JP2753476B2 - 受粉結実性植物の栽培方法 - Google Patents

受粉結実性植物の栽培方法

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JP2753476B2
JP2753476B2 JP8355482A JP35548296A JP2753476B2 JP 2753476 B2 JP2753476 B2 JP 2753476B2 JP 8355482 A JP8355482 A JP 8355482A JP 35548296 A JP35548296 A JP 35548296A JP 2753476 B2 JP2753476 B2 JP 2753476B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は耐久性、防塵性、光線透過性、防
藻性等に優れたフツ素樹脂フイルムよりなる農業用被覆
資材が展張されたトンネル、パイプハウス、大型ハウス
等の農園芸施設における受粉結実性植物の栽培方法に関
する。 【0002】従来、トンネル及びパイプハウス用の被覆
資材としては、ポリエチレンフイルム、エチレン−酢酸
ビニル共重合体フイルム、ポリエステルフイルム、塩化
ビニル樹脂フイルム等が使用されているが、塩化ビニル
樹脂フイルムが施工性、価格、保温性等の面から大半を
占めている。しかし、塩化ビニル樹脂フイルムは可塑剤
を含んでいるため、可塑剤のブリードアウトによりフイ
ルム表面が汚れ易く、短期間のうちに光線透過率が低下
するという難点がある。また、上記の各フイルムには耐
候性向上のために紫外線吸収剤が配合されているが、太
陽光線、気温、風雨、酸化等による劣化のために、1〜
2年で張りかえなければならないのが普通である。しか
も、このように紫外線吸収剤を配合したフイルムは、そ
の活性に差こそあれ紫外線を遮蔽するので、紫外線を必
要とする作物(例えばナス、或る種の花卉類)の栽培には
不向きであり、また受粉のためにミツバチやシマハナア
ブ等を飛ばす必要のある作物(例えばイチゴ、メロン、
スイカ、ピーマン等)の栽培にも不向きである。 【0003】一方、近年ハウス管理の省力化栽培面積の
拡大、ハウス寿命の長期化等の目的で本格的な大型ハウ
スも採用されている。この大型ハウスには、5年以上の
長期展張用として、従来、ポリエステル樹脂板、ポリカ
ーボネート樹脂板、硬質塩化ビニル樹脂板、アクリル樹
脂板、繊維強化プラスチツク板、板ガラス等の被覆材が
使用されているが、これら被覆材は厚みが厚いためにそ
れぞれ大型の専用の基材を使用し展張しなければなら
ず、施工性が非常に複雑であり且つ比較的高価であると
いう欠点がある。また、ポリエステル樹脂板、ポリカー
ボネート樹脂板、硬質塩化ビニル樹脂板、アクリル樹脂
板等は雹等により亀裂が発生し易く、また発生した亀裂
が伝播し易いなどの欠点がある。その上、これらプラス
チツク板には一般に耐候性向上のため紫外線吸収剤が配
合されているので、紫外線を必要とするナスや花などの
作物、或いはメロン、イチゴ等の昆虫類により交配が必
要な作物の栽培には不適格である。更に、板ガラスは破
損した場合危険である他に、、プラチツク板より重いの
でハウスの骨組みを更に強固なものとする必要がある。 【0004】従つて、最近、経済性、省力化、需要の多
様化等の面から、耐久性、防塵性、光線透過性等に優れ
ていて長期展張が可能であり、何らの制限なく各種の作
物に対して汎用することができ、しかも本格的な大型ハ
ウスに対しても施工が容易で且つ比較的安価に取り付け
ることのできる被覆資材の開発が強く望まれている。本
発明者らは、このような要望に応えるべく、各種の合成
樹脂材料を検討した結果、フツ素樹脂が耐候性、機械的
強度、柔軟性、光線透過性等あらゆる面で、従来農業用
被覆資材として使用されている合成樹脂に比べて優れた
特性を有しており、フツ素樹脂からつくつたフイルム
は、耐候性向上のための紫外線吸収剤を配合しなくて
も、耐候性に優れており、機械的強度が大きく柔軟で風
雨や雹にも強く、気温の変化や酸化に対する抵抗性が大
きく、長期展張が可能であり、可視光部は勿論、紫外及
び赤外領域の太陽光線もよく透過し、トンネルやパイプ
ハウスは言うに及ばず、大型ハウスにも簡単に展張する
ことができ、しかもこれ迄色や受粉の関係で使用できな
かつた作物に対しても何ら制限なく広範な種類の作物に
使用しうることを見い出し本発明を完成するに至った。 【0005】しかして、本発明によれば、フツ素樹脂フ
イルムよりなる農業用被覆資材による被覆下に受粉結実
性植物を施設栽培することを特徴とする受粉結実性植物
の栽培方法が提供される。 【0006】本発明の農業用被覆資材に使用されるフツ
素樹脂は、フツ素を含むオレフインの重合によつて得ら
れる合成樹脂を総称するものであり、本発明では一般に
フツ素含有量が45重量%以上、特に50重量%以上の
ものが好適に使用される。そのようなフツ素樹脂として
は、例えばエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合
体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン系共重合
体、ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレ
ン系共重合体、パーフルオロアルキルビニルエーテル−
テトラフルオロエチレン系共重合体、ポリフツ化ビニリ
デン、ポリフツ化ビニル等が挙げられ、本発明ではこれ
らのいずれでも使用可能であるが、中でも、エチレン−
テトラフルオロエチレン系共重合体が好適である。 【0007】エチレン−テトラフルオロエチレン系共重
合体は、エチレン及びテトラフルオロエチレンを主体と
し(エチレン/テトラフルオロエチレンのモル比は一般
に40/60〜60/40にある)、そして必要によ
り、これに少量(通常10モル%以下)の第3のコモノマ
ー成分を共重合させたものであり、本発明では殊に、エ
チレン/テトラフルオロエチレンの含有モル比が40/
60〜60/40、好ましくは45/55〜55/45
の範囲内にあり、且つ式CH2=CH−Cn2n+1(ここ
で、nは2〜10の整数である)で示されるパーフルオロ
アルキルビニルモノマー単位(例えば、CH2=CH−C
49またはCH2=CH-C613から誘導される単位)の
含有量が0.1〜10モル%、好ましくは0.3〜5モル
%の範囲内にあるエチレン−テトラフルオロエチレン系
共重合体が好適に使用される。このエチレン−テトラフ
ルオロエチレン系共重合体はそれ自体既知のものであ
り、例えば特公昭59−50163号公報に記載の方法
で製造することができ、また、市販品として旭硝子(株)
より「アフロンRCOP」なる商品名で市販されているも
のを使用することもできる。 【0008】以上に述べたフツ素樹脂からのフイルムの
成形はそれ自体公知の方法に従い、例えば押出成形法、
インフレーシヨン成形法等により行なうことができる。
フイルム成形に際して、フツ素樹脂に必要に応じて、着
色剤(例えば、酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、
沈降性シリカ、カーボンブラツク、クロムイエロー、フ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等)を配
合することができる。さらに農業用ハウスの内部は一般
に高温高湿で、天井や壁の内側には凝縮した水滴が付着
し易いので該フイルムの少くともハウスの内側となる面
を無滴剤で処理することが好ましい。用いうる無滴剤と
しては親水性重合体、界面活性剤又は親水性重合体に界
面活性剤を混合したもの等が挙げられる。親水性重合体
としては、ポリビニールアルコールの他に、−SO4
−SO3H、−COOH、−NH2、−CN、−(OCH2
CH2)等の一般に親水性の官能基を有する重合体が包含
され、また界面活性剤としてはアニオン系、カチオン
系、ノニオン系の何れのタイプのものであつてもよい。 【0009】フイルムの厚さは、あまりに薄いと破れや
すくなり、逆にあまり厚くなると不経済であるのみなら
ず、フイルム作業やその後の取扱性(切断、接着、展張
作業等)に不便をきたし、さらに光線透過率も低下する
可能性があるので、一般に10〜300μ、好ましくは
20〜200μの範囲内とするのが好都合である。 【0010】本発明により提供されるフツ素樹脂フイル
ムは、農業用被覆資材として、通常の農業用被覆資材と
同様に、作物の施設栽培のために、トンネルやパイプハ
ウスには勿論、本格的な大型ハウスにも展張することが
できる。 【0011】しかして、本発明により提供されるフツ素
樹脂フイルムよりなる農業用被覆資材は、以下に述べる
如き従来の農業用被覆資材にはみられない種々の顕著な
作用効果を有しており、農業分野、殊に施設農園芸の分
野に貢献するところ極めて大である。 【0012】(1) 本発明の農業用被覆資材は、従来
の合成樹脂製の農業用被覆資材に比べて、耐候性が格段
に優れており、耐久性があり、5年以上の長期展張にも
耐えることができる。従つて、張り替えの手間を大幅に
減らすことができ、且つ経済的である。 【0013】(2) 本発明の農業用被覆資材は可塑剤
を用いなくても柔軟性に富み、粘着性がないので塵やホ
コリの付着が極めて少ない(防塵性に優れている)。従つ
て、長期間展張してもフイルムの光線透過率の低下が極
めて少なく、長期の使用が可能となる。 【0014】(3) 本発明の農業用被覆資材は、比較
的薄いフイルム状であるにも拘らず、機械的強度が大で
柔軟性、弾力性に富み、屋外における風雨や雹にも耐え
うるので、本格的な大型ハウスにも充分使用できる。し
かも、本発明の農業用被覆資材は上記のとおり柔軟なフ
イルム状であるので、本格的な大型ハウスに展張するに
際して、従来使用されている合成樹脂板やガラス板を取
り付ける時のように専用の部材を必要とせず、スプリン
グ、ビニペツトのような安価な器具で簡単に取り付ける
ことができ、施工性が極めて良好である。 【0015】(4) 本発明の農業用被覆資材は、全く
意外なことに藻類の付着、繁殖がないという大きな利点
がある。 【0016】一般にトンネルやハウス内は高温多湿であ
り、本来微生物や植物が繁殖しやすい条件下にある。藻
類もその例外ではなく、フイルムが展張されたトンネル
やハウスでは、その内面の地面に接する部分から藻類が
繁殖する現象が屡々みられる。藻類の繁殖をそのまま放
置するとフイルム内面に沿つて上方にどんどん繁茂して
いき、フイルムの光線透過を著るしく阻害し、トンネル
やハウス内の作物の生育に被害が生ずる。藻類は地表水
中に棲む顕微鏡的大きさの生物で葉緑素を有していて光
合成能力をもち、粘着性物質でおおわれていることが多
いので、フイルム上に付着している藻類は物理的にこす
りとることは困難である。 【0017】従来、藻類が発生したフイルムは廃棄する
か、乾燥させて自然に剥れ落ちるのを待つしか方策がな
く、大型ハウスの場合はそのようにすることすらも困難
であり、防藻対策を開発することが強く望まれていた。 【0018】ところが、本発明の農業用被覆資材は、長
期間に亘つて展張してあつても、藻類の付着、繁殖が全
くなく、特に大型ハウス用として極めて適していること
が見い出されたのである。 【0019】(5) さらに、本発明の農業用被覆資材
は、耐候性向上剤としての紫外線吸収剤を用いなくて
も、極めて耐候性に優れており、可視光部のみならず、
紫外部及び赤外部の太陽光線もよく透過するので、従来
のトンネルやハウス等での施設栽培での栽培に制限があ
つた作物に対しても、本発明の農業用被覆資材を用いる
ことにより、それを可能とすることができる。 【0020】例えば、ナスを紫外線を遮蔽する農業用被
覆資材の被覆下で栽培すると、ナスの果実収穫量、果実
の大きさなどは良好であるが、果実の色が淡色(ナス色
が薄くなる)となり、着色不良果として商品価値が全く
なくなるが、本発明の農業用被覆資材の被覆下でナスを
栽培すると前記欠点は全く解消し、露地栽培で収穫され
たナスの果実と同じ果色を有するナスの果実を収穫する
ことができ、しかも果実収穫量、果実の大きさなども良
好となる。 【0021】また、リンドウ、シヤクヤク、リアトリ
ス、キキヨウ、スターチス等の花卉類は、紫外線遮蔽性
農業用被覆資材の被覆下で栽培すると、花の生育は良好
であるが花色が淡くなり商品価値が減少する傾向がある
が、本発明の農業用被覆資材の被覆下で該花卉類を栽培
すると、露地栽培で得られた花色と全く同じ花色を有す
る花類を収穫することができる。 【0022】更に、受粉のためミツバチやシマハナアブ
等を飛ばす必要のあるイチゴ、メロン、スイカ、ピーマ
ン等の受粉結実性植物を前記紫外線遮蔽性農業用被覆資
材の被覆下で栽培すると、果実の着果率不足や、果実の
奇形果の発生などが生じ、該植物の栽培には不向きであ
るが、本発明の農業用被覆資材の被覆下で該植物を栽培
すると、果実の着果率が向上し、果実の奇形果の発生も
少なくなり、しかも果実の収穫量、果実の大きさなども
良好となる等の利点がある。なお、前記「受粉結実性植
物」とは、訪花昆虫、例えば蜜蜂を受粉媒体として栽培
される植物を指称し、例えば、メロン、雑メロン、マク
ワウリ、キユウリ、スイカ、プリンスメロン等のウリ科
植物;カボチヤ等のナス科植物;イチゴ等のバラ科植物;
サクランボ、モモ、リンゴ、ナシ、ビワ等のバラ科植
物;ブドウに代表されるブドウ科植物;ウンシユウミカ
ン、ネーブル、イヨカン等のミカン科植物などが包含さ
れ、そして本発明の農業用被覆資材が特に好ましく用い
られる植物は、ウリ科植物、ナス科植物、バラ科植物、
就中メロン、雑メロン、プリンスメロン、スイカ、カボ
チヤ及びイチゴである。 【0023】以下、実施例及び参考例を掲げて本発明を
さらに具体的に説明する。 【0024】 【実施例】 参考例1 内容積10 lのオートクレープに、トリクロロモノフ
ルオロメタン3.46kg、トリクロロトリフルオロエタ
ン6.52kg、及びt−ブチルパーオキシイソブチレート
2.38gを仕込み、次いでフトラフルオロエチレン12
26g、エチレン82g、及びパーフルオロブチルエチレ
ン(CH2=CH−C49)26gを仕込む。この混合物を
充分撹拌しながら、反応温度を65℃に保持して共重合
反応を行なわせる。共重合反応進行中は系内にテトラフ
ルオロエチレン/エチレン/パーフルオロブチルエチレ
ンのモル比53/46.3/0.7の混合ガスを導入し、
重合圧力を15.0kg/cm2に保持する。5時間後に46
0gの白色共重合体を得た。該共重合体は、C24/C2
4/CH2=CHC49の含有モル比が、53/46.
3/0.7であり、流動開始温度267℃、熱分解開始
温度360℃であつた。 【0025】上記で得たエチレン−テトラフルオロエチ
レン系共重合体(以下“ETFE"と略記する場合もあ
る)を320℃の樹脂温度で押出し、厚さ60μのフイ
ルムを製造した。得られたフイルムを被覆材No.1と
し、各種の試験に供し、その結果を後記表−1にまとめ
て示す。 【0026】比較例1〜4 シクスライトスリーナイン(帝人株式会社製ポリエステ
ル系超耐久性農業用硬質フイルム)を被覆材No.2(比較
例1)とし、ボンセツト(シーアイ化成株式会社製トマト
・キユウリ栽培用2軸延伸硬質農ビフイルム、厚み0.
1mm)を被覆材No.3(比較例2)とし、ムラサキエース
(三菱化成ビニル株式会社製ニラ・フキ用光線選択性軟
質農ビフイルム、厚み0.1mm)を被覆材No.4(比較例
3)とし、ノービエース(三菱化成ビニル株式会社製一般
農ビフイルム、厚み0.1mm)を被覆材No.5(比較例4)
とし、参考例1と同様に各種試験を実施し、その結果を
後記表−1にまとめて示す。 【0027】上記被覆材No.1〜No.5の波長別光線透
過曲線を添付の図1に示す。 【0028】参考例2〜5 ネオフロンFEPフイルムNF−0050(ダイキン工
業製ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレ
ン系共重合体フイルム、厚み0.05mm)を被覆材No.6
(実施例2)とし、ネオフロンPFAフイルムAF−00
50(ダイキン工業製パーフルオロアルキルビニルエー
テルテトラフルオロエチレン系共重合体フイルム、厚み
0.05mm)を被覆材No.7(実施例3)とし、カイナーF
2(三菱油化製ポリフツ化ビニリデンフイルム、厚み
0.05mm)を被覆材No.8(実施例4)とし、テドラー2
00SG40TR(デユポン社製ポリフツ化ビニルフイ
ルム、厚み0.05mm)を被覆材No.9(実施例5)とし、
実施例1と同様に各種試験を実施し、その結果を後記表
−1に示す。 【0029】なお、参考例及び比較例で実施した各種試
験法及び評価法は以下のとおりである。 【0030】(1) 耐候性の評価 伸び 南側に面し、平面に対して45°傾斜させて設置した屋
外暴露台において被覆材(フイルム)を暴露し、所定年月
経過した時点でそれぞれの一部を取りはずし、フイルム
の外観及び破断伸度の残率を評価する。 【0031】 【数1】 【0032】[評価基準] 5・・・外観に変化なく、伸び残率が80%以上あるも
の 4・・・外観に変化なく、伸び残率が60以上〜80%
未満の範囲にあるもの 3・・・変色等の外観変化が認められ、伸び残率が40
以上〜60%未満の範囲にあるもの 2・・・全面に変色等の外観変化が認められ、伸び残率
が20以上〜40%未満の範囲にあるもの 1・・・全面に変色等の外観変化が認められ、伸び残率
が20%未満のもの 引裂強度 前記で暴露台からはずした各フイルムについて、エレ
メンドルフ引裂試験機にて引裂強度を測定し引裂強度の
残率を評価する。 【0033】 【数2】 【0034】 [評価基準] 5・・・引裂強度残率が80%以上あるもの 4・・・ 〃 60以上〜80%未満の範囲にあるもの 3・・・ 〃 40以上〜60%未満の範囲にあるもの 2・・・ 〃 20以上〜40%未満の範囲にあるもの 1・・・ 〃 20%未満のもの 衝撃強度 前記で暴露台からはずした各フイルムについて、衝撃
試験機にて衝撃強度を測定し、その残率を評価する。 【0035】 【数3】 【0036】 [評価基準] 5・・・衝撃強度残率が80%以上あるもの 4・・・ 〃 60以上〜80%未満の範囲にあるもの 3・・・ 〃 40以上〜60%未満の範囲にあるもの 2・・・ 〃 20以上〜40%未満の範囲にあるもの 1・・・ 〃 20%未満のもの (2) 防塵性の評価 前記(1)の評価のために暴露台から取りはずした各被
覆材フイルムについて、波長550nmでの光線透過率を
測定した。透過率の数値が高いほど防塵性が優れてい
る。 【0037】(3) 農業用被覆資材のフイルムをハウ
スに展張する時にフイルムをハウス本体に固定するハウ
ス骨材(一般にビニペツトと称され、フイルムを凹形状
のハウス骨材と押さえ用スプリング金具で挟みつけて固
定するハウス資材)を使用して、フイルムを展張する際
の施工の難易度を評価する。 【0038】[評価基準] 5・・・一般農業塩化ビニルフイルムと同様に施工が容
易である。 【0039】4・・・一般農ビと比較して若干施工が難
かしい。 【0040】3・・・施工は可能であるが著しくシワが
入り易い。 【0041】1・・・フイルムを固定することができな
く施工不可能。 【0042】(4) 流滴性 塗布型流滴剤をフイルムの内側に塗布し、これを40℃
の温水の入ったビーカー上に被覆し、そのまま2カ月間
保持し、2カ月間の流滴性の保持性を観察する。 【0043】 [評価基準] 5・・・防曇劣化面積が10%未満で完全に流滴性を保持しているもの 4・・・ 〃 10以上〜30%未満の範囲にあるもの 3・・・ 〃 30以上〜50%未満の範囲にあるもの 2・・・ 〃 50以上〜70%未満の範囲にあるもの 1・・・ 〃 70%以下で全く流滴性がないもの (5) 防雹性 前記(1)と同様に設置した屋外暴露台にフイルムを暴
露し、直径5〜7mmの雹が10分降った後のフイルムの
外観を評価する。 【0044】[評価基準] 5・・・穴あき、裂けが全く発生していない。 【0045】3・・・穴あき、裂けの痕跡がある。 【0046】1・・・穴あき、裂が発生している。 【0047】(6) 防藻性 農業用ハウスに農業用被覆資材を展張し、キユウリ、ト
マトをそれぞれ二作栽培(昭和60年1月〜昭和62年
4月)し、ハウスのサイド部、妻部について藻の発生、
付着状況を観察する。 【0048】[評価基準] 5・・・藻の付着全くなし。 【0049】3・・・藻の付着若干あり。 【0050】1・・・藻の付着多く、資材が不透明にな
つている。 【0051】 【表1】【0052】実施例1及び対照例1〜4(イチゴの栽培
実験) 11月上旬収穫の終了したイチゴ(品種宝交早生)の親株
をビニールハウス内にて栽培し、翌年8月下旬にこの株
を露地定植し栽培を続けたところ、ランナーが発生して
きたので7月中旬12cm鉢に仮植した。一方240坪
(間口5.3m、天井までの高さ2.6m、長さ150m)の
パイプハウス4棟内に畦(畦巾1m40cm、畦高さ20c
m、通路70cm)を作り、慣行法に準じて栽培を行った。 【0053】9月20日それぞれのパイプハウスに参考
例1で調製した被覆材No.1及び比較例1〜4の被覆材
No.2〜No.5を用いて被覆した。各ハウスのフイルム
の被覆方法は次の様にした。 【0054】即ち、ハウスAには被覆材No.1を、ハウ
スBには被覆材No.2を、ハウスCには被覆材No.3
を、ハウスDには被覆材No.4及びハウスEには被覆材
No.5を一般に行うと同様にしてハウス全体を被覆し
た。 【0055】またハウス内の畦は市販のポリエチレン製
黒マルチフイルム(商品名「油化マルチ」厚さ20μ三菱
油化製)で被覆した。 【0056】またそれと同時に、仮植されていたイチゴ
の苗を40株/坪となるように定植した。 【0057】11月15日に保温用として、エチレン/
酢酸ビニル共重合体製フイルム(商品名「三菱油化農サク
ビ」厚さ30μ三菱油化製)にて内張りを行い栽培を続け
た。冬期の温度は5C位(夜間)、22〜23C(日中)で
あつた。 【0058】翌年1月上旬より収穫を始め、5月中旬ま
で収穫を続けた。 【0059】潅水は1週間に1度を原則として行った。 【0060】受粉時期には蜜蜂の箱をハウスA、B、
C、D、Eにセツトした。 【0061】表−2に各ハウス20株づつ選定し、下記
の方法で調査した結果を示す(調査期間1月15日〜2
月14日)。 【0062】更に同じハウスを使用してイチゴの栽培を
2年目、3年目と実施し、その収穫量(商品果収穫量指
数)を表−2に示す。ハウスの被覆材が風、雹等により
破損した時は同じ被覆材で補修して栽培を継続した。 【0063】なお、一年目のイチゴ栽培が終了した時点
で藻類の付着状況を調査した。ハウスA(参考例1)は全
く藻類の付着は無かったが、ハウスB、C、D及びE
(対照例1、2、3及び4)のいずれもサイド部、妻部に
藻類の付着が多く見られた。 【0064】調査方法 (1) 蜜蜂の飛翔数:蜜蜂の箱(約10,000匹)をハ
ウス入口より約1mの所にセツトしてから3日目の午前
2回、午後2回ハウスの出口(蜜蜂の箱の置いた所と反
対側)からハウス内に飛翔、活動している蜜蜂の数を肉
眼で観察した。 【0065】(2) 蜜蜂の飛翔状態:(1)の測定を
行った際、肉眼で蜜蜂の活動性を観察する。 【0066】(3) 奇形果率(%) 全収穫果実中に奇形果のしめる割合(個数)。 【0067】(4) 収量(商品果収量指数):実施例1
の一年目の商品果収量を100とした時の収量指数。 【0068】 【表2】 【0069】実施例2及び対照例5〜7(メロンの栽培
実験) 7月25日に台木用のメロンの種(苗種エメラルドゼム)
をポツトの中央に1個播種し、翌日穂木用のメロンの種
(品種サンデーメロン)を同じポツトに播種し、播種終了
後寒冷紗でトンネルを作りアブラ虫より防御し水分を充
分与える。7月29日にサンデーメロンは発芽し、翌日
子葉が展開し、8月1日に殺菌剤トツプジンM(日本曹
達製)を1500倍に希釈し散布する。8月2日に台木
用エメラルドゼムの木葉が0.7枚に達したところで穂
木用のサンデーメロンを呼び割り接木をする。接木した
当日は寒冷紗8枚重ねて遮光し、翌日1枚とし以後日光
を十分当て生育し、8月12日穂木の根本を切断し、翌
日殺菌剤マンネブダイセンM(有効成分マンガニーズ、
エチレン、ビスシチオ、カルバメート:東京有機化学工
業(株)製)を600倍に希釈し、本葉1〜2枚の苗まで
育てる。この育苗期間中は、夕方には乾く程度に朝水分
を与える。 【0070】パイプハウスF、G、H、Iいずれも(2
40坪:間口5.3m、奥行150m、高さ2.6m)内に畦
(高さ30cm、巾70cm、畦間60cm)を作り調合肥料カ
ネマツ495(兼松江商販売)を元肥として120kg/1
0アール施肥し、畦の表面を黒色マルチフイルム(黒色
ポリエチレンフイルム:厚さ30μ)で覆い、上記の本葉
1〜2枚のメロンの苗を株間が10アール当り1500
本となるように定植した。パイプハウスの各被覆材の被
覆は、定植より1週間前に行った。 【0071】各ハウスへの被覆材の被覆は次の様にし
た。ハウスFには被覆材No.1を、そしてハウスG、H
及びIには被覆材No.2、No.3及びNo.4をそれぞれ
被覆した。 【0072】8月中旬殺菌剤マンネブタイセンMを散布
し、本葉が5〜6枚になつたらテープで誘引し、立体栽
培とし、8月の下旬本葉が20〜22枚に育つたら滴芯
した。この時間に雌花、雄花が開花するので蜜蜂の箱を
ハウスFにセツトした蜜蜂により交配した。交配後、数
日でメロンが着果した。この果実が卵大に生育したら、
地上より45−50cmの果実1個を残し滴果し、残した
果実は玉つりをする。9月上旬殺菌剤マンネブタイセン
Mを散布し、果実の表皮にネツトが発生したので、新聞
紙の袋掛けをし、9月中旬表皮が8分ネツトまで生育し
たので袋を取り玉ふきをする。以後は日光が良く当るよ
うに管理をし、9月下旬殺菌剤マンネブタイセンMを散
布する。8月中旬のメロンの着果率を調査し、その結果
を表−3に示す。 【0073】更に、同じハウスを使用してメロンの栽培
を2年目、3年目と実施し、その着果率を調査し、その
結果を表−3に示す。 【0074】同時に収穫量も調査した。ハウスF(実施
例2)では収穫量は2年目、3年目とほぼ同数であつた
が、ハウスI(対照例7)では2年目で収穫量は1年目と
比較し半減した。 【0075】なお、一年目のメロン栽培が終了した時点
で藻類の付着状況を調査したところ、ハウスF(実施例
2)は全く藻類の付着は無かったが、ハウスG、H及び
I(対照例5、6及び7)ではいずれもハウスのサイド
部、妻部に藻類の付着が多く見られた。調査方法 (1) 蜜蜂の飛翔数:蜜蜂の箱(約10,000匹)をハ
ウス入口より約1mの所にセツトしてから3日目の午前
2回、午後2回ハウスの出口(蜜蜂の箱の置いた所と反
対側)からハウス内に飛翔、活動している蜜蜂の数を肉
眼で観察した。 【0076】(2) 蜜蜂の飛翔状態:上記(1)の測
定を行った際、肉眼で蜜蜂の活動性を観察する。 【0077】(3) 着果率(%):9〜12節目におい
て着果した率(50本の平均)。 【0078】 【表3】 【0079】実施例−3及び対照例8〜10(ナスの栽
培) ナス(品種千両)播種後85日後の定植用ナス苗(本葉2
枚)を元肥(チツソ13、リン酸25、カリ15)53kg
/10aで施肥したハウスA(実施例−3)、ハウスB、
ハウスC、ハウスD(対照例8〜10)に、畦幅1.2m、
株間40〜45cm、1条植、10a当り2000本の割
合で3月中旬定植する。 【0080】ハウス保温目標日中26〜30℃、夜間1
2〜15℃としかん水を充分続けながら栽培する。病害
虫防除はトツプジン500〜1000倍液を散布して防
除する。 【0081】定植後40日位でナス果実の収穫ができる
ようになるが、定植後60日後に収穫したナス果実の状
態を表−4に示す。 【0082】 【表4】【0083】実施例4及び対照例11〜13(リンドウ
の栽培) リンドウの株を早春天気の続いた日に断根しないように
掘上げ、簡単に落ちる土を落し、おがくずで包んで冷蔵
庫中で0°〜−2℃を目標に保存する。 【0084】10月の中頃前記ハウスA(実施例4)およ
ハウスB、C、D(対照例11〜13)に定植する。床は
充分にかん水して15℃内外に管理し、施肥は1a当り
たい肥100kg、その他窒素、リン酸、カリを各々1kg
/a全屑施肥し、床幅は90〜100mとし、条間20c
m、株間10cmとして定植する。充分にかん水するよう
に栽培し(リンドウの抑制栽培)、2月中期に切花として
収穫する。花色の状況を表−5に示す。 【0085】 【表5】 【0086】実施例5及び対照例14〜16(キキヨウ
の栽培) キキヨウをハウスA(実施例5)およびハウスB、C、D
(対照例14〜16)に9月中頃植付け、常法により抑制
栽培する。12月末にキキヨウの切花を収穫し、花色の
状況を調査した結果を表−6に示す。 【0087】 【表6】
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は実施例及び対照例で用いた被覆資材No.
1、No.2、No.3、No.4及びNo.5の波長別光線透
過曲線の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 27/12 C08L 27/12 // C08J 5/18 CEW C08J 5/18 CEW

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.エチレン/テトラフルオロエチレンの含有モル比が
    40/60〜60/40の範囲内にあり、且つ第3のコ
    モノマー単位を0.1〜10モル%以下の量で含有する
    エチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体フイルム
    よりなる農業用被覆資材による被覆下に受粉結実性植物
    を施設栽培することを特徴とする受粉結実性植物の栽培
    方法。 2.エチレン/テトラフルオロエチレンの含有モル比が
    45/55〜55/45の範囲内にあり、且つ式CH2
    =CH−Cn2n+1(ここで、nは2〜10の整数であ
    る)で示されるパーフルオロアルキルビニルモノマー単
    位の含有量が0.1〜10モル%の範囲内にあるエチレ
    ン−テトラフルオロエチレン系共重合体のフイルムより
    なる農業用被覆資材による被覆下に受粉結実性植物を施
    設栽培することを特徴とする請求項1記載の方法。
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