JPH0241427Y2 - - Google Patents

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JPH0241427Y2
JPH0241427Y2 JP1985056069U JP5606985U JPH0241427Y2 JP H0241427 Y2 JPH0241427 Y2 JP H0241427Y2 JP 1985056069 U JP1985056069 U JP 1985056069U JP 5606985 U JP5606985 U JP 5606985U JP H0241427 Y2 JPH0241427 Y2 JP H0241427Y2
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water
swellable
substance
present
shrinkage
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は管継手部の止水材に関する。
[従来の技術と問題点] 従来から管継手部の止水材として、水膨潤性物
質が用いられている。水膨潤性物質は水と接触す
ると、膨張してすきまを密封するので漏水防止に
優れた効果を発揮するものであるが、水と接触し
た際微量の抽出物があるので、上水道の止水に用
いることは避けられてきた。
本考案の止水材は、水に対する溶出のない通常
の非水膨潤性ゴムを主体とし、これに水膨潤性物
質を補助的に用いて、水膨潤性物質の優れた止水
効果を取り入れるとともに、水と水膨潤性物質が
止水の初期段階を除いて直接に接触しないような
仕組みをもたせたものである。
従つて、本考案の管継手部の止水材は、止水性
に優れるとともに溶出物がなく、上水道に好適に
用いられる。
[問題点を解決するための手段] 本考案の管継手部の止水材は、非水膨潤性弾性
体からなる主体に、水膨潤性物質の膨張により変
形して管継手部の隙を密封することのできる非水
膨潤性弾性体からなる腕部を設け、該腕部内側に
水膨潤性物質と水硬性物質を含有する低収縮性水
膨潤性物質を保持せしめてなることを特徴とす
る。
本考案に用いられる上記低収縮性水膨潤性物質
は、必須の成分として水膨潤性物質と水硬性物質
を含有する。
上記水膨潤性物質としては、水膨潤性ウレタン
樹脂、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、デンプ
ン−アクリル酸グラフト共重合体、、スチレン−
無水マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソ
ーダの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレ
イン酸反応体の架橋物、ビニルエステル−エチレ
ン系不飽和カルボン酸又はそのケン化物等があげ
られる。
中でも好ましいのは、水膨潤性ウレタン樹脂で
あり、特に、末端イソシアネート基含有水膨潤性
ポリウレタンプレポリマーと、水及び/又は硬化
剤の反応によつて得られるペースト状ポリウレタ
ン樹脂が好ましい。
水膨潤性ウレタン樹脂を用いる場合、ゴム及
び/又はエラストマーを併用することが強度を向
上させる上で好ましく、そのようなゴム類として
は、天然ゴム、合成ゴム(SBR,IR,NBR,
CR,BR,EPDM)、再生ゴム等をあげることが
できる。
また、本考案に用いられる水硬性物質として
は、水硬性セメントが好ましく、その他石膏も利
用できる。水硬性セメントとしては、各種ボルト
ランドセメント、高炉セメント、特殊セメント等
があげられる。
また水硬性物質には、セメント系急硬剤を添加
するのが好ましく、そのようなセメント系急硬剤
としては、カルシウムアルミネート系無機物、す
なわち、CaOとAl2O3の焼成物、溶融混合物、も
しくはこれらと石膏を混合したカルシウムスルホ
アルミネート等があり、市販品としては「デンカ
ES」(電気化学(株)製商品名)がある。上記の水膨
潤性物質、ゴム類、水硬性物質などの配合割合
は、用いる物質の種類により異なるが、得られる
低収縮性水膨潤性物質(成形品)の水膨潤率が10
−350容量%、好ましくは40−250容量%となるよ
うに調整するのが好ましい。
本考案の低収縮性水膨潤性物質には、さらに安
定剤、増量剤等を適宜加えることもできる。この
場合も低収縮性水膨潤性物質の成形品の水膨潤率
は上記の範囲内を外れないようにする。なお、本
考案の低収縮性水膨潤性物質の収縮率は非常に小
さく、実用的期間内では、収縮を無視できる程度
である。
本考案の低収縮性水膨潤性物質は、上記必須成
分、任意成分を適当な方法で混合し、リング状止
水材に成形するが、特にゴム類を添加した場合
は、ロール、ニーダー、バンバリーミキサー等通
常のゴム混練機を用いて配合し、押出成形機、プ
レス成形機により成形するのが好ましい。この場
合、架橋剤を添加するのが好ましい。架橋剤とし
てはイオウ、有機イオウ化合物、有機過酸化物、
金属酸化物、アルキルフエノール等のゴム加硫
剤、ポリチオール、ポリアミン、アゾ化合物等を
用いることができる。
本考案に用いられる非水膨潤性弾性体とは、通
常のゴム類等を用いることができる。
本考案の管継手部に止水材の一例を第1図に示
す。第1図の止水材は、長尺の非水膨潤性弾性体
を主体1とし、この主体1に長手方向に沿つて凹
部2を形成するように腕部1aが設けられてい
る。腕部1aは凹部2の一壁を構成し、やや肉薄
につくられており、腕部1aの内壁に接して長尺
状の水膨潤性物質層3がセツトされている。
第1図の止水材を管継手部にセツトした使用状
態を第2図に示す。
第2図において、一方の管4と他方の管4′の
継手部に本考案の止水材を装着すると、最初の段
階では腕部1aを越えて水が止水材の凹部2に流
れ込む。しかしながら、流れ込んだ水が凹部2内
の水膨潤性物質3と接触すると、水膨潤性物質3
は膨張し、腕部1aを変形させ、上に押し上げる
ので、管4,4′間は密封されるとともに、以後
水膨潤性物質3が水と接触しなくなる。
このとき、水膨潤性物質3が、低収縮性水膨潤
性物質であると、一旦膨張した水膨潤性物質が容
易に収縮せず、密封状態を長期に渡つて維持する
から非常に止水性が向上する。
本考案の止水材の他の一例を第3図に示す。
第3図の止水材は、長尺の水膨潤性弾性体を主
体1とし、この主体1上に、水膨潤性物質により
変形可能な腕部1aが設けられている。腕部1a
は内面に水膨潤性物質層3を有する断面略U字形
の可変部1cと、この可変部1cを主体1に連結
する支持体1bからなつている。
第3図の止水材を管継手部にセツトした使用状
態を第4図に示す。
第4図において、一方の管4と他方の管4′の
継手部に本考案の止水材を装着すると、最初の段
階では腕部1aを越えて水が流出するが、流れ出
た水が腕部1aの水膨潤性物質3と接触すると、
水膨潤性物質3は膨張し、腕部1aの可変部1c
を変形させ広げるので、管4,4′間は密封され
るとともに、以後水膨潤性物質3が水と接触しな
くなる。
このとき、水膨潤性物質3が、低収縮性水膨潤
性物質であると、一旦膨張した水膨潤性物質が容
易に収縮せず、密封状態を長期に渡つて維持する
から非常に止水性が向上する。
[考案の効果] 以上のような本考案の止水材は、水膨潤性物質
の優れた止水効果をたくみに取り入れ、止水性を
向上させるとともに、溶出物を出さないようにし
た安全な止水材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の管継手部の止水材の一例を
示す斜視図である。第2図は、本考案の止水材
(第1図のもの)を管継手部に適用した使用状態
を示す断面図である。第3図は本考案の管継手部
の止水材の他の一例を示す断面図である。第4図
は、本考案の止水材(第3図のもの)を管継手部
に適用した使用状態を示す断面図である。 1……非水膨潤性物質からなる主体、1a……
腕部、1b……支持部、1c……可変部、2……
凹部、3……水膨潤性物質層、4,4′……管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非水膨潤性弾性体からなる主体に、水膨潤性物
    質の膨張により変形して管継手部の隙を密封する
    ことのできる非水膨潤性弾性体からなる腕部を設
    け、該腕部内側に水膨潤性物質と水硬性物質を含
    有する低収縮性水膨潤性物質を保持せしめてなる
    管継手部の止水材。
JP1985056069U 1985-04-17 1985-04-17 Expired JPH0241427Y2 (ja)

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JPS6227284U JPS6227284U (ja) 1987-02-19
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