JPH02264077A - ポリエステル繊維の処理方法及びポリエステル繊維とゴムとの接着方法 - Google Patents

ポリエステル繊維の処理方法及びポリエステル繊維とゴムとの接着方法

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JPH02264077A
JPH02264077A JP2704289A JP2704289A JPH02264077A JP H02264077 A JPH02264077 A JP H02264077A JP 2704289 A JP2704289 A JP 2704289A JP 2704289 A JP2704289 A JP 2704289A JP H02264077 A JPH02264077 A JP H02264077A
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JP
Japan
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rubber
weight
units
adhesive composition
conjugated diene
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JP2704289A
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Inventor
Hiroshi Kuki
久木 博
Yasuhiro Nakano
中野 安弘
Satoru Takinami
瀧浪 悟
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステル繊維の処理方法及びこれによって
得られるポリエステル繊維並びにポリエステル繊維とゴ
ムとの接着方法及びこれによって得られる繊維とゴムと
の複合体に関する。
〔従来の技術〕
ポリエステル繊維は低伸度であるという特長を有するた
め、自動車用タイヤ、ベルト、ホース等におけるゴム補
強用繊維として広く使用されている。しかし、ポリエス
テル繊維は、使用条件によっては著しく劣化するという
欠点を有しているため、これを使用できない用途がある
。すなわち、成形品のゴム中に、チウラム系、スルフェ
ンアミド系もしくはグアニジン系等の加硫促進剤、アミ
ン系老化防止剤又は天然ゴム等が配合されている場合に
は、例えば自動車タイヤ製造時の長時間にわたる加硫工
程や自動車の高速走行中においてポリエステル繊維とゴ
ムとの接着力が著しく低下するという問題がある。
この問題を解決するために、■加硫促進剤、老化防止剤
の変更によるゴム配合処方の改善、■ポリエステル繊維
に含まれる末端カルボキシル基の低減等によるポリエス
テル繊維自体の改良等が検討されてきた。しかし、■の
方法では、ゴムの配合処方が制約されるために、目的と
する加硫ゴム物性が得られないと同時に、高温下で長時
間使用した後の繊維とゴムとの接着力(耐熱接着力)は
改良されず、■の方法では、繊維自体の熱劣化は改良さ
れるものの耐熱接着力は改良されないため、前記問題点
は未解決のままとなっていた。これに対して、本発明者
らは、繊維をレゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂と
重合体ラテックスとを主成分とする接着剤組成物で処理
する際の重合体の組成について鋭意検討を進めた結果、
ポリエステル繊維を、先ず、カルボキシル変性ビニルピ
リジン系共重合体のラテックスを含有する接着剤組成物
で処理し、ついで、更にこれをビニルピリジン系共重合
体のラテックスを含有する接着剤組成物で処理すること
によって、繊維の熱による強力低下が抑えられ、ゴムと
の耐熱接着力も著しく改善されることを見出したが、ポ
リエステルが硬くなるという問題点が残されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、ポリエステル繊維の柔軟性を損なうこ
となくポリエステル繊維とゴムとの耐熱接着力を改良す
ることにある1本発明者らは、更にラテックスを構成す
る共重合体の組成について鋭意研究を進めた結果、上記
カルボキシル変性ビニルピリジン系共重合体におけるビ
ニルピリジン単位の含有量を低減することによってこの
目的を達成できることを見出し、この知見に基いて本発
明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、共役ジエン単位35〜75重
量%、ビニルピリジン単位10〜15重量%、エチレン
系不飽和酸単量体単位0.5〜25重量%及びこれらと
共重合可能な他の単量体単位0〜40重量%よりなるカ
ルボキシル変性ビニルピリジン−共役ジエン系共重合体
(A)のラテックス(AL)とレゾルシノール−ホルム
アルデヒド樹脂とを主成分とする接着剤組成物(AR)
で処理し、次いで、共役ジエン単位45〜95重量%、
ビニルピリジン単位5〜35重量%及びこれらと共重合
可能な他の単量体単位0〜30重量%よりなるビニルピ
リジン−共役ジエン系共重合体(B)のラテックス(B
L)とレゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂とを主成
分とする接着剤組成物(BR)で処理することを特徴と
するポリエステル繊維の処理方法及びこの方法で処理し
たことを特徴とするポリエステル繊維並びにポリエステ
ル繊維とゴムとを加硫接着するに際し、ポリエステル繊
維を上記方法で処理することを特徴とするポリエステル
繊維とゴムとの接着方法及びこの方法を用いて加硫接着
したことを特徴とするポリエステル繊維とゴムとの複合
体が提供される。
本発明において用いられるカルボキシル変性ビニルピリ
ジン−共役ジエン系共重合体(A)は、共役ジヱン単位
35〜75重量%、ビニルピリジン単位10〜1・5重
量%、エチレン系不飽和酸単量体単位0.5〜25重量
%及びこれらと共重合可能な単量体単位0〜40重量%
よりなるものである。
共重合体(A)におけるビニルピリジン単位の量が10
重量%未満のときは耐熱接着力が低下し、15重量%を
超えるときは耐熱接着力は向上するものの、これを含有
する接着剤組成物で処理した繊維が硬くなってしまう。
共重合体(A)の合成に使用されるビニルピリジンとし
ては2−ビニルピリジンが望ましいが、その一部ないし
全部を3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−
メチル−5−ビニルピリジン、5−エチル−2−ビニル
ピリジンなどの一種又は二種以上で代替することができ
る。
共重合体(A)における共役ジエン単位の含有量は、3
5〜75重食%、好ましくは45〜75重量%である。
この範囲を外れるとこれを含有する接着剤組成物で処理
した繊維が硬くなりすぎるという欠点が生じる。
共重合体(A)の合成に使用される共役ジエンは、特に
制限されないが、その具体例として、例えば1.3−ブ
タジェン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジェン、1,3−ペンタジェン、ハロゲン置換ブタジ
ェンなどの脂肪族共役ジエンを示すことができる。これ
らの共役ジエンは一種単独で用いてもよく、二種以上を
併用してもよい。
共重合体(A)におけるエチレン性不飽和酸単量体単位
の含有量は、0.5〜25重量%である。
0.5重量%未満では耐熱接着力が低くなり。
25重量%超では初期接着力が低くなる。好ましい範囲
は1〜8重量%、更に好ましい範囲は1〜6重量%であ
る。
共重合体(A)におけるエチレン系不飽和酸単量体単位
は、エチレン系不飽和酸単量体を重合することによって
直接導入してもよく、また、エチレン系不飽和酸無水物
単量体及び/又はエチレン系不飽和酸エステル単量体を
共重合体に導入した後、これを加水分解することによっ
て生成させてもよい。
共重合体(A)の合成に使用されるエチレン系不飽和酸
単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、ケイ皮酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、ブ
テントリカルボン酸などの不飽和カルボン酸:イタコン
酸エチル、フマル酸ブチル、マレイン酸ブチルなどの不
飽和ジカルボン酸モノエステル;アクリル酸スルホエチ
ルナトリウム塩、メタクリル酸スルホプロピルナトリウ
ム塩、アクリルアミドプロパンスルホン酸等の不飽和ス
ルホン酸又はその塩などを例示することができ、これら
の一種又は二種以上が使用される。
また、共重合体(A)の合成に使用されるエチレン系不
飽和酸無水物単量体も、特に限定されるものではないが
、具体的には無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸等を例示でき、これらの一種又は二種以上が
使用されるが、経済性の点からは無水マレイン酸が有利
である。
また、共重合体(A)の合成に使用されるエチレン系不
飽和酸エステル単量体の具体例としては、例えば(メタ
)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸トリプルオロエチル、(
メタ)アクリル酸テトラフルオロプロピル、イタコン酸
エチル、フマル酸ブチル。
マレイン酸ブチル、(メタ)アクリル酸メトキシメチル
、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸メトキシエトキシエチル、(メタ)アクリル酸シア
ノメチル、(メタ)アクリル酸2−シアノエチル、(メ
タ)アクリル酸1−シアノプロピル、(メタ)アクリル
酸2−エチル−6−シアツヘキシル、(メタ)アクリル
酸3−シアノプロピルのような前記不飽和カルボン酸の
エステルを挙げることができるが、これらに限定されな
い。これらのエチレン系不飽和酸エステル単量体は一種
類単独で用いてもよく、二種類以上を併用してもよい。
本発明において使用される共重合体(A)には、所望に
より、共重合体の40重量%以下の範囲で。
共役ジエン、ビニルピリジン及びエチレン系不飽和酸単
量体と共重合可能な他の単量体単位を含有させることが
できる。
このような単量体としては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン
、4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレ
ン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、モノクロロ
スチレン、ジクロロスチレン、モノフルオロスチレン、
ヒドロキシメチルスチレン等の芳香族ビニル化合物:上
記のエチレン系不飽和カルボン酸エステル;(メタ)ア
クリルアミド;N−メチロール(メタ)アクリルアミド
、N、N’−ジメチロール(メタ)アクリルアミド、N
−エトキシメチル(メタ)アクリルアミドのようなN−
置換(メタ)アクリルアミド:フルオロエチルビニルエ
ーテルなどのフルオロアルキルビニルエーテル;及びエ
チレン、プロピレン、アクリロニトリル、塩化ビニルな
どの脂肪族ビニル化合物などが例示され1、これらの−
種又は二種以上を使用することができる。
本発明において用いられるビニルピリジン−共役ジエン
系共重合体(B)は、共役ジエン単位45〜96重量%
、ビニルピリジン単位5〜35重量%及びこれらと共重
合可能な単量体単位0〜30重量%よりなるものである
共重合体(B)の合成に使用される共役ジエン、ビニル
ピリジンは、共重合体(A)の場合と同様のものを使用
できる。また、これらと共重合可能な他の単量体として
は、共重合体(A)の合成に用いられるもののほか、エ
チレン系不飽和酸無水物単量体やエチレン系不飽和酸単
量体を挙げることができ、その具体例としては、共重合
体(A)の合成に用いられるものと同様のものが示され
、これらの一種又は二種以上が使用される。
共重合体(B)としては、従来から使用されているブタ
ジェン−スチレン−2−ビニルピリジンラテックスが好
適に用いられる。
本発明において共重合体(A)及び共重合体CB)は、
通常、乳化重合によって製造されるが、これ以外の方法
によるものでもよい。また、重合時における単量体の添
加方法も特に制限されず、使用する全単量体を重合容器
に一括投入して一段重合で製造してもよいし、一部の単
量体を重合させた後、残りの単量体を一括投入して重合
を継続する二段重合法等で製造してもよい、更には、一
部の単量体を重合させた後、残りの単量体を継続的或は
断続的に添加して重合する方法でもよい。
共重合体(A)のラテックス(AL)及び共重合体(B
)のラテックス(BL)は、乳化重合法で直接製造して
もよいし、その他の方法で得られた共重合体の有機溶媒
溶液を転相して製造してもよい。
本発明においては発明の趣旨を損なわない限りにおいて
、ラテックス(AL)及び/又はラテックス(BL)の
一部をラテックス(AL)以外のカルボキシル変性ビニ
ルピリジン−共役ジエン系共重合体ラテックス、ラテッ
クス(BL)以外のビニルピリジン−共役ジエン系共重
合体ラテックス、スチレン−ブタジェン共重合体ゴムラ
テックス及びその変性ラテックス、アクリロニトリル−
ブタジェン共重合体ゴムラテックス及びその変性ラテッ
クス、天然ゴムラテックス、アクリル酸エステル共重合
体系ラテックスその他のラテン、クスのうちの一種又は
二種共とで代替することができる。
本発明において用いられる接着剤組成物(AR)及び(
BR)は、レゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂と、
それぞれラテックス(AL)、(BL)とを主成分とす
るものであり、これらを任意の方法で混合することによ
り得ることができる0本発明において用いられる接着剤
組成物(AR)又は接着剤組成物(BR)においてレゾ
ルシノール−ホルムアルデヒド樹脂の使用量(乾燥重量
)は、それぞれに用いられるラテックス(A)又は(B
)の固型分100重f部に対して10〜180重量部で
ある。
本発明で使用するレゾルシノール−ホルムアルデヒド樹
脂は、従来公知のもの(例えば特開昭55−14283
5号開示のものなど)が使用でき、特に制限されない、
また、接着力を高めるために従来から使用されている2
、6−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニルメチル)−
4−クロロフェノール又は類似の化合物、イソシアネー
ト、ブロックトイソシアネート、エチレン尿素等を併用
することもできる。
本発明の方法において使用されるポリエステル繊維はポ
リエチレンテレフタレートを主成分とする線状高分子ポ
リエステルであれば特にI11限はなく、例えば特公昭
57−50184号公報等に開示されているポリエステ
ル繊維等が挙げられ1通常、糸、コード、連続フィラメ
ント、布等の形態のものが使用されるが、その他の形態
であってもよい。
本発明においては、ポリエステル繊維は先ず、接着剤組
成物(AR)で処理され、次いで接着剤組成物(B R
)で処理される。
これらの接着剤組成物によるポリエステル繊維の処理方
法については特に?JII限はなく、公知のしゾルシノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂−重合体ラテックス系接着
剤組成物を用いる場合と同様の方法を採用することがで
きるが、その方法の一例を示せば以下のとおりである。
ポリエステル繊維を。
先ず、接着剤組成物(AR)で浸漬処理し、必要ならば
乾燥したのち、加熱処理する。加熱の条件は。
特に限定されるものではなく、浸漬により付着した接着
剤組成物を反応定着させるのに十分な時間と温度であり
、通常、約140.約250℃で数分間行なわれる。こ
の繊維を、次いで、接着剤組成物(B R)で浸漬処理
し、必要ならば乾燥したのち、加熱処理する。その条件
は接着剤組成物(AR)の場合と同様である。なお、ポ
リエステル繊維の浸漬処理に先立って、予め、繊維をイ
ソシアネート溶液、エポキシ溶液又はこれらの混合液に
浸漬し、乾燥処理しておくことも可能である。
本発明において、接着剤組成物固形分の付着量は特に限
定されないが、通常、ポリエステル繊維に対して2〜2
0重量%、好ましくは3〜10重量%である。ポリエス
テル繊維に付着させる接着剤組成物(AR)固形分と接
着剤組成物(BR)固形分との比率も特に制限されるも
のではないが、通常、50:  50〜80:  20
である。
このようにして得られた本発明のポリエステル繊維をゴ
ムと加硫接着することにより、本発明のポリエステル繊
維とゴムとの複合体が得られる。
本発明においてポリエステル繊維との複合体にポリエス
テル繊維の被着体としで使用されるゴムには、特に制限
はなく、例えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、クロロ
プレンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、ポリブタジェ
ンゴム及びこれらの混合ゴムを例示することができる。
ゴムと本発明のポリエステル繊維との加硫接着の方法は
特に限定されず、従来、繊維とゴムとの加硫接着に採用
されているのと同様の方法が採用できる。具体的には、
ゴムに加硫剤、充填剤等の配合剤を添加して調製された
ゴム配合物にポリエステル繊維を埋め込んだ後、加硫す
ることにより達成される。加硫の条件は、通常、0.5
〜10MPaの加圧下、120〜180℃で1〜120
分間である。
〔発明の効果〕
本発明のポリエステル繊維を用いて得られるポリエステ
ル繊維とゴムとの複合体は、柔軟であり、かつ、従来の
接着剤組成物を用いた場合と同等の優れた初期接着力を
示すと共に、従来より改良された耐熱接漕力を有するの
で、タイヤ、ベルト、ホース等の用途に好適である。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
なお、実施例、比較例及び参考例中の部及び%は特に断
りのないかぎり重量基準である。
参考例1 (ラテックス(AL)の調製) 撹拌機付きオートクレーブに、第1表に記載の単量体混
合物工を同表に示す重量比率で合計100部、水150
部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩0.1部、
ラウリル硫酸ナトリウム5部、重炭酸ナトリウム 0.
5部、し−ドデシルメルカプタン0.5部及び過硫酸カ
リウム0.3部を仕込み、攪拌混合しながら60℃で反
応させて重合転化率が95%のラテックスを得た。これ
を種ラテツクスとする。次に、固形分20部に相当する
量の種ラテツクスを別の攪拌機付きオートクレーブに仕
込み、更に第1表に示す単量体混合物■を同表に示す重
量比率で合計80部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリ
ウム塩0.1部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、L−ド
デシルメルカプタン0.5部及び過硫酸カリウム0.3
部及び水120部を仕込み、攪拌混合しながら60℃で
反応させた。重合転化率が95%に達したときにハイド
ロキノン0.05部を添加して反応を停止して、減圧に
して未反応単量体を除去して、ラテックスAL−1を得
た。同様にして第1表記載の単量体混合物を用いてラテ
ックスCL−1を得た。
[以下余白] fJ1表 を停止し、末ぶ応単量体を除去しラテックスBL−1及
びBL−2を得た。
w2表 (ラテックス(BL)の製造) 撹拌機付きオートクレーブに水150部、エチレンジア
ミン四酢酸四ナトリウム塩0.1部、ラウリル硫酸ナト
リウム5部、重炭酸ナトリウム0.5部、む−ドデシル
メルカブタン0.5部、過硫酸カリウム0.3部と共に
第2表記載の単量体混合物を合計100部仕込み、攪拌
混合しながら60℃で反応させた0重合転化率が95%
に達した時にハイドロキノン0.05部を添加して反応
(接着剤組成物(AR)のtlg) レゾルシノール16.6部、ホルマリン水溶液(37%
濃度)14.6部、水酸化ナトリウム1.3部を水33
3.5部に溶解し、撹拌下に25℃で2時間反応させた
。得られた液の中へラテックスAL−1を100部添加
し、撹拌下に25℃で200時間反応せた0次いでバル
カボンドE(VulcabondE、  Vulnax
社製品)を社製部添加した。この水溶液を固型分濃度2
0%に調整してラテックスAL−1に対応する接着剤組
成物AR−1を得た。
(接着剤組成物(B R)の調製) レゾルシノール11部、ホルマリン水溶液(37%濃度
H6,2部、水酸化ナトリウム 0.3部を水238.
5部に溶解し、撹拌下に25℃で6時間反応させた。得
られた液の中へラテックスBL−1を100部、アンモ
ニア水(14%濃度)22.6部、水47.9部を添加
し、撹拌下に25℃で200時間反応せたのち、固形分
濃度を20%に調整してラテックスBL−1に対応する
接着剤組成物BR−1を得た。同様にラテックスBL−
2を用いて接着剤組成物BR−2を得た。
(被着用ゴム配合物の調製) 第3表に示す配合処方に従って、天然ゴムと配合剤とを
ロール上で混練し、約2 、5 amの厚さのゴム配合
物のシートを作製した。
[以下余白] 第3表 実施例1 接着剤組成物AR−1を用いて試験用シングルコードデ
ィッピングマシンでポリエステルコード(構造1500
d/2)を浸漬処理(第1浴)、乾燥したのち240℃
で1分間熱処理を行った。得られたコードを更に続けて
接着剤組成物BR−1で浸漬処理(第2浴)、乾燥した
のち240℃で1分間熱処理を行って処理コード(1)
を得た。
処理コード(1)について、その柔軟度を繊工式ソフト
ネステスター(東洋精機社製)を用いてJIS  L−
1018に従って測定した。柔軟度は試料のたわみ角度
で表示し、数値が大きいほど柔軟であることを示す。
また、処理コード(1)を、第3表の配合処方により調
製したゴム配合物に埋め込み長さ8朋で埋め込み、プレ
ス圧5 MPa、150℃で30分間加硫して繊維とゴ
ムとの複合体(1)を得た。この複合体(1゛)につい
てポリエステルコードとゴムとの初期接着力をJIS 
L−1017に準拠してT引き抜き試験法により測定し
た(測定温度20℃、相対湿度65%、繰り返し数24
)。
更に、加硫条件を170℃、90分間に変えるほかは同
様にして繊維とゴムとの複合体(2)を得。
同様のT引き抜き試験を行なって、耐熱接着力を測定し
た。
比較のために、ラテックスAL−1に代えて、ラテック
スCL−1を使用するほかは同様の試験を行なった。こ
れらの結果を併せて第4表に示す。
実施例2 ラテックスBL−1に代えてラテックスBL−2を使用
するほかは、実施例1と同様の試験を行なった。結果を
併せて第4表に示す。
第4表 第4表の結果から、カルボキシル変性ビニルピリジン−
共役ジエン系共重合体(A)のラテックス(AL)とレ
ゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂とを主成分とする
接着剤組成物(AR)で処理し、次いで、   ビニル
ピリジン−共役ジエン系共重合体(B)のラテックス(
BL)とレゾルシノール−ホルムアルデヒド樹脂とを主
成分とする接着剤組成物(BR)で処理するときは、柔
軟なコードが得られ、このコードを使用して優れた初期
接着力及び耐熱接着力を有する複合体が得られるのに対
して、カルボキシル変性ビニルピリジン−共役ジエン系
共重合体のラテックスに代えてカルボキシル変性しない
ビニルピリジン−共役ジエン系共重合体のラテックスC
L−1を使用したときは、得られるコードは柔軟である
ものの、耐熱接着力に劣ることが分かる。
実施例2 第5表記載の単量体混合物I及び■を使用するほかは参
考例1と同様にして得られたラテックスを第6表に示す
ように使用する以外は、実施例1と同様の実験を行なっ
た。その結果を第6表に示す。
[以下余白コ 第6表 第6表の結果から、本発明の接着剤組成物を使用したと
きは耐熱接着力及び柔軟性ともに優れているのに対して
、カルボキシル変性ビニルピリジン−共役ジエン系共重
合体としてビニルピリジン単位含有量の多いものを使用
したときは、コードの柔軟性が劣り、一方、ビニルピリ
ジン単位含有量の少ないものを使用したときは、耐熱接
着力に劣ることが分かる。
特許出願人 日本ゼオン株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共役ジエン単位35〜75重量%、ビニルピリジ
    ン単位10〜15重量%、エチレ ン系不飽和酸単量体単位0.5〜25重量 %及びこれらと共重合可能な他の単量体単 位0〜40重量%よりなるカルボキシル変 性ビニルピリジン−共役ジエン系共重合体 (A)のラテックス(AL)とレゾルシノール−ホルム
    アルデヒド樹脂とを主成分とする 接着剤組成物(AR)で処理し、次いで、共役ジエン単
    位45〜95重量%、ビニルピリ ジン単位5〜35重量%及びこれらと共重 合可能な他の単量体単位0〜30重量%よ りなるビニルピリジン−共役ジエン系共重 合体(B)のラテックス(BL)とレゾルシノール−ホ
    ルムアルデヒド樹脂とを主成分と する接着剤組成物(BR)で処理することを特徴とする
    ポリエステル繊維の処理方法。
  2. (2)請求項(1)の方法で処理したことを特徴とする
    ポリエステル繊維。
  3. (3)ポリエステル繊維とゴムとを加硫接着するに際し
    、ポリエステル繊維を請求項(1)の方法で処理するこ
    とを特徴とするポリエ ステル繊維とゴムとの接着方法。
  4. (4)請求項(3)の方法を用いて加硫接着したことを
    特徴とするポリエステル繊維とゴム との複合体。
JP2704289A 1989-02-06 1989-02-06 ポリエステル繊維の処理方法及びポリエステル繊維とゴムとの接着方法 Pending JPH02264077A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149982A (ja) * 1985-12-20 1987-07-03 日本ゼオン株式会社 ポリエステル繊維とゴムとの接着方法
JPS6381184A (ja) * 1986-09-24 1988-04-12 Sumitomo Naugatuck Co Ltd ゴムと繊維との接着剤組成物

Patent Citations (2)

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