JPS63150199A - アブレイシブジエツトによる壁切断装置のノズル側真空室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はアブレイシフジェッ１〜による壁切断装置のノ
ズル側真空室に関する。

［従来技術］ 粒状物例えば砂を高圧水ジェッＩ〜と共に被切削物例え
はコンクリート′Ｗｉ造物、岩盤等に吹付けて被切削物
を切削するアブレイシブジェットによる切削方法は公知
であり、種々の被切削物を切削する場合に用いられてい
る。特に切断面かきれいであり、ジェットノズルの移動
によって任意の切断面が形成できて好ましい。

しかしながら、粒状物および水を使用するので切削現場
に粒状物、水や切削によって発生したコンクリート粒子
すなわちスラリが散乱する。このスラリの散乱は、現場
が屋外の場合には開題にならないが、例えはコンクリー
トの建物の壁を切断して建物を改造するなど切断現場が
屋内の場合は、スラリの散乱は大きい問題となる。

ところで、従来の方法を実施する装置においては、ジェ
ットノズルを移動させる移動手段を要し、該手段をも真
空室内に収めることが要求される。

しかし、それにより真空室の容量か大きくなり、また該
手段がスラリで汚損されて故障の原因となる等の問題が
ある。

［発明の目的］ 従って本発明の目的は、ノズル側真空室の容量を可及的
に小さくするとともに、スラリによるジェットノズルの
移動手段の汚損を防止するようにしたアブレイシブジェ
ットによる壁切断装置のノズル側真空室を提供すること
にある。

［発明の構成］ 本発明によれば、壁面の一方に粒状物を高圧水ジェット
と共に噴射するジェットノズルを移動自在に設け、他方
にジェット反射体を設け、壁の両面にジェットノズルと
ジェット反射体を収納する真空室を設け、再真空室を真
空ポンプに接続し、切断時に発生するスラリを真空室を
介し真空ポンプで吸引して回収するようにしたアブレイ
シブジェッ１〜による壁切断装置において、ノズル側真
空室を一面開口の長方体状箱体に形成し、該開口縁部に
壁側に突出するパッキングを設け、開口縁部に対向する
壁部に長手方向に長孔を形成するとともに、該長孔から
突出するジェットノズルの頚部を気密に挟持するなめに
対向して設けたパッキングを備え、前記壁部の背後にジ
ェットノズルを移動させる移動手段を設げている。

［発明の作用効果］ 従って、真空室の壁部のパッキングでジェットノズルの
頚部を気密に挟持してジェットノズルの移動手段を真空
室外に設け、真空室の容量を可及的に小さくし、かつス
ラリによる駆動手段の汚損を確実に防止することができ
る。また反射体を設けることにより高圧ジェットによる
危険を防止できる。

［好ましい実施の態様］ 本発明の実施に際し、移動手段にはローラヂエーン駆動
方式をとるのが好ましく、駆動スプロケットの駆動には
例えはステッピングモータを用いるのが好ましい。この
ようにすると、切断状況に応じてジェットノズルの移動
速度を調整することができる。

本発明の実施に際し、アブレイシブジエ・ントの噴射方
向を変え得るように構成するのが好ましい。

このようにすると、壁の切断開口部の一方の側を他方の
側より若干大きくして切断ブロックを取り出し易くする
ことができる。

［実施例］ 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は切断装置の概略を示しており、室内のコンクリ
ート壁Ｗをジェットノズル（以下ノズルという）Ｎを用
いてアブレイシブジエツ１〜（以下ジェットという）Ｊ
で切断しているところが示されている。このノズルＮに
は図示しない高圧ポンプから高圧水が供給され、また図
示しない研磨材ラインから粒状物が送られるようになっ
ている。

そして、ノズルＮは壁面Ｗａに沿って移動自在であり、
壁面ｗｂ側にはジェット反射体である例え＝　　５　− ばセラミックプレートＡが設けられている。このノズル
Ｎの端部は一方の壁面Ｗａに支持された真空室であるノ
ズルカバーＣａに収納され、セラミックプレー１−　Ａ
は他方の壁面ｗｂに支持された真空室である背面防護カ
バーｃｂに収納されており、背面防護カバーＣｂには振
動センサＳが設けられている。　第２図において、両力
バーＣａ、ＣｂはそれぞれザポートアームＳＡに設けら
れたエアシリンダＡＣ，ＡＣにより押圧されて壁面に気
密に圧着されており、そのザボートアームＳＡは天井と
床面との間に図示しないエアシリンダにより張設された
サポートパイプＳＰに固定されている。

そして、両力バー〇ａ、Ｃｂは真空ホースＬＶを介して
真空ポンプＰ■に接続され、エアシリンダＡＣ，ＡＣお
よびサポートパイプＳＰのエアシリンダはエアホースＬ
Ａを介してコンプレッサＣＭに接続されている。

第３図ないし第５図において、ノズルカバーＣａは、壁
面Ｗａ側の面が開口した長方体状の箱体に形成され、そ
の開口縁部Ｃａ１に対向する壁部Ｃ−６＝ ａ２には、長手方向の長孔１が形成されている。前記開
口縁部Ｃａｌには壁Ｗ側に突出する前面パッキング２が
パッキング枠２ａ、ゴムパッキング３を介して気密に設
けられ、壁部Ｃａ２の内方には長孔１から真空室Ｃａ内
に突出しなノズルＮの頚部Ｎ２を気密に挟持するために
対向に設けたスライドパッキング５．５がパッキング押
え６．６により取付けられている。そして、ノズルカバ
ーＣａには、真空ホースＬＶのポースロア、８が設けら
れている。なお、前面パッキング２、スライドパッキン
グ５には例えばネオブレンゴムイ］が用いられ、また図
中９は真空室検知用のプレッシャセンザである。

真空室Ｃａの壁部Ｃａ２の背後にはベースプレー１−１
０か延設され、そのベースプレー１へ１０上には壁部Ｃ
ａ２と平行にカイトｌノール１１が設けられている。こ
のカイトレール１１上にはガイドベアリング１２、ノズ
ルベース１３およびノズル固定板１４を介してノズルＮ
の基部Ｎ１が移動自在に設けられ、基部Ｎ１には高圧水
のポース口１５、研磨材のホース口１６が設けられてい
る。

ノズルＮを左方または右方に移動させる移動手段は、ベ
ースプレート１−０にモータカバー１７により取付けら
れたモータ１８と、モータ１８に固設された駆動スプロ
ケット１つと、従動スプロケット２０．２０・・・と、
ノズルベース１３のフック１３ａ、１３　ａと従動スプ
ロケツＩ−２０，２０・・・、駆動スプロケット１９と
の間に張設されたローラチェーン２１とからなっている
。なお、図中２２．２２はノズルベース１３に接触して
閉じ、モータ１８の回転を停止する近接スイッチ、２３
．２３はローラチェーン２１のたわみを押えるチェーン
ガイド、２４．２４はノズルベース］３の移動を停止す
るストッパである。

切断に接し、エアシリンタＡＣ（第２図）を伸長してノ
ズルカバーＣａを押圧して壁面Ｗａに支持し、真空ポン
プＰ■（第２図）を作動すると、前面パッキング２の圧
着シールと、スライドパッキング５．５によるノズル頚
部Ｎ２のシールと、真空圧とによりノズルカバーＣａは
壁面Ｗ　ａに自己吸着する。次いで、ノズルＮからジェ
ッｌ−Ｊを噴射して壁Ｗを切断しなからモータ１８を作
動してノズルＮを移動さぜる。このときノズルカバーＣ
ａ内に発生したスラリは、ポースロアまたは８から真空
ボ〉・プＰ■を介し図示しないスラリ回収機に回収され
る。なお、ホースロアは図示のようにノズルカバーＣａ
を水平に配置した場合に真空ポンプＰ■に接続し、ポー
ス口８は閉じておき、ノズルカバーＣａをポース口８が
下になるように垂直に配置した場合は、ホース口８を真
空ポンプＰ■に接続し、ホースロアは閉じておく。

ノズルＮが移動しても、スライドパッキング５．５はノ
ズル頚部を挟持してシールするので、ノズルカバーＣａ
内の真空圧は設定圧に保持される。

また、切断状態に応じてモータ１８の回転数を変え、移
動速度を調整することができる。このように、スラリは
ノズルカバーＣａを介して真空ポンプＰ■で吸引して回
収し、またノズル頚部Ｎ２をスライドパッキング５．５
でシールしているのて、スラリか移動手段を汚損するこ
とを防止することができる。また、ノズルカバーＣａは
ノズルＮの先端を収めるたけなので、内容積を可及的に
小さくして真空ポンプＰ■の仕事を軽減することができ
る。

第６図は本発明の別の実施例を示し、ノズルベース１３
ａの」二面を例えば下向き５度の傾斜面に形成し、ノズ
ルＮをスライドパッキング５．５の挟持中心Ｋを中心と
して傾け、ジェットＪの噴射方向を下向きに変えた例で
ある。この実施例ては、壁Ｗの切断開口部の背面防護カ
バーｃｂ側をノズルカバーＣａ側より若干大きくして、
切断ブロックをノズルＮの反対側に取り出し易くするこ
とができる。

［まとめ］ 以上説明したように本発明によれは、ジェットノズルの
移動手段をノズルカバーの外部に設け、ノズルカバーの
容積を可及的に小さくして真空ポンプの仕事を軽減し、
かつスラリによる移動手段の汚損を確実に防止して汚損
による故障をなくすことができる。

＝　］〇　−

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施される装置の概略を説明する垂直
断面図、第２図は第１図の真空およびエア回路図、第３
図は本発明の一実施例を示す側断面図、第４図および第
５図はそれぞれ第３図の上面図および正面図、第６図は
本発明の別の実施例を示ず要部の側断面図である。 Ａ・・・セラミックプレーＪ−Ｃａ・・・ノズルカバー
　　Ｃａ２・・・壁部　　ｃｂ・・・背面防護カバー　
　Ｊ・・・アブレイシブジェッ１−Ｎ・・・ジェッＩ・
ノズル　　Ｎ２　・・・ノズル頚部　　Ｐ■・・・真空
ポンプ　　Ｗａ、Ｗｂ・・・壁面　　１・・・長孔　　
２・・・前面パッキング　　５・・・スライドパッキン
グ　　１０・・・ベースブレート イト　　１８・・・モータ　　］９・・・駆動スプロケ
ット　　２１・・・ローラチェーン第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 壁面の一方に粒状物を高圧水ジェットと共に噴射するジ
   ェットノズルを移動自在に設け、他方にジェット反射体
   を設け、壁の両面にジェットノズルとジェット反射体を
   収納する真空室を設け、両真空室を真空ポンプに接続し
   、切断時に発生するスラリを真空室を介し真空ポンプで
   吸引して回収するようにしたアブレイシブジェットによ
   る壁切断装置において、ノズル側真空室を一面開口の長
   方体状箱体または半円筒状箱体に形成し、該開口縁部に
   壁側に突出するパッキングを設け、開口縁部に対向する
   壁部に長手方向に長孔を形成するとともに、該長孔から
   突出するジェットノズルの頚部を気密に挟持するために
   対向して設けたパッキングを備え、前記壁部の背後にジ
   ェットノズルを移動させる移動手段を設けたことを特徴
   とするアブレイシブジェットによる壁切断装置のノズル
   側真空室。