JPH0247130Y2 - - Google Patents

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JPH0247130Y2
JPH0247130Y2 JP7102086U JP7102086U JPH0247130Y2 JP H0247130 Y2 JPH0247130 Y2 JP H0247130Y2 JP 7102086 U JP7102086 U JP 7102086U JP 7102086 U JP7102086 U JP 7102086U JP H0247130 Y2 JPH0247130 Y2 JP H0247130Y2
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separator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート構築において、型枠
を解体したときコンクリート壁に生じたセパレー
ターの端子跡穴を埋める閉塞具に係るものであ
る。
(従来の技術) 従来のこの種の閉塞具には、実公昭56−1843号
公報に記載された考案が有る。
すなわち、コンクリート壁に生じたセパレータ
ーの端子跡穴内に突出するセパレーター端部のね
じに、ゴム、合成樹脂スポンジ、ゴム含浸合成樹
脂スポンジあるいはその他の可塑性物質から成る
円環状のパツキングを嵌合し、次いで、そのねじ
にフランジ付きキヤツプの嵌合孔を叩打または圧
入により圧着嵌合させ、穴の底面とキヤツプのフ
ランジとによりパツキングを圧接挟持して該パツ
キングによりセパレーターの突出端部を防水被覆
するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の閉塞具においては、 (1) 穴の内面とパツキングとの接触面積が狭い。
(2) 年月が経つてコンクリートが収縮すると、穴
の内面とパツキングとの間に隙間ができる。
そのために、パツキングによる防水効果が悪
い。
等の点に問題がある。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案は、コンクリート壁に生じた
セパレーターの端子跡穴内に閉塞具を堅実に取付
け、且つその穴の内面と閉塞具との間の隙間を確
実に閉塞して上記の問題点を解決するために、閉
塞具の本体1の外周面の中間適当箇所に段部2を
設けてそれより小径側の外径を小径3に形成し、
小径側端面の中心にはセパレーター4端部のねじ
5に螺合するねじ孔6を、大径側端面には工具係
合部7をそれぞれ設け、その本体1の小径部3に
は、外周面がテーパーで大径側端縁が本体1の段
部2に当接し小径側端縁が本体1の小径側端面と
合致する水膨張性ゴム製筒体8を外嵌する。
(実施例) 図面に示すこの考案の一実施例についてその構
造を説明すれば、aは閉塞具を示し、1は閉塞具
aの合成樹脂より成る截頭円錐状の本体で、その
本体1の外周面の中間適当箇所に段部2を設けて
それにより小径側の外径を小径3に形成し、小径
側端面の中心にねじ孔6を、大径側端面には上下
の孔より成る工具係合部7をそれぞれ設ける。そ
して、該本体1の小径部3には、その外周面に沿
い、大径側端縁が本体1の段部2に当接して小径
側端縁が本体1の小径側端面と合致する水膨張性
ゴム製テーパー筒体8を回転可能に外嵌すると共
に、その筒体8を本体1よりも若干外方へ張出さ
せて閉塞具aを構成する。
ところで、その筒体8に用いられる水膨張性ゴ
ム状物質としては、好ましいのは水膨張性ポリウ
レタン樹脂と天然ゴム、合成ゴム、もしくは再生
ゴム等の混合物からなる水膨張性ポリウレタン含
有可撓性物質である。
このような可撓性物質は、 一般式 R〔(OR)n〕p (ここで、Rは多価アルコール残基:(OR)
はオキシエチレン基と炭素数3−4のアルキレン
基を有するオキシアルキレン基とからなるポリオ
キシアルキレン鎖、ただし、オキシエチレン基の
割合は分子量の20−100%を占める。:nはオキシ
アルケン基の重合度を示す数で、水酸基当量が
200−2500となるに相当する数:pは2−8、好
ましくは2−4の数)で示されるポリエーテルポ
リオールの一種または二種以上の混合物と、ポリ
イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーと、
架橋剤とを上記ゴム類と混練硬化させて得ること
ができる。
上記多価アルコールとしては、例えば、二価ア
ルコール(エチレングリコール、プロピレングリ
コール等)、三価アルコール(グリセリン、トリ
メチロールプロパン等)、四価アルコール(エリ
トリツト、ペンタエリトリツト等)、五価アルコ
ール(アラビツト、キシリツト等)、六価アルコ
ール(ソルビツト、マンニツト等)等がある。
上記ポリエーテルポリオールは、このような多
価アルコールにアルキレンオキサイドを所望の分
子量となるように付加させて製造できる。このよ
うな付加はランダムでもブロツクでもよい。オキ
シエチレン基の割合が20%以下では膨張性が不十
分となり、止水材としてあまり好ましくない。ポ
リイソシアネートとしては任意のものが使用でき
る。末端に存在するイソシアネート基は1−12
%、より好ましくは2−7%である。
上記架橋剤としては、一分子当たり2−6個の
活性水素を有し、活性水素当たりの平均分子量30
−15000のポリオール、ポリアミン(低分子量ポ
リオール、低分子量ポリオールとアルキレンオキ
サイドとの付加重合物、低分子量ポリアミンとア
ルキレンキサイドとの付加重合物等)、あるいは、
上記化合物の混合物を用いることができる。
上記可撓性物質においては、ゴム類100部に対
し水膨張性ポリウレタン樹脂20−800部の割合で
配合するのが好ましい。
他の好ましい可撓性物質としては、上記水膨張
性ポリウレタン樹脂とゴム類からなる組成物に、
さらに水硬性物質を配合したものが挙げられる。
使用できる水硬性物質としては、ポルトランドセ
メント、高炉セメント、コロイドセメント、石膏
等があり、好ましくはこれとカルシウムアルミネ
ート系セメント急硬剤を併用する。このような水
硬性物質配合の可撓性物質は、乾燥しても収縮が
小さいというメリツトを有する。水硬性物質の配
合量は、水膨張性ポリウレタン樹脂とゴム類の合
計量100部に対し、水硬性物質20−300部が好まし
い。
また、上記可撓性物質には、適当な吸水性物質
を添加することができる。吸水性物質としては、
カルボキシル基、カルボン酸塩、カルボン酸イミ
ド、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物等のカ
ルボキシル基またはカルボキシル基に誘導し得る
基を分子内に一個もしくは2個以上有するα、β
−不飽和化合物を主成分とし、必要に応じてその
他のα、β−不飽和化合物を加え重合させたも
の、あるいは、さらにこれらをイソシアネート類
で変性したものが挙げられる。
このような吸水性樹脂としては、デンプン/ア
クリル酸グラフト共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソーダの架
橋剤、ビニルェステル/エチレン系不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体の鹸化物等の公知の高吸水
性高分子を挙げることができる。
さらに、上記の可撓性物質は、イオウ等の架橋
剤を用いて加硫することができる。
また、上記可撓性物質は、得られる成形品の水
膨張率が10−350%となるように配合を調節する
のが好ましく、特に、40−250%とするのがさら
に好ましい。
4はセパレーターで、両端部にねじ5を設ける
と共に、そのねじ5の基端にストツパー9を形成
する。
10はコンクリート壁、11はセパレーター4
のねじ5に螺合していた截頭円錐状の端子を取除
いた跡のコンクリート壁10にできた端子跡穴で
ある。
次にその閉塞具の使用法を説明する。閉塞具a
をその小径側から穴11に入れて本体1のねじ孔
6をセパレーター4の端部に当てた後、係合部7
に工具を係合し本体1を回転させてそのねじ孔6
をセパレーター4のねじ5にねじ込めば、第4図
に示すように、閉塞具aはその本体1がセパレー
ター4のねじ5に螺着し穴11内に入り込んで固
定し、且つその閉塞具aの筒体8の外周面が穴1
1の内周面に、両端縁が穴11の底面および本体
1の段部2にそれぞれ圧接して閉塞具aにより穴
11を埋める。
従つて、壁10の表面から穴11と閉塞具aの
本体1の周面間の隙間に浸透する雨水等の水は、
水膨張性ゴム製筒体8により受止められて壁10
内に浸透するのを防止される。
一方、上記の穴11と本体1の周面間の隙間に
浸透した水が水膨張性ゴム製筒体8に当れば、該
筒体8が膨張し、その筒体8の両端縁が穴11の
底面と本体1の段部2に、内外両周面が本体1の
小径部3と穴11の周面にそれぞれ強力に圧接し
て穴11と閉塞具aとの間の隙間における水の壁
10内への浸透防止を助長する。
(考案の効果) この考案のコンクリート壁に生じたセパレータ
ーの端子跡穴の閉塞具は、下記のような顕著な効
果を有する。
(1) 閉塞具を工具によりセパレーターのねじにね
じ込んで螺着するから、その取付けは確実堅固
で、閉塞具が外側へ移動したり、脱落するおそ
れはない。
(2) 閉塞具の本体に外嵌する筒体を水膨張性ゴム
により製作し、且つその筒体が穴の底面とセパ
レーターのねじに螺着した本体の段部との間に
挟まれて穴および本体の周面に圧接するから、 (イ) 水膨張性ゴム製筒体が穴の底面および周面
に接触し、それらの接触面積が広くてその筒
体による止水効果が大である。
(ロ) 壁表面から穴と閉塞具の本体の周面間の隙
間に浸透する雨水等の水は、その本体外方の
水膨張性ゴム製筒体により受止められて壁内
に浸透するのを防止される。
(ハ) 上記の穴と閉塞具の本体の周面間の隙間に
浸透した雨水等の水が水膨張性ゴム製筒体に
当れば、その筒体が膨張し、且つ、その筒体
は両端縁が穴の底面と本体の段部に圧接する
と共にそれらにより軸心方向への膨張を阻止
されて半径方向に膨張し、穴および本体の周
面に広い面積で強力に圧接してそれらの間の
隙間を確実に塞ぎ、その隙間における水の壁
内への浸透防止を助長する。
(3) 従つて、水が壁表面から穴と閉塞具の間の隙
間を通つて壁内のセパレーター部に浸透するこ
とがないため、 (イ) セパレーターが錆びるのを防止して構造物
の耐久性を増大する。
(ロ) 錆を含んだ水が壁表面に流出して壁表面の
美観を損うおそれがない。
(4) 部品数が少なく、構造が簡単で容易安価に製
作でき、その取付け操作は簡易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る閉塞具の正
面図、第2図は側面図、第3図は分解斜視図、第
4図はコンクリート壁に生じたセパレーターの端
子跡穴を上記閉塞具によつて埋めた状態の正断面
図である。 1……本体、2……段部、3……小径部、4…
…セパレーター、5……ねじ、6……ねじ孔、7
……工具係合部、8……水膨張性ゴム製筒体、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉塞具の本体の外周面の中間適当箇所に段部を
    設けてそれより小径側の外径を小径に形成し、小
    径側端面の中心にはセパレーター端部のねじに螺
    合するねじ孔を、大径側端面には工具係合部をそ
    れぞれ設け、その本体の小径部には、外周面がテ
    ーパーで大径側端縁が本体の段部に当接し小径側
    端縁が本体の小径側端面と合致する水膨張性ゴム
    製筒体を外嵌してなるコンクリート壁に生じたセ
    パレーターの端子跡穴の閉塞具。
JP7102086U 1986-05-12 1986-05-12 Expired JPH0247130Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7102086U JPH0247130Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

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JP7102086U JPH0247130Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

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JPS62182337U JPS62182337U (ja) 1987-11-19
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JPH01206266A (ja) * 1988-02-12 1989-08-18 Nec Kyushu Ltd プローブカード

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JPS62182337U (ja) 1987-11-19

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