JPH0238736B2 - - Google Patents

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JPH0238736B2
JPH0238736B2 JP58128707A JP12870783A JPH0238736B2 JP H0238736 B2 JPH0238736 B2 JP H0238736B2 JP 58128707 A JP58128707 A JP 58128707A JP 12870783 A JP12870783 A JP 12870783A JP H0238736 B2 JPH0238736 B2 JP H0238736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
workpiece
cover
fluid
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58128707A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6023562A (ja
Inventor
Kenji Nakao
Shigeru Iiboshi
Takafumi Igarashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP12870783A priority Critical patent/JPS6023562A/ja
Publication of JPS6023562A publication Critical patent/JPS6023562A/ja
Publication of JPH0238736B2 publication Critical patent/JPH0238736B2/ja
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジエツト水または鋼もしくは鉄の小粒
からなるシヨツト等の流体を高速で噴射してその
噴射力によつて工作物を切断する加工装置に関す
るものである。
近時、硬質工作物の加工方法として流体噴射に
よる加工方法が注目されている。
この加工方法は高速流体を集中的に噴射して流
体の持つ衝突エネルギーによつて高能率に工作物
を加工しようとするものである。
ところが工作物の表面に高速で流体を噴射する
と、工作物の素材と流体の種類にもよるが流体の
衝突によつて破壊片が周囲に勢い良く飛散して作
業者が怪我をしたり液が直接かかつて工作物を汚
したり、また粉塵を発生して、作業に支障を来た
す心配がある。
さらに流体が衝突する際に騒音や振動を発生
し、例えばコンクリート構造物を解体する場合、
住宅密集地では公害発生等の問題があり、これら
の問題を解消するためには吸塵設備や防音設備を
必要とし、作業が大掛かりとなる。
本発明はこの様な問題を解消する為になされた
もので、破壊片を周囲に飛散する事なく低騒音の
もとに切断加工を行うことができる流体噴射によ
る加工装置を提供する事を目的とする。
次に本発明の実施例について説明する。
[イ] 噴射カバー(第2図) 第1図に噴射部を示すが、1は有底函体から
なる噴射カバーであり、この噴射カバー1の底
面には噴射ノズル2を突設する。
噴射ノズル2は流体を高速に噴射するノズル
であり、噴射ノズル2の基端には例えばジエツ
ト水もしくは小粒のシヨツト等を高圧に供給す
る移送管を一本または複数本接続する。
さらに噴射カバー1の底面には噴射ノズル2
と並行に複数の間隔腕11を貫通して配置す
る。
間隔腕11は先端に走行輪12を取り付け
る。
間隔腕11の基端は噴射カバー1の底板を貫
通して裏面に露出する部分にバネ13を環装し
て間隔腕11に噴射ノズル2の噴射方向の弾力
が作用するよう構成する。
間隔腕11にバネ13を配置したのは工作物
の表面に凹凸がある場合でも噴射ノズル2と工
作物の間隔を正確に維持してスムーズに滑動す
る為である。
[ロ] 防塵部 噴射ノズル2の周囲には噴射ノズル2の噴射
方向に延長して噴射側遮断壁3を形成する。
噴射側遮断壁3はウレタン樹脂もしくは硬質
ゴム等の耐摩耗性に優れた公知の素材を使用
し、ボルト等を介して噴射カバー1に着脱自在
に取り付ける。噴射側遮断壁3は噴射側遮断壁
3の先端面が工作物の表面と密着できるよう間
隔腕11との長さと調整を図つて噴射側遮断壁
3を突出して取り付ける。
噴射ノズル2の周囲を噴射側遮断壁3で包囲
した結果、噴射カバー1の前面には噴射ノズル
2の噴射方向に開口する空間14が形成され
る。
[ハ] 吸引部 噴射カバー1の底面には吸引ホース4の一端
を連絡し、吸引ホース4の他端はバキユームポ
ンプ(図示せず)に接続する。
吸引ホース4は噴射ノズル2の移動方向に対
して反対の位置に取り付けると破壊片を直ちに
吸引でき、開削された溝を伝わつて破壊片等が
飛散するのを防止できる。
要は破壊片や流体の一部、粉塵等を吸引でき
る位置であれば吸引ホース4を任意な位置に取
り付ける事ができる。
[ニ] 背面カバー(第4図) 工作物の上記噴射ノズル2の設置面と反対側
の面に、切断予定線に沿つて、切断予定線を包
囲した状態で背面カバー5を配置する。
背面カバー5は工作物の背面に密着して切断
に供された流体や切削片の飛散や漏洩を防止し
て回収し、かつ騒音や振動を減少する目的のカ
バーである。
背面カバー5は有底函体からなり、この函体
の周縁部には前記噴射側遮断壁3と同様にウレ
タン樹脂または硬質ゴム等からなる遮断壁6を
ボルト等を介して着脱自在に取り付ける。
さらに函体内の壁面には噴射ノズル2から噴
射される流体の衝撃破壊を阻止する為に硬質な
素材からなる保護壁51を布設する。
遮断壁6が函体の周縁を包囲した結果背面カ
バー5内には空間52が形成される。
保護壁51は摩耗した場合に補修できるよう
張り替え自在に取り付ける。
この函体の底面もしくは側面または遮断壁6
にバキユームポンプに一端を接続する吸引ホー
ス4の他端を連絡し、切断によつて発生する破
壊片や流体を吸引によつて回収できるよう構成
する。
次にコンクリート壁の切断方法について説明す
る。
[イ] 切断装置の配置 工作物Gの両側にはそれぞれ前記構造の噴射
側遮断壁3を有する噴射カバー1と背面カバー
5を密着して配置する。
噴射カバー1の背面に支持腕7を取り付け、
この支持腕7を支承して手動もしくは電動で切
断方向を自由に移動するよう構成する。
噴射カバー1を自由な切断方向に移動するに
は例えば第3図および第4図に示すように水平
と垂直の両方向にスライド可能に構成する事が
できる。
すなわち水平方向にスライドするには支持腕
7の自由端を、支持腕7と直交して配置するロ
ツド71に螺合させ、このロツド71に回転を
与える事により螺合位置を水平方向に移動する
ように構成する。
垂直方向にスライドさせるにはロツド71の
両端部を支持する支柱72との支持部分に小歯
車とピニオンを組合せて小歯車と同軸上のハン
ドル73を回転する事によつて垂直方向のスラ
イドを許容するよう構成する。
従つて水平および垂直の両方向のスライド量
を考慮して操作すれば噴射ノズル2を自由な曲
線状にスライドする事ができる。
他方、噴射カバー1を配置した工作物Gの背
面側には背面カバー5の開口部を工作物Gに密
着して配置する。
背面カバー5の取り付けの一例として例えば
天井と床間にサポートジヤツキ8を配置して緊
張させ、そしてこのサポートジヤツキ8の周面
と背面カバー5の背面間を水平材81で連絡し
て背面カバー5を工作物Gの背面に接着した状
態に設置する。
また噴射ノズル2の切断方向が直線状ではな
く曲線状の場合には第6図に示すような可撓性
の素材からなるフレキシブルカバー5′を採用
する事ができる。
フレキシブルカバー5′は例えば鋼線をジグ
ザクに曲折して、この鉄鋼線の外側に硬質ゴム
の湾曲層を被覆し、さらにこのカバー5′内に
吸引ホース4の一端を接続して形成する。
フレキシブルカバー5′の外側に支持腕9を
取り付けて支持できるよう構成する。
[ロ] 切断 装置の配置を完了したらバキユームポンプを
作動し同時に噴射ノズル2から所定の流体を工
作物Gへ向けて高速で噴射する。
噴射された流体は工作物Gの表面に衝突して
工作物Gの組織を破壊しながら切断を進行す
る。
[ハ] 吸引排除 噴射ノズル2から噴射された流体は破壊片を
伴つて流体と共に工作物Gの両面に飛散する。
しかし噴射カバー1と背面カバー5の周縁を
包囲する遮断壁3,6が工作物Gに密着して密
封体を形成するので、これらの飛散や漏洩が防
止され、かつ、騒音が遮断される。
噴射カバー1および背面カバー5の内壁に衝
突した破壊片や流体は吸引ホース4に吸引され
て排除される。
このようにして順次切断を進行する。
[ニ]その他の実施例1 噴射カバーおよび背面カバーをスライド自在に
構成する手段として各軸に伝導モータを配置して
遠隔操作したりあるいは数値制御によつて行うこ
ともできる。
[ホ] その他の実施例2 以上の実施例は工作物を固定し加工装置を移動
する場合について説明したが、逆に加工装置を固
定しておいて工作物を移動しても前記実施例と同
様な加工効果を得る事ができる。
本発明は以上説明したようになるから次のよう
な効果を期待する事ができる。
<イ> 噴射ノズルの周縁を噴射側遮断壁で包囲
し、かつケース内に吸引ホースの一端を接続し
たので、破壊片等の飛散や加工に供された流体
の漏洩を防止して吸引する事ができる。
<ロ> 工作物の裏面に背面カバーを配置するの
で工作物の裏面側でも切削片等の飛散、漏液を
防止して確実に吸引できる。
<ハ> 工作物と直接接触する部分に適度の弾力
性を有する遮断壁を配置したので工作物との密
着性が向上し、より優れた密封性と防音性が期
待できる。
<ニ> 流体の噴射部と吸引部を一体に形成した
ので、噴射部の進行に合せて吸引部を移動する
必要がなく操作が容易となる。
<ホ> 遮断壁および保護壁を交換自在に取り付
けたため摩耗に応じて適時交換でき、背面カバ
ーを直接損傷する心配がない。
<ヘ> 本願の装置はコンクリート構造物の等の
建設物の加工だけでなく、金属やその他の種々
の素材の加工に利用でき汎用性が広い。
<ト> 従来の技術には、工作物の噴射ノズル設
置面側にのみカバーを設けてあるものが存在す
る。
しかし、背面カバーがないため、工作物を切断
する場合には、工作物の裏面側に切削片等が飛散
し、漏液等も発生する。
従つて、工作物の切断には非常に不適合であ
る。
それに対して本発明は、背面カバーを有するた
め、工作物の裏面側でも切削片等の飛散、漏液を
防止して確実に吸引できる。
従つて、従来技術と比較すると、本発明は工作
物を切断する場合には、非常に効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る加工装置の一実施例の説
明図、第2図:切断時の説明図、第3図:噴射部
の支持状態の説明図、第4図:背面カバーの支持
状態の説明図、第5図:噴射部の自在送りの説明
図、第6図:その他の背面カバーの説明図 1:噴射カバー、2:噴射ノズル、3:噴射側
遮断壁、5:背面カバー、7:支持腕、71:ロ
ツド、72:支柱、73:ハンドル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 工作物に流体を噴射して切断する加工装置に
    おいて、 工作物に向けた噴射ノズルの周囲に取り付けた
    噴射カバーと、 工作物の噴射ノズル設置面と反対側の面に、切
    断予定線を包囲して設置した背面カバーと、 上記両カバーに接続した吸塵ホースよりなる、 流体噴射による加工装置。
JP12870783A 1983-07-16 1983-07-16 流体噴射による加工装置 Granted JPS6023562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12870783A JPS6023562A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 流体噴射による加工装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12870783A JPS6023562A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 流体噴射による加工装置

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Publication Number Publication Date
JPS6023562A JPS6023562A (ja) 1985-02-06
JPH0238736B2 true JPH0238736B2 (ja) 1990-08-31

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ID=14991434

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JP12870783A Granted JPS6023562A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 流体噴射による加工装置

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JPS6023562A (ja) 1985-02-06

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