JPH0257701B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0257701B2
JPH0257701B2 JP61254060A JP25406086A JPH0257701B2 JP H0257701 B2 JPH0257701 B2 JP H0257701B2 JP 61254060 A JP61254060 A JP 61254060A JP 25406086 A JP25406086 A JP 25406086A JP H0257701 B2 JPH0257701 B2 JP H0257701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
film
polycrystalline silicon
electrode
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61254060A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6297332A (ja
Inventor
Atsushi Ueno
Shigero Kuninobu
Takeshi Ishihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25406086A priority Critical patent/JPS6297332A/ja
Publication of JPS6297332A publication Critical patent/JPS6297332A/ja
Publication of JPH0257701B2 publication Critical patent/JPH0257701B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はMOSトランジスタの製造方法に関し、
特に段差を有する絶縁膜上に形成された多結晶シ
リコン膜等の電極膜からなる微細な電極パターン
を、絶縁膜のオーバーエツチングを防止しつつ制
御性良くエツチング形成する方法を提供するもの
である。
従来の技術 半導体装置は最近ますます高密度化される傾向
にあり、そのために微細パターン形成法の開発に
対する要望が高まつている。そこでたとえば一般
的に紫外線による写真蝕刻法の実用的な最小パタ
ーン巾であるMOSトランジスタの2〜4ミクロ
ン程度のシリコンゲート部をパターン出しする場
合従来のケミカルエツチング法では必然的に横方
向からの入り込みで、レジストマスクに対してア
ンダーカツトが生じ最低膜厚分だけ片側がエツチ
ングされる。更にケミカルエツチングはレジスト
の密着性を弱める為、横方向のへり込みが助長さ
れレジストマスク寸法に対して著しく細くなる欠
点がある。このことはVT(しきい値電圧)制御の
対策をしないかぎり、ゲートの実効チヤネル長が
2ミクロン以下になると急激にVTが低下するシ
ヨートチヤネル効果を生じる。
発明が解決しようとする問題点 半導体集積回路におけるMOSトランジスタの
シリコンゲート部等はほとんどマスク寸法どおり
に制御する必要があり、ケミカルエツチングでは
上記の問題から制御は困難である。そこで出来る
限りマスクに対してアンダーカツトをなくす方法
としてドライエツチング方法を用いることが考え
られる。特に反応性スパツタエツチング方法では
その条件により、基板表面に対してほぼ垂直にエ
ツチングガス(フレオン系ガスをプラズマ状とし
て発生した主としてフツ素ラジカル)が入射する
為、レジストマスクにより多結晶シリコンをエツ
チングするとアンダーカツトのないほぼレジスト
マスクの寸法どおりにエツチング出来る。この方
法はたとえば本出願人が特願昭52−110703号にて
提案したものを用いることができる。しかし、こ
の方法において、第1図で示す様にシリコン基板
1表面のフイールド酸化膜2に急峻な段部があつ
ても多結晶シリコン膜を破線aで示すように全面
に形成すると多結晶シリコン膜はステツプカバレ
ージが良い為、段部の側面にも形成される。次に
シリコンゲート部を形成する為レジストマスク4
を形成し、反応性スパツタエツチングにより多結
晶シリコンをエツチングすると、エツチングは破
線aからbのように進行し、フツ素ラジカルxは
ほぼ垂直に入射する為平坦部には多くフツ素ラジ
カルが入射し段の側面部へはフツ素ラジカルが殆
んど入射しない。したがつて、平坦部の多結晶シ
リコンが完全にエツチングされても、ゲート電極
となる多結晶シリコン5の他に段の側面にも多結
晶シリコン6が残存する。この側面部の多結晶シ
リコン6は全く不要なもので完全に除去する必要
がある。
そこで、この多結晶シリコン6を完全に除去す
る為にはエツチング時間が相当長く必要となり、
例えば反応性スパツタエツチング条件を300W、
0.01Torr、CCl2F215CC/Mで石英試料台を用い
て多結晶シリコンを除去した場合、酸化膜3が露
出しさらにこの条件でエツチングを行うと、酸化
膜のエツチング速度は約350Å/分となり、第1
図のゲート酸化膜3等の非常に薄い酸化膜はエツ
チングされて基板が露出する恐れがある。またフ
イールド酸化膜2も一部がエツチングされ耐圧の
劣化につながる。
このようにゲート酸化膜3がエツチングされる
と次の様な問題が生じる。第2図は第1図で説明
した工程の後の工程を説明するもので同じ番号は
重複説明となるので省略する。まず多結晶シリコ
ン6をオーバエツチングにより完全に除去する
と、ゲート部の酸化膜(膜5に覆われている部
分)以外の酸化膜3がエツチングされ基板1が露
出する。次にイオン注入により基板と逆導電型の
不純物を注入しソース及びドレイン領域7a,7
bを形成する。次に気相成長法によりシリコン酸
化膜8を形成し、各電極のコンタクト窓を開孔す
る。この時マスク合わせずれによりコンタクト窓
がゲート用多結晶シリコン膜5上と基板の一部に
またがつて開孔されると次のアルミ電極9を配線
しシンター処理を施した場合、ゲートとソースが
シヨートし不良となる。このように、ゲート酸化
膜3のエツチングが行われると特性上及び歩留り
にも大きく影響する。
本発明は上記問題を考慮し、多結晶シリコン膜
等の電極膜を選択エツチングして微細な電極パタ
ーンを形成するに際し、不要な電極膜を容易かつ
確実に除去するとともに、電極パターンに覆われ
ていない半導体基板上の絶縁膜のオーバーエツチ
ングを防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明にかかるMOSトランジスタの製造方法
は、半導体基板上に、段差を有する絶縁膜を形成
し、この絶縁膜上に電極膜を形成する工程と、前
記電極膜上に電極形成用エツチングマスクを形成
し、前記エツチングマスクに覆われていない前記
電極膜を、前記基板の表面に垂直な方向に選択性
がある第1のドライエツチングを用いて選択的に
エツチングするとともに前記絶縁膜が完全に露出
する手前でこのエツチングを停止する工程と、前
記第1のドライエツチング工程で前記絶縁上の一
部に残存した前記電極膜を、前記第1のドライエ
ツチングよりも前記絶縁膜のエツチングが生じに
くい第2のドライエツチングにてエツチングする
ことにより、電極のパターンで覆われていない前
記絶縁膜をエツチングすることなく、前記電極の
パターンを前記絶縁膜上に選択的に形成する工程
とを備えたものである。
作 用 本発明によれば、エツチングガスを用いたドラ
イエツチングを用いて絶縁膜上に電極パターンを
形成するに際し、第1のエツチングにてエツチン
グマスクパターンに忠実なエツチングを行つて微
細な電極パターンを高精度に形成できるととも
に、第2のエツチングにてこの工程で残存した不
要な電極膜を容易かつ確実に除去することが可能
となる。さらに、本発明は、第2のエツチングを
第1のエツチングよりも絶縁膜のエツチングが生
じにくいエツチングで行うため、電極パターンで
覆われていない絶縁膜をオーバーエツチングする
不都合を防止することが可能となり、MOSトラ
ンジスタ形成における問題を解決することができ
るとともに薄い絶縁膜の形成が可能となる。従つ
て、本発明の方法により、高密度、高集積な電極
パターンを有するMOSトランジスタを高精度か
つ高歩留で製造することが可能となる。
実施例 第3図は本発明を用いて、シリコン半導体たと
えばMOSトランジスタの多結晶シリコンゲート
パターンを形成する工程を示す。
第3図Aにおいて、一般にゲート用の多結晶シ
リコン膜を形成する時、半導体基板表面には、例
えばフイールド絶縁膜として半導体基板表面を酸
化してシリコン酸化膜を形成し所望のパターンに
エツチングする工程で生じる段部や拡散マスクに
使用したシリコン酸化膜の段部等が必ず形成され
ているので、本発明をわかりやすくする為これら
段部をまとめて第3図Aではシリコン基板11自
体の表面にフイールド酸化膜11′とゲート酸化
膜13との間に生じる上面a,側面b,底面cか
ら成る段部12を示す。
次に同図Bに示すごとく酸化膜11′,13上
に気相成長法等により多結晶シリコン膜14を生
成させる。この多結晶シリコン膜14の成長は、
例えば650℃の温度でN2ガスを30/M、シラン
(SiH4)ガスを1/M流した状態で行なう。段
部12の上面aおよび底面c上におけるとほぼ同
じく側面b上においても同厚の多結晶シリコンが
成長する。その結果、多結晶シリコン膜14の表
面は、段部12の上面a,側面b,底面cにそれ
ぞれ沿つた面a′,b′,c′から成る。しかるのち、
ゲート用レジストパターン15をフオトリングラ
フイ工程により例えば2〜4ミクロン幅で多結晶
シリコン14の凹部の底面c′上に選択的に形成す
る。
続いて同図Cは、同図Bでゲート用レジストパ
ターンを形成したのち、表面に垂直な方向に多結
晶シリコンのエツチングガスを入射せしめて、選
択的に多結晶シリコン14をエツチングした状態
を示す。このドライエツチングとして例えば反応
性スパツタエツチングを用いる。その場合スパツ
タ性向上のため、真空度は0.03Torr以上の高真
空として、出力は400W程度とし、エツチングガ
スにフレオン12(CCl2F2)を使用し流量は10
c.c./M程度で行なう。このようにするとエツチン
グガスはフレオン12のガスをプラズマ状として
発生した主としたフツ素ラジカルであり、多結晶
シリコンをエツチングするものである。このよう
な反応性スパツタエツチングでは、基板表面に対
してほぼ垂直にフツ素ラジカルが入射せし得るた
めゲート用レジストパターンをマスクに多結晶シ
リコン141はほとんど縦方向にエツチングされ
アンダーカツトのないほぼレジストマスク寸法と
同等のパターン幅に形成出来る。しかし段部12
の側面に形成された多結晶シリコン14の側面
b′へはあまりフツ素ラジカルが入射せず、かつオ
ーバエツチングはレジストや酸化膜も多少エツチ
ングされるため好ましくないので、必然的にエツ
チング部20の側面に多結晶シリコン14の一部
142が残存する。その量は段部が垂直でその段
差が多結晶シリコン膜厚と同等になる程残存する
多結晶シリコンの巾は大きくなり、最大で実験的
には堆積膜厚の約0.6倍である。普通多結晶シリ
コン14の段部での側面b′は同図Bのようにわん
曲に生成されるために、側面b′の横方向へもエツ
チングは多少進む。したがつて、酸化膜13の表
面が露出した時点でエツチングを停止しても、段
部12の側面に残存する多結晶シリコン142の
幅は膜厚の0.6倍以下となり、かつ段部の段差が
多結晶シリコン14の膜厚より小さければ小さい
程残る膜厚は段差に比例して少なくなるので、エ
ツチング部20の側面に残つた多結晶シリコン1
42の巾が膜厚の0.6倍としても、厚さはそれ以
下である。
しかる後、同図Dでは、同図Cで段部の側面に
残つた多結晶シリコン142を完全に除去する。
すなわち、エツチングガスを基板表面に対して等
方向にすなわち下(垂直)方向、横方向へエツチ
ングガスが入射するようなドライエツチング方法
で、側面に残つた多結晶シリコン142を除去す
る。このドライエツチングとして例えばプラズマ
エツチングを用いる。その場合真空度は0.2Torr
以上で出力は200W程度とし、エツチングガスに
フレオン14(CF4)を使用し、流量は10c.c./M
程度で行なう。この場合もエツチングガスはフツ
素ラジカルであるが、反応性スパツタエツチング
と異なりフツ素ラジカルは基板表面に対して等方
向に入射する為、段部の側面に残存した多結晶シ
リコン142は縦方向からも横方向からもエツチ
ングが進むためb″面から容易に素早く確実にエツ
チングされる。この工程はドライエツチングにお
ける真空度を低下させることで行うことができ、
大巾なエツチング工程の増加は不要である。この
とき、ゲート用多結晶シリコン141も多少横方
向からエツチングされるがあまり問題とならない
とともに、第4図の例で述べるごとく酸化膜13
のエツチングはほとんど生じない。具体的数値を
例に挙げて説明すると、酸化膜13上に形成され
る多結晶シリコン膜14の厚さを0.5μmとする
と、工程Cに於て多結晶シリコン膜14を垂直方
向からエツチングすると、エツチング部20の側
面に厚さtが0.6×0.5μm=0.3μm位の多結晶シリ
コン142が残存する。次に工程Dに於て等方向
エツチングをパターン巾4μmのレジスト15を
マスクに行なうと、段部の多結晶シリコン142
を除去する際、パターン15下の多結晶シリコン
141は両端から0.3μm×2=0.6μmが最大エツ
チングされる。従つて、ゲート巾は4−0.6=
3.4μmとなるが、側面部の多結晶シリコン142
の厚さtが0.3μmと云うものの略三角形となつて
いるので、実際はゲートパターン巾は3.4μmまで
小さくなることがない。又、従来のケミカルエツ
チングだけの場合は4−(0.5×2)=3μmと大幅
に小さくなつてしまう。
最後にレジストパターン15を除去することに
より、MOSトランジスタのゲートパターン形成
の工程が完了する。
以上の工程によりレジストマスク寸法の2〜4
ミクロンがほぼ忠実にシリコンゲートパターンと
して形成することが出来る。以上の工程では段部
の段差を大きくかつ急峻な例で説明したが、実際
のMOSICを製造する場合は極力凹凸部をなくす
方法を用いる為、第3図Cで必然的に残存する多
結晶シリコンの量は相当少なくなるため、同図D
のゲート用多結晶シリコン141の横方向エツチ
ングも小さくなりレジストマスク寸法とほとんど
同等となる。
次に実際のMOSICの製造で本発明方法を用い
た一実施例を説明する。第4図はnチヤンネル高
密度MOSICの製造工程を示すものでゲート巾3
ミクロンで、シヨートチヤンネル効果をおさえる
ためにソース、ドレインに浅い走行領域を設けた
ものであり以下図面に沿つて詳細に説明する。
同図Aにおいて、p型シリコン基板21上に酸
化防止膜のシリコン窒化膜22を気相成長法によ
り形成し、続いてレジスト23を塗布する。
同図Bにおいて、シリコン基板の能動領域以外
を絶縁分離するレジスト23をフオトリソグラフ
イ工程によりパターン出しする。続いてドライエ
ツチングにより、露出したシリコン窒化膜22を
例えば反応性スパツタエツチングによりフレオン
ガスを用いてエツチングする。エツチング条件は
第3図Bの工程で説明した条件と同等でよい。ま
たひきつづきシリコン基板21を同一条件でエツ
チングする。この場合シリコン基板21のエツチ
ング深さは、後のシリコン基板を酸化する時の酸
化膜厚の半分だけエツチングする。例えば5000Å
エツチングする。
つづいて同図Cにおいて、レジストマスク23
を徐去してシリコン窒化膜22のパターン220
を露出する。この状態で露出したシリコン基板を
熱酸化法により酸化せしめるとフイールド絶縁膜
となるシリコン酸化膜24が選択的に形成され
る。この場合シリコン基板を5000Å酸化するとシ
リコン酸化膜厚は10000Å形成されるため、図の
ようにシリコン酸化膜24の表面と、シリコン窒
化膜220の下のシリコン基板21表面はほぼ平
坦となる。しかしここで必然的にシリコン基板2
1をエツチングした時の側面からもシリコン酸化
膜が形成されるためその分酸化膜が上方向に凸状
に盛り上がる。これを一般にバートヘツドと称
し、シリコン酸化膜25の凸部が生じる。
次に同図Dにおいて、シリコン窒化膜220を
熱リン酸により除去し露出したシリコン基板21
の能動領域にゲート酸化膜26を形成する。つづ
いてレジストパターン27を形成してシリコン基
板にソース、ドレインの深い拡散領域を形成する
ために、ゲート酸化膜26の一部をエツチングせ
しめて開孔部28,29を形成する。
次に同図Eにおいて、レジストパターン27を
除去した後全面にリン又はヒ素のn型不純物を含
む多結晶シリコン膜30を気相成長法により形成
する。つづいてソース、ドレイン及びゲート電極
用多結晶シリコンパターンを形成するためのレジ
ストマスクパターン31を形成する。
次に同図Fにおいてレジストパターン31をマ
スクにして、第3図の場合と同様のドライエツチ
ングすなわち反応性スパツタエツチングを用いて
フツ素ラジカルを基板表面に対してほぼ垂直に入
射せしめ多結晶シリコン膜30をエツチングして
ゲート酸化膜26及びシリコン酸化膜24の表面
が露出した時点でエツチングを止める。条件は第
3図Cの工程と同一とする。これによりレジスト
パターン寸法とほぼ同等のパターン幅にそれぞれ
多結晶シリコン膜30a,30b,30cのソー
ス、ゲート及びドレインの各電極パターンが形成
される。しかしこの場合もシリコン酸化膜24の
凸部25の側面すなわちエツチング部20の側面
にも必然的に第3図の場合と同様に多結晶シリコ
ンが残る。わかりやすく説明すると同図Fを真上
から見た図を第5図に示す。図のシリコン酸化膜
24とゲート酸化膜26が接するところに多結晶
シリコン30のエツチング残り300が残存し、
各多結晶シリコン電極30a,30b,30cが
完全に分離されずシヨートする形となり具合が悪
い。また見方をかえて−′線を結ぶように切
断してその断面を見ると第6図のようになり、シ
リコン酸化膜24の凸部25の側面に多結晶シリ
コン300が残つているのが分かる。
この為、次に第2のドライエツチングすなわち
プラズマエツチングにより、エツチングガスを基
板表面に対して等方向(垂直方向および横方向)
に入射せしめシリコン酸化膜25の側面すなわち
エツチング部20の多結晶シリコン300を完全
除去し、パターン30a,30b,30c間の短
絡を除去する。条件は第3図Dの工程と同一でよ
い。この場合シリコン酸化膜25の凸部の段差は
約1000〜2000Å程度である為、側面に残存してい
る多結晶シリコン300はそれ以下であり、プラズ
マエツチングの時間は少なくてすみ、かつ各多結
晶シリコン電極30a,30b,30cのパター
ン幅の細りはほとんど生じない。このことから、
反応性スパツタエツチングは酸化膜のエツチング
レートも無視出来ない欠点があるため、多結晶シ
リコン膜30をエツチングする時、ゲート酸化膜
26が露出する少し手前でエツチングを止め、そ
の後プラズマエツチングにより完全にエツチング
し分離する方がより好ましい。この方法であれ
ば、プラズマエツチングでは酸化膜をほとんどエ
ツチングしないため、ゲート電極パターンに覆わ
れていない絶縁膜の不要なエツチングさらにこれ
に基づく下地シリコン基板のエツチングを生じる
恐れがない。そして、ゲート酸化膜を非常に薄く
することができ、かつゲート用多結晶シリコンの
パターン幅もほとんどレジストマスク寸法と同等
に形成することができ、高速でかつ高密化に適し
ている。
次に第4図Gにおいて、同図Fで各多結晶シリ
コン電極30a,30b,30cを完全にエツチ
ング分離して短絡を除去した後、レジストパター
ン31を除去し、ソース、ドレインの浅い走行領
域を形成するため、イオン注入法によりn型不純
物としてリンPを例えば90keV、4×1016cm-2
条件でゲート酸化膜26を介してシリコン基21
に導入する。つづいてイオン注入した不純物を活
性化するためと、ソース及びドレインの多結晶シ
リコン電極からシリコン基板に不純物を拡散しオ
ーミツクコンタクトをとるために高温熱処理とし
て1000℃dryN2雰囲気中で30分熱処理し、ソース
及びドレイン拡散領域32,33と走行領域3
2′,33′を同時に形成する。
次に同図Hにおいて各多結晶シリコン電極を絶
縁分離するため、シリコン酸化膜34を気相成長
法により形成しレジストマスク(図示していな
い)を用いて、各電極とコンタクトさすためのシ
リコン酸化膜34の開孔部を形成し、Alを電子
ビーム蒸着法により形成し、各電極とコンタクト
さすため、Al配線35,36を形成し、シンタ
ー処理を施し、nチヤンネルMOSICを完成させ
る。
以上の説明は気相成長法で成長せしめた多結晶
シリコン膜を一例として説明したが、本発明はそ
の他の電極膜をドライエツチングする場合も可能
である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、エツチングガス
を用いたドライエツチングを用いて半導体基板に
形成された段差を有する絶縁膜上に電極パターン
を形成するに際し、第1のエツチングにてエツチ
ングマスクパターンに忠実なエツチングを行つて
微細な電極パターンを高精度に形成できるととも
に、第1のエツチングよりも絶縁膜のエツチング
が生じにくい第2のエツチングにて第1のエツチ
ング工程で残存した不要な電極膜を容易かつ確実
に除去することが可能となる。さらに、本発明
は、第2のエツチングを下地絶縁膜のエツチング
が生じにくいエツチングで行うため、電極パター
ンで覆われていない絶縁膜をオーバーエツチング
する欠点を防止することが可能となり、MOSト
ランジスタの微細な電極パターン形成時に生じや
すい大きな不都合をも解決することができる。従
つて、本発明の方法により大巾な工程の増加をも
たらすことなく、高密度、高集積な電極パターン
を有するMOSトランジスタを高精度かつ高歩留
で製造することが可能となり、本発明はMOS型
半導体集積回路の製造に大きく寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は微細パターン形成法の一例の
説明図、第3図A〜Dは本発明の一実施例である
多結晶シリコン膜のエツチング工程を示す断面
図、第4図A〜Hは本発明を用いたMOSトラン
ジスタ製造工程の断面図、第5図は第4図Eの工
程を説明するための概略平面図、第6図は第5図
の−′線部分での断面図である。 11……シリコン基板、14,141,142
……多結晶シリコン、15……レジスト、20…
…エツチング部、21……p型シリコン基板、3
0,300……n型多結晶シリコン膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基板上に、段差を有する絶縁膜を形成
    し、この絶縁膜上に電極膜を形成する工程と、前
    記電極膜上に電極形成用エツチングマスクを形成
    し、前記エツチングマスクに覆われていない前記
    電極膜を、前記基板の表面に垂直な方向に選択性
    がある第1のドライエツチングを用いて選択的に
    エツチングするとともに前記絶縁膜が完全に露出
    する手前でこのエツチングを停止する工程と、前
    記第1のドライエツチング工程で前記絶縁膜上の
    一部に残存した前記電極膜を、前記第1のドライ
    エツチングよりも前記絶縁膜のエツチングが生じ
    にくい第2のドライエツチングにてエツチングす
    ることにより、電極のパターンで覆われていない
    前記絶縁膜をエツチングすることなく、前記電極
    のパターンを前記絶縁膜上に選択的に形成する工
    程とを備えたことを特徴とするMOSトランジス
    タの製造方法。 2 第2のドライエツチングの真空度を第1のド
    ライエツチングの真空度より低くすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のMOSトラ
    ンジスタの製造方法。
JP25406086A 1986-10-24 1986-10-24 Mosトランジスタの製造方法 Granted JPS6297332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25406086A JPS6297332A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 Mosトランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25406086A JPS6297332A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 Mosトランジスタの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16577478A Division JPS5591130A (en) 1978-12-27 1978-12-27 Production of semiconductor device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6297332A JPS6297332A (ja) 1987-05-06
JPH0257701B2 true JPH0257701B2 (ja) 1990-12-05

Family

ID=17259667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25406086A Granted JPS6297332A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 Mosトランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6297332A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR910008983B1 (ko) * 1988-12-20 1991-10-26 현대전자산업 주식회사 비등방성 식각을 이용한 잔유물 제거방법
JP2580485Y2 (ja) * 1991-12-12 1998-09-10 住友電装株式会社 ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ
JP2586563Y2 (ja) * 1993-02-08 1998-12-09 住友電装株式会社 ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ
JP3227928B2 (ja) * 1993-08-06 2001-11-12 住友電装株式会社 パットウェアインジケータ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240978A (en) * 1975-09-27 1977-03-30 Fujitsu Ltd Process for production of semiconductor device
JPS5269583A (en) * 1975-12-08 1977-06-09 Hitachi Ltd Manufacture of insulation gate type semiconductor device
JPS5324277A (en) * 1976-08-18 1978-03-06 Nec Corp Semiconductor devic e and its production
JPS5352384A (en) * 1976-10-25 1978-05-12 Hitachi Ltd Electrode formation method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240978A (en) * 1975-09-27 1977-03-30 Fujitsu Ltd Process for production of semiconductor device
JPS5269583A (en) * 1975-12-08 1977-06-09 Hitachi Ltd Manufacture of insulation gate type semiconductor device
JPS5324277A (en) * 1976-08-18 1978-03-06 Nec Corp Semiconductor devic e and its production
JPS5352384A (en) * 1976-10-25 1978-05-12 Hitachi Ltd Electrode formation method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6297332A (ja) 1987-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6231506B2 (ja)
US6143623A (en) Method of forming a trench isolation for semiconductor device with lateral projections above substrate
JPS63107119A (ja) ステップ絶縁層を有する集積回路の製造方法
JPH0543287B2 (ja)
US4775644A (en) Zero bird-beak oxide isolation scheme for integrated circuits
JPH0257701B2 (ja)
KR910000020B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
JPH03152954A (ja) 集積misfetデバイス中に電界分離構造及びゲート構造を形成する方法
JPH05849B2 (ja)
JPS6252950B2 (ja)
JPS6080244A (ja) 半導体装置の素子分離方法
JPH1167890A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58200554A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6297376A (ja) 半導体装置の電極パタ−ン形成方法
JPH06132292A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS6142169A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0661343A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0567634A (ja) Mis型半導体装置の製造方法
KR0134859B1 (ko) 반도체 소자의 콘택홀 형성방법
JPS5950540A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2669160B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06252137A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0669066B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6077460A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0458538A (ja) 半導体装置の製造方法