JPH0437999Y2 - - Google Patents

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JPH0437999Y2
JPH0437999Y2 JP175086U JP175086U JPH0437999Y2 JP H0437999 Y2 JPH0437999 Y2 JP H0437999Y2 JP 175086 U JP175086 U JP 175086U JP 175086 U JP175086 U JP 175086U JP H0437999 Y2 JPH0437999 Y2 JP H0437999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、止水効果が非常に優れたミニシール
ド用止水材に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
ミニシールドは、第2図に示すように、例えば
3個のセグメントリング4を組み合わせてなるト
ンネルであるが、セグメントリング4相互間は、
一方のセグメントの凸部が他方のセグメントの凹
部にはめ込まれる形で接合される。従つて、セグ
メントの接合部には湾曲部が生じている。
従来、このタイプのミニシールドの止水に際し
ては、水膨潤性物質からなる通常のテープ状止水
材を用いることがあつたが、特にミニシールド接
合部の形状に合せた止水材を用いたものではなか
つたので、充分満足な止水を行うことはできなか
つた。又使用される水膨潤性物質も充分な止水性
を有するものではなかつた。
従つて、本考案の目的は、このようなミニシー
ルドの接合部を効果的に止水できる新規なミニシ
ールド用止水材を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、多分割セグメントからなるミニシー
ルドのため止水材であつて、水膨潤性物質からな
る長尺の略テープ形状の止水材本体の一面に、そ
の長手方向の一側端に沿つて略半円筒状の突起部
を設け且つ該突起部と平行にフオーム状物質の層
を設けてなることを特徴とするミニシールド用止
水材を提供することによつて前記の目的を達成し
たものである。
〔実施例〕
以下、本考案のミニシールド用止水材を図面に
示す一実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例の一部の斜視図を示
すもので、同図に示すように、本考案のミニシー
ルド用止水材は、水膨潤性物質からなる長尺の略
テープ形状の止水材本体1の一面に、その長手方
向の一側端に沿つて略半円筒状の突起部2を設け
且つ該突起部2と平行にフオーム状物質の層3を
設けて構成されており、多分割セグメントからな
るミニシールドのための止水材として用い得るよ
うになつている。
上記止水材本体1を構成する水膨潤性物質とし
て好ましいものは、水膨潤性物質ポリウレタン樹
脂含有可撓性物質であり、特に好ましいのは、水
膨潤性物質ポリウレタン樹脂と天然ゴム、合成ゴ
ム、もしくは再生ゴム等の混合物からなる可撓性
物質である。
かかる可撓性物質は、 一般式 R〔(OR)nOH〕p (ここにRは多価アルコール残基:(OR)はオ
キシエチレン基と炭素数3〜4のアルキレン基を
有するオキシアルキレン基とからなるポリオキシ
アルキレン鎖、ただしオキシエチレン基の割合は
分子量の20〜100%を占める:nはオキシアルキ
レン基の重合度を示す数で水酸基当量が200〜
2500となるに相当する数:pは2〜8、好ましく
は2〜4の数) で示されるポリエーテルポリオールの一種又は二
種以上の混合物と、ポリイソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーと、架橋材とを上記ゴム類と
混練硬化させて得ることができる。
上記多価アルコールとしては、例えば二価アル
コール(エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等)、3価アルコール(グリセリン、トリメ
チロールプロパン等)、四価アルコール(エリト
リツト、ペンタエリトリツト等)、五価アルコー
ル(アラビツト、キシリツト等)、六価アルコー
ル(ソルビツト、マンニツト等)等がある。
上記ポリエーテルポリオールはかかる多価アル
コールにアルキレンオキサイドを所望の分子量と
なるように付加せしめて製造できる。かかる付加
はランダムでもブロツクでもよい。オキシエチレ
ン基の割合が20%以下では膨潤性が不十分とな
り、止水材としてあまり好ましくない。ポリイソ
シアネートとしては任意のものが使用できる。末
端に存在するイソシアネート基は1〜12%、より
好ましくは2〜7%である。
上記架橋剤としては、一分子当たり2〜6個の
活性水素を有し、活性水素当たりの平均分子量30
〜15000のポリオール、ポリアミン(低分子量ポ
リオール、低分子量ポリオールとアルキレンオキ
サイドとの付加重合物、低分子量ポリアミンとア
ルキレンオキサイドとの付加重合物等)、あるい
は上記化合物の混合物を用いることができる。
上記可撓性物質においては、ゴム類100部に対
し水膨潤性ポリウレタン樹脂20〜800部の割合で
配合するのが好ましい。
他の好ましい可撓性物質としては、上記水膨潤
性ポリウレタン樹脂とゴム類からなる組成物に、
更に水硬性物質を配合したものが挙げられる。使
用できる水硬性物質としては、ポルトランドセメ
ント、高炉セメント、コロイドセメント、石膏等
があり、好ましくはこれとカルシウムアルミネー
ト系セメント急硬剤を併用する。このような水硬
性物質配合の可撓性物質は、乾燥しても収縮が小
さいというメリツトを有する。水硬性物質の配合
量は、水膨潤性ポリウレタン樹脂とゴム類の合計
量100部に対し、水硬性物質20〜300部が好まし
い。
また、上記可撓性物質には、適当な吸水性物質
を添加することができる。吸水性物質としては、
カルボキシル基。カルボン酸塩、カルボン酸イミ
ド、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物等のカ
ルボキシル基又はカルボキシル基に誘導し得る基
を分子内に1個若しくは2個以上有するα,β−
不飽和化合物を主成分とし、必要に応じてその他
のα,β−不飽和化合物を加え重合させたもの、
或いは更にこれをイソシアネート類等で変性した
ものが挙げられる。
このような吸水性樹脂としては、デンプン/ア
クリル酸グラフト共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソーダの架
橋物、ビニルエステル/エチレン系不飽和カルボ
ン酸又はその誘導体のケン化物等の公知の高吸水
性高分子を挙げることができる。
さらに、上記の可撓性物質は、イオウ等の架橋
剤を用いて加硫することもできる。
また、上記可撓性物質は、得られる成形品の水
膨潤率が10〜350%となるように配合を調節する
のが好ましく、特に40〜250%とするのが更に好
ましい。
また、前記突起部2は、上記止水材本体1と同
様の水膨潤性物質からなり且つ止水材本体1と一
体的に形成されているのが好ましいのは云う迄も
ない。
また、前記層3のフオーム状物質としては、ポ
リウレタンフオーム等が使用できるが、止水材を
セツトするときの作業性や、止水材とミニシール
ド面との密着性を重視するときには、瀝青物質を
含浸せしめたフオーム、例えば、ポリウレタンフ
オームにタールやアスフアルトを含浸させたも
の、ポリウレタン製造原料にタールやアスフアル
トを混合して発泡させたもの等を用いるのが好ま
しい。
〔作用〕
本考案のミニシールド用止水材は、第3図に示
すように、セグメントリング4の接合部の湾曲部
に、セツトして用いる。
第3図に示すように本考案の止水材をセツトす
ると、本考案の止水材の突起部2が、接合部の外
方への開口部を上方から塞ぎ、またフオーム状物
質も層3がセグメントリング4相互間の湾曲部を
密に止水する。
従つて、セグメントリング4を内部から締め
て、若干の変形が生じても、隙間が生じ難く、又
たとえ隙間が生じても、水膨潤性物質からなる止
水材本体1が水と接触すると膨張して隙間を塞ぐ
ので、二段(重)に止水性があり、止水性が非常
に高い。
〔考案の効果〕
本考案のミニシールド用止水材は、上述のよう
に突起部がセグメントリングの接合部の開口部を
内方から塞ぎ且つフオーム状物質の層がセグメン
トリング相互間を密に止水することによる止水効
果と、水膨潤性物質からなる止水材本体が水に接
触したときの膨張による止水効果とを組合わせ
て、ミニシールドのセグメントリング相互間にお
いて、非常に優れた止水効果を発揮するもので、
ミニシールドの止水に特に適した形状及び止水性
の特に高い水膨潤性物質を採用したことと相俟
ち、その実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のミニシールド用止水材の一実
施例の一部を示す斜視図である。第2図は本考案
のミニシールド用止水材が適用されるミニシール
ドの一例を示す断面図である。第3図は、本考案
のミニシールド用止水材の一実施例をミニシール
ドに適用した使用状態を示す部分拡大断面図であ
る。 1……止水材本体、2……突起部、3……フオ
ーム状物質の層、4……セグメントリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多分割セグメントからなるミニシールドのた
    めの止水材であつて、水膨潤性物質からなる長
    尺の略テープ形状の止水材本体の一面に、その
    長手方向の一側端に沿つて略半円筒状の突起部
    を設け且つ該突起部と平行にフオーム状物質の
    層を設けてなることを特徴とするミニシールド
    用止水材。 (2) フオーム状物質が、瀝青物質を含浸せしめた
    フオームである、実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のミニシールド用止水材。 (3) 水膨潤性物質が、水膨潤性ポリウレタン樹脂
    含有可撓性物質である、実用新案登録請求の範
    囲第(1)項又は第(2)項記載のミニシールド用止水
    材。 (4) 多分割セグメントが、3分割セグメントであ
    る、実用新案登録請求の範囲第(1)項乃至(3)項の
    何れか1項に記載のミニシールド用止水材。
JP175086U 1985-04-17 1986-01-10 Expired JPH0437999Y2 (ja)

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JP5606785 1985-04-17
JP16292585 1985-10-25
JP175086U JPH0437999Y2 (ja) 1985-04-17 1986-01-10

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JPS62133800U JPS62133800U (ja) 1987-08-22
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JPS62133800U (ja) 1987-08-22

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