JPH0412161Y2 - - Google Patents

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JPH0412161Y2
JPH0412161Y2 JP4197086U JP4197086U JPH0412161Y2 JP H0412161 Y2 JPH0412161 Y2 JP H0412161Y2 JP 4197086 U JP4197086 U JP 4197086U JP 4197086 U JP4197086 U JP 4197086U JP H0412161 Y2 JPH0412161 Y2 JP H0412161Y2
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water
swellable
anchor bolt
stopping
present
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JP4197086U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アンカーボルト部の止水構造に関す
る。
[従来の技術と問題点] アンカーボルトは、橋梁、護岸、道路、隧道、
鉄骨、シールド、プラント工事などにひろく使用
されているが、施工後水漏れを起こすことがある
ので、この対策が必要であつた。従来このために
エポキシコート等が行れていたが、止水性は不十
分であつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案のアンカーボルトの止水構造は、上記対
策として考案されたもので、底部に水膨潤性止水
材が詰めこまれている孔の中に、水膨潤性止水材
を装着または塗布してなるアンカーボルトが打ち
込まれていることを特徴とする。
アンカーボルトを基体に打ち込む際には、まず
基体に所定の径と深さに孔をあけるが、この孔の
底部に水膨潤性止水材を詰めこむ。適当な止水材
は、液状、ペースト状、粉末状、または固形の水
膨潤性ポリウレタン樹脂である。
特に好ましい水膨潤性ポリウレタン樹脂として
は、一般式 R[(OR1)nOH]p (ここにRは多価アルコール残基:(OR1)は
オキシエチレン基と炭素数3−4のアルキレン基
を有するオキシアルキレン基とからなるポリオキ
シアルキレン鎖、但し、オキシエチレン基の割合
は分子量の50−90%を占める。:nはオキシアル
キレン基の重合度を示す数で水酸基当量が500−
4000となるに相当する数:pは2−8の数) で示されるポリエーテルポリオールの一種または
二種以上の混合物とポリイソシアネートとから得
る末端イソシアネート基含量1.5−10%の水膨潤
性ポリウレタンプレポリマーから得られる樹脂が
挙げられる。
上記多価アルコールとしては、例えば二価アル
コール(エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等)、三価アルコール(グリセリン、トリメ
チロールプロパン等)、四価アルコール(エリト
ツト、ペンタエリトリツト等)、五価アルコール
(アラビツト、キシリツト等)、六価アルコール
(ソルビツト、マンニツト等)等がある。
上記ポリエーテルポリオールはかかる多価アル
コールにアルキレンオキサイドを所望の分子量と
なるように付加せしめることにより製造できる。
付加はランダムでもブロツクでもよいがランダム
が好ましい。オキシエチレン基の割合が50%未満
では膨潤性が不十分となり、止水性能が低下する
ので好ましくない。また90%を越えるとイソシア
ネートを反応せしめて得られるイソシアネート基
含有プレポリマーが常温で結晶化するため作業性
が悪化するので好ましくない。
本考案に用いられるポリイソシアネートとして
は任意のものが使用できる。本考案の水膨潤性ポ
リウレタンプレポリマーは上記ポリエーテルポリ
オールとポリイソシアネートを、末端NCO基含
量が1.5−10%、好ましくは1.5−5%となるよう
に、常法によつて反応せしめて得ることができ
る。
このような水膨潤性ポリウレタンプレポリマー
は、このまま大気中の水分と反応して硬化する一
液型水膨潤性ポリウレタン樹脂、あるいは該プレ
ポリマーと、ポリオール、ポリアミン等の硬化剤
を反応させる二液型水膨潤性ポリウレタン樹脂と
して用いることができる。
本考案においては、上記水膨潤性ポリウレタン
樹脂に、ゴム類と充填剤を混練してなる組成物を
用いるのが特に好ましい。
上記ゴム類としては、合成ゴム、天然ゴム、再
生ゴム等任意のゴム類を目的に応じて使用するこ
とができる。
本考案の充填剤としては、例えば、炭酸カルシ
ウム、パーライト、カーボンブラツク、ガラス、
酸化珪素、滑石、ひる石、酸化チタン、水酸化カ
ルシウム、ケイ灰石等が挙られる。
この水膨潤性止水材を詰めた孔の中に、水膨潤
性止水材をセツトしたアンカーボルトを打ち込ん
で、本考案の止水構造を得る。
アンカーボルトへの水膨潤性止水材のセツト
は、アンカーボルトの一部にリング状の溝を設け
てリング状水膨潤性止水材を装着するか、あるい
はアンカーボルトの軸部全面に水膨潤性止水材を
塗布することによつてなされる。
かかる水膨潤性止水材の例としては、上記水膨
潤性ポリウレタン樹脂を挙げることができる。
さらに止水性を向上させるため、アンカーボル
トのワツシヤーの下に、リング状の水膨潤性止水
材を装着してもよい。
本考案のアンカーボルトの止水構造の実例を第
1−2図により具体的に説明する。
第1図は本考案の止水構造の1実施例を示すも
ので、アンカーボルト1が基体6に開けられた、
底部に水膨潤性止水材が詰められた孔に、打ち込
まれている。アンカーボルト1の上部および下部
にはリング状に溝が設けられ、リング状水膨潤性
止水材4が装着されている。
第2図は本考案の止水構造の他の実施例を示す
もので、アンカーボルト1が基体6にあけられ
た、底部に水膨潤性止水材が詰められた孔に、打
ち込まれている。アンカーボルト1はその軸部全
面に渡つて水膨潤性止水材4が塗布されている。
さらに、ワツシヤー5の下にリング状水膨潤性止
水材7が装着されている。
[考案の効果] 以上のように構成された本考案のアンカーボル
トの止水構造は、多少の隙があつても水膨潤性樹
脂が水と接触すると膨張するので隙がふさがれ、
アンカーボルト部からの水漏れが防止されるばか
りでなく、水膨潤性樹脂の被覆によりアンカーボ
ルト自体の腐食も防止されるので、構造物の安全
性が非常に高まるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案のアンカーボル
ト部の止水構造の一例を示す断面図である。 1……アンカーボルト、2……孔、3……水膨
潤性止水材、4……水膨潤性止水材、5……ワツ
シヤー、6……基体、7……水膨潤性止水材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に水膨潤性止水材が詰めこまれている孔の
    中に、水膨潤性止水材を装着または塗布してなる
    アンカーボルトが打ち込まれているアンカーボル
    ト部の止水構造。
JP4197086U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH0412161Y2 (ja)

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JP4197086U JPH0412161Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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JP4197086U JPH0412161Y2 (ja) 1986-03-24 1986-03-24

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JPS62154102U JPS62154102U (ja) 1987-09-30
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JP2022176495A (ja) * 2021-05-17 2022-11-30 第一建設工業株式会社 コンクリート壁部の目地補修方法

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