JPH0225904B2 - - Google Patents

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JPH0225904B2
JPH0225904B2 JP63005697A JP569788A JPH0225904B2 JP H0225904 B2 JPH0225904 B2 JP H0225904B2 JP 63005697 A JP63005697 A JP 63005697A JP 569788 A JP569788 A JP 569788A JP H0225904 B2 JPH0225904 B2 JP H0225904B2
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alkyl
methyl
pyridyl
compound
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Publication of JPH0225904B2 publication Critical patent/JPH0225904B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
    • C07D417/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
    • C07D417/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links

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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベンゾチアジンカルボキサミド抗炎
症剤の改良された製造法における中間体として有
用な化合物に関する。 N−置換されたベンゾチアジンカルボキサミド
抗炎症剤合成のための二つの方法が、米国特許第
3591584号に示されている。これらのうちの第一
のものは、N−置換基が複素環成分でないカルボ
キサミドを製造するために用いられる。それは、
有機イソシアネート、R3NCO(式中R3は例えば
一定のアルキル基、フエニル基またはナフチル基
である)を、4−オキソ(または3−オキソ)
1,2−ベンゾチアジンと接触させて、例えば式 の化合物または相当する3−オキソ−4−カルボ
キサミドを生成させることにより成る。 第二の方法は、N−置換基が複素環成分であ
る、それらのアミドの製造に好適であり;その方
法は、所望のベンゾチアジンカルボキサミドを生
成するための、相当するカルボン酸エステルと適
当なアミン、R2NH2(R2は複素環基である)との
反応、 例えば、 を包含する。 米国特許第3891637号には、アミノ基転移工程
によつて、式()のN−複素環アミドを相当す
るN−フエニルアミドから得る方法が示されてい
る。 米国特許第3853862号には、金属水素化物の存
在におけるベンゼンスルホニルグリシンアミド
()の環化による、式()の4−オキソ−1,
2−ベンゾチアジン−3−カルボキサミドの製造
方法、例えば、 が示されている。 1981年9月15日発行の米国特許第4289879号に
は、相当する3−(2−メトキシエチル)エステ
ルを経由する、ピロクシカム(piroxicam)〔4
−ヒドロキシ−2−メチル−N−(2−ピリジル)
−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボキ
サミド1,1−ジオキシド〕の製法が記載されて
いる。 本発明の中間体は下記方法、すなわち次式の
3,4−ジヒドロ−2H−1,2−ベンゾチアジ
ン−3−カルボキサミド−1,1−ジオキシド: (式中、Rは水素、ベンジルまたは炭素数1〜
3のアルキル;Zは2−ピリジル、アルキル置換
−2−ピリジル、2−チアゾリル、1個または2
個のアルキル基で置換された2−チアゾリル、あ
るいは5−アルキル−3−イソキサゾリルであ
り、ここで各アルキルは炭素数1〜4である) の製造方法であつて、下記工程 (a) 式 (式中R1はベンジルまたは炭素数1〜4の
アルキル) のエステルと式ZNH2のアミンとを反応不活性
有機溶媒の存在下約50〜110℃の温度で接触さ
せて式 (RおよびR1は上記定義のとおりであり、
Z1は−C=N−といつしよになつて複素環基Z
を形成し、Zは上記のとおりである) の中間体を生成し、 (b) 該中間体を反応不活性溶媒中約120−200℃の
温度で加熱することからなる方法に使用される
式()の化合物である。 本発明の式()の化合物および上記工程中、
置換基R,R1およびZとして特に好適なのは、
次のものである: Rは1から3個の炭素原子を有するアルキル基
であり、 R1は、1から4個の炭素原子を有するアルキ
ル基であり、 そしてZは、2−ピリジル基、2−チアゾリル
基、5−メチル−3−イソキサゾリル基、6−メ
チル−2−ピリジル基、または4,5−ジメチル
−2−チアゾリル基である。 上述の置換基としてさらに特に好適なのは次の
ものである: Rはメチル基であり、 R1はメチル基またはエチル基であり、そして
Zは、2−ピリジル基、2−チアゾリル基または
5−メチル−3−イソキサゾリル基である。本発
明の最も好適な化合物は、式中のRおよびR1
各々メチル基であつてZが2−ピリジル基であ
る、式()の化合物である。上記工程によつて
得られる相当する式()の抗炎症剤は、総称的
に「ピロクシカム(piroxicam)」として知られ
ている。例えば、ワイズマン(Wiseman),Roy.
Soc.Med.Int.Cong.Symp.Ser.1,11−23(1978)
を参照されたい。 上記方法は、改良された収率と増大された生産
性という利点を有し、溶媒の体積あたりかなり多
重量の式()の生成物を与える。上記工程によ
つて得られた式()の生成物は、また改良され
た純度をも有している。上記工程のその上の利点
は、母液を次のバツチへ繰り返し再循環させるこ
とができ、それによつて好結果が得られることで
ある。 上記工程における式()の中間体の単離によ
つて、先行技術の工程においては不可能であつた
付加的な精製を行なうことができる。こうして、
この方法では、中間体化合物()の単離によつ
て精製されるため、より純度の低い出発物質を用
いることができる。このことは、抗炎症剤()
の純度を低下させることなく不純なアミンZNH2
を使用することができるため、明らかな利点であ
る。さらに、上に定義したような式ZNH2のアミ
ンは、先行技術の方法によつては精製が困難であ
ることは、当分野で公知である。 本発明の式()の化合物は、ほぼ等モル量
の、式()の4−オキソ−1,2−ベンゾチア
ジン−3−カルボン酸エステルと適当なアミン、
ZNH2(式中Zは先に定義した通りである)とを
接触させることによつて得られる。この反応は、
反応に不活性な有機溶媒の存在において、温度約
0から110℃、および反応時間24時間まで、で実
施される。この反応に対する特に好適な温度範囲
は約20から90℃であり、この温度では、この反応
は通常数分から数時間、例えば15分から約4時間
で完了する。その後、所望ならば式()の生成
物は、例えば、この反応混合物を室温またはそれ
以下に冷却し、沈澱した固体を過して集め、そ
して乾燥させることによつて、単離される。 この中で限定された反応に不活性な有機溶媒
は、用いられる反応条件下で出発物質または反応
生成物のどちらとも目に見えるほど反応せず、し
かも反応温度またはそれ以下の温度で、少なくと
も実質分の出発物質を溶解させることができるも
のである。さらに、上記の溶媒は、当技術分野に
習熟した人には公知の標準的な技術によつて所望
の生成物がその溶媒から容易に回収できるもので
ある。式()の所望の化合物の製造に使用され
得る。反応に不活性な有機溶媒の例は、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン類、エチルベンゼン、テ
トラリンおよびデカリンのような炭化水素類;ク
ロロホルム、二塩化メチレン、二塩化エチレン、
臭化エチルおよび二臭化エチレンのようなハロゲ
ン化炭化水素類;アセトンおよびメチルエチルケ
トンのようなケトン類;エチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタンおよび
ジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミドおよびN−メチル−2−ピロリジノン
のようなジアルキルアミド類;ジメチルスルホキ
シドおよびアセトニトリル;である。特に好適な
のは、少なくとも、用いられる最高反応温度と同
じ位高い大気沸点を有する、上述の溶媒である。
特に好適なのは、経済性および効率のため、商用
混合キシレンである。 式()の生成物に関する最初の研究では、そ
のような反応のための古典的な(不安定な)中間
体に類似する構造を形成するための、アミンとエ
ステルとの間の共有結合が示唆された。しかしな
がら、さらに研究した結果は、1:1モル付加物
が、実験式()の化合物の構造をより正確に表
すことを強く示唆している。13C−NMRおよび1H
−NMRスペクトル証拠および赤外スペクトルに
おける二つのカルボニル帯の存在は、特に、その
ような付加物と一致している。 上述したように、式()の化合物は、R1OH
の除去による式()の抗炎症剤の生成におおけ
る中間体として有用である。 上の反応もまた、上に限定した、特に好適な反
応に不活性な有機溶媒の一つの存在において実施
されるが、但し、温度は、反応中に発生するアル
コールを追い出すために、高められた温度で実施
される。この反応に好適な温度は、約120から200
℃であり、特に好適なのは約135から145℃であ
る。 上記反応による式()の化合物の生成に使用
され得る、反応に不活性な有機溶媒は、好適な温
度範囲より実質的に低い温度で沸とうしそのため
高圧装置の使用を必要とするであろう溶媒を除い
て、本発明の式()の化合物の生成のために上
に示したものと同じである。この反応に特に適す
る溶媒は、トルエン、キシレン類、エチルベンゼ
ン、テトラリンおよびデカリンであり;そして最
も好適なのは、経済性と効率の点から、混合キシ
レンである。もちろん、当分野に習熟した人に認
められる通り混合キシレンは、温度制御と副生成
物のアルコール、R1OHの除去とを容易にする特
徴である、特に好適な温度範囲内の沸点を有する
という利点を有してもいる。 上記工程の第一段階においては、式()の固
体中間体生成物の形成は、エステル()とアミ
ンZNH2を反応させて直接()を形成させる先
行技術の工程では不可能な精製法を与える。この
ため、比較的不純な式()およびZNH2の出発
物質が、この方法においては使用されるとがで
き、そして抗炎症剤()に変換する前に、新規
な式()の中間体を単離することによつて精製
を行なうことができる。 この方法のさらに別の利点は、所望の生成物
()が改良された収率で、しかも、最も好まし
い先行技術方法、すなわち、相当する3−カルボ
ン酸エステルとZNH2(Zはこの中で定義した通
りである)のような複素環式アミンを経る、ベン
ゾチアジン−3−カルボキサミドの生成について
上述した米国特許第3591584号の方法について可
能であるよりもさらに大きな処理量で、得られる
ことができることである。先行技術法において
は、溶媒100mlあたり約3gより大きな全反応体
濃度が用いられるとき、反応混合物は比較的高水
準の分解生成物と着色体を生成し、それが式
()の所望生成物の単離を困難にし、それ以上
の費用のかかる精製段階なしには薬学的使用に適
さない不純な生成物を与える。 しかしながら、上記工程は、生成物の収量また
はその純度を犠性にすることなく、処理量が段階
(b)において100mlあたり6−8グラムまたはそれ
以上に増大されることのできるような方法で実施
されることができる。これは段階(a)で得られる式
()の新規な中間体化合物を単離し、それを数
回に分けて、段階(b)で用いられる加熱された溶媒
混合物に加えて、要素R1OHを除去し生成物
()を高収率および高純度で形成させることに
よつて達成される。 上記工程について証明されることのできるさら
にもう一つの利点は、母液が次の反応操作にくり
返し再循環させられることができることである。
本工程において母液をくり返し再循環させた後
に、高収率高純度の生成物が観察され、こうして
母液中に保留された生成物の損失が避けられる。
これと対照的に、再循環を先行技術工程について
実施するときは不純物の堆積が、二・三回の母液
の再循環後には非常に大きくなつて、所望の生成
物を単離することができないか、あるいは非常な
困難を伴なつてしか単離することができない。 以下の実施例は、特許請求された発明を説明す
るものである。NMRのピークの多重度に対して
次の省略が用いられる: s、単一線;d、二重線;t、三重線、tの
d、三重線の二重線;q、四重線;m、多重線。 実施例 1 式()、R=R1=CH3,Z=2−ピリジル
基、の結晶性化合物 窒素雰囲気下で、300mlのキシレン中の120g
(0.446モル)の3,4−ジヒドロ−2−メチル−
4−オキソ−2H−1,2−ベンゾチアジン−3
−カルボン酸メチル−1,1−ジオキシドの溶液
に、48g(0.510モル)の2−アミノ−ピリジン
を加える。この混合物を、はげしくかくはんしな
がら80℃に加熱し、この温度に2時間保ち室温ま
で冷却し、過して乾燥させると、所望の錯化物
158.6g(98%)が、黄色の結晶、融点132−133
℃、として得られる。 試料を、2:1(体積比)メタノール/水中の
0.50Nの塩酸で滴定すると、中和当量は367.6(理
論値363)であつた。質量スペクトル(m/e)
親ピークは331。赤外スペクトル(KBr)cm-1
1675および1660cm-1で強いカルボニル基の吸収。 分析:C16H17N3O5Sとしての 計算値:C,52.89;H,4.72;N,11.56 実測値:C,52.88;H,4.77;N,11.66 250MHz 1H−NMR(CDCl3)ppm(デルタ): 【表】 13C−NMR(DMSO): 【表】 【表】 ピロクシカム(piroxicam)と3,4−ジヒド
ロ−2−メチル−4−オキソ−2H−1,2−ベ
ンゾチアジン−3−カルボン酸メチル1,1−ジ
オキシドとの13C−NMRスペクトルの比較のた
めにウイツプル(Whipple)、オルガニツク・マ
グネテイツク・レゾナンス(Organic Magnetic
Resonance),10,23(1977)を参照されたい。 ジメチルスルホキシド中の上記生成物の試料
に、3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソ
−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボン
酸メチル1,1−ジオキシド1.0当量を添加する
と、13C−NMRスペクトルの線のうち11が増大
し、化学シフトはわずかに変化した。このこと
は、溶液中ではNMR時間目盛の間にすばやい交
換があることをはつきり示している。 X線回析のために、上記で得られた生成物を室
温でアセトンから結晶化させて大きな黄色立方体
の結晶を得た。融点132℃(鋭い) X線データから、次のことが結論された。 イ エノール性プロトンは2−アミノピリジンの
環上の窒素およびエステルカルボニル酸素原子
に結合した水素であること; ロ 2−アミノ基のプロトンのうちの1つはエノ
ール性酸素原子に結合されていること; ハ 他の2−アミノプロトンは上記生成物のもう
1つの分子のスルホンの酸素原子に結合された
水素であること; ニ 上記生成物の構造は下記式によつて表わされ
る: (式、R=R1=CH3,Z1は2−ピリジル環
を完成する) 実施例 2 13mlのアセトンに、2.69g(0.01モル)の3,
4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソ−2H−
1,2−ベンゾチアジン−3−カルボン酸メチル
1,1−ジオキシドおよび0.94g(0.01モル)の
2−アミノピリジンを加え、混合物を温めて溶液
とする。この黄色の溶液を、沈澱が完了するまで
冷蔵して、過し、黄色の結晶を乾燥させて、化
合物()、R=R1=CH3,Z=2−ピリジル
基、融点132−133℃を84%の収率で得る。 上記の工程を、同じ規模で、アセトンの代りに
種々の反応に不活性な有機溶媒を用いて、くり返
す。その結果を下の表に要約する。 【表】 めに温
める
【表】 沈殿させた
上の反応を、溶媒としてのアセトン中であるが
1モル過剰のメチルエステルまたは2−アミノピ
リジン反応体を用いてくり返すときは、同じ生成
物が黄色結晶、融点132−134℃として得られる。
エステル反応体()を過剰に用いるとき、それ
は時にはフラスコの側面に付着する白色固体とし
てあらわれ、このものは式()の黄色結晶から
容易に分離される。 この工程を0℃のテトラヒドロフラン中または
110℃のトルエン中でくり返すとき、結果は実質
上同一である。 実施例 3 3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソ−
2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボン酸
メチル1,1−ジオキシドを適当な式()の化
合物で置き換えて、実施例1または2の工程をく
り返すとき、相当する、Zが2−ピリジル基でる
式()の化合物が得られる。 【表】 実施例 4 式()、R=R1=CH3,Z=2−チアゾリル
基、の結晶性化合物 窒素化でかくはんした、3,4−ジヒドロ−2
−メチル−4−オキソ−2H−1,2−ベンゾチ
アジン−3−カルボン酸メチル1,1−ジオキシ
ド2.69g(10ミリモル)とキシレン50mlとの混合
物に、1.05g(10.5ミリモル)の2−アミノチア
ゾールを加える。この混合物を3時間85−90℃に
加熱し、室温まで冷却して過しそして褐色の結
晶性生成物を真空乾燥させて表題化合物2.3g
(62.3%)、融点131−142℃を得る。 この結晶生成物を20mlの塩化メチレンに溶解さ
せ、活性炭を加えて脱色した後過する。この
液を十分にかくはんしながらヘキサンに添加し1
時間粗砕し、その後過すると白色結晶生成物;
融点140−145℃、が1.35g得られた。 溶媒としてアセトン、塩化メチレン、エチルエ
ーテル、二臭化エチレン、1,2−ジメトキシエ
タン、ベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、エチルベンゼン、トルエンまた
はデカリンを用いて温度0−110℃で2−24時間、
上記工程をくり返すとき、式()の所望の生成
物が同様に得られる。 実施例 5 適当な、式()およびZNH2の出発物質を用
いることによつて、実施例1−4の工程によつて
次の式()の化合物が得られる。 【表】 参考例 1 ピロクシカムの標準的製造法 温度計、充填蒸留塔、冷却機およびかくはん機
をとりつけた5リツトルフラスコに、窒素雰囲気
下で、混合キシレン3300ml、3,4−ジヒドロ−
2−メチル−4−オキソ−2H−1,2−ベンゾ
チアジン−3−カルボン酸メチル1,1−ジオキ
シド80g(0.297モル)、2−アミノピリジン32g
(0.340モル)および活性炭(Darco G−60*また
はDarco KBB*)8gを加える。この混合物を
28時間加熱還流(約140℃)させるが、その間、
最初の8時間は毎時約25mlの速度その後残りの還
流期間は毎時5−10mlの速度で、メタノールとキ
シレンとを蒸留して除き、一方で新しいキシレン
を加えて反応物の容積を約3500mlに保つ。28時間
後に、この反応混合物を少し冷却し(〜100℃)、
過して炭素を除去する。この炭素ケーキを温キ
シレン(100ml)で洗浄し、液と洗浄液を迅速
にかくはんしながら窒素雰囲気下で25−50℃まで
ゆつくり冷却した。完全に結晶化させるために、
1時間かくはんを続けた。結晶を過によつて集
め、母液を約1500mlまで濃縮し、窒素下で0−5
℃に冷却し、過して、このケーキを100mlの冷
キシレンで洗浄し、そして結晶を真空下60℃以下
で数時間乾燥させた。収量は、76.7−84.6g(理
論量の78−86%)である。平均処理量24.4g/溶
媒。 * アイ・シー・アイ・アメリカ社 (ICI America,Inc.)の登録商標 参考例 2 中間体(,R=R1=CH3,Z=2−ピリジ
ル基)を用いる改良されたピロクシカム法 A 窒素でパージした1リツトルフラスコに、混
合キシレン300ml、3,4−ジヒドロ−2−メ
チル−4−オキソ−2H−1,2−ベンゾチア
ジン−3−カルボン酸メチル−1,1−ジオキ
シド120g(0.446モル)および2−アミノピリ
ジン48g(0.510モル)を加える。この混合物
を90℃に加熱し、この温度で1時間迅速にかく
はんしてから、窒素雰囲気下で冷却させる。 3300mlのキシレンを含有する5リツトルフラ
スコに、12gの活性炭(Darco G−60)を加
え、この混合物を加熱還流させ、その間に分離
器/デカンター中にキシレン/水を集める。こ
のものに、上で得た上記の式()の中間体化
合物のキシレンスラリーの半分を加える。この
混合物を還流させて、メタノール/キシレンを
毎時25mlの速度で蒸留して除くが、一方で新し
いキシレンを加えて反応体積を約3500mlに保持
する。4時間後に、残留する中間体化合物のス
ラリーの3分の1を加え、同じ速度でメタノー
ル/キシレンの蒸留を続行する。中間体の残留
部(3分の1または残部)を8時間および12時
間で各々加え、そして蒸留を25ml/時で、全体
で16時間続ける。16時間後に、蒸留速度を毎時
12.5mlに下げて全体で34時間続ける。 反応混合物を約100℃まで冷却して、過し
て炭素を除去し、この炭素ケーキを100mlの温
キシレンで洗浄する。液を窒素でパージし
て、迅速にかくはんしながら25−50℃に冷却す
る。完全に結晶するように1時間かくはんを続
ける。この結晶を過によつて集め、母液を濃
縮して約1500mlとし、窒素下で0−5℃に冷却
して過し、ケーキを100mlの冷キシレンで洗
浄し、そして結晶性生成物を60℃以下で真空乾
燥させる。ピロクシカムの収量は、121−132.8
g(理論の82−90%)である。平均処理量38.5
g/溶媒。 B 次のように変形して上記工程をくり返す: 窒素雰囲気下で、混合キシレン600mlに、160
g(0.594モル)の3,4−ジヒドロ−2−メ
チル−4−オキソ−2H−1,2−ベンゾチア
ジン−3−カルボン酸メチル1,1−ジオキシ
ドと60g(0.637モル)の工業銘柄の2−アミ
ノピリジンを加える。混合物を2時間、85−90
℃に加熱し、20−25℃に冷却し、この温度で2
時間かくはんする。こうして得られる結晶性中
間体を過によつて集めて、100mlの冷キシレ
ンで洗浄する。秤量した溶媒で湿つた結晶の試
料を真空乾燥させた。乾燥試料の差動走査熱量
測定は132.9℃で単一の鋭いピークを示した。
乾燥した試量の重量から、式()、R=R1
CH3,Z=2−ピリジル基、の中間体の収量が
215.9g(98%)であることが決定される。 3300mlの混合キシレンに、3gの2−アミノ
ピリジン、8gの活性炭(Darco KBB)を加
え、系に水分がなくなるまで混合物を加熱して
静かに還流させその間にキシレン/水を集め
る。その後50mlのキシレンと混合した上記結晶
性中間体81g(乾燥重量基準)(0.223モル)を
加える。反応混合物を加熱還流させて、25ml/
時の速度でメタノール/キシレンを分離する。
上で得た215.9gが全て消費されるまで2時間
毎に追加の17gの中間体を加える。これには約
16時間を要する。20時間に達するまで25ml/時
での還流を続け、そのときに還流速度を12−13
ml/時に下げる。必要に応じてキシレンを添加
することによつて、全反応容積を3.3リツトル
と3.7リツトルとの間に保つ。全反応時間34時
間後に、混合物を冷却し、生成物を上のA部の
ように単離すると、165.3g(84%)のピロク
シカムが得られる。処理量、50g/溶媒リツト
ル。 比較例 母液の再循環を用いる、標準ピロクシカム法と
改良ピロクシカム法との比較 標準法(参考例1)および改良法(参考例2)
を、第2、第3および第4操作の各々において、
前の操作からの母液を再循環させて、各々4回く
り返した。結果を下に要約する。 【表】 【表】 作の平均
この再循環実験の各段階で、標準法を用いるバ
ツチはより高い色水準を有し、これは漸進的にさ
らにはつきりとしてきた。標準法による第4操作
では、結晶化をひきおこされることのできないシ
ロツプのみが得られた。それに比べて、改良法で
は第4操作で93%の収率を得た。標準法では生成
物が得られなかつたので、この実験はこの時点で
停止した。改良法によれば第4操作後に、母液は
まだ透明であり、そして仮に行なわれたとすれ
ば、かなり有利に、それ以上の操作に使用される
ことができたであろう。 参考例 3 中間体として、実施例3で製造された適当な式
()の化合物を用いて、参考例2および比較例
の工程をくり返すとき、次の式()の生成物も
また改良された収率および処理量で得られる。 式中RおよびR1は実施例3で定義した通りで
ある。 参考例 4 参考例2の工程および比較例の再循環工程で、
出発物質として実施例4および5で製造された式
()の化合物を用いると、以下の式()の生
成物もまた改良された収率および処理量で得られ
る。 式中、RおよびZは、実施例4および5で定義
した通りである。 参考例 5 中間体(,R=R1=CH3,Z=2−チアゾ
リル基)を用いる改良スドキシカム
(Sudoxicam)法 キシレン30mlと、先に得た式()の結晶性2
−チアゾリル中間体0.5gとを含有するフラスコ
を、2.5時間あたり5mlの速度でゆつくり蒸留す
る。それから、キシレン(5ml)と中間体0.25g
を加え、上のように蒸留をくり返す。さらにもう
一度それをくり返した後、混合物を全体で7時間
還流させた。その後混合物を週末中(〜60時間)、
周囲温度でかくはんし、過して、ピロクシカム
の2−チアゾリル同族体である、生成物スドキシ
カム(Sudoxicam)、65%収率(590mg)、融点
245−247℃(分解)、を除去する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中Rは水素、ベンジルまたは炭素数1〜3
    のアルキルであり; R1はベンジルまたは炭素数1〜4のアルキル
    であり; Z1は−C=N−といつしよになつて複素環基Z
    を形成し; Zは2−ピリジル、アルキル置換−2−ピリジ
    ル、2−チアゾリル、1または2個のアルキル基
    で置換された2−チアゾリル、または5−アルキ
    ル−3−イソキサゾリルであり、ここで各アルキ
    ルは炭素数1〜4である。) の化合物。 2 RがメチルでR1がメチルまたはエチルであ
    る特許請求の範囲第1項の化合物。 3 Zが2−ピリジル、2−チアゾリル、5−メ
    チル−3−イソキサゾリル、6−メチル−2−ピ
    リジルまたは4,5−ジメチル−2−チアゾリル
    である特許請求の範囲第2項の化合物。 4 Zが2−ピリジルである特許請求の範囲第3
    項の化合物。 5 Rがメチルである特許請求の範囲第4項の化
    合物。 6 結晶性である特許請求の範囲第3項の化合
    物。 7 ジメチルスルホキシド中下記13C−核磁気共
    鳴スペクトル: 【表】 および下記1H−NMR(250MHz)(CDCl3
    ppm(デルタ): 【表】 を有する特許請求の範囲第5項の結晶性化合物。
JP63005697A 1981-08-03 1988-01-13 ベンゾチアジンカルボキサミド類の製造のための中間体 Granted JPS63253066A (ja)

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