JPH0340610Y2 - - Google Patents

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JPH0340610Y2
JPH0340610Y2 JP1983053444U JP5344483U JPH0340610Y2 JP H0340610 Y2 JPH0340610 Y2 JP H0340610Y2 JP 1983053444 U JP1983053444 U JP 1983053444U JP 5344483 U JP5344483 U JP 5344483U JP H0340610 Y2 JPH0340610 Y2 JP H0340610Y2
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wheel
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電子チエツクライタの印字装置の如
き、電動モータを駆動源として一方向に回転する
駆動軸に活字輪を一体回転又は回転遮断の二形態
をとり得るように組付け、上記活字輪の外周に形
成されている任意の一活字を選択し、この活字が
被印字紙に対向する位置で保持されるように上記
活字輪を固定するようにした電動プリンタに関す
る。
<背景技術とその問題点> 従来より、電動モータと、クラツチを介して上
記モータにより一方向に回転駆動されるとともに
外周に複数の活字が周方向に所定間隔を置いて形
成された活字輪と、この活字輪に一体的に組付け
られ上記各活字に対応する複数の切欠き部が形成
された歯車輪と、上記モータから駆動力を得て動
作する機構により上記歯車輪の各切欠き部に選択
的に係脱自在なロツク爪を有し、上記活字輪の一
回転中に一印字サイクルが行なわれるるようにし
た電動プリンタが知られている。
上記プリンタにあつては、上記活字輪の一回転
中の所定のタイミングで上記ロツク爪が上記歯車
輪の所定の切欠き部に嵌合することにより、上記
各活字の中から所定の活字が選択され、この選択
された活字が印字位置に保持されるようになつて
いる。
ところで、上記各活字の中から所定の活字を選
択する活字選択サイクル中において、上記ロツク
爪を駆動する機構が停電又はコンセントの外れ等
により上記モータの電源が遮断されることによつ
て動作が停止して上記ロツク爪の動作が中途で止
まり、その後再び上記モータの電源が通電状態に
なつた場合には上記活字輪は上記ロツク爪が上記
歯車輪の外周に形成されているロツク爪初期位置
保持用の突起に衡合するまで回転することにな
る。
上記活字輪が何の障害もなく一回転するとこの
活字輪の回転に慣性力が加わり、上記突起はロツ
ク爪に勢いよく衡合することになる。このよう
に、上記突起がロツク爪に衡合すると前記クラツ
チの接続動作状態が解除され位置ずれを起こすこ
とがある。この状態で活字印字サイクルに移行す
ると活字輪を活字印字サイクル中に保持する部材
も位置ずれを起こしこの部材を駆動する機構が機
械的にロツクされこの機構を損傷させてしまう虞
れがある。また、上記機構を駆動する上記モータ
も過負荷状態となり該モータが加熱し該モータを
損傷させてしまう虞れがある。
<考案の目的> そこで、本考案はこのような実情に鑑みて提案
されたものであり、活字選択サイクル中における
停電又はコンセント外れ等により電動モータの電
源が遮断されることによつて印字駆動機構の駆動
が停止し、その後上記モータの電源が通電状態に
なつた場合にあつても上記印字駆動機構及び電動
モータ等を損傷させることなく駆動し得るように
することを目的とする。
<考案の概要> 電動モータと、このモータにより一方向に回転
駆動され外周に複数の活字部が周方向に所定間隔
を置いて形成されるとともにこれら各活字部の活
字列の最後端の活字部に所定間隔を置いて無活字
が形成された活字輪と、活字リセツト時に無活字
部に対応配設されるインク手段と、上記モータか
ら駆動力を得て上記活字輪を活字選択サイクル、
活字印字サイクル及び活字リセツトサイクルに応
じて駆動する印字駆動機構を有し、上記活字輪の
一回転中に一印字サイクルが行なわれ、さらに活
字印字サイクル時の印字はプラテンが活字輪側に
移動することにより行われるようにした電動プリ
ンタにおいて、上記活字輪の起動時にパルス信号
を発生する第1のパルス発生器と、少なくとも上
記活字列の最後端の活字部が印字位置に臨んだ時
にパルス信号を発生する第2のパルス発生器と、
上記活字輪の起動時から上記無活字部が印字位置
に臨む時までの間における上記モータの再起動を
上記各パルス発生器のパルス信号に基づいて判定
しその判定出力により上記印字駆動機構に無活字
の印字信号を与える制御手段を有してなることを
特徴とするものである。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
第1図は本考案の電動プリンタを電子チエツク
ライタの印字装置に適用した例を示す縦断側面図
である。このプリンタは基台1上に組付けられた
ケース2内に収納されている。このプリンタは電
動モータ3の回転軸に図示しない減速機構及び後
述するクラツチ装置30を介して連結された駆動
軸4と、この駆動軸4にそれぞれ回転自在に嵌挿
された複数の活字輪5と、これら各活字部輪5の
1個ずつとそれぞれ軸方向に重なり合うように上
記駆動軸4に回転自在に嵌挿された複数の歯車輪
6を有している。上記活字輪5は合成樹脂によつ
て成形されてなり、その外周面には第2図にも示
すように16個の凸部5A〜5Pが周方向に等間隔
を置いて形成されている。第1の凸部5Aの表面
には「0」の活字、第2の凸部5Bの表面には
「1」の活字、第3の凸部5Cの表面には「2」
の活字、第4の凸部5Dの表面には「3」の活
字、第5の凸部5Eの表面には「4」の活字、第
6の凸部5Fの表面には「5」の活字、第7の凸
部5Gの表面には「6」の活字、第8の凸部5H
の表面には「7」の活字、第9の凸部5Iの表面
には「8」の活字、第10の凸部5Jの表面には
「9」の活字、第11の凸部5Kの表面には「¥」
又は「※」の活字がそれぞれ刻設されている。な
お、第12、第13、第14、第15及び第16の凸部5
L,5M,5N,5O,5Pは他の凸部より高さ
が低く形成され、その表面は活字が刻設されてい
ないプランク部となつている。また、上記歯車輪
6も合成樹脂によつて成形されてなり、その外周
面には上記第1乃至第13までの各凸部5A〜5M
の配置角度ピツチと等角度にピツチをもつて13個
の切欠き部6A〜6Mが周方向に形成されてい
る。
第1の切欠き部6Aは「0」の活字用、第2の切
欠き部6Bは「1」の活字用、第3の切欠き部6
Cは「2」の活字用、第4の切欠き部6Dは
「3」の活字用、第5の切欠き部6Eは「4」の
活字用、第6の切欠き部6Fは「5」の活字用、
第7の切欠き部6Gは「6」の活字用、第8の切
欠き部6Hは「7」の活字用、第9の切欠き部6
Iは「8」の活字用、第10の切欠き部6Jは
「9」の活字用、第11の切欠き部6Kは「¥」又
は「※」の活字用、第12及び第13の切欠き部6
L,6Mはブランク部用となつている。
上記ケース2内には上記各活字輪5の数と対応
する数の長尺なロツク爪7が配されている。これ
ら各ロツク爪7は印字駆動機構50を構成するも
のである。上記各ロツク爪7はその長さ方向中途
部に装着された支軸8によつてそれぞれ回転自在
に支持されている。そして、上記各ロツク爪7の
先端7aはL字状に垂下折曲形成され、上記各歯
車輪6の外周に臨む状態に置かれている。
また、上記各ロツク爪7の基端7bにはアクチ
ユエータ9を介してフラツパタイプのソレノイド
10がそれぞれ組付けられている。上記ソレノイ
ド10に電流が供給され該ソレノイド10が吸引
駆動すると上記アクチユエータ9は支軸11を中
心に第1図中時計回り方向に回転し、上記ロツク
爪7を第1図中反時計回り方向に回転させる。上
記ロツク爪7の回転により該爪7の先端7aは上
記各切欠き部6A〜6Mの任意のものと嵌合する
ようになつている。
前記活字輪5と歯車輪6との間には第3図に示
すように前記駆動軸4の外周に形成されている切
欠き部12に先端13aが係脱するラチエツト爪
13が配されており、このラチエツト爪13は上
記活字輪5に突設されたボス部14により回転自
在に支持されている。上記ラチエツト爪13の基
端には上記歯車輪6側に突出するボス部15が形
成されており、このボス部15は上記歯車輪6に
形成されている係合孔16内に挿入されている。
したがつて、上記歯車輪6は活字輪5と一体的
に組付けられている状態になつている。また、上
記活字輪5には上記ラチエツト爪13の先端13
aを常時上記切欠き部12内に嵌入する方向に弾
発付勢する板バネ17が取付けられている。
また、上記ケース2内には、上記各活字輪5の
外周と対向するようにインクローラ18が回転自
在に支持されている。このインクローラ18には
上記各活字輪5の回転(第1図中矢印A方向の回
転)時に各活字面が転接し、各活字面にはインク
が付着されるようになつている。なお、上記各活
字輪5のブランク部には上記インクローラ18が
転接しないようになつている。
また、前記基台2上には上記各活字輪5の外周
と対向するように印字駆動機構50を構成するプ
ラテン19が配されている。上記プラテン19は
上記基台2上に回転自在に取付けられたプラテン
支持板20の一端に回転自在に組付けられてお
り、上記支持板20を介して第1図中矢印B方向
又は矢印C方向に揺動自在となつている。上記プ
ラテン19の回転軸21はリンク機構22等を介
して前記電動モータ3の回転軸に連結されてい
る。上記電動モータ3の駆動により上記プラテン
19が第1図中矢印B方向に揺動すると上記プラ
テン19と上記各活字輪5間に挿入された図示し
ない被印字紙(小切手等)は上記プラテン19と
上記各活字輪5間で挾持され、被印字紙上には上
記各活字輪5の所定の活字が印字されるようにな
つている。
次に、上記プリンタの−印字ワンサイクルにつ
いて説明する。なお、以下の説明においては金額
の「1円」の桁を印字する活字輪5の動作のみに
ついて説明する。
先ず、ケース2の上面に配置されている金額設
定用のキーボタン23の押圧操作により「1円」
の桁を「0」に設定する。これにより、上記活字
輪5の各凸部5A〜5Pの中から「0」の活字用
の第1の凸部5Aを選択する活字選択サイクルが
始まる。そして、上記ケース2の上面に配置され
ているプリントキー(STARTキー)24を押圧
することにより、電動モータ3を第4図Aに示す
タイミングt1でON動作する。この時、上記ラチ
エツト爪13の先端13aは上記駆動軸4の切欠
き部12に嵌合している状態になつており、上記
活字輪5は上記駆動軸4と一体となつて第1図中
矢印A方向に回転する。そして、上記ロツク爪7
の先端7aが第1の切欠き部6Aに臨む位置(第
4図Bに示すタイミングパルス信号Tp1まで上記
駆動軸4が回転すると、ソレノイド10が駆動し
上記ロツク爪7は第1図中反時計回り方向に回転
し、上記ロツク爪7の先端7aが上記第1の切欠
き部6A内に嵌合し上記歯車輪6の回転、すなわ
ち上記活字輪5の回転をロツクする。これによつ
て、上記活字輪5の各凸部5A〜5Pの中「0」
の活字の凸部5Aが上記プラテン19と対向する
印字位置に保持される状態になる。
これにより活字選択サイクルが終了する。
そして、次に被印字紙の「1円」の桁に「0」
を印字する印字サイクルが始まる。上記駆動軸4
の回転が進行すると上記歯車輪6には駆動軸4の
回転方向と逆方向(第1図中反矢印A方向)の押
圧力が付与される。このように、上記歯車輪6に
押圧力が付与されると上記ラチエツト爪13のボ
ス部15が上記歯車輪6の係合孔16の一側壁1
6Aで押圧され、このラチエツト爪13は板バネ
17の弾発力に抗してボス部14を中心に第3図
中矢印D方向に回転させられ、このラチエツト爪
13の先端13aは上記切欠き部12から離脱し
上記駆動軸4の外周面に乗り上がる。このよう
に、上記ラチエツト爪13の先端13aが上記駆
動軸4の外周面に乗り上がることにより上記駆動
軸4と活字輪5の係止状態が解除される。これに
より、上記活字輪5は「0」の活字を選択した位
置で停止するとともに上記駆動軸4のみが回転駆
動する状態になる。そして、上記駆動軸4が1回
転すると第4図Aに示すタイミングt4でクラツチ
装置30が離脱動作し、この駆動軸4と電動モー
タ3の回転軸の連結状態が解放され、この駆動軸
4の回転が停止する。
そして、上記プラテン19が上記リンク機構2
2等を介して徐々に第1図中矢印B方向に揺動さ
れ、このプラテン19と上記活字輪5の第1の凸
部5Aは図示しない被印字紙を第4図Aに示すタ
イミングt5で挾持する。これにより被印字紙上に
「0」の活字が印字される。そして、上記プラテ
ン19は第4図Aに示すタイミングt6で上記第1
の凸部5Aから離れ、さらに第1図中矢印B方向
に揺動し一方の揺動終端で一旦保持される。これ
により、活字印字サイクルが終了する。上記プラ
テン19が一方の揺動終端に到達し、クラツチ装
置30が第4図Aに示すタイミングt7で接続する
と駆動軸4と電動モータ3の回転軸が再び連結さ
れると同時に後述するコントロールシヤフト31
により上記ロツク爪7の基端7b側が押し下げら
れてのロツク爪7が第1図中時計回り方向に回転
させられる。上記ロツク爪7の回転により、この
ロツク爪7の先端7aは前記歯車輪6の第1の切
欠き部6Aから離脱し、活字輪5のロツク状態を
解除する。
そして、上記駆動軸4が再び回転することによ
り上記駆動軸4の切欠き部12と前記ラチエツト
爪13の先端13aが第4図Aに示すタイミング
t8で嵌合すると、上記活字輪5は上記駆動軸4と
一体となつて第1図中矢印A方向に再び回転し上
記活字輪5は再び第1図に示す初期位置に復帰す
る。これにより、活字リセツトサイクルが終了す
る。上記活字輪5がが初期位置に復帰する時、上
記プラテン19は上記リンク機構22等を介して
第1図中矢印C方向に揺動し他方の揺動終端で保
持される初期位置に復帰する。この時、上記プラ
テン19は第4図Aに示すタイミングt7で上記活
字輪5の外周に近接するが上記活字輪5のプラテ
ン19と対向する部分は第13の凸部5M、すなわ
ちブランク部となつているので上記プラテン19
は上記活字輪5の第13の凸部5Mに接触すること
なく円滑に揺動することができる。
ところで、前記クラツチ装置30は第5図及び
第6図に示すように駆動軸4に嵌挿固定されたク
ラツチプレート32と、このクラツチプレート3
2の一側面32Aに回転自在に軸支されたクラツ
チレバー33と、上記駆動軸4に回転自在に嵌挿
されるとともに電動モータ3と減速機構を介して
接続されるクラツチ歯車34を有してなる。
上記クラツチレバー33には上記クラツチ歯車
34に設けられた切欠き部35と係脱する突起3
6が設けられている。上記クラツチレバー33は
引張りバネ37によつて上記突起36が上記切欠
き部35と嵌合する方向に常時弾発付勢されてい
る。
前記基台1に立ち上り形成されたフレーム38
には上記クラツチレバー33を駆動制御するため
の長尺な制御レバー39の長手方向中途部39a
が支軸40により回転自在に支持されている。上
記制御レバー39の先端39bは外方にL字状に
折曲形成され上記クラツチレバー33の自由端3
3aに臨む状態に置かれている。また、上記制御
レバー39の基端39cと上記フレーム38との
間には該制御レバー39を常時第5図中矢印E方
向に弾発的に回転不勢する引張りバネ41が設け
られている。そして、上記制御レバー39におい
て中途部39aと基端39cとの間の位置には活
字リセツトサイクル時にロツク爪7を歯車輪6の
各切欠き部6A〜6Mから離脱させるためのコン
トロールシヤフト31が組付けられている。
また、上記制御レバー39において中途部と上
記コントロールシヤフト31の組付け部との間の
位置にはコントロールローラ42が回転自在に軸
支されている。上記コントロールローラ42は上
記フレーム38の外側面に回転自在に軸支された
制御カム43の外周に形成されているカム面44
に係合する状態に置かれている。上記制御カム4
3の回転軸Sは図示しない減速機構を介して前記
電動モータ3の回転軸に連結されている。なお、
上記カム43の回転方向は第5図中矢印F方向と
なつている。
上記制御カム43のカム面44は第7図Aに示
すように第1、第2及び第3のカム面45,4
6,47を有してなる。平常時(作動前)上記ロ
ーラ42は第1のカム面45と第3のカム面47
との間に形成されている凹部48に係合保持され
た状態になつている。この凹部48から上記第1
のカム面45の終端45aまでの角度α1は60℃
に設定されるとともに上記第1のカム面45の終
端45aから上記第2のカム面46の終端46a
までの角度α2は240に設定され、さらに上記第2
のカム面46の終端46aから上記凹部48まで
の角度α3は60℃に設定されている。
次に、第4図A及び第7図に従い上記制御カム
43の作用について説明する。
第7図Aは作動前の状態を示し、この状態にお
いてコントロールローラ42は制御カム43の凹
部48に係合保持された状態になつている。この
時、制御レバー39の先端39bはクラツチレバ
ー33の自由端33aより離れており、上記クラ
ツチレバー33の突起36は引張りバネ37によ
りクラツチ歯車34の切欠き部35に嵌合し、ク
ラツチ装置30は接続された状態になつており、
駆動軸4は電動モータ3の回転軸と一体となつて
いる。この時、コントロールシヤフト31はロツ
ク爪7に対してフリーの状態になつている。
この状態から制御カム43が第7図Bに示すよ
うに同図中時計回り方向に回転すると、上記ロー
ラ42は上記凹部48から外れ第4図Aに示すタ
イミングt3で第1のカム面45に係合する。上記
ローラ42が第1のカム面45に係合すると制御
レバー39は同図中反時計回り方向に回転し、こ
のレバー39の先端39bは上記クラツチレバー
33の自由端33aに近接する方向に移動する。
しかし、上記カム43の回転と同時に活字選択
サイクルが始まるため上記駆動軸4は同図中時計
回り方向にすでに回転しており上記クラツチレバ
ー33の自由端33aは上記制御レバー39の先
端39bと係合せずに先方に移動してしまつてい
る状態になつている。
そして、第7図Cに示すように上記カム43が
60回転すると上記駆動軸4は1回転し、活字選択
サイクルが終了する。この時、ロツク爪7の先端
7aはソレノイド10の吸引動作により歯車輪6
の所定の切欠き部に嵌合する。そして、次に活字
印字サイクルが始まる。この時、上記制御レバー
39の先端39bは上記クラツチレバー33の自
由端33aと係合する状態になる。上記制御レバ
ー39の先端39bが上記クラツチレバー33の
自由端33aに係合し、さらに上記駆動軸4が回
転すると、上記クラツチレバー33は引張りバネ
37の弾発力に抗して同図中反時計回り方向に回
転させられ上記突起36が切欠き部35から離脱
し、クラツチ装置30は離脱された状態になり、
駆動軸4と電動モータ3の回転軸が離脱する。こ
の時上記コントロールシヤフト31はロツク爪7
に対して何ら作用せず、該ロツク爪7は歯車輪6
の切欠き部に嵌合保持された状態になつている。
そして、活字印字サイクル時、上記ローラ42
は第1のカム面45から第2のカム面46に乗り
移り、このカム面46上を転動する。上記ローラ
42が第2のカム面46に係合し上記カム43が
240回転すると上記ローラ42は第7図Dに示す
ように第2のカム面46から外れ第4図Aに示す
タイミングt6で第3のカム面47に乗り移る。
この時、上記ローラ42は第3のカム面47に
落ち込むように係合する。上記ローラ42が第3
のカム面47に係合すると上記制御レバー39は
第7図D中時計回り方向に回転させられコントロ
ールシヤフト31は下方に移動する状態になる。
上記コントロールシヤフト31の移動によりロツ
ク爪7の基端7b側が押し下げられロツク爪7の
先端7aは歯車輪6の切欠き部から離脱させられ
る。
上記ローラ42が第3のカム面47に係合し、
そして、上記ローラ42がこのカム面47を転動
し、上記クラツチ歯車34の切欠き部35が第7
図Eに示すように再びクラツチレバー33の突起
36に臨む位置まで移動すると、上記突起36は
引張りバネ37により再び上記切欠き部35に嵌
合する。これにより、活字印字サイクルが終了す
る。
そして、上記突起36が上記切欠き部35に嵌
合することにより、クラツチ装置30は接続され
た状態になり駆動軸4、電動モータ3の回転軸と
は再び一体となり、活字輪5が回転駆動する。上
記活字輪5の回転により選択・印字された活字を
元の位置に戻す活字リセツトサイクルが始まる。
そして、上記ローラ42は第4図Aに示すタイミ
ングt9で第3のカム面47から外れ上記凹部48
に嵌合することにより活字リセツトサイクルが終
了し作動前の状態に戻る。
ところで、前記駆動軸4にはソレノイド10に
駆動タイミングを与えるためのタイミングパルス
信号Tpを発生する活字選択用パルス発生器(図
示しない)が配されている。上記パルス発生器は
例えば上記駆動軸4に組付け固定され多数(この
実施例では15個)のスリツトが周方向に等間隔に
開設されたセンサー盤と、このセンサー盤に組付
けられ発生部からの先を上記スリツトを介して受
先部で検出するホトカプラとからなり、上記セン
サー盤が一回転すると(活字選択サイクルの間)
第4図Bに示すように15個の等間隔なタイミング
パルス信号Tpが発生するようになつている。
そして、活字印字サイクル中は上記センサー盤
の回転が停止しているので上記タイミングパルス
信号Tpの発生はない。そして、活字リセツトサ
イクルが始まると再び上記センサー盤は回転し、
該センサー盤が一回転すると(活字リセツトサイ
クルの間)再び15個の等間隔なタイミングパルス
信号Tpが発生するようになつている。
上記ホトカプラによつて検出されたタイミング
パルス信号Tpは第9図に示すタイミングパルス
信号検出器60に送られるようなつている。上記
検出器60に送られたタイミングパルス信号Tp
は波形整形器61を介して制御部62に供給され
る。すなわち、上記センサー盤が一回転すると上
記制御部62にはパルス間隔が等間隔な15個のタ
イミングパルス信号Tpが供給されることになる。
上記制御部62は上記パルスタイミング信号
Tpに基づいて前記印字駆動機構50に各サイク
ルに応じた印字制御タイミングを与えるようにな
つている。すなわち、第4図Bに示すように、例
えば「0」の活字を選択する場合には、第1番目
のパルス信号Tp1によつてソレノイド10は駆動
されるようになつている。また、「1」の活字を
選択する場合には第2番目のパルス信号Tp2
「9」の活字を選択する場合には第10番目のパル
ス信号Tp10、「¥」又は「※」の活字を選択する
場合に第11番目のパルス信号Tp11,第1のブラ
ンク部(無活字部)を選択する場合には第12番目
のパルス信号Tp12,第2のブランク部(無活字
部)を選択する場合には第13番目のパルス信号
Tp13によつてソレノイド10は駆動されるよう
になつている。
また、第8図に示すように前記制御カム43の
回転軸Sの前記フレーム38から外部に突出する
端部には第4図Bに示すように活字輪5、すなわ
ちモータ3の起動タイミングt1より若干遅れたタ
イミングt50でパルス信号Rpを発生するリセツト
パルス発生器63を構成する制御盤64が組付け
固定されている。上記制御盤64には突片65が
設けられており、この突片65が上記制御64の
回転によりリミツトスイツチ66に接触すると上
記パルス信号Rpが発生するようになつている。
上記パルス発生器63は第4図Bに示すように活
字輪15の起動時にトリガーされハイレベルから
ローレベルになるパルス信号Rpを発生し、一印
字サイクル中ローレベルのパルス信号Rpを出力
するようになつている。上記パルス信号Rpはリ
セツトパルス信号検出器67を介して上記制御部
62に供給されるようになつている。
また、上記回転軸Sの端部には、第4図Bに示
すように「¥」又は「※」の活字と第1のブラン
ク部との間が印字位置(プラテン19と対向する
位置)に臨んだタイミングt51でローレベルから
ハイレベルになるブランクパルス信号Bpを発生
するブランクパルス発生器68が配されている。
上記パルス発生器68は前記パルス信号Rpを
発生するリセツトパルス発生器63と同じように
突片65がリミツトスイツチ66に接触すること
によりトリガされるようになつている。なお、上
記ブランクパルス発生器68は第15番目のタイミ
ングパルス信号Tp15が発生するまでの間ハイレ
ベルのパルス信号Bpを出力するようになつてい
る。上記パルス信号Bpはブランキングパルス信
号検出器69を介して上記制御部62に供給され
るようになつている。
また、上記制御部62には電動モータ3を駆動
するるモータ駆動回路70が接続されており、該
制御部62から上記駆動回路70へのモータ駆動
信号が供給されるようになつている。
上記制御部62は上記活字輪5の起動時から上
記「¥」又は「※」の活字と第1のプランク部と
の間が印字位置に臨む時までの間、すなわち上記
タイミングt50からタイミングt51までの間におけ
る上記モータ3の再起動を上記各パルス信号Rp,
Bpに基づいて判定する機能を有している。そし
て、上記制御部62の判定出力(ソレノイド出
力)により駆動回路71を介して上記ソレノイド
10は駆動され、上記第1のブランク部を選択す
るとともにこのブランク部の印字、すなわち無活
字の印字が行なわれるようになつている。
すなわち、上記制御部62は第10図のフロー
チヤートに示すような制御動作を行なう。プリン
トキー24を押圧することによりモータ駆動回路
70にON動作信号を与え、モータ3を駆動させ
る。上記モータ3の起動によりリセツトパルス発
生器63からパルス信号Rpが発生する。上記パ
ルス信号Rpがローレベルに保持されている時に
は通常の活字選択を行なう。
一方、上記モータ3の起動時から活字列の
「¥」又は「※」の活字と第1のブランク部との
間の印字位置に臨むまでの間、すなわち上記タイ
ミングt50から上記タイミングt51までの間におい
て、例えば第4図Bに示すPの位置で停電又はコ
ンセント外れ等により上記モータ3の電源が遮断
され、そして再び上記モータ3の電源が通電状態
になり起動した。場合には、上記パルス発生器6
3はトリガーされないので上記パルス信号Rpは
ハイレベルに保持された状態になつている。この
場合には、上記ブランクパルス発生器68のパル
ス信号Bpのハイレベルによつて上記ソレノイド
10は第12番目のタイミングパルス信号Tp12
駆動され、第1のブランク部を選択するようにな
つている。
そして、上記ブランク部の印字すなわち空印字
が行なわれる。
そして、上記空印字を行なつた後、再び上記活
字輪5等は初期位置に復帰し、通常の印字動作を
自動的に行ない得るようになつている。
上記実施例によれば、活字選択サイクル中にお
ける停電又はコンセント外れ等により電動モータ
3の電源が遮断されることによつて印字駆動機構
50の駆動が停止し、その後モータ3の電源が通
電状態になつた場合にあつても上記印字駆動機構
50及び電動モータ3等を損傷させることなく初
期位置に復帰し、通常の印字動作を自動的に行な
うことができる。
なお、本考案は第11番目のタイミングパルス信
号Tp11が発生する時点でパルス信号Bpが発生す
るようにしたものであつてもよく、また、第12番
目のタイミングパルス信号Tp12が発生する時点
でパルス信号Bpが発生するようにしたものであ
つてもよい。
<考案の効果> このように本考案によれば活字選択サイクル中
における停電又はコンセント外れ等により電動モ
ータの電源が遮断されることによつて印字駆動機
構の駆動が停止し、その後上記モータの電源が通
電状態になつた場合にあつても上記印字駆動機構
及び電動モータ等を損傷させることなく駆動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電子チエツク
ライタの縦断側面図、第2図は活字輪と歯車輪の
関係を説明するための側面図、第3図はラチエツ
ト爪と駆動軸の切欠き部との関係を説明するため
の拡大側面図、第4図A及び第4図Bはプリンタ
の動作を示すタイムチヤート図、第5図はクラツ
チ装置、制御レバー及び制御カムを示す要部拡大
斜視図、第6図は上記クラツチ装置の分解斜視
図、第7図は制御カムの作用を説明すための図で
あり、第7図Aは作動前の状態を示す側面図、第
7図Bは活字選択サイクル時の状態を示す側面
図、第7図Cは活字選択終了時の状態を示す側面
図、第7図Dは活字印字サイクル時の状態を示す
側面図、第7図Eは活字リセツトサイクル時の状
態を示す側面図、第8図はリセツトパルス発生器
及びブランクパルス発生器を示す要部拡大斜視
図、第9図は制御部の関連構成を示すブロツク
図、第10図は上記制御部のフローチヤート図で
ある。 3…電動モータ、4…駆動軸、5…活字輪、6
2…制御部、50…印字駆動機構、63…リセツ
トパルス発生器、68…ブランクパルス発生器、
18…インク手段(インクローラ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電動モータと、このモータにより一方向に回転
    駆動され外周に複数の活字部が周方向に所定間隔
    を置いて形成されるとともにこれら各活字部の活
    字列の最後端の活字部に所定間隔を置いて無活字
    が形成された活字輪と、活字リセツト時に無活字
    部に対応配設されるインク手段と、上記モータか
    ら駆動力を得て上記活字輪を活字選択サイクル、
    活字印字サイクル及び活字リセツトサイクルに応
    じて駆動する印字駆動機構を有し、上記活字輪の
    一回転中に一印字サイクルが行なわれ、さらに活
    字印字サイクル時の印字はプラテンが活字輪側に
    移動することにより行われるようにした電動プリ
    ンタにおいて、 上記活字輪の起動時にパルス信号を発生する第
    1のパルス発生器と、少なくとも上記活字列の最
    後端の活字部が印字位置に臨んだ時にパルス信号
    を発生する第2のパルス発生器と、上記活字輪の
    起動時から上記無活字部が印字位置に臨む時まで
    の間における上記モータの再起動を上記各パルス
    発生器のパルス信号に基づいて判定しその判定出
    力により上記印字駆動機構に無活字の印字信号を
    与える制御手段を有してなる電動プリンタ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534623A (en) * 1976-06-30 1978-01-17 Tokyo Juki Industrial Co Ltd Printer
JPS5579185A (en) * 1978-12-08 1980-06-14 Brother Ind Ltd False operation preventing method at printer

Patent Citations (2)

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