JPH0111473Y2 - - Google Patents

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JPH0111473Y2
JPH0111473Y2 JP13860182U JP13860182U JPH0111473Y2 JP H0111473 Y2 JPH0111473 Y2 JP H0111473Y2 JP 13860182 U JP13860182 U JP 13860182U JP 13860182 U JP13860182 U JP 13860182U JP H0111473 Y2 JPH0111473 Y2 JP H0111473Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は活字輪選択形式の小型プリンタにお
ける、活字選択装置に関するものである。
従来この種の装置は、全桁同一文字を選択した
場合に、印字後選択爪を待機位置に復帰させるタ
イミングが全桁同時であつたため、一度に負荷が
かかり、活字輪軸の回転速度が一定でなくなるの
で、活字輪が活字輪軸より先行して活字輪と活字
輪軸の位相がくるい、次の選択工程で誤選択が生
じやすかつた。また、騒音、振動も大きい等の欠
点があつた。
本考案はこれらの欠点を解決するため、印字後
選択爪を待機位置に復帰させるタイミングを奇数
桁の選択爪と偶数桁の選択爪とでずらしたもの
で、その目的は、低騒音でかつ信頼性の高いプリ
ンタを提供することにある。以下図面を用いて本
考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例の待機状態を示し、
第2図はその選択状態を示す。第3図、第4図は
それぞれまた別の実施例の待機状態を示す。1は
活字輪軸であり溝101を有している。2は活字
輪であり活字輪軸1に軸承されており、外周に活
字201を、また側面に歯部202と溝203と
突起204とを設けてある。第3図、第4図にお
いては奇数桁の活字輪2の歯部202aと偶数桁
の活字輪2の歯部202b、また奇数桁の活字輪
2の突起204aと偶数桁の活字輪2の突起20
4bとではその斜面の形状が異なる。すなわち実
線で示した形状が奇数桁であり、破線で示した形
状が偶数桁である。3は活字輪バネであり一端の
凸部301は活字輪軸1の溝101に係合し、他
端の凸部302は活字輪2に設けた溝203に取
り付けられており、バネ性を有している。4は磁
性材でできておりその先端部401が活字輪2の
歯部202と係合し所定の活字201を印字位置
9に選択配列させる選択爪であり、吸引部402
と位置決め部403とを有している。第1図、第
2図、第4図においては奇数桁の選択爪4の先端
部401aと偶数桁の選択爪4の先端部401b
とでは形状が異なる。すなわち実線で示した形状
が奇数桁であり、破線で示した形状が偶数桁であ
る。5は選択爪4の吸引部402を矢印ウ方向に
吸引し、選択爪4を活字輪2の歯部202と係合
させる電磁石である。活字輪2と活字輪バネ3と
選択爪4と電磁石5はそれぞれ桁数配設されてい
る。6はフレームに固定され選択爪4を回動可能
に枢支する選択爪軸である。7は選択爪4の位置
決め部403と係合し、選択爪4を待機位置(第
1図、第3図、第4図の状態)と選択位置(第2
図の状態)に二安定させる二安定バネである。8
は印字位置9に整列した活字201を印刷紙10
とインクリボン11を介して一斉に押圧し印字す
る印字手段である。
次に上記構成による本考案の一実施例の動作に
つき第1図、第2図を用いて説明する。
まず活字選択行程を説明する。本装置は最初第
1図に示す状態にある。これを待機状態と呼び、
この時の選択爪4の位置を待機位置と呼ぶ。印字
指令がはいるとモータ(図示せず)が回転し始め
輪列系(図示せず)を経て活字輪軸1が矢印ア方
向に回転し始める。活字輪2は活字輪軸1の溝1
01に係合した活字輪バネ3の摩擦力により活字
輪軸1と共に回転する。活字輪軸1には活字20
1の位置を検出する検出装置(図示せず)を装備
してあり、回転と共にタイミングパルスを発生す
る。所望の活字201が印字位置9の直前に来た
時タイミングパルスに同期して電磁石5に通電
し、選択爪4を矢印ウ方向に吸引する。これによ
り選択爪4の先端部401が所望の活字201に
対応する歯部202と係合し、所望の活字201
を印字位置9に係止する。この時の選択爪4の位
置を選択位置と呼ぶ。吸引された選択爪4はその
位置決め部403と二安定バネ7との係合により
第2図に示すごとく矢印ウ方向に外力を受けてい
るので、電磁石5の通電を切つても選択位置に停
止したままである。活字輪2が停止されても活字
輪軸1はさらに回転を続けるので、活字輪バネ3
の凸部301は活字輪軸1の溝101をのり上げ
て活字輪軸1の外周をすべることになる。この様
にして、活字輪軸1が略一回転する間に全ての所
望の活字201が印字位置9に選択係止されてい
ることになり、活字輪軸1は略一回転後停止し、
活字選択行程が終了する。
この状態で印字手段8が矢印エ方向に動き印刷
紙10とインクリボン11を介して活字201を
一斉に押圧し、印刷紙10には文字が印刷され
る。これが印字行程である。
次に活字リセツト行程を説明する。リセツト行
程では活字輪軸1を矢印イ方向に回転させる。活
字輪軸1の溝101が次々に各桁の活字輪バネ3
をひろいながら活字輪2を矢印イ方向に回転させ
る。活字輪2に設けられた歯部202の斜面が選
択位置にある選択爪4の先端部401をもち上げ
ながら矢印イ方向に回転するので、選択爪4は矢
印オ方向に回転し待機位置にそれぞれリセツトさ
れる。待機位置にリセツトされた選択爪4は二安
定バネ7と位置決め部403で係合し、その摩擦
力により第1図に示すごとく待機位置に静止す
る。ここで選択爪4の先端部401の形状は図に
示すごとく奇数桁と偶数桁とでは異なつているの
で、奇数桁と偶数桁で同じ活字を選択した場合
は、偶数桁の先端部401bの方が奇数桁の先端
部401aより早く活字輪2の歯部202の斜面
におし上げられることになる。従つて全桁同じ活
字を選択した場合選択爪4をおし上げるための負
荷は選択爪4の形状が全桁同じもの、すなわち従
来のものに比べて半減されることになる。なお全
桁同じ活字を選択する以外の場合には、それぞれ
の活字ごとに選択爪4をリセツトするタイミング
がずれるので、選択爪4の形状が全桁同じもの
も、本考案によるものもこの時の負荷は小さくな
るので、この場合の負荷による影響はほとんど問
題がないと言える。このようにして活字輪軸1の
略一回転で全桁の活字輪2と選択爪4はリセツト
される。活字輪2に設けた突起204は活字輪軸
1が矢印イ方向に略一回転して停止した後活字輪
2が慣性でさらに回転しないように選択爪4と係
合し活字輪2を係止する働きを持つている。ここ
でも選択爪4の先端部401の形状が奇数桁と偶
数桁とで異なつていることにより、活字輪2の突
起204が選択爪4の先端部401に衝突するタ
イミングが奇数桁と偶数桁とでずれるため、この
時生じる振動、騒音を従来のものに比べて低減す
ることができる。この活字リセツト行程が終了し
て本装置の一印字サイクルが終了する。
以上説明したように、本発明によると、活字リ
セツト行程において、活字輪2の歯部202の斜
面で選択爪4が押し上げられるタイミング、又は
リセツト行程終了時に活字輪2の突起204が選
択爪4と係合して活字輪2が係止されるタイミン
グが、全桁同時になることがあり得ないので、こ
の時生じる騒音、振動を低減することができる。
また活字輪2の歯部202の斜面で選択爪4が押
し上げられる時に活字輪軸1にかかる負荷を分散
することができるので、活字リセツト行程での活
字輪軸1の矢印イ方向の回転速度の変動を少なく
することができ、活字輪軸1と活字輪2との位相
が狂いにくくなるので、次の活字選択行程におい
て誤選択がおこりにくくなる等の利点があり、静
かで信頼性の高いプリンタを提供することができ
るものである。なお、以上第1図、第2図により
説明した実施例では選択爪4の先端部401の形
状を奇数桁と偶数桁とで異ならせたが、これとは
別に、第3図に示すように選択爪4は全桁同形状
のままで活字輪2の歯部202の斜面の形状及び
突起204の形状を奇数桁と偶数桁とで異ならせ
ても、あるいは第4図に示すように選択爪4の先
端部401の形状と活字輪2の歯部202の斜面
の形状及び突起204の形状をそれぞれ奇数桁と
偶数桁とで異ならせても、全く同一の効果が得ら
れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の待機状態を示し、
第2図はその選択状態を示す。第3図、第4図は
それぞれまた別の実施例の待機状態を示す。 1……活字輪軸、2……活字輪、3……活字輪
バネ、4……選択爪、5……電磁石、6……選択
爪軸、7……2安定バネ、8……印字手段、9…
…印字位置、10……印刷紙、11……インクリ
ボン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に活字、側面に前記活字と対応した鋸歯状
    の歯部を有する複数個の活字輪が活字輪軸に活字
    輪バネを介して回転可能に軸承され、前記活字輪
    軸の往回転で前記歯部に選択爪部材が係合して前
    記活字の選択を行い、前記活字輪軸の復回転で前
    記選択爪部材を前記歯部の斜面によりリセツトす
    る活字輪選択型のプリンタにおいて、前記選択爪
    部材の先端部もしくは前記歯部の斜面の形状を一
    群ごとに異ならせ、前記活字輪軸の復回転時に前
    記選択爪部材を前記一群ごとにタイミングをずら
    せてリセツトさせる構造の小型プリンタ。
JP13860182U 1982-09-13 1982-09-13 小型プリンタ Granted JPS5943149U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13860182U JPS5943149U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 小型プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13860182U JPS5943149U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 小型プリンタ

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Publication Number Publication Date
JPS5943149U JPS5943149U (ja) 1984-03-21
JPH0111473Y2 true JPH0111473Y2 (ja) 1989-04-04

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JP13860182U Granted JPS5943149U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 小型プリンタ

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JPH0357480Y2 (ja) * 1985-01-17 1991-12-27

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JPS5943149U (ja) 1984-03-21

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