JPS5945827A - 生魚卵の保存法 - Google Patents

生魚卵の保存法

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JPS5945827A
JPS5945827A JP57154520A JP15452082A JPS5945827A JP S5945827 A JPS5945827 A JP S5945827A JP 57154520 A JP57154520 A JP 57154520A JP 15452082 A JP15452082 A JP 15452082A JP S5945827 A JPS5945827 A JP S5945827A
Authority
JP
Japan
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roe
weight
container
chilled
content
Prior art date
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Pending
Application number
JP57154520A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyoshi Kitano
北野 繁好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOTSUKOU SUISAN KK
Original Assignee
KIYOTSUKOU SUISAN KK
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Filing date
Publication date
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生魚卵の保存方法に関する。
生魚卵の保存貯蔵は従来、塩蔵凍結により行われてきた
。たとえば鮭の生卵は、まず原罪を20チ程度の食塩水
(又は海水)で水洗いし、次に攪拌機中で飽和食塩水4
゜。tと14乙水洗いした原罪70〜80KLie約2
0〜25分間攪拌する。食塩水は足し塩を17ながら5
〜6回使用される。攪拌から上った卵を水切り後に形、
鮮度、色土が9などに基づいて選別する。次に5 K9
用又は10Kg用の木箱の容器に1段ごとに振り塩を施
しながら数段に詰める。詰め終りの状態において、卵は
木箱の上端よシ数G盛り上っているように詰められる。
次に木箱をパレットなどの上に101箱程変電ね、上に
重しを乗せ熟成を待つ。3〜7日間の熟成の後に検品及
び検量し、蓋打ちする。これを凍結するか又はそのまま
保存、運搬する。
上記のような従来法は、しかし多くの欠点を持っている
。すなわち (a)従来用いら汎ている木箱は、出荷時策において洗
浄することができない。また保管中に微生物が増殖でき
、空気の流通があるので後述のように酸化、カビの発育
が起きやすい。
(b)  熟成段階の後の蓋を打った状態では玉石効果
は存在せず、むしろ逆に、圧縮されていた卵が浮き上っ
て空間を作る。この空間にドリップが溜り、ソフト化の
原因となる。
(C)また木箱と卵の間にも空間ができ、木箱自体が空
気流通性であるので、卵が酸化されやすい。密閉性が低
いことから、微生物汚染の機会も多い。
(d)常温で6日ないしく塩分濃度が高ければ)7日後
に、表面に微生物が繁殖し始めるので、一台0°C以下
、べ急速冷凍し、冷蔵する必要がある。これは多大のエ
ネルギー消費を伴う。
(e)保冷に関しては、塩度数チ以下の低塩分の場合、
前述の玉石効果の不在、酸化、微生物の繁殖などのため
チルド保存は不可能であり、従って急速凍結が好ましい
が、解凍時のドリップ、品質低下などの欠点が現れる。
(f)  最後に作業能率については、木箱の作成、取
扱い、蓋打ちなどに多大の労力、時間がかかる。ま念熟
成のために長い重し時間が必要であり、出荷までの能率
が悪い。
本発明者は、以上に述べたような従来法の欠点がない、
新規な生魚卵の保存法を開発せんものと鋭意研究の結果
、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、生魚卵を食塩水で処理し、弾性のあ
るプラスチック容器に入れ、重しを乗せ、次に内部圧力
がかかった状態で蓋をし、そしてチルド保存する生魚卵
の保存法である。
ここで生魚卵は総ての魚の生卵、たとえば鮭、タラの生
卵特に筋子である。
食塩水での処理は、たとえば生魚卵を食塩水で攪拌する
ことにより行われる。食塩水の濃度は所望によシ、例え
ば飽和食塩水であることができる。たとえば、飽和食塩
水400tf用いて鮭の原罪90〜95に9と攪拌する
。塩水はあまシ多数回使用しない(%に2回まで)のが
好ましい。
プラスチック容器は弾性があシ、従って圧力をかけた状
態で蓋をすると内部圧力がかかった状態が維持されるも
のでなければならない。また容器材質は、気体(空気及
び炭酸ガス、水分)の透過を許さないものでなければな
らない。このために、たとえば高圧ポリエチレンが好ま
しく用いられる。また本発明の好ましい実施態様として
、ベールの形は、上部が大きく下部が小さい逆台形にす
ると冷気の循環が起きやすく均等に冷やすことができる
。これは従来の木箱では行わnていなかった事である。
重しは、従来と同等の圧力でもって行う。但し、重しを
乗せておく期間は従来法よりも著しく短縮さ几る。
通常は約1日ないし2日間重しを乗せて熟成した後、内
部圧力がかかった状態で蓋をする。
その後、内容物は上下、左右からの圧力により玉石効果
を継続して受ける。この際の圧力は、容器内容物重量の
10〜30チ、特に約20チに相当するのが好ましいこ
とが判った。従来の木箱を使用する方法では、このよう
に重しを取シ去った後にも継続する玉石効果は存在しな
かった。
チルド温度は、通常のチルド温度たとえば、−5°C〜
−10℃であることができる。6%塩分の筋子の場合、
−7℃が適切であることが判った。チルド温度において
も、玉石効果と相まって熟成が進行する。従って重しを
かけて熟成し、蓋をするまでの時間が短縮されることが
できる。またチルド保管が可能である故に、従来法にお
けるような凍結、解凍の時間、手間が省け、解凍時のド
リップによる目切れ、ソフト化などの品質低下がない。
従来法では熟成後ただちに急速冷凍し、冷蔵することが
必須であったことを考えると、本発明は著しい進歩を有
する。
本発明方法においては、凍結せずにチルド保存するにも
拘らず、低い塩分濃度で充分な保存が行える。このこと
は近来、低塩食品が消費者に好まれる事を考えると、そ
の実用的意義は明白である。もちろん、容器に生魚卵を
詰める際に振シ塩をすることも出来るが、必要ではない
多くの細菌の繁殖に好適な塩度は、Aw=0.995〜
0990、腐敗に関与する細菌のそれはAw=0.98
0である。従って本発明において、たとえば塩度6%と
してもAw=0.970なので、細菌の繁殖を十分抑制
できる。カビは細菌に比べて低水分に対して強く、Aw
=0.75でも発育するものがある。この程度までAw
の数値を下げるには商品価値を犠牲にする程の乾燥が必
要となるので、これは出来ない。しかし本発明では酸素
との接触が低減されているので、偏性好気性菌であるカ
ビの発育は抑制され、従って日持ちが良い。なおAwと
は水分活性を意味し、AW−P/Po(P−食品の水蒸
気圧、P〇−純水の水蒸気圧)で定義さ九る。
保存を更に良くするために、容器内にCO2ガスを存在
させることが一層好ましい。Co27゜チ+空気30チ
、CO210%十N290%の組成の雰囲気において品
質の低下は著しく軽減する。Co2が存在するとCO2
ガスが溶解されて、卵のpHが低下し微生物の発育を抑
制するものと考えられる。個性好気性菌であるカビなど
の発育が遅扛、従って日持ちが良く、また食品害虫、油
酸化防止にも効果がある。
このために、本発明の好ましい実施態様としてチルド保
存の前に容器の底の穴よりドライアイスを入れ、空気を
追い出した後に栓により穴を塞ぐことができる。
上述したように本発明は、チルド保存できること、低塩
保存できること、重しをのせる熟成期間が短いこと等の
効果を有し、また更に下記のような特徴を併せ持つ(従
来法の欠点の項と対比的に記載する)。
(a)容器の殺菌、洗浄が簡便に行える。密閉度が高い
。従って二次汚染は最小に抑制でき、三次汚染は防止で
きる。
(b)  重しを取り去った後にも中蓋を含めた容器の
弾性により灰石効果が存在し、チルド保管、輸送中にも
持続する。従って空間が生じない。
(C)空間がなく、また容器は密閉性なので璧気が流通
せず、従ってば化が起シずらく、また汚染も少ない。
((1)  比較的短期間の重しによる熟成の後にチル
ド保存するが、チルド段階で熟成が進行し品質低下を抑
制しながら塩なれする(この温度で酵素作用は活性であ
る)。約10〜2o日間で熟成は80%程度まで達する
。残、Q20チは、小売販売(開蓋、チルド解除後)に
達成されうることか判った。
(e)既述のようにチルド保存が可能であシ、品質低下
はない。
(f)  作業能力が飛躍的に向上する。箱作りや、箱
の取扱いなどが簡便にな9、重しをかける時間が短縮さ
れるので仕込みから出荷までの時間が短くなる。従来の
方法と比べて60%を上回る省力化が可能になることが
判った。
なお、本発明法においては実施例に示すように攪拌後か
ら箱詰めまでを短時間に行うことができるので、生魚卵
を空気にさらす時間が短いことも有力な効果の一つであ
る。
以下に本発明を実施例により更に詳しく説明する。
実施例 鮭の原罪を約20%の食塩水で良く水洗いする。次に飽
和食塩水4001を入れた攪拌機中に原罪95紛を入れ
攪拌する。
攪拌から上った卵を、水を切らずに即座に選別する。
高圧ポリエチレン製の(形状、寸法)の容器(Z s 
Kf用)に選別した卵を詰める。この際、容器上端より
数の高く(木箱の場合よりやや高い方が好ましい。)盛
り上げる。振り塩は行わない。
詰め終えた容器をパレットの上に2段重ねにし、均等に
圧力がかかる様に仕切シ板を乗せ、上に重しを乗せる。
1日半の熟成後、検品及び検量し、プラスチックの蓋を
かぶせる。さらに底の穴よシトライアイスの小片(7t
 )k入れ、出来るだけ空気を追い出した後、専用の栓
をする。
こ九を一7℃で20日間チルド保管する。
開蓋した製品は、品質の低下が全くなく、味、風味とも
申し分なかった。従来法に従い凍結保存した対照品に比
べて、本発明に従う製品の方が味がマイルドであった。
代理人  江 崎 光 好 代理人 江崎光史

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 生魚卵を食塩水で処理し、弾性のあるプラスチッ
    ク容器に入れ、重しを乗せ、次に内部圧力がかかった状
    態で蓋をし、そしてチルド保存する生魚卵の保存法。 2、生魚卵が鮭の生卵である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 3、 プラスチック容器が高圧ポリエチレンから成る特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4、 重しを乗せる期間が1〜2日間である特許請求の
    範囲第1項、第2項又は第3項記載の゛方法。 5、 内部圧力が、容器内容物重量の10〜30襲に相
    当する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一つに
    記載の方法。 6、 チルド保存の前に、容器内に二酸化炭素ガスを入
    れる特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一つに記
    載の方法。 Z 容器の底の穴よりドライアイスを入れ、二酸化炭素
    で空気を置換した後に栓によシ穴を塞ぐ特許請求の範囲
    第6項記載の方法。
JP57154520A 1982-09-07 1982-09-07 生魚卵の保存法 Pending JPS5945827A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57154520A JPS5945827A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 生魚卵の保存法

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JP57154520A JPS5945827A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 生魚卵の保存法

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JPS5945827A true JPS5945827A (ja) 1984-03-14

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ID=15586046

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JP57154520A Pending JPS5945827A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 生魚卵の保存法

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JP (1) JPS5945827A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63215856A (ja) * 1987-03-04 1988-09-08 Oki Electric Ind Co Ltd 燃料噴射制御装置
US5464648A (en) * 1993-12-09 1995-11-07 Nishijima; Hideo Process for preparing a cohesive mass of herring eggs
US5894026A (en) * 1996-05-17 1999-04-13 Tomil Foods Ltd. Method of making a food composite comprising herring eggs

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63215856A (ja) * 1987-03-04 1988-09-08 Oki Electric Ind Co Ltd 燃料噴射制御装置
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