JPS62152764A - プリンタ - Google Patents
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- JPS62152764A JPS62152764A JP29308985A JP29308985A JPS62152764A JP S62152764 A JPS62152764 A JP S62152764A JP 29308985 A JP29308985 A JP 29308985A JP 29308985 A JP29308985 A JP 29308985A JP S62152764 A JPS62152764 A JP S62152764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- selection
- type wheel
- drive
- drive shaft
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はプリンタに係り、特に正・送画方向に回転する
活字ホイールの回転を係止させるための活字選択機構を
改良したプリンタに関する。
活字ホイールの回転を係止させるための活字選択機構を
改良したプリンタに関する。
(従来の技術)
従来、記録紙が巻回されるプラテンに平行に配置される
回転軸に、周側に活字体を有する活字ホイールを複数例
えば18列並べて装置し、それぞれの活字ホイールの回
転を個々に制御することにより、所望の印刷をおこなう
プリンタが提案されている。第16図はこの種の従来の
プリンタの要部を示す説明図で、これは実公昭55−2
1798号公報に開示されたものである。
回転軸に、周側に活字体を有する活字ホイールを複数例
えば18列並べて装置し、それぞれの活字ホイールの回
転を個々に制御することにより、所望の印刷をおこなう
プリンタが提案されている。第16図はこの種の従来の
プリンタの要部を示す説明図で、これは実公昭55−2
1798号公報に開示されたものである。
この第16図において、101は回転軸、102はこの
回転軸101に装着される活字ホイールである。
回転軸101に装着される活字ホイールである。
この活字ホイール102は回転軸101が挿入される軸
受102aを有するとともに、周側に活字体102bを
偵えており、また軸受102aを囲むように選択ラチエ
ツト102cを備えている。103は回転軸101の回
転力を活字ホイール102に伝える駆動爪で、軸受10
2aと選択ラチェット102cとの間に形成した円形状
凹部102eに挿入される軸部103aと、先端に爪部
103bを備え長さ寸法の短い剛性を有する第1の腕1
03cと、長さ寸法の長い弾性を有する第2の腕103
dとからなっている。この駆動爪103は、その爪部1
03bが軸受102aに形成された空隙部102d内に
挿入されるようにしてこの軸受102aに係着されてお
り、また爪部103bは回転軸101に形成した切欠部
101a、すなわち回転軸101の軸心方向に延伸する
面101bと、この面101bに対して傾きを有する面
101cとを有する切欠部101aに係合可能になって
いる。なお、104は選択ラチェット102cに係合可
能な選択爪で、軸105を中心に回動可能になっている
。
受102aを有するとともに、周側に活字体102bを
偵えており、また軸受102aを囲むように選択ラチエ
ツト102cを備えている。103は回転軸101の回
転力を活字ホイール102に伝える駆動爪で、軸受10
2aと選択ラチェット102cとの間に形成した円形状
凹部102eに挿入される軸部103aと、先端に爪部
103bを備え長さ寸法の短い剛性を有する第1の腕1
03cと、長さ寸法の長い弾性を有する第2の腕103
dとからなっている。この駆動爪103は、その爪部1
03bが軸受102aに形成された空隙部102d内に
挿入されるようにしてこの軸受102aに係着されてお
り、また爪部103bは回転軸101に形成した切欠部
101a、すなわち回転軸101の軸心方向に延伸する
面101bと、この面101bに対して傾きを有する面
101cとを有する切欠部101aに係合可能になって
いる。なお、104は選択ラチェット102cに係合可
能な選択爪で、軸105を中心に回動可能になっている
。
このプリンタにあっては、同第16図に示すように、駆
動爪103の爪部103bが回転軸101の切欠部10
1aに係合した状態で回転軸101が矢印R方向に回転
することにより、この回転軸101の回転力が駆動爪1
03を介して活字ホイール102に伝えられ、この活字
ホイール102が回転し、また、選択爪104が矢印S
方向に回動して選択ラチェット102cと係合すること
により、選択ラチェット102cすなわち活字ホイール
102の回転が係止し、所望の活字体102bが印刷位
置に至る。また、活字ホイール102が係止された際に
も回転軸101は例えば別の活字ホイールの選択のため
にさらに回転を続けるが、このとき切欠部101aの面
101c上を駆動爪103の爪部103bの対向面が相
対的に滑ることにより、第2の腕103dの弾性に抗し
て当該駆動爪103が拡張し、これにより回転軸1の回
動力の活字ホイール102への伝達が断たれている。
動爪103の爪部103bが回転軸101の切欠部10
1aに係合した状態で回転軸101が矢印R方向に回転
することにより、この回転軸101の回転力が駆動爪1
03を介して活字ホイール102に伝えられ、この活字
ホイール102が回転し、また、選択爪104が矢印S
方向に回動して選択ラチェット102cと係合すること
により、選択ラチェット102cすなわち活字ホイール
102の回転が係止し、所望の活字体102bが印刷位
置に至る。また、活字ホイール102が係止された際に
も回転軸101は例えば別の活字ホイールの選択のため
にさらに回転を続けるが、このとき切欠部101aの面
101c上を駆動爪103の爪部103bの対向面が相
対的に滑ることにより、第2の腕103dの弾性に抗し
て当該駆動爪103が拡張し、これにより回転軸1の回
動力の活字ホイール102への伝達が断たれている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、このように構成しである従来のプリンタにあ
っては、上述したように回転軸101から活字ホイール
102への回動力の伝達を回転軸lの切欠部101aの
面101cと駆動爪103bとの対向面との間の摩擦力
に依存しており、したがって高速回転した場合の急激な
停止時、あるいは始動時に、その大きな慣性力によって
駆動爪103が回転軸101から外れる懸念があり、ま
たこのような懸念を除くためには駆動爪103の第2の
腕103dのばね力を大きく設定しなければならない、
しかし、このように駆動爪103の力を大きくすると、
図示外の活字ホイールを含めた全ての活字ホイールのそ
れぞれに係る駆動爪のばね力が大きくなることから、活
字ホイールを停止した時の回転軸101を駆動するトル
クが大きくなり、それ故回転軸101を駆動するモータ
の大型化に伴う製造原価の高騰、及び消費電力の増加に
伴うランニングコストの高騰等を招くことになる。
っては、上述したように回転軸101から活字ホイール
102への回動力の伝達を回転軸lの切欠部101aの
面101cと駆動爪103bとの対向面との間の摩擦力
に依存しており、したがって高速回転した場合の急激な
停止時、あるいは始動時に、その大きな慣性力によって
駆動爪103が回転軸101から外れる懸念があり、ま
たこのような懸念を除くためには駆動爪103の第2の
腕103dのばね力を大きく設定しなければならない、
しかし、このように駆動爪103の力を大きくすると、
図示外の活字ホイールを含めた全ての活字ホイールのそ
れぞれに係る駆動爪のばね力が大きくなることから、活
字ホイールを停止した時の回転軸101を駆動するトル
クが大きくなり、それ故回転軸101を駆動するモータ
の大型化に伴う製造原価の高騰、及び消費電力の増加に
伴うランニングコストの高騰等を招くことになる。
また、上記従来のプリンタにあっては、活字ホイールに
外的負荷を加えると駆動爪103が回転軸101から外
れる懸念があり、従ってインクロールにより活字表面に
インクを塗布する如き方式のプリンタには適さない。
外的負荷を加えると駆動爪103が回転軸101から外
れる懸念があり、従ってインクロールにより活字表面に
インクを塗布する如き方式のプリンタには適さない。
さらに、上記従来のプリンタにあっては、回転軸101
が第16図の矢印R方向に回動する場合についてのみ、
活字ホイール102が係止された際に該回転軸101の
回動力の活字ホイール102への伝達が断たれるように
なっており、回転軸101がこれとは逆方向、すなわち
図中反時計回り方向に回動する場合、駆動爪103の爪
部103bは切欠部101aの面101bと係止したま
まであって、活字選択を行うことができない、もちろん
、切欠部101aの面101bにも面101cと同様の
テーパを付ければ、回転軸101の正・逆いずれの回転
にかかわらず、上述した回転軸101の回動力の活字ホ
イール102への伝達あるいはこれの解除を行うことが
できるが、このような場合においても上述した不具合、
すなわち高速回転をした際の急激な停止時、あるいは始
動時に駆動爪103が回転軸101から外れるという不
具合は依然として解消されない。
が第16図の矢印R方向に回動する場合についてのみ、
活字ホイール102が係止された際に該回転軸101の
回動力の活字ホイール102への伝達が断たれるように
なっており、回転軸101がこれとは逆方向、すなわち
図中反時計回り方向に回動する場合、駆動爪103の爪
部103bは切欠部101aの面101bと係止したま
まであって、活字選択を行うことができない、もちろん
、切欠部101aの面101bにも面101cと同様の
テーパを付ければ、回転軸101の正・逆いずれの回転
にかかわらず、上述した回転軸101の回動力の活字ホ
イール102への伝達あるいはこれの解除を行うことが
できるが、このような場合においても上述した不具合、
すなわち高速回転をした際の急激な停止時、あるいは始
動時に駆動爪103が回転軸101から外れるという不
具合は依然として解消されない。
従って、本発明の目的とするところは、正・通雨方向に
回転する活字ホイールの活字選択が可能であって、しか
も駆動爪のばね力を小さくしても駆動軸の回転力を活字
ホイールに確実に伝達することのできるプリンタを提供
することにある。
回転する活字ホイールの活字選択が可能であって、しか
も駆動爪のばね力を小さくしても駆動軸の回転力を活字
ホイールに確実に伝達することのできるプリンタを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明は、周側に切欠部を
有し、正・逆いずれの方向にも回動可能な駆動軸と、こ
の駆動軸に回動可能に装着され、周側に活字体を有する
活字ホイールと、この活字ホイールに保持され、上記駆
動軸の切欠部に係合可能な突起を有する駆動爪と、この
駆動爪を介して上記活字ホイールに回動可能に装着され
、該駆動爪に係合可能な一対の係合部を有するとともに
、周側に歯部を有する選択ラチェットと、この歯部に係
合して該選択ラチェットの回転を選択的に係止可能な駆
動手段とを備え、上記駆動軸の切欠部と上記駆動爪の突
起とが係合状態にあるとき、該駆動軸の回転力が上記活
字ホイールに伝達され、上記駆動爪が係止状態にある上
記選択ラチェットのいずれか一方の係止部と係合して変
形することにより、上記駆動軸の切欠部と該駆動爪の突
起との係合が解除されるように構成したことを、その特
徴とする。
有し、正・逆いずれの方向にも回動可能な駆動軸と、こ
の駆動軸に回動可能に装着され、周側に活字体を有する
活字ホイールと、この活字ホイールに保持され、上記駆
動軸の切欠部に係合可能な突起を有する駆動爪と、この
駆動爪を介して上記活字ホイールに回動可能に装着され
、該駆動爪に係合可能な一対の係合部を有するとともに
、周側に歯部を有する選択ラチェットと、この歯部に係
合して該選択ラチェットの回転を選択的に係止可能な駆
動手段とを備え、上記駆動軸の切欠部と上記駆動爪の突
起とが係合状態にあるとき、該駆動軸の回転力が上記活
字ホイールに伝達され、上記駆動爪が係止状態にある上
記選択ラチェットのいずれか一方の係止部と係合して変
形することにより、上記駆動軸の切欠部と該駆動爪の突
起との係合が解除されるように構成したことを、その特
徴とする。
(作用)
すなわち、活字選択に際し選択ラチェットが係止される
と、駆動軸および活字ホイールと一体的に回動する駆動
爪は、その回動方向に応じて選択ラチェットのいずれか
一方の係止部と衝合し、引続き行われる駆動軸の回動に
より外方へ拡げられ、これにより駆動爪の突起と駆動軸
の切欠部との係合が解除される。すると、駆動軸の回動
力の活字ホイールへの伝達は断たれ、該活字ホイールは
所望の活字選択位置に係止される。
と、駆動軸および活字ホイールと一体的に回動する駆動
爪は、その回動方向に応じて選択ラチェットのいずれか
一方の係止部と衝合し、引続き行われる駆動軸の回動に
より外方へ拡げられ、これにより駆動爪の突起と駆動軸
の切欠部との係合が解除される。すると、駆動軸の回動
力の活字ホイールへの伝達は断たれ、該活字ホイールは
所望の活字選択位置に係止される。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るプリンタの概略側面図
である。同図において、1は回転軸で、該回転軸1は図
示せぬモータの駆動力により後述する歯車列を介して正
転あるいは逆転されるようになっている。2はこの回転
軸1と一体に回転する駆動軸で、その周面の軸方向には
180度の対向位置に2個の切欠部3.4が形成されて
いる。
である。同図において、1は回転軸で、該回転軸1は図
示せぬモータの駆動力により後述する歯車列を介して正
転あるいは逆転されるようになっている。2はこの回転
軸1と一体に回転する駆動軸で、その周面の軸方向には
180度の対向位置に2個の切欠部3.4が形成されて
いる。
5は駆動軸2に装着される活字ホイール、2点鎖線で示
す6は同じく駆動軸2に装着される選択ラチェットであ
る。
す6は同じく駆動軸2に装着される選択ラチェットであ
る。
第2図は上記活字ホイール5の平面図、第3図は上記選
択ラチェット6の正面図である。第2図に示すように、
活字ホイール5の外周面には、例えばro、 1.2
・・・・” 9. +、 +、 X、 +j等を一つ
の群として、2群の活字体7.7′が設けられており、
その内周側には各活字体7.7′に対応して複数のロッ
ク溝8が、さらに中央には上記駆動軸2が挿入される軸
受9が立設されている。
択ラチェット6の正面図である。第2図に示すように、
活字ホイール5の外周面には、例えばro、 1.2
・・・・” 9. +、 +、 X、 +j等を一つ
の群として、2群の活字体7.7′が設けられており、
その内周側には各活字体7.7′に対応して複数のロッ
ク溝8が、さらに中央には上記駆動軸2が挿入される軸
受9が立設されている。
この軸受9の一部には空隙部10が形成され、また軸受
9の外周には係合軸11と支軸12とが活字ホイール5
の中心を介して約180度対向するように植設されてい
る。
9の外周には係合軸11と支軸12とが活字ホイール5
の中心を介して約180度対向するように植設されてい
る。
一方、第3図に示すように、上記選択ラチェット6の外
周面には上記活字体7.7′に対応する複数の歯部13
と1つの係止凸部14とが設けられ、また中央には活字
ホイール5の軸受9が挿入される孔15が穿設されてい
る。この孔15の外周には、所定の間隔をおいて一対の
解除ピン16゜17が立設されるとともに、活字ホイー
ル5の上記係合軸11および支軸12に対応してこられ
を十分に許容できる程度の長円形の係合孔18゜19が
穿設されている。
周面には上記活字体7.7′に対応する複数の歯部13
と1つの係止凸部14とが設けられ、また中央には活字
ホイール5の軸受9が挿入される孔15が穿設されてい
る。この孔15の外周には、所定の間隔をおいて一対の
解除ピン16゜17が立設されるとともに、活字ホイー
ル5の上記係合軸11および支軸12に対応してこられ
を十分に許容できる程度の長円形の係合孔18゜19が
穿設されている。
第1図に戻り、20は上記活字ホイール5と選択ラチェ
ット6との間に配設される駆動爪で、該駆動爪20によ
り回転軸1の回転力が活字ホイール5に伝達される。こ
の駆動爪20は、剛性を有しかつ駆動軸2の切欠部3.
4に係合可能な突起21を有する第1の腕部22と、弾
性を有しかつ活字ホイール5の係合軸11に弾接する摺
動部23を有する第2の腕部24とからなっており、第
1の腕部22の基部は活字ホイール5の支軸12に回動
可能に挿入されている。一方、図中2点鎖線でしめすよ
うに、選択ラチェット6の両解除ピン16.17は駆動
爪20の突起21を介して第1の腕部22の近傍に位置
し、また活字ホイール5の係合軸11と支軸12の先端
は、それぞれ選択ラチェット6の再係合穴18.19内
に位置している。
ット6との間に配設される駆動爪で、該駆動爪20によ
り回転軸1の回転力が活字ホイール5に伝達される。こ
の駆動爪20は、剛性を有しかつ駆動軸2の切欠部3.
4に係合可能な突起21を有する第1の腕部22と、弾
性を有しかつ活字ホイール5の係合軸11に弾接する摺
動部23を有する第2の腕部24とからなっており、第
1の腕部22の基部は活字ホイール5の支軸12に回動
可能に挿入されている。一方、図中2点鎖線でしめすよ
うに、選択ラチェット6の両解除ピン16.17は駆動
爪20の突起21を介して第1の腕部22の近傍に位置
し、また活字ホイール5の係合軸11と支軸12の先端
は、それぞれ選択ラチェット6の再係合穴18.19内
に位置している。
また、第1図に示す25は選択ラチェット6の回転を係
止可能な選択爪で、該選択爪25は選択ラチェット6の
歯部13と係止凸部14および活字ホイール5のロック
溝8にそれぞれ係合可能な爪部26を先端に有し、中央
に回動軸27が挿入される穴28を有し、さらに後端に
リセットカム29と係合するカム爪30をそれぞれ有し
ている。
止可能な選択爪で、該選択爪25は選択ラチェット6の
歯部13と係止凸部14および活字ホイール5のロック
溝8にそれぞれ係合可能な爪部26を先端に有し、中央
に回動軸27が挿入される穴28を有し、さらに後端に
リセットカム29と係合するカム爪30をそれぞれ有し
ている。
31は上記回動輪27の回転力を選択爪25に選択的に
伝達可能な駆動手段、例えば電磁クラッチであり、32
は選択爪25を選択ラチェット6と係合する状態に保持
可能な係止ばね、33はこの係止ばね32と共働して選
択爪25を選択ラチェット6から随反する状態に保持す
る押圧ばねである。
伝達可能な駆動手段、例えば電磁クラッチであり、32
は選択爪25を選択ラチェット6と係合する状態に保持
可能な係止ばね、33はこの係止ばね32と共働して選
択爪25を選択ラチェット6から随反する状態に保持す
る押圧ばねである。
第4図は上記した活字ホイール51選択ラチェット6、
駆動爪20.選択爪25および電磁クラッチ31の関係
を示す分解斜視図である。同図に示すように、上記電磁
クラッチ31は、電磁コイル34.保持台35.ヨーク
361回動体37とによって概略構成されている。電磁
コイル34はその中央に上記回動軸27が挿入される穴
38を有し、保持台35上部の扇形の突出部39におい
て保持されている0円筒状のヨーク36は、この電磁コ
イル34を取囲むように装着され、その−側部には90
度間隔で4個の切欠き40が形成されている。非磁性体
からなる回動体37の中央には回動軸27が嵌入される
穴41が形成され、これにより回動軸27と回動体37
とは一体に回動し、また回動体27の周壁にはヨーク3
6の切欠き40に係合する突起42が同じ<90度間隔
で4個形成されている。このように構成された電磁クラ
ッチ31は、それ1つで2枚の選択爪、すなわち図中第
1の選択爪25と第2の選択爪25′を回動させること
ができる。これら第1および第2の選択爪25.25”
は、上述したように先端に爪部26,26’を、中央
に穴28.28’を、後端にカム30.30’をそれぞ
れ有し、さらに下部に保持台35の突出部39の形状に
相応してやや大きめの扇形の切欠き部43.43’がそ
れぞれ形成されている。
駆動爪20.選択爪25および電磁クラッチ31の関係
を示す分解斜視図である。同図に示すように、上記電磁
クラッチ31は、電磁コイル34.保持台35.ヨーク
361回動体37とによって概略構成されている。電磁
コイル34はその中央に上記回動軸27が挿入される穴
38を有し、保持台35上部の扇形の突出部39におい
て保持されている0円筒状のヨーク36は、この電磁コ
イル34を取囲むように装着され、その−側部には90
度間隔で4個の切欠き40が形成されている。非磁性体
からなる回動体37の中央には回動軸27が嵌入される
穴41が形成され、これにより回動軸27と回動体37
とは一体に回動し、また回動体27の周壁にはヨーク3
6の切欠き40に係合する突起42が同じ<90度間隔
で4個形成されている。このように構成された電磁クラ
ッチ31は、それ1つで2枚の選択爪、すなわち図中第
1の選択爪25と第2の選択爪25′を回動させること
ができる。これら第1および第2の選択爪25.25”
は、上述したように先端に爪部26,26’を、中央
に穴28.28’を、後端にカム30.30’をそれぞ
れ有し、さらに下部に保持台35の突出部39の形状に
相応してやや大きめの扇形の切欠き部43.43’がそ
れぞれ形成されている。
そして、これら第1および第2の選択爪25゜25’
、1t[クラッチ31の組立てに際しては、上述したよ
うに電磁コイル34を囲むようにしてヨーク36がこの
電磁コイル34に装着され、回動体37の各突起42が
ヨーク36の各切欠き40に適合するように配置される
。また、両選択爪25.25”が回動軸27に対して回
動可能に、かつそれらの切欠き部43.43”が保持台
35の突出部39に適合するように装着され、上述した
ように回動体37は回動軸27に一体に設けられる。こ
のように組立てられた状態にあっては、両選択爪25.
25’胴部44.44′はヨーク36の両側面に対向す
るように配置される。
、1t[クラッチ31の組立てに際しては、上述したよ
うに電磁コイル34を囲むようにしてヨーク36がこの
電磁コイル34に装着され、回動体37の各突起42が
ヨーク36の各切欠き40に適合するように配置される
。また、両選択爪25.25”が回動軸27に対して回
動可能に、かつそれらの切欠き部43.43”が保持台
35の突出部39に適合するように装着され、上述した
ように回動体37は回動軸27に一体に設けられる。こ
のように組立てられた状態にあっては、両選択爪25.
25’胴部44.44′はヨーク36の両側面に対向す
るように配置される。
一方、上記した活字ホイール59選択ラチェット6およ
び駆動爪20は次のようにして駆動軸2に装着される。
び駆動爪20は次のようにして駆動軸2に装着される。
すなわち、例えば駆動軸2に第1の活字ホイール5の軸
受9が挿入さて、次いで駆動爪20の穴が第1の活字ホ
イール5の支軸12に挿入され、第1の腕部22の突起
21が軸受9の空隙部10に挿入され、次いで例えばこ
の突起21が駆動軸2の切欠部3に係合される。また第
2、の腕部24はその摺動部23が第1の活字ホイール
5の係合軸11に弾接するように装着される。
受9が挿入さて、次いで駆動爪20の穴が第1の活字ホ
イール5の支軸12に挿入され、第1の腕部22の突起
21が軸受9の空隙部10に挿入され、次いで例えばこ
の突起21が駆動軸2の切欠部3に係合される。また第
2、の腕部24はその摺動部23が第1の活字ホイール
5の係合軸11に弾接するように装着される。
次いで、第1の選択ラチェット6の孔15が第1の活字
ホイール5の軸受9に挿入され、その解除ピン16.1
7が第1の腕部22の内側に、かつその係合穴18.1
9が係合軸11および支軸12にそれぞれ対応するよう
に、第1の活字ホイール5に装着される。
ホイール5の軸受9に挿入され、その解除ピン16.1
7が第1の腕部22の内側に、かつその係合穴18.1
9が係合軸11および支軸12にそれぞれ対応するよう
に、第1の活字ホイール5に装着される。
駆動軸2には上述した第1の活字ホイール5゜第1の選
択ラチェット6および駆動爪2oと同様にして、第2の
活字ホィール5′1選択ラチェット6′および駆動爪2
0’が装着される。すなわち、駆動軸2に第2の活字ホ
イール5′の軸受9′が挿入され、次いで駆動爪20′
の穴が第2の活字ホイール5′の支軸12′ に挿入さ
れ、第1の腕部22′ の突起21′が軸受9′の空隙
部10”に挿入され、次いでこの突起21′が駆動軸2
の切欠部3に係合される。また第2の腕部24゛ はそ
の摺動部23゛が第2の活字ホイール5′の係合軸11
″に弾接するように装着される0次いで、第2の選択ラ
チェット6゛の孔15゛ が第2の活字ホイール5′の
軸受9に挿入され、その解除ピン(図示せず)が第1の
腕部22′の内側に、かつその係合孔1B’、19’が
係合軸11′ および支軸12” にそれぞれ対応する
ように、第2の活字ホイール5′に装着される。
択ラチェット6および駆動爪2oと同様にして、第2の
活字ホィール5′1選択ラチェット6′および駆動爪2
0’が装着される。すなわち、駆動軸2に第2の活字ホ
イール5′の軸受9′が挿入され、次いで駆動爪20′
の穴が第2の活字ホイール5′の支軸12′ に挿入さ
れ、第1の腕部22′ の突起21′が軸受9′の空隙
部10”に挿入され、次いでこの突起21′が駆動軸2
の切欠部3に係合される。また第2の腕部24゛ はそ
の摺動部23゛が第2の活字ホイール5′の係合軸11
″に弾接するように装着される0次いで、第2の選択ラ
チェット6゛の孔15゛ が第2の活字ホイール5′の
軸受9に挿入され、その解除ピン(図示せず)が第1の
腕部22′の内側に、かつその係合孔1B’、19’が
係合軸11′ および支軸12” にそれぞれ対応する
ように、第2の活字ホイール5′に装着される。
そして、上記した第1の活字ホイール5.第1の選択ラ
チェット6、第2の活字ホイール5′。
チェット6、第2の活字ホイール5′。
第2の選択ラナエット6′は、第1の選択ラチェット6
の歯部13の位相と第2の選択ラチェット6′の歯部1
3′の位相とが異なるように、例えば互いに1/2ピツ
チずれるように、すなわち歯部13間に対応する位置に
南部13゛が位置するようにして駆動軸2上に配置され
る。
の歯部13の位相と第2の選択ラチェット6′の歯部1
3′の位相とが異なるように、例えば互いに1/2ピツ
チずれるように、すなわち歯部13間に対応する位置に
南部13゛が位置するようにして駆動軸2上に配置され
る。
なお、図示を省略したが、上述のような2つの活字ホイ
ール5.5′、選択ラチェッ)6.6゛。
ール5.5′、選択ラチェッ)6.6゛。
駆動爪20.20’、選択爪25.25′、および1つ
の電磁クラッチ31の組合せが、駆動軸2および回動軸
27のそれぞれの軸方向に沿って複数組、例えば9組配
置される。
の電磁クラッチ31の組合せが、駆動軸2および回動軸
27のそれぞれの軸方向に沿って複数組、例えば9組配
置される。
第5図は上記駆動軸2と駆動爪20.20” との係合
関係を示す説明図、第6図は選択ラチェット6、 6’
と選択爪25.25′ との係合関係を示す説明図で
ある。以下、これらの図を主に用いて上記活字ホイール
5.5′ の活字選択動作について説明する。
関係を示す説明図、第6図は選択ラチェット6、 6’
と選択爪25.25′ との係合関係を示す説明図で
ある。以下、これらの図を主に用いて上記活字ホイール
5.5′ の活字選択動作について説明する。
まず、第5図(a)に示すように、駆動軸2の切欠部3
に駆動爪20.20’ の突起21.21”が係合され
た状態にあって、しかも第6図(a)に示すように、選
択爪25.25” の末端部が係止ばね32.32”
の山部を乗り越えない待機状態にあって、例えば図示し
ないモータによって駆動軸2および回動軸27が第5図
、第6図の矢印A方−向に回動すると、駆動軸20回転
に伴って第5図(a)に示すように切欠部3と駆動爪2
0.20’の突起21.21’ との係合によって駆動
爪20゜20’ に回転力が伝達され、さらにこの回転
力は駆動爪20.20′の第1の腕部22から選択ラチ
ェット6.6′の解除ピン16.1?、16’ 。
に駆動爪20.20’ の突起21.21”が係合され
た状態にあって、しかも第6図(a)に示すように、選
択爪25.25” の末端部が係止ばね32.32”
の山部を乗り越えない待機状態にあって、例えば図示し
ないモータによって駆動軸2および回動軸27が第5図
、第6図の矢印A方−向に回動すると、駆動軸20回転
に伴って第5図(a)に示すように切欠部3と駆動爪2
0.20’の突起21.21’ との係合によって駆動
爪20゜20’ に回転力が伝達され、さらにこの回転
力は駆動爪20.20′の第1の腕部22から選択ラチ
ェット6.6′の解除ピン16.1?、16’ 。
17′に伝達され、これによって活字ホイール5゜5′
と選択ラチェッ)6.6”および駆動軸2が一体となっ
て矢印A方向に回転する。なおこの間、回動軸27の回
転に伴って回動体37およびヨーク36が回動するもの
の、選択爪25.25’には回動軸27の回動力が伝え
られていないことから、こられの選択爪25.25’
は第6図(a)に示す待機状態に保たれている。
と選択ラチェッ)6.6”および駆動軸2が一体となっ
て矢印A方向に回転する。なおこの間、回動軸27の回
転に伴って回動体37およびヨーク36が回動するもの
の、選択爪25.25’には回動軸27の回動力が伝え
られていないことから、こられの選択爪25.25’
は第6図(a)に示す待機状態に保たれている。
そして、例えば第1の活字ホイール5の所望の活字体7
または7′が印字位置近くに至った時、1を碓コイル3
4に通電されると、これによって選択爪25.25′の
胴部44.44”がヨーク36の側端面に吸着される。
または7′が印字位置近くに至った時、1を碓コイル3
4に通電されると、これによって選択爪25.25′の
胴部44.44”がヨーク36の側端面に吸着される。
従って、当該選択爪25.25′は第6図(b) 、
(c)の矢印Bで示すようにヨーク36と一体的に回動
しようとするが、この時第1の選択爪25はその爪部2
6が第1の選択ラチェット6の歯部13間に位置するの
で、第6図(b)に示すように当該選択爪25の末端部
が係止ばね32の山部を乗り越えて矢印B方向に回動し
、爪部26と歯部13とが係合し、これによって第1の
選択ラチェット6の回転は係止される。
(c)の矢印Bで示すようにヨーク36と一体的に回動
しようとするが、この時第1の選択爪25はその爪部2
6が第1の選択ラチェット6の歯部13間に位置するの
で、第6図(b)に示すように当該選択爪25の末端部
が係止ばね32の山部を乗り越えて矢印B方向に回動し
、爪部26と歯部13とが係合し、これによって第1の
選択ラチェット6の回転は係止される。
かかる状態は、係止ばね32のばね力によって安定して
保持される。そして、このように第1の選択爪25によ
って第1の選択ラチェット6の回転が停止されると、引
続き行われる駆動軸2の第5図(a)中矢印A方向の回
転に伴って、駆動爪20の第1の腕部22の先端が第1
の選択ラチェット6に設けた解除ピン16に係止されて
外方に移動し、すなわちこの駆動爪20は第2の腕部2
4のばね力に抗して拡げられ、これによって第5図(b
)に示すように第1の腕部22の突起21と駆動軸2の
切欠部3との係合が解かれ、駆動軸2の回転力の第1の
選択ラチェット6および第1の活字ホイール5への伝達
が断たれる。なお、この時、第1の活字ホイール5に設
けた係合軸11と支軸1?は、第5図(b)に示すよう
に第1の選択ラチェット6に穿設した係合穴18.19
の端部と係合し、これにより第1の活字ホイール5と第
1の選択ラチェット6との相対位置が規制される。また
、上記駆動爪20の第2の腕部24が拡げられる際、そ
の先端の摺動部23は当該筒2の腕部24の拡がり方向
に折り曲げられて第1の活字ホイール5の係合軸11と
弾接しているため、比較的小さな摩擦力をもって係合軸
11と摺接し、かつこの係合軸11は駆動軸2の中心を
介して支軸12の対向位置に設けであるため、第2の腕
部24を長くしてそのばね定数を小さく設定でき、すな
わち、駆動爪20の突起21が駆動軸2の切欠部3,4
に係合している時の係合力を大きく、これらの係合が解
除されている時の負荷を小さなものにできる。
保持される。そして、このように第1の選択爪25によ
って第1の選択ラチェット6の回転が停止されると、引
続き行われる駆動軸2の第5図(a)中矢印A方向の回
転に伴って、駆動爪20の第1の腕部22の先端が第1
の選択ラチェット6に設けた解除ピン16に係止されて
外方に移動し、すなわちこの駆動爪20は第2の腕部2
4のばね力に抗して拡げられ、これによって第5図(b
)に示すように第1の腕部22の突起21と駆動軸2の
切欠部3との係合が解かれ、駆動軸2の回転力の第1の
選択ラチェット6および第1の活字ホイール5への伝達
が断たれる。なお、この時、第1の活字ホイール5に設
けた係合軸11と支軸1?は、第5図(b)に示すよう
に第1の選択ラチェット6に穿設した係合穴18.19
の端部と係合し、これにより第1の活字ホイール5と第
1の選択ラチェット6との相対位置が規制される。また
、上記駆動爪20の第2の腕部24が拡げられる際、そ
の先端の摺動部23は当該筒2の腕部24の拡がり方向
に折り曲げられて第1の活字ホイール5の係合軸11と
弾接しているため、比較的小さな摩擦力をもって係合軸
11と摺接し、かつこの係合軸11は駆動軸2の中心を
介して支軸12の対向位置に設けであるため、第2の腕
部24を長くしてそのばね定数を小さく設定でき、すな
わち、駆動爪20の突起21が駆動軸2の切欠部3,4
に係合している時の係合力を大きく、これらの係合が解
除されている時の負荷を小さなものにできる。
一方、第2の選択爪25′ は、前述したように1/2
ピツチの位相ずれに伴って、第6図(C)に示すように
爪部26′が第2の選択ラチェット6′の歯部13′
に当接し、この状態で待たれる。従って、第2の選択ラ
チェット6′および第2の活字ホイール5゛は回転を続
ける。また、例えば第1の活字ホイール5の回転係止と
同期して電磁コイル34への通電が解除されると、回動
軸27の回動力の第2の選択爪25′への伝達は断たれ
、係止ばね32の力により第2の選択爪25゛ は第6
図(a)に示す待機状態に復帰する。従って、駆動軸2
の回動にかかわらず、この第2の選択爪25′ と第2
の選択ラチェット6′ とは係合しない。
ピツチの位相ずれに伴って、第6図(C)に示すように
爪部26′が第2の選択ラチェット6′の歯部13′
に当接し、この状態で待たれる。従って、第2の選択ラ
チェット6′および第2の活字ホイール5゛は回転を続
ける。また、例えば第1の活字ホイール5の回転係止と
同期して電磁コイル34への通電が解除されると、回動
軸27の回動力の第2の選択爪25′への伝達は断たれ
、係止ばね32の力により第2の選択爪25゛ は第6
図(a)に示す待機状態に復帰する。従って、駆動軸2
の回動にかかわらず、この第2の選択爪25′ と第2
の選択ラチェット6′ とは係合しない。
そして、第2の活字ホイール5′の所望の活字体7また
は7′が印字位置近くに至ると、電磁コイル34に通電
され、これにより待機状態にある第2の印字ホイール5
′は上記した第1の活字ホイール5と同様にして位置決
めされ、すなわち第6図(b)の状態になる。さらに、
図示外の活字ホイールに備えられる活字体も上記と同様
にして位置決めされ、これによって所望の印刷操作が可
能となる。
は7′が印字位置近くに至ると、電磁コイル34に通電
され、これにより待機状態にある第2の印字ホイール5
′は上記した第1の活字ホイール5と同様にして位置決
めされ、すなわち第6図(b)の状態になる。さらに、
図示外の活字ホイールに備えられる活字体も上記と同様
にして位置決めされ、これによって所望の印刷操作が可
能となる。
上記のように選択爪25.25’ の爪部26゜26′
が選択ラチェット6.6’ の歯部13゜13゛ と係
合する時、すなわち活字体7.7′の選択動作が行われ
ている間、選択爪25.25”のカム爪30.30’
は第6図(b)に示すように、リセットカム29に設け
た段落ち部45と対向する位置にある。そして、上記印
刷操作が終了した際には、リセットカム29の回動によ
り当該リセットカム29に設けた凸部46が選択爪25
゜25′のカム爪30.30” と当接し、これによ
り選択爪25.25’を含む全ての選択爪は、係止ばね
32の山部を乗り超えて第6図(b) 、 (c)の矢
印Cで示す方向に回動し、当該係止ばね32の山部と押
圧ばね33とにより再び待機状態に保持される。このよ
うにして選択爪25.25”が逆転すると、選択爪25
.25” と選択ラチェット6.6゛ との係合が解か
れる。かかる状態で駆動軸2が例えば第5図(a)の矢
印A方向に回動すると、駆動爪20.20’ の突起2
1.21′は駆動軸2の周面上をスリップし、切欠部3
または4が突起21.21’ との対向位置にくると、
駆動爪20.20′の第2の腕部24.24” のばね
力によって突起21.21′が切欠部3または4に係合
し、第5図(a)に示すように、再び駆動軸2の回転力
が選択ラチェット、活字ホイール5゜5′に伝達可能な
状態となる。なお、図示しない他の組に係る選択爪、駆
動爪1選択ラチェット。
が選択ラチェット6.6’ の歯部13゜13゛ と係
合する時、すなわち活字体7.7′の選択動作が行われ
ている間、選択爪25.25”のカム爪30.30’
は第6図(b)に示すように、リセットカム29に設け
た段落ち部45と対向する位置にある。そして、上記印
刷操作が終了した際には、リセットカム29の回動によ
り当該リセットカム29に設けた凸部46が選択爪25
゜25′のカム爪30.30” と当接し、これによ
り選択爪25.25’を含む全ての選択爪は、係止ばね
32の山部を乗り超えて第6図(b) 、 (c)の矢
印Cで示す方向に回動し、当該係止ばね32の山部と押
圧ばね33とにより再び待機状態に保持される。このよ
うにして選択爪25.25”が逆転すると、選択爪25
.25” と選択ラチェット6.6゛ との係合が解か
れる。かかる状態で駆動軸2が例えば第5図(a)の矢
印A方向に回動すると、駆動爪20.20’ の突起2
1.21′は駆動軸2の周面上をスリップし、切欠部3
または4が突起21.21’ との対向位置にくると、
駆動爪20.20′の第2の腕部24.24” のばね
力によって突起21.21′が切欠部3または4に係合
し、第5図(a)に示すように、再び駆動軸2の回転力
が選択ラチェット、活字ホイール5゜5′に伝達可能な
状態となる。なお、図示しない他の組に係る選択爪、駆
動爪1選択ラチェット。
活字ホイール等についても全く同様の動作が行われる。
以上説明した一連の動作は、駆動軸2が第5図(a)で
示す矢印A方向に回動される場合の説明であるが、これ
とは逆に駆動軸2が第5図(c)で示す矢印り方向に回
動される場合も、基本的には同様の動作が行われる。す
なわち、第5図(c)に示すように、例えば選択ラチェ
ット6の歯部13が選択爪25に係止されて当該選択ラ
チェット6の回転が係止されると、引続き行われる駆動
軸2の第5図(c)中矢印り方向の回転に伴って、駆動
爪20の第1の腕部22の略中央が選択ラチェット6に
設けた解除ビン17に係止されて外方に移動し、これに
よって第1の腕部22の突起21と駆動軸2の切欠部3
との係合が解かれ、駆動軸2の回転力の選択ラチェット
6および活字体ホイール5への伝達が断たれる。ただし
この場合、駆動軸2の回転方向が、後述するハンマの回
動によって活字ホイール5が受ける回転力と逆方向であ
るため、活字選択された活字ホイール5の位置ずれ防土
用として第5図(c)に示すように、選択爪25の爪部
26が活字ホイール5に設けたロック溝8と係合するよ
うになっている。この点については、後記く印字動作〉
の項で詳しく説明する。
示す矢印A方向に回動される場合の説明であるが、これ
とは逆に駆動軸2が第5図(c)で示す矢印り方向に回
動される場合も、基本的には同様の動作が行われる。す
なわち、第5図(c)に示すように、例えば選択ラチェ
ット6の歯部13が選択爪25に係止されて当該選択ラ
チェット6の回転が係止されると、引続き行われる駆動
軸2の第5図(c)中矢印り方向の回転に伴って、駆動
爪20の第1の腕部22の略中央が選択ラチェット6に
設けた解除ビン17に係止されて外方に移動し、これに
よって第1の腕部22の突起21と駆動軸2の切欠部3
との係合が解かれ、駆動軸2の回転力の選択ラチェット
6および活字体ホイール5への伝達が断たれる。ただし
この場合、駆動軸2の回転方向が、後述するハンマの回
動によって活字ホイール5が受ける回転力と逆方向であ
るため、活字選択された活字ホイール5の位置ずれ防土
用として第5図(c)に示すように、選択爪25の爪部
26が活字ホイール5に設けたロック溝8と係合するよ
うになっている。この点については、後記く印字動作〉
の項で詳しく説明する。
再び第1図に戻って、47は上記活字ホイール5の列に
対向して配設されたハンマ、48はこれら活字ホイール
5とハンマ47との間に配設された誤印刷防止板、49
は図示せぬ記録紙を印刷位置に導く紙ガイド、50はこ
の紙ガイド49の近傍に配設された紙送りコーラ、51
はこの紙送りローラ50に対向して配置された従動ロー
ラであって、上部記録紙はこれら祇送りローラ50と従
動ローラ51との間に挾持されて搬送される。
対向して配設されたハンマ、48はこれら活字ホイール
5とハンマ47との間に配設された誤印刷防止板、49
は図示せぬ記録紙を印刷位置に導く紙ガイド、50はこ
の紙ガイド49の近傍に配設された紙送りコーラ、51
はこの紙送りローラ50に対向して配置された従動ロー
ラであって、上部記録紙はこれら祇送りローラ50と従
動ローラ51との間に挾持されて搬送される。
第7図(a)は上記ハンマ47の平面図、第7図(b)
はそのE−E線に沿う断面図である。これらの図に示す
ように、ハンマ47は上記活字ホイール5の数に対応し
て複数例えば18個の山形の押圧部52を有し、各押圧
部52は切欠き53によって分離されている。かかるハ
ンマ47は例えば比較的硬質な合成樹脂材料からなるが
、押圧部52の内部には空隙54が形成されているため
、表面の硬度を保ちかつ変形し易いものになっている。
はそのE−E線に沿う断面図である。これらの図に示す
ように、ハンマ47は上記活字ホイール5の数に対応し
て複数例えば18個の山形の押圧部52を有し、各押圧
部52は切欠き53によって分離されている。かかるハ
ンマ47は例えば比較的硬質な合成樹脂材料からなるが
、押圧部52の内部には空隙54が形成されているため
、表面の硬度を保ちかつ変形し易いものになっている。
また、押圧部52が切欠き53によって互いに分離され
た状態となっているため、例えばハンマ47や活字ホイ
ール5等が多少偏心していたとしても、各活字ホイール
ごとに均一の押圧力を付与することができる。なお、第
1図の2点鎖線で示す55はハンマ47の先端、すなわ
ち押圧部52の先端の軌跡である。
た状態となっているため、例えばハンマ47や活字ホイ
ール5等が多少偏心していたとしても、各活字ホイール
ごとに均一の押圧力を付与することができる。なお、第
1図の2点鎖線で示す55はハンマ47の先端、すなわ
ち押圧部52の先端の軌跡である。
第8図は上記誤印刷防止板48の平面図である。
同図および第1図に示すように、該印刷防止板48は例
えば金属薄板を折り曲げ加工したものかになり、その下
端両側には固定用の耳部56が形成されている。また、
その長手方向には所定の間隔をおいて複数の穴57が穿
設されており、これら穴57は上記活字ホイール5の別
に対応して例えば18個形成されている。各活字ホイー
ル5の活字体7.7′ はこれら穴57を介してハンマ
47と対応するが、第1図から明らかなように、誤印刷
防止板4Bは該穴57の中央部分が突出するように折り
曲げられており、この突出部58の長さく第8図で示す
りは活字ホイール5の活字体7,7′ の1個分と略等
しくなるように設定されている。従って、印刷位置に選
択された活字体のみが穴57の突出部58からハンマ4
7方向に突出し、当該印刷位置に選択された活字体の前
後方向に位置する活字体は、穴57と対向するものの穴
57から突出することはない。
えば金属薄板を折り曲げ加工したものかになり、その下
端両側には固定用の耳部56が形成されている。また、
その長手方向には所定の間隔をおいて複数の穴57が穿
設されており、これら穴57は上記活字ホイール5の別
に対応して例えば18個形成されている。各活字ホイー
ル5の活字体7.7′ はこれら穴57を介してハンマ
47と対応するが、第1図から明らかなように、誤印刷
防止板4Bは該穴57の中央部分が突出するように折り
曲げられており、この突出部58の長さく第8図で示す
りは活字ホイール5の活字体7,7′ の1個分と略等
しくなるように設定されている。従って、印刷位置に選
択された活字体のみが穴57の突出部58からハンマ4
7方向に突出し、当該印刷位置に選択された活字体の前
後方向に位置する活字体は、穴57と対向するものの穴
57から突出することはない。
また、第1図の59は第1のインクロール、60は第2
のインクロールで、第1のインクロール59は例えば赤
色のインクを含浸し、第2のインクロール60は例えば
黒色のインクを含浸している。これら第1および第2の
インクロール59゜60は、第9図に示すように、ロー
ル保持体61に回動可能に保持されており、該ロール保
持体61の両端に設けた支軸62(図は一方のみ示して
いる)は、例えば図示せぬシャーシに回動かつ摺動可能
に支持されている。また、ロール保持体61は図示せぬ
ばね部材によって上記駆動軸2の中心方向に常時付勢さ
れており、さらにロール保持体61の一側端には第1の
カム爪63と第2のカム爪64とが形成されており、こ
れら第1および第2のカム爪63.64はインクロール
59゜60の軸線方向に若干ずれた状態で形成されてい
る。
のインクロールで、第1のインクロール59は例えば赤
色のインクを含浸し、第2のインクロール60は例えば
黒色のインクを含浸している。これら第1および第2の
インクロール59゜60は、第9図に示すように、ロー
ル保持体61に回動可能に保持されており、該ロール保
持体61の両端に設けた支軸62(図は一方のみ示して
いる)は、例えば図示せぬシャーシに回動かつ摺動可能
に支持されている。また、ロール保持体61は図示せぬ
ばね部材によって上記駆動軸2の中心方向に常時付勢さ
れており、さらにロール保持体61の一側端には第1の
カム爪63と第2のカム爪64とが形成されており、こ
れら第1および第2のカム爪63.64はインクロール
59゜60の軸線方向に若干ずれた状態で形成されてい
る。
このように構成されたインクロール59.60およびロ
ール保持体61は、第10図に示す切換えカム65によ
って駆動される。この切換えカム65は、第1図には示
されていないが、上記活字ホイール5に同期して回動す
るようになっており、例えば最外列の活字ホイールの外
側に一体に設けられている。また第10図から明らかな
ように、切換えカム65の一方の面の外周には第1のカ
ム溝66が、他方の面の外周には第2のカム溝67がそ
れぞれ約半周にわたって設けられており、両カム溝66
.67は互いに重ならないようになっている。そして、
上記したロール保持体61の第1のカム爪63が切換え
カム65の第1のカム溝66と対向し、ロール保持体6
1の第2のカム爪64が切換えカム65の第2のカム溝
67と対向するようになっている。
ール保持体61は、第10図に示す切換えカム65によ
って駆動される。この切換えカム65は、第1図には示
されていないが、上記活字ホイール5に同期して回動す
るようになっており、例えば最外列の活字ホイールの外
側に一体に設けられている。また第10図から明らかな
ように、切換えカム65の一方の面の外周には第1のカ
ム溝66が、他方の面の外周には第2のカム溝67がそ
れぞれ約半周にわたって設けられており、両カム溝66
.67は互いに重ならないようになっている。そして、
上記したロール保持体61の第1のカム爪63が切換え
カム65の第1のカム溝66と対向し、ロール保持体6
1の第2のカム爪64が切換えカム65の第2のカム溝
67と対向するようになっている。
第11図は上記ロール保持体61と切換えカム65との
係合関係を示す説明図、第12図はインクロール59.
60と活字ホイール5との係合間係示す説明図である。
係合関係を示す説明図、第12図はインクロール59.
60と活字ホイール5との係合間係示す説明図である。
以下、これらの図を主に用いてインクロール59.60
のインキングについて説明する。
のインキングについて説明する。
まず、第11図(a)に示すように、ロール保持体61
の第1のカム爪63が切換えカム65の第1のカム溝6
6内になく、かつロール保持体61の第2のカム爪64
も切換えカム65の第2のカム溝67内にない状態、す
なわち両カム爪63゜64が共に切換えカム65の外周
面と係合している状態にあっては、第12図(a)に示
すように、両インクロール59.60は共に活字ホイー
ル5の活字体7.7′ と離反状態にある。この状態か
ら、切換えカム65が例えば第11図(a)の矢印F方
向に回動すると、第11図(b)に示すように、第1の
カム爪63は図中矢印G方向のばね圧により第1のカム
溝66に落ち込むものの、第2のカム爪64は依然とし
て第2のカム溝67以外の局面と係合しているため、第
12図(b)に示すように、第1のインクロール59が
活字ホイール5の第1の活字体7に圧接される。この状
態は、第1のカム爪63が第1のカム溝66内にあって
、かつ第1のカム爪64が第2のカム溝67に落ち込む
まで続き、これにより活字ホイール5の第1の活字体7
を構成する全ての部分に第1のインクロール59のイン
ク、例えば赤色のインクが塗布される。
の第1のカム爪63が切換えカム65の第1のカム溝6
6内になく、かつロール保持体61の第2のカム爪64
も切換えカム65の第2のカム溝67内にない状態、す
なわち両カム爪63゜64が共に切換えカム65の外周
面と係合している状態にあっては、第12図(a)に示
すように、両インクロール59.60は共に活字ホイー
ル5の活字体7.7′ と離反状態にある。この状態か
ら、切換えカム65が例えば第11図(a)の矢印F方
向に回動すると、第11図(b)に示すように、第1の
カム爪63は図中矢印G方向のばね圧により第1のカム
溝66に落ち込むものの、第2のカム爪64は依然とし
て第2のカム溝67以外の局面と係合しているため、第
12図(b)に示すように、第1のインクロール59が
活字ホイール5の第1の活字体7に圧接される。この状
態は、第1のカム爪63が第1のカム溝66内にあって
、かつ第1のカム爪64が第2のカム溝67に落ち込む
まで続き、これにより活字ホイール5の第1の活字体7
を構成する全ての部分に第1のインクロール59のイン
ク、例えば赤色のインクが塗布される。
第1のインクロール59の最終の活字体7に対する塗布
が終了するまで切換えカム65が回転、すなわち第11
図(a)の状態から切換えカム65が約180度矢印F
方向に回転すると、第11図(c)に示すように、それ
まで第1のカム溝66内に落ち込んでいた第1のカム爪
63が当該第1のカム溝66以外の周面に乗り上げ、代
わって第2のカム爪64が第2のカム溝67に落ち込み
、第12図(C)に示すように、第1のインクロール5
9が第1の活字体7から離反して第2のインクロール6
0が第2の活字体7′に圧接される。かかる状態は、引
続き行われる切換えカム65の約半回転の間保持され、
これにより活字ホイール5の第2の活字体7′を構成す
る全ての部分に第2のインクロール60のインク、例え
ば黒色のインクが塗布される。そして、このようにして
切換えカム65が第11図(a)の状態から1回転する
と、第1および第2のカム爪63.64が共に第1およ
び第2のカム溝66.67以外の周面と係合し、第12
図(a)に示すように、両インクロール59゜60は再
び活字体7.7′から離反する。このような動作は、切
換えカム65が上記とは逆方向に回転した場合も同様で
あって、いずれの場合においても、切換えカム65の前
半の約半回転でいずれか一方のインクロール59.60
が活字体7゜7′に圧接され、後半の約半回転でいずれ
か他方のインクロール59.60が活字体7.7′に圧
接される。
が終了するまで切換えカム65が回転、すなわち第11
図(a)の状態から切換えカム65が約180度矢印F
方向に回転すると、第11図(c)に示すように、それ
まで第1のカム溝66内に落ち込んでいた第1のカム爪
63が当該第1のカム溝66以外の周面に乗り上げ、代
わって第2のカム爪64が第2のカム溝67に落ち込み
、第12図(C)に示すように、第1のインクロール5
9が第1の活字体7から離反して第2のインクロール6
0が第2の活字体7′に圧接される。かかる状態は、引
続き行われる切換えカム65の約半回転の間保持され、
これにより活字ホイール5の第2の活字体7′を構成す
る全ての部分に第2のインクロール60のインク、例え
ば黒色のインクが塗布される。そして、このようにして
切換えカム65が第11図(a)の状態から1回転する
と、第1および第2のカム爪63.64が共に第1およ
び第2のカム溝66.67以外の周面と係合し、第12
図(a)に示すように、両インクロール59゜60は再
び活字体7.7′から離反する。このような動作は、切
換えカム65が上記とは逆方向に回転した場合も同様で
あって、いずれの場合においても、切換えカム65の前
半の約半回転でいずれか一方のインクロール59.60
が活字体7゜7′に圧接され、後半の約半回転でいずれ
か他方のインクロール59.60が活字体7.7′に圧
接される。
次に、上記した回転軸1.リセットカム29゜ハンマ4
7.切換えカム65等の回転を制御する伝達系について
、第13図〜第15図を用いて説明する。
7.切換えカム65等の回転を制御する伝達系について
、第13図〜第15図を用いて説明する。
第13図は1行分の印刷動作中における各動作の関係を
示すタイミングチャート、第14図は伝達系の概略を示
す説明図、第15図(a) 、 (b)はその伝達系に
備えられる爪クラツチ機構の説明図である。
示すタイミングチャート、第14図は伝達系の概略を示
す説明図、第15図(a) 、 (b)はその伝達系に
備えられる爪クラツチ機構の説明図である。
第13図において、駆動軸2は1行分の印刷動作中、正
・逆いずれかの方向に1.5回転し、この駆動軸2のは
じめの約172回転でインキング動作が行われ、これに
続く約1/2回転で活字選択動作が行われ、終わりの約
1/2回転で印刷動作と紙送り動作とが行われる。これ
らの動作のうち、活字選択動作は活字ホイール5の活字
体7.7′ を所望の印刷位置に位置決めするためのも
のであるから、この場合の駆動軸2はゆっくり回転する
必要があり、またインクロール59.60を活字ホイー
ル5の活字体7.7′に圧接するためのインキンイブ動
作と記録紙を搬送するための祇送り動作との期間中は、
上記のような位置制御が不要であるため、この場合の駆
動軸2は早く回転させる必要がある。
・逆いずれかの方向に1.5回転し、この駆動軸2のは
じめの約172回転でインキング動作が行われ、これに
続く約1/2回転で活字選択動作が行われ、終わりの約
1/2回転で印刷動作と紙送り動作とが行われる。これ
らの動作のうち、活字選択動作は活字ホイール5の活字
体7.7′ を所望の印刷位置に位置決めするためのも
のであるから、この場合の駆動軸2はゆっくり回転する
必要があり、またインクロール59.60を活字ホイー
ル5の活字体7.7′に圧接するためのインキンイブ動
作と記録紙を搬送するための祇送り動作との期間中は、
上記のような位置制御が不要であるため、この場合の駆
動軸2は早く回転させる必要がある。
このような回転方向や回転速度の制御は第14図に示す
伝達系によって行われる。同図において、68は複数の
歯車を一体的に有する駆動歯車で、この駆動歯車68は
定速回転するモータによって図示せぬ中間歯車を介して
一定方向、例えば図中矢印H方向に定速回転する。69
は上記ハンマ47を駆動するハンマ歯車、70は上記紙
送りローラ50を駆動する紙送り歯車、71は上記リセ
ットカムを駆動するリセット歯車、72は上記回転軸2
7を駆動する回転歯車であって、これらのうち回転歯車
72は駆動歯車68と所定の歯数比で常時噛合して図中
矢印1方向へ定速回転し、残りのハンマ歯車691紙送
り歯車70およびリセット歯車71は駆動歯車68とそ
れぞれ所定の歯数比で間欠的に噛合し、駆動歯車68が
所定の角度位置にある時のみ、それぞれ図中矢印J、K
。
伝達系によって行われる。同図において、68は複数の
歯車を一体的に有する駆動歯車で、この駆動歯車68は
定速回転するモータによって図示せぬ中間歯車を介して
一定方向、例えば図中矢印H方向に定速回転する。69
は上記ハンマ47を駆動するハンマ歯車、70は上記紙
送りローラ50を駆動する紙送り歯車、71は上記リセ
ットカムを駆動するリセット歯車、72は上記回転軸2
7を駆動する回転歯車であって、これらのうち回転歯車
72は駆動歯車68と所定の歯数比で常時噛合して図中
矢印1方向へ定速回転し、残りのハンマ歯車691紙送
り歯車70およびリセット歯車71は駆動歯車68とそ
れぞれ所定の歯数比で間欠的に噛合し、駆動歯車68が
所定の角度位置にある時のみ、それぞれ図中矢印J、K
。
L方向に回転する。
また、73は上記回転軸1と一体的なサンギヤ、74は
このサンギヤ73に外接して噛合する3個のプラネット
ギヤ、75はこられのプラネットギヤ74を軸支するキ
ャリア軸、76はこれらのキャリア軸75と一体的なキ
ャリア、77は上記プラネットギヤ74に外接して噛合
するリングギヤであって、これらサンギヤ73.プラネ
ットギヤ74、キャリア76およびリングギヤ77で公
知の′i1X歯車列を構成し、そのうちのキャリア76
とリングギヤ77とが入力端に、サンギヤ73が出力側
になっている。78はかかる遊星歯車列と上記駆動歯車
68との間に介設された選択歯車であって、この選択歯
車78は歯数の異なる3個の歯車を一体的に備え、その
うちの2個の歯車が駆動歯車68と間欠的に噛合するこ
とにより、所定のタイミングで図中矢印M方向に回転あ
るいは停止する。すなわちこの選択歯車78は、その多
数歯車が駆動歯車68と噛合する時には低速で回転し、
選択歯車78の少数歯車が駆動歯車68と噛合する時に
は高速で回転し、さらに選択歯車78の欠歯部と駆動歯
車68の円弧状突状部(いずれも図示せず)とが欠歯部
を介して係合している時には停止するようになっている
。
このサンギヤ73に外接して噛合する3個のプラネット
ギヤ、75はこられのプラネットギヤ74を軸支するキ
ャリア軸、76はこれらのキャリア軸75と一体的なキ
ャリア、77は上記プラネットギヤ74に外接して噛合
するリングギヤであって、これらサンギヤ73.プラネ
ットギヤ74、キャリア76およびリングギヤ77で公
知の′i1X歯車列を構成し、そのうちのキャリア76
とリングギヤ77とが入力端に、サンギヤ73が出力側
になっている。78はかかる遊星歯車列と上記駆動歯車
68との間に介設された選択歯車であって、この選択歯
車78は歯数の異なる3個の歯車を一体的に備え、その
うちの2個の歯車が駆動歯車68と間欠的に噛合するこ
とにより、所定のタイミングで図中矢印M方向に回転あ
るいは停止する。すなわちこの選択歯車78は、その多
数歯車が駆動歯車68と噛合する時には低速で回転し、
選択歯車78の少数歯車が駆動歯車68と噛合する時に
は高速で回転し、さらに選択歯車78の欠歯部と駆動歯
車68の円弧状突状部(いずれも図示せず)とが欠歯部
を介して係合している時には停止するようになっている
。
このように構成された選択歯車78の回転力は、選択歯
車78の残りの歯車が上記リングギヤ77と噛合するこ
とにより当該リングギヤ77に伝達されると共に、第1
5図に示す爪クラツチ機構を介して上記キャリア76に
選択的に伝達されるようになっている。
車78の残りの歯車が上記リングギヤ77と噛合するこ
とにより当該リングギヤ77に伝達されると共に、第1
5図に示す爪クラツチ機構を介して上記キャリア76に
選択的に伝達されるようになっている。
第15図において、79は上記選択歯車78及び後述す
る回転体820回転支持軸、80は上記選択歯車7Bと
一体に回転する駆動軸で、その周面には切欠部81が形
成されている。回転体82は上記回転支持軸79に遊嵌
され、その周面には上述した遊星歯車列のキャリア76
と噛合する歯部83を有すると共に、支軸84と係合軸
85とが所定の間隔をおいて立設されている。86は駆
動軸80の回転力、すなわちモータによって回転する選
択歯車78の回転力を回転体82に伝達する駆動爪で、
この駆動爪82は、剛性を有しかつ駆動軸80の切欠部
81に係合可能な突起87を有する第1の腕部88と、
弾性を有しかつ回転体82の係合軸85に弾接する摺動
部89を有する第2の腕部90とからなっており、第1
の腕部88の基部は回転体82の支軸84に回動可能に
挿入されている。また91は軸92を中心に回動可能に
支障された選択レバー、93はアクチュエータ94を有
するソレノイドであり、このソレノイド93により選択
レバー91は、駆動爪86と対向する係合位置と、当該
駆動爪86の回動軌跡から外れる非係合位置との2位置
に切換えられる。
る回転体820回転支持軸、80は上記選択歯車7Bと
一体に回転する駆動軸で、その周面には切欠部81が形
成されている。回転体82は上記回転支持軸79に遊嵌
され、その周面には上述した遊星歯車列のキャリア76
と噛合する歯部83を有すると共に、支軸84と係合軸
85とが所定の間隔をおいて立設されている。86は駆
動軸80の回転力、すなわちモータによって回転する選
択歯車78の回転力を回転体82に伝達する駆動爪で、
この駆動爪82は、剛性を有しかつ駆動軸80の切欠部
81に係合可能な突起87を有する第1の腕部88と、
弾性を有しかつ回転体82の係合軸85に弾接する摺動
部89を有する第2の腕部90とからなっており、第1
の腕部88の基部は回転体82の支軸84に回動可能に
挿入されている。また91は軸92を中心に回動可能に
支障された選択レバー、93はアクチュエータ94を有
するソレノイドであり、このソレノイド93により選択
レバー91は、駆動爪86と対向する係合位置と、当該
駆動爪86の回動軌跡から外れる非係合位置との2位置
に切換えられる。
このように構成された爪クラツチ機構において、まず、
第15図(a)に示すように、駆動軸80の切欠部81
に駆動爪86の突起87が係合された状態にあって、し
かもソレノイド93が通電され、そのアクチュエータ9
4が選択レバー91を駆動爪86との非係合位置に保持
する状態にあって、歯車78の回転に伴って選択回転軸
79および駆動軸80が図中矢印M方向に回動すると、
切欠部81と駆動爪86の突起87との係合により、駆
動軸80と回転体82が一体となって図中矢印M方向に
回転する。この回転体82の回動力は歯部83と噛合す
るキャリア76に伝達され、キャリア76は図中矢印N
方向に回転する。この時、駆動軸80に同期して回転す
る選択歯車78の怪童力は、前述したように、リングギ
ヤ77、プラネットギヤ74およびサンギヤ73に伝達
されており、従ってこの場合、モータの回動力は、選択
歯車78およびこれと一体的に回転する回転体82を介
して、上記遊星歯車列の2つの入力軸であるキャリア7
6とリングギヤ77とにそれぞれ伝達され、遊星歯車列
の出力側であるサンギヤ73は、例えば第14図の矢印
P方向に回転し、サンギヤ73と一体の回転軸1を同じ
く矢印P方向に回動することができる。
第15図(a)に示すように、駆動軸80の切欠部81
に駆動爪86の突起87が係合された状態にあって、し
かもソレノイド93が通電され、そのアクチュエータ9
4が選択レバー91を駆動爪86との非係合位置に保持
する状態にあって、歯車78の回転に伴って選択回転軸
79および駆動軸80が図中矢印M方向に回動すると、
切欠部81と駆動爪86の突起87との係合により、駆
動軸80と回転体82が一体となって図中矢印M方向に
回転する。この回転体82の回動力は歯部83と噛合す
るキャリア76に伝達され、キャリア76は図中矢印N
方向に回転する。この時、駆動軸80に同期して回転す
る選択歯車78の怪童力は、前述したように、リングギ
ヤ77、プラネットギヤ74およびサンギヤ73に伝達
されており、従ってこの場合、モータの回動力は、選択
歯車78およびこれと一体的に回転する回転体82を介
して、上記遊星歯車列の2つの入力軸であるキャリア7
6とリングギヤ77とにそれぞれ伝達され、遊星歯車列
の出力側であるサンギヤ73は、例えば第14図の矢印
P方向に回転し、サンギヤ73と一体の回転軸1を同じ
く矢印P方向に回動することができる。
これとは反対に、回転軸1を第14図の矢印Q方向に回
動したい場合は、ソレノイド93への通電を断ち、図示
していないバネのバネ圧によって選択レバー91を第1
5図(a)の矢印R方向に回動し、当該選択レバー91
を第15図(b)に示すように、駆動爪86と対向可能
な係合位置に保持する。この状態で、回転体82が駆動
軸80と一体に図中M方向に回動すると、駆動爪86の
第1の腕部88の先端が選択レバー91の先端に設けた
ガイド部95に当接し、引続き行われる駆動軸80の回
転に伴って当該第1の腕部88がガイド部95に案内さ
れて外方に移動し、すなわちこの駆動爪B6は第2の腕
部90のばね力に抗して拡げられ、これによって第1の
腕部88の突起87と駆動部80の切欠部81との係合
が解かれ、駆動軸80の回転力の回転体82への伝達が
断たれる。従ってこの場合、モータの回転力は、選択歯
車78を介して遊星歯車列の2つの入力軸の一方の入力
軸であるリングギヤ77に伝達されるものの、他方の入
力軸であるキャリア76に伝達されず、サンギヤ73お
よびこれと一体の回転軸1は、第14図の矢印Q方向に
回転する、なお、かかる回転軸1の矢印P、Q方向の速
度比は、プラネットギヤ74とリングギヤ77との歯数
比などによって決定され、本実施例の場合は同じ速度比
で正・逆回転するようそれらの歯数比が設定されている
。
動したい場合は、ソレノイド93への通電を断ち、図示
していないバネのバネ圧によって選択レバー91を第1
5図(a)の矢印R方向に回動し、当該選択レバー91
を第15図(b)に示すように、駆動爪86と対向可能
な係合位置に保持する。この状態で、回転体82が駆動
軸80と一体に図中M方向に回動すると、駆動爪86の
第1の腕部88の先端が選択レバー91の先端に設けた
ガイド部95に当接し、引続き行われる駆動軸80の回
転に伴って当該第1の腕部88がガイド部95に案内さ
れて外方に移動し、すなわちこの駆動爪B6は第2の腕
部90のばね力に抗して拡げられ、これによって第1の
腕部88の突起87と駆動部80の切欠部81との係合
が解かれ、駆動軸80の回転力の回転体82への伝達が
断たれる。従ってこの場合、モータの回転力は、選択歯
車78を介して遊星歯車列の2つの入力軸の一方の入力
軸であるリングギヤ77に伝達されるものの、他方の入
力軸であるキャリア76に伝達されず、サンギヤ73お
よびこれと一体の回転軸1は、第14図の矢印Q方向に
回転する、なお、かかる回転軸1の矢印P、Q方向の速
度比は、プラネットギヤ74とリングギヤ77との歯数
比などによって決定され、本実施例の場合は同じ速度比
で正・逆回転するようそれらの歯数比が設定されている
。
以上のように構成した実施例にあっては、モータを駆動
することにより、基本的に以下のような動作が行われる
。
することにより、基本的に以下のような動作が行われる
。
くインキング〉
第1図に示すように、駆動軸2の切欠部3または4に駆
動爪20の突起21が係合された状態にあって、駆動軸
2の回動に伴って活字ホイール5が所定方向に回転する
と、最外列の活字ホイールと一体に第10図に示す切換
えカム65も所定位置に回転し、咳切換えカム65の1
回転中に第1のインクロール59が活字ホイール5の第
1の活字体7に、第2のインクロール60が第2の活字
体7′にそれぞれ圧接される。すなわち、例えば赤色印
刷を行う場合は、駆動軸2の第11図(a)中天r:1
′1F方向のはじめの約半回転で、第1のインクロール
59の赤色インクが活字ホイール5の第1の活字体7に
塗布され、このように第1の活字体7に赤色インクが塗
布された活字ホイール5は、引続き行われる駆動軸2の
約半回転で後述する活字選択動作が行われ、所望の活字
体7が印刷位置に位置決めされる。一方、駆動軸2が上
記とは逆方向に回動すると、該駆動軸2のはじめの約半
回転で、第2のインクロール60の黒色インクが活字ホ
イール5の第2の活字体7′に塗布され、引続き行われ
る駆動軸2の約半回転で、黒色インクの塗布された所望
の活字体7′が印刷位置に選択される。
動爪20の突起21が係合された状態にあって、駆動軸
2の回動に伴って活字ホイール5が所定方向に回転する
と、最外列の活字ホイールと一体に第10図に示す切換
えカム65も所定位置に回転し、咳切換えカム65の1
回転中に第1のインクロール59が活字ホイール5の第
1の活字体7に、第2のインクロール60が第2の活字
体7′にそれぞれ圧接される。すなわち、例えば赤色印
刷を行う場合は、駆動軸2の第11図(a)中天r:1
′1F方向のはじめの約半回転で、第1のインクロール
59の赤色インクが活字ホイール5の第1の活字体7に
塗布され、このように第1の活字体7に赤色インクが塗
布された活字ホイール5は、引続き行われる駆動軸2の
約半回転で後述する活字選択動作が行われ、所望の活字
体7が印刷位置に位置決めされる。一方、駆動軸2が上
記とは逆方向に回動すると、該駆動軸2のはじめの約半
回転で、第2のインクロール60の黒色インクが活字ホ
イール5の第2の活字体7′に塗布され、引続き行われ
る駆動軸2の約半回転で、黒色インクの塗布された所望
の活字体7′が印刷位置に選択される。
〈活字選択〉
このようにして駆動軸2のはじめの約半回転で所望のイ
ンクが活字体7または7゛に塗布されると、各活字ホイ
ール5は引続き行われる駆動軸2の約半回転中に、所望
の位置で停止されて、所望の活字体7.7′がハンマ4
7と対向する印刷位置に選択される。かかる活字選択動
作については前述したため、ここでは詳しい説明を省略
する。
ンクが活字体7または7゛に塗布されると、各活字ホイ
ール5は引続き行われる駆動軸2の約半回転中に、所望
の位置で停止されて、所望の活字体7.7′がハンマ4
7と対向する印刷位置に選択される。かかる活字選択動
作については前述したため、ここでは詳しい説明を省略
する。
なお、使用によっては活字選択を必要としない活字ホイ
ールもあるが、活字選択がされなかった活字ホイール5
は、その1回転中に選択ラチェット6の係合凸部14が
選択爪25の爪部26と所定位置で必ず係合するため、
当該位置で駆動軸2から選択ラチェット6および活字ホ
イール5への回転力の伝達が断たれ、停止する。この際
、選択ラチェット6の選択爪25による係止動作は、選
択ラチェット6の係合凸部14と選択爪25の先端の爪
部26とにより自動的に行われるため、活字選択動作の
時のように電磁クラッチ31に通電する必要がなく、そ
の消費電力の低減化を図れる。
ールもあるが、活字選択がされなかった活字ホイール5
は、その1回転中に選択ラチェット6の係合凸部14が
選択爪25の爪部26と所定位置で必ず係合するため、
当該位置で駆動軸2から選択ラチェット6および活字ホ
イール5への回転力の伝達が断たれ、停止する。この際
、選択ラチェット6の選択爪25による係止動作は、選
択ラチェット6の係合凸部14と選択爪25の先端の爪
部26とにより自動的に行われるため、活字選択動作の
時のように電磁クラッチ31に通電する必要がなく、そ
の消費電力の低減化を図れる。
なお、活字選択がなされなかった活字ホイール5の停止
位置は例えば第1図に示す位置であって、当該位置では
その活字ホイール5に備えられる活字体7,7′ はハ
ンマ47との非対向位置に位置する。
位置は例えば第1図に示す位置であって、当該位置では
その活字ホイール5に備えられる活字体7,7′ はハ
ンマ47との非対向位置に位置する。
以上の説明から明らかなように、第1図に示す初期状態
から、駆動軸2が例えば図中時計回り方向に約180度
回転すると、その間で第2のインクロールの黒色インク
が活字ホイール5の活字体7′に塗布され、引続き行わ
れる駆動軸2の約手−回転、すなわち初期状態から数え
て180〜360度までの回転中に、所望の活字ホイー
ル5が停止されて活字体7′が選択されると共に、その
回転の終わりに活字選択がされなかった活字ホイールも
停止される。そして、このように駆動軸2の約1回転で
インキングと活字選択とが行われると、該駆動軸2は停
止し引続いて印字動作が行われる。
から、駆動軸2が例えば図中時計回り方向に約180度
回転すると、その間で第2のインクロールの黒色インク
が活字ホイール5の活字体7′に塗布され、引続き行わ
れる駆動軸2の約手−回転、すなわち初期状態から数え
て180〜360度までの回転中に、所望の活字ホイー
ル5が停止されて活字体7′が選択されると共に、その
回転の終わりに活字選択がされなかった活字ホイールも
停止される。そして、このように駆動軸2の約1回転で
インキングと活字選択とが行われると、該駆動軸2は停
止し引続いて印字動作が行われる。
また、第1図に示す初期状態から、駆動軸2が例えば図
中反時計回り方向に約1回転すると、その回転中に赤色
インクが活字ホイール5の活字体7に塗布されると共に
、かかる赤色インクが塗布された活字ホイール5の活字
選択が同様にして行われる。
中反時計回り方向に約1回転すると、その回転中に赤色
インクが活字ホイール5の活字体7に塗布されると共に
、かかる赤色インクが塗布された活字ホイール5の活字
選択が同様にして行われる。
く印字〉
活字選択された全桁の活字ホイール5の活字体7または
7′は、誤印刷防止体48の穴57の突出部58と対向
し、該突出部58よりハンマ47方向に突出する(なお
、活字選択されなかった活字ホイール5については、第
1図に示すように、活字体7.7゛のないブランク部分
が突出部58と対向する)。一方、図示せぬ記録紙は、
紙送りローラ50と従動ローラ51との回転により紙ガ
イド49に沿って誤印刷防止板48上に搬送され、この
状態でハンマ47が第1図中反時計回り方向に回動する
と、ハンマ47の押圧部52によって記録紙が活字ホイ
ール5の選択さ、れた活字体7゜7′に圧接され、1行
分の印刷が行われる。なお、前述したように、ハンマ4
7の押圧部52は可l性に富むもののその表面は硬質で
あり、かつ活字ホイール5の各桁毎に分離されているた
め、鮮明な活字が記録紙に印刷される。
7′は、誤印刷防止体48の穴57の突出部58と対向
し、該突出部58よりハンマ47方向に突出する(なお
、活字選択されなかった活字ホイール5については、第
1図に示すように、活字体7.7゛のないブランク部分
が突出部58と対向する)。一方、図示せぬ記録紙は、
紙送りローラ50と従動ローラ51との回転により紙ガ
イド49に沿って誤印刷防止板48上に搬送され、この
状態でハンマ47が第1図中反時計回り方向に回動する
と、ハンマ47の押圧部52によって記録紙が活字ホイ
ール5の選択さ、れた活字体7゜7′に圧接され、1行
分の印刷が行われる。なお、前述したように、ハンマ4
7の押圧部52は可l性に富むもののその表面は硬質で
あり、かつ活字ホイール5の各桁毎に分離されているた
め、鮮明な活字が記録紙に印刷される。
上記活字動作中、印字位置に停止している活字ホイール
5は、回転運動するハンマ47と当接する際に所定方向
の回動力を受けるが、本実施例ではかかる回動力によっ
て活字ホイール5の印字位置がずれないように工夫され
ている。以下、これを第5図(b) 、 (c)により
説明する。
5は、回転運動するハンマ47と当接する際に所定方向
の回動力を受けるが、本実施例ではかかる回動力によっ
て活字ホイール5の印字位置がずれないように工夫され
ている。以下、これを第5図(b) 、 (c)により
説明する。
第5図(b)は、前述したように、矢印入方向に回動す
る駆動軸2の切欠部3と駆動爪20の突起21との係合
が解除され、活字ホイール5が活字位置で停止している
状態、すなわち活字選択された状態である。この場合、
選択ラチェット6はその歯部13が選択爪25の爪部2
6と係合し、活字ホイール5はその係合軸11および支
軸12が選択ラチェット6の係合穴18.19の端部と
係合しているため、かかる状態で活字ホイール5にハン
マ47から矢印A方向の回転力が作用したとしても、活
字ホイール5は回転しない。すなわち、駆動軸2とハン
マ47の回転方向が異なる場合、換言すると、ハンマ4
7によって活字ホイール5が受ける回動力の方向と駆動
軸2の回転方向とが同じである場合、活字ホイール5は
、ぞの係合軸11と支軸12が選択爪25によって係止
された選択ラチェット6の係合穴18.19に係止する
ことで回転規制され、印字位置に保持される。
る駆動軸2の切欠部3と駆動爪20の突起21との係合
が解除され、活字ホイール5が活字位置で停止している
状態、すなわち活字選択された状態である。この場合、
選択ラチェット6はその歯部13が選択爪25の爪部2
6と係合し、活字ホイール5はその係合軸11および支
軸12が選択ラチェット6の係合穴18.19の端部と
係合しているため、かかる状態で活字ホイール5にハン
マ47から矢印A方向の回転力が作用したとしても、活
字ホイール5は回転しない。すなわち、駆動軸2とハン
マ47の回転方向が異なる場合、換言すると、ハンマ4
7によって活字ホイール5が受ける回動力の方向と駆動
軸2の回転方向とが同じである場合、活字ホイール5は
、ぞの係合軸11と支軸12が選択爪25によって係止
された選択ラチェット6の係合穴18.19に係止する
ことで回転規制され、印字位置に保持される。
駆動軸2の回動方向がこれとは逆の場合、すなわち第5
図(c)に示すように、矢印り方向に回動する駆動軸2
の切欠部3と駆動爪2の突起21との係合が解除された
状態にあっては、選択爪25の爪部26は選択ラチェッ
ト60@ 6813の間を通って活字ホイール5のロッ
ク溝8と係合するようになっている。このように活字ホ
イール5をも選択爪25によって係止することにより、
かかる状態で活字ホイール5のハンマ47から矢印り方
向と反対の矢印入方向の回転力が作用したとしても、活
字ホイール5は回転しない。もし、第5図(c)に示す
状態で活字ホイール5のロック溝8が選択爪25によっ
て係止されていないと、活字ホイール5が矢印り方向の
回転力を受けた場合は、選択ラチェット6の係合穴18
.19と活字ホイール5の係合軸11および支軸12と
の係合により、当該活字ホイール5の回転は規制される
ものの、活字ホーイール5が矢印A方向の回動力を受け
た場合は、上記係合穴18.19による係合軸11およ
び支軸12の規制が行われず、活字ホイール5は矢印入
方向に若干量、すなわち係合軸11および支軸12と係
合穴13.19との間のクリアランス分回転してしまう
、従って、駆動軸2とハンマ47の回転方向が同一の場
合、換言すると、ハンマ47によって活字ホイール5が
受ける回動力の方向と駆動軸2の回転方向とが異なる場
合、活字ホイール5はそのロック溝8が選択爪25によ
って係止されることで回転規制され、印字位置に保持さ
れる。
図(c)に示すように、矢印り方向に回動する駆動軸2
の切欠部3と駆動爪2の突起21との係合が解除された
状態にあっては、選択爪25の爪部26は選択ラチェッ
ト60@ 6813の間を通って活字ホイール5のロッ
ク溝8と係合するようになっている。このように活字ホ
イール5をも選択爪25によって係止することにより、
かかる状態で活字ホイール5のハンマ47から矢印り方
向と反対の矢印入方向の回転力が作用したとしても、活
字ホイール5は回転しない。もし、第5図(c)に示す
状態で活字ホイール5のロック溝8が選択爪25によっ
て係止されていないと、活字ホイール5が矢印り方向の
回転力を受けた場合は、選択ラチェット6の係合穴18
.19と活字ホイール5の係合軸11および支軸12と
の係合により、当該活字ホイール5の回転は規制される
ものの、活字ホーイール5が矢印A方向の回動力を受け
た場合は、上記係合穴18.19による係合軸11およ
び支軸12の規制が行われず、活字ホイール5は矢印入
方向に若干量、すなわち係合軸11および支軸12と係
合穴13.19との間のクリアランス分回転してしまう
、従って、駆動軸2とハンマ47の回転方向が同一の場
合、換言すると、ハンマ47によって活字ホイール5が
受ける回動力の方向と駆動軸2の回転方向とが異なる場
合、活字ホイール5はそのロック溝8が選択爪25によ
って係止されることで回転規制され、印字位置に保持さ
れる。
くリセット〉
上記のようにして印字動作が完了すると、印字中に停止
していた駆動軸2は再び同方向に約半回転、すなわち初
期状態から数えると360〜540度の回動をはじめ、
また選択ラチェット6の歯部13あるいは係止凸部14
と係止状態にあった全ての選択爪25はリセットカム2
9により待機状態に回動する。すなわち、リセットカム
29が第1図の反時計回り方向に回動すると、例えば第
6図(b)に示すように、選択ラチェット6の歯部13
と係止している選択爪25は、そのカム爪30がリセッ
トカム29の段落ち部45から凸部46に乗り上げるこ
とにより矢印C方向に回転し、これにより選択爪25の
爪部26と選択ラチェット6の歯部13との係合が解か
れる。かかる動作は全ての活字ホイール5にそれぞれ装
着された選択爪25について同時に行われ、上記のよう
に選択ラチェット6の歯部13と係止していた選択爪は
もちるんのこと、選択ラチェット6の係合凸部14と係
止していた選択爪もその係合状態が解除され、全ての選
択爪25はリセットカム29と押圧ばね33とにより待
機状態に保持される。なお、印字位置で停止している各
桁の活字ホイール5の角度位置は活字選択に応じてばら
ばらであり、例えば活字選択されてなかった活字ホイー
ル5は初期状態から数えてほぼ1回転近く回転した位置
で停止しているが、活字選択された活字ホイール5はそ
れよりも少ない角度位置で停止している。
していた駆動軸2は再び同方向に約半回転、すなわち初
期状態から数えると360〜540度の回動をはじめ、
また選択ラチェット6の歯部13あるいは係止凸部14
と係止状態にあった全ての選択爪25はリセットカム2
9により待機状態に回動する。すなわち、リセットカム
29が第1図の反時計回り方向に回動すると、例えば第
6図(b)に示すように、選択ラチェット6の歯部13
と係止している選択爪25は、そのカム爪30がリセッ
トカム29の段落ち部45から凸部46に乗り上げるこ
とにより矢印C方向に回転し、これにより選択爪25の
爪部26と選択ラチェット6の歯部13との係合が解か
れる。かかる動作は全ての活字ホイール5にそれぞれ装
着された選択爪25について同時に行われ、上記のよう
に選択ラチェット6の歯部13と係止していた選択爪は
もちるんのこと、選択ラチェット6の係合凸部14と係
止していた選択爪もその係合状態が解除され、全ての選
択爪25はリセットカム29と押圧ばね33とにより待
機状態に保持される。なお、印字位置で停止している各
桁の活字ホイール5の角度位置は活字選択に応じてばら
ばらであり、例えば活字選択されてなかった活字ホイー
ル5は初期状態から数えてほぼ1回転近く回転した位置
で停止しているが、活字選択された活字ホイール5はそ
れよりも少ない角度位置で停止している。
このようにして、選択爪25による選択ラチェット6の
係止状態が解除されると、それまで印字位置に係止して
いた活字ホイール5および選択ラチェット6は、駆動爪
21が駆動軸2の切欠部3゜4以外の周面に弾接するこ
とにより、駆動軸2と一体的に回動する。そして、活字
ホイール5の外周部に設けた係合突部96が上記待機状
態にある選択爪25の爪部26に当接すると、駆動軸2
の回動力の活字ホイール5への伝達力は駆動爪20のば
ね圧だけであって非常に小さいため、活字ホイール5お
よび選択ラチェット6は当該位置で停止し、引続き行わ
れる駆動軸2の回動において駆動爪20の突起21は駆
動軸2の周面上全スリップする。上記係合突部96は各
活字ホイール5の所望位置、具体的には選択ラチェット
6の係止凸部14の外方位置に1つ設けられているため
、印字位置においてその回転角度がばらばらであった各
活字ホイール5は、上記のように係合突部96が選択爪
25によって係止されることで全て一定の角度位置、す
なわち初期状態から約1回転した状態に桁合わせが行わ
れる。
係止状態が解除されると、それまで印字位置に係止して
いた活字ホイール5および選択ラチェット6は、駆動爪
21が駆動軸2の切欠部3゜4以外の周面に弾接するこ
とにより、駆動軸2と一体的に回動する。そして、活字
ホイール5の外周部に設けた係合突部96が上記待機状
態にある選択爪25の爪部26に当接すると、駆動軸2
の回動力の活字ホイール5への伝達力は駆動爪20のば
ね圧だけであって非常に小さいため、活字ホイール5お
よび選択ラチェット6は当該位置で停止し、引続き行わ
れる駆動軸2の回動において駆動爪20の突起21は駆
動軸2の周面上全スリップする。上記係合突部96は各
活字ホイール5の所望位置、具体的には選択ラチェット
6の係止凸部14の外方位置に1つ設けられているため
、印字位置においてその回転角度がばらばらであった各
活字ホイール5は、上記のように係合突部96が選択爪
25によって係止されることで全て一定の角度位置、す
なわち初期状態から約1回転した状態に桁合わせが行わ
れる。
このようにして全桁の活字ホイール5の係合突部96が
選択爪25に係止されると、駆動爪2の突起21は駆動
軸2の切欠部3.4のいずれか一方と再び係合する。こ
の場合、上述したように、初期状態からの回転角度は、
駆動軸2が約1.5回転であるのに対し、活字ホイール
51選択ラチェット6および駆動爪20は約1回転であ
るため、例えば初期状態で駆動軸2の一方の切欠部3と
係合していた駆動爪20の突起21は、リセット位置で
駆動軸2の他方の切欠部4と係合する。そして、駆動軸
2が引続いて若干量回転すると、すなわち初期状態から
数えて1.5回転近くになると、各活字ホイール5およ
び選択ラチェット6は該駆動軸2と一体的に回転し、こ
の時の駆動軸2の活字ホイール5への回転伝達力は、駆
動爪20の突起21と駆動軸の切欠部3,4との係合に
より非常に大きいものであるため、選択爪25は駆動軸
2と一体回転する活字ホイール5の係合突部96により
押圧ばね33のばね力に抗して外方へ回転され、すなわ
ち選択爪25の爪部26が係合突部96を乗り越えて第
1図に示す初期状態となり、当該位置で駆動軸2の回転
停止に伴ない活字ホイール5および選択ラチェット6も
停止する。
選択爪25に係止されると、駆動爪2の突起21は駆動
軸2の切欠部3.4のいずれか一方と再び係合する。こ
の場合、上述したように、初期状態からの回転角度は、
駆動軸2が約1.5回転であるのに対し、活字ホイール
51選択ラチェット6および駆動爪20は約1回転であ
るため、例えば初期状態で駆動軸2の一方の切欠部3と
係合していた駆動爪20の突起21は、リセット位置で
駆動軸2の他方の切欠部4と係合する。そして、駆動軸
2が引続いて若干量回転すると、すなわち初期状態から
数えて1.5回転近くになると、各活字ホイール5およ
び選択ラチェット6は該駆動軸2と一体的に回転し、こ
の時の駆動軸2の活字ホイール5への回転伝達力は、駆
動爪20の突起21と駆動軸の切欠部3,4との係合に
より非常に大きいものであるため、選択爪25は駆動軸
2と一体回転する活字ホイール5の係合突部96により
押圧ばね33のばね力に抗して外方へ回転され、すなわ
ち選択爪25の爪部26が係合突部96を乗り越えて第
1図に示す初期状態となり、当該位置で駆動軸2の回転
停止に伴ない活字ホイール5および選択ラチェット6も
停止する。
〈紙送り〉
前記印字動作が終了すると、上記リセット動作と並行し
て紙送りローラ50が第1図の反時計回り方向に回動さ
れ、この紙送りローラ50の回動により当該紙送りロー
ラ50および従動ローラ51に挾持された記録紙は所定
量搬送される。
て紙送りローラ50が第1図の反時計回り方向に回動さ
れ、この紙送りローラ50の回動により当該紙送りロー
ラ50および従動ローラ51に挾持された記録紙は所定
量搬送される。
以上説明した各動作、すなわち〈インキング〉。
く活字選択〉、<印字〉、〈リセット〉、〈紙送り〉と
いう動作を経て一行分の印刷が行われ、以下これを繰り
返すことにより所望の印刷が行われる。そして、駆動軸
2の回転方向を選択することにより、すなわち前述した
ように、第15図に示す爪クラツチ機構を用いて駆動軸
2の回転方向を正・逆いずれかの方向に選択することに
より、赤色印字と黒色印字の2通りを選択することがで
きる。
いう動作を経て一行分の印刷が行われ、以下これを繰り
返すことにより所望の印刷が行われる。そして、駆動軸
2の回転方向を選択することにより、すなわち前述した
ように、第15図に示す爪クラツチ機構を用いて駆動軸
2の回転方向を正・逆いずれかの方向に選択することに
より、赤色印字と黒色印字の2通りを選択することがで
きる。
このように構成しである実施例にあっては、駆動軸2の
角形の切欠部3,4が駆動爪20の角形の突起21を押
圧するようになっており、すなわち駆動軸2の回転方向
に対して略直交する面内を介して、当該駆動軸2の回転
力を活字ホイール5に伝達することができ、また活字選
択に際しては、係止状態にある選択ラチェット6のいず
れか一方の解除ピン16.17が駆動軸2の回転方向に
応じて駆動爪20の第1の腕部22を外方へ押圧するよ
うになっており、すなわち駆動爪20の突起21と駆動
軸2の切欠部3,4との間の摩擦力にほとんど影響され
ることなく、当該駆動軸2の回転力の活字ホイール5へ
の伝達を断つことができる。従って、仮に高速回転に際
しても駆動爪20のばね力を小さくすることができ、よ
って回転軸1を駆動するトルクが小さくなり、この回転
軸1を駆動するモータを小型にできる。また、駆動爪2
0の活字ホイール5への装着作業が容易となり、組立作
業が容易になる。
角形の切欠部3,4が駆動爪20の角形の突起21を押
圧するようになっており、すなわち駆動軸2の回転方向
に対して略直交する面内を介して、当該駆動軸2の回転
力を活字ホイール5に伝達することができ、また活字選
択に際しては、係止状態にある選択ラチェット6のいず
れか一方の解除ピン16.17が駆動軸2の回転方向に
応じて駆動爪20の第1の腕部22を外方へ押圧するよ
うになっており、すなわち駆動爪20の突起21と駆動
軸2の切欠部3,4との間の摩擦力にほとんど影響され
ることなく、当該駆動軸2の回転力の活字ホイール5へ
の伝達を断つことができる。従って、仮に高速回転に際
しても駆動爪20のばね力を小さくすることができ、よ
って回転軸1を駆動するトルクが小さくなり、この回転
軸1を駆動するモータを小型にできる。また、駆動爪2
0の活字ホイール5への装着作業が容易となり、組立作
業が容易になる。
なお、上記一実施例では、駆動軸2が1.5回転する間
に活字ホイール5が1回転するため、該駆動軸2の18
0度対向位置に2つの切欠部3゜4を設けであるが、こ
の切欠部の数は、1行印刷における駆動軸2と活字ホイ
ール5の回転量に応じて適宜変更可能であり、例えば駆
動軸2と活字ホイール5がともに1回転する場合は、駆
動軸2の周面に1つの切欠部を設ければ良い。
に活字ホイール5が1回転するため、該駆動軸2の18
0度対向位置に2つの切欠部3゜4を設けであるが、こ
の切欠部の数は、1行印刷における駆動軸2と活字ホイ
ール5の回転量に応じて適宜変更可能であり、例えば駆
動軸2と活字ホイール5がともに1回転する場合は、駆
動軸2の周面に1つの切欠部を設ければ良い。
(発明の効果)
本発明のプリンタは以上のように構成しであることから
、駆動軸が正・逆いずれの方向に回転する場合でも、選
択ラチェットに設けた一対の係合部のいずれか一方によ
り駆動爪の突部と駆動軸の切欠部との係合を解除するこ
とができ、したがって正・送画方向に回転する活字ホイ
ールの活字選択が可能となり、しかも駆動爪のばね力を
小さくしても駆動爪の駆動軸からの外れを生じることな
く、したがって駆動軸り回転力を活字ホイールに確実に
伝達することができる。
、駆動軸が正・逆いずれの方向に回転する場合でも、選
択ラチェットに設けた一対の係合部のいずれか一方によ
り駆動爪の突部と駆動軸の切欠部との係合を解除するこ
とができ、したがって正・送画方向に回転する活字ホイ
ールの活字選択が可能となり、しかも駆動爪のばね力を
小さくしても駆動爪の駆動軸からの外れを生じることな
く、したがって駆動軸り回転力を活字ホイールに確実に
伝達することができる。
第1図〜第15図は本発明の一実施例に係り、第1図は
プリンタの概略側面図、第2図は活字ホイールの正面図
、第3図は選択ラチェットの正面図、第4図は活字ホイ
ール、選択ラチェット、駆動爪1選択爪および電磁クラ
ッチの関係を示す分解斜視図、第5図(a)〜(c)は
駆動軸と駆動爪との係合関係を示す説明図、第6図(a
)〜(c)は選択ラチェットと選択爪との係合関係を示
す説明図、第7図(a)はハンマの平面図、第7図(b
)は第7図(a)のE−E線断面図、第8図は誤印刷防
止板の平面図、第9図はロール保持体とインクロールの
斜視図、第10図は切換えカムの斜視図、第11図(a
)〜(c)はロール保持体と切換えカムとの係合関係を
示す説明図、第12図(a)〜(c)はインクロールと
活字ホイールとの係合関係を示す説明図、第13図は1
行分の印刷動作中における各動作の関係を示すタイミン
グチャート、第14図は動力伝達系の概略を示す説明図
、第15図(a) 、 (b)はその動力伝達系に備え
られるクラッチ機構説明図、第16図は従来のプリンタ
の要部を示す説明図である。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・駆動軸、3,4
・・・・・・切欠部、5,5′・・・・・・活字ホイー
ル、6.6″・・・・・・選択ラチェット、7.7′・
・・・・・活字体、8・・・・・・ロック溝、11.1
1’・・・・・・係合軸、12.12’・・・・・・支
軸、13.13’ ・・・・・・歯部、14.14”
・・・・・・係止凸部、16.17・・・・・・解除ピ
ン(係止部)、18、 18’、19.19’・・・
・・・係合穴、20゜20′・・・・・・駆動爪、21
.21′・・・・・・突起、22゜22′・・・・・・
第1の腕部、23.23”・・・・・・摺動部、24.
24’・・・・・・第2の腕部、25.25’・・・・
・・選択爪、26.26’・・・・・・爪部、27・・
・・・・回動軸、29・・・・・・リセットカム、30
.30’ ・・・・・・カム爪、31・・・・・・電磁
クラッチ、32・・・・・・係止ばね、33・・・・・
・押圧ばね、34・・・・・・電磁コイル、36・・・
・・・ヨーク、45・・・・・・段落ち部、46・・・
・・・凸部、47・・・・・・ハンマ、48・・・・・
・誤印刷防止板、52・・・・・・押圧部、53・・・
・・・切欠部、54・・・・・・空隙、57・・・・・
・穴、58・・・・・・突出部、59・・・・・・第1
のインクロール、60・・・・・・第2のインクロール
、61・・・・・・ロール保持体、62・・・・・・支
軸、63・・・・・・第1のカム爪、64・・・・・・
第2のカム爪、65・・・・・・切換えカム、66・・
・・・・第1のカム溝、67・・・・・・第2のカム溝
、68・・・・・・駆動歯車、69・・・・・・ハンマ
歯車、72・・・・・・回動歯車、73・・・・・・サ
ンギヤ、74・・・・・・プラネットギヤ、75・・・
・・・キャリア軸、76甲・−・キャリア、77・・・
・・・リングギヤ、78・・・・・・選択歯車、79・
・・・・・回転支持軸、80・・・・・・駆動軸、81
・・・・・・切欠部、82・・・・・・回転体、83・
・・・・・歯部、85・・・・・・係合軸、86・・・
・・・駆動爪、87・・・・・・突起、88・・・・・
・選択レバー、93・・・・・・ソレノイド、95・・
・・・・ガイド部、96・・・・・・係合凸部。 η良尺丁 1′2FA 才 3 図 Q t 6 印 ω) オ87 、。 ズニi′ イ:5 扉 (動軸 賦勾 才 づ521
プリンタの概略側面図、第2図は活字ホイールの正面図
、第3図は選択ラチェットの正面図、第4図は活字ホイ
ール、選択ラチェット、駆動爪1選択爪および電磁クラ
ッチの関係を示す分解斜視図、第5図(a)〜(c)は
駆動軸と駆動爪との係合関係を示す説明図、第6図(a
)〜(c)は選択ラチェットと選択爪との係合関係を示
す説明図、第7図(a)はハンマの平面図、第7図(b
)は第7図(a)のE−E線断面図、第8図は誤印刷防
止板の平面図、第9図はロール保持体とインクロールの
斜視図、第10図は切換えカムの斜視図、第11図(a
)〜(c)はロール保持体と切換えカムとの係合関係を
示す説明図、第12図(a)〜(c)はインクロールと
活字ホイールとの係合関係を示す説明図、第13図は1
行分の印刷動作中における各動作の関係を示すタイミン
グチャート、第14図は動力伝達系の概略を示す説明図
、第15図(a) 、 (b)はその動力伝達系に備え
られるクラッチ機構説明図、第16図は従来のプリンタ
の要部を示す説明図である。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・駆動軸、3,4
・・・・・・切欠部、5,5′・・・・・・活字ホイー
ル、6.6″・・・・・・選択ラチェット、7.7′・
・・・・・活字体、8・・・・・・ロック溝、11.1
1’・・・・・・係合軸、12.12’・・・・・・支
軸、13.13’ ・・・・・・歯部、14.14”
・・・・・・係止凸部、16.17・・・・・・解除ピ
ン(係止部)、18、 18’、19.19’・・・
・・・係合穴、20゜20′・・・・・・駆動爪、21
.21′・・・・・・突起、22゜22′・・・・・・
第1の腕部、23.23”・・・・・・摺動部、24.
24’・・・・・・第2の腕部、25.25’・・・・
・・選択爪、26.26’・・・・・・爪部、27・・
・・・・回動軸、29・・・・・・リセットカム、30
.30’ ・・・・・・カム爪、31・・・・・・電磁
クラッチ、32・・・・・・係止ばね、33・・・・・
・押圧ばね、34・・・・・・電磁コイル、36・・・
・・・ヨーク、45・・・・・・段落ち部、46・・・
・・・凸部、47・・・・・・ハンマ、48・・・・・
・誤印刷防止板、52・・・・・・押圧部、53・・・
・・・切欠部、54・・・・・・空隙、57・・・・・
・穴、58・・・・・・突出部、59・・・・・・第1
のインクロール、60・・・・・・第2のインクロール
、61・・・・・・ロール保持体、62・・・・・・支
軸、63・・・・・・第1のカム爪、64・・・・・・
第2のカム爪、65・・・・・・切換えカム、66・・
・・・・第1のカム溝、67・・・・・・第2のカム溝
、68・・・・・・駆動歯車、69・・・・・・ハンマ
歯車、72・・・・・・回動歯車、73・・・・・・サ
ンギヤ、74・・・・・・プラネットギヤ、75・・・
・・・キャリア軸、76甲・−・キャリア、77・・・
・・・リングギヤ、78・・・・・・選択歯車、79・
・・・・・回転支持軸、80・・・・・・駆動軸、81
・・・・・・切欠部、82・・・・・・回転体、83・
・・・・・歯部、85・・・・・・係合軸、86・・・
・・・駆動爪、87・・・・・・突起、88・・・・・
・選択レバー、93・・・・・・ソレノイド、95・・
・・・・ガイド部、96・・・・・・係合凸部。 η良尺丁 1′2FA 才 3 図 Q t 6 印 ω) オ87 、。 ズニi′ イ:5 扉 (動軸 賦勾 才 づ521
Claims (1)
- 周側に切欠部を有し、正・逆いずれの方向にも回動可能
な駆動軸と、この駆動軸に回動可能に装着され、周側に
活字体を有する活字ホィールと、この活字ホィールに保
持され、上記駆動軸の切欠部に係合可能な突起を有する
駆動爪と、この駆動爪を介して上記活字ホィールに回動
可能に装着され、該駆動爪に係合可能な一対の係合部を
有するとともに、周側に歯部を有する選択ラチエツトと
、この歯部に係合して該選択ラチエツトの回転を選択的
に係止可能な駆動手段とを備え、上記駆動軸の切欠部と
上記駆動爪の突起とが係合状態にあるとき、該駆動軸の
回転力が上記活字ホィールに伝達され、上記駆動爪が係
止状態にある上記選択ラチエツトのいずれか一方の係止
部と係合して変形することにより、上記駆動軸の切欠部
と該駆動爪の突起との係合が解除されるように構成した
ことを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29308985A JPS62152764A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | プリンタ |
US06/937,348 US4715277A (en) | 1985-12-25 | 1986-12-03 | Type selection mechanism for a printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29308985A JPS62152764A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152764A true JPS62152764A (ja) | 1987-07-07 |
JPH042432B2 JPH042432B2 (ja) | 1992-01-17 |
Family
ID=17790290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29308985A Granted JPS62152764A (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-27 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62152764A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912475A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 像形成装置およびそのクリ−ニング装置 |
JPS5941094U (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-16 | 三菱電機株式会社 | 直流ブレ−キ電動機 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29308985A patent/JPS62152764A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912475A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 像形成装置およびそのクリ−ニング装置 |
JPS5941094U (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-16 | 三菱電機株式会社 | 直流ブレ−キ電動機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042432B2 (ja) | 1992-01-17 |
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