JPH0765400B2 - 微細物質処理方法及びその装置 - Google Patents
微細物質処理方法及びその装置Info
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- JPH0765400B2 JPH0765400B2 JP63025593A JP2559388A JPH0765400B2 JP H0765400 B2 JPH0765400 B2 JP H0765400B2 JP 63025593 A JP63025593 A JP 63025593A JP 2559388 A JP2559388 A JP 2559388A JP H0765400 B2 JPH0765400 B2 JP H0765400B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、微細物質の処理方法及びその装置、より詳細
に云うと、例えば、断熱材、不燃材などに用いられる石
綿、ロックウールなどの人体に有害な微細物質の処理方
法及びその装置に関する。
に云うと、例えば、断熱材、不燃材などに用いられる石
綿、ロックウールなどの人体に有害な微細物質の処理方
法及びその装置に関する。
(従来の技術) 人体に有害な微細物質の代表例として、最近有害性が明
らかになった石綿、ロックウールなどの鉱物繊維があ
る。これらの微細物質は、不燃性、断熱性、吸音性など
の特性を備えているため、例えば、構築物の壁体用材料
の形成に広く使用されてきた。しかしながら、これらの
微細物質は、人体に有害であることが判明し、その結
果、これらの物質の使用対象物の解体、除去が大規模に
行なわれるに至っている。残念なことに、かかる物質
は、太さが0.03〜10ミクロンと小さく、除去の際に空気
中に浮遊し、呼気とともに体内に吸引されたり、皮膚に
付着して、作業者の健康を損なうことが判明し、これを
防止するための有効な対策が強く要望されている。
らかになった石綿、ロックウールなどの鉱物繊維があ
る。これらの微細物質は、不燃性、断熱性、吸音性など
の特性を備えているため、例えば、構築物の壁体用材料
の形成に広く使用されてきた。しかしながら、これらの
微細物質は、人体に有害であることが判明し、その結
果、これらの物質の使用対象物の解体、除去が大規模に
行なわれるに至っている。残念なことに、かかる物質
は、太さが0.03〜10ミクロンと小さく、除去の際に空気
中に浮遊し、呼気とともに体内に吸引されたり、皮膚に
付着して、作業者の健康を損なうことが判明し、これを
防止するための有効な対策が強く要望されている。
そこで、かかる対策の1つとして、特開昭62−178659号
に開示されているような方法が提案されている。この方
法は、石綿の除去に関するもので、石綿を含む構築壁に
オクチノール誘導体を主とする非イオン界面活性剤を潤
滑剤として注入または散布して構築壁を湿潤させ、石綿
を含む構築壁の原形を保持して石綿を飛散させないよう
にした状態で、作業者がスクレーバなどの手段を用いて
手作業で構築壁を建築物から除去するようにしている。
に開示されているような方法が提案されている。この方
法は、石綿の除去に関するもので、石綿を含む構築壁に
オクチノール誘導体を主とする非イオン界面活性剤を潤
滑剤として注入または散布して構築壁を湿潤させ、石綿
を含む構築壁の原形を保持して石綿を飛散させないよう
にした状態で、作業者がスクレーバなどの手段を用いて
手作業で構築壁を建築物から除去するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この方法では、構築壁をスクレーパで剥
がしたしても、構築物の構築壁支持体に構築壁の一部が
残留してしまい、この残留物を除去することが必要とな
る。残念ながら、この残留物の除去は、作業者がブラシ
などを用いて、手作業でしなければならず、従って、除
去作業が長時間に亘るだけでなく、上記した人体に対す
る危険性を実質上除去することができないことになる。
また、剥離作業の結果床面に落ちた石綿含有構築壁片の
回収除去が不可欠であり、ここでも、作業者は危険に曝
されることになる。
がしたしても、構築物の構築壁支持体に構築壁の一部が
残留してしまい、この残留物を除去することが必要とな
る。残念ながら、この残留物の除去は、作業者がブラシ
などを用いて、手作業でしなければならず、従って、除
去作業が長時間に亘るだけでなく、上記した人体に対す
る危険性を実質上除去することができないことになる。
また、剥離作業の結果床面に落ちた石綿含有構築壁片の
回収除去が不可欠であり、ここでも、作業者は危険に曝
されることになる。
このように、上記提案方法は、作業者を微細物質による
危険性から保護することは実質上不可能であることがわ
かった。
危険性から保護することは実質上不可能であることがわ
かった。
本発明は、従来技術の上記問題点を解決し、微細物質、
特に、石綿、ロックウールなどのような有害微細物質及
びかかる微細物質を含有する材料を安全かつ効率的に除
去処理して、作業者の健康及び周囲の環境を安全に保護
することができる微細物質処理方法及び装置を提供する
ことを目的とするものである。
特に、石綿、ロックウールなどのような有害微細物質及
びかかる微細物質を含有する材料を安全かつ効率的に除
去処理して、作業者の健康及び周囲の環境を安全に保護
することができる微細物質処理方法及び装置を提供する
ことを目的とするものである。
本発明は、以下において、主として、石綿、ロックウー
ルなどの微細物質に関して説明されるが、本発明は、こ
れらの材料の処理に限定されるものではなく、実質上あ
らゆる種類の微細物質に適合することができるものであ
る。
ルなどの微細物質に関して説明されるが、本発明は、こ
れらの材料の処理に限定されるものではなく、実質上あ
らゆる種類の微細物質に適合することができるものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の微細物質処理方法は、先端が開口した回収ヘッ
ドの開口端部を被処理対象物に押し付けて当該回収ヘッ
ド内に実質上密閉系を形成する工程と、 前記回収ヘッドに設けられた噴射ノズルを介して前記実
質上密閉系内に液体を加圧供給して被処理対象物を除去
する工程と、 前記除去した被処理対象物を、周囲雰囲気から実質上遮
断した開閉式密閉タンク内に液体と共に減圧吸引により
回収する工程とを備えることを特徴とする。
ドの開口端部を被処理対象物に押し付けて当該回収ヘッ
ド内に実質上密閉系を形成する工程と、 前記回収ヘッドに設けられた噴射ノズルを介して前記実
質上密閉系内に液体を加圧供給して被処理対象物を除去
する工程と、 前記除去した被処理対象物を、周囲雰囲気から実質上遮
断した開閉式密閉タンク内に液体と共に減圧吸引により
回収する工程とを備えることを特徴とする。
なお、本明細書において使用されている「被処理対象
物」という語は、本発明により処理される微細物質自体
と、該微細物質を含む材料との双方を意味するものであ
る。同じく「実質上密閉」または「実質上遮断」という
語は、それぞれ前記微細物質の漏洩を防止し得る程度の
密閉状態または遮蔽状態を意味するものである。
物」という語は、本発明により処理される微細物質自体
と、該微細物質を含む材料との双方を意味するものであ
る。同じく「実質上密閉」または「実質上遮断」という
語は、それぞれ前記微細物質の漏洩を防止し得る程度の
密閉状態または遮蔽状態を意味するものである。
また、本発明に係る微細物質処理装置は、先端が開口
し、当該開口端部にて被処理対象物の少なくとも処理さ
れるべき部分を包囲して周囲雰囲気から実質上遮断する
密閉系を形成する形状の回収ヘッドを備えた減圧吸引除
去手段と、 前記液体を回収する液体タンクと、前記回収ヘッド内に
配設された噴射ノズルと、前記液体タンクと前記噴射ノ
ズルとを接続する接続手段と、前記液体を加圧すること
ができるポンプとを有して前記前記減圧吸引除去手段に
液体を加圧自体に供給する液体供給系と、 前記回収ヘッドと前記減圧吸引力発生手段との間に接続
され、回収中は内部を周囲雰囲気から実質上遮断される
開閉式密閉タンクを備えた密閉系の減圧吸引回収手段
と、 前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸引回収手段とに減圧
吸引力を提供する減圧吸引力発生手段とを備えることを
特徴とする。
し、当該開口端部にて被処理対象物の少なくとも処理さ
れるべき部分を包囲して周囲雰囲気から実質上遮断する
密閉系を形成する形状の回収ヘッドを備えた減圧吸引除
去手段と、 前記液体を回収する液体タンクと、前記回収ヘッド内に
配設された噴射ノズルと、前記液体タンクと前記噴射ノ
ズルとを接続する接続手段と、前記液体を加圧すること
ができるポンプとを有して前記前記減圧吸引除去手段に
液体を加圧自体に供給する液体供給系と、 前記回収ヘッドと前記減圧吸引力発生手段との間に接続
され、回収中は内部を周囲雰囲気から実質上遮断される
開閉式密閉タンクを備えた密閉系の減圧吸引回収手段
と、 前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸引回収手段とに減圧
吸引力を提供する減圧吸引力発生手段とを備えることを
特徴とする。
(作用) 本発明に係る微細物質処理方法において、除去工程は、
密閉系において被処理対象物を作業者及び周囲の環境か
ら実質上遮断して吸引除去する作用をなすものである。
また、回収工程は、このようにして除去された被処理対
象物を作業者及び周囲の環境から遮断して回収する作用
をなすものである。
密閉系において被処理対象物を作業者及び周囲の環境か
ら実質上遮断して吸引除去する作用をなすものである。
また、回収工程は、このようにして除去された被処理対
象物を作業者及び周囲の環境から遮断して回収する作用
をなすものである。
また、本発明に係る微細物質処理装置において、密閉系
の減圧吸引除去手段は、実質上密閉状態においてかつ減
圧吸引下において液体を用いて被処理対象物を周囲の環
境から遮断して吸引除去するものである。液体供給系
は、前記除去手段に前記液体を供給するもので、所望に
より、加圧して該液体を供給することができるようにな
っている。密閉系の減圧吸引回収手段は、前記減圧吸引
除去手段において除去された被処理対象物を作業者及び
周囲の環境から遮断して吸引回収するものである。減圧
吸引力発生手段は、前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸
引回収手段とに、それぞれ、被処理対象物の除去及び回
収に必要な減圧吸引力を提供する作用をなすものであ
る。
の減圧吸引除去手段は、実質上密閉状態においてかつ減
圧吸引下において液体を用いて被処理対象物を周囲の環
境から遮断して吸引除去するものである。液体供給系
は、前記除去手段に前記液体を供給するもので、所望に
より、加圧して該液体を供給することができるようにな
っている。密閉系の減圧吸引回収手段は、前記減圧吸引
除去手段において除去された被処理対象物を作業者及び
周囲の環境から遮断して吸引回収するものである。減圧
吸引力発生手段は、前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸
引回収手段とに、それぞれ、被処理対象物の除去及び回
収に必要な減圧吸引力を提供する作用をなすものであ
る。
(実施例) 以下、本発明を添付図面に示す実施例に関して説明す
る。
る。
第1図は、本発明の係る微細物質の処理装置の一実施例
を示す。本実施例の装置は、被処理対象物質、即ち、石
綿、ロックウールなどの微細物質自体及び該微細物質を
含む、構築壁などの材料の処理を安全に行なうことがで
きるように適合されている。即ち、この装置は、実質上
密閉系において被処理対象物を液体を用いて減圧吸引除
去するとともに、該除去された被処理対象物を液体とと
もに実質上密閉系において減圧吸引により回収すること
ができるようになっている。
を示す。本実施例の装置は、被処理対象物質、即ち、石
綿、ロックウールなどの微細物質自体及び該微細物質を
含む、構築壁などの材料の処理を安全に行なうことがで
きるように適合されている。即ち、この装置は、実質上
密閉系において被処理対象物を液体を用いて減圧吸引除
去するとともに、該除去された被処理対象物を液体とと
もに実質上密閉系において減圧吸引により回収すること
ができるようになっている。
第1図に示す装置は、実質上密閉状態においてかつ減圧
吸引下において液体を用いて被処理対象物の除去を行な
う密閉系の減圧吸引除去手段と、 前記減圧吸引除去手段に液体を加圧自体に供給する液体
供給系と、 前記減圧吸引除去手段に連通され、実質上密閉状態にお
いてかつ減圧吸引下において前記除去された被処理対象
物を回収する密閉系の減圧吸引回収手段と、 前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸引回収手段とに減圧
吸引力を提供する減圧吸引力発生手段とを備えている。
吸引下において液体を用いて被処理対象物の除去を行な
う密閉系の減圧吸引除去手段と、 前記減圧吸引除去手段に液体を加圧自体に供給する液体
供給系と、 前記減圧吸引除去手段に連通され、実質上密閉状態にお
いてかつ減圧吸引下において前記除去された被処理対象
物を回収する密閉系の減圧吸引回収手段と、 前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸引回収手段とに減圧
吸引力を提供する減圧吸引力発生手段とを備えている。
本実施例では、減圧吸引除去手段は、先端が開口した回
収ヘッド(1)から構成されている。回収ヘッド(1)
は手持式とすることができるが、適宜の手段を用いて、
構築壁に対し半固定式とすることもできる。本実施例に
おいては、回収ヘッド(1)は、筒状部(1a)と該筒状
部の先端に一体的に設けられ、先端が開口したラッパ状
のフード(2)から構成されている。減圧吸引除去手段
は、後述する態様で、減圧吸引力発生手段に接続されて
いる。
収ヘッド(1)から構成されている。回収ヘッド(1)
は手持式とすることができるが、適宜の手段を用いて、
構築壁に対し半固定式とすることもできる。本実施例に
おいては、回収ヘッド(1)は、筒状部(1a)と該筒状
部の先端に一体的に設けられ、先端が開口したラッパ状
のフード(2)から構成されている。減圧吸引除去手段
は、後述する態様で、減圧吸引力発生手段に接続されて
いる。
フード(2)内には、液体供給系の一部を構成する噴射
ノズル(3)が配設され、ノズル(3)の先端には水そ
の他の液体を加圧下で噴出する噴射口(3a)が形成され
ている。この噴射口は偏心して配設するとともに、ノズ
ル(3)は、第1図に示すように、その軸線を中心に回
転自在に配設すのが好ましい。ノズル(3)は、可撓性
を有するのが好ましい水ホース(4)を介して液体ポン
プ即ち水ポンプ(5)の吐出側に接続され、水ポンプ
(5)の吸入側が水タンク(6)にストレーナ(7)を
介して接続されている。水ポンプ(5)は、エンジンま
たは電動機のような適宜の駆動源(8)に接続されてい
る。本実施例では、このようにして、液体供給系が形成
されている。
ノズル(3)が配設され、ノズル(3)の先端には水そ
の他の液体を加圧下で噴出する噴射口(3a)が形成され
ている。この噴射口は偏心して配設するとともに、ノズ
ル(3)は、第1図に示すように、その軸線を中心に回
転自在に配設すのが好ましい。ノズル(3)は、可撓性
を有するのが好ましい水ホース(4)を介して液体ポン
プ即ち水ポンプ(5)の吐出側に接続され、水ポンプ
(5)の吸入側が水タンク(6)にストレーナ(7)を
介して接続されている。水ポンプ(5)は、エンジンま
たは電動機のような適宜の駆動源(8)に接続されてい
る。本実施例では、このようにして、液体供給系が形成
されている。
この駆動源(8)には、減圧吸引手段即ち減圧吸引ポン
プ(9)も接続されている。減圧吸引ポンプ(9)は、
吸入側が水ポンプ(5)の吸入側管路に接続され、吐出
側は、先端が水タンクの上部に開口するベンチュリ(1
0)内に配設されたノズル(10a)に接続されている。こ
のようにして、減圧吸引力発生手段即ち減圧吸引系(1
1)が形成される。
プ(9)も接続されている。減圧吸引ポンプ(9)は、
吸入側が水ポンプ(5)の吸入側管路に接続され、吐出
側は、先端が水タンクの上部に開口するベンチュリ(1
0)内に配設されたノズル(10a)に接続されている。こ
のようにして、減圧吸引力発生手段即ち減圧吸引系(1
1)が形成される。
前記回収ヘッド(1)の筒状部(1a)の基端部には、可
撓性を有するのが好ましい吸引ホース(12)の一端が接
続され、吸引ホース(12)の他端は開閉式の密閉回収タ
ンク(13)に接続されている。本実施例においては、回
収タンク(13)内には回収袋(14)が着脱可能に設置さ
れている。回収袋は、液体を透過する材料から形成す
る。回収タンク(13)は、セーフティタンク(15)並び
に管路(13a)及び(15a)を介してベンチュリ(10)の
外周に接続され、ベンチュリ(10)と連通されている。
管路(15a)は、ノズル(10a)よりも後方に位置するベ
ンチュリ(10)の基端側に接続することができる。この
ようにして、本実施例の減圧吸引回収手段が構成され
る。また、本実施例においては、減圧吸引除去手段は、
減圧吸引回収手段を介して減圧吸引系(11)に接続され
ていることがわかる。
撓性を有するのが好ましい吸引ホース(12)の一端が接
続され、吸引ホース(12)の他端は開閉式の密閉回収タ
ンク(13)に接続されている。本実施例においては、回
収タンク(13)内には回収袋(14)が着脱可能に設置さ
れている。回収袋は、液体を透過する材料から形成す
る。回収タンク(13)は、セーフティタンク(15)並び
に管路(13a)及び(15a)を介してベンチュリ(10)の
外周に接続され、ベンチュリ(10)と連通されている。
管路(15a)は、ノズル(10a)よりも後方に位置するベ
ンチュリ(10)の基端側に接続することができる。この
ようにして、本実施例の減圧吸引回収手段が構成され
る。また、本実施例においては、減圧吸引除去手段は、
減圧吸引回収手段を介して減圧吸引系(11)に接続され
ていることがわかる。
第1図において、(16)は、減圧吸引力発生手段即ち減
圧吸引系(11)に設けられた減圧調整弁であり、減圧吸
引系の吸引力を適宜調節することができるようにしてい
る。(17)は水圧調整弁であり、水ホースを介して供給
される水の送水圧を適宜調節することができるようにし
ている。(18)は水タンク(6)に配設された液面計、
(19)は給水弁(20)を有する給水管路である。液面計
(18)は、水タンク内の水が所定のレベルに低下したと
きにこれを検出して、給水管路(19)を介して水をタン
クに補給するようにしている。そのため、液面計(18)
は給水弁(20)に電気的に作動接続することができる。
この接続自体は、当業者に周知である。(21)は弁(2
2)を有するドレン排出管路、(23)はセーフティタン
ク(15)内に配設された圧力センサであり、セーフティ
タンク内の圧力の異常を検出して駆動源(8)を停止さ
せるようになっている。そのため、センサ(23)は、駆
動源(8)に電気的に作動接続されているが、かかる接
続自体は、当業者に周知の態様で行なうことができる。
(24)は水ホース(4)を巻くホースドラムである。
圧吸引系(11)に設けられた減圧調整弁であり、減圧吸
引系の吸引力を適宜調節することができるようにしてい
る。(17)は水圧調整弁であり、水ホースを介して供給
される水の送水圧を適宜調節することができるようにし
ている。(18)は水タンク(6)に配設された液面計、
(19)は給水弁(20)を有する給水管路である。液面計
(18)は、水タンク内の水が所定のレベルに低下したと
きにこれを検出して、給水管路(19)を介して水をタン
クに補給するようにしている。そのため、液面計(18)
は給水弁(20)に電気的に作動接続することができる。
この接続自体は、当業者に周知である。(21)は弁(2
2)を有するドレン排出管路、(23)はセーフティタン
ク(15)内に配設された圧力センサであり、セーフティ
タンク内の圧力の異常を検出して駆動源(8)を停止さ
せるようになっている。そのため、センサ(23)は、駆
動源(8)に電気的に作動接続されているが、かかる接
続自体は、当業者に周知の態様で行なうことができる。
(24)は水ホース(4)を巻くホースドラムである。
次に、上記構成の微細物質処理装置の動作について、第
1及び2図に基づいて説明する。
1及び2図に基づいて説明する。
まず、被処理対象物、即ち、石綿、ロックウールのよう
な微細物質自体、または該微細物質を含む構築壁などの
材料に対し、回収ヘッド(1)を当て、被処理対象物の
処理しようとする部分を実質上周囲の環境から遮断す
る。次に、液体、例えば、潤滑剤を含むことができる水
を、水タンク(6)から水ポンプ(5)を介して水ホー
ス(4)に供給し、噴射ノズル(3)から所望の圧力で
放出させる。材料が構築壁などのような固形の形態を有
する場合には、高圧下で噴射することにより、これを剥
がしやすくすることができる。被処理対象物が、このよ
うな形態のものでない場合、あるいは、微細物質のみか
らなる場合には、材料または物質の種類、形態などに応
じて、水の放出圧を適宜調節する。これにより、被処理
対象物は湿潤され、周囲雰囲気への拡散放出は一層有効
に防止される。潤滑剤を水に含ませる場合には、潤滑剤
は水タンク(6)に入れることができる。
な微細物質自体、または該微細物質を含む構築壁などの
材料に対し、回収ヘッド(1)を当て、被処理対象物の
処理しようとする部分を実質上周囲の環境から遮断す
る。次に、液体、例えば、潤滑剤を含むことができる水
を、水タンク(6)から水ポンプ(5)を介して水ホー
ス(4)に供給し、噴射ノズル(3)から所望の圧力で
放出させる。材料が構築壁などのような固形の形態を有
する場合には、高圧下で噴射することにより、これを剥
がしやすくすることができる。被処理対象物が、このよ
うな形態のものでない場合、あるいは、微細物質のみか
らなる場合には、材料または物質の種類、形態などに応
じて、水の放出圧を適宜調節する。これにより、被処理
対象物は湿潤され、周囲雰囲気への拡散放出は一層有効
に防止される。潤滑剤を水に含ませる場合には、潤滑剤
は水タンク(6)に入れることができる。
この段階では、減圧吸引系(11)は、まだ作動されな
い。
い。
次に、被処理対象物が構築壁のような形態をとる場合に
は、水または水に潤滑剤、洗浄剤を含ませたものを、回
収ヘッド(1)のフード(2)の開口端部を被処理材料
に押付けた状態で、所要の圧力で材料に噴射し、材料の
フード(2)内に位置する部分を圧力水で適宜の大きさ
に分割して剥がす。この場合に、駆動源(8)で水ポン
プ(5)とともに減圧吸引ポンプ(9)を作動させ、ベ
ンチュリ(10)内のノズル(10a)から圧力水を噴出さ
せることで、セーフティタンク(15)、回収タンク(1
3)を減圧にし、剥がされた材料を、噴射された水とと
もにフード(3)、回収ヘッド(1)の筒状部(1a)及
び吸引ホース(12)を経て、回収タンク(13)内の回収
袋(14)に吸引回収し、同時に、水を分離する。分離し
た水は、セーフティタンク(15)、ベンチュリ(10)を
経て水タンク(6)に戻される。次に、作業者は、回収
ヘッド(1)を順次移動させ、上記操作を繰返して、被
処理対象物全体を除去する。
は、水または水に潤滑剤、洗浄剤を含ませたものを、回
収ヘッド(1)のフード(2)の開口端部を被処理材料
に押付けた状態で、所要の圧力で材料に噴射し、材料の
フード(2)内に位置する部分を圧力水で適宜の大きさ
に分割して剥がす。この場合に、駆動源(8)で水ポン
プ(5)とともに減圧吸引ポンプ(9)を作動させ、ベ
ンチュリ(10)内のノズル(10a)から圧力水を噴出さ
せることで、セーフティタンク(15)、回収タンク(1
3)を減圧にし、剥がされた材料を、噴射された水とと
もにフード(3)、回収ヘッド(1)の筒状部(1a)及
び吸引ホース(12)を経て、回収タンク(13)内の回収
袋(14)に吸引回収し、同時に、水を分離する。分離し
た水は、セーフティタンク(15)、ベンチュリ(10)を
経て水タンク(6)に戻される。次に、作業者は、回収
ヘッド(1)を順次移動させ、上記操作を繰返して、被
処理対象物全体を除去する。
処理しようとする対象物が、微細物質のみからなる場合
には、水を噴射ノズルから緩く放出しながら、駆動源
(8)で水ポンプ(5)とともに減圧吸引ポンプ(9)
を作動させ、ベンチュリ(10)内のノズル(10a)から
圧力水を噴出させることで、セーフティタンク(15)、
回収タンク(13)を減圧させ、微細物質を水とともにフ
ード(3)、回収ヘッド(1)の筒状部(1a)及び吸引
ホース(12)を介して、回収タンク(13)内の回収袋
(14)に吸引回収するとともに、水を分離する。次に、
作業者が回収ヘッド(1)を持って適宜移動することに
より、微細物質全体を除去する。
には、水を噴射ノズルから緩く放出しながら、駆動源
(8)で水ポンプ(5)とともに減圧吸引ポンプ(9)
を作動させ、ベンチュリ(10)内のノズル(10a)から
圧力水を噴出させることで、セーフティタンク(15)、
回収タンク(13)を減圧させ、微細物質を水とともにフ
ード(3)、回収ヘッド(1)の筒状部(1a)及び吸引
ホース(12)を介して、回収タンク(13)内の回収袋
(14)に吸引回収するとともに、水を分離する。次に、
作業者が回収ヘッド(1)を持って適宜移動することに
より、微細物質全体を除去する。
このように本実施例によれば、被処理対象物の除去は、
水を用い、かつ、フードの内部という実質上密閉系で行
なわれるので、除去操作に際し、微細物質が周囲に漏れ
るのを実質上防止することができる。また、被処理対象
物の回収も、水とともに、減圧密閉系で行なわれるので
安全性を確保することができる。
水を用い、かつ、フードの内部という実質上密閉系で行
なわれるので、除去操作に際し、微細物質が周囲に漏れ
るのを実質上防止することができる。また、被処理対象
物の回収も、水とともに、減圧密閉系で行なわれるので
安全性を確保することができる。
水タンク(6)内の水が減少した場合には、これを液面
計(18)が検出して給水弁(20)を開き、予め水道管な
どと接続しておいた給水管路(21)から水タンク(6)
に給水し、所定のレベルに達すると、給水を停止するよ
うにしている。また、真空圧調整弁(16)及び水圧調整
弁(17)を適宜調整することにより、減圧吸引力及び送
水圧を調整することができる。また、セーフティタンク
(15)内に設けたセンサ(23)が、セーフティタンク
(15)内の圧力を検出し、タンク(15)内の圧力に異常
を生じた場合に駆動源(8)を停止させる。
計(18)が検出して給水弁(20)を開き、予め水道管な
どと接続しておいた給水管路(21)から水タンク(6)
に給水し、所定のレベルに達すると、給水を停止するよ
うにしている。また、真空圧調整弁(16)及び水圧調整
弁(17)を適宜調整することにより、減圧吸引力及び送
水圧を調整することができる。また、セーフティタンク
(15)内に設けたセンサ(23)が、セーフティタンク
(15)内の圧力を検出し、タンク(15)内の圧力に異常
を生じた場合に駆動源(8)を停止させる。
更に、噴射ノズル(3)を軸線を中心に回転自在に配設
し、かつ、噴射口を偏心配設する構成とすれば、ノズル
(3)から噴出する圧力水の方向を変えることができ
る。
し、かつ、噴射口を偏心配設する構成とすれば、ノズル
(3)から噴出する圧力水の方向を変えることができ
る。
回収袋(14)が被処理対象物で満たされたときには、装
置を停止させて、回収タンク(13)の蓋(第1図には図
示せず)を開き、回収袋(14)とともにこれに収容され
た対象物を取出し、新しい回収袋(14)を回収タンク
(13)内に設置する。
置を停止させて、回収タンク(13)の蓋(第1図には図
示せず)を開き、回収袋(14)とともにこれに収容され
た対象物を取出し、新しい回収袋(14)を回収タンク
(13)内に設置する。
本実施例では、ノズル(3)から噴出した圧力水は、回
収ヘッド(1)から、減圧吸引により、ベンチュリ(1
0)を介して水タンク(6)に戻されるので、水の損失
を大幅に少なくすることができる。
収ヘッド(1)から、減圧吸引により、ベンチュリ(1
0)を介して水タンク(6)に戻されるので、水の損失
を大幅に少なくすることができる。
本実施例の装置は、第2図に概略的に示すような態様で
使用することができる。即ち、トラックの荷台に、水タ
ンク(6)、ベンチュリ(10)、駆動源(8)、水ポン
プ(5)、減圧吸引ポンプ(9)、ホースドラム(24)
及びセーフティタンク(15)をこれらの順に前部から後
部に向かって固定的に搭載し、回収タンク(13)は別に
荷台に載せて現場に運び、荷台から降して用いることが
できる。このような移動自在の回収タンクは容量が200l
程度のものとなるが、回収タンクに回収した被処理対象
物の取出しが容易になる。
使用することができる。即ち、トラックの荷台に、水タ
ンク(6)、ベンチュリ(10)、駆動源(8)、水ポン
プ(5)、減圧吸引ポンプ(9)、ホースドラム(24)
及びセーフティタンク(15)をこれらの順に前部から後
部に向かって固定的に搭載し、回収タンク(13)は別に
荷台に載せて現場に運び、荷台から降して用いることが
できる。このような移動自在の回収タンクは容量が200l
程度のものとなるが、回収タンクに回収した被処理対象
物の取出しが容易になる。
本発明において使用することができる、移動自在の回収
タンクは、第3乃至5図に示すように構成することがで
きる。図示の回収タンク(13)は、上部が開口したタン
ク本体(25)を備える。タンク本体(25)は、フレーム
(26)に水平軸(27)を介して回動可能に軸支されてい
る。タンク本体(25)内には上部が開口した網籠(28)
が配設され、タンク本体(25)および網籠(28)の上部
開口を覆う蓋(29)が開閉可能にタンク本体(25)に枢
支され、蓋(29)には回収ヘッド側に連通するホース
(12)が、タンク本体(25)の底壁にはセーフティタン
ク側に連通するホース(14a)がそれぞれ接続されてい
る。
タンクは、第3乃至5図に示すように構成することがで
きる。図示の回収タンク(13)は、上部が開口したタン
ク本体(25)を備える。タンク本体(25)は、フレーム
(26)に水平軸(27)を介して回動可能に軸支されてい
る。タンク本体(25)内には上部が開口した網籠(28)
が配設され、タンク本体(25)および網籠(28)の上部
開口を覆う蓋(29)が開閉可能にタンク本体(25)に枢
支され、蓋(29)には回収ヘッド側に連通するホース
(12)が、タンク本体(25)の底壁にはセーフティタン
ク側に連通するホース(14a)がそれぞれ接続されてい
る。
第3乃至5図において、(30)はウォーム減速機構(図
示せず)を介してタンク本体(25)を傾動させる傾斜ハ
ンドル、(31)は蓋(29)をタンク本体(25)に気密に
取付けるロックねじ、(32)はタンク本体(25)をフレ
ーム(26)にクランプする偏心クランプハンドルであ
る。
示せず)を介してタンク本体(25)を傾動させる傾斜ハ
ンドル、(31)は蓋(29)をタンク本体(25)に気密に
取付けるロックねじ、(32)はタンク本体(25)をフレ
ーム(26)にクランプする偏心クランプハンドルであ
る。
以上のように構成された回収タンク(13)は、タンク本
体(25)内での減圧吸引により、被処理対象物が脱水さ
れて網籠(28)内に溜まる。網籠(28)が被処理対象物
で満たされた時には、装置の運転を停止し、偏心クラン
プハンドル(32)によりタンク本体(25)のフレーム
(26)へのクランプを解除し、傾斜ハンドル(30)を回
して開口が斜め下を向くようにタンク本体(25)を水平
軸(27)を中心に回動させ、ロックねじ(31)を緩めて
蓋(29)を開くことで、適宜の廃棄用容器に網籠(28)
内の被処理対象物を落下させ、廃棄することができる。
その後、前述した手順とはほぼ逆の手順で、タンク本体
(25)を起立させ、蓋(29)を閉じるとととに、クラン
プハンドル(32)でタンク本体(25)をフレーム(26)
にクランプする。
体(25)内での減圧吸引により、被処理対象物が脱水さ
れて網籠(28)内に溜まる。網籠(28)が被処理対象物
で満たされた時には、装置の運転を停止し、偏心クラン
プハンドル(32)によりタンク本体(25)のフレーム
(26)へのクランプを解除し、傾斜ハンドル(30)を回
して開口が斜め下を向くようにタンク本体(25)を水平
軸(27)を中心に回動させ、ロックねじ(31)を緩めて
蓋(29)を開くことで、適宜の廃棄用容器に網籠(28)
内の被処理対象物を落下させ、廃棄することができる。
その後、前述した手順とはほぼ逆の手順で、タンク本体
(25)を起立させ、蓋(29)を閉じるとととに、クラン
プハンドル(32)でタンク本体(25)をフレーム(26)
にクランプする。
このように構成された回収タンク(13)を用いれば、上
記した回収袋(14)を用いることなく、容易に被処理対
象物を回収タンク(14)から取出すことができる。
記した回収袋(14)を用いることなく、容易に被処理対
象物を回収タンク(14)から取出すことができる。
本発明においては、回収タンクは、自動車に固定搭載す
ることもでき、この場合にはタンク容量を400〜500lま
で大きくすることができる。また、本発明においては、
回収ヘッドのフードは可撓性を有するものが好ましく、
可撓性の送水ホース、吸引ホースは1つのホースドラム
に巻付けて収納するようにしても、別のホースドラムに
巻付けて収納するようにしてもよく、ホースドラムを省
略してもよい。
ることもでき、この場合にはタンク容量を400〜500lま
で大きくすることができる。また、本発明においては、
回収ヘッドのフードは可撓性を有するものが好ましく、
可撓性の送水ホース、吸引ホースは1つのホースドラム
に巻付けて収納するようにしても、別のホースドラムに
巻付けて収納するようにしてもよく、ホースドラムを省
略してもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、被処理対象物を、回収
ヘッド内の実質上密閉された空間内で液体を噴射供給し
て除去するものとしたので、被処理対象物を外部に漏洩
させることなく安全に、かつ効率よく除去することがで
きる。
ヘッド内の実質上密閉された空間内で液体を噴射供給し
て除去するものとしたので、被処理対象物を外部に漏洩
させることなく安全に、かつ効率よく除去することがで
きる。
除去された被処理対象物は、減圧吸引下でかつ実質上密
閉状態において、液体とともに回収されるので、回収操
作も安全に行なうことができる。従って、作業者の安全
を十分に確保することができると共に、近隣の住民等に
悪影響を与える虞れがない等、環境衛生上の優れた効果
を併せ有する。
閉状態において、液体とともに回収されるので、回収操
作も安全に行なうことができる。従って、作業者の安全
を十分に確保することができると共に、近隣の住民等に
悪影響を与える虞れがない等、環境衛生上の優れた効果
を併せ有する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第2図は
同、自動車に搭載した場合の主要部材の配置を示す概略
平面図、第3図、第4図および第5図は本発明に用いる
回収タンクの一例を示す一部を切欠いた正面図、側面図
および平面図である。 (1)…回収ヘッド、(1a)…筒状部、(2)…フー
ド、(3)…噴射ノズル、(3a)…噴射口、(4)…水
ホース、(5)…水ポンプ、(6)…水タンク、(7)
…ストレーナ、(8)…駆動源、(9)…減圧吸引ポン
プ、(10)…ベンチュリ、(10a)…ノズル、(11)…
減圧吸引系、(12)…吸引ホース、(13)…回収タン
ク、(13a)…管路、(14)…回収袋、(15)…セーフ
ティタンク、(15a)…管路、(16)…減圧調整弁、(1
7)…水圧調整弁、(18)…液面計、(19)…給水管
路、(20)…給水弁、(21)…ドレン排出管路、(22)
…弁、(23)…圧力センサ、(24)…ホースドラム、
(25)…タンク本体、(26)…フレーム、(27)…水平
軸、(28)…網籠、(29)…蓋、(30)…傾斜用ハンド
ル、(31)…ロックねじ、(32)…クランプハンドル。
同、自動車に搭載した場合の主要部材の配置を示す概略
平面図、第3図、第4図および第5図は本発明に用いる
回収タンクの一例を示す一部を切欠いた正面図、側面図
および平面図である。 (1)…回収ヘッド、(1a)…筒状部、(2)…フー
ド、(3)…噴射ノズル、(3a)…噴射口、(4)…水
ホース、(5)…水ポンプ、(6)…水タンク、(7)
…ストレーナ、(8)…駆動源、(9)…減圧吸引ポン
プ、(10)…ベンチュリ、(10a)…ノズル、(11)…
減圧吸引系、(12)…吸引ホース、(13)…回収タン
ク、(13a)…管路、(14)…回収袋、(15)…セーフ
ティタンク、(15a)…管路、(16)…減圧調整弁、(1
7)…水圧調整弁、(18)…液面計、(19)…給水管
路、(20)…給水弁、(21)…ドレン排出管路、(22)
…弁、(23)…圧力センサ、(24)…ホースドラム、
(25)…タンク本体、(26)…フレーム、(27)…水平
軸、(28)…網籠、(29)…蓋、(30)…傾斜用ハンド
ル、(31)…ロックねじ、(32)…クランプハンドル。
Claims (15)
- 【請求項1】先端が開口した回収ヘッドの開口端部を被
処理対象物に押し付けて当該回収ヘッド内に実質上密閉
系を形成する工程と、 前記回収ヘッドに設けられた噴射ノズルを介して前記実
質上密閉系内に液体を加圧供給して被処理対象物を除去
する工程と、 前記除去した被処理対象物を、周囲雰囲気から実質上遮
断した開閉式密閉タンク内に液体と共に減圧吸引により
回収する工程とを備えてなる微細物質処理方法。 - 【請求項2】前記被処理対象物は微細物質を含む材料か
らなる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記被処理対象物は構築壁からなる請求項
2記載の方法。 - 【請求項4】前記被処理対象物は、微細物質のみからな
る請求項1記載の方法。 - 【請求項5】先端が開口し、当該開口端部にて被処理対
象物の少なくとも処理されるべき部分を包囲して周囲雰
囲気から実質上遮断する密閉系を形成する形状の回収ヘ
ッドを備えた減圧吸引除去手段と、 前記液体を収容する液体タンクと、前記回収ヘッド内に
配設された噴射ノズルと、前記液体タンクと前記噴射ノ
ズルとを接続する接続手段と、前記液体を加圧すること
ができるポンプとを有して前記前記減圧吸引除去手段に
液体を加圧自在に供給する液体供給系と、 前記回収ヘッドと前記減圧吸引力発生手段との間に接続
され、回収中は内部を周囲雰囲気から実質上遮断される
開閉式密閉タンクを備えた密閉系の減圧吸引回収手段
と、 前記減圧吸引除去手段と前記減圧吸引回収手段とに減圧
吸引力を提供する減圧吸引力発生手段とを備えてなる微
細物質処理装置。 - 【請求項6】前記減圧吸引除去手段は前記減圧吸引回収
手段を介して前記減圧吸引力発生手段に接続されている
請求項5記載の装置。 - 【請求項7】前記減圧吸引回収手段は前記被処理対象物
を前記液体とともに回収する請求項6記載の装置。 - 【請求項8】前記回収された液体を前記減圧吸引回収手
段から前記減圧吸引力発生手段を介して前記液体供給系
へ戻す手段を備える請求項7記載の装置。 - 【請求項9】前記減圧吸引力発生手段は一端が前記ポン
プの吐出側に接続され他端が前記液体タンクに開口する
噴射ノズルを内部に配設したベンチュリからなる請求項
5記載の装置。 - 【請求項10】前記液体供給系の前記噴射ノズルは噴射
口が偏心して設けられ、かつ、軸線を中心に回転自在と
なっている請求項5記載の装置。 - 【請求項11】前記密閉タンクは内部に回収袋を取出し
自在に備える請求項5記載の装置。 - 【請求項12】前記密閉タンクは転倒自在に配設されか
つ内部に網籠が設けられている請求項5記載の装置。 - 【請求項13】前記液体タンクには液面計が配設されて
いる請求項5記載の装置。 - 【請求項14】前記回収タンクと前記減圧吸引力発生手
段との間にセーフティタンクが配設されている請求項5
記載の装置。 - 【請求項15】前記セーフティタンクには前記ポンプの
駆動源に作動接続された圧力センサが配設されている請
求項5記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63025593A JPH0765400B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 微細物質処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63025593A JPH0765400B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 微細物質処理方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203056A JPH01203056A (ja) | 1989-08-15 |
JPH0765400B2 true JPH0765400B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=12170205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63025593A Expired - Fee Related JPH0765400B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 微細物質処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765400B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6949348B2 (ja) * | 2016-12-15 | 2021-10-13 | 中越パルプ工業株式会社 | 対向衝突処理装置及び対向衝突処理方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023562A (ja) * | 1983-07-16 | 1985-02-06 | 大成建設株式会社 | 流体噴射による加工装置 |
JPH0194156A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-04-12 | Yajo:Kk | ウォタージェット装置 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP63025593A patent/JPH0765400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01203056A (ja) | 1989-08-15 |
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Legal Events
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