JP3623008B2 - 屋外構築物用フイルム - Google Patents
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- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、樹脂組成物のフイルムからなる屋外構築物用フイルムに関し、さらに詳しくは、金属複合体を含有してなる樹脂組成物のフイルムからなる屋外構築物用フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、樹脂に配合する金属酸化物は、着色剤、紫外線及び可視光線遮蔽剤及び電磁波遮蔽剤等に使用されて来ている。
【0003】
中でも紫外線遮蔽剤としては、特に酸化チタン(TiO2)、酸化セリウム(CeO2)、酸化亜鉛(ZnO)及び酸化鉄等が主に使用されている。これら金属酸化物を配合したフィルムを5年以上の長期間に亘って屋外の風雨に晒すと、その紫外線遮蔽能が、その環境によっては低下することが認められて来ている。
【0004】
また、金属微粉末を樹脂に配合し、加熱成形する際、金属表面積が極めて大きく、かつ、活性化されているため、樹脂及びその添加物が熱劣化を受けやすくなり加熱成形が困難になることがしばしば生じていた。
【0005】
本発明者等は、長期間に亘って屋外の風雨によっても紫外線遮蔽能が低下することなく、かつ、容易に加熱成形が可能となる樹脂組成物の研究を日夜重ねた結果、本発明に到った。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】
本発明の目的は、前述の従来技術が有していた問題点を解決しようとするものであり、従来全く知られていなかった屋外構築物用フイルムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも、表面をシリカで被覆した金属酸化物である金属複合体(A)(以下、これを「A」ということがある)微粉末を含有する樹脂組成物のフイルムからなることを特徴とする屋外構築物用フイルムを提供する。
【0008】
本発明によれば、樹脂に例えば長期間に亘って紫外線遮蔽性を付与する目的でAを配合し、加熱成形する際、使用する樹脂の熱劣化または熱分解の発生をほとんど起すことなく、実用的に充分使用できる屋外構築物用フイルムを得ることができる。
【0009】
この結果、従来より、例えば含フッ素樹脂において、樹脂自身は耐候(光)性を充分具備しているものの、紫外線をほとんど透過する性質があるため、これを例えばフイルムとしてプラスチック板等の表面に貼付して使用すると、フイルムの下層にある接着剤、プラスチック板及びそこに使用されている染料及び顔料等は紫外線により経時的に劣化してしまい、実用的には、長期間使用することができなかったが、本発明により、紫外線を遮蔽したフイルムによりフイルム自身及びその下層は、紫外線が保護されるため、長期間に亘って、耐久性のある保護膜として使用可能となる。
【0010】
以下、本発明の構成要因について、さらに詳細に説明する。本発明でいう「樹脂」とは、特に限定するものではなく、いずれの熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂でも使用できる。
【0011】
熱可塑性合成樹脂としては、例えば含フッ素樹脂(PF)、アクリル樹脂(PA)、ポリアミド樹脂(NY)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、オレフイン系樹脂(PO)、エポキシ樹脂(EO)、ポリアセタール樹脂(PAC)、ポリエステル樹脂(PET)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリスルホン樹脂(PS)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)、ポリメチルペンテン樹脂(PMP)、ABS樹脂、酢酸ビニル樹脂及びポリスチレン樹脂等があり、中でも加熱成形温度が熱分解温度に近く、また熱分解には到らないが高温で加熱成形する、PF、PA、NY、PVC、PC、PO及びPETが好ましく、特にPF、PA、PC及びPETが好ましい。
【0012】
ここで、PFとは、樹脂の分子構造式中にフッ素を含む熱可塑性樹脂であれば特に制限されるものではないが、具体的には、例えば、樹脂の構造中に4個フッ素原子を有する四フッ化エチレン系樹脂、さらに三フッ化エチレン系樹脂、二フッ化エチレン系樹脂、一フッ化エチレン系樹脂及びこれら樹脂の複合物であり、中でも、四フッ化エチレン系樹脂及び二フッ化エチレン系樹脂が好ましく、さらに四フッ化エチレン系樹脂が好ましい。
【0013】
ここで、四フッ化エチレン系樹脂とは、具体的には、例えば四フッ化エチレン系樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロロピレン・パーフロロアルコキシエチレン共重合体(EPE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロロピレン共重合体(FEP)及び四フッ化エチレン・エチレン共重合体(ETFE)等があり、中でもPFA、ETFE、FEP及びEPEが好ましく、特にETFEが好ましい。
【0014】
ETFEを具体的に説明すると、ETFEは、エチレン及びテトラフルオロエチレンを主体とし(エチレン/テトラフルオロエチレンのモル比は一般に40/60〜60/40にある)、そして必要により、これに少量(通常10モル%以下)の第3の含フッ素コモノマー成分を共重合させたものである。本発明では殊に、エチレン/テトラフルオロエチレンの含有モル比が40/60〜60/40、好ましくは45/55〜55/45の範囲内である。
【0015】
また、第3成分としては、例えば式CH2=CH−CnF2n+1(ここで、nは2〜10の整数である)で示されるパーフルオロアルキルビニルモノマー単位(例えばCH2=CH−C4 F 9またはCH2=CH−C6 F 13から誘導される単位)さらに、CH2=C(CF3)CH3 、CF2=C(CF3)CH3 、CH2=CFC5F10Hのようなフルオロオレフイン等を使用することができ、前者が好適に使用される。この第3成分の含有量が0.1〜10モル%、好ましくは0.3〜5モル%の範囲内にあるエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体が好適に使用される。このエチレン−テトラフルオロエチレン系共重合体はそれ自体既知のものであり、例えば特公昭59−50163号公報に記載の方法で製造することができ、また、市販品として旭硝子(株)より「アフロンCOP」なる商品名で市販されているものを使用することもできる。
【0016】
また、上記三フッ化エチレン系樹脂とは具体的には、例えば三フッ化塩化エチレン樹脂(CTFE)及び三フッ化塩化エチレン・エチレン共重合体(ECTFE)等である。前記二フッ化エチレン系及び一フッ化エチレン系樹脂とは、具体的には、例えばフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)及びフッ化ビニル樹脂(PVF)等である。さらに本発明においては、上記含フッ素樹脂を主に含有する他の熱可塑性樹脂との混合物でも良い。
【0017】
さらに熱硬化性樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、フエノール樹脂、ユリア樹脂、フラン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリパラバン酸樹脂等であり、中でもエポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリイミド樹脂が好ましい。
【0018】
本発明でいう「金属複合体(A)」とは、金属単体、合金及びその化合物微粉末の表面を表層物質で実質的に被覆してなる複合物質の総称である。ここで「実質的に被覆」とは、上記金属微粉末表面を単に表層物質で被覆した状態のみならず、表層物質中に金属を分散せしめてなる状態をも包含する。
【0019】
上記「金属」とは、例えばチタン、ジルコニウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ランタン、亜鉛、アルミニウム、スズ、アンチモン等の金属単体及び、その酸化物、複合酸化物、硫化物、炭酸塩等の中から適宜選択することができ、具体的には、例えば、酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、雲母、アルミナ(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化バリウム(BaO)、酸化アンチモン(Sb2O3)、酸化ニッケル(NiO)、酸化クロム(Cr2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化カルシウム(CaO)、酸化錫(SnO2)及びこれらの混合物等が挙げられる。中でもTiO2、ZnO、CeO2及びFe2O3が好ましく、特にTiO2、CeO2及びZnOが好適に使用される。
【0020】
さらに「表層物質」とは、シリカ(SiO 2 )である。
【0022】
また、合成樹脂としては、特に制限するものではなく、ベースとして使用する樹脂に応じて適宜選択使用できるが、具体的には、例えば含フッ素樹脂(PF)、アクリル樹脂(PA)、ポリアミド樹脂(NY)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、オレフイン系樹脂(PO)、エポキシ樹脂(EO)、ポリアセタール樹脂(PAC)、ポリエステル樹脂(PET)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリスルホン樹脂(PS)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)、ポリメチルペンテン樹脂(PMP)、ABS樹脂、酢酸ビニル樹脂及びポリスチレン樹脂等があり、中でも加熱成形温度が熱分解温度に近く、また熱分解には到らないが高温で加熱成形する、PF、PA、NY、PVC、PC、PO及びPETが好ましく、特にPF、PA、PC及びPETが好ましい。
【0023】
これら金属複合体(A)中の金属微粒子の粒径は、特別に規定するものではないが一般的には、平均粒径が1,500〜1nm、好ましくは500〜5nm、さらに好ましくは100〜10nm、特に好ましくは50〜20nmである。
【0024】
また、Aのサイズは、使用する樹脂及び樹脂成形物によって、適宜決定されるが、一般的には微粒子であることが望ましく、例えば、1m/m以下、好ましくは、0.1m/m以下、さらに好ましくは0.01m/m以下である。
【0025】
これらAの製造方法は、特別に規定するものではなく、従来使用されているいずれの方法でも製造することができるが、以下金属をTiO2、表層物質をシリカ(SiO2)とした場合について具体的にその一例を説明する。
【0026】
(1)SiO2をコートしたTiO2微粒子の製造例
ケイフッ化水素酸100Klにシリカ2.5mol/m3を投入して、シリカ飽和ケイフッ化水素酸溶液を調製した後、これに0.5mol/m3のホウ酸3Klを添加し、室温で攪拌し、SiO2被覆処理用溶液を得る。この溶液50Klを分取し、50℃に加温し、次いで、平均粒径0.5μmのSiO2、2,000kgを逐次添加しつつ攪拌し、SiO2を充分分散せしめる。このSiO2を遠心分離し、蒸留水で充分洗浄することにより、SiO2をコートしたTiO2微粒子を得ることができる。
【0027】
(2)TiO2微粒子を分散させたSiO2粉末の製造例
テトラメトキシシラン、イソプロピルアルコール、エチルアルコール、硝酸及び水からなる混合液中に平均粒径50nmのチタニアゾルを逐次添加しつつ、攪拌し、充分分散せしめ、養生し均一なゾルを調製する。このゾルを鏡面仕上処理したステンレスベルト上に薄膜状にキャストし、溶液を110〜160℃で一部乾燥せしめ、ステンレスベルトからフレーク状ゲルを得る。さらにこれを1,000〜1,300℃で熱処理し、次いで、約10μmに粉砕することにより、TiO2微粒子を分散させたSiO2粉末を得る。
【0028】
本発明でいう樹脂組成物とは、少なくとも前記Aを包含してなる樹脂組成物であれば、いずれの状態であっても良く、塗料組成物をも含有する。
【0029】
本発明における、塗料とは、特に規定するものではなく、いずれの塗料でも良いが、具体的には、化学大辞典編集委員会編「化学大辞典6」〔昭和37年7月25日、初版第2刷、共立出版(株)発行〕第532〜534頁記載の塗料であり、塗装法による分類のうち、常温乾燥塗料及び焼付け塗料であり、中でも焼付け塗料が好適に使用される。
【0030】
本発明でいう「成形物」とは、フイルムである。
【0031】
本発明によるフイルムは、紫外線領域の光線の透過を実質的に阻止し、かつ可視光線領域の光線の透過を実質的に阻止しない特性を有する。
【0032】
本発明において、「紫外線領域」とは、特に制限するものではなく、紫外線領域の波長であればいずれの波長でも良いが、波長域に少なくとも280〜320nmの範囲の波長域を含有するものであり、一般的には、290〜330nm、さらには290〜360nmの範囲の波長域を含有するものである。
【0033】
また「可視光線領域」とは、特に規制するものではなく、可視光線領域の波長であれば、いずれの領域でも良いが、波長域が少なくとも460〜600nmの範囲の波長域を含有するものであり、一般的には420〜800nmの範囲の波長域を含有するものである。
【0034】
本明細書において、「紫外線領域の光線の透過を実質的に阻止する」なる語は、紫外線領域の光線の透過を完全に阻止する場合のみならず、該紫外線領域の光線の透過を少なくとも30%以上、好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上、特に好ましくは90%以上阻止する場合も包含する意味で用いる。
【0035】
また、「可視光線領域の光線の透過を実質的に阻止しない」なる語は、可視光線領域の光線の透過を完全に透過する場合のみならず、可視光線領域の光線の透過を少なくとも70%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは85%以上、特に好ましくは88%以上透過する場合も包含する意味で使用する。
【0036】
さらにこれらAをフイルムに配合する場合の配合量は、使用する樹脂及び膜厚によっても異なるが、一般的には、0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%の範囲とすることができる。
【0037】
かかるAを配合した樹脂からのフイルムの成形はそれ自体既知の方法、例えば押出成形法、インフレーション成形法、溶液流延法等により行うことができる。得られるフイルムの厚さは一般に10〜1,000μm、好ましくは30〜200μm、特に好ましくは50〜100μmとすることができる。
【0038】
また、前述した如き光線透過特性をもつフイルムは、予め成形された上記の如き厚さをもつ樹脂フイルムの表面に、前述した如きAと樹脂バインダーとからなる塗布液をコーティングすることによっても作製することができる。
【0039】
その際、例えば、フッ素樹脂フイルム等、コーティングが容易でない場合には、フッ素樹脂フイルムの表面への塗布液の均一な塗布、コーティング層の密着性の向上等を目的として、フッ素樹脂フイルムの表面に表面活性化処理を施すことが望ましい。
【0040】
そのような表面活性処理の方法としては、コロナ放電処理、スパッタエッチング処理、ナトリウム処理、サンドプラスト処理等の方法があげられる。
【0041】
コロナ放電処理は針状あるいはナイフエッジ電極と対極間で放電を行わせ、その間に試料を入れて処理を行い、フイルム表面上にアルデヒド、酸、アルコールパーオキサイド、ケトン、エーテルなどの酸素を含む官能基を生成させる処理である。
【0042】
ナトリウム処理は、金属ナトリウムの様なアルカリ金属の液体アンモニア溶液にフイルムを侵漬させる処理で、表面上からCF2結合を消滅させ、CH、C−O結合を生成させる処理である。
【0043】
スパッタエッチング処理は、低気圧グロー放電を行っている電極間に試料を入れ、グロー放電によって生じた正イオンの衝撃により、フイルム上に多数の微細な突起を形成するものである。
【0044】
サンドプラスト処理は、フイルム面に微細な砂を吹き付けて、表面上に多数の微細な凹凸を形成するものである。これら表面活性処理の中では、コーティングとの密着性、作業性、安全性、コストなどの点からみて、コロナ放電処理を行うことが好適である。
【0045】
塗布液に使用しうる樹脂バインダーとしては、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フッ素樹脂、これらの混合物等が挙げられ、場合により、親水性重合体、たとえば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどのほかに、−SO4、−SO3H、−COOH、−CN、−(OCH2CH2)等の一般に親水性官能基を有する重合体を併用することもできる。
【0046】
また塗布液には、必要に応じて、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸二塩基酸エステル、ソルビトール脂肪酸二塩基酸エステル、ジグリセリン脂肪酸二塩基酸エステル、グリセリン脂肪酸二塩基酸エステル及びこれらとエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを付加した化合物等の界面活性剤を配合してもよい。
【0047】
以上に述べた各成分を、たとえば水やアルコール系、ケトン系、エステル系もしくはエーテル系溶媒中に溶解又は分散せしめて塗布液を調製し、フイルム表面にコーティングする。コーティングの方法としては、たとえばハケ塗り、侵漬塗り、グラビアコーティング、スプレーコーティングなど通常知られている方法を用いることが可能である。
【0048】
塗布液における無機質微粉末の濃度は、塗布膜厚、使用する樹脂バインダーの種類等によって異なるが、一般には、形成されるコーティング層における無機質微粉末の含有量が0.5〜95重量%、好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは3〜30重量%の範囲内になるようにすることが望ましい。
【0049】
また、コーティング層の厚さは、得られるフイルムが前述した如き光線透過特性を示す限り厳密に制限されるものではないが、一般には1〜100μm、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは5〜20μmの範囲内とすることができる。
【0050】
本発明によるフイルムの用途としては、農業用被覆資材、テント及び屋外倉庫等の屋外構築物に使用される。特に農業用被覆資材に好適に使用される。
【0051】
本発明によるフイルムを表面保護用途に使用することにより、フイルムより下層にある接着剤、プラスチック板、木板、鋼板及び染料、顔料等の着色剤等は、紫外線から保護されるため長期間に亘って、使用することができる資材となる。
【0052】
また、農業用被覆資材として使用することにより、従来の農業用被覆材では得られなかった種々の栽培効果を得ることができる。それを要約して示せば次のとおりである。
▲1▼従来の農業用被覆材を用いた場合に比べて有用植物の栽培管理が極めて容易になるので、農家は栽培に失敗することなく、安定した収穫を得ることが可能となる。
▲2▼従来の農業用被覆材を用いた場合に比べて高品質の収穫物を多量に収穫できるようになるので高収益を得ることが可能となる。
【0053】
ここで、「有用作物」とは、人類の生活において役立つ農園芸上及び林業上の作物を包含し、具体的には以下のものが例示される。
(1)農園芸作物
▲1▼食用作物
イネ、コムギ、トウモロコシ、ダイズ、サツマイモ、バレイショ等
【0054】
▲2▼園芸作物
果樹:リンゴ、ナシ、カキ、モモ、ウメ、ブドウ、ビワ、イチジク、ブルーベリー、ザクロ、レモン、ミカン類等
果菜:キユウリ、スイカ、トマト、イチゴ、カボチャ、メロン、ナス、エンドウ、オクラ、ピーマン等
根菜:ニンジン、ゴボウ、サトイモ、ショウガ、レンコン、ワサビ、クワイ、ラッキョ等
【0055】
葉菜:ハクサイ、ネギ、ニンニク、タマネギ、カンラン、セリ、ホウレンソウ、シソ、フキ、セルリー、ニラ、パセリー、ミツバ、アスパラカス、ウド等
花類:一・二年草、アサガオ、コスモス、アイスランドポピーアスター、イエローサルタン、キンギョソウ、キンセンカ、ストック、パンジー、ヒマワリ、ベニジュウム、ディモルフォセカ、ベニバナ、ホワイトレースフラワー、ヤグルマソウ、トルコギキョウ、ローダンセ等
【0056】
宿根草:シバ類、東洋ラン、カスミソウ、カーネーション、ガーベラ、キキョウ、キク、カキツバタ、スターチス、シャクヤク、マーガレット等
球根草:ユリ類、グラジオラス、アイリス、アネモネ、カラー、スイセン、フリージア、ラナンキュラス、ヒオウギ等
花木類:アカシア、ツツジ、バラ、ニューサイラン、サツキ、サルスベリ、ジンチョウゲ、センリョウ、ソテツ、ツバキ、サザンカ、ユーカリ等
温室植物:洋ラン、シクラメン等
【0057】
▲3▼工芸作物
油料作物:ナタネ、ゴマ等
糖料作物:サトウキビ、テンサイ等
繊維作物:ワタ、アサ等
デンプン作物:コンニャク等
薬料作物:ハッカ、ケシ等
嗜好作物:チャ、タバコ、ホップ等
紙原料作物:コウゾ、ミツマタ等
染料作物:アイ
香料作物:ゼラニウム
樹液作物:ウルシ
【0058】
▲4▼飼料作物
飼料作物:オーチャードグラス、アカクローバー、シロクローバー等
飼肥料木:パンノキ、ネムノキ等
緑肥作物:レンゲ、ウマゴヤシ等
常緑広葉樹:アオキ、ヤツデ
落葉広葉樹:ナラ、ブナ
(2)林業樹木
針葉樹:スギ、ヒノキ、マツ等
常緑広葉樹:アオキ、ヤツデ等
落葉広葉樹:ナラ、ブナ等
【0059】
これら作物のうち、本発明の農業用被覆材が特に有利に適用できる作物は園芸作物であり、中でも、上記分類における果菜類、根菜類、葉菜類、花類、宿根草菜類、花木類及び温室植物が好ましく、さらに果菜類、花類、宿根草菜類及び花木類が好ましく、果菜類及び花木類が最も好適である。
【0060】
ここで、好適に使用される果菜類としては、キュウリ、スイカ、トマト、イチゴ、メロン及びピーマンが挙げられ、特にキュウリ、メロン、トマトが好ましく、根菜類としては、ニンジン及びショウガが好ましく、葉菜類として、ハクサイ、ネギ、セルリー及びミツバが好適である。
【0061】
また、好適に使用される花類としては、ストック及びトルコギキョウが挙げられ、宿根草菜類としては、東洋ラン、カスミソウ、カーネーション、ガーベラ、キク及びスターチスが挙げられ、特にカーネーション、ガーベラ及びキクが好ましく、球根草類としては、ユリ類及びアイリスが好ましく、花木類としてはバラが好適である。
【0062】
このようにして得られた樹脂成形物は、耐久性の要求される農業用被覆資材、テント及び屋外倉庫等の屋外構築物用フイルムに使用されるもので、業界に寄与するところ多大である。
【0063】
以下実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、実施例のみに限定されない。
【0064】
〔実施例〕
実施例1〜4、比較例1
市販されているETFE〔旭硝子(株)製、アフロンCOP,C−88AX〕を使用して、表1に示したAを添加し、従来通りの製膜方法に準じ、樹脂温度320℃で膜厚60μのフイルムを押出成形した。
【0065】
【表1】
【0066】
〔参考例〕
1.表面保護膜への使用例
参考例1〜3、参考比較例1
実施例で調製したフイルムNO.1〜6の一面を、放電電流10A、放電電圧120V、ラインスピード13m/minの条件でコロナ放電処理を行った。処理面にグラビア印刷で、木目印刷を行ない、次いで、アクリル系接着剤〔ニッセツ(株)製,ニッセツPE−154〕をトルエンにて不揮発分濃度30%に希釈した後、60g/m2塗布し、乾燥させた。
【0067】
これらフイルムを白色PVC板上にラミネートし、これをサンシャインウェザーメーター(W−O−M)暴露し、照射時間1,000、2,500、5,000時間後、状態観察結果を表2に示した。
【0068】
【表2】
【0069】
つぎに観察項目と評価判定基準を示した。
(1)印刷インクの変色度合
◎:全く変色が見られない。
○:僅かに変色が見られるが、実用的にはほとんど問題ない。
△:変色は見られるが、一部の用途を除き使用可能である。
×:変色が著しく、実用的には使用できない。
【0070】
(2)接着強度の低下度合
◎:強度の低下が全く見られない。
○:僅かに低下が見られるが、実用的にはほとんど問題ない。
△:低下が見られるが、一部の用途を除き使用可能である。
×:褐変が著しく、実用的には使用できない。
【0071】
(3)白色PVC板の黄変度合
◎:黄変が全く見られない。
○:僅かに黄変が見られるが、実用的にはほとんど問題ない。
△:黄変が見られるが、一部の用途を除き使用可能である。
×:黄変が著しく、実用的には使用できない。
【0072】
(4)実用性
◎:実用性に極めて優れている。
○:実用性に優れる。
△:用途を限定することにより実用性が認められる。
×:実用性が認められない。
【0073】
表2で明らかなように、本発明によるフイルムNO.2,4〜5を使用することにより、印刷インク、接着剤及びPVCの劣化が防止されることが判る。特にフイルムNO.5では、W−O−M5,000Hrs、でもその劣化はほとんど見られなかった。
【0074】
これに対し、フイルムNO.1では、W−O−M1,000Hrsで、フイルム自身は何等損傷は見られなかったが、印刷インク、接着剤、PVCの損傷が著しく、表面保護膜としては、実用性が認められなかった。
【0075】
2.農業用被覆資材への使用例
参考例4〜7、参考比較例2、
(1)バラの栽培例
12月15日にフイルムNO.1〜5をそれぞれ展張したハウス(間口20m、奥行50m)内にバラ苗(品種:カールレッド)を株間40cmとなる様に定植し、ハウス内温度を16℃以上に保持しつつ慣行法に準じて栽培を行ない、バラの収穫を3月20日から11月15日まで実施した。その結果を表3に示した。
【0076】
【表3】
【0077】
ここで、収穫量とは、フイルムNO.1を展張したハウスにおけるバラの総収穫本数を100とした時の指数である。表3からでも明らかなとおり、フイルムNO.1を展張したハウス内のバラの花弁には、縞状の黒いシミが多数発生し、これらは商品として販売できなかった。
【0078】
この対策として、光線を50%遮蔽する黒色寒冷紗を太陽光線が強くなるたびに、ハウスの天井に被覆して、バラに強光が直接照射されないように毎日、日照管理したところ、黒色のシミの発生量は、約1/3程度までになったが、逆に、寒冷紗の使用頻度を多くし、太陽光線量を制御すると、バラの花色が淡泊化し、いわゆる色ボケ現象が発生し、品質が低下してしまった。
【0079】
これに対して、フイルムNO.3〜5を展張したハウス内のバラの生育が促進され、採花時期がNO.1に比較して3〜4日早まり、その花色は、極めて鮮やかな紅色となり、商品性の高いものとなった。以上のとおり、フイルムNO.2〜5を展張したハウスでは、フイルムNO.1を展張したハウスに比較して、栽培管理が極めて容易になり、農家はバラの栽培に失敗することなく、安定した収穫を得ることが可能となったばかりか、高品質のバラを多量に収穫できるようになったので、高収益を得ることが可能となった。
【0080】
参考例8、参考比較例3
(2)トマトの栽培例
実施例で得られたフイルムNO.1及び5をそれぞれハウス(間口10m、奥行20m)に展張した。
▲1▼栽培−1
8月25日にトマトの種子(品質:桃太郎)を播種し、育苗した。第1花房が2〜3花、開花した、10月1日に生育が均一に揃った若苗をそれぞれのハウス内に株間が50cmとなるように定植した。
【0081】
施肥量は、表4に示すとおりとし、灌水は、定植後10日間位、若苗が、しおれない程度に控え目にしてあまり生長させないように管理した。栽培温度は、午前中は28℃、午後は25℃、夜温は5℃となるように管理した。このため、低温期には、暖房機により温風暖房した。
【0082】
【表4】
【0083】
収穫は、12月1日から翌年5月30日まで行った。その収量調査結果を表5に示した。
【0084】
【表5】
【0085】
ここで、調査項目と評価方法を以下に示す。
収穫量:フイルムNO.1を展張したハウスにおける収穫物の総重量を100とした、指数である。
フイルムNO.1の下では、トマトの生育が遅れ気味で、茎葉部及び果実は硬く、株全体は、小型化してしまった。その結果、収穫時期は他のフイルムを展張したハウスより遅れることになった。さらにトマト果実の外皮の色合と果実内のゼリー部の色合のバランスが崩れており、果実内は未だ緑色(未熟)であるが、外皮は既に熟したかのような色合を示していた。
【0086】
▲2▼栽培−2
栽培−1の結果に基づいて、次年の栽培管理を次のとおり変更して、栽培した。フイルムNO.5を展張したハウスは、栽培−1と同じ管理条件とした。フイルムNO.1を展張したハウスでは、施肥量を1割増加し、灌水量は、合計すると10〜15%増加し、夜温を1℃高く保持管理し、太陽からの直射日光が強くなったらその都度、50%遮光性のある黒色寒冷紗をハウスの天井に被覆した。
【0087】
このように、フイルムNO.1を展張したハウスでは、農家の管理作業に費やす時間が、フイルムNO.5に比較すると約1.5〜2倍にもなり、特にフイルムNO.1のハウスでは、常に太陽光線の強さをチェックする必要があり、他の作業に支障を来たした。その栽培結果を表6に示した。
【0088】
【表6】
【0089】
表6で明らかなように、フイルムNO.1を展張したハウスでは、前年度より収穫量が相対的に増加したが、フイルムNO.5までには至らず、品質も、フイルムNO.5を展張したハウスには及ばなかった。
【0090】
以上2年間の栽培結果からしてフイルムNO.5を展張することにより、トマトの栽培管理は、従来から使用されているフイルムNO.1に比較して、栽培管理が極めて容易となり、栽培に失敗することなく、安定した収穫を得ることができた。
【0091】
さらに、収穫したトマトの品質も優れたものであるためその収益性は極めて高いものとなった。また実施例で使用したETFE以外の樹脂、PVDF及びPFA等のPF、PA、PVC、PC及びPETでもETFEと同様な結果を得た。
Claims (5)
- 少なくとも、表面をシリカで被覆した金属酸化物である金属複合体(A)微粉末を含有する樹脂組成物のフイルムからなることを特徴とする屋外構築物用フイルム。
- 該A微粉末を0.05〜10重量%含有している請求項1に記載の屋外構築物用フイルム。
- 該樹脂が含フッ素樹脂である請求項1または2に記載の屋外構築物用フイルム。
- 該含フッ素樹脂がエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)である請求項3に記載の屋外構築物用フイルム。
- 該屋外構築物用フイルムが農業用被覆資材である請求項1〜4のいずれかに記載の屋外構築物用フイルム。
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