JPH02503624A - 魚用冷却液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 急用冷却液 本発明は新鮮な魚のための冷却液に関する。

新鮮な魚は０〜４℃で貯蔵した場合には短時間であれば、すなわち、約３日〜４ 日腐ることはなし１．これは、明らかに、小売業者にとっては大きな問題を提起 する。高品質の新鮮魚は稀少て需要のある製品である。新鮮魚の代替物と′して の冷凍魚は新鮮魚と同じ官能的品質を持っていない、堅さが特に品質低下を招く ことになる。冷凍過程では、細胞が壊れ、解凍したときに解けた水（細胞液）か したたり落ちることになる。

新鮮魚の貯蔵期間を延ばす方法を開発する試みがなされたか、これから説明しよ うとしている例は氷のように冷たい塩水、制御した雰囲気（ＣＯａ）ての貯蔵、 そして、放射線による殺菌に集中している。いままでのところでは、これらの方 法のうちのどれもか満足できるものでないことが確認されている。したかつて、 新鮮魚の貯蔵寿命を延ばし得る方法についての要求かなお存在している０本発明 によれば、冷却液は水、１種類あるいはそれ以上の種類の無Ｉａ塩（好ましくは ＮａＣ文）、１種類あるいはそれ以上の種類の多スコルビン酸からなる。

本発明のさらなる発展によれば、成分は以下の相対量て存在する。すなわち、 水　　　　　　　　　　　　８７　　　〜　９７　　　　重量％アルコール　　 　　２．０〜　９．５重量％塩　　　　　　　　０．５〜　１．５重量％アスコ ルビン酸　　０．５〜　２．０重量％木発明のさらに好ましい特徴によれば、冷 却液は次の組成を持つ、すなわち、９５重量％の水、１重量％のＮａＣ１，３重 量％のグリセロール、１重量％のアスコルビン酸である。

本発明による冷却液は新鮮魚を冷凍することなく−１℃〜−２°Ｃまて冷却する ことができる。この冷却液を使用する場合には、魚を液体内に浸漬するか、ある いは、液体を吹き付ける。この処理の後は、魚は冷却液の層に包まれ、−１″Ｃ 〜−２℃ての貯蔵中は脱水と凍結が防止される。

本発明による冷却液を使用することによって許される付加的な冷却はバクテリア の自己分解と成長を防止添加したアスコルビン酸は脂肪の変腐な防ぎ、また、し たがって、易腐敗性を低下させる助けとなる。

別の観察では、本発明による冷却液を吹き付けた魚がその自然な色を維持する一 方、バック式水内に貯蔵された魚は色かかなり青白くなりがちてあった。

本発明による冷却液を使用したときに０°Ｃより温度か低い場合、氷か解けるこ とはないか、魚はなお水て飽和した雰囲気に囲まれている。したかって、本発明 者は魚の単位重量あたり少ない氷で輸送を行うことかできた。輸送コストの低下 は特に航空便の場合に達成てきる。

本発明を実際に実施した実験とこの実験に関連して記載した図面を参照しながら 以下に一層詳しく開示する。

実験ｌ この実験においては、冷却剤を吹き付け、過冷却することによって貯蔵寿命を延 ばすことを試みた。

冷却剤は氷の形成、脱水、酸敗を防止し、過冷却はバクテリアの自己分解と成長 を防いだ。

過冷却ては、魚の温度は魚を凍結することなくｏ’ｃより低いレベルまて低下さ せた。

たら、サケの内臓を専門的に抜き取り、洗浄し、底と頂に氷を置いたポリスチレ ン製ボックス内に入れた。このポリスチレン製ボックスは底に小皿を入れたカー トン内に置いた。

１つのボックスを約１０℃て保管し、魚は解けた水内に置いた。他のボックスは 過冷却器内に置いた。

さけ、マスの航空便の場合と同じ梱包内に魚を保持した。

以下の分析・観察を行った。

＊窒素の揮発全量 ＊トリメチラミン窒素（タラのみ） 本生きているバクテリアの全数 ＊大腸菌 ＊魚の温度 ＊官能的評価 ０℃で貯蔵した魚は５日間溝足てきる品質を保った。

過冷却器内に保持した魚は１２日後も満足てきる品質を示した。

過冷却によって、魚は１２日日間溝できる品質を保ったが、それは新鮮魚と区別 かつかなかった。化学的、微生物学的な分析がこの観察を裏付けた。別の観察て は、冷却剤を吹き付けた魚はその自然な色を保ったが、水内にパックした魚は色 か青白くなった。

実験２ この実験の目的は過冷却（−１，５°Ｃの貯蔵）での新鮮なタラの貯蔵期間を知 ることにある。参考のために、解けた氷で貯蔵（０℃で貯蔵）したタラを用いた 。３つのタラには冷却剤を吹き付け、過冷却器の氷の中に置き、３つのタラは解 けた氷の中に貯蔵した。

これらの魚は１９８７年２月１２日に捕え、実験は１９８７年２月１３日に開始 した。専門的な手段て魚の内臓を抜き取り、洗浄し、実験開始時の魚の温度は＋ １０℃であった。

Ｄｉｒｅｃｔｏｒａｔｅ　ｏｆ　Ｆｉｓｈｅｒｉｅｓの標準方法を用いて「全窒 素揮発量Ｊ　　（ＴＶＢ−Ｎ）、）−リメチラミン窒素（ＴＭＡ−Ｎ）、全バク テリア数、大腸菌、官能的品質を決定した。

図Ａ、図Ｂは、それぞれ０℃、−１，５℃てのトリメチラミン窒素とバクテリア の発生を示している（曲＆１２．３）。ＴＭＡ−Ｎの生成とバクテリアの成長は 過冷却によって抑制される。曲ｆｉｌは氷を入れたボックス内に置いた魚の品質 の進展を示している。たたし、ボックス内の頂部には氷を置かなかった。氷か解 けたとき、魚は数時間て腐敗する。魚を貯蔵した部屋の温度は約１０℃てあった 。

実験中、サンプルのどれにも大腸菌は見当たらなかった。

官能的評価ては、−周間貯蔵したタラの品質か満足できるものであることがわか った。これは０℃て貯蔵した魚ても過冷却した魚ても変らなかった。

２週間後、０°Ｃて貯蔵した魚は許容範囲にあった（たたし、匂い、味の点てや や変化かあった）。それに対して、−１，５°Ｃで貯蔵１ノだ魚は官能的評価で 満足てきることかわかった。サンプルは、いずれも。

ＴＭＡ−Ｎの内容についての要求は満たせなかった。

Ｔ　Ｍ　Ａ−Ｎは新鮮魚ては３　ｍ　ｇ　／　１００　ｇ未満てなければならな い。

０°Ｃて貯蔵した魚は、１４日後、−１，５°Ｃて貯蔵した魚よりもバクテリア 数か多く、０°Ｃて貯蔵した魚ては３８００００バクテリア／ｇてあったのに対 し、〜１．５℃て貯蔵した魚ては３７０００バクテリア／ｇてあった・ ０℃の魚の微生物学的な品質は許容範囲（最も評価の高い価は１ｍ１１１．バク テリア／ｇ）にあり、それに対して−１，５°Ｃの魚は良好な微生物学的品質を 持っていた。

結論は、−１，５°Ｃで貯蔵したタラは１１〜１２日間にわたって満足てきる品 質を保つのに対し、０°Ｃて貯蔵した魚は８〜９日間にわたって満足できる品質 を持つ、タラを過冷却することによって保存品質は２〜３日延び、また、過冷却 は労力を節減し、重量を低下させる。より少ない氷を用い、また、氷を上に乗せ る必要がないからである。また、解凍水の問題も回避された。

補正書の翻訳文提出書 （Ｈ許法第１８４条の８） 平成元年１２月　４日 特許庁長官　　古　　１）　文　　毅　　殿１、特許出願の表示 ＰＣＴ／Ｎｏ　　８８１０００４９ ２、発明の名称 急用冷却液 ３、特許出願人 住　所　　ノールウェー国　エヌー６０００　　オーラサン、国　籍　　ノール ウェー国 ４、代理人　〒１０７ 住　所　　　　東京都港区赤坂２丁目２番２１号５、補正書の提出年月日 １９８９年　９月　５日 ６、添付書類の目録 （１）　補正書の翻訳文　　　　　　１通補正後の請求の範囲 １゜ 新鮮魚を保存する方法であって、魚を成る冷却液に浸漬するか、あるいは、それ にこの冷却液を吹き付けるかして魚にこの冷却液の層を凝結させ、次いで、魚を 一１℃〜−２℃の温度まで冷却し、その温度で貯蔵する方法であり、前記冷却液 が８７〜９７重量％の水、０．５〜１．５重量％の１種類おるいはそれ以上の種 類の無機塩（好ましくは、Ｎａ（１）＞　、２．０〜９゜５重量％の１種類ある いはそれ以上の種類の多価アルコール（好ましくは、グリセロール）、０．５〜 ２゜０重量％のアスコルビン酸とからなることを特徴とする方法。

２゜ 請求項１記載の方法において、冷却液を次の組成、すなわち、９５重量％の水、 １不敏％のＮａＣ，Ｉ）、３重量％のグリセロール、１重量％のアスコルビン酸 からなる組成で用いることを特徴とする方法。

国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．新鮮魚を保存する方法であって、魚を或る冷却液に浸漬するか、あるいは、 それにこの冷却液を吹き付けるかして魚にこの冷却液の層を凝結させ、次いで、 魚を−１℃〜−２℃の温度まで冷却し、その温度で貯蔵する方法であり、前記冷 却液が９２〜９７重量％の水、２〜５重量％の１種類あるいはそれ以上の種類の 無機塩（好ましくは、ＮａＣｌ）、０．１〜１．５重量％の１種類あるいはそれ 以上の種類の多価アルコール（好ましくは、グリセロール）、０．５〜１．５重 量％のアスコルビン酸とからなることを特徴とする方法。
2. ２．請求項１記載の方法において、冷却液を次の組成、すなわち、９５重量％の 水、１重量％のＮａＣｌ、３重量％のグリセロール、１重量％のアスコルビン酸 からなる組成で用いることを特徴とする方法。