JPH0228055Y2 - - Google Patents

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JPH0228055Y2
JPH0228055Y2 JP5344183U JP5344183U JPH0228055Y2 JP H0228055 Y2 JPH0228055 Y2 JP H0228055Y2 JP 5344183 U JP5344183 U JP 5344183U JP 5344183 U JP5344183 U JP 5344183U JP H0228055 Y2 JPH0228055 Y2 JP H0228055Y2
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notch
clutch
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lever
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はチエツクライタの印字装置の如き、一
方向に回転する駆動軸に活字輪を一体回転又は回
転遮断の二形態をとり得るように組付け、上記活
字輪の外周に形成されている任意の一活字を被印
字紙に対向する位置で選択し、且つその選択位置
で該活字輪を固定するようにしたプリンタに関
し、特に上記活字輪の駆動制御装置の改良に関す
る。
〈背景技術とその問題点〉 従来より、電動モータの回転軸にクラツチ装置
を介して連結された駆動軸に対して係脱自在に組
付けられ外周に複数の活字が周方向に所定間隔を
置いて形成された活字輪と、この活字輪と一体に
設けられ外周に上記各活字と対応する複数の切欠
き部が周方向に所定間隔を置いて形成された歯車
輪を有してなるプリンタが知られている。
上記クラツチ装置は活字選択サイクル時に接続
され、活字印字サイクル時に離脱され、そして活
字リセツトサイクル時に再び接続されるようにな
つている。
上記クラツチ装置の動作が不正確なものである
と、上記駆動軸のフリー又はロツクが不安定にな
り、上記各サイクルを円滑に行なうことができず
例えば活字の該選択等の誤動作を招いてしまう。
〈考案の目的〉 そこで、本考案はこのような実情に鑑みて提案
されたものであり、クラツチ装置の接続又は離脱
動作を正確に行なうことにより、従動軸を所定の
位置で確実にフリー又はロツク状態に保持し得る
ようにし、活字選択サイクル、活字印字サイクル
及び活字リセツトサイクルを円滑に行ない得る新
規なプリンタを提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案は、電動モ
ータ3と、電動モータ3の回転軸に減速機構及び
クラツチ装置30を介して連結された駆動軸4
と、この駆動軸4に対して係脱自在に組付けられ
外周に複数の活字が周方向に所定間隔を置いて形
成された活字輪5と、この活字輪5と一体的に組
付けられ外周に上記各活字と対応する複数の切欠
き部が周方向に所定間隔を置いて形成された歯車
輪6と、上記クラツチ装置30の断続を制御する
制御レバー39と、上記駆動軸4に係合配設され
該駆動軸4をフリー又はロツク保持する駆動軸支
持部材51を有し、上記クラツチ装置30は上記
駆動軸4に一体的に組付けられたクラツチプレー
ト32と、上記回転軸側に組付けられたクラツチ
歯車34と、上記クラツチプレート32に回転自
在に軸支され上記クラツチ歯車34に設けた切欠
き部35に係脱するレバー部材33と、このレバ
ー33を上記切欠き部35に嵌合する方向に弾発
付勢するバネ部材37を有し、上記駆動軸支持部
材51は上記レバー部材33が上記切欠き部35
に嵌合し上記駆動軸と回転軸側が接続されている
時には上記駆動軸4をフリー状態に維持するとと
もに、上記レバー部材33が上記制御レバー39
によつて押圧され該レバー部材33が上記切欠き
部35から離脱し上記駆動軸と回転軸側が離脱さ
れている時には上記駆動軸4をロツク状態に保持
することを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
第1図は本考案のプリンタを電子チエツクライ
タの印字装置に適用した例を示す縦断側面図であ
る。このプリンタは基台1上に組付けられたケー
ス2内に収納されている。このプリンタは電動モ
ータ3の回転軸に図示しない減速機構及び後述す
るクラツチ装置30を介して連結された駆動軸4
と、この駆動軸4にそれぞれ回転自在に嵌挿され
た複数の活字輪5と、これら各活字輪5の1個ず
つとそれぞれ軸方向に重なり合うように上記駆動
軸4に回転自在に嵌挿された複数の歯車輪6を有
している。上記活字輪5は合成樹脂によつて成形
されてなり、その外周面には第2図にも示すよう
に16個の凸部5A〜5Pが周方向に等間隔を置い
て形成されている。第1の凸部5Aの表面には
「0」の活字、第2の凸部5Bの表面には「1」
の活字、第3の凸部5Cの表面には「2」の活
字、第4の凸部5Dの表面には「3」の活字、第
5の凸部5Eの表面には「4」の活字、第6の凸
部5Fの表面には「5」の活字、第7の凸部5G
の表面には「6」の活字、第8の凸部5Hの表面
には「7」の活字、第9の凸部5Iの表面には
「8」の活字、第10の凸部5Jの表面には「9」
の活字、第11の凸部5Kの表面には「¥」又は
「※」の活字がそれぞれ刻設されている。なお、
第12,第13,第14,第15及び第16の凸部5L,5
M,5N,5O,5Pは他の凸部より高さが低く
形成され、その表面は活字が刻設されていないブ
ランク部となつている。また、上記歯車輪6も合
成樹脂によつて成形されてなり、その外周面には
上記第1乃至第13までの各凸部5A〜5Mの配置
角度ピツチと等角度ピツチをもつて13個の切欠き
部6A〜6Mが周方向に形成されている。第1の
切欠き部6Aは「0」の活字用、第2の切欠き部
6Bは「1」の活字用、第3の切欠き部6Cは
「2」の活字用、第4の切欠き部6Dは「3」の
活字用、第5の切欠き部6Eは「4」の活字用、
第6の切欠き部6Fは「5」の活字用、第7の切
欠き部6Gは「6」の活字用、第8の切欠き部6
Hは「7」の活字用、第9の切欠き部6Iは
「8」の活字用、第10の切欠き部6Jは「9」の
活字用、第11の切欠き部6Rは「¥」又は「※」
の活字用、第12及び第13の切欠き部6L,6Mは
ブランク部用となつている。
上記ケース2内には上記各活字輪5の数と対応
する数の長尺なロツク爪7が配されている。これ
ら各ロツク爪7はその長さ方向中途部に装着され
た支軸8によつてそれぞれ回転自在に支持されて
いる。そして、上記各ロツク爪7の先端7aはL
字状に垂下折曲形成され、上記各歯車輪6の外周
に臨む状態に置かれている。
また、上記各ロツク爪7の基端7bにはアクチ
ユエータ9を介してフラツパタイプのソレノイド
10がそれぞれ組付けられている。上記ソレノイ
ド10に電流が供給され該ソレノイド10が吸引
駆動すると上記アクチユエータ9は支軸11を中
心に第1図中時計回り方向に回転し、上記ロツク
爪7を第1図中反時計回り方向に回転させる。上
記ロツク爪7の回転により該爪7の先端7aは上
記各切欠き部6A〜6Mの任意のものと嵌合する
ようになつている。
前記活字輪5と歯車輪6との間には第3図にも
示すように前記駆動軸4の外周に形成されている
切欠き部12に先端13aが係脱するラチエツト
爪13が配されており、このラチエツト爪13は
上記活字輪5に突設されたボス部14により回転
自在に支持されている。上記ラチエツト爪13の
基端には上記歯車輪6側に突出するボス部15が
形成されており、このボス部15は上記歯車輪6
に形成されている係合孔16内に挿入されてい
る。したがつて、上記歯車輪6は活字輪5と一体
的に組付けられている状態になつている。また、
上記活字輪5には上記ラチエツト爪13の先端1
3aを常時上記切欠き部12内に嵌入する方向に
弾発付勢する板バネ17が取付けられている。
また、上記ケース2内には、上記各活字輪5の
外周と対向するようにインクローラ18が回転自
在に支持されている。このインクローラ18には
上記各活字輪5の回転(第1図中矢印A方向の回
転)時に各活字面が転接し、各活字面にはインク
が付着されるようになつている。なお、上記各活
字輪5のブランク部には上記インクローラ18が
転接しないようになつている。
また、前記基台1上には上記各活字輪5の外周
と対向するようにプラテン19が配されている。
上記プラテン19は上記基台1上に回転自在に取
付けられたプラテン支持板20の一端に回転自在
に組付けられており、上記支持板20を介して第
1図中矢印B方向又は矢印C方向に揺動自在とな
つている。上記プラテン19の回転軸21はリン
ク機構22等を介して前記電動モータ3の回転軸
に連結されている。上記電動モータ3の駆動によ
り上記プラテン19が第1図中矢印B方向に揺動
すると上記プラテン19と上記各活字輪5間に挿
入された図示しない被印字紙(小切手等)は上記
プラテン19と上記各活字輪5間で挾持され、被
印字紙上には上記各活字輪5の所定の活字が印字
されるようになつている。
次に、上記プリンタの印字ワンサイクルについ
て説明する。なお、以下の説明においては金額の
「1円」の桁を印字する活字輪5の動作のみにつ
いて説明する。
先ず、ケース2の上面に配置されている金額設
定用のキーボタン23の押圧操作により「1円」
の桁を「0」に設定する。これにより、上記活字
輪5の各凸部5A〜5Pの中から「0」の活字用
の第1の凸部5Aを選択する活字選択サイクルが
始まる。そして、上記ケース2の上面に配置され
ているプリントキー(STARTキー)24を押圧
し電動モータ3を駆動する。この時、上記ラチエ
ツト爪13の先端13aは上記駆動軸4の切欠き
部12に嵌合している状態になつており、上記活
字輪5は上記駆動軸4と一体となつて第1図中矢
印A方向に回転する。そして、上記ロツク爪7の
先端7aが第1の切欠き部6Aに臨む位置まで上
記駆動軸4が回転すると、ソレノイド10に電流
が供給され上記ロツク爪7は第1図中反時計回り
方向に回転し、上記ロツク爪7の先端7aが上記
第1の切欠き部6A内に嵌合し上記歯車輪6の回
転、すなわち上記活字輪5の回転をロツクする。
これによつて、上記活字輪5の各凸部5A〜5P
の中「0」の活字の凸部5Aが上記プラテン19
と対向する印字位置に保持される状態になり、活
字選択サイクルが終了する。
そして、次に被印字紙の「1円」の桁に「0」
を印字する印字サイクルが始まる。上記活字選択
サイクル終了状態から上記駆動軸4の回転が進行
すると上記歯車輪6には駆動軸4の回転方向と逆
方向(第1図中反矢印A方向)の押圧力が付与さ
れる。このように、上記歯車輪6に押圧力が付与
されると上記ラチエツト爪13のボス部15が上
記歯車輪6の係合孔16の一側壁16Aで押圧さ
れ、このラチエツト爪13は板バネ17の弾発力
に抗して第3図中矢印D方向に回転させられ、こ
のラチエツト爪13の先端13aは上記切欠き部
12から離脱し上記駆動軸4の外周面に乗り上が
る。このように、上記ラチエツト爪13の先端1
3aが上記駆動軸4の外周面に乗り上がることに
より上記駆動軸4と活字輪5の係止状態が解除さ
れる。これにより、上記活字輪5は「0」の活字
を選択した位置で停止するとともに上記駆動軸4
のみが回転駆動する状態になる。そして、上記駆
動軸4が1回転するとこの駆動軸4と前記電動モ
ータ3の回転軸との間に設けられているクラツチ
装置30の離脱動作によりこの駆動軸4と電動モ
ータ3の回転軸との連結状態が解放され、上記駆
動軸4の回転が停止する。
そして、上記プラテン19が上記リンク機構2
2等を介して徐々に第1図中矢印B方向に揺動さ
れ、このプラテン19と上記活字輪5の第1の凸
部5Aとの間に挿入される図示しない被印字紙は
挾持され、被印字紙に「0」の活字が印字され
る。これにより、印字サイクル(打刻サイクル)
が終了する。そして、上記プラテン19は印字す
るやいなやさらに第1図中矢印B方向に揺動し一
方の揺動終端で一旦保持される。
そして、次に上記第1の凸部5Aが初期位置に
復帰するように活字輪5が回転されるリセツトサ
イクルが始まる。上記プラテン19が一方の揺動
終端に到達すると前記クラツチ装置30が接続動
作し上記駆動軸4と電動モータ3の回転軸が再び
連続される。この時、後述するコントロールシヤ
フト31により上記ロツク爪7の基端7b側が押
し下げられてロツク爪7が第1図中時計回り方向
に回転させられる。上記ロツク爪7の回転によ
り、このロツク爪7の先端7aは前記歯車輪6の
第1の切欠き部6Aから離脱し、活字輪5のロツ
ク状態を解除する。
そして、上記駆動軸4が再び回転することによ
り上記駆動軸4の切欠き部12と前記ラチエツト
爪13の先端13aが嵌合すると、上記活字輪5
は上記駆動軸4と一体となつて第1図中矢印A方
向に再び回転し上記活字輪5は再び第1図に示す
初期位置に復帰する。これにより、リセツトサイ
クルが終了する。上記活字輪5が初期位置に復帰
すると同時に上記プラテン19は上記リンク機構
22等を介して第1図中矢印C方向に揺動し他方
の揺動終端で保持される初期位置に復帰する。こ
の時、上記活字輪5のプラテン19と対向する部
分は第13の凸部5M、すなわちブランク部となつ
ているので上記プラテン19は上記活字輪5の第
13の凸部5Mに接触することなく円滑に揺動する
ことができる。
ところで、前記クラツチ装置30は第4図及び
第5図に示すように駆動軸4に嵌挿固定されたク
ラツチプレート32と、このクラツチプレート3
2の一側面32Aに回転自在に軸支されたクラツ
チレバー33と、上記駆動軸4に回転自在に嵌挿
されるとともに電動モータ3と減速機構を介して
接続されるクラツチ歯車34を有してなる。
上記クラツチレバー33には上記クラツチ歯車
34に設けられた切欠き部35と係脱する突起3
6が設けられている。上記クラツチレバー33は
引張りバネ37によつて上記突起36が上記切欠
き部35と嵌合する方向に常時弾発付勢されてい
る。
前記基台1に立ち上り形成されたフレーム38
には上記クラツチレバー33を駆動制御するため
の長尺な制御レバー39の長手方向中途部39a
が支軸40により回転自在に支持されている。上
記制御レバー39の先端39bは外方にL字状に
折曲形成され上記クラツチレバー33の自由端3
3aに臨む状態に置かれている。また、上記制御
レバー39の基端39cと上記フレーム38との
間には該制御レバー39を常時第4図中矢印E方
向に弾発的に回転付勢する引張りバネ41が設け
られている。そして、上記制御レバー39におい
て中途部39aと基端39cとの間の位置には活
字リセツトサイクル時にロツク爪7を歯車輪6の
各切欠き部6A〜6Mから離脱させるためのコン
トローラシヤフト31が組付けられている。
また、上記制御レバー39において中途部と上
記コントロールシヤフト31の組付け部との間の
位置にはコントロールローラ42が回転自在に軸
支されている。上記コントロールローラ42は上
記フレーム38の外側面に回転自在に軸支された
制御カム43の外周に形成されているカム面44
に係合する状態に置かれている。上記制御カム4
3の回転軸43Aは図示しない減速機構を介して
前記電動モータ3の回転軸に連結されている。な
お、上記カム43の回転方向は第4図中矢印F方
向となつている。
上記制御カム43のカム面44は第6図Aに示
すように第1,第2及び第3のカム面45,4
6,47を有してなる。平常時(作動前)上記ロ
ーラ42は第1のカム面45と第3のカム面47
との間に形成されている凹部48に係合保持され
た状態になつている。この凹部48から上記第1
のカム面45の終端45aまでの角度α1は60゜に
設定されるとともに上記第1のカム面45の終端
45aから上記第2のカム面46の終端46aま
での角度α2は240゜に設定され、さらに上記第2の
カム面46の終端46aから上記凹部48までの
角度α3は60゜に設定されている。
次に、第6図に従い上記制御カム43の作用に
ついて説明する。
第6図Aは作動前の状態を示し、この状態にお
いてコントロールローラ42は制御カム43の凹
部48に係合保持された状態になつている。この
時、制御レバー39の先端39bはクラツチレバ
ー33の自由端33aより離れており、上記クラ
ツチレバー33の突起36は引張りバネ37によ
りクラツチ歯車34の切欠き部35に嵌合し、ク
ラツチ装置30は接続された状態になつており、
駆動軸4は電動モータ3の回転軸と一体となつて
いる。この時、コントロールシヤフト31はロツ
ク爪7に対してフリーの状態になつている。
この状態から制御カム43が第6図Bに示すよ
うに同図中時計回り方向に回転すると、上記ロー
ラ42は上記凹部48から外れ第1のカム面45
に係合する。上記ローラ42が第1のカム面45
に係合すると制御レバー39は同図中反時計回り
方向に回転し、このレバー39の先端39bは上
記クラツチレバー33の自由端33aに近接する
方向に移動する。しかし、上記カム43の回転と
同時に活字選択サイクルが始まるため上記駆動軸
4は同図中時計回り方向にすでに回転しており上
記クラツチレバー33の自由端33aは上記制御
レバー39の先端39bと係合せずに先方に移動
してしまつている状態になつている。
そして、第6図Cに示すように上記カム43が
60゜回転すると上記駆動軸4は1回転し、活字選
択サイクルが終了する。この時、ロツク爪7の先
端7aはソレノイド10の吸引動作により歯車輪
6の所定の切欠き部に嵌合する。そして、次に活
字印字サイクルが始まる。この時、上記制御レバ
ー39の先端39bは上記クラツチレバー33の
自由端33aと係合する状態になる。上記制御レ
バー39の先端39bが上記クラツチレバー33
の自由端33aに係合し、さらに上記駆動軸4が
回転すると、上記クラツチレバー33は引張りバ
ネ37の弾発力に抗して同図中反時計回り方向に
回転させられ上記突起36が切欠き部35から離
脱し、クラツチ装置30は離脱された状態にな
り、駆動軸4と電動モータ3の回転軸が離脱す
る。この時、上記コントロールシヤフト31はロ
ツク爪7に対して何ら作用せず、該ロツク爪7は
歯車輪6の切欠き部に嵌合保持された状態になつ
ている。そして、活字印字サイクル時、上記ロー
ラ42は第1のカム面45から第2のカム面46
に乗り移り、このカム面46上を転動する。上記
ローラ42が第2のカム面46に係合し上記カム
43が240゜回転すると上記ローラ42は第6図D
に示すように第2のカム面46から外れ第3のカ
ム面47に乗り移る。この時、上記ローラ42は
第3のカム面47に落ち込むように係合する。上
記ローラ42が第3のカム面47に係合すると上
記制御レバー39は第6図D中時計回り方向に回
転させられコントロールシヤフト31は下方に移
動する状態になる。上記コントロールシヤフト3
1の移動によりロツク爪7の基端7b側が押し下
げられロツク爪7の先端7aは歯車輪6の切欠き
部から離脱させられる。上記ローラ42が第3の
カム面47に係合し、そして上記ローラ42がこ
のカム面47を転動し、上記クラツチ歯車32の
切欠き部35が第6図Eに示すように再びクラツ
チレバー33の突起36に臨む位置まで移動する
と、上記突起36は引張りバネ37により再び上
記切欠き部35に嵌合する。これにより、活字印
字サイクルが終了する。そして、上記突起36が
上記切欠き部35に嵌合することにより、クラツ
チ装置30は接続された状態になり駆動軸4、電
動モータ3の回転軸とは再び一体となり、活字輪
5が回転駆動する。上記活字輪5の回転により選
択・印字された活字を元の位置に戻す活字リセツ
トサイクルが始まる。そして、上記活字リセツト
サイクルが終了すると同時に上記ローラ42は第
3のカム面47から外方上記凹部48に嵌合し、
作動前の状態に戻る。
ところで、上記駆動軸4には第7図に示すよう
に円盤状のプレート50が組付け固定されてい
る。このプレート50の外周には第8図にも示す
ように前記フレーム38に回転自在に軸支された
駆動軸支持部材となる軸支持レバー51の自由端
に固定されたピン52が摺接し得るようになつて
いる。上記軸支持レバー51は引張りバネ53に
よつて上記ピン52が上記プレート50の外周に
圧接する方向に常時弾発的に回転付勢されてい
る。上記プレート50の外周の一部には前記クラ
ツチ装置30が第6図Cに示すように離脱動作し
た時に上記ピン52が嵌合する切欠き部54が形
成されている。
第6図Cに示すように制御レバー39の先端3
9bがクラツチレバー33の自由端33aに係合
し上記突起36がクラツチ歯車34の切欠き部3
5から離脱すると上記駆動軸4はフリー状態にな
る。この時に前記引張りバネ37により上記駆動
軸4は第6図C中時計回り方向に回転する。そし
て、再び上記クラツチレバー33の自由端33a
は上記制御レバー39の先端39bに係合し、上
記突起36が上記切欠き部35から離脱する。し
たがつて、上記突起36は上記切欠き部35に対
して係脱を繰り返すことになり、クラツチ装置3
0の離脱動作が不安定なものとなる虞れが有る。
また、上記突起36又は切欠き部35の摩耗につ
ながる。
しかし、クラツチ装置30が第6図Cに示すよ
うに離脱動作した時、上記ピン52がプレート5
0の切欠き部54に嵌合するため、上記駆動軸4
の回転はロツクされることになる。したがつて、
上述のように駆動軸4に対して該軸4を第6図C
中反時計回り方向に回転させようとする力が加わ
つても該軸4をその位置でロツク状態に保持する
ことができる。したがつて、上記突起36が切欠
き部35に引つかかるようなことはなくクラツチ
装置30の正確な離脱動作状態を維持することが
でき、駆動軸4を所定位置で確実にフリー状態に
保持することができる。また、上記突起36又は
切欠き部35の摩耗も防止することができる。
なお、クラツチ装置30が接続動作状態に置か
れている時、上記ピン52はプレート50の外周
に沿つて摺動するため、上記突起36と切欠き部
35との係合状態を維持することができる。した
がつて、クラツチ装置30の接続動作は正確なも
のとなり、駆動軸4を所定位置で確実にロツク状
態に保持することができる。
上記実施例によれば、クラツチ装置の接続動作
はもちろんのこと離脱動作も正確に行なうことが
でき、駆動軸を所定位置で確実にフリー又はロツ
ク状態に保持することができる。したがつて、活
字選択サイクル、活字印字サイクル及び活字リセ
ツトサイクルを円滑に行なうことができる。
〈考案の効果〉 このように、本考案によれば、クラツチ装置の
接続又は離脱動作を正確に行なうことができ、従
動軸を所定位置で確実にフリー又はロツク状態に
保持することができる。したがつて、活字選択サ
イクル、活字印字サイクル及び活字リセツトサイ
クルを円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電子チエツク
ライタの縦断側面図、第2図は活字輪と歯車輪の
関係を説明するための側面図、第3図はラチエツ
ト爪と駆動軸の切欠き部との関係を説明するため
の拡大側面図、第4図はクラツチ装置、制御レバ
ー及び制御カムを示す要部拡大斜視図、第5図は
上記クラツチ装置の分解斜視図、第6図は制御カ
ムの作用を説明するための図であり、第6図Aは
作動前の状態を示す側面図、第6図Bは活字選択
サイクル時の状態を示す側面図、第6図Cは活字
選択終了時の状態を示す側面図、第6図Dは活字
印字サイクル時の状態を示す側面図、第6図Eは
活字リセツトサイクル時の状態を示す側面図、第
7図は軸支持レバーの部分を示す斜視図、第8図
はその側面図である。 4……駆動軸、5……活字輪、6……歯車輪、
6A〜6M……切欠き部、30……クラツチ装
置、32……クラツチプレート、33……クラツ
チレバー、34……クラツチ歯車、35……切欠
き部、36……突起、37……引張りバネ、39
……制御レバー、51……軸支持レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動モータ3と、電動モータ3の回転軸に減速
    機構及びクラツチ装置30を介して連結された駆
    動軸4と、この駆動軸4に対して係脱自在に組付
    けられ外周に複数の活字が周方向に所定間隔を置
    いて形成された活字輪5と、この活字輪5と一体
    的に組付けられ外周に上記各活字と対応する複数
    の切欠き部が周方向に所定間隔を置いて形成され
    た歯車輪6と、上記クラツチ装置30の断続を制
    御する制御レバー39と、上記駆動軸4に係合配
    設され該駆動軸4をフリー又はロツク保持する駆
    動軸支持部材51を有し、上記クラツチ装置30
    は上記駆動軸4に一体的に組付けられたクラツチ
    プレート32と、上記回転軸側に組付けられたク
    ラツチ歯車34と、上記クラツチプレート32に
    回転自在に軸支され上記クラツチ歯車34に設け
    た切欠き部35に係脱するレバー部材33と、こ
    のレバー部材33を上記切欠き部35に嵌合する
    方向に弾発付勢するバネ部材37を有し、上記駆
    動軸支持部材51は上記レバー部材33が上記切
    欠き部35に嵌合し上記駆動軸と回転軸側が接続
    されている時には上記駆動軸4をフリー状態に維
    持するとともに、上記レバー部材33が上記制御
    レバー39によつて押圧され該レバー部材33が
    上記切欠き部35から離脱し上記駆動軸と回転軸
    側が離脱されている時には上記駆動軸4をロツク
    状態に保持することを特徴とするプリンタ。
JP5344183U 1983-04-12 1983-04-12 プリンタ Granted JPS59160241U (ja)

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JP5344183U JPS59160241U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 プリンタ

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JP5344183U JPS59160241U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160241U JPS59160241U (ja) 1984-10-26
JPH0228055Y2 true JPH0228055Y2 (ja) 1990-07-27

Family

ID=30183787

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JP5344183U Granted JPS59160241U (ja) 1983-04-12 1983-04-12 プリンタ

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Publication number Publication date
JPS59160241U (ja) 1984-10-26

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