JPH0619684Y2 - コンクリート接合部の止水構造 - Google Patents
コンクリート接合部の止水構造Info
- Publication number
- JPH0619684Y2 JPH0619684Y2 JP1984126948U JP12694884U JPH0619684Y2 JP H0619684 Y2 JPH0619684 Y2 JP H0619684Y2 JP 1984126948 U JP1984126948 U JP 1984126948U JP 12694884 U JP12694884 U JP 12694884U JP H0619684 Y2 JPH0619684 Y2 JP H0619684Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- concrete
- joint
- metal rod
- swellable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンクリート接合部の止水構造に関する。
従来コンクリート構造物の強度向上のため、接合部を挟
んで連接されたコンクリート構造物間に亘って異形金棒
等の金属棒材を埋め込むことが行なわれている。
んで連接されたコンクリート構造物間に亘って異形金棒
等の金属棒材を埋め込むことが行なわれている。
この場合、コンクリートに配合する骨材(小石)に塩分
が含まれていると、硬化したコンクリートと金属棒材と
の間のすきまに上記接合部から水が浸入し、金属が錆び
てコンクリート破壊が起きる恐れがある。
が含まれていると、硬化したコンクリートと金属棒材と
の間のすきまに上記接合部から水が浸入し、金属が錆び
てコンクリート破壊が起きる恐れがある。
本考案は上述のようなコンクリート破壊の防止を目的と
するもので、斯る目的を、接合部を挟んで連接されたコ
ンクリート構造物間に亘って金属棒材及び止水板が埋設
されたコンクリート構造物における上記接合部の止水構
造において、上記金属棒材における埋設部分であって上
記接合部に連なる部分の周囲に、水膨潤性ポリウレタン
樹脂からなる水膨潤性シール材が、その一部を上記接合
部に露出させて被覆されていることを特徴とするコンク
リート接合部の止水構造を提供することにより達成した
ものである。
するもので、斯る目的を、接合部を挟んで連接されたコ
ンクリート構造物間に亘って金属棒材及び止水板が埋設
されたコンクリート構造物における上記接合部の止水構
造において、上記金属棒材における埋設部分であって上
記接合部に連なる部分の周囲に、水膨潤性ポリウレタン
樹脂からなる水膨潤性シール材が、その一部を上記接合
部に露出させて被覆されていることを特徴とするコンク
リート接合部の止水構造を提供することにより達成した
ものである。
以下に、本考案のコンクリート接合部の止水構造につい
て詳述する。
て詳述する。
本考案で用いられる上記水膨潤性シール材を形成する水
膨潤性ポリウレタン樹脂として特に好ましいものは、水
膨潤性ポリウレタンと天然ゴム、合成ゴム、もしくは再
生ゴム等の混合物からなる可撓性物質である。
膨潤性ポリウレタン樹脂として特に好ましいものは、水
膨潤性ポリウレタンと天然ゴム、合成ゴム、もしくは再
生ゴム等の混合物からなる可撓性物質である。
上記水膨潤性シール材は、上記可撓性物質をプレス成
型、押出成型、あるいは金型などによってリング状、あ
るいはチューブ状に成型されたものであり、上記金属棒
材にはめこんで使用され、該金属棒材を被覆する。
型、押出成型、あるいは金型などによってリング状、あ
るいはチューブ状に成型されたものであり、上記金属棒
材にはめこんで使用され、該金属棒材を被覆する。
金属棒材として異形金棒を用いる場合には、異形金棒の
形状によってはリング、チューブをはめこむのに時間が
かかり、また金棒とリング、チューブとの間にすきまが
出来て初期止水が完全でない場合があるため、異形金棒
に成形品をはめこむよりも厚塗りが容易な一液タイプあ
るいは二液タイプの液状水膨潤性ポリウレタン樹脂を塗
布する方が良く、この場合、塗布された該液状水膨潤性
ポリウレタン樹脂は、水膨潤性ポリウレタン樹脂からな
る水膨潤性シール材を形成することになる。
形状によってはリング、チューブをはめこむのに時間が
かかり、また金棒とリング、チューブとの間にすきまが
出来て初期止水が完全でない場合があるため、異形金棒
に成形品をはめこむよりも厚塗りが容易な一液タイプあ
るいは二液タイプの液状水膨潤性ポリウレタン樹脂を塗
布する方が良く、この場合、塗布された該液状水膨潤性
ポリウレタン樹脂は、水膨潤性ポリウレタン樹脂からな
る水膨潤性シール材を形成することになる。
以下、本考案のコンクリート接合部の止水構造を第1図
に示す一実施例について説明する。
に示す一実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、第1図にお
いて、1、1′は接合部(目的部)を挟んで連接された
コンクリート構造物で、該コンクリート構造物1、1′
間に亘って異形金棒(金属棒材)2、2′が差し渡され
ている。また接合部における止水を図るために止水板3
が埋め込まれている。上記金属棒材2、2′における埋
設部分であって上記接合部に連なる部分の周囲に、水膨
潤性ポリウレタン樹脂(水膨潤性ポリウレタン含有可撓
性物質)からなる水膨潤性シール材4が、その一部を上
記接合部に露出させて被覆されている。このシール材4
はコンクリートの打設に先立って、型枠がセットしてい
るときにはめこまれるもので、コンクリート打設後はシ
ール材4は、その埋設部分であって上記接合部に連なる
部分がコンクリート構造物1、1′中に埋めこまれるよ
うな位置にはめこまれることにより、本考案の止水構造
が形成される。
いて、1、1′は接合部(目的部)を挟んで連接された
コンクリート構造物で、該コンクリート構造物1、1′
間に亘って異形金棒(金属棒材)2、2′が差し渡され
ている。また接合部における止水を図るために止水板3
が埋め込まれている。上記金属棒材2、2′における埋
設部分であって上記接合部に連なる部分の周囲に、水膨
潤性ポリウレタン樹脂(水膨潤性ポリウレタン含有可撓
性物質)からなる水膨潤性シール材4が、その一部を上
記接合部に露出させて被覆されている。このシール材4
はコンクリートの打設に先立って、型枠がセットしてい
るときにはめこまれるもので、コンクリート打設後はシ
ール材4は、その埋設部分であって上記接合部に連なる
部分がコンクリート構造物1、1′中に埋めこまれるよ
うな位置にはめこまれることにより、本考案の止水構造
が形成される。
第2図は、本考案の別の実施例を示す断面図で、第1図
に示す実施例における水膨潤性シール材4にかえて、液
状水膨潤性ポリウレタン樹脂が塗布されて形成された、
水膨潤性ポリウレタン樹脂からなる水膨潤性シール材5
が被覆されている。即ち、本実施例においては、上記金
属棒材2における上記接合部部分及びその両端に連なる
埋設部分に亘ってそれらの周囲に水膨潤性ポリウレタン
樹脂からなる水膨潤性シール材5が被覆されて本考案の
止水構造が形成されている。
に示す実施例における水膨潤性シール材4にかえて、液
状水膨潤性ポリウレタン樹脂が塗布されて形成された、
水膨潤性ポリウレタン樹脂からなる水膨潤性シール材5
が被覆されている。即ち、本実施例においては、上記金
属棒材2における上記接合部部分及びその両端に連なる
埋設部分に亘ってそれらの周囲に水膨潤性ポリウレタン
樹脂からなる水膨潤性シール材5が被覆されて本考案の
止水構造が形成されている。
本考案の止水構造においては、コンクリート構造物間の
接合部(目的部)に連なる、コンクリート構造物と金属
棒材との間に、前記水膨潤性シール材が存在するため、
接合部からコンクリート構造物と金属棒材との隙間に水
が浸入すると、この浸入水は必ず水膨潤性シール材に接
するから、それらが膨張してコンクリート構造物と金属
棒材との間の隙間を防ぎ、コンクリート内部への水の浸
透を防止する。
接合部(目的部)に連なる、コンクリート構造物と金属
棒材との間に、前記水膨潤性シール材が存在するため、
接合部からコンクリート構造物と金属棒材との隙間に水
が浸入すると、この浸入水は必ず水膨潤性シール材に接
するから、それらが膨張してコンクリート構造物と金属
棒材との間の隙間を防ぎ、コンクリート内部への水の浸
透を防止する。
第1図は、本考案の止水構造の一実施例を示す断面図、
第2図は、別の実施例を示す断面図である。 1、1′……コンクリート構造物 2、2′……異形金棒(金属棒材) 3……止水板 4,5……水膨潤性シール材
第2図は、別の実施例を示す断面図である。 1、1′……コンクリート構造物 2、2′……異形金棒(金属棒材) 3……止水板 4,5……水膨潤性シール材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−169149(JP,A) 特開 昭54−22922(JP,A) 特開 昭58−160386(JP,A) 特開 昭57−14512(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】接合部を挟んで連接されたコンクリート構
造物間に亘って金属棒材及び止水板が埋設されたコンク
リート構造物における上記接合部の止水構造において、
上記金属棒材における埋設部分であって上記接合部に連
なる部分の周囲に、水膨潤性ポリウレタン樹脂からなる
水膨潤性シール材が、その一部を上記接合部に露出させ
て被覆されていることを特徴とするコンクリート接合部
の止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984126948U JPH0619684Y2 (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | コンクリート接合部の止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984126948U JPH0619684Y2 (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | コンクリート接合部の止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141710U JPS6141710U (ja) | 1986-03-17 |
JPH0619684Y2 true JPH0619684Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30685602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984126948U Expired - Lifetime JPH0619684Y2 (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | コンクリート接合部の止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619684Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2514872Y2 (ja) * | 1989-12-25 | 1996-10-23 | 日本テトラパック株式会社 | 包装用ウエブにストリップテープを粘着する装置への移送テープのガイド装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422922A (en) * | 1977-07-19 | 1979-02-21 | Takenaka Komuten Co | Water stop for concrete structure |
JPS57169149A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-18 | Hitachi Shipbuilding Eng Co | Water stopping of concrete structure |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP1984126948U patent/JPH0619684Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6141710U (ja) | 1986-03-17 |
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