JPH0218189Y2 - - Google Patents

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JPH0218189Y2
JPH0218189Y2 JP1984172355U JP17235584U JPH0218189Y2 JP H0218189 Y2 JPH0218189 Y2 JP H0218189Y2 JP 1984172355 U JP1984172355 U JP 1984172355U JP 17235584 U JP17235584 U JP 17235584U JP H0218189 Y2 JPH0218189 Y2 JP H0218189Y2
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water
swellable
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shrinkage
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリート型枠セパレータに関す
る。
[従来の技術とその問題点] 水膨潤性物質を止水板に用いたセパレータは、
既に実開昭54−1141318号で提案されているが、
これまでの水膨潤性物質は、水と接触して一旦膨
張した後、乾燥状態になると収縮してもとに戻る
ものでしかなく、これをセパレータに適用した場
合、乾燥状態における止水性(急速な出水があつ
た場合など)に大きな問題があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案にセパレータはこれを解決したもので、
必須成分として水膨潤性物質と水硬性物質を混練
してなる低収縮性水膨潤性物質からなる止水板を
はめこんでなるコンクリート型枠用のセパレータ
である。
本考案に用いられる上記低収縮性水膨潤性物質
は、必須の成分として水膨潤性物質と水硬性物質
を含有する。
上記水膨潤性物質としては、水膨潤性ウレタン
樹脂、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、デンプ
ン−アクリル酸グラフト共重合体、スチレン−無
水マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソー
ダの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイ
ン酸反応体の架橋物、ビニルエステル−エチレン
系不飽和カルボン酸又はそのケン化物等があげら
れる。
中でも好ましいのは、水膨潤性ウレタン樹脂で
あり、特に、末端イソシアネート基含有水膨潤性
ポリウレタンプレポリマーと、水及び/又は硬化
剤の反応によつて得られるペースト状ポリウレタ
ン樹脂が好ましい。
水膨潤性ウレタン樹脂を用いる場合、ゴム及
び/又はエラストマーを併用することが強度を向
上させる上で好ましく、そのようなゴム類として
は、天然ゴム、合成ゴム(SBR、IR、NBR、
CR、BR、EPDM)、再生ゴム等をあげることが
できる。
また、本考案に用いられる水硬性物質として
は、水硬性セメントが好ましく、その他石膏も利
用できる。水硬性セメントとしては、各種ボルト
ランドセメント、高炉セメント、特殊セメント等
があげられる。
また水硬性物質には、セメント系急硬剤を添加
するのが好ましく、そのようなセメント系急硬剤
としては、カルシウムアルミネート系無機物、す
なわち、CaOとAl2O3の焼成物、溶融混合物、も
しくはこれらと石膏を混合したカルシウムスルホ
アルミネート等があり、市販品としては「デンカ
ES」(電気化学(株)商品名)がある。
上記の水膨潤性物質、水硬性物質、ゴム類、水
硬性物質などの配合は、得られる低収縮性水膨潤
性物質(成形品)の水膨潤率が10−350容量%、
好ましくは40−250容量%となるように調整する
のが好ましい。
本考案の低収縮性水膨潤性物質には、さらに安
定剤、増量剤等を適宜加えることもできる。
本考案の低収縮性水膨潤性物質は、上記必須成
分、任意成分を適当な方法で混合し、止水板に成
形するが、特にゴム類を添加した場合は、ロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー等通常のゴム
混練機を用いて配合し、押出成形機、プレス成形
機により成形するのが好ましい。この場合、架橋
剤を添加するのが好ましい。架橋剤としてはイオ
ウ、有機イオウ化合物、有機過酸化物、金属酸化
物、アルキルフエノール等のゴム加硫剤、ポリチ
オール、ポリアミン、アゾン化合物等を用いるこ
とができる。
本考案の低収縮性水膨潤性物質成形品の低収縮
性のテスト結果を次に示す。
プロピレングリコールにエチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドを付加させた平均分子量
5000、エチレンオキサイド含量78%のポリエーテ
ル1モルと、トルイレンジイソシアネート3モル
の反応により得られるウレタンプレポリマー50部
に、40%MOCA5部を40℃で反応させ、同じ温度
で6000cpsの水膨潤性ベースト状ポリウレタン樹
脂を製造した。
天然ゴム100部、上記水膨潤性ペースト状ポリ
ウレタン樹脂130部、ポルトランドセメント400
部、セメント急硬剤(デンカES)400部、カーボ
ンブラツク10部、ジフエニルグアニジン(安定
剤)2部、亜鉛華3部を20cmオープンロールで混
練し、これを140℃で10分間プレスし2mmのシー
トを得た。このシートの水膨潤率(水中12日の容
積変化率)は133%、乾燥21日後の膨潤率(水中
12日後の膨潤した試験片の厚さ方向の寸法を100
したときの、21日室内放置した後の厚さ方向の寸
法の変化率)は93%であつた。
一方、天然ゴム100部、上記製造の水膨潤性ペ
ースト状ポリウレタン樹脂75部、カーボンブツク
10部、炭酸カルシウム50部、ジフエニルグアニジ
ン2部を用いて上記例と同様にして作成した成形
品は、水膨潤率130%、乾燥21日後の膨潤率3%
であつた。
以上のようにして得られる低収縮性水膨潤性物
質を、例えば円盤状の止水板に成形し、棒状セパ
レータにはめこむことによつて本考案のセパレー
タが得られる。
[考案の効果] 本考案のセパレータにはめこまれた低収縮性水
膨潤性物質からなる止水板は、水膨潤性に優れる
ばかりでなく、水を吸収後、水硬性物質の骨格
(マトリツクス)ができるので、水中で安定で溶
出物も少なく、乾燥しても収縮が少ない。よつて
恒常的に止水効果に優れた止水材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のセパレータの一例を示す斜
視図、第2図は本考案のセパレータの使用状態を
示すコンクリート構造物の断面図である。 1……止水板、2……棒状セパレータ、3,
3′……型枠、4……コンクリート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 必須成分として水膨潤性物質と水硬性物質を混
    練してなる低収縮性水膨潤性物質からなる止水板
    をはめ込んでなるコンクリート型枠用のセパレー
    タ。
JP1984172355U 1984-11-15 1984-11-15 Expired JPH0218189Y2 (ja)

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JP1984172355U JPH0218189Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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JP1984172355U JPH0218189Y2 (ja) 1984-11-15 1984-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS6187835U JPS6187835U (ja) 1986-06-09
JPH0218189Y2 true JPH0218189Y2 (ja) 1990-05-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115333U (ja) * 1984-01-10 1985-08-05 白石 希与彦 止水リング

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Publication number Publication date
JPS6187835U (ja) 1986-06-09

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