JPH0226850Y2 - - Google Patents

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JPH0226850Y2
JPH0226850Y2 JP1984193355U JP19335584U JPH0226850Y2 JP H0226850 Y2 JPH0226850 Y2 JP H0226850Y2 JP 1984193355 U JP1984193355 U JP 1984193355U JP 19335584 U JP19335584 U JP 19335584U JP H0226850 Y2 JPH0226850 Y2 JP H0226850Y2
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JP
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lid
sliding
shape
opening end
guide groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は蓋に係り、片方の手だけで容易に、
しかもワンタツチで瓶や容器を開閉できるように
した蓋に関するものである。
(従来の技術) 従来から、瓶やその他容器の蓋は各種提供さ
れ、市場に提供されている。
その一般的なものとしては、蓋を瓶や容器にネ
ジによつて冠着しているものがある。
一方、ワンタツチで蓋の開閉を行い得るものと
して、実公昭48−27472号公報にて容器の口蓋が
提案されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前者の場合には、瓶や容器の開閉は
蓋をねじつて着脱しているがため、、蓋の着脱に
際しては左右両方の手を必要とし、片方の手に何
かを持つているような場合には蓋の着脱は不可能
となる問題点があり、又、両方の手を使用するに
しても蓋をねじつて着脱するのでその作業は面倒
なものであつた。
これらの問題点を解決すべく案出されたのが後
者であるが、この場合、蓋を押圧してその後解放
する動作を繰り返すことにより開閉を行うもので
あるから片方の手のみでワンタツチ蓋の開閉は行
えるものの、押圧、解放の繰返しを行うと、蓋に
係合用突起が一体となつているがため、少しずつ
回転することになる。その結果、片方の手の操作
だけであると蓋の開閉に不安が生じ、結局は両方
の手を使用しなくてはならなくなつてしまう。し
かも、係合用突起が係合する山状係合部は、蓋の
開閉方向に対してのみの凹凸であるがため、開閉
作動に際して、一度押しても、元の位置に戻つて
しまう誤作動の発生の危険がある等の問題点があ
つた。
そこで、この考案は、上述した問題点等に鑑
み、簡単な構造のもので、瓶や容器を容易に、し
かもワンタツチで開閉でき、その時に、蓋の回転
もなく、確実な開閉作動を行い得る蓋の提供を課
題として案出されたものである。
(課題を解決するための手段) この考案は、筒状の蓋本体と、この蓋本体の一
方の開口端より嵌入され摺動可能に配されている
摺動蓋と、蓋本体内に保持され摺動蓋を常時前記
一方の開口端から外へ押出すべく押圧するスプリ
ングとからなり、摺動蓋の摺動面には、この摺動
蓋にその摺動方向へは移動しないようにして回転
自在に外嵌し且つ外周に適数個の突起を設けて径
が大きくなるように拡がるべく形成されたガイド
環を配し、蓋本体内周面における前記一方の開口
端側には、摺動蓋を押圧した際にガイド環の突起
と係合して押圧ごとに前記一方の開口端で突出埋
没を繰返すべく摺動蓋の摺動を規制するガイド溝
を刻設し、蓋本体内周面における他方の開口端側
には冠着係止部を形成し、摺動蓋が前記一方の開
口端から突出した時の突出している摺動面には、
突出しない方の端から貫通している注出孔を開穿
し、ガイド溝は、中間の山形状が小さいW字をそ
の拡開している方が蓋本体の一方の開口端方向へ
向くようにして連結し円周方向に一周した形状で
且つそれぞれの直線辺の連接部において、前記形
状に沿つて進んだ際に進行方向前方の辺の始点の
底よりも後方の辺の終点の底を段差をつけて浅く
すると共に、その連接部を前記前方の辺の始点が
占めるように形成したことことにより、上述した
課題を解決するものである。
(作用) この考案に係る蓋は、蓋本体の冠着係止部を係
止させて容器に冠着しておく。
そこで、スプリングの弾撥力に抗して摺動蓋の
天板を押圧し蓋本体内に摺動蓋を埋没させる。そ
うすると、ガイド環は摺動蓋と共に他方の開口端
方向に移動し、ガイド環のみが回転しながらガイ
ド溝内を係合突起が移動する。そして、最初にガ
イド溝における長辺と長辺との連接部に係合突起
が位置していたとすれば、係合突起は次の連接部
まで移動することとなる。その段階で、摺動蓋を
押圧から解放すると、前記形状に沿つて進んだ際
に進行方向前方の辺の始点の底よりも後方の辺の
終点の底を段差をつけて浅くすると共に、その連
接部を前記前方の辺の始点が占めるように形成し
てあり、しかも、ガイド環は径が大きくなるよう
に拡がるべく形成されているから、係合突起は短
辺に移行し長辺に戻ることはなくスプリングの弾
撥力で連接部まで移行し停止する。
次に、再度、摺動蓋の天板を押圧すると、前述
の長辺と短辺との関係と同様に、係合突起は、連
接部から短辺へ戻ることはなく短辺を移動して連
接部に移行する。そこで天板への押圧を解放する
と、前述同様、係合突起は短辺へ戻ることはなく
長辺を移動して連接部において停止する。そうす
ると、ガイド溝においてW字の中間の山形状が小
さくなつているから、前記連接部の位置よりも連
接部の位置の方が一方の開口端に近いので摺動蓋
の天板側部分は、一方の開口端と連接部との距離
と、一方の開口端と連接部との距離との差だけ一
方の開口端から突出する。その時点で容器内の内
容物を注出孔から注出することができる。
更に再度摺動蓋の天板を押圧すると、前述した
ように、再び蓋本体内に摺動蓋は埋没され、これ
を繰返すことにより、蓋本体の摺動内周面で摺動
蓋は回転しない状態で、片方の手で容易に、しか
もワンタツチで蓋の開閉を行うものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明すると次の通りである。
すなわち、図に示す符号1は蓋本体であり、円
筒状を呈しているその内周は、略半分から一方の
開口端12まで内径を大きくして摺動内周面2と
し、同じく他方の開口端13までは摺動内周面2
に対して段差を設けて内径を小さくすると共に、
容器(図示せず)に冠着係止するためのネジ山を
設けて冠着係止部3としてある。
そして、前記一方の開口端12には、円筒の一
方の開口端を閉鎖して天板4とした摺動蓋5を、
摺動蓋5における天板4の反対側の開口端から摺
動可能に嵌入するものである。
この摺動蓋5には、摺動面である周面における
天板4の反対側開口端近傍に周方向へガイド環保
持溝6を刻設し、このガイド環保持溝6にはガイ
ド環7が外嵌されていてこのガイド環7は周方向
には回転可能であるが、摺動蓋5の摺動方向であ
る円筒の軸線方向には移動しないようになつてい
る。
このガイド環7は、第1図に示す如く一箇所を
切断した環状を呈していて、拡げることを可能に
して前記ガイド環保持溝6に容易に外嵌保持され
得るように形成する。又、このガイド環7外周に
は後述するガイド溝11に係合する係合突起8が
適数個設けてある。
そして、前記蓋本体1における摺動内周面2と
冠着係止部3との間の段差の面にはスプリング保
持溝9が形成されていて、このスプリング保持溝
9にスプリング10を配しておき、蓋本体1に摺
動蓋5を嵌入した際にスプリング10の弾撥力に
よつて常時摺動蓋5を蓋本体1の一方の開口端1
2から外部に突出させるようにしておく。
一方、蓋本体1における摺動内周面2には、前
記ガイド環7における係合突起8が係合するガイ
ド溝11が刻設してある。
このガイド溝11は、第3図乃至第6図に示す
ように、中間の山形状が小さいW字をその拡開し
ている方が蓋本体1の一方の開口端12方向へ向
くようにして連結し、図示の如く5個のW字によ
つて摺動内周面2を円周方向に一周した形状に配
してある。そして、このガイド溝11の底面は、
前記係合突起8とガイド溝11とが係合して矢印
の如く係合突起8が進んだ際に、ガイド溝11の
直線辺の各連接部14,15,16,17におい
て係合突起8の進行方向の辺の始点よりも進行方
向後方の辺の終点の方を段差をつけて浅くしか
も、その各連接部14,15,16,17を前記
前方の辺の始点が占めるように形成してある。
すなわち、第5図乃至第7図に示す如く、係合
突起8とガイド溝11とを係合させて係合突起8
を矢印の方向に進ませた時、W字の最初の長辺1
8は、次の短辺19との連接部15へ向うにつれ
て底が浅くなるようにし、この連接部15の位置
においては短辺19の始点となつていて、長辺1
8の終点と短辺19の始点との接点は進行方向連
接部15の若干後方に位置し段差を設け短辺19
の始点の方の底が深くなるようにしてある。
次に、短辺19は、更に次の短辺20との連接
部16へ向うにつれて若干底が深くなるように
し、この連接部16においては短辺20の始点と
なつていて、短辺19の終点と短辺20の始点と
の接点は進行方向連接部16の若干後方に位置し
段差を設けて短辺20の始点の方が深くなるよう
にしてある。
又、短辺20は、W字の最後の長辺21との連
接部17へ向うにつれて若干底が深くなるように
し、この連接部17の位置においては長辺21の
始点となつていて、短辺20の終点と長辺21の
始点との接点は進行方向連接部17の若干後方に
位置し段差を設けて長辺21の始点の方が若干深
くなるようにしてある。
そして、長辺21は、次のW字の最初の長辺1
8との連接部14へ向うにつれて底が浅くなるよ
うにし、この連接部14の位置においては次のW
字の最初の長辺18の始点となつていて、長辺2
1の終点と長辺18の始点との接点は進行方向連
接部14の若干後方に位置し段差をつけて長辺1
8の始点の方が深くなるようにし、このように段
差をつけた底形状を呈したW字の溝を連結して摺
動内周面2を一周させガイド溝11を形成するも
のである。
一方、摺動蓋5の天板4近傍における周面に
は、適数個の注出孔22を開穿しておき、又、前
記ガイド環7は、ガイド環保持溝6に外嵌されて
いると共に、その外周面は摺動蓋5周面よりも突
出していて更に径が大きくなる方向へ拡がるよう
に形成されている。そして、第2図に示すよう
に、蓋本体1内に、スプリング10を挿入した
後、摺動蓋5を係合突起8が外嵌された状態で摺
動内周面2側から嵌入しガイド溝11に係合突起
8を係合させるようにして組立を完了する。
次に、これが使用を説明すると、先ず蓋本体1
の冠着係止部3を係止させて容器に冠着してお
く。
そこで、スプリング10の弾撥力に抗して摺動
蓋5の天板4を押圧し蓋本体1内に摺動蓋5を埋
没させる。そうすると、ガイド環7は摺動蓋5と
共に他方の開口端13方向に移動し、ガイド環7
が回転しながらガイド溝11内を係合突起8が移
動する。そして、最初にガイド溝11における長
辺18と長辺21との連接部14に係合突起8が
位置していたとすれば、係合突起8は次の連接部
15まで移動することとなる。その段階で、摺動
蓋5を押圧から解放すると、連接部15以前で長
辺18と短辺19とは段差を設け短辺19の方の
溝が深くなつて連設されていて、しかも、ガイド
環7は径が大きくなるように拡がるべく形成され
ているから、係合突起8は短辺19に移行し長辺
18に戻ることはなくスプリング10の弾撥力で
連接部16まで移行し停止する。その時に摺動蓋
5は天板4が蓋本体1の一方の開口端12の面と
略同一面となる程度に埋没するようにガイド環保
持溝6及び天板4と蓋本体1及びガイド溝11と
の位置関係を設定しておく。尚、この場合に天板
4は外側に膨出する形状に形成しておけば、指等
によつて摺動蓋5が押圧し易くなるものである。
次に、再度、摺動蓋5の天板4を押圧すると、
前述の長辺18と短辺19との関係と同様に、係
合突起8は、連接部16から短辺19へ戻ること
はなく短辺20を移動して連接部17に移行す
る。そこで天板4への押圧を解放すると、前述同
様、係合突起8は短辺20へ戻ることはなく長辺
21を移動して連接部14において停止する。そ
うすると、ガイド溝11においてW字の中間の山
形状が小さくなつているから、前記連接部16の
位置よりも連接部14の位置の方が一方の開口端
12に近いので摺動蓋5の天板4側部分は、一方
の開口端12と連接部16との距離と、一方の開
口端12と連接部14との距離との差だけ一方の
開口端12から突出する。そして、前記注出孔2
2は、その突出した部分に配するようにし、その
時点で容器内の内容物を注出孔22から注出する
ことができる。この場合、その内容物が粉状であ
ればこのままで良いが、液体の場合には、摺動蓋
5が蓋本体1内に埋没した時に容器を逆さにする
と蓋本体1と摺動蓋5との〓間から漏れてしまう
ので、図示はしないが蓋本体1の摺動内周面2近
傍内周か或いは摺動蓋5の天板4近傍外周にOリ
ングの如きパツキングを取付けておけば内容物が
漏れることがない。
そして、更に再度摺動蓋5の天板4を押圧する
と、前述したように、再び蓋本体1内に摺動蓋5
は埋没され、これを繰返すことにより、蓋本体1
の摺動内周面2で摺動蓋5は回転しない状態で、
片方の手で容易に、しかもワンタツチで蓋の開閉
を行うことができる。
尚、ガイド環7における係合突起8は、ガイド
溝11が前述の如く5個のW字によつて摺動内周
面2を一周しているのであれば、ガイド環7が蓋
本体1内に配されている時に円周上5等分された
位置に配しておき、摺動蓋5の摺動に伴なうガイ
ド環7の回転による係合突起8の移動に際して、
それぞれの係合突起8がそれぞれのW字における
同じ位置にあるように配されるようにするもので
ある。
又、他の実施例として第8図に示すように、中
間の山形状が小さいW字で且つその各直線辺の二
つの長辺23,26のうちの一方を他方よりも短
くしたものを、その拡開している方が蓋本体1の
一方の開口端12方向へ向くようにすると共に短
い方の長辺26同士及び長い方の長辺23同士を
それぞれ連結し、図示の如く6個のW字によつて
摺動内周面2を円周方向に一周した形状に配して
ある。そして、このガイド溝11の底面は、前記
係合突起8とガイド溝11とが係合して矢印の如
く係合突起8が進んだ際に、ガイド溝11の直線
辺の各連接部27,28,29,30,31を前
記前方の辺の始点が占めるように形成してある。
すなわち、前述した実施例の如く、係合突起8
とガイド溝11とを係合させて係合突起8を矢印
の方向に進ませた時、略W字の長い方の長辺23
は、次の短辺24との連接部28へ向かうにつれ
て底が浅くなるようにし、この連接部28の位置
においては短辺24の始点となつていて、長い方
の長辺23の終点と短辺24の始点との接点は進
行方向連接部28の若干後方に位置し段差を設け
短辺24の始点の方の底が深くなるようにしてあ
る。
次に、短辺24は、更に次の短辺25との連接
部29へ向かうに連れて若干底が深くなるように
し、この連接部29においては短辺25の始点と
なつていて、短辺24の終点と短辺25の始点と
の接点は進行方向連接部29の若干後方に位置し
段差を設けて短辺25の始点の方が深くなるよう
にしてある。
又、短辺25は、略W字の短い方の長辺26と
の連接部30へ向うにつれて若干底が深くなるよ
うにし、この連接部30の位置においては短い方
の長辺26の始点となつていて、短辺25の終点
と短い方の長辺26の始点との接点は進行方向連
接部30の若干後方に位置し段差を設けて短い方
の長辺26の始点の方が深くなるようにしてあ
る。
そして、短い方の長辺26は、次の略W字の短
い方の長辺26との連接部31へ向うにつれて底
が浅くなるようにし、この連接部31の位置にお
いては前方の略W字の短い方の長辺26の始点と
なつていて、後方の略W字の短い方の長辺26の
終点と前方の略W字の短い方の長辺26の始点と
の接点は進行方向連接部31の若干後方に位置し
段差をつけて前方の略W字の短い方の長辺26の
始点の方が深くなるようにする。
次に、連接部31から再び前述同様に短辺2
4、短辺25と底面を形成して長い方の長辺23
となり、今度は長い方の長辺23同士の接点であ
る連接部27においても同様に底面を形成するも
のである。そして、このように段差をつけた底形
状を呈した略W字の溝を連結して摺動内周面2を
一周させガイド溝11を形成するものである。
このようにガイド溝11を形成すると、このガ
イド溝11内に係合した係合突起8によつて摺動
蓋5は、係合突起8が連接部27にあるときは蓋
本体1から突出していて前記注出孔22が完全に
外部に露出した状態となつている。次に、摺動蓋
5を押圧解放することで前述した実施例と同様に
連接部29へ係合突起8が移動すると、摺動蓋5
は蓋本体1内に埋没し、更に、摺動蓋5を押圧解
放すると係合突起8は連接部31へ移動する。そ
の時に、連接部31の位置が摺動蓋5の摺動方向
において前記連接部27と連接部29との中間点
とすれば、摺動蓋5は前記突出したときと比較し
て半分程度しか突出せず注出孔22は半分だけ露
出し半開きの状態となるものである。そして、再
び摺動蓋5を押圧解放すると、係合突起8は連接
部29へ移動して摺動蓋5は蓋本体1へ埋没し、
更に、摺動蓋5を押圧解放すると係合突起8は連
接部27に移動して摺動蓋5は蓋本体1から再び
突出し注出孔22は全開の状態となるものであ
る。
つまり、このようにガイド溝11を形成するこ
とで摺動蓋5は、蓋本体1から突出して注出孔2
2が全開の状態と、その半分しか突出しないで注
出孔22が半開の状態と、蓋本体1に完全に埋没
した状態が得られるものである。
尚、この場合には、蓋本体1の円周方向に一周
させる略W時の数は、二つで一組としなければな
らないから偶数個でなければならない。
(考案の効果) この考案は、上述の如く構成したことにより、
非常に簡単な構造のもので、押圧ごとに蓋本体1
の一方の開口端12にて摺動蓋5を突出埋没させ
蓋の開閉を行なえるから、その操作は片方の手に
よつて容易に行なうことができるものである。
すなわち、筒上の蓋本体1と、この蓋本体1の
一方の開口端12より嵌入され摺動可能に配され
ている摺動蓋5と、蓋本体1内に保持され摺動蓋
5を常時前期一方の開口端12から外へ押出すべ
く押圧するスプリング10とからなつているか
ら、摺動蓋5を押圧解放することにより、蓋本体
1内で摺動して突出埋没が可能となる。
そして、摺動蓋5の摺動面には、この摺動蓋5
にその摺動方向へは移動しないようにして回転自
在に外嵌し且つ外周に適数個の係合突起8を設け
て径が大きくなるように拡がるべく形成されたガ
イド環7を配し、蓋本体1内周面における前記一
方の開口端12側には、摺動蓋5を押圧した際に
ガイド環7の係合突起8と係合して押圧ごとに前
記一方の開口端12で突出埋没を繰返すべく摺動
蓋5の摺動を規制するガイド溝11を刻設し、ガ
イド溝は、中間の山形状が小さいW字をその拡開
している方が蓋本体の一方の開口端方向へ向くよ
うにして連結し円周方向に一周した形状で且つそ
れぞれの直線辺の連接部において、前記形状に沿
つて進んだ際に進行方向前方の辺の始点の底より
も後方の辺の終点の底を段差をつけて浅くすると
共に、その連接部を前記前方の辺の始点が占める
ように形成したことにより、前述した作用の如く
作動するので、片方の手だけで確実且つ容易に前
記一方の開口端12において摺動蓋5を突出埋没
させることが可能になると共に、摺動蓋5自体が
回転しないで突出埋没させることができる。
しかも、蓋本体1内周面における他方の開口端
13には冠着係止部3を形成し、摺動蓋5が前記
一方の開口端12から突出した時の突出している
摺動面には、突出しない方の端から貫通している
注出孔22を開穿したことにより、容器に冠着係
止部3によつて冠着すれば、摺動蓋5が一方の開
口端12から突出すれば容器を開くこととなり容
器内の内容物を容易に注出することができ、摺動
蓋5が一方の開口端12に埋没すれば容器を閉じ
たこととなり容器内の内容物は漏れないようにな
るものである。
以上説明したように、この考案によれば、片方
の手だけで確実且つ容易に、しかも蓋を回転させ
ないでワンタツチで容器を開閉せしめることがで
き、更には、蓋が回転しないので片方の手で不安
なく容器の開閉を行うことができ、又、非常に簡
単な構造のものであるから安価にて提供できる等
の実用上有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は一部切欠分解斜視図、第2図は拡大正面図、
第3図は蓋本体の拡大平面図、第4図は同じく拡
大正断面図、第5図は同じく要部拡大斜視図、第
6図は同じく内周面の展開図、第7図は第6図に
おける−矢視線断面図、第8図は他の実施例
における蓋本体の内周面の展開図である。 1……蓋本体、2……摺動内周面、3……冠着
係止部、4……天板、5……摺動蓋、6……ガイ
ド環保持溝、7……ガイド環、8……係合突起、
9……スプリング保持溝、10……スプリング、
11……ガイド溝、12……一方の開口端、13
……他方の開口端、14……連接部、15……連
接部、16……連接部、17……連接部、18…
…長辺、19……短辺、20……短辺、21……
長辺、22……注出孔、23……長い方の長辺、
24……短辺、25……短辺、26……短い方の
長辺、27……連接部、28……連接部、29…
…連接部、30……連接部、31……連接部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状の蓋本体と、この蓋本体の一方の開口端
    より嵌入され摺動可能に配されている摺動蓋
    と、蓋本体内に保持され摺動蓋を常時前記一方
    の開口端から外へ押出すべく押圧するスプリン
    グとからなり、摺動蓋の摺動面には、この摺動
    蓋にその摺動方向へは移動しないようにして回
    転自在に外嵌し且つ外周に適数個の突起を設け
    て径が大きくなるように拡がるべく形成された
    ガイド環を配し、蓋本体内周面における前記一
    方の開口端側には、摺動蓋を押圧した際にガイ
    ド環の突起と係合して押圧ごとに前記一方の開
    口端で突出埋没を繰返すべく摺動蓋の摺動を規
    制するガイド溝を刻設し、蓋本体内周面におけ
    る他方の開口端側には冠着係止部を形成し、摺
    動蓋が前記一方の開口端から突出した時の突出
    している摺動面には、突出しない方の端から貫
    通している注出孔を開穿し、ガイド溝は、中間
    の山形状が小さいW字をその拡開している方が
    蓋本体の一方の開口端方向へ向くようにして連
    結し円周方向に一周した形状で且つそれぞれの
    直線辺の連接部において、前記形状に沿つて進
    んだ際に進行方向前方の辺の始点の底よりも後
    方の辺の終点の底を段差をつけて浅くすると共
    に、その連接部を前記前方の辺の始点が占める
    ように形成したことを特徴とする蓋。 2 ガイド溝は、中間の山形状が小さいW字で且
    つその各直線辺の二つの長辺のうちの一方を他
    方よりも短くしたものを、その拡開している方
    が蓋本体の一方の開口端方向へ向くようにする
    と共に短い方の長辺同士及び長い方の長辺同士
    をそれぞれ連結して円周方向に一周した形状と
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の蓋。
JP1984193355U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH0226850Y2 (ja)

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