JPH0357480Y2 - - Google Patents

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JPH0357480Y2
JPH0357480Y2 JP1985003623U JP362385U JPH0357480Y2 JP H0357480 Y2 JPH0357480 Y2 JP H0357480Y2 JP 1985003623 U JP1985003623 U JP 1985003623U JP 362385 U JP362385 U JP 362385U JP H0357480 Y2 JPH0357480 Y2 JP H0357480Y2
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ratchet
type wheel
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はプリンタに係り、特に活字輪の回転を
係止させる活字選択機構を改良したプリンタに関
する。
〔考案の背景〕
従来、記録紙が巻回されるプラテンに平行して
配置される回転軸に、周側に活字体を有する活字
輪を複数、例えば18列等並べて装置し、それぞれ
の活字輪の回転を個々に制御することにより、所
望の印刷をおこなうプリンタが提案されている。
このプリンタはそれぞれの活字輪の胴部に選択ラ
チエツトが形成されており、これらの選択ラチエ
ツトのそれぞれに係合可能な係止爪を備えてお
り、また係止爪と選択ラチエツトとの係合の解除
のためのカム等の部材からなる係合解除機構を備
えている。
ところで、この従来のプリンタにあつては、カ
ム等の機械的部材を介して係止爪と選択ラチエツ
トとの係合を解除するようにしてあることから、
部材点数が多く、構造が複雑になり、組立工数が
増加し、製造原価が高くなる不具合がある。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来技術における実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、カムを介在
させることなく、係止爪と選択ラチエツトとの係
合を解除させることのできるプリンタを提供する
ことにある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために本考案は、回転軸
と、この回転軸に装着され、周側に活字体を有す
る活字輪と、この活字輪とともに回転し、周側に
歯部を有する選択ラチエツトと、歯部と係合して
選択ラチエツトの回転を係止可能な係止爪と、こ
の係止爪を選択ラチエツトと係合する状態、およ
び選択ラチエツトから離脱する状態に保持可能な
ばね部材とを備え、前記活字輪と選択ラチエツト
の間に配置され、前記回転軸の回転力を前記活字
輪に伝える駆動爪を、前記活字軸に設けた軸に回
動可能に支持し、この駆動爪には、前記回転軸に
設けた切欠き部に係合可能な突起を設けるととも
に、この突起を第1の腕と、この第1の腕と反対
方向に設けた第2の腕からなり、この第2の腕は
前記活字輪に設けた突起部に当接させた構成にし
てある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案のプリンタを図に基づいて説明す
る。第1図は本考案のプリンタの一実施例の要部
を示す分解斜視図、第2図a,bは第1図に示す
実施例に備えられている回転軸と駆動爪との係合
関係を示す説明図、第3図a,b,cは第1図に
示す実施例に備えられる選択ラチエツトと係止爪
とばね部材との係合関係を示す説明図である。
第1図において、11は回転軸で、軸方向に沿
う周側にV字状の切欠き部12を備えており、こ
の回転軸11は図示しない記録紙が巻回されるプ
ラテンに平行に配置されている。なお、切欠き部
12は第2図bに示すように、回転軸11の軸心
0に向つて延伸する第1の面12aを備えてい
る。13,14はこの回転軸11に装着される第
1の活字輪,第2の活字輪で、それぞれ周側1
5,16に複数の第1の活字体、第2の活字体が
設けられており、中央に回転軸11が挿入される
軸受17,18を備えている。軸受17,18の
一部には空隙部19,20が形成され、また軸受
17,18の外周に突起部21,22を設けてあ
り、さらに軸受17,18の近傍の活字輪13,
14部分に軸23,24を設けてある。
また、25,26は活字輪13,14と別体に
設けられ、これらの活字輪13,14に嵌着され
て該活字輪13,14と一体的に回転する第1の
選択ラチエツト、第2の選択ラチエツトで、それ
ぞれ中央に活字輪13,14の軸受17,18が
挿入される孔27,28を有し、周側に、かつ活
字体に対応する位置に第1の歯部29,第2の歯
部30を有している。
また、31,32はそれぞれ活字輪13と選択
ラチエツト25の間、活字輪14と選択ラチエツ
ト26の間に配置され、回転軸11の回転力を活
字輪13,14に伝える駆動爪で、それぞれ中央
部に活字輪13,14に設けた軸23,24に相
対的回動可能に挿入される穴33,34を有する
とともに、回転軸11の切欠き部12に係合可能
な突起35,36を有し、かつ剛性を有する第1
の腕37,38と、弾性を有する第2の腕39,
40とからなつている。また突起35,36は、
前述した第2図bに示す回転軸11の切欠き部1
2の第1の面12aに適合可能な第2の面41,
42をそれぞれ備えている。
なお、上記した選択ラチエツト25,26は第
2図a,bに例示するように、活字輪13,14
と対向する側に駆動爪31,32が挿入可能な凹
部43,44と、駆動爪31,32の第1の腕3
7,38の先端45,46が移動可能に係合する
部分、すなわち駆動爪31,32を軸23,24
を中心に回転させるためのガイド部47,48を
設けてある。また、上記した軸受17,18の突
起部21,22は駆動爪31,32の第2の腕3
9,40の軸受17,18への接近を規制する規
制部を構成している。
上記した活字輪13,14、駆動爪31,3
2、選択ラチエツト25,26は次のようにして
回転軸11に装着される。すなわち、例えば回転
軸11に第1の活字輪13の軸受17部分が挿入
され、次いで駆動爪31の穴33が第1の活字輪
13の軸23に挿入され、第1の腕37の突起3
5が軸受17の空隙部19に挿入され、次いで例
えばこの突起35が回転軸11の切欠き部12に
係合される。また第2の腕39は軸受17の突起
部21に係合するように装着される。次いで第1
の選択ラチエツト25の孔27が回転軸11に入
れられ、この第1の選択ラチエツト25が、その
第1の歯部29が第1の活字輪13の周側に設け
られた第1の活字体の位置に対応するように、第
1の活字輪13に嵌着される。
同様にして、回転軸11に第2の活字輪14の
軸受18部分が挿入され、次いで駆動爪32の穴
34が第2の活字輪14の軸24に挿入され、第
1の腕38の突起36が軸受18の空隙部20に
挿入され、次いで例えばこの突起36が回転軸1
1の切欠き部12に係合される。また、第2の腕
40は軸受18の突起部22に係合するように装
着される。次いで第2の選択ラチエツト26が、
その第2の歯部30のそれぞれの位置が第2の活
字輪14の周側に設けてれた第2の活字体の位置
に対応するようにして第2の活字輪14に嵌着さ
れる。
そして、上記した第1の活字輪13、第1の選
択ラチエツト25、第2の活字輪14、第2の選
択ラチエツト26は、第1の歯部29の位相と第
2の歯部30の位相とが異なるように、例えば互
いに1/2ピツチずれるように、すなわち第1の
歯部29間に対応する位置に第2の歯部30が位
置するようにして回転軸11上に配置される。
また、第1図に示す49,50は、選択ラチエ
ツト25,26の回転を係止可能な第1の係止
爪、第2の係止爪で、選択ラチエツト25,26
の歯部29,30に係合する爪部51,52を先
端に有し、中央に回動軸53が挿入される穴5
4,55を有している。
56は駆動源たとえば電磁コイルで、中央に回
動軸53が回動可能に挿入される穴57を有して
いる。58は、この電磁コイル56を保持する保
持台で、電磁コイル56はこの保持台58の上部
に形成される扇状の突出部59において保持され
ている。なお、上記した第1の係止爪49の下部
には図示はされていないが隣接した電磁コイルの
保持台の突出部の形状に相応し、やや大きめの扇
形の切欠き部が、また第2の係止爪50の下部に
は保持台58の突出部59の形状に相応し、やや
大きめの扇形の切欠き部60が形成されている。
61は電磁コイル56を取囲むように装着される
ヨークで、一方の側部に切欠き部62を有してい
る。63は非磁性体からなる回動体で、中央に回
動軸53が嵌入される穴64を有し、周側にヨー
ク61の切欠き部62に係合する突出部65を有
している。この回動体63は回動軸53と一体に
回動する。上記の電磁コイル56,ヨーク61、
回動体63は、第1の係止爪49および第2の係
止爪50を回動させる駆動手段、すなわち電磁ク
ラツチを構成している。
また、66,67は係止爪49,50を選択ラ
チエツト25,26と係合する状態および選択ラ
チエツト25,26から離脱する状態に保持可能
なばね部材で、上端に係止爪49,50の末端部
の下方部分68,69、上方部分70,71にそ
れぞれ係合可能な上方部分72,73および下方
部分74,75からなる折曲げ部76,77をそ
れぞれ備えている。
そして、これらの係止爪49,50、電磁コイ
ル56等の組立てに際しては、上述したように電
磁コイル56を囲むようにしてヨーク61がこの
電磁コイル56に装着され、回動体63の突出部
65がヨーク61の切欠き部62に適合するよう
に配置され、係止爪49,50が回動軸53に対
して回動可能に、係止爪50はその切欠き部60
が保持台58の突出部59に適合するよう、ま
た、係止爪49においても隣接した電磁コイルに
対して同様に装着され、上述したように回動体6
3は回動軸53に一体に設けられる。このように
組立てられた状態にあつては、係止爪49,50
の胴部78,79はヨーク61の側端面80,8
1のそれぞれに対向するように配置される。
なお、図示を省略したが、上述のような2つの
活字輪13,14、選択ラチエツト25,26、
駆動爪31,32および2つの係止爪49,5
0、ばね部材66,67、1つの電磁コイル5
6、保持台58、ヨーク61、回動体63の組合
せが、回転軸11、回動軸53のそれぞれの軸方
向に沿つて複数組、例えば9組配置される。
このように構成した実施例における動作は次の
とおりである。
すなわち、第3図aに示すように、係止爪4
9,50の末端部の上方部分70,71にばね部
材66,67の折曲げ部76,77の下方部分7
4,75が係合された待機状態で、しかも第2図
aに示すように、回転軸11の切欠き部12に駆
動爪31,32の突起35,36が係合された状
態にあつて、例えば図示しないモータによつて回
転軸11が、同第2図aの矢印82方向に、すな
わち第3図aの矢印83方向に回転し、回動軸5
3が同第3図aの矢印84に回動すると、回転軸
11の回転に伴つて第2図aに示すように切欠き
部12の第1の面12aが駆動爪31,32の第
2の面41,42を押圧することによつて駆動爪
31,32に回転力が伝えられ、さらにこの回転
力は駆動爪31,32の第1の腕37,38の先
端45,46から選択ラチエツト25,26のガ
イド部47,48に伝えられ、これによつて選択
ラチエツト25,26が、また、駆動力は駆動爪
31,32の穴33,34から活字輪13,14
の軸23,24に伝えられ活字輪13,14が回
転軸11と一体的に同矢印82方向に回転する。
なおこの間、回動軸53の回動に伴つて回動体6
3およびヨーク61が回動するものの、係止爪4
9,50には回動軸53の回動力が伝えられてい
ないことから、これらの係止爪49,50は第3
図aに示す待機状態に保たれる。
そして、例えば第1の活字輪13の所望の活字
体が図示しないプラテンに対応する印刷位置近く
に至つたとき、電磁コイル56に通電され、これ
によつて係止爪49,50の胴部78,79がヨ
ーク61の側端面80,81に吸着される。した
がつて、当該係止爪49,50は第3図b、cの
矢印85で示すように、ヨーク61と一体的に回
動しようとするが、このとき第1の係止爪49は
その爪部51が第1の選択ラチエツト25の第1
の歯部29間に位置するので、第3図bに示すよ
うに当該係止爪49の末端部がばね部材66の折
曲げ部76を乗り越えて同矢印85方向に回動
し、爪部51と第1の歯部29とが係合し、これ
によつて第1の選択ラチエツト25の回転、すな
わち第1の活字輪13の回転は係止される。一
方、第2の係止爪50は、前述したように1/2
のピツチの位相のずれに伴つて、第3図cに示す
ように爪部52が第2の選択ラチエツト26の第
2の歯部30に当接し、この状態で保たれる。し
たがつて第2の選択ラチエツト26および第2の
活字輪14は回転を続ける。また、例えば第1の
活字輪13の回転係止と同期して電磁コイル59
への通電が解除され、回動軸53の回動力の第2
の係止爪50への伝達は断たれ、ばね部材66の
力によりこの第2の係止爪50は第3図aに示す
待機状態に復帰する。したがつて回動軸53の回
動にかかわらずこの第2の係止爪50と第2の選
択ラチエツト26とは係合しない。
なお、上記したように第1の係止爪49によつ
て第1の選択ラチエツト25の回転が係止された
際、引続きおこなわれる回転軸11の第2図aの
矢印82方向の回転に伴つて、駆動爪31の第1
の腕37の先端45が第1の選択ラチエツト25
に設けたカイド部47に案内されて第2図bの矢
印86で示すように外方に移動し、すなわちこの
駆動爪31は第2の腕39のばね力に抗して拡げ
られ、これによつて第1の腕37の突起35と回
転軸11の切欠き部12との係合が解かれ、回転
軸11の回転力の第1の選択ラチエツト25、第
1の活字輪13への伝達が断たれる。
このようにして、第1の活字輪13の所望の活
字体の印刷位置への位置決めがおこなわれる。な
おこのとき第1の係止爪49は、ばね部材66の
ばね力によつて第1の選択ラチエツト25の第1
の歯部29に係合する係合状態に安定して保持さ
れる。
そして、ほとんど上記と同様にして第2の活字
輪14の所望の活字体の印刷位置への位置決めが
おこなわれる。すなわち、第2の活字輪14の所
望の活字体が図示しないプラテンに対向する印刷
位置近くに至つたとき、電磁コイル56に通電さ
れ、これによつて第2の係止爪50は第3図bの
矢印85で示すように、ばね部材67の折曲げ部
77を乗り越えてヨーク61と一体的に回動し、
爪部52と第2の歯部30とが係合し、これによ
つて第2の選択ラチエツト26の回転が係止さ
れ、また駆動爪32が上記と同様に拡げられて、
回転軸11の回転力の第2の選択ラチエツト2
6、第2の活字輪14への伝達が断たれる。
また、図示外の活字輪に備えられる活字体が上
記と同様にして位置決めされ、これによつて所望
の印刷操作が可能となる。
そして、印刷操作が終了した際には、例えば電
磁コイル56に通電してヨーク61に係止爪4
9,50を吸着させた状態において、回動軸53
を第3図bの矢印87方向に逆転させればよく、
これによつて例えば係止爪49,50の末端部の
下方部分68,69がばね部材66,67の折曲
げ部76,77を乗り越えるようにして回動し、
係止爪49,50と選択ラチエツト25,26と
の係合が解かれる。また回転軸11を第2図bの
矢印88方向に逆転させることにより、例えば駆
動爪31の第2の腕39のばね力によつて第1の
腕37,38の突起35、36が回転軸11の切
欠き部12に係合し、第2図aに示すように、回
転軸11の回転力が選択ラチエツト25,26、
活字輪13,14に伝達可能な状態となる。な
お、図示しない他の組に係る係止爪、駆動爪、選
択ラチエツト、活字輪等についても全く同様の動
作がおこなわれる。
このように構成してある実施例にあつては、第
1の選択ラチエツト25の第1の歯部29の位相
と、第2の選択ラチエツト26の第2の歯部30
の位相とを1/2ピツチずらすように配置してあ
ることから、選択ラチエツト25,26のうちの
一方の回転を係止させても他方の回転を係止させ
ることなく当該回転を続行させ、第1の活字輪1
3に係る活字体、第2の活字輪14に係る活字体
を所望の印刷位置に位置決めすることができ、し
かもこれらの選択ラチエツト25,26の回転の
係止動作を電磁コイル56,ヨーク61、回動体
63を含む1つの電磁クラツチによつて実現させ
ることができ、選択ラチエツト25,26、及び
図示外の選択ラチエツトの回転を係止させる駆動
源の数が少なくて済む。
また、選択ラチエツト25,26の回転の係止
を当該ラチエツト25,26の歯部29,30と
係合する爪部51,52を有する係止爪49,5
0の回動動作によつておこなうようにしてあるこ
とから、当該選択ラチエツト25,26の回転の
係止、すなわち活字輪13,14の回転の係止を
確実におこなうことができる。
また、選択ラチエツト25,26を活字輪1
3,14に別体に設けるとともに、これらの選択
ラチエツト25,26に駆動爪31,32を回動
させるためのガイド部47,48を設け、回転軸
11の切欠き部12が該回転軸11の軸心0方向
に向かつて延伸する第1の面12aを有し、駆動
爪31,32の第1の腕37,38の突起35,
36が第1の面12aに適合可能な第2の面4
1,42を有し、活字選択に際しては、回転軸1
1の回転に伴つて切欠き部12の第1の面12a
が突起35,36の第2の面41,42を押圧す
る構成にしてあることから、すなわち回転軸11
の回転方向に対して直交する面内を介して、かつ
回転軸11と突起35,36との間の摩擦力にほ
とんど影響されることなく、当該回転軸11の回
転力を活字輪13,14に伝えることができるこ
とから、仮りに高速回転に際しても駆動爪31,
32のばね力を最小に抑制することができ、した
がつて回転軸11を駆動するトルクが小さくな
り、この回転軸11を駆動するモータを小型にで
きる。また、駆動爪31,32の活字輪13,1
4への装着作業が容易となり、組立作業工数が少
なくて済む。
また、駆動爪31,32が回転軸11の切欠き
部12に係合可能な突起35,36を有し、かつ
剛性を有する第1の腕37,38と、該第1の腕
37,38に一体に設けられ、弾性を有する第2
の腕39,40とからなり、駆動爪31,32の
活字輪13,14への装着に際して、第2の腕3
9,40をたわめることにより生じるばね力は、
軸23,24と穴33,34との係止部分で支持
されているので、駆動爪31,32の位置が安定
し、回転軸11の回転力を確実に活字輪13,1
4へ伝達することが可能であり、当該駆動爪3
1,32の活字輪13,14への装着作業を容易
におこなうことができる。
また、第2の腕39,40の軸受17,18へ
の接近を規制する規制部として、軸受17,18
の外周に突起部21,22を設けた構成にしてあ
ることから、この突起部21,22によつて駆動
爪31,32を初期セツト力を有するようにたわ
めることができ、それ故、回転軸11に対する挟
持力を得るにあたり、駆動爪31,32のばね力
をあらかじめ小さく設定することができ、これら
の駆動31,32の製作費を抑えることができ
る。
また、係止爪49,50を選択ラチエツト2
5,26と係合する状態、および選択ラチエツト
25,26から離脱する状態に保持可能なばね部
材66,67を備えた構成であり、前述の如く、
電磁コイル56に通電し、回転軸53の回動方向
を変えるだけで、何らカム部材等を介在させるこ
となく係止爪49,50と選択ラチエツト25,
26との係合を解除させることができ、この係止
爪49,50の戻し機構の構造が簡単である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、従来の
ようなカムを介在させることなく、係止爪と選択
ラチエツトとの係合を解除させることができ、従
来に比べて構造が簡単であり、製造原価を安くす
ることのできる効果がある。
また、駆動爪の位置が安定し、回転軸の回転力
を確実に活字輪へ伝達することが可能であり、当
該駆動爪の活字輪への装着作業を容易におこなう
ことができる。
また、突起部によつて駆動爪を初期セツト力を
有するようにたわめることができ、それ故、回転
軸に対する挟持力を得るにあたり、駆動爪のばね
力をあらかじめ小さく設定することができ、これ
らの駆動爪の製作費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプリンタの一実施例の要部を
示す分解斜視図、第2図a,bは第1図に示す実
施例に備えられる回転軸と駆動爪との係合関係を
示す説明図で、第2図aは回転軸と駆動爪とが係
合した係合状態を示す説明図、第2図bは回転軸
と駆動爪との係合か解かれた非係合状態を示す説
明図、第3図a,b,cは第1図に示す実施例に
備えられる選択ラチエツトと係止爪とばね部材と
の係合関係を示す説明図で、第3図aは係止爪が
駆動される前の待機状態を示す説明図、第3図b
は係止爪か選択ラチエツトに係合した係合状態を
示す説明図、第3図cは係止爪と選択ラチエツト
が係合していない非係合状態を示す説明図であ
る。 11……回転軸、13……第1の活字輪、14
……第2の活字輪、15,16……周側、25…
…第1の選択ラチエツト、26……第2の選択ラ
チエツト、29……第1の歯部、30……第2の
歯部、49……第1の係止爪、50……第2の係
止爪、66,67……ばね部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸と、この回転軸に装着され、周側に活字
    体を有する活字輪と、この活字輪とともに回転
    し、周側に歯部を有する選択ラチエツトと、上記
    歯部と係合して該選択ラチエツトの回転を係止可
    能な係止爪と、この係止爪を上記選択ラチエツト
    と係合する状態および該選択ラチエツトから離脱
    する状態に保持可能なばね部材とを備え、 前記活字輪と選択ラチエツトの間に配置され、
    前記回転軸の回転力を前記活字輪に伝える駆動爪
    を、前記活字輪に設けた軸に回動可能に支持し、
    この駆動爪には、前記回転軸に設けた切欠き部に
    係合可能な突起を設けるとともに、この突起を第
    1の腕と、この第1の腕と反対方向に設けた第2
    の腕からなり、この第2の腕は前記活字輪に設け
    た突起部に当接させたことを特徴とするプリン
    タ。
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Citations (2)

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JPS5262522A (en) * 1975-11-19 1977-05-24 Sankyo Seiki Seisakusho Kk Printer
JPS5943149B2 (ja) * 1982-05-25 1984-10-19 株式会社岐阜食品機械製作所 シユ−マイ製造装置

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