JPH0219476Y2 - - Google Patents

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JPH0219476Y2
JPH0219476Y2 JP1984194402U JP19440284U JPH0219476Y2 JP H0219476 Y2 JPH0219476 Y2 JP H0219476Y2 JP 1984194402 U JP1984194402 U JP 1984194402U JP 19440284 U JP19440284 U JP 19440284U JP H0219476 Y2 JPH0219476 Y2 JP H0219476Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は埋込用丸駒に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来より、型枠内にコンクリートを打設する際
は、型枠の間隔を一定に保持するため、コンクリ
ートセパレータを用いるのが普通である。コンク
リートの硬化後は型枠が外されるのに対し、この
コンクリートセパレータは、コンクリート内に一
体に埋設されて残される。このとき、コンクリー
トセパレータを型枠に固定するために用いた丸駒
の取り外し穴に、セパレータとコンクリートの問
のすきまから生じる漏水を押さえるため埋込用丸
駒を埋込むことが行われている(実公昭56−1843
号参照)。
そして、その止水性をさらに確実なものとする
ため、丸駒の一部を水膨潤性物質で形成すること
が提案されている(特開昭53−98128号参照)。
このように、水膨潤性物質を利用すると、丸駒
とコンクリートの間のすきまが、水と接触して膨
張した水膨潤性物質によつてふさがれ、止水性は
向上すると思われるが、一口に水膨潤性物質とい
つても種々のものがあり、例えば、アクリル系、
ウレタン系、架橋デンプン系等では、その性能に
非常な差がある。
この点、上記特開昭53−98128号では、水膨潤
性物質としていかなるものを使用するかは特に指
定がなく、結局一般的に水で膨張する物質が使用
できる旨の開示に止まる。
そこで本考案者らは、特に埋込用丸駒に適した
水膨潤性物質について検討しているうち、特定の
タイプの水膨潤性ポリウレタン樹脂が、非常に適
していることを見出して本考案を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の埋込用丸駒は湿気硬化型水膨潤性ポリ
ウレタン樹脂を表面に塗布したことを特徴とする
ものである。
本考案に用いられる湿気硬化型水膨潤性ポリウ
レタン樹脂として好ましいものは、 一般式 R〔(OR1)nOH〕p (ここにRは多価アルコール残基:(OR1)は
オキシエチレン基と炭素数3−4のアルキレン基
を有するオキシアルキレン基とからなるポリオキ
シアルキレン鎖、但し、オキシエチレン基の割合
は分子量の50−90%を占める。:nはオキシアル
キレン基の重合度を示す数で水酸基当量が500−
4000となるに相当する数:pは2−8の数) で示されるポリエーテルポリオールの一種または
二種以上の混合物とポリイソシアネートとから得
る末端イソシアネート基含量1.5−10%の水膨潤
性ウレタンプレポリマー(1)と、 一般式 R2〔(OR3)mOH〕q (ここにR2は多価アルコール残基:(OR3)は
炭素数3−4のアルキレン基を有するオキシアル
キレン鎖、:mはオキシアルキレン基の重合度を
示す数で水酸基当量が500−4000となるに相当す
る数:pは2−8の数) で示されるポリエーテルポリオールの一種または
二種以上の混合物とポリイソシアネートとから得
る末端イソシアネート基含有非水膨潤性ウレタン
プレポリマー(2)と、 充填剤(3)とを、 (2)100部に対し、(1)20−100部(好ましくは30−
70部)、(3)2−100部(好ましくは10−70部)の割
合で混合してなるペースト状湿気硬化型水膨潤性
ポリウレタンプレポリマーである。
上記多価アルコールとしては、例えば二価アル
コール(エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等)、三価アルコール(グリセリン、トリメ
チロールプロパン等)、四価アルコール(エリト
ツト、ペンタエリトリツト等)、五価アルコール
(アラビツト、キシリツト等)、六価アルコール
(ソルビツト、マンニツト等)等がある。
上記ポリエーテルポリオールは、かかる多価ア
ルコールにアルキレンオキサイドを、所望の分子
量となるように付加せしめることにより製造でき
る。付加はランダムでもブロツクでもよいがラン
ダムが好ましい。オキシエチレン基の割合が50%
未満では膨潤性が不十分となり、止水性が低下す
るので好ましくない。また90%を越えるとイソシ
アネートを反応せしめて得られるイソシアネート
基含有プレポリマーが常温で結晶化するため作業
性が悪化する。
本考案に用いられるポリイソシアネートとして
は任意のものが使用できる。本考案の水膨潤性ポ
リウレタンプレポリマー1は上記ポリエーテルポ
リオールとポリイソシアネートを、末端NCO基
含量が1.5−10%、好ましくは1.5−5%となるよ
うに、常法によつて反応せしめて得ることができ
る。
本考案の非水膨潤性ポリウレタンプレポリマー
(2)において、R2としては前述のRの説明で述べ
た種々のアルコールを同様に挙げることができ
る。かかるアルコールに、炭素数3−4のアルキ
レンオキシド(好ましくはプロピレンオキシド)
を付加せしめてポリエーテルポリオールを得る。
これに前述のポリイソシアネートを反応せしめ
て、非水膨潤性ポリウレタンプレポリマー(2)を得
る。
本考案の充填剤(3)としては、例えば、炭酸カル
シウム、パーライト、カーボンブラツク、ガラ
ス、酸化珪素、滑石、ひる石、酸化チタン、水酸
化カルシウム、ケイ灰石等が挙られる。
こうして得られるペースト状湿気硬化型水膨潤
性ポリウレタン樹脂は、大気中の湿気によつて硬
化するが、この未硬化物を丸駒の表面に、例えば
第1図のように、丸駒上部にリング状に塗布して
なるものが本考案の丸駒である。
このように、湿気硬化型水膨潤性ポリウレタン
樹脂は、丸駒表面の一部のみに塗布しても充分に
本考案の目的を達成できるが、所望ならばコンク
リートと接触する丸駒表面全部に塗布してもよい
のはもちろんである(第2図)。
さらに第3図のように、その先端部がゴム弾性
ある水膨潤性物質から構成されている丸駒表面に
湿気硬化型水膨潤性ポリウレタン樹脂を塗布した
ものも、本考案の埋込用丸駒として非常に優れた
止水効果を有するものである。
上記ゴム弾性ある水膨潤性樹脂として好ましい
のは、水膨潤性ポリウレタンと天然ゴム、合成ゴ
ム、もしくは再生ゴム等のゴム類、あるいは硬質
熱可塑性樹脂等の混合物からなる可撓性物質であ
る。
すなわち、第3図のタイプの丸駒は、底部にゴ
ム弾性ある水膨潤性物質があるので、そのゴム弾
性により即効的止水効果が得られ、また水を吸収
して膨潤するのでその膨張圧で、丸駒の脱落防止
と恒久的止水効果が得られる。さらに、湿気硬化
型水膨潤性ポリウレタン樹脂が塗布さている部分
では、濡面でも使用できるほどの接着性があるの
で即効的止水効果と丸駒脱落防止効果があり、ま
た水膨潤性もあるので恒久的止水効果もあるので
ある。
このように第3図のタイプの丸駒は、すべての
面で二重の効果が得られるようになつており、従
来懸案であつたセパレータ取り外し穴からの漏水
を完全に防止することが可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の湿気硬化型水膨潤
性ポリウレタン樹脂はペースト状であるので塗布
作業性がよく、濡面でも使用できるほどの接着性
を具備し、また優れた水膨潤性も有することか
ら、これを塗布してみる本考案の丸駒は、極めて
優秀な止水性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図−第3図は、本考案の埋込用丸駒の一例
を示す断面図、第4図は埋込用丸駒を埋込む穴の
状態を示すコンクリート構造体の断面図、第5図
は本考案の埋込用丸駒を埋込んだ状態を示すコン
クリート構造体の断面図である。 1……丸駒本体、2……湿気硬化型水膨潤性ポ
リウレタン樹脂、3……ゴム弾性水膨潤性樹脂、
4……セパレータ、5……コンクリート、6……
セパレータ取り外し穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 湿気硬化型水膨潤性ポリウレタン樹脂を表面に
    塗布したことを特徴とする埋込用丸駒。
JP1984194402U 1984-12-24 1984-12-24 Expired JPH0219476Y2 (ja)

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JPS61108754U JPS61108754U (ja) 1986-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102111A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Sekisui Plastics Co Ltd 脱型跡孔用ストッパーおよびこれを使用した防水処理方法

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