JP2525819Y2 - マンホール蓋のカギ穴パッキング - Google Patents

マンホール蓋のカギ穴パッキング

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JP2525819Y2
JP2525819Y2 JP4346591U JP4346591U JP2525819Y2 JP 2525819 Y2 JP2525819 Y2 JP 2525819Y2 JP 4346591 U JP4346591 U JP 4346591U JP 4346591 U JP4346591 U JP 4346591U JP 2525819 Y2 JP2525819 Y2 JP 2525819Y2
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keyhole
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孝治 山口
義賢 小野
利数 前田
勇 市塚
弘 井上
昭夫 板垣
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Adeka Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Asahi Denka Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マンホール蓋のカギ穴
から水、泥水、土砂等が侵入しないように塞ぐマンホー
ル蓋のカギ穴パッキングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路に敷設された、電気、ガス、上下水
道、電話配管などのマンホールの蓋には、該蓋を取り外
す際に鉤を引っ掛けるためのカギ穴が2箇所〜4箇所設
けられているのが普通である。
【0003】上記カギ穴はマンホールの蓋を貫通して開
いた穴であり、ここから水、泥水、土砂等がマンホール
内に侵入するが、従来は、これを防ぐ積極的な手立ては
何らなされておらず、水、泥水、土砂等がマンホール内
へ侵入し、管内の配管部などの腐食と汚染を促進する上
に、その清掃作業には大変な手間と時間がかかる問題が
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かかる問題を解決する
ためには、上記カギ穴に栓部材を嵌め込んで密封するこ
とが考えられるが、このようにすることは、マンホール
自体の数が極めて多いことからカギ穴の数も多く、実施
することは非常に困難であり、また一旦栓部材を埋め込
んでカギ穴を密封してしまうと、マンホール蓋を開く
際、栓部材をカギ穴から外すのも非常に困難であり、非
現実的である。
【0005】従って、本考案の目的は、多数のマンホー
ル蓋のカギ穴を、止水性よく極めて簡単に密封すること
のでき、また極めて簡単に取り外すことのできる、マン
ホール蓋のカギ穴パッキングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、全部または一
部が水膨潤性ゴムからなり、上面周辺部にマンホール蓋
のカギ穴に係止する鍔部を有し、且つ上面中央部に取り
外し用フックを有することを特徴とするマンホール蓋の
カギ穴パッキングを提供することによって上記の目的を
達成したものである。
【0007】
【作用】本考案のマンホール蓋のカギ穴パッキングは、
全部又は一部が水膨潤性ゴムからなり、水に接触すると
膨張してカギ穴を密封する。
【0008】従って、いちいち止水に注意しつつ栓を嵌
め込むような手間のかかる作業をしなくても、単にカギ
穴パッキングをマンホール蓋のカギ穴内に入れるだけで
よく、極めて簡単に行え、また止水性がよい。
【0009】また、上面周辺部の鍔部がカギ穴の周縁に
係止し、カギ穴パッキングがカギ穴からマンホール内に
落下するのが防止され、また該鍔部により止水性が更に
向上する。
【0010】また、上面中央部にある取り外し用フック
に引っ掛け具を引っ掛けたり、あるいは該取り外し用フ
ックを摘んだりすることができ、カギ穴への取り付け作
業、又はカギ穴からの取り外し作業が容易である。
【0011】
【実施例】以下、本考案のマンホール蓋のカギ穴パッキ
ングの一実施例を図面を参照し説明する。
【0012】図1、図2及び図3は本考案のマンホール
蓋のカギ穴パッキングの一実施例を示し、図1は斜視
図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3はカギ穴パ
ッキングによりマンホール蓋のカギ穴を塞いだ状態を示
す平面図である。
【0013】本実施例のカギ穴パッキング1は、その全
部または一部が水膨潤性ゴムからなり、マンホール蓋5
のカギ穴6の形状に合わせ、ブロック状で中央部分が円
柱状に膨出した形状に形成してあり、水と接触して膨張
したときに該カギ穴6の内面に密着し、該カギ穴6を密
封し得るようにしてある。
【0014】そして、上記カギ穴パッキング1の上面周
辺部には、上記カギ穴6の内縁に係止して落下を防止し
且つ止水性を向上させるための鍔部2を一体的に設けて
ある。また、上記カギ穴パッキング1の上面中央部に
は、略半球状の凹部3を設け、該凹部3内には、針金や
プラスチック棒等からなる取り外し用フック4を架け渡
し、該取り外し用フック4に引っ掛け具を引っ掛けるこ
とにより上記カギ穴パッキング1の上記カギ穴6への取
り付け、上記カギ穴6からの取り外しが容易にできるよ
うにしてある。
【0015】尚、上記カギ穴パッキング1は底面側で左
右方向の寸法及び前後方向の寸法が若干小さくなるよう
にテーパー状に形成してある。
【0016】ここで、上記カギ穴パッキング1を形成す
る水膨潤性ゴムとして好ましいのは、水膨潤性ポリウレ
タン樹脂と、天然ゴム、合成ゴム、もしくは再生ゴム等
の混合物からなる水膨潤性ポリウレタン含有可撓性物質
である。
【0017】かかる可撓性物質は、一般式、R〔(O
R)n〕pOH(ここにRは多価アルコール残基:(O
R)はオキシエチレン基と炭素数3〜4のアルキレン基
を有するオキシアルキレン基とからなるポリオキシアル
キレン鎖、ただし、オキシエチレン基の割合は分子量の
20〜100%を占める。:nはオキシアルキレン基の
重合度を示す数で水酸基当量が200〜2500となる
に相当する数:pは2〜8、好ましくは2〜4の数)で
示されるポリエーテルポリオールの一種または二種異常
の混合物と、ポリイソシアネート基含有ウレタンポリマ
ーと、架橋剤とを、上記ゴム類で混練硬化させて得るこ
とができる。
【0018】上記一般式における多価アルコール残基に
係る多価アルコールとしては、例えば二価アルコール
(エチレングリコール、プロピレングリコール等)、三
価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン
等)、四価アルコール(エリトリット、ペンタエリトリ
ット等)、五価アルコール(アラビット、キシリット
等)、六価アルコール(ソルビット、マンニット等)等
がある。
【0019】上記一般式で示されるポリエーテルポリオ
ールは、かかる多価アルコールにアルキレンオキサイド
を所望の分子量となるように付加せしめて製造できる。
かかる付加はランダムでもブロックでもよい。オキシエ
チレン基の割合が20%以下では膨潤性が不十分とな
り、止水材としてあまり好ましくない。ポリイソシアネ
ートとしては任意のものが使用できる。ウレタンポリマ
ーの末端に存在するイソシアネート基は1〜12%、よ
り好ましくは2〜7%である。
【0020】上記架橋剤としては、1分子当り2〜6個
の活性水素を有し、活性水素当りの平均分子量30〜1
5000のポリオール、ポリアミン(低分子量ポリオー
ル、低分子量ポリオールとアルキレンオキサイドとの付
加重合物、低分子量ポリアミン、低分子量ポリアミンと
アルキレンオキサイドとの付加重合物等)、あるいは上
記化合物の混合物を用いることができる。
【0021】上記可撓性物質においては、ゴム類100
部に対し水膨潤性ポリウレタン樹脂20〜800部の割
合で配合するのが好ましい。
【0022】他の好ましい可撓性物質としては、上記水
膨潤性ポリウレタン樹脂とゴム類とからなる組成物に、
さらに水硬性物質を配合したものが挙げられる。使用で
きる水硬性物質としては、ポルトランドセメント、高炉
セメント、コロイドセメント、石膏等があり、好ましく
はこれとカルシウムアルミネート系セメント急硬剤を併
用する。このような水硬性物質配合の可撓性物質は、乾
燥しても収縮が小さいというメリットを有する。水硬性
物質の配合量は、水膨潤性ポリウレタン樹脂とゴム類の
合計量100部に対し、水硬性物質20〜300部が好
ましい。
【0023】また、上記可撓性物質には、適当な吸水性
物質と添加することができる。このような吸水性物質と
しては、カルボキシル基、カルボン酸塩、カルボン酸イ
ミド、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物等のカルボ
キシル基またはカルボキシル基に誘導し得る基を分子内
に1個もしくは2個以上有するα、β−不飽和化合物を
主成分とし、必要に応じてその他のα、β−不飽和化合
物を加え重合させたもの、あるいはさらにこれらをイソ
シアネート類で変性したものが挙げられる。
【0024】このような吸水性物質(吸水性樹脂)とし
ては、デンプン/アクリル酸グラフト共重合体、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソー
ダの架橋物、ビニルエステル/エチレン系不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体の鹸化物等の公知の高吸水性高分
子が挙げられる。
【0025】さらに、上記可撓性物質は、イオウ等の架
橋剤を用いて加硫することができる。
【0026】さらにまた、上記可撓性物質は、得られる
成形品の水膨潤率が10〜350%となるように配合を
調節するのが好ましく、特に40%〜250%とするの
がさらに好ましい。
【0027】以上のように構成された本実施例のマンホ
ール蓋のカギ穴パッキング1によれば、単にマンホール
蓋5のカギ穴6内に入れるだけで、水と接触して膨張す
ることにより該カギ穴6の内面に密着するため、止水に
注意しつつ該カギ穴6内に嵌め込むような手間の係るこ
とをしなくても済み、極めて簡単で且つ止水性よくカギ
穴6を密封することができる。
【0028】また、カギ穴パッキング1の鍔部2がカギ
穴6の周縁に係止するため、カギ穴パッキング1をカギ
穴6内に入れる際等において、カギ穴パッキング1がマ
ンホール内に落下するおそれがない。
【0029】また、取り外し用フック4に引っ掛け具を
引っ掛けることができるため、カギ穴パッキング1をカ
ギ穴6に取り付ける作業や、カギ穴6から取り外す作業
が容易に行える。
【0030】尚、上記実施例において、カギ穴パッキン
グ1の全部を水膨潤性ゴムから形成するのが最も好まし
いが、一部分を非水膨潤性ゴムからなるものでもよい。
例えば、カギ穴パッキング1の本体部分を水膨潤性ゴム
で形成し、上面周辺部の鍔部2を非水膨潤性ゴムから形
成してもよく、このようにすると、管内の湿度が高い下
水道などにおいて、下方から湿気によって膨張し、止水
を図ることができる。また、カギ穴パッキング1の本体
部分を非水膨潤性ゴムで形成し、上面周辺部の鍔部2を
水膨潤性ゴムから形成してもよく、このようにすると、
上方からの雨水の侵入などを防止することができる。
【0031】また、上記実施例では、取り外し用フック
4をカギ穴パッキング1と別体に設けた場合を示した
が、図4及び図5に示すように、凹部3内にフックとし
ての仕切壁7を一体的に設けて、該仕切壁7を摘んで取
り付け、取り外しを行うようにしてもよい。また、該仕
切り壁7に引っ掛け具を引っ掛けるための穴を設けるよ
うにしてもよい。
【0032】
【考案の効果】本考案のマンホール蓋のカギ穴パッキン
グは、多数のマンホール蓋のカギ穴を、止水性よく極め
て簡単に密封することができ、また極めて簡単に取り外
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマンホール蓋のカギ穴パッキングの一
実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案のマンホール蓋のカギ穴パッキングの一
実施例を示す図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1に示すカギ穴パッキングによってマンホー
ル蓋のカギ穴を塞いだ状態を示す斜視図である。
【図4】カギ穴パッキングの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図5】図4のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 カギ穴パッキング 2 縁部 3 凹部 4 フック 5 マンホール蓋 6 カギ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前田 利数 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 市塚 勇 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (72)考案者 井上 弘 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (72)考案者 板垣 昭夫 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−45858(JP,U) 実開 昭63−86155(JP,U) 実開 平3−32272(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全部または一部が水膨潤性ゴムからな
    り、上面周辺部にマンホール蓋のカギ穴に係止する鍔部
    を有し、且つ上面中央部に取り外し用フックを有するこ
    とを特徴とするマンホール蓋のカギ穴パッキング。
JP4346591U 1991-06-11 1991-06-11 マンホール蓋のカギ穴パッキング Expired - Lifetime JP2525819Y2 (ja)

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JP4346591U JP2525819Y2 (ja) 1991-06-11 1991-06-11 マンホール蓋のカギ穴パッキング

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JPH04138444U JPH04138444U (ja) 1992-12-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101208590B1 (ko) * 2012-01-10 2012-12-06 한국아이엔지 주식회사 맨홀뚜껑 개폐 보호 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101208590B1 (ko) * 2012-01-10 2012-12-06 한국아이엔지 주식회사 맨홀뚜껑 개폐 보호 장치

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