JPH047078Y2 - - Google Patents

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JPH047078Y2
JPH047078Y2 JP1989011383U JP1138389U JPH047078Y2 JP H047078 Y2 JPH047078 Y2 JP H047078Y2 JP 1989011383 U JP1989011383 U JP 1989011383U JP 1138389 U JP1138389 U JP 1138389U JP H047078 Y2 JPH047078 Y2 JP H047078Y2
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JP
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cap
top wall
locking fitting
hanging member
container
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JP1989011383U
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JPH021656U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薬品、殺虫剤、その他有毒物などを
収容する容器に用いられるキヤツプで、幼児では
簡単にキヤツプがあけられないようにした安全キ
ヤツプに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、薬品やその他の有毒物を取扱う場合に
おいて、容器に注意書があつても幼児や子供達に
はその危険性が理解できないので、取り扱わせな
いように管理することが必要であるが、十分管理
していても誤つて飲んだり、流出させたりして不
測の事態から事故につながる虞れが多いため、こ
れら有毒物を収容する容器では、大人ではあけら
れても、幼児ではあけられないように、開けにく
くした安全機能を持つたキヤツプを用いることが
提唱されている。
従来、この種の安全キヤツプでは、殆どが内外
二つのキヤツプからなる二重構造の例えば実開昭
55−78156号公報や実開昭56−100349号公報に見
られるように、キヤツプを閉める時は外キヤツプ
を時計まわりにまわすことにより内キヤツプもま
わされ、キヤツプを開ける時は、外キヤツプが空
まわりして内キヤツプがまわらず開けられず、外
キヤツプをある方向から押しつけて内外キヤツプ
を係合させることにより、外キヤツプをまわせば
内キヤツプもまわせるようにしてある。
〔考案が解決しようとする課題〕
これらの従来のタイプは、幼児に開けられない
ようにするあまり、構造が複雑で二重キヤツプの
嵌合構造のため、まだ改善すべき点があつた。
本考案は、これら従来の欠点を適確に除去し、
幼児では簡単にキヤツプを開けられず、脱着操作
も殆どワンタツチで行うことができ、取扱上簡便
であり、組立性も容易な安全キヤツプを提供する
ことを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、外周部に係止嵌合部4を有する口部
3と、当片8を突設した段部3′とを有する容器
1に、前記係止嵌合部4に嵌装する係止嵌合部5
のある内筒9を持つたキヤツプ6を備えたもので
あつて、該キヤツプ6は、挿通孔のある頂壁61
と、その頂壁61よりも突出させた上端部を持つ
外周壁62とを有し、さらに頂壁61上に載置され
る円板部71と、該円板部71に前記挿通孔に嵌挿
され、下端が前記当片8に当接する脚部72とを
備えた掛り部材7の脚部72を前記頂壁61に上下
動自在に配備したことを特徴とする安全キヤツプ
である。
〔作用〕
本考案では、容器1にキヤツプ6を装着すると
きは、キヤツプ6を単に軸方向に押し込んで被せ
れば、係止嵌合部4,5が係合してワンタツチで
閉蓋状態が保たれる。なお、当片8に掛り部材7
の脚部72が衝突する位置関係で装着しても掛り
部材7が外周壁62、頂壁61などのキヤツプ本体
に対して上昇するだけで閉蓋の支障とはならな
い。
キヤツプ6を外すときは(掛り部材7の脚部7
の下端部が当片8に当接してキヤツプ本体に対
して上昇しているときは、予めキヤツプ6を適宜
角度まわして脚部72の下端部が当片8に衝突し
ない位置となるように掛り部材7を沈めておき)
頂壁61上に載置される掛り部材7の円板部71
強く下方に押しつけつつ外周壁62をまわす。す
ると掛り部材7の脚部72が当片8に乗り上げて
上昇し、従つて同時に外周壁62、頂壁61も上昇
し、内筒9が上昇して係止嵌合部5が係止嵌合部
4から外れ、開蓋される。
掛り部材7の円板部71に対する押しつけが弱
いと、まわしても掛り部材7だけが上昇してキヤ
ツプ6は空まわりするだけであつて、従つて力の
弱い幼児ではあけることができない。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜6図例で説明すると、 容器1は収容部径より小径の中空円筒体からな
る口部3を段部3′を介して同心上に連続して備
え、先端開口を内容物の吐出口2としてあり、該
口部3の外周面には周方向の稜線を有する突条が
係止嵌合部4として設けられ、その上面はゆるい
傾斜面からなる係合案内部4′で、その下面は急
な傾斜面からなる係止面として口部3の円筒状外
周面に連続している。
前記段部3′には、掛り部材7の脚部72が接離
する当片8を例えば90°間隔で4個突設され、各
当片8は半径方向の稜線を有する山形状となつて
いる。
キヤツプ6は、内面にシールリツプ13を突設
した円形の頂壁61と、該頂壁61の外周縁に設け
られ上端部を頂壁61よりも突出させた外周壁62
と、頂壁61の内面に突設され下端に係止嵌合部
5を備えた内筒9とを有し、容器1をキヤツプ6
で閉蓋したときに、シールリツプ部13が吐出口
2の上端面に圧接されると共に、内筒9中に口部
3が嵌入されて係止嵌合部4と係止嵌合部5とが
係止嵌合するようになつている。
前記頂壁61の周縁部には90°間隔で、前記掛り
部材7の脚部72の挿通孔が4ケ所穿設され、ま
た掛り部材7は円板部71と、円板部71の外周部
に90°間隔で垂設した4本の脚部72とからなり、
脚部72を頂壁61の挿通孔に差し込んだ状態で頂
壁61上に載置され上下動自在に配備されている。
脚部72は隣りあつた当片8,8間の間隔よりも
小さい巾で、第5図に示した状態のときにその下
端部が隣りあつた当片8,8の間に位置し(第4
図に二点鎖線で示す)、かつ容器1の段部3′に近
接する長さで、しかも下端部は当片8に円滑に乗
り上げるように円形に形成されている。14は容
器1の段部3′に示された当片8,8間を示す表
示部である。
しかして、キヤツプ6を口部3に装着する場合
は、表示部14に掛り部材7の脚部72をあわせ
て軸方向に押し込むだけで、内筒9の係止嵌合部
5は口部3の係合案内部4′を乗り越えて係止嵌
合部4と係合し、吐出口2は確実に閉蓋される。
この状態でキヤツプ6を軸方向に抜き出そうとし
ても係止嵌合部4と係止嵌合部5の係合を解除す
るに足る力を内筒9に有効に加えることができず
開蓋は阻止され、単に回転させても脚部72は当
片8を乗り越え、掛り部材7は上下動して空廻り
するのみである。
キヤツプ6を外す場合は、頂壁61上に載置さ
れた円板部71を強く下方に押しつけてキヤツプ
6をまわすと、突出上端部内面と掛り部材7の円
板部71の外周面相互の摩擦により円板部71もま
わり、脚部72は当片8に斜面に沿つて乗り上げ、
同時にキヤツプ6は上昇してキヤツプ6は軸方向
に容器1と離反し、第6図に示すように容器側の
係止嵌合部4とキヤツプ側の係止嵌合部5との係
合が解除される。
本考案では、内筒9にいかにして有効に力を及
ぼすことができるかに着目し、第5図に示す状態
では単にキヤツプを軸方向に引き抜くだけでは係
合を解くのに多大な力を要するようにキヤツプ形
状を定める。
即ち、第5図の状態においては、キヤツプ6を
単に軸方向に引き抜くだけでは開蓋が困難で、第
5図の状態においてキヤツプ6の頂壁61上に載
置された円板部71を下方に押しつけてキヤツプ
6を回転させ、掛り部材7の脚部72が当片8に
乗り上げ上昇するときに、掛り部材7と一体に外
周壁62、頂壁61、内筒9も上昇して始めて第6
図のように開蓋するように構成することが肝要で
ある。
なお、前記内筒9の係止嵌合部5は、全周に亘
つて設けることはなく一部でもよい。当片8、掛
り部材7の脚部72も両者同数設ける必要もない。
前記当片8の傾斜面は、掛り部材7が回転して
初めて脚部72が乗り上げる方向に形成されるが、
乗り上げ可能面の反対側に乗り上げ不可能面を形
成し、一方向の回転においてのみ嵌合部の係合を
解除することができるようにすることもできる。
また係止嵌合部4,5は内筒9と容器1(口部
3)に相対的に配備されればよく、突起を設けて
もよいし、陥凹部を設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、当片を突設した段部を有する容器の
口部に係脱されるキヤツプが挿通孔のある頂壁
と、その頂壁よりも突出させた上端部を持つ外周
壁とを有し、さらに頂壁上に載置される円板部
と、該円板部に前記挿通孔に嵌挿され、下端が前
記当片に当接する脚部とを備えた掛り部材を前記
頂壁に上下動自在に配備したことにより、開蓋に
おいて、キヤツプの軸方向抜出をする力は幼児に
なく単なる回転操作をしても開蓋することができ
ず、掛り部材の下方への押しつけとキヤツプの回
転との両操作を組合せてはじめて開蓋できるもの
で、しかも掛り部材はキヤツプ頂壁上で外周壁内
の凹状部に載置されているため目立たなく仕様が
解りにくく、外観上にも体裁が良好である。
従つて幼児に対して有用な安全キヤツプとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はキヤツ
プ6の一部切断側面図、第2図は底面図、第3図
は容器の一部切断側面図、第4図は容器の平面
図、第5図は閉蓋時の縦断面図、第6図は開蓋時
の縦断面図である。 1……容器、2……吐出口、3……口部、3′
……段部、4……係止嵌合部、4′……係合案内
部、5……係止嵌合部、6……キヤツプ、61
…頂壁、62……外周壁、7……掛り部材、71
…円板部、72……脚部、8……当片、9……内
筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部に係止嵌合部4を有する口部3と、当片
    8を突設した段部3′とを有する容器1に、前記
    係止嵌合部4に嵌装する係止嵌合部5のある内筒
    9を持つたキヤツプ6を備えたものであつて、該
    キヤツプ6は、挿通孔のある頂壁61と、その頂
    壁61よりも突出させた上端部を持つ外周壁62
    を有し、さらに頂壁61上に載置される円板部71
    と、該円板部71に前記挿通孔に嵌挿され、下端
    が前記当片8に当接する脚部72とを備えた掛り
    部材7を前記頂壁61に上下動自在に配備したこ
    とを特徴とする安全キヤツプ。
JP1989011383U 1989-02-03 1989-02-03 Expired JPH047078Y2 (ja)

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JP1989011383U JPH047078Y2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03

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JP1989011383U JPH047078Y2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03

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JPH021656U JPH021656U (ja) 1990-01-08
JPH047078Y2 true JPH047078Y2 (ja) 1992-02-26

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ID=31219890

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JP1989011383U Expired JPH047078Y2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03

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JPS5853057B2 (ja) * 1974-05-20 1983-11-26 株式会社神戸製鋼所 高導電性銅基合金

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JPS5578156U (ja) * 1978-11-22 1980-05-29
JPS56100349U (ja) * 1979-11-19 1981-08-07
JPS5853057U (ja) * 1981-09-11 1983-04-11 大原 久明 蓋付容器

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JPS5853057B2 (ja) * 1974-05-20 1983-11-26 株式会社神戸製鋼所 高導電性銅基合金

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JPH021656U (ja) 1990-01-08

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