JPS6328253Y2 - - Google Patents

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JPS6328253Y2
JPS6328253Y2 JP1981047450U JP4745081U JPS6328253Y2 JP S6328253 Y2 JPS6328253 Y2 JP S6328253Y2 JP 1981047450 U JP1981047450 U JP 1981047450U JP 4745081 U JP4745081 U JP 4745081U JP S6328253 Y2 JPS6328253 Y2 JP S6328253Y2
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JP
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water
plate
concrete
swellable
water stop
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JP1981047450U
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JPS57159910U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、土木及び建築分野における構造物の
コンクリート構造物の打ち継ぎ部の止水板に関す
るものである。
従来かかる止水板としては合成ゴム又は塩化ビ
ニール等を材質とし、複数の膨出部を有する複雑
な断面形状の板体を用いている。
すなわち、この止水板をコンクリート構造物の
打ち継ぎ部に埋設し、浸透水の侵入経路を止水板
の断面形状により長く複雑化させて透水抵抗を増
大化させようとするものである。
しかし、このような従来の止水板では、止水効
果を増大させるには大幅の止水板としなければな
らず、鉄筋や鉄骨等が散在するコンクリート構造
物では埋込み自体に支障をきたすこともありう
る。
また、断面形状が複雑なために、その周囲に打
設されたコンクリートがまわり切らずジヤンカや
ボイドができ易くかえつて漏水の原因となること
もある。
一方、上記不都合を防止するために、例えば特
公昭51−776号に示されるように粘着性の高い未
加硫プチルゴム系の材質を用いて、セメント又は
コンクリート面と止水板とを接着させて止水効果
を高めようとするものもある。
しかし、未加硫プチルゴムが粘着性を発揮でき
るのはあくまでコンクリート硬化後、コンクリー
ト面に水分がなくなつてからであり、特に土木の
トンネルや水路、建築の地下ビツトの工事等周囲
に地下水等が充満し型枠内にコンクリートを打設
した直後から止水が必要な場合では役に立たない
ものである。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
コンクリート打設後すぐに予備的な止水効果を発
揮し、しかもコンクリート硬化後は半永久的な完
全な止水というように時間差をもつた段階的な止
水ができ、かつ小型で取扱い易いコンクリート構
造物の打ち継ぎ止水板を提供することにある。
しかしてこの目的は止水板の構造を、遅効性の
水膨潤性組成物で製造した板体の外側面に、速効
性の水膨潤性組成物を間隔を存して帯状にその表
面が外側に露出するように埋設したものとするこ
とにより達成される。
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の止水板の斜視図で、約24時間
後から水膨潤効果を発揮する速効性の水膨潤性組
成物2で製造した板体1の外側面に、約1〜3時
間後から水膨潤効果を発揮する速効性の水膨潤性
組成物3を間隔を存して複数条(図示では2条)
帯状に埋設したものである。
埋設方法としては、板体1の外側面に溝4を設
けて、この溝4内に水膨潤性組成物3を埋込むか
または板体1を形成する水膨潤性組成物2と一体
的に押出し成形してもよい。
このようにして、前記速効性の水膨潤性組成物
3は、前記板体1の外側面にその表面が外側に露
出するように配設される。
さらに必要に応じて板体1の中央に鉄板、合成
樹脂等の芯材5を置き、この芯材5を水膨潤性組
成物2で被覆することも考えられる。
一方、上記組成物2及び3を構成する水膨潤性
物質としては、膨潤性ポリウレタン樹脂、あるい
は膨潤性ポリビニルのごとき、水膨潤性高分子物
質を用いる。
さらに、例えば特開昭51−96848号に示される
ような膨潤性ポリウレタン樹脂を用いた場合に、
これを未加硫プチルゴムコンパウンド、加硫型ゴ
ムコンパウンド等を加えたり、また、熱可塑性エ
ラストマーや反応性末端基を有する液状ゴムを加
えて粘着性や耐アルカリ性を増すようにしてもよ
い。
一方、遅効性、速効性の相違は、膨潤性ポリウ
レタン樹脂等の親水基を有する物質の重量比又は
上記膨潤性ウレタン樹脂等と他の粘着性のあるゴ
ムまたは樹脂との混合割合の差で定めることがで
き、親水基含有物質の量が多いほど、速効的な水
膨潤効果を発揮できる。
他例として、膨潤性ウレタン樹脂、又は膨潤性
ポリビニルアルコールと熱可塑性エラストマーを
混合して得た組成物は、膨潤性ウレタン樹脂等と
反応性末端基を有する液体ゴムを混合して得た組
成物よりも速効性を有し、前者を上記組成物3
に、後者を組成物2としてもよい。
さらに、同じ熱可塑性エラストマーを加える場
合でも混合物で未加硫の状態では速効性となり、
加硫した場合では遅効性となる。
なお、水膨潤性組成物は運搬途中や貯蔵中に水
に触れると膨潤してしまう恐れがあるので、第4
図、第5図、第6図に示すように板体1の周囲を
ポリエチレンフイルム6,6′で半面ずつ覆い、
使用時にこのポリエチレンフイルム6,6′を取
除いて板体1の周囲を露出するようにする。この
中で、第6図は板体1を横向きに置いて使用する
場合を示したものである。
また、第5図に示すように板体1の上下端に尖
り部1aを設けておけば、打設コンクリート中に
板体1を差入れるのに抵抗を受けないでスムーズ
に挿入できる。
次に使用法及び作用について説明すると、第2
図に示すように縦方向に板体1を挿入する場合は
先に打設したコンクリート7により板体1の下半
分が固定されるので、打ち継ぎコンクリート7′
により板体1が動いてしまうことはないが、第3
図のように捨てコンや床盤等で先に打設したコン
クリート7上に板体1を水平方向に置いて用いる
ような場合には、板体1を通常の接着剤を用いて
コンクリート7の面上に接着固定する。
このようにして、既設コンクリート7と打ち継
ぎコンクリート7′、又は7″との打ち継ぎ面が水
膨潤性組成物3同士の中間にくるように板体1が
止水板として配設され、まず速効性の水膨潤性組
成物3が水膨潤する。
板体1を構成する水膨潤性組成物2自体も反発
弾性力を有するが、水膨潤性組成物3が膨潤し、
この部分の露出部分が外側に突き出てくることに
より、打ち継ぎコンクリート7′又は7″が未硬化
の場合でもその膨潤圧で予備的な止水をなすこと
ができる。
次いで、コンクリート7′,7″が硬化後は、遅
効性の水膨潤性組成物2が水膨潤し始め、板体1
の全体が膨らむ形となり、広い範囲で半永久的な
完全止水を行なうことになる。
以上述べたように本考案のコンクリート構造物
の打ち継ぎ止水板は、コンクリート打設後すぐに
予備的な止水効果を発揮し、かつコンクリート硬
化後は半永久的な止水というように時間差を置い
て段階的な止水ができるので、特に周囲に水が多
い場合に有効となるものである。
さらに止水は水膨潤性組成物の水膨潤作用によ
る膨潤圧で行なうので、コンクリートの収縮その
他にも充分追従した完全止水を行なうことがで
き、また板自体も小型で取扱いやすいものとする
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の止水板の実施例を示す斜視
図、第2図、第3図は使用例を示す縦断正面図、
第4図、第5図及び第6図はそれぞれ止水板の他
の実施例を示す縦断正面図である。 1……板体、1a……尖り部、2……遅効性の
水膨潤性組成物、3……速効性の水膨潤性組成
物、4……溝、5……芯材、6,6′……ポリエ
チレンフイルム、7,7′,7″……コンクリー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遅効性の水膨潤性組成物で製造した板体の外側
    面に、速効性の水膨潤性組成物を間隔を存して帯
    状にその表面が外側に露出するように埋設したこ
    とを特徴とするコンクリート構造物の打ち継ぎ止
    水板。
JP1981047450U 1981-04-03 1981-04-03 Expired JPS6328253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981047450U JPS6328253Y2 (ja) 1981-04-03 1981-04-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981047450U JPS6328253Y2 (ja) 1981-04-03 1981-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS57159910U JPS57159910U (ja) 1982-10-07
JPS6328253Y2 true JPS6328253Y2 (ja) 1988-07-29

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ID=29844256

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192239A (ja) * 1984-10-05 1986-05-10 住友化学工業株式会社 コンクリ−ト打継目用止水材
JP2014173229A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Maeda Corp 壁部を有するコンクリート構造物の打ち継ぎ部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101636A (en) * 1979-01-25 1980-08-02 Dainichiseika Color Chem Sealing material capable of being swollen with water

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JPS57159910U (ja) 1982-10-07

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