JPS6056462B2 - 有用植物の育成促進方法 - Google Patents

有用植物の育成促進方法

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JPS6056462B2
JPS6056462B2 JP51033105A JP3310576A JPS6056462B2 JP S6056462 B2 JPS6056462 B2 JP S6056462B2 JP 51033105 A JP51033105 A JP 51033105A JP 3310576 A JP3310576 A JP 3310576A JP S6056462 B2 JPS6056462 B2 JP S6056462B2
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JP
Japan
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film
synthetic resin
benzotriazole
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hydroxy5
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勇 原澤
勇喜雄 針木
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物病原菌の繁殖を抑制しつつ有用植物の育
成を促進する方法に関する。
従来から有用植物の栽培に当つて、その生長の促進を
図るため、合成樹脂フィルム乃至板で覆つたトンネルや
パイプハウス、或いは温室等の中で−植物の育成を行な
うことが多く行なわれている。
ところが、その場合有用植物の生長、例えば葉緑素の
生産、肥料の吸収等に異変が生じ、ひ弱で病害菌に対す
る抵抗力が小さい植物が多発したり、葉緑素の生産低下
に基因する白化現象を生ずる等の欠点がある。 例えば
、水稲の栽培においては、2〜2嗅期に田植えするのが
適当であるが、市販の農業用フィルムをかけて育苗する
場合には、稚苗がひ弱でイモチ菌におかされやすく、本
田での活着率が低下する等の弊害がある。
さらに最近で農業の機械化が進み、田植えに際しても機
械移植が普通になつているが、市販の農業用フィルムの
被覆下で育成した2〜2嗅期の苗の草丈は平均して10
〜13C7Fl程度であり、かかる草丈の苗は機械移植
に際して、土中埋没、冠水等を生する確率が高いという
欠点もある。 従つて、水稲栽培においては、丈夫でが
つしりとしており且つ機械移植に適した草丈の苗を短期
間に生育することのできる技術の開発が強く望まれてい
る。
本発明者らは、農業用合成樹脂フィルム乃至板の改質
により、ひ弱な植物の多発や白化現象等を阻止する方法
につき、種々研究を重ねた結果、フィルム乃至板の青色
系の光線に対する平均透過率と赤色系の光線に対する平
均透過率との比率をある特定の範囲に制御すると共に特
定の紫外線を遮蔽するようにすると、前記の如き欠点を
解消することができ且つ植物病原菌の繁殖も阻止し得る
ことが見出した。
かくして、本発明によれば、波長400〜700mμの
領域の可視光線に対する平均透過率が少なくとも55%
以上であり、(400〜500rr1μの波長の青色系
光線に対する平均透過率)対(600〜700n1μの
波長の赤色系光線に対する平均透過率)の比が1.2:
1乃至2.5:1の範囲にあり、且つ少なくとも370
n1μ及びそれ以下の波長の光線を実質的に遮蔽する青
色系に着色された紫外線遮蔽性の農業用合成樹脂フィル
ム乃至板による被覆下に有用植物を栽培することを特徴
とする植物病原菌の繁殖を阻止しつつ有用植物を育成促
進する方法が提供される。
本発明の農業用合成樹脂フィルム乃至板は、可視光線に
対する平均透過率が少なくとも55%以上の透明な合成
樹脂フィルム乃至板であり、そして400〜500mμ
の波長の青色系光線に対する平均透過率600〜700
mμの赤色系光線に対する平均透過率の比が1.2:1
乃至2.5:1、好ましくは1.4:1乃至2.0:1
となり、且つ少なくとも370rnμ及びそれ以下、好
ましくは380rnμ及びそれ以下の波長の光線を実質
的に遮蔽するように、該フィルムに青色系染料又は顔料
及び紫外線吸収剤が塗布乃至配合されていることに特徴
がある。
しかして、本発明の農業用合成樹脂フィルム又は板、例
えば通常のフィルム形成性合成樹脂に後述する染料又は
顔料及び紫外線吸収剤を配合しフィルム又は板に成形す
るか、通常の透明な合成樹脂フィルム又は板の少なくと
も一面に、後述する染料又は顔料及び紫外線吸収剤と合
成樹脂ベヒクルとを含む塗布組成物をコーティングする
か、或いは該染料又は顔料及び紫外線吸収剤のいずれか
一方を本発明のフィルム又板中に配合し且つ他方を上記
の如き塗布組成物の形で該フィルム又は板の少なくとも
一面にコーティングする、等の方法により、製造するこ
とができる。
使用し得る合成樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリメチル
メタクリレート、ポリアクリレート、又はこれら重合体
を主体とする共重合体もしくはブレンド物、等が含まれ
、特に耐光性、光線透過性、強度等の理由から、ポリ塩
化ビニル、ポリメチルメタクリレート及びポリエチレン
が好適である。
本発明のフィルム又は板の400〜500mμの波長の
青色系光線に対する平均透過率600〜700mμの波
長の赤色系光線に対する平均透過率の比を前記特定の範
囲に調整するには、前記した合成樹脂フィルム又は板に
青色系の塗料又は顔料を適用することにより行なうこと
ができる。
一般に染料よりも顔料の方が耐侯性に優れており、顔料
の方が適している。使用し得る顔料としては、例えばフ
タロシアニン系顔料、例えばなどが挙げられ、これらは
単独で又は適宜2種以上混合して用いることができる。
上記の如き顔料の塗布乃至配合量は、顔料の種類、使用
する合成樹脂の種類、フィルム又は板の厚さ等に応じて
広範囲に変えることができるが、400〜500mμの
波長の青色系光線に対する平均透過率600〜700m
μの赤色系光線に対する平均透過率が前記特定の範囲に
なるよう調整することが重要であり、例えば、前記例示
の顔料を合成樹脂に配合し、混さが0.1Tfaのフィ
ルム又は板に成形する場合の該顔料の配合量は合成樹脂
100重量部当り0.05〜0.1重量部の範囲とする
ことができ、その配合量は所望とするフィルム又は板の
厚さに反比例して増減させることができ、例えば厚さが
0.2順のフィルム又は板を必要とする場合には、該顔
料の配合量は、合成樹脂100重量部当り0.0024
〜0.05重量部の範囲とすることができる。
しかし、個々の場合における顔料の塗布乃至配合量は、
当業者であれば簡単な実験を行なうことにより、容易に
決定することができよう。一方、本発明のフィルム又は
板に使用し得る紫外線吸収剤としては、該紫外線吸収剤
の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相容性等を考慮
して広範囲の種類の中から適宜選択使用することができ
る。
使用可能な紫外線吸収剤としては例えば下記の如きもの
が挙げられる。ハイドロキノン系一ハイドロキノン、ハ
イドロキノンジサリチレートサリチル酸系−フエニルサ
リチレーナ、パラオクチルフエニルサリチレートベンゾ
フエノン系−2−ハイドロキシー4−メトキシベンゾフ
ェノン、2−ハイドロキシー4−n−オクトキシベンゾ
フエノン、2−ハイドロキシー4−メトキシー2″一カ
ルボキシベンゾフェノン、2,4−ジハイドロキシペン
ゾフェノン、2,2ージハイドロキシー4,4″−ジメ
トキシペンゾフェノン、2−ハイドロキシー4−ベンゾ
イルオキシベンゾフェノン、2,2″−ハイドロキシー
4−メトキシベンゾフェノン、2−ハイドロキシー4−
メトキシー5−スルホンベンゾフェノン、2,2″,4
,4″−テトラハイドロキシベンゾフェノン、2,2″
ハイドロキシー4,4″ジメトキシー5−ナトリウムス
ルホベンゾフェノン、4−ドデシルオキシー2−ハイド
ロキシベンゾフェノン、2−ハイドロキシー5−クロル
ベンゾフェノンベンドトリアゾール系−2−(2″−ハ
イドロキシー5″−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2一(2″−ハイドロキシー5″−メチルフェニル
)一5−カルボン酸ブチルエステルベンゾトリアゾール
、2−(2″−ハイドロキシー5″−メチルフェニル)
−5,6−ジクロルペンゾトリアゾール、2一(2″−
ハイドロキシー5″−メチルフェニル)−5エチルスル
ホンベンゾトリアゾール、2−ー(2″−ハイドロキシ
ー5″一第3ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2″ハイドロキシー5″一第3ブチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ハイドロ
キシー5″−アミルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(7−ハイドロキシー3′,5′−ジメチルフェニル
)ベンゾトリアゾール、2−(7−ハイドロキシー3″
,5″ージメチルフェニル)−5−メトキシベンゾトリ
アゾール、2−(2′−メチルー4″−ヒドロキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2″−ステアリルオ
キシー3″,5″−ジメチルフェニル)−5−メチルベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキシー5−カ
ルボン酸フェニル)ベンゾトリアゾーリレエチルエステ
ル2−(7−ハイドロキシー3′一メチルー5″一第3
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハ
イドロキシー3″−5″−ジ第3ブチルフェニル)−5
−クロルーベンゾトリアゾール、2−(7−ハイドロキ
シー5″−メトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(7−ハイドロキシー5″−フェニルフェニル)−5
−クロルベンゾトリアゾール、2−(2″−ハイドロキ
シー5″−シクロヘキシルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ハイドロキシー5−シクロヘキシルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ハイドロキ
シー5−シクロヘキシルフェニル)ベンゾトリアゾール
、2−(7−ハイドロキシー4″,5″−ジメチルフェ
ニル)−5−カルボン酸ベンゾトリアゾールブチルエス
テル、2−(2′−ハイドロキシー31,5′ージクロ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、5−(2″−ハイド
ロキシー4″,5″ージクロル)ベンゾトリアゾール、
2−(2″−ハイドロキシー3″5″−ジメチルフェニ
ル)−5−エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−(
7−ハイドロキシー5′−フェニルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(7−ハイドロキシー5″−メトキシ
フェニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−(2
″−ハイドロキシー5″−メチルフェニル)−5ーカル
ボン酸エステルベンゾトリアゾール、2一(7−アセト
キシー5″−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール。
これら紫外線吸収剤のうち、ベンゾフェノン系及びベン
ゾトリアゾール系のものが好適であり、就中ベンゾフェ
ノン系では、2,2′ージハイドロキシー4,4″−ジ
メトキシペンゾフェノン、2,7ージハイドロキシー4
−メトキシベンゾフェノン及び2,2,4,4″−テト
ラハイドロキシベンゾフエノンニベンゾトリアゾール系
では2一(7−ハイドロキシー5″−メチルフェニル)
ペンゾトリアゾール、2−(7−ハイドロキシー5″ー
メチルフェニル)−5,6−ジクロベンゾトリアゾール
)、2−(7−ハイドロキシー5―第3ブチルフェニル
)ベンゾトリアゾール、2−(Z−ハイドロキシー3′
−メチルー55一第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(7−ハイドロキシー3″,5″−ジ第3ブ
チルフェニル)−5−クロルーベンゾトリアゾール及び
2−(7−ハイドロキシー5′−フェニルフェニル)−
5−ダクロルベンゾトリアゾールが有効である。
これらの紫外線吸収剤はそれぞれ単独で使用することが
でき、或いは2種はそれ以上組合せて使用することもで
きる。
これら紫外線吸収剤は、本発明のフィルム又は板中に均
一に溶解乃至分散させるようにしてもよく、合成樹脂ベ
ヒクルを用いる塗布組成物中に含ませるようにしてもよ
い。上記の如き紫外線吸収剤の塗布乃至配合量は、紫外
線吸収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、板又はフィ
ルムの厚さ又は塗布厚等に依存して広範に変えることが
できるが、本発明の方法が目的としている370n1μ
及びそれ以下の紫外線を実質的に吸収遮蔽するためには
、塗布する場合は紫外線吸収剤の塗布組成物への配合量
と塗布後の膜厚との間に、そしてフィルム又は板に直接
配合する場合はその配合量と得られるフィルム又は板の
厚さとの間に下記式15≦油≦150 好適には 20≦油≦100 式中、Aは本発明のフィルム又は板を構成 する熱可塑
性合成樹樹脂又は塗布組成物の ベヒクルとなる熱可塑
性合成樹脂10喧量 部当りの紫外線吸収剤の配合量(
重量部) を表わし、Bは板又はフィルムの厚さ又は塗
布後の膜 厚(p)である。
で示される関係が満たされていることが特に好ましいこ
とが見出された。
また紫外線吸収剤の配合量(A)は、合成樹脂及び紫外
線吸収剤の種類により異なるが、一般に合成樹脂10鍾
量部当りの0.003〜5重量部、特にフィルムに配合
する場合0.1〜5.0重量部の範囲が好適である。
本発明の方法に使用する合成樹脂板又はフィルムには、
紫外線吸収剤に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添
加物、例えば可塑性、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯
電防止剤、防潤剤、熱安定剤、等を少量含ませることも
できる。
本発明のフィルム又はそれ自体公知の方法で製造するこ
とができる。
例えば前述した如き合成樹脂から成形したフィルム又は
板の少なくとも一面に、該合成樹脂と同一又は接着性の
ある合成樹脂をベヒクルとする塗布組成物に前記染料又
は顔料及び紫外線吸収剤を配合して塗布(乾燥後の膜厚
は2〜10μの範囲となるようにするのが好ましい)す
るか、或いは前記の如き合成樹脂に染料又は顔料及び紫
外線吸収剤を配合し、通常の方法例えば溶解押出法又は
溶液流延方等によりフィルム又は板状に成形する、等の
方法により製造することができる。かくの如くして形成
された樹脂板又はフィルムは、その用途等に応じて、そ
の厚さを広い範囲に亘つて変えることができるが、一般
に本発明の目的に対しては、20〜5000μ、好まし
くはフィルムの場合20〜500μの範囲が好適である
該合成樹脂板又はフィルムは、必要に応じて、補強等の
目的で、他の合成樹脂のフィルムやシート、ガラス等に
積層して使用することもできる。かくして本発明のフィ
ルム又は板は農業用のフィルム又は板として、農作物の
栽培用のトンネル、バイブハウス、温室等に利用するこ
とができ、本発明のフィルム又は板を用いれば、丈夫で
がつしりとしており、葉緑素の生産が促進され農・作物
を育成させることができ、しかもその正長も早いという
利点がある。さらにその上、本発明のフィルム又は板を
用いれば、農作物の病原菌例えば、イモチ菌、菌核菌、
ポトリテイス菌等の糸状菌の繁殖も阻止することができ
るという優れた特長がある。以下本発明のフィルム又は
板の製造及びその効果を実施例によりさらに説明する。
実施例1 (1)フィルムの作成 k ポリ塩化ビニル10踵量部、ジオクチルフタレート
(可塑剤)4踵量部、ジブチル錫マレート(熱安定剤)
0.5重量部、ステアリン酸亜鉛(熱安定剤)0.5重
量部、ステアリン酸カルシウム(熱安定剤)1J重量部
、ステアリン酸(滑剤)0.1重量部、ソルビタンモノ
ラウレート(防曇剤)1.0重量部、並びに下記表1に
示す量のピ.フィ・ファースト.ブルーA−2R(ヘキ
スト社製、α型フタロシアニン系青色顔料)、ビ.フィ
.ファースト.グリーンG.G(ヘキスト社製、フタロ
シアニン系緑色顔料)及び/又は2,7ージヒドロキシ
ー4−メトキシベンゾフェノン(紫外線吸収剤)を配合
し、その混合物をエクストルーダーにより200′Cで
溶融押出し、下記表1に示す各種フィルム(厚さ0.1
Tn)を得た。
得られたフィルムの平均透過率の測定結果は下記表1に
示す通りであつた。
(2)植物の育成実験 (実験方法) 巾30cm×長さ60cm×高さ8C1nの育苗箱に高
さ2cmの所まで土を入れ、そこへ硫酸アンモ、塩化カ
リ及び過利ン酸石灰肥料のそれぞれを窒素、カリ及びカ
リ酸分に換算して各1g分となるようは施;肥する。
この育苗箱の土の上に条シートを張り、モミ(品種レイ
メイ)約200gを該条シートに沿つて種類し、次いで
水1eを均一にまき、さらにその上から1cmの厚さに
土をのせる、次に前記の如くして作成したフィルムで育
苗箱をドーム状に;被覆し、28゜Cの恒温室に2日間
保持し催芽させる。その後、前記フィルムで被覆したま
ま育苗箱を屋外(東北地方)に出し、4月上旬から33
日間育成させる。その間の最高気温は約30℃であり最
低気温は約10℃であつた。33日の育成期間中、毎Z
日約1eの水を与えた。
34日目にこの育苗5鉢につき、育苗結果を観察する。
その結果を表2に示す。なお、全窒素量(%)は、セミ
.ミクロ.キルダール法で分析し、また葉緑素(M9/
GF′W)はマツカラー、オスボン法(80℃、80%
アルコールで1時間3吟間抽出し光電比色計6?μで測
定する)で分析した。数値は50本の平均値である。ま
た、5月中旬に該育苗箱からフィルムを取りはずし、育
苗箱のまま水田に機械植し、施肥及び消毒等を一切行な
わず、さらに育成をつづけ、10月上旬に収穫した。そ
の結果を表2に示す。※ 収穫率は、F−4フィルムで
育苗した稲の収穫量を100としたときの相対比率で表
わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 波長400〜700mμの領域の可視光線に対する
    平均透過率が少なくとも55%以上であり、(400〜
    500mμの波長の青色系光線に対する平均透過率)対
    600〜700mμの波長の赤色系光線に対する平均透
    過率)の比が1.2:1乃至2.5:1の範囲にあり、
    且つ少なくとも370mμ及びそれ以下の波長の光線を
    実質的に遮蔽する青色系に着色された紫外線遮蔽性の農
    業用合成樹脂フィルム乃至板による被覆下に有用植物を
    栽培することを特徴とする植物病原菌の繁殖を阻止しつ
    つ有用植物を育成促進する方法。 2 有用植物が稲である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP51033105A 1976-03-27 1976-03-27 有用植物の育成促進方法 Expired JPS6056462B2 (ja)

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ES2116796T3 (es) * 1995-03-17 1998-07-16 Mitsui Toatsu Chemicals Material de cobertura para el control del crecimiento de las plantas.

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