JPH0610001Y2 - H 鋼 の 止 水 構 造 - Google Patents
H 鋼 の 止 水 構 造Info
- Publication number
- JPH0610001Y2 JPH0610001Y2 JP1985009182U JP918285U JPH0610001Y2 JP H0610001 Y2 JPH0610001 Y2 JP H0610001Y2 JP 1985009182 U JP1985009182 U JP 1985009182U JP 918285 U JP918285 U JP 918285U JP H0610001 Y2 JPH0610001 Y2 JP H0610001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- group
- swellable
- equivalent
- urethane prepolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はH鋼の止水構造に関する。
[従来の技術とその問題点] 特開昭51−113311号公報には、再生ゴムを基材
とした粘弾性を有する粘着組成物を、鉄筋または鉄骨に
貼着せしめて界面透水を遮断した構造体の止水工法が提
案されている。
とした粘弾性を有する粘着組成物を、鉄筋または鉄骨に
貼着せしめて界面透水を遮断した構造体の止水工法が提
案されている。
しかしながら、このような粘着組成物の鉄面への貼着に
あたっては、プレン系ないしエポキシ系のプライマーの
使用が必要であることが、上記公報に記載されており、
粘着組成物自身の鉄面への密着性は小さい。このような
プライマーの使用は作業性を低下させる。また再生ゴム
を基材とする粘着組成物では止水性能に限界がある。
あたっては、プレン系ないしエポキシ系のプライマーの
使用が必要であることが、上記公報に記載されており、
粘着組成物自身の鉄面への密着性は小さい。このような
プライマーの使用は作業性を低下させる。また再生ゴム
を基材とする粘着組成物では止水性能に限界がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案はこのような問題点を解決するもので、水膨潤性
樹脂を用いて止水効果を高めるとともに、プライマーを
使用しなくても鉄面に密着できるポリウレタンプレポリ
マーを用いて、作業性も向上させることのできるH鋼の
止水構造を提供することを目的とする。
樹脂を用いて止水効果を高めるとともに、プライマーを
使用しなくても鉄面に密着できるポリウレタンプレポリ
マーを用いて、作業性も向上させることのできるH鋼の
止水構造を提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を下記のH鋼の止水構造を提供する
ことにより達成したものである。
ことにより達成したものである。
一般式 R[(OR1)nOH]p 〔ここに、Rは多価アルコール残基、(OR1)はオキ
シエチレン基と炭素数3−4のアルキレン基を有するオ
キシアルキレン基とからなるポリオキシアルキレン鎖、
但し、オキシエチレン基の割合は分子量の50−90%
を占める、nはオキシアルキレン基の重合度を示す数で
水酸基当量が500−4000となるに相当する数、p
は2−8の数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含量1.5−10%の水膨潤性ウレタンプレ
ポリマー(1)と、 一般式 R2[(OR3)mOH]q 〔ここに、R2は多価アルコール残基、(OR3)は炭素
数3−4のアルキレン基を有するオキシアルキレン鎖、
mはオキシアルキレン基の重合度を示す数で水酸基当量
が500−4000となるに相当する数、qは2−8の
数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含有非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)
と、 充填剤(3)とを、 上記非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)100部に
対し、上記水膨潤性ウレタンプレポリマー(1)20−
100部(好ましくは30−70部)及び上記充填剤
(3)2−100部(好ましくは10−70部)の割合
で混合してなるペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレ
タンプレポリマーが、H鋼の表面に塗布されていること
を特徴とするH鋼の止水構造。
シエチレン基と炭素数3−4のアルキレン基を有するオ
キシアルキレン基とからなるポリオキシアルキレン鎖、
但し、オキシエチレン基の割合は分子量の50−90%
を占める、nはオキシアルキレン基の重合度を示す数で
水酸基当量が500−4000となるに相当する数、p
は2−8の数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含量1.5−10%の水膨潤性ウレタンプレ
ポリマー(1)と、 一般式 R2[(OR3)mOH]q 〔ここに、R2は多価アルコール残基、(OR3)は炭素
数3−4のアルキレン基を有するオキシアルキレン鎖、
mはオキシアルキレン基の重合度を示す数で水酸基当量
が500−4000となるに相当する数、qは2−8の
数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含有非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)
と、 充填剤(3)とを、 上記非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)100部に
対し、上記水膨潤性ウレタンプレポリマー(1)20−
100部(好ましくは30−70部)及び上記充填剤
(3)2−100部(好ましくは10−70部)の割合
で混合してなるペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレ
タンプレポリマーが、H鋼の表面に塗布されていること
を特徴とするH鋼の止水構造。
上記多価アルコールとしては、例えば二価アルコール
(エチレングリコール、プロピレングリコール等)、三
価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン
等)、四価アルコール(エリトット、ペンタエリトリッ
ト等)、五価アルコール(アラビット、キシリット
等)、六価アルコール(ソルビット、マンニット等)等
がある。
(エチレングリコール、プロピレングリコール等)、三
価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン
等)、四価アルコール(エリトット、ペンタエリトリッ
ト等)、五価アルコール(アラビット、キシリット
等)、六価アルコール(ソルビット、マンニット等)等
がある。
上記ポリエーテルポリオールはかかる多価アルコールに
アルキレンオキサイドを所望の分子量となるように付加
せしめることにより製造できる。付加はランダムでもブ
ロックでもよいがランダムが好ましい。オキシエチレン
基の割合が50%未満では膨潤性が不十分となり、止水
性能が低下するので好ましくない。また90%を越える
とイソシアネートを反応せしめて得られるイソシアネー
ト基含有プレポリマーが常温で結晶化するため作業性が
悪化する。
アルキレンオキサイドを所望の分子量となるように付加
せしめることにより製造できる。付加はランダムでもブ
ロックでもよいがランダムが好ましい。オキシエチレン
基の割合が50%未満では膨潤性が不十分となり、止水
性能が低下するので好ましくない。また90%を越える
とイソシアネートを反応せしめて得られるイソシアネー
ト基含有プレポリマーが常温で結晶化するため作業性が
悪化する。
本考案に用いられるポリイソシアネートとしては任意の
ものが使用できる。本考案の水膨潤性ポリウレタンプレ
ポリマー(1)は上記ポリエーテルポリオールとポリイ
ソシアネートを、末端NCO基含量が1.5−10%、
好ましくは1.5−5%となるように、常法によって反
応せしめて得ることができる。
ものが使用できる。本考案の水膨潤性ポリウレタンプレ
ポリマー(1)は上記ポリエーテルポリオールとポリイ
ソシアネートを、末端NCO基含量が1.5−10%、
好ましくは1.5−5%となるように、常法によって反
応せしめて得ることができる。
本考案の非水膨潤性ポリウレタンプレポリマー(2)に
おいて、R2としては前述のRの説明で述べた種々のア
ルコールを同様に挙げることができる。かかるアルコー
ルに、炭素数3−4のアルキレンオキシド(好ましくは
プロピレンオキシド)を付加せしめてポリエーテルポリ
オールを得る。これに前述のポリイソシアネートを反応
せしめて、非水膨潤性ポリウレタンプレポリマー(2)
を得る。
おいて、R2としては前述のRの説明で述べた種々のア
ルコールを同様に挙げることができる。かかるアルコー
ルに、炭素数3−4のアルキレンオキシド(好ましくは
プロピレンオキシド)を付加せしめてポリエーテルポリ
オールを得る。これに前述のポリイソシアネートを反応
せしめて、非水膨潤性ポリウレタンプレポリマー(2)
を得る。
本考案の充填剤(3)としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、パーライト、カーボンブラック、ガラス、酸化珪
素、滑石、ひる石、酸化チタン、水酸化カルシウム、ケ
イ灰石等が挙られる。
ム、パーライト、カーボンブラック、ガラス、酸化珪
素、滑石、ひる石、酸化チタン、水酸化カルシウム、ケ
イ灰石等が挙られる。
こうして得られるペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウ
レタンプレポリマーは、大気中の湿気によって硬化する
が、この未硬化物を、好ましくは帯状に、表面に塗布す
ることによって、本考案の止水構造が得られるのであ
る。
レタンプレポリマーは、大気中の湿気によって硬化する
が、この未硬化物を、好ましくは帯状に、表面に塗布す
ることによって、本考案の止水構造が得られるのであ
る。
このようにして得られる本考案の止水構造において、上
記のペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレタンプレポ
リマーは、塗布された後、湿気により硬化して水膨潤性
ポリウレタン樹脂となる。
記のペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレタンプレポ
リマーは、塗布された後、湿気により硬化して水膨潤性
ポリウレタン樹脂となる。
第1図は本考案の1実施例であって、H鋼1の表面に、
湿気硬化型水膨潤性ペースト状ポリウレタンプレポリマ
ー2が塗布されている。このとき、プライマーは特に必
要としない。
湿気硬化型水膨潤性ペースト状ポリウレタンプレポリマ
ー2が塗布されている。このとき、プライマーは特に必
要としない。
[考案の効果] 本考案の効果は次のとうりである。
未硬化物である上記のポリウレタンプレポリマーがペ
ースト状であるため、塗布の作業性がよい。
ースト状であるため、塗布の作業性がよい。
上記のペースト状ポリウレタンプレポリマーの鉄面
(H鋼)への密着性がよく、塗布の際、特にプライマー
を必要としないため作業性がよい。
(H鋼)への密着性がよく、塗布の際、特にプライマー
を必要としないため作業性がよい。
硬化後の水膨潤性ポリウレタン樹脂によって高度の止
水効果が得られる。
水効果が得られる。
第1図は、本考案の止水構造を示す斜視図である。 1……H鋼 2……ペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレタンプレ
ポリマー
ポリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 尾見 仁一 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−113313(JP,A) 特開 昭51−96848(JP,A) 特開 昭59−215310(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 R[(OR1)nOH]p 〔ここに、Rは多価アルコール残基、(OR1)はオキ
シエチレン基と炭素数3−4のアルキレン基を有するオ
キシアルキレン基とからなるポリオキシアルキレン鎖、
但し、オキシエチレン基の割合は分子量の50−90%
を占める、nはオキシアルキレン基の重合度を示す数で
水酸基当量が500−4000となるに相当する数、p
は2−8の数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含量1.5−10%の水膨潤性ウレタンプレ
ポリマー(1)と、 一般式 R2[(OR3)mOH]q 〔ここに、R2は多価アルコール残基、(OR3)は炭素
数3−4のアルキレン基を有するオキシアルキレン鎖、
mはオキシアルキレン基の重合度を示す数で水酸基当量
が500−4000となるに相当する数、qは2−8の
数〕 で示されるポリエーテルポリオールの一種または二種以
上の混合物とポリイソシアネートとから得る末端イソシ
アネート基含有非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)
と、 充填剤(3)とを、 上記非水膨潤性ウレタンプレポリマー(2)100部に
対し、上記水膨潤性ウレタンプレポリマー(1)20−
100部及び上記充填剤(3)2−100部の割合で混
合してなるペースト状湿気硬化型水膨潤性ポリウレタン
プレポリマーが、H鋼の表面に塗布されていることを特
徴とするH鋼の止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985009182U JPH0610001Y2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | H 鋼 の 止 水 構 造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985009182U JPH0610001Y2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | H 鋼 の 止 水 構 造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125426U JPS61125426U (ja) | 1986-08-07 |
JPH0610001Y2 true JPH0610001Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=30489158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985009182U Expired - Lifetime JPH0610001Y2 (ja) | 1985-01-28 | 1985-01-28 | H 鋼 の 止 水 構 造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610001Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338750B2 (ja) * | 1975-02-21 | 1978-10-17 | ||
JPS5822611B2 (ja) * | 1975-03-28 | 1983-05-10 | ハヤカワゴム カブシキガイシヤ | ケンゾウブツトウノシスイセコウホウ |
JPS59215310A (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | 湿気硬化型ウレタン組成物の製造法 |
-
1985
- 1985-01-28 JP JP1985009182U patent/JPH0610001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125426U (ja) | 1986-08-07 |
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