JPH05131691A - 小型プリンタ - Google Patents

小型プリンタ

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Publication number
JPH05131691A
JPH05131691A JP29592091A JP29592091A JPH05131691A JP H05131691 A JPH05131691 A JP H05131691A JP 29592091 A JP29592091 A JP 29592091A JP 29592091 A JP29592091 A JP 29592091A JP H05131691 A JPH05131691 A JP H05131691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock lever
lock
cam
type wheel
lever
Prior art date
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Pending
Application number
JP29592091A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Nihei
庄八 仁平
Mikio Moriya
幹夫 守谷
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Astec Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Astec Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
Application filed by Astec Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Astec Co Ltd
Priority to JP29592091A priority Critical patent/JPH05131691A/ja
Publication of JPH05131691A publication Critical patent/JPH05131691A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に所望の活字を選字することができ、し
かも電磁石の制御系を単純化し、消費電力をも低下させ
ることのできる小型プリンタを提供する。 【構成】 リセットカム20とロックレバー規制カム2
2とを同軸上に設け、リセットカム20がロックレバー
7をロック位置から回動させた際に、そのロックレバー
7の回動を待機位置で規制するようにする。これによ
り、ロックレバー7がロック位置からリセットされた際
に待機位置を行き過ぎて回動することを防止し、リセッ
ト後にロックレバー7のロック爪8を、回転する活字輪
1のクリアカム4に確実に係合させることができる。ま
た、保持クリアカム23を設けて、ロックレバー7をロ
ック位置に保持したアクチュエータ12を退避させるよ
うにすることにより、電磁石16の励磁を、一回の印字
動作のうち、選字を行う時の一回だけとし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型プリンタ、特に、
回転する活字輪上の活字を選択して所定の印字位置に停
止させ、その選択した活字に印字用紙をハンマ等で押し
付けて印字を行う小型プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】電子卓上計算機や商店のレジスタ等に搭
載される数字情報の外部記録出力手段として、比較的簡
単な構造で速やかな印字を行うことのできるこの種の小
型プリンタが広く用いられている。
【0003】この種の小型プリンタでは、外周面に複数
の文字,記号等の活字が形成された活字輪が、一本の活
字輪軸に相対回転可能に、かつ所定位置で係合回転可能
に、必要な桁数分だけ取り付けられている。各活字輪に
は、活字を形成した部分とは異なる円周上に各活字に対
応してロック溝が形成されるとともに、そのロック溝と
同じ円周上に活字輪クリアカムが突設されている。
【0004】上記回転する活字輪を停止させるために、
各活字輪に対応してロックレバーが設けられている。こ
のロックレバーは、一端にロック爪、他端に剣先状のホ
ールド端が形成されたもので、そのロック爪が上記活字
輪のロック溝に係合するように常時付勢された状態で揺
動可能に支持されている。
【0005】また、上記各ロックレバーに対応して、剣
先状の係止突起を有するロックレバー保持部材が設けら
れており、その係止突起により上記ロックレバーのホー
ルド端を係止することにより、ロックレバーを、そのロ
ック爪が活字輪のロック溝から離脱した待機位置に保持
することができる。このロックレバー保持部材により各
ロックレバーを待機位置に保持した状態においては、ロ
ックレバーのロック爪が活字輪のクリアカムに係合する
ことによって、回転してきた活字輪は所定位置で停止す
る。これにより各桁の活字輪の活字を所定の初期状態に
揃える、つまりクリアすることができる。
【0006】そして上記各ロックレバー保持部材を、活
字輪の回転位置にタイミングを合わせて電磁石を励磁し
て退避させ、ロックレバーのホールド端の係止を解くこ
とにより、ロックレバーのロック爪をロックレバーバネ
の付勢力で印字すべき活字に対応する活字輪のロック溝
に係合させて、回転する各桁の活字輪の所望の活字を所
定の印字位置に停止させ、選字を行う。この時、ロック
レバー保持部材は復帰し、その係止突起が、ロックレバ
ーのホールド端の、待機位置保持時とは反対側に位置し
てそのホールド端を係止することにより、ロックレバー
を、活字輪をロックしたロック位置に保持する。
【0007】この状態で、選択した各桁の活字に印字用
紙をハンマ等で押し付けて印字を行う。
【0008】印字後、各ロックレバーに対応して設けら
れたロックレバーリセット手段を働かせ、ロックレバー
をロックレバーバネの付勢力に抗して回動させてロック
位置から待機位置へ戻す。その際には、再び上記電磁石
を励磁してロックレバー保持部材を退避させ、ロックレ
バーのホールド端の係止を解くことになる。これによ
り、活字輪を再び回転させ、上述のように各桁の活字を
クリアし、次の選字および印字に備える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の小
型プリンタでは、ロック位置にあるロックレバーをリセ
ット手段が回動させて待機位置へ戻す際、そのロックレ
バーリセット手段によるリセット動作が高速で、しかも
ロックレバーバネのロックレバーを付勢する力に抗する
強い力で為されるため、ロックレバーが待機位置を行き
過ぎてしまって、そのロックレバーのロック爪が、回転
する活字輪のクリアカムに充分に係合しないことがあ
る。するとその活字輪は、クリアが行われない、あるい
は不完全となり、その結果、所望の活字を選字すること
ができなくなる。
【0010】更に、上記従来の小型プリンタでは、リセ
ット手段によりロックレバーをロック位置から待機位置
へ戻す際にも、電磁石を励磁してロックレバー保持部材
を退避させている。つまり電磁石を、一回の印字動作の
うち、選字を行う時と待機位置へ戻す時との二回励磁す
ることになる。このため、電磁石の制御系が複雑になる
とともに、消費電力も増大してしまう。
【0011】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、確実に所望の活字を選字することがで
き、しかも電磁石の制御系を単純化し、消費電力をも低
下させることのできる小型プリンタを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る小型プリンタでは、ロックレバーリセ
ット手段がロックレバーをロック位置から回動させた際
に、そのロックレバーの回動を待機位置で規制するロッ
クレバー規制手段を設けるとともに、ロックレバー保持
部材がロックレバーをロック位置に保持した際に、その
ロックレバー保持部材を退避させることにより、そのロ
ックレバー保持部材の係止突起によるロックレバーのホ
ールド端の係止を解くカム機構を設けた。
【0013】
【作用】上記ロックレバー規制手段を設けることによ
り、ロックレバーがロック位置からリセットされた際に
待機位置を行き過ぎて回動することが防止される。従っ
てリセット後には、ロックレバーのロック爪が、回転す
る活字輪のクリアカムに確実に係合する。
【0014】また、上記カム機構を設けることにより、
電磁石の励磁は、一回の印字動作のうち、選字を行う時
の一回だけとなる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0016】図1は、本発明に係る小型プリンタの要部
構成図で、一桁に相当する構成を示すとともに、活字輪
1がクリアされた状態を示している。
【0017】図のように、活字輪1の外周面には、文
字,記号等の複数の活字2とその各活字2に対応した複
数のロック溝3とが、異なる円周上に形成され、そのロ
ック溝3と同じ円周上には活字輪クリアカム4が突設さ
れている。この活字輪1は、図示せぬ駆動源によって矢
印A方向へ回転する活字輪軸5に相対回転可能に取り付
けられ、しかもこの活字輪1に一端が固定された活字輪
バネ6の先端が、活字輪軸5に形成された係止溝5aに
係合することによって、所定位置で回転することができ
る。
【0018】上記活字輪1に近接して、回転する活字輪
1を停止させるロックレバー7が配置されている。この
ロックレバー7は、ほぼ上下方向に長く、その上端には
ロック爪8、下端には剣先状のホールド端9が形成され
ており、そのロック爪8が活字輪1のロック溝3に係合
するように、片持ち支持されたロックレバーバネ10に
より常時付勢された状態で、支軸11によって揺動可能
に支持されている。
【0019】上記ロックレバー7の下方には、ロックレ
バー保持部材として長尺のアクチュエータ12がほぼ水
平に配置されている。このアクチュエータ12は、その
一端が活字輪1の下方で支軸13によって支持されてお
り、その自由端に、ロックレバー7のホールド端9を係
止する剣先状の係止突起14が形成されている。そして
図のように、その係止突起14がロックレバー7のホー
ルド端9を係止することにより、ロックレバー7を、そ
のロックレバー7のロック爪8が活字輪1のロック溝3
から離脱し、活字輪クリアカム4に係合し得る待機位置
に保持する。また、このアクチュエータ12は、スプリ
ング15によって、係止突起14がロックレバー7の方
へ回動するように常時付勢されており、後述の電磁手段
により、ロックレバー7のホールド端9の移動方向に対
してほぼ直角の方向へ、つまりこの実施例の場合には下
方へ回動して退避させ、それによってロックレバー7の
ホールド端9の係止を解くように構成されている。
【0020】上記アクチュエータ12の自由端の前方に
は、そのアクチュエータ12をスプリング15の付勢力
に抗して下方へ退避させる電磁手段として、電磁石16
およびアーマチャ17が配置されている。この電磁石1
6を励磁すると、アーマチャ17が電磁石16に吸着す
ることによりアクチュエータ12を押し下げ、励磁を停
止すると、アーマチャ17はスプリング18の付勢力に
より、ストッパ19の位置まで戻り、アクチュエータ1
2を解放する。
【0021】上記ロックレバー7の隣りには、ロックレ
バー7を回動させることにより、そのロックレバー7
を、ロックレバーバネの付勢力に抗して活字輪1をロッ
クしたロック位置から待機位置へ戻すロックレバーリセ
ット手段として、リセットカム20が設けられ、またそ
のリセットカム20に対応して、上記ロックレバー7に
はリセットカム対応部7aが形成されている。このリセ
ットカム20は、図示せぬ駆動源に連結された駆動軸2
1に固定されて矢印B方向へ回転し、ロック位置にある
ロックレバー7のリセットカム対応部7aに当接するこ
とにより、そのロックレバー7を待機位置へ戻す。ま
た、このリセットカム20の駆動軸21の回転速度は、
上記活字輪軸5の二分の一に設定されている。
【0022】本発明に係る小型プリンタの特徴として、
上記ロックレバーリセット手段であるリセットカム20
がロックレバー7をロック位置から回動させた際に、そ
のロックレバー7の回動を待機位置で規制するロックレ
バー規制手段が設けられている。この実施例では、その
ロックレバー規制手段として、ロックレバー規制カム2
2が設けられている。このロックレバー規制カム22
は、上記リセットカム20と同じ駆動軸21に、リセッ
トカム20とは回転面をずらせた状態で固定され、また
そのロックレバー規制カム22に対応して、上記ロック
レバー7に規制カム対応部7bが形成されている。従っ
てこのロックレバー規制カム22がロックレバー7のリ
セットカム対応部7aに当接したり、上記リセットカム
20が規制カム対応部7bに当接したりすることはな
い。そしてこのロックレバー規制カム22は、ロックレ
バー7がロック位置から離脱方向へ回動した際、そのロ
ックレバー7の規制カム対応部7bに当接することによ
り、そのロックレバー7の離脱方向への回動を待機位置
で規制する。
【0023】このように、ロックレバーリセット手段と
してリセットカム20を設けるとともに、ロックレバー
規制手段としてロックレバー規制カム22を設けること
により、ロックレバー7が待機位置にしっかり保持さ
れ、しかもその二つのカム20,22を同じ一本の駆動
軸21に固定することにより、構成を非常に単純化する
ことができる。
【0024】本発明に係る小型プリンタのもう一つの特
徴として、上記ロックレバー保持部材であるアクチュエ
ータ12がロックレバー7をロック位置に保持した際
に、そのアクチュエータ12を退避させることにより、
そのアクチュエータ12の係止突起14によるロックレ
バー7のホールド端9の係止を解くカム機構が設けられ
ている。そのカム機構として、この実施例では、アクチ
ュエータ12の上側に保持クリアカム23が配置され、
またその保持クリアカム23に対応して、アクチュエー
タ12の係止突起14と支軸13との間に、クリアカム
対応部12aが形成されている。この保持クリアカム2
3は、図示せぬ駆動源に連結された駆動軸24に固定さ
れて矢印C方向へ回転する。その駆動軸24の回転速度
は、上記リセットカム20,ロックレバー規制カム22
の駆動軸21と同様に、上記活字輪軸5の二分の一に設
定されている。
【0025】尚、上記各構成部品の位置関係について
は、このプリンタが後述のように動作すべく適宜に設定
されている。
【0026】次に、上記構成の小型プリンタの印字動作
を、図1、および図2(A),(B)と図3(A),
(B)の動作説明図を用いて説明する。
【0027】いま、図1のように活字輪1がクリアされ
た状態にあるとする。この状態では、ロックレバー7は
アクチュエータ12に保持されて待機位置にあり、その
ロック爪8が活字輪クリアカム4に係合している。また
このクリア時には、活字輪1の活字2のない部分が所定
の印字位置Pに対応している。そして活字輪1に設けら
れた活字輪バネ6が活字輪軸5の係止溝5aに係合して
おり、この係合力により、活字輪軸5が回転すると、そ
れに伴い活字輪1が回転する。
【0028】活字輪1が回転すると、活字輪1のクリア
カム4がロックレバーバネ10の付勢力に抗してアクチ
ュエータ12を押し戻すようにして、その活字輪クリア
カム4とロック爪8との係合が外れ、活字輪1は、図2
(A)のように活字輪軸5と共に所定方向(矢印A)へ
所定の速度で回転していく。この時、リセットカム2
0,ロックレバー規制カム22,保持クリアカム23の
各カムも、それぞれ所定の方向(矢印B,C)へ、活字
輪軸5の二分の一の速度で回転していく。
【0029】そして図2(B)のように、印字指令によ
って指定された活字輪1上の活字2が、所定の印字位置
Pに回ってきた瞬間に、電磁石16が励磁されてアーマ
チャ17を吸着し、それによりアクチュエータ12が押
し下げられて退避する。するとアクチュエータ12の係
止突起14によるロックレバー7のホールド端9の係止
が解かれ、ロックレバー7は、ロックレバーバネ10の
付勢力によって待機位置からロック位置へ回動する。こ
れにより、ロックレバー7のロック爪8が活字輪1のロ
ック溝3の一つに係合して、活字輪1が停止し、選字が
完了する。このようにして、複数桁あるすべての活字輪
はそれぞれ選字される。
【0030】こうしてロックレバー7がロック位置に回
動して活字輪1を係止し、選字が完了すると、図3
(A)のように、電磁石16の励磁が停止されることに
より、アクチュエータ12は解放され、スプリング15
の付勢力によって復帰する。するとアクチュエータ12
は、その係止突起14が、今度はロックレバー7のホー
ルド端9の、待機位置保持時とは反対側に位置してその
ホールド端9を係止することにより、ロックレバー7を
ロック位置に保持する。
【0031】この状態で、印字位置Pにおいて、指定通
りに選択された活字2に印字用紙をハンマ等で押し付け
ることにより印字が行われる。
【0032】また、このように活字輪1がロックされて
いる間にも、活字輪軸5は、その係止溝5aと活字輪1
の活字輪バネ6との係合が外れて回転を続けており、印
字時には図1に示したクリア時から一回転した状態にあ
る。もちろん、リセットカム20,ロックレバー規制カ
ム22,保持クリアカム23の各カムも回転を続け、印
字時にはクリア時から半回転した状態にある。
【0033】印字が終了すると、図3(B)のように、
保持クリアカム23がアクチュエータ12のクリアカム
対応部12aに当接してアクチュエータ12を押し下
げ、退避させる。そのすぐ後にリセットカム20が、ロ
ックレバー7のリセットカム対応部7aに当接すること
により、ロック位置にあるそのロックレバー7を待機位
置へ戻す。それと同時に、ロックレバー規制カム22が
ロックレバー7の規制カム対応部7bに当接し、そのロ
ックレバー7の回動を待機位置で規制する。これによ
り、ロックレバー7が高速で、しかもロックレバーバネ
10の付勢力に抗する強い力でリセットされても、待機
位置を行き過ぎることはない。よってこの後のクリア作
用が確実に行われることになる。
【0034】またこのようにロックレバー7がリセット
され、ロックレバー7のロック爪8が活字輪1のロック
溝3から外れると、活字輪1は、活字輪軸5との摩擦に
より活字輪軸5に伴って再び回転し始める。
【0035】こうしてロックレバー7がリセットされた
後は、再び図1のように、保持クリアカム23がアクチ
ュエータ12のクリアカム対応部12aから離れて、ア
クチュエータ12がスプリング15の付勢力によって復
帰し、それによりアクチュエータ12は、その係止突起
14がロックレバー7のホールド端9を係止して、ロッ
クレバー7を待機位置に保持する。それとともに、回転
してきた活字輪1の活字輪クリアカム4がロックレバー
7のロック爪8に係合することにより、活字輪1は停止
し、活字輪の選字状態はクリアされることになる。更に
活字輪軸5は回転を続け、すぐにその係止溝5aに活字
輪バネ6が係合する。それによって、活字輪1はまた所
定位置で回転し始め、次の選字と印字が行われる。
【0036】上記一回の印字動作の間に、活字輪軸5は
二回転、リセットカム20,ロックレバー規制カム2
2,保持クリアカム23の各カムは一回転したことにな
る。
【0037】一方、選字を行わなかった場合には、活字
輪1は、活字輪バネ6が活字輪軸5の係止溝5aに係合
したまま、印字時までに活字輪軸5と共に一回転する。
従って選字が行われなかった活字輪1は、印字時にはク
リア時と同じ状態となり、この活字輪1の桁は空欄とな
る。そしてこの活字輪1は、活字輪軸5と共にもう一回
転して、再びクリア状態となる。
【0038】上記小型プリンタでは、電磁石16は、一
回の印字動作のうち、選字を行う時に一回だけ励磁され
る。よってそれだけ電磁石16の制御系を単純化し得る
とともに、消費電力をも低下させることができる。ま
た、ロックレバー7をロック位置から待機位置へ戻す際
に電磁石16に代わってアクチュエータ12を退避させ
る保持クリアカム23は、機構が非常に簡単なものであ
り、しかも活字輪1やリセットカム20,ロックレバー
規制カム22などと同じ駆動系で回転させることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る小型
プリンタによれば、ロックレバー規制手段を設けたため
に、ロック位置にあるロックレバーをリセット手段が回
動させて待機位置へ戻した際に、ロックレバーのロック
爪を、回転する活字輪のクリアカムに確実に係合させる
ことができ、よって活字輪を確実にクリアさせることが
できる。その結果、所望の活字を常に間違いなく選字す
ることができ、信頼性が向上する。
【0040】更に、ロックレバー保持部材を退避させる
カム機構を設けたために、電磁石の制御系を単純化し得
るとともに、消費電力をも低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す小型プリンタの要部構成
図である。
【図2】(A),(B)は、実施例における動作説明図
である。
【図3】(A),(B)は、図2(A),(B)に続く
動作説明図である。
【符号の説明】
1 活字輪 2 活字 3 ロック溝 4 活字輪クリアカム 5 活字輪軸 7 ロックレバー 7a リセットカム対応部 7b 規制カム対応部 8 ロック爪 9 ホールド端 12 アクチュエータ(ロックレバー保持部材) 14 係止突起 16 電磁石 20 リセットカム 21 駆動軸 22 ロックレバー規制カム 23 保持クリアカム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字,記号等の活字とその活字に対応し
    たロック溝とが外周面の異なる円周上に形成されるとと
    もに、そのロック溝と同じ円周上に活字輪クリアカムが
    突設され、活字輪軸に相対回転可能に、かつ所定位置で
    係合回転可能に取り付けられた活字輪と、 一端にロック爪、他端に剣先状のホールド端が形成さ
    れ、そのロック爪が上記活字輪のロック溝に係合するよ
    うに常時付勢された状態で揺動可能に支持されたロック
    レバーと、 係止突起を有し、その係止突起が上記ロックレバーのホ
    ールド端を係止することにより、上記ロックレバーを、
    そのロックレバーのロック爪が上記活字輪のロック溝か
    ら離脱した時に、上記活字輪クリアカムに係合し得る待
    機位置に保持し、かつ上記ロックレバーのホールド端の
    移動方向に対してほぼ直角の方向へ退避することにより
    そのホールド端の係止を解くロックレバー保持部材と、 上記ロックレバー保持部材を退避させる電磁手段と、 上記ロックレバーを付勢力に抗して回動させることによ
    り、そのロックレバーを、活字輪をロックしたロック位
    置から待機位置へ戻すロックレバーリセット手段と、 を備え、 上記ロックレバーがロック位置に回動した際には、上記
    ロックレバー保持部材が復帰し、そのロックレバー保持
    部材の係止突起が、上記ロックレバーのホールド端の、
    待機位置保持時とは反対側に位置してそのホールド端を
    係止することにより、ロックレバーをロック位置に保持
    するように構成された小型プリンタにおいて、 上記ロックレバーリセット手段がロックレバーをロック
    位置から回動させた際に、そのロックレバーの回動を待
    機位置で規制するロックレバー規制手段を設けるととも
    に、 上記ロックレバー保持部材がロックレバーをロック位置
    に保持した際に、そのロックレバー保持部材を退避させ
    ることにより、そのロックレバー保持部材の係止突起に
    よるロックレバーのホールド端の係止を解くカム機構を
    設けたことを特徴とする小型プリンタ。
  2. 【請求項2】 上記ロックレバーリセット手段として、
    駆動軸に固定されて回転するリセットカムを設けるとと
    もに、そのリセットカムに対応させて上記ロックレバー
    にリセットカム対応部を形成し、 かつ上記ロックレバー規制手段として、上記リセットカ
    ムと同じ駆動軸に固定されて回転するロックレバー規制
    カムを設けるとともに、そのロックレバー規制カムに対
    応させて上記ロックレバーに規制カム対応部を形成した
    ことを特徴とする請求項第1項記載の小型プリンタ。
JP29592091A 1991-11-12 1991-11-12 小型プリンタ Pending JPH05131691A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4900712A (en) * 1988-09-30 1990-02-13 Prototech Company Catalytic washcoat and method of preparation of the same
US7185586B2 (en) * 2003-06-23 2007-03-06 Citizen Watch Co., Ltd. Type-printer

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