO.l及NO.
2の波長光線透過曲線であり、第2図は実施1、比較例
1及び2で用いた試験区の配置図で7る。
2の波長光線透過曲線であり、第2図は実施1、比較例
1及び2で用いた試験区の配置図で7る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも380nm以下の波長の光の透過を実質
的に阻止し得る無機又は有機質のフィルム又は板から成
る農業用被覆材による被覆下に菊植物を裁培することに
より、該植物の側枝数、側枝の葉数及び着花数を増加さ
せることを特徴とするボリウムのある菊の収穫方法。 2 該農業用被覆材が380nm以下の波長の光の透過
を実質的に阻止し且つ420nm以上の光を実質的に透
過し得る無機質又は有機質のフィルム又は板から成る特
許請求の範囲第1項記載の方法。 3 菊植物を少なくともその定植時期から着蕾期に至る
までの間、該農業用被覆材により被覆下に栽培する特許
請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52052595A JPS6045889B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 菊の栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52052595A JPS6045889B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 菊の栽培方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53138843A JPS53138843A (en) | 1978-12-04 |
JPS6045889B2 true JPS6045889B2 (ja) | 1985-10-12 |
Family
ID=12919130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52052595A Expired JPS6045889B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 菊の栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045889B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5150166A (en) * | 1989-10-18 | 1992-09-22 | Minolta Camera Co., Ltd. | Image forming system including attachable sheet supplying units for transporting sheets directly to an image forming part |
CN105660150B (zh) * | 2016-03-02 | 2018-05-25 | 黄山市芽典生态农业有限公司 | 一种黄山贡菊的营养钵栽培方法 |
-
1977
- 1977-05-10 JP JP52052595A patent/JPS6045889B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53138843A (en) | 1978-12-04 |
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